JP2003028318A - 建設機械用多連方向切換弁 - Google Patents

建設機械用多連方向切換弁

Info

Publication number
JP2003028318A
JP2003028318A JP2001217714A JP2001217714A JP2003028318A JP 2003028318 A JP2003028318 A JP 2003028318A JP 2001217714 A JP2001217714 A JP 2001217714A JP 2001217714 A JP2001217714 A JP 2001217714A JP 2003028318 A JP2003028318 A JP 2003028318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
directional control
port
pilot
directional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001217714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4963333B2 (ja
Inventor
Kensuke Ioku
賢介 井奥
Hitoshi Segawa
均 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP2001217714A priority Critical patent/JP4963333B2/ja
Publication of JP2003028318A publication Critical patent/JP2003028318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4963333B2 publication Critical patent/JP4963333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数のアクチュエータを備えた建設機械など
において、各アクチュエータに圧油を供給する多連方向
切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、
建設機械の小型化に寄与する。 【解決手段】 スプール孔39に摺動自在に挿入された
スプール38の移動に伴い、供給通路とアクチュエータ
ポートとを、またはアクチュエータポートとタンク通路
とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を
複数個備え、前記複数の方向切換弁の少なくとも一つ
が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプール38
を移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機
械用多連方向切換弁において、前記多連方向切換弁に、
前記リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポー
トを有したポートブロック22を一体的に設け、前記パ
イロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを
前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアクチュエ
ータへ圧油を供給する多連方向切換弁に関し、例えば、
油圧ショベル等の複数のアクチュエータを備えたクロー
ラ車両などの建設機械において、複数のアクチュエータ
等の制御に用いられる建設機械用多連方向切換弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の油圧アクチュエータを有し
たクローラ車両などの建設機械においては、例えば、走
行クローラからはみ出さない範囲で旋回を行うような小
旋回タイプのものが多く採用されるようになってきてい
る。そのため、このような建設機械に設けられ、各アク
チュエータに圧油を供給する多連方向切換弁の設置につ
いても、省スペース化が求められている。
【0003】建設機械用多連方向切換弁としては、例え
ば、図14に示すようなものが用いられている。これ
は、スプールが移動することで、各アクチュエータと圧
力源またはタンクと接続して圧油の給排を行う方向切換
弁を複数個有したものである。この複数の方向切換弁の
うちのいくつかについては、パイロット操作式の方向切
換弁となっており、その側面において図示しないリモコ
ン弁と油圧配管を介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
において、例えば(a)の点線部で示すように、パイロ
ット操作式方向切換弁以外の方向切換弁の側面の部分が
無駄な空間となってしまい、また、パイロット操作式方
向切換弁に接続された油圧配管の周辺部についても、同
じく無駄なデットスペースとなってしまう。そのため、
多連方向切換弁の設置に対する省スペース化要求の観点
からみて望ましくないものであるが、複数の配管を接続
するという構成上やむを得ないものであった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みることにより、
複数のアクチュエータを備えた建設機械などにおいて、
各アクチュエータに圧油を供給する多連方向切換弁の設
置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の
小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の建設機械用多連方向切換弁は、ポンプに通
じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通
するスプール孔と、前記スプール孔に接続するととも
に、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通する
タンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブ
ロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入された
スプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエ
ータポートとを、または前記アクチュエータポートと前
記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える
方向切換弁を複数個備え、前記複数の方向切換弁の少な
くとも一つが、リモコン弁からのパイロット圧によりス
プールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である
建設機械用多連方向切換弁において、前記多連方向切換
弁に、前記リモコン弁からの配管が接続されるパイロッ
トポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記
パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートと
を前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し
たことを特徴とする
【0007】この構成によると、多連方向切換弁に、リ
モコン弁からの配管が接続されるパイロットポートを有
したポートブロックを一体的に設け、パイロット操作式
方向切換弁とパイロットポートとを本体ブロックに形成
したパイロット通路で接続しているため、各パイロット
操作式方向切換弁それぞれにリモコン弁から延設した油
圧配管を個別に接続するといった必要が発生しない。ま
た、リモコン弁から延びる油圧配管は、パイロットポー
トにおいて集合的に多連方向切換弁に接続されるため、
かかる接続スペースを効率よく配することが可能にな
る。したがって、多連方向切換弁の設置に関して、大幅
な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する
建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0008】請求項2に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項1において、前記ポートブロックを多連方
向切換弁の端部に配設したことを特徴とする。
【0009】この構成によると、リモコン弁から延設さ
れる油圧配管を効率よく集合配置することが可能にな
り、請求項1の場合に加えて、更に省スペース化を図る
多連方向切換弁の設置を実現することができる。
【0010】請求項3に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項2において、前記パイロット操作式方向切
換弁を2つ以上有した前記多連方向切換弁において、前
記ポートブロックを前記多連方向切換弁の両側端部に各
々配設したことを特徴とする。
【0011】この構成によると、複数のパイロット操作
式方向切換弁の各々が、両端部に配設されたポートブロ
ックのうちそれぞれ近接する方のポートブロックに対し
て接続するようにパイロット通路を設けることが可能に
なる。したがって、リモコン弁から延設される油圧配管
を効率よく集合配置するとともに、本体ブロックに形成
されるパイロット通路も少なくてすみ、製作工数的にも
優れた建設機械用多連方向切換弁を提供することができ
る。
【0012】請求項4に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項3において、前記パイロット操作式方向切
換弁を2つ以上有した前記多連方向切換弁であって、前
記ポートブロックが前記複数のパイロット操作式方向切
換弁の間に配設されていることを特徴とする。
【0013】この構成によると、それぞれのパイロット
操作式方向切換弁から、それらの間に配設されているポ
ートブロックまでパイロット通路を形成すればよく、パ
イロット通路を少なくすることができる。そして、ポー
トブロックを集約して設置することも可能なため、ポー
トブロックとパイロット通路を効率よく配置でき、製作
工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を得ること
ができる。
【0014】請求項5に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記ポートブ
ロックに、前記リモコン弁と前記パイロット操作式方向
切換弁との接続パターンを変更するパターン切換弁を一
体的に設けたことを特徴とする。
【0015】この構成によると、経済的に優れた効果を
もたらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができ
る。一般的に、複数のアクチュエータを備えた建設機械
などにおいては、例えば、特開2001−40702号
公報に開示されるように、操作レバーに連結したリモコ
ン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パターンを
切り換えて、操作パターンを可変とすることができるパ
ターン切換弁を用いることが多い。かかるパターン切換
弁が設置される際においては、例えば、パターン切換弁
は建設機械の後方に、多連方向切換弁は座席の下に、リ
モコン弁は建設機械の前方といったように、建設機械の
限られたスペース内で分けて配置される場合が多い。こ
の場合、リモコン弁から延設される配管は、建設機械の
前方から後方に引き回され、パターン切換弁を経由して
多連方向切換弁に接続されることになる。すなわち、パ
ターン切換弁の設置作業だけでなく、建設機械内で前述
のように迂回する配管を延設する作業が必要となる。し
かし、請求項1〜4のいずれかの構成により、省スペー
ス化を図って効率のよい設置を可能にする多連方向切換
弁の優位性を有効的に活用し、更に、ポートブロックに
一体的にパターン切換弁を設けることで、建設機械の限
られたスペース内においても、パターン切換弁が一体的
に設けられた多連方向切換弁を設置することが可能にな
る。したがって、パターン切換弁と多連方向切換弁との
間の配管を不要とし、更に、従来のような迂回する配管
延設作業を省き、非常に少ない配管作業でパターン切換
が可能な構造を実現でき、且つ、パターン切換弁を個別
に設置する作業も不要となり、経済的に優れた効果をも
たらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0016】請求項6に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項1〜5において、各々の本体ブロックを連
結棒で連結することで構成され、前記本体ブロックに設
けられて前記連結棒が挿入される連結孔の内周と前記連
結棒の外周との間に空間を形成し、この空間によって前
記パイロット通路の少なくとも一部が構成されることを
特徴とする。
【0017】この構成によると、請求項1〜5の場合に
比して、更にパイロット通路を少なくすることができ、
より製作工数を削減した建設機械用多連方向切換弁を得
ることができる。
【0018】請求項7に記載の建設機械用多連方向切換
弁は、請求項1〜6において、前記パイロットポートと
前記アクチュエータポートとが、同一方向に開口してい
ることを特徴とする。
【0019】この構成によると、油圧アクチュエータに
接続している油圧配管に隣接して、パイロットポートに
接続する油圧配管を配設することができるため、更に効
率のよい油圧配管の配設を実現でき、配管接続によって
発生するデットスペースを削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る実
施例1〜6について、図面を参照しながら説明する。図
1〜3は実施例1を、図4は実施例2を、図5及び図6
は実施例3を、図7は実施例4を、図8及び図9は実施
例5を、図10及び図11は実施例6をそれぞれ示した
ものである。以下、実施例毎に説明する。
【0021】(実施例1)図1は、実施例1に係る多連
方向切換弁1を示す平面図であり、図2は、その油圧回
路図を示すものであるが、例えば、図13に示すような
複数の油圧アクチュエータと走行クローラを備えたミニ
ショベル101などの建設機械において、複数のアクチ
ュエータを制御するために用いられるものである。図1
及び図2において、多連方向切換弁1は、隣接して順次
配列され、各油圧アクチュエータに接続される複数の方
向切換弁11〜19と、ポンプに通じて圧油が供給され
る2つのブロック(第1ブロック20、第2ブロック2
1)と、図示しないリモコン弁と接続されるポートブロ
ック22とを有しており、後述する連結棒によって一体
的に連結されている。
【0022】方向切換弁11〜19は、図13に示すミ
ニショベル101の各アクチュエータにそれぞれ接続さ
れるアクチュエータポートA1〜9、B1〜9をそれぞ
れ有している。各方向切換弁に対応するアクチュエータ
の幾つかは図13にあらわれており、これを参照する
と、方向切換弁11はドーザ23に連結したシリンダ2
4用であり、方向切換弁12はブームスイングアクチュ
エータ(図示せず)用、方向切換弁13は旋回アクチュ
エータ(図示せず)用、方向切換弁14は予備(サービ
ス)であり使用されておらず、方向切換弁15はアーム
25のアームシリンダ26用、方向切換弁16は左側走
行モータ27用、方向切換弁17は右側走行モータ28
用、方向切換弁18はブーム29のブームシリンダ30
用、方向切換弁19はバケット31のバケットシリンダ
32用である。
【0023】図1、図2において、多連方向切換弁1の
方向切換弁13、15、18、19については、操作レ
バーと連結したリモコン弁からのパイロット圧により作
動するパイロット操作式方向切換弁となっている。
【0024】また、第1ブロック20は、ポンプポート
P3とタンクポートT1を有して方向切換弁13と14
の間に配設され、第2ブロック21は、ポンプポートP
1及びP2を有して方向切換弁16と17の間に配設さ
れている。
【0025】これらポンプポートP1、P2、P3は、
それぞれ図示しないポンプと接続され、圧油を多連方向
切換弁1に供給する供給口を構成するものであるが、図
2に示すように、ポンプポートP1は方向切換弁17〜
19に、ポンプポートP2は方向切換弁14〜16に、
ポンプポートP3は方向切換弁11〜13に、それぞれ
第1供給通路34、第2供給通路35、第3供給通路3
6を介して通じている。これらの各供給通路は、連設さ
れた方向切換弁を連通するように形成されている。そし
て、各方向切換弁に通じた供給通路は、それぞれ各方向
切換弁に形成される内部通路を通してそれぞれのアクチ
ュエータポートと連通している。この内部通路等の構造
の詳細については、後述する。
【0026】また、タンクポートT1は、各方向切換弁
から各アクチュエータへと送られた後に再び方向切換弁
へと戻った油を回収するために設けられる図示しないタ
ンクと接続されるものである。なお、タンクポートT1
と各方向切換弁とは、連設された方向切換弁を連通する
ように形成されるタンク通路40で接続されている。
【0027】ポートブロック22は、図1に示すよう
に、リモコン弁からの油圧配管が接続される複数のパイ
ロットポート33a〜f等を有しており、多連方向切換
弁1の端部に配設されている。これらのうちパイロット
ポート33a〜dについては、アクチュエータポートA
1〜9、B1〜9と同一方向に開口しているため、パイ
ロットポートに接続する油圧配管を効率よく配設するこ
とが可能になる。そして、各パイロットポートは、図1
及び図2に点線で示すように、前述したパイロット操作
式方向切換弁13、15、18、19の両端部とそれぞ
れ接続され、各方向切換弁を作動させるためのパイロッ
ト圧を加えることが可能となっている。なお、パイロッ
トポートとパイロット操作式方向切換弁とを接続するパ
イロット通路48〜55の構造については、後述する。
【0028】ここで、各方向切換弁の内部構造について
詳しく説明する。方向切換弁11〜19については、略
同様な内部構造を有しており、その代表として、方向切
換弁13について、図1〜3をもとに説明するが、本説
明は、他の方向切換弁の内部構造についての説明を兼ね
るものである。
【0029】図3は、方向切換弁13の断面図(図1に
おけるC−C線矢視断面)を示したものである。この方
向切換弁13は、複数の内部通路が形成された本体ブロ
ック37と、それらの内部通路を適宜接続または遮断を
行うことが可能なスプール38とを有している。本体ブ
ロック37に形成されている内部通路としては、ポンプ
ポートP3に通じて圧油が供給される第3供給通路36
の一部を構成する個別供給通路42と、個別供給通路4
2に連通路43及び44を介して連通し、スプール38
が摺動自在に挿入されるスプール孔39と、スプール孔
39の略中心に設けられるアンロード通路41と、スプ
ール孔39に接続するとともにタンク通路40に連通す
る個別タンク通路40aと、油圧アクチュエータ(方向
切換弁13においては旋回アクチュエータ)に連通し、
スプール孔39にそれぞれ連通路45および46を介し
て接続されるアクチュエータポートA3及びB3と、を
備えている。また、個別供給通路42と連通路43及び
44の間には、それらの間の流路を接続または遮断状態
に開閉可能なチェック弁47が設けられている。
【0030】また、本体ブロック13の下部には、パイ
ロット通路48〜55が形成されている。このうちパイ
ロット通路48及び55については、それぞれスプール
38の両端部に形成された油圧室48b及び55bに、
連通路48a及び55aを通じて接続している。この構
成により、パイロット圧を油圧室48bまたは55bに
加え、スプール孔39の内部にてスプール38を両側に
摺動するように移動させることができるようになってい
る。なお、油圧室48bにおいては、バネ56が設けら
れ、スプール38に一定の付勢力を与えることができる
ようになっており、両端部に油圧が加えられていない状
態(タンク圧状態)では、図3のようにスプール38が
中心に位置(中立位置)して、スプール孔39と、その
他の内部通路40及び43〜46とを遮断状態としてい
る。
【0031】以上の本体ブロック37の構成により、リ
モコン弁からパイロット圧が加えられてスプール38が
移動することで、個別供給通路42とアクチュエータポ
ート45または46とが、もしくはアクチュエータポー
ト45または46と個別タンク通路40aとが、接続も
しくは遮断状態に切り換えられるものである。ちなみ
に、図3において、スプール38が中立位置から右方向
に移動させられると、アンロード通路41が遮断される
とともに連通路43と45が互いに連通し、且つ、連通
路46と個別タンク通路40aも連通する。また、アン
ロード通路41の遮断によって個別供給通路42への油
圧が上昇してチェック弁47を上方に押し開き、連通路
43及び45を経てアクチュエータポートA3から圧油
がアクチュエータへ送り出される(図示しないが、この
場合は、例えば、旋回アクチュエータが右旋回となるよ
うに接続している)。アクチュエータを経由した油は、
アクチュエータポートB3に戻り、連通路46を経て個
別タンク通路40aからタンク通路40へと至り、図示
しないタンクへと送られる。また、スプール38が、中
立位置から図中左方向に移動させられると、個別供給通
路42から供給される圧油がアクチュエータポートB3
からアクチュエータへ送り出され(このときは、例え
ば、旋回アクチュエータを左旋回させる)、アクチュエ
ータポートA3に戻り、タンクへと至ることになる。
【0032】なお、説明は割愛するが、パイロット通路
48及び55以外についても同様であり、パイロット通
路49及び54は方向切換弁15に、パイロット通路5
0及び53は方向切換弁18に、パイロット通路51及
び52は方向切換弁19に、それぞれ接続している。
【0033】ここで、パイロット通路51及び52につ
いては、多連方向切換弁を一体的に連結する連結棒57
及び58が挿入される連結孔を利用して形成されてい
る。多連方向切換弁1の各方向切換弁は、各々の本体ブ
ロックにより構成されているが、これらの本体ブロック
は、上側に2本の連結棒59及び60と、下側に2本の
連結棒57及び58とで連結されている(図3参照)。
そして、本体ブロックに設けられて連結棒57及び58
がそれぞれ挿入される連結孔の内周と連結棒57および
58の外周との間に空間が形成されるような寸法構成と
することで、この空間によってパイロット通路51及び
52を構成するものである。これにより、パイロット通
路の製作工数を削減することが可能になる。なお、パイ
ロット通路51及び52については、必ずしも連結棒5
7及び58の配設構成を利用して形成されるものでなく
てもよく、例えば、図12に示すように、連結棒59及
び60がそれぞれ挿入される連結孔の内周と連結棒59
及び60の外周との間に空間を形成することで構成する
ものであってもよい。
【0034】また、パイロット操作式方向切換弁以外の
方向切換弁については、パイロット圧ではなく、操作レ
バーからの操作によりスプールの移動が行われるが、そ
れ以外の構造については、ほぼ同様であるため、説明を
割愛する。
【0035】以上説明した構成を有することにより、実
施例1に係る多連方向切換弁1は、リモコン弁からの配
管が接続されるパイロットポートを有したポートブロッ
ク22が一体的に設けられ、パイロット操作式方向切換
弁とパイロットポートとを本体ブロックに形成したパイ
ロット通路で接続されているため、各パイロット操作式
方向切換弁それぞれにリモコン弁から延設した油圧配管
を個別に接続するといった必要が発生しない。また、リ
モコン弁から延びる油圧配管は、パイロットポートにお
いて集合的に多連方向切換弁に接続されるため、かかる
接続スペースを効率よく配することが可能になる。した
がって、多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペ
ース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械
用多連方向切換弁を提供することができる。
【0036】以下、本発明に係る実施例2〜6について
順次説明するが、実施例1の説明と重複するところにつ
いては、適宜割愛しながら説明を行う。なお、実施例1
の場合と同様の構成要素については、同じ番号を付して
説明を行う。
【0037】(実施例2)図4に、実施例2に係る多連
方向切換弁2の平面図を示す。本実施例に示す多連方向
切換弁2は、基本的には、実施例1に係る多連方向切換
弁1とほぼ同様の構成を有している。しかし、ポートブ
ロック22の配設構成が、多連方向切換弁1とは異なっ
ている。多連方向切換弁1においては、ポートブロック
22は、ドーザ用の方向切換弁11に隣接する端部に一
体的に取り付けられている。しかし、多連方向切換弁2
においては、バケット用の方向切換弁19に隣接する位
置、すなわち多連方向切換弁1とは逆側の端部に、ポー
トブロック22が一体的に取り付けられている。
【0038】ポートブロック22が、逆側の端部に取り
付けられることで、パイロット通路48〜55の構成
も、多連方向切換弁1の場合とは異なっている。すなわ
ち、ポートブロック22から最も離れた位置となるパイ
ロット操作式方向切換弁が、方向切換弁13となるた
め、これに接続するパイロット通路48及び55が、最
も長いパイロット通路となる。そして、多連方向切換弁
1の場合とは逆に、図4中右側に位置するパイロット操
作式方向切換弁ほど、方向切換弁の幅方向の外側にパイ
ロット通路が形成され、且つ長さが短いパイロット通路
となっている。なお、多連方向切換弁2においては、本
体ブロックに形成される連結孔の内周と連結棒の外周に
空間を形成することでパイロット通路を構成するのは、
パイロット通路48及び55に対して適用することが望
ましい。
【0039】以上説明した多連方向切換弁2は、ポート
ブロック22が、多連方向切換弁1の場合と逆側の端部
に配設されたものであり、多連方向切換弁1と全く同様
の効果を奏するものである。
【0040】(実施例3)次に、実施例3に係る多連方
向切換弁3について説明する。図5に、多連方向切換弁
3の平面図を、図6にその油圧回路図を示す。これらの
図において示されるように、多連方向切換弁3は、方向
切換弁11〜19、第1ブロック20、第2ブロック2
1の配設構成については、多連方向切換弁1及び2の場
合と同様である。しかし、ポートブロックを22aと2
2bの2つ有しており、それぞれ多連方向切換弁3の両
側端部に配設されている。
【0041】このようにポートブロック22a及び22
bを両端部に配設することで、パイロット操作式方向切
換弁の各々が、それぞれ近接する方のポートブロックに
対してパイロット通路が設けられている。すなわち、方
向切換弁13に通じるパイロット通路48及び55と、
方向切換弁15に通じるパイロット通路49及び54と
は、ポートブロック22aに接続され、方向切換弁18
に通じるパイロット通路50及び53と、方向切換弁1
9に通じるパイロット通路51及び52とは、ポートブ
ロック22bに接続されている。これにより、リモコン
弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置するとと
もに、本体ブロックに形成されるパイロット通路も少な
くてすみ、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切
換弁を提供することができる。さらに、方向切換弁11
〜18を大きくすることなく、パイロット通路48〜5
5を形成することができる。
【0042】(実施例4)実施例4にかかる多連方向切
換弁4の平面図を図7に示す。この多連方向切換弁4
は、ポートブロック22が、複数のパイロット操作式方
向切換弁の間に配設されている。具体的には、図7に示
されるように、第1ブロック20と方向切換弁14に挟
まれる位置にポートブロック22が設けられている。そ
して、このポートブロック22から、それぞれのパイロ
ット操作式方向切換弁に対してパイロット通路が接続さ
れるように形成されている。
【0043】このように、それぞれのパイロット操作式
方向切換弁から、それらの間に配設されているポートブ
ロックまでパイロット通路を形成すればよいため、少な
いパイロット通路で接続することができる。そして、ポ
ートブロックを集約して設置することも可能なため、ポ
ートブロックとパイロット通路を効率よく配置でき、製
作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を得るこ
とができる。さらに、方向切換弁11〜18を大きくす
ることなく、パイロット通路48〜55を形成すること
ができる。
【0044】(実施例5)実施例5に係る多連方向切換
弁5の平面図を図8に、その油圧回路図を図9に示す。
これらの図に示す多連方向切換弁5は、ポートブロック
にリモコン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パ
ターンを変更するパターン切換弁を一体的に設けたもの
である。すなわち、この多連方向切換弁5は、ポートブ
ロックが、方向切換弁19に隣接して多連方向切換弁の
端部に設けられている点では、実施例2にかかる多連方
向切換弁2と同様である。しかし、操作レバーに連結し
たリモコン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パ
ターンを切り換えて操作パターンを変更することができ
るパターン切換弁が、ポートブロックに一体的に設けら
れているものである。つまり、多連方向切換弁5では、
多連方向切換弁2と同様の構成を有することにより、省
スペース化を図って効率よく建設機械に設置することが
可能になっているが、この優位性を有効的に活用し、図
8に示すように、パターン切換弁が一体化されたポート
ブロック61を多連方向切換弁5の端部に配設するもの
である。
【0045】図9の油圧回路図によく示されるように、
多連方向切換弁5のポートブロック61は、複数のパイ
ロット通路が接続するパイロットポートの集合体として
形成されるポート部61aと、このポート部61aの各
パイロットポートとの接続パターンを切り換えて接続可
能で、操作レバー61cと連結されたパターン切換部6
1bとを有している。図9においては、4パターンに接
続切換が可能なパターン切換部61bを例示している。
なお、ポートブロック61以外の構造については、多連
方向切換弁2と同様である。
【0046】このように、多連方向切換弁5において
は、パターン切換弁をポートブロックに対してコンパク
トに一体化するように設けることで、パターン切換弁と
多連方向切換弁との間の配管を不要とし、更に、従来の
ような迂回する配管延設作業を省き、非常に少ない配管
作業でパターン切換が可能な構造を実現でき、且つ、パ
ターン切換弁を個別に設置する作業も不要となり、経済
的に優れた効果をもたらす建設機械用多連方向切換弁を
得ることができる。
【0047】なお、ポートブロック61の配設位置につ
いては、必ずしも方向切換弁19に隣接する側の端部に
設けられているものでなく、方向切換弁11に隣接する
反対側の端部に設けられるものであってもよい。この場
合も多連方向切換弁5と全く同様の効果を奏する。
【0048】(実施例6)最後に、実施例6を説明す
る。本実施例に係る多連方向切換弁6の平面図を図10
に、その油圧回路図を図11に示す。この多連方向切換
弁6は、多連方向切換弁5と同様に、ポート部61a、
パターン切換部61b、操作レバー61cを備えたポー
トブロック61が取り付けられているものであるが、ポ
ートブロック61の配設位置が異なっている。図10及
び図11に示すように、ポートブロック61は、第1ブ
ロック20と方向切換弁14の間に配設されており、ポ
ートブロック以外の配設構造に関しては、実施例4の多
連方向切換弁4と同様である。
【0049】このように、パターン切換弁がポートブロ
ックに一体的に設けられ、且つパイロット操作式方向切
換弁の間に配設される構成によって、配管延設作業を大
幅に削減するとともに、少ないパイロット通路でポート
ブロックと各パイロット操作式方向切換弁とを接続する
ことができる。
【0050】以上説明したいずれの実施例に係る多連方
向切換弁においても、複数のアクチュエータを備えた建
設機械などにおいて、各アクチュエータに圧油を供給す
る多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化
を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連
方向切換弁を提供することが可能になる。
【0051】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように変更して実施してもよ
い。
【0052】(1)本実施形態においては、いずれの実
施例についても、方向切換弁を9個配設されているもの
を例示しているが、このとおりでなくてもよく、いくつ
の方向切換弁を有するものであってもよい。また、パイ
ロット操作式方向切換弁の配設個数についても、本実施
形態例のとおりでなく、いくつであっても本発明が適用
できるものである。
【0053】(2)いずれの実施例においても、同様の
各油圧アクチュエータに同一の順序で接続される配設構
成で説明しているが、必ずしもこのとおりでなくてもよ
い。すなわち、各油圧アクチュエータの種類及び数が、
本実施形態例に示すものと異なる場合や、本実施形態例
に示していないものを含む場合、また配設順序が異なる
場合などであっても、本実施形態の説明から明らかなよ
うに、本発明を適用し得るものである。
【0054】(3)実施例4及び6において、ポートブ
ロックが複数のパイロット操作式方向切換弁の間に配設
される形態について説明しているが、必ずしもこの通り
の配設形態でなくてもよい。すなわち、いずれのパイロ
ット操作式方向切換弁に挟まれるように位置するもので
あってもよい。
【0055】(4)実施例5及び6において、パターン
切換弁がポートブロックと一体化して設けられている例
を説明しているが、同様に、ポートブロック以外のブロ
ックと一体化して設けられるものであってもよい。すな
わち、いずれかの方向切換弁の本体ブロックに一体化し
て設けられるものや、本実施形態例に示す第1または第
2ブロックに一体化して設けられるものであってもよ
い。
【0056】(5)本実施形態においては、リモコン弁
は、操作レバーに連結された油圧式リモコン弁を示した
が、これは、ジョイスティックと電磁比例弁で構成され
るものであってもよい。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明によると、多連方向切換
弁に、リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポ
ートを有したポートブロックを一体的に設け、パイロッ
ト操作式方向切換弁とパイロットポートとを本体ブロッ
クに形成したパイロット通路で接続しているため、各パ
イロット操作式方向切換弁それぞれにリモコン弁から延
設した油圧配管を個別に接続するといった必要が発生し
ない。また、リモコン弁から延びる油圧配管は、パイロ
ットポートにおいて集合的に多連方向切換弁に接続され
るため、かかる接続スペースを効率よく配することが可
能になる。したがって、多連方向切換弁の設置に関し
て、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に
寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することがで
きる。
【0058】請求項2の発明によると、リモコン弁から
延設される油圧配管を効率よく集合配置することが可能
になり、請求項1の場合に加えて、更に省スペース化を
図る多連方向切換弁の設置を実現することができる。
【0059】請求項3の発明によると、複数のパイロッ
ト操作式方向切換弁の各々が、両端部に配設されたポー
トブロックのうちそれぞれ近接する方のポートブロック
に対して接続するようにパイロット通路を設けることが
可能になる。したがって、リモコン弁から延設される油
圧配管を効率よく集合配置するとともに、本体ブロック
に形成されるパイロット通路も少なくてすみ、製作工数
的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を提供すること
ができる。
【0060】請求項4の発明によると、それぞれのパイ
ロット操作式方向切換弁から、それらの間に配設されて
いるポートブロックまでパイロット通路を形成すればよ
く、パイロット通路を少なくすることができる。そし
て、ポートブロックを集約して設置することも可能なた
め、ポートブロックとパイロット通路を効率よく配置で
き、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を
得ることができる。
【0061】請求項5の発明によると、請求項1〜4の
いずれかの構成により、省スペース化を図って効率のよ
い設置を可能にする多連方向切換弁の優位性を有効的に
活用し、更に、ポートブロックに一体的にパターン切換
弁を設けることで、建設機械の限られたスペース内にお
いても、パターン切換弁が一体的に設けられた多連方向
切換弁を設置することが可能になる。したがって、パタ
ーン切換弁と多連方向切換弁との間の配管を不要とし、
更に、従来のような迂回する配管延設作業を省き、非常
に少ない配管作業でパターン切換が可能な構造を実現で
き、且つ、パターン切換弁を個別に設置する作業も不要
となり、経済的に優れた効果をもたらす建設機械用多連
方向切換弁を得ることができる。
【0062】請求項6の発明によると、請求項1〜5の
場合に比して、更にパイロット通路を少なくすることが
でき、より製作工数を削減した建設機械用多連方向切換
弁を得ることができる。
【0063】請求項7の発明によると、油圧アクチュエ
ータに接続している油圧配管に隣接して、パイロットポ
ートに接続する油圧配管を配設することができるため、
更に効率のよい油圧配管の配設を実現でき、配管接続に
よって発生するデットスペースを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る多連方向切換弁を示す
平面図である。
【図2】図1に示す多連方向切換弁の油圧回路図であ
る。
【図3】図1におけるC−C線矢視断面図である。
【図4】本発明の実施例2に係る多連方向切換弁を示す
平面図である。
【図5】本発明の実施例3に係る多連方向切換弁を示す
平面図である。
【図6】図5に示す多連方向切換弁の油圧回路図であ
る。
【図7】本発明の実施例4に係る多連方向切換弁を示す
平面図である。
【図8】本発明の実施例5に係る多連方向切換弁を示す
平面図である。
【図9】図8に示す多連方向切換弁の油圧回路図であ
る。
【図10】本発明の実施例6に係る多連方向切換弁を示
す平面図である。
【図11】図10に示す多連方向切換弁の油圧回路図で
ある。
【図12】実施例1の多連方向切換弁の変形例を説明す
る図である。
【図13】本発明に係る多連方向切換弁が適用可能な建
設機械を示す概略図である。
【図14】従来の技術における多連方向切換弁を示す平
面図である。
【符号の説明】
1〜6 多連方向切換弁 11〜19 方向切換弁 22 ポートブロック 22a、b ポートブロック 33a〜f パイロットポート 34 第1供給通路 35 第2供給通路 36 第3供給通路 37 本体ブロック 38 スプール 39 スプール孔 40 タンク通路 42 個別供給通路 48〜55 パイロット通路 61 ポートブロック 61a ポート部 61b パターン切換部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/122 F15B 11/00 D 3H089 Fターム(参考) 2D003 AA01 CA05 DA03 EA05 2D015 BA04 3H051 AA10 BB10 CC01 CC14 CC15 FF07 3H056 AA09 BB07 BB32 CA02 CB02 CD02 DD02 GG12 3H067 AA17 AA32 AA38 BB08 BB14 CC32 CC33 CC34 DD05 DD12 DD33 EA14 EB03 FF11 GG22 3H089 AA60 BB27 CC01 CC11 DA02 DB34 DB47 DB49 DB55 DB75 GG02 JJ02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプに通じて圧油が供給される供給通
    路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプ
    ール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエ
    ータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータ
    ポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔
    に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供
    給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記ア
    クチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしく
    は遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、 前記複数の方向切換弁の少なくとも一つが、リモコン弁
    からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロ
    ット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁
    において、 前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接
    続されるパイロットポートを有したポートブロックを一
    体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パ
    イロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロ
    ット通路で接続したことを特徴とする建設機械用多連方
    向切換弁。
  2. 【請求項2】 前記ポートブロックを多連方向切換弁の
    端部に配設したことを特徴とする請求項1に記載の建設
    機械用多連方向切換弁。
  3. 【請求項3】 前記パイロット操作式方向切換弁を2つ
    以上有した前記多連方向切換弁において、前記ポートブ
    ロックを前記多連方向切換弁の両側端部に各々配設した
    ことを特徴とする請求項2に記載の建設機械用多連方向
    切換弁。
  4. 【請求項4】 前記パイロット操作式方向切換弁を2つ
    以上有した前記多連方向切換弁において、前記ポートブ
    ロックが前記複数のパイロット操作式方向切換弁の間に
    配設されていることを特徴とする請求項3に記載の建設
    機械用多連方向切換弁。
  5. 【請求項5】 前記ポートブロックに、前記リモコン弁
    と前記パイロット操作式方向切換弁との接続パターンを
    変更するパターン切換弁を一体的に設けたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械用多連方
    向切換弁。
  6. 【請求項6】 前記多連方向切換弁は、各々の本体ブロ
    ックを連結棒で連結することで構成され、前記本体ブロ
    ックに設けられて前記連結棒が挿入される連結孔の内周
    と前記連結棒の外周との間に空間を形成し、この空間に
    よって前記パイロット通路の少なくとも一部が構成され
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の建
    設機械用多連方向切換弁。
  7. 【請求項7】 前記パイロットポートと前記アクチュエ
    ータポートとが、同一方向に開口していることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の建設機械用多連方
    向切換弁。
JP2001217714A 2001-07-18 2001-07-18 建設機械用多連方向切換弁 Expired - Lifetime JP4963333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217714A JP4963333B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 建設機械用多連方向切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217714A JP4963333B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 建設機械用多連方向切換弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003028318A true JP2003028318A (ja) 2003-01-29
JP4963333B2 JP4963333B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=19051991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001217714A Expired - Lifetime JP4963333B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 建設機械用多連方向切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963333B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097743A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Nabco Ltd 建設機械の多連方向切換弁
JP2006233620A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の操縦装置
JP2007143523A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Iseki & Co Ltd トラクタの外部油圧取出装置
JP2008014405A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Nabtesco Corp 建設機械の昇圧回路、建設機械の昇圧回路の供給部体
JP2009072199A (ja) * 2008-10-30 2009-04-09 Iseki & Co Ltd トラクタの油圧装置
KR101546589B1 (ko) 2013-11-28 2015-08-21 주식회사 두산 건설기계용 메인컨트롤밸브
CN105570220A (zh) * 2014-10-17 2016-05-11 徐工集团工程机械股份有限公司 多路阀及液压流量共享系统
JP2017141858A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 ナブテスコ株式会社 方向切換弁及び油圧システム
JP2019052766A (ja) * 2018-12-13 2019-04-04 住友建機株式会社 ショベル及び建設機械用方向制御弁グループ
CN116201537A (zh) * 2023-03-09 2023-06-02 海安县石油科研仪器有限公司 一种石油采收率实验系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105351568B (zh) * 2015-12-15 2018-02-06 宁波飞泰工业自控设备有限公司 一种组合阀及其单阀

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442976U (ja) * 1990-08-09 1992-04-13
JPH0835501A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Nabco Ltd 多連方向切換弁装置
JPH09264439A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd パターン切換装置付リモコン弁
JP2000266002A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御装置
JP2001040702A (ja) * 1999-07-29 2001-02-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 旋回式建設機械
JP2003097743A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Nabco Ltd 建設機械の多連方向切換弁

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442976U (ja) * 1990-08-09 1992-04-13
JPH0835501A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Nabco Ltd 多連方向切換弁装置
JPH09264439A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd パターン切換装置付リモコン弁
JP2000266002A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御装置
JP2001040702A (ja) * 1999-07-29 2001-02-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 旋回式建設機械
JP2003097743A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Nabco Ltd 建設機械の多連方向切換弁

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097743A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Nabco Ltd 建設機械の多連方向切換弁
JP2006233620A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の操縦装置
JP2007143523A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Iseki & Co Ltd トラクタの外部油圧取出装置
JP2008014405A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Nabtesco Corp 建設機械の昇圧回路、建設機械の昇圧回路の供給部体
JP2009072199A (ja) * 2008-10-30 2009-04-09 Iseki & Co Ltd トラクタの油圧装置
KR101546589B1 (ko) 2013-11-28 2015-08-21 주식회사 두산 건설기계용 메인컨트롤밸브
CN105570220A (zh) * 2014-10-17 2016-05-11 徐工集团工程机械股份有限公司 多路阀及液压流量共享系统
JP2017141858A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 ナブテスコ株式会社 方向切換弁及び油圧システム
JP2019052766A (ja) * 2018-12-13 2019-04-04 住友建機株式会社 ショベル及び建設機械用方向制御弁グループ
CN116201537A (zh) * 2023-03-09 2023-06-02 海安县石油科研仪器有限公司 一种石油采收率实验系统
CN116201537B (zh) * 2023-03-09 2024-05-10 夸克能源工程实验室(深圳)有限公司 一种石油采收率实验系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4963333B2 (ja) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5809602B2 (ja) 多連弁装置
KR100413954B1 (ko) 콘트롤 밸브
JP5427370B2 (ja) バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁
JP4963333B2 (ja) 建設機械用多連方向切換弁
EP3677795B1 (en) Valve device
CN107044551B (zh) 换向阀和液压系统
EP1889976B1 (en) Hydraulic circuit structure of a work vehicle.
JP3929411B2 (ja) 一体構造本体を有するマルチプル油圧スプールバルブアセンブリ
JP4963337B2 (ja) 建設機械の多連方向切換弁
US20190072115A1 (en) Fluid pressure control device
JP7121642B2 (ja) 流体圧制御装置
WO2013179969A1 (ja) 多連弁装置
JPH0755031A (ja) 流量応援用方向制御弁
JP2001027203A (ja) 油圧再生回路を有する方向切換弁装置
US8671986B2 (en) Hydraulic controller
JP2003049453A (ja) 建設機械の油圧回路
JP4946836B2 (ja) 油圧制御装置
CN113557339B (zh) 用于土方机器的电液装置
JP6918538B2 (ja) 多連方向切換弁
JP6505630B2 (ja) 方向制御弁
JP7121641B2 (ja) 流体圧制御装置
JP7397561B2 (ja) 弁装置
JP3784147B2 (ja) 走行直進制御機構を有する多連方向切換弁
JP2008115942A (ja) 作業機械の油圧駆動装置
JP3541272B2 (ja) 建設機械の油圧アクチュエータ駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4963333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term