JP4963333B2 - 建設機械用多連方向切換弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアクチュエータへ圧油を供給する多連方向切換弁に関し、例えば、油圧ショベル等の複数のアクチュエータを備えたクローラ車両などの建設機械において、複数のアクチュエータ等の制御に用いられる建設機械用多連方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の油圧アクチュエータを有したクローラ車両などの建設機械においては、例えば、走行クローラからはみ出さない範囲で旋回を行うような小旋回タイプのものが多く採用されるようになってきている。そのため、このような建設機械に設けられ、各アクチュエータに圧油を供給する多連方向切換弁の設置についても、省スペース化が求められている。
【0003】
建設機械用多連方向切換弁としては、例えば、図14に示すようなものが用いられている。これは、スプールが移動することで、各アクチュエータと圧力源またはタンクと接続して圧油の給排を行う方向切換弁を複数個有したものである。この複数の方向切換弁のうちのいくつかについては、パイロット操作式の方向切換弁となっており、その側面において図示しないリモコン弁と油圧配管を介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図14において、例えば(a)の点線部で示すように、パイロット操作式方向切換弁以外の方向切換弁の側面の部分が無駄な空間となってしまい、また、パイロット操作式方向切換弁に接続された油圧配管の周辺部についても、同じく無駄なデットスペースとなってしまう。そのため、多連方向切換弁の設置に対する省スペース化要求の観点からみて望ましくないものであるが、複数の配管を接続するという構成上やむを得ないものであった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、複数のアクチュエータを備えた建設機械などにおいて、各アクチュエータに圧油を供給する多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するの発明の建設機械用多連方向切換弁は、ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、前記複数の方向切換弁の少なくとも一つが、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続したことを特徴とする
【0007】
この構成によると、多連方向切換弁に、リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、パイロット操作式方向切換弁とパイロットポートとを本体ブロックに形成したパイロット通路で接続しているため、各パイロット操作式方向切換弁それぞれにリモコン弁から延設した油圧配管を個別に接続するといった必要が発生しない。また、リモコン弁から延びる油圧配管は、パイロットポートにおいて集合的に多連方向切換弁に接続されるため、かかる接続スペースを効率よく配することが可能になる。したがって、多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0008】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、の発明において、前記ポートブロックを多連方向切換弁の端部に配設したことを特徴とする。
【0009】
この構成によると、リモコン弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置することが可能になり、の発明の場合に加えて、更に省スペース化を図る多連方向切換弁の設置を実現することができる。
【0010】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、の発明において、前記パイロット操作式方向切換弁を2つ以上有した前記多連方向切換弁において、前記ポートブロックを前記多連方向切換弁の両側端部に各々配設したことを特徴とする。
【0011】
この構成によると、複数のパイロット操作式方向切換弁の各々が、両端部に配設されたポートブロックのうちそれぞれ近接する方のポートブロックに対して接続するようにパイロット通路を設けることが可能になる。したがって、リモコン弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置するとともに、本体ブロックに形成されるパイロット通路も少なくてすみ、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0012】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、の発明において、前記パイロット操作式方向切換弁を2つ以上有した前記多連方向切換弁であって、前記ポートブロックが前記複数のパイロット操作式方向切換弁の間に配設されていることを特徴とする。
【0013】
この構成によると、それぞれのパイロット操作式方向切換弁から、それらの間に配設されているポートブロックまでパイロット通路を形成すればよく、パイロット通路を少なくすることができる。そして、ポートブロックを集約して設置することも可能なため、ポートブロックとパイロット通路を効率よく配置でき、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0014】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、1〜4の発明のいずれかにおいて、前記ポートブロックに、前記リモコン弁と前記パイロット操作式方向切換弁との接続パターンを変更するパターン切換弁を一体的に設けたことを特徴とする。
【0015】
この構成によると、経済的に優れた効果をもたらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。一般的に、複数のアクチュエータを備えた建設機械などにおいては、例えば、特開2001−40702号公報に開示されるように、操作レバーに連結したリモコン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パターンを切り換えて、操作パターンを可変とすることができるパターン切換弁を用いることが多い。かかるパターン切換弁が設置される際においては、例えば、パターン切換弁は建設機械の後方に、多連方向切換弁は座席の下に、リモコン弁は建設機械の前方といったように、建設機械の限られたスペース内で分けて配置される場合が多い。この場合、リモコン弁から延設される配管は、建設機械の前方から後方に引き回され、パターン切換弁を経由して多連方向切換弁に接続されることになる。すなわち、パターン切換弁の設置作業だけでなく、建設機械内で前述のように迂回する配管を延設する作業が必要となる。しかし、1〜4の発明のいずれかの構成により、省スペース化を図って効率のよい設置を可能にする多連方向切換弁の優位性を有効的に活用し、更に、ポートブロックに一体的にパターン切換弁を設けることで、建設機械の限られたスペース内においても、パターン切換弁が一体的に設けられた多連方向切換弁を設置することが可能になる。したがって、パターン切換弁と多連方向切換弁との間の配管を不要とし、更に、従来のような迂回する配管延設作業を省き、非常に少ない配管作業でパターン切換が可能な構造を実現でき、且つ、パターン切換弁を個別に設置する作業も不要となり、経済的に優れた効果をもたらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0016】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、1〜5の発明において、各々の本体ブロックを連結棒で連結することで構成され、前記本体ブロックに設けられて前記連結棒が挿入される連結孔の内周と前記連結棒の外周との間に空間を形成し、この空間によって前記パイロット通路の少なくとも一部が構成されることを特徴とする。
【0017】
この構成によると、1〜5の発明の場合に比して、更にパイロット通路を少なくすることができ、より製作工数を削減した建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0018】
の発明の建設機械用多連方向切換弁は、1〜6の発明において、前記パイロットポートと前記アクチュエータポートとが、同一方向に開口していることを特徴とする。
【0019】
この構成によると、油圧アクチュエータに接続している油圧配管に隣接して、パイロットポートに接続する油圧配管を配設することができるため、更に効率のよい油圧配管の配設を実現でき、配管接続によって発生するデットスペースを削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る実施例1〜6について、図面を参照しながら説明する。図1〜3は実施例1を、図4は実施例2を、図5及び図6は実施例3を、図7は実施例4を、図8及び図9は実施例5を、図10及び図11は実施例6をそれぞれ示したものである。以下、実施例毎に説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は、実施例1に係る多連方向切換弁1を示す平面図であり、図2は、その油圧回路図を示すものであるが、例えば、図13に示すような複数の油圧アクチュエータと走行クローラを備えたミニショベル101などの建設機械において、複数のアクチュエータを制御するために用いられるものである。
図1及び図2において、多連方向切換弁1は、隣接して順次配列され、各油圧アクチュエータに接続される複数の方向切換弁11〜19と、ポンプに通じて圧油が供給される2つのブロック(第1ブロック20、第2ブロック21)と、図示しないリモコン弁と接続されるポートブロック22とを有しており、後述する連結棒によって一体的に連結されている。
【0022】
方向切換弁11〜19は、図13に示すミニショベル101の各アクチュエータにそれぞれ接続されるアクチュエータポートA1〜9、B1〜9をそれぞれ有している。各方向切換弁に対応するアクチュエータの幾つかは図13にあらわれており、これを参照すると、方向切換弁11はドーザ23に連結したシリンダ24用であり、方向切換弁12はブームスイングアクチュエータ(図示せず)用、方向切換弁13は旋回アクチュエータ(図示せず)用、方向切換弁14は予備(サービス)であり使用されておらず、方向切換弁15はアーム25のアームシリンダ26用、方向切換弁16は左側走行モータ27用、方向切換弁17は右側走行モータ28用、方向切換弁18はブーム29のブームシリンダ30用、方向切換弁19はバケット31のバケットシリンダ32用である。
【0023】
図1、図2において、多連方向切換弁1の方向切換弁13、15、18、19については、操作レバーと連結したリモコン弁からのパイロット圧により作動するパイロット操作式方向切換弁となっている。
【0024】
また、第1ブロック20は、ポンプポートP3とタンクポートT1を有して方向切換弁13と14の間に配設され、第2ブロック21は、ポンプポートP1及びP2を有して方向切換弁16と17の間に配設されている。
【0025】
これらポンプポートP1、P2、P3は、それぞれ図示しないポンプと接続され、圧油を多連方向切換弁1に供給する供給口を構成するものであるが、図2に示すように、ポンプポートP1は方向切換弁17〜19に、ポンプポートP2は方向切換弁14〜16に、ポンプポートP3は方向切換弁11〜13に、それぞれ第1供給通路34、第2供給通路35、第3供給通路36を介して通じている。これらの各供給通路は、連設された方向切換弁を連通するように形成されている。そして、各方向切換弁に通じた供給通路は、それぞれ各方向切換弁に形成される内部通路を通してそれぞれのアクチュエータポートと連通している。この内部通路等の構造の詳細については、後述する。
【0026】
また、タンクポートT1は、各方向切換弁から各アクチュエータへと送られた後に再び方向切換弁へと戻った油を回収するために設けられる図示しないタンクと接続されるものである。なお、タンクポートT1と各方向切換弁とは、連設された方向切換弁を連通するように形成されるタンク通路40で接続されている。
【0027】
ポートブロック22は、図1に示すように、リモコン弁からの油圧配管が接続される複数のパイロットポート33a〜f等を有しており、多連方向切換弁1の端部に配設されている。これらのうちパイロットポート33a〜dについては、アクチュエータポートA1〜9、B1〜9と同一方向に開口しているため、パイロットポートに接続する油圧配管を効率よく配設することが可能になる。そして、各パイロットポートは、図1及び図2に点線で示すように、前述したパイロット操作式方向切換弁13、15、18、19の両端部とそれぞれ接続され、各方向切換弁を作動させるためのパイロット圧を加えることが可能となっている。なお、パイロットポートとパイロット操作式方向切換弁とを接続するパイロット通路48〜55の構造については、後述する。
【0028】
ここで、各方向切換弁の内部構造について詳しく説明する。方向切換弁11〜19については、略同様な内部構造を有しており、その代表として、方向切換弁13について、図1〜3をもとに説明するが、本説明は、他の方向切換弁の内部構造についての説明を兼ねるものである。
【0029】
図3は、方向切換弁13の断面図(図1におけるC−C線矢視断面)を示したものである。この方向切換弁13は、複数の内部通路が形成された本体ブロック37と、それらの内部通路を適宜接続または遮断を行うことが可能なスプール38とを有している。本体ブロック37に形成されている内部通路としては、ポンプポートP3に通じて圧油が供給される第3供給通路36の一部を構成する個別供給通路42と、個別供給通路42に連通路43及び44を介して連通し、スプール38が摺動自在に挿入されるスプール孔39と、スプール孔39の略中心に設けられるアンロード通路41と、スプール孔39に接続するとともにタンク通路40に連通する個別タンク通路40aと、油圧アクチュエータ(方向切換弁13においては旋回アクチュエータ)に連通し、スプール孔39にそれぞれ連通路45および46を介して接続されるアクチュエータポートA3及びB3と、を備えている。また、個別供給通路42と連通路43及び44の間には、それらの間の流路を接続または遮断状態に開閉可能なチェック弁47が設けられている。
【0030】
また、本体ブロック13の下部には、パイロット通路48〜55が形成されている。このうちパイロット通路48及び55については、それぞれスプール38の両端部に形成された油圧室48b及び55bに、連通路48a及び55aを通じて接続している。この構成により、パイロット圧を油圧室48bまたは55bに加え、スプール孔39の内部にてスプール38を両側に摺動するように移動させることができるようになっている。なお、油圧室48bにおいては、バネ56が設けられ、スプール38に一定の付勢力を与えることができるようになっており、両端部に油圧が加えられていない状態(タンク圧状態)では、図3のようにスプール38が中心に位置(中立位置)して、スプール孔39と、その他の内部通路40及び43〜46とを遮断状態としている。
【0031】
以上の本体ブロック37の構成により、リモコン弁からパイロット圧が加えられてスプール38が移動することで、個別供給通路42とアクチュエータポート45または46とが、もしくはアクチュエータポート45または46と個別タンク通路40aとが、接続もしくは遮断状態に切り換えられるものである。
ちなみに、図3において、スプール38が中立位置から右方向に移動させられると、アンロード通路41が遮断されるとともに連通路43と45が互いに連通し、且つ、連通路46と個別タンク通路40aも連通する。また、アンロード通路41の遮断によって個別供給通路42への油圧が上昇してチェック弁47を上方に押し開き、連通路43及び45を経てアクチュエータポートA3から圧油がアクチュエータへ送り出される(図示しないが、この場合は、例えば、旋回アクチュエータが右旋回となるように接続している)。アクチュエータを経由した油は、アクチュエータポートB3に戻り、連通路46を経て個別タンク通路40aからタンク通路40へと至り、図示しないタンクへと送られる。また、スプール38が、中立位置から図中左方向に移動させられると、個別供給通路42から供給される圧油がアクチュエータポートB3からアクチュエータへ送り出され(このときは、例えば、旋回アクチュエータを左旋回させる)、アクチュエータポートA3に戻り、タンクへと至ることになる。
【0032】
なお、説明は割愛するが、パイロット通路48及び55以外についても同様であり、パイロット通路49及び54は方向切換弁15に、パイロット通路50及び53は方向切換弁18に、パイロット通路51及び52は方向切換弁19に、それぞれ接続している。
【0033】
ここで、パイロット通路51及び52については、多連方向切換弁を一体的に連結する連結棒57及び58が挿入される連結孔を利用して形成されている。多連方向切換弁1の各方向切換弁は、各々の本体ブロックにより構成されているが、これらの本体ブロックは、上側に2本の連結棒59及び60と、下側に2本の連結棒57及び58とで連結されている(図3参照)。そして、本体ブロックに設けられて連結棒57及び58がそれぞれ挿入される連結孔の内周と連結棒57および58の外周との間に空間が形成されるような寸法構成とすることで、この空間によってパイロット通路51及び52を構成するものである。これにより、パイロット通路の製作工数を削減することが可能になる。
なお、パイロット通路51及び52については、必ずしも連結棒57及び58の配設構成を利用して形成されるものでなくてもよく、例えば、図12に示すように、連結棒59及び60がそれぞれ挿入される連結孔の内周と連結棒59及び60の外周との間に空間を形成することで構成するものであってもよい。
【0034】
また、パイロット操作式方向切換弁以外の方向切換弁については、パイロット圧ではなく、操作レバーからの操作によりスプールの移動が行われるが、それ以外の構造については、ほぼ同様であるため、説明を割愛する。
【0035】
以上説明した構成を有することにより、実施例1に係る多連方向切換弁1は、リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポートを有したポートブロック22が一体的に設けられ、パイロット操作式方向切換弁とパイロットポートとを本体ブロックに形成したパイロット通路で接続されているため、各パイロット操作式方向切換弁それぞれにリモコン弁から延設した油圧配管を個別に接続するといった必要が発生しない。また、リモコン弁から延びる油圧配管は、パイロットポートにおいて集合的に多連方向切換弁に接続されるため、かかる接続スペースを効率よく配することが可能になる。したがって、多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0036】
以下、本発明に係る実施例2〜6について順次説明するが、実施例1の説明と重複するところについては、適宜割愛しながら説明を行う。なお、実施例1の場合と同様の構成要素については、同じ番号を付して説明を行う。
【0037】
(実施例2)
図4に、実施例2に係る多連方向切換弁2の平面図を示す。本実施例に示す多連方向切換弁2は、基本的には、実施例1に係る多連方向切換弁1とほぼ同様の構成を有している。しかし、ポートブロック22の配設構成が、多連方向切換弁1とは異なっている。
多連方向切換弁1においては、ポートブロック22は、ドーザ用の方向切換弁11に隣接する端部に一体的に取り付けられている。しかし、多連方向切換弁2においては、バケット用の方向切換弁19に隣接する位置、すなわち多連方向切換弁1とは逆側の端部に、ポートブロック22が一体的に取り付けられている。
【0038】
ポートブロック22が、逆側の端部に取り付けられることで、パイロット通路48〜55の構成も、多連方向切換弁1の場合とは異なっている。すなわち、ポートブロック22から最も離れた位置となるパイロット操作式方向切換弁が、方向切換弁13となるため、これに接続するパイロット通路48及び55が、最も長いパイロット通路となる。そして、多連方向切換弁1の場合とは逆に、図4中右側に位置するパイロット操作式方向切換弁ほど、方向切換弁の幅方向の外側にパイロット通路が形成され、且つ長さが短いパイロット通路となっている。なお、多連方向切換弁2においては、本体ブロックに形成される連結孔の内周と連結棒の外周に空間を形成することでパイロット通路を構成するのは、パイロット通路48及び55に対して適用することが望ましい。
【0039】
以上説明した多連方向切換弁2は、ポートブロック22が、多連方向切換弁1の場合と逆側の端部に配設されたものであり、多連方向切換弁1と全く同様の効果を奏するものである。
【0040】
(実施例3)
次に、実施例3に係る多連方向切換弁3について説明する。図5に、多連方向切換弁3の平面図を、図6にその油圧回路図を示す。これらの図において示されるように、多連方向切換弁3は、方向切換弁11〜19、第1ブロック20、第2ブロック21の配設構成については、多連方向切換弁1及び2の場合と同様である。しかし、ポートブロックを22aと22bの2つ有しており、それぞれ多連方向切換弁3の両側端部に配設されている。
【0041】
このようにポートブロック22a及び22bを両端部に配設することで、パイロット操作式方向切換弁の各々が、それぞれ近接する方のポートブロックに対してパイロット通路が設けられている。すなわち、方向切換弁13に通じるパイロット通路48及び55と、方向切換弁15に通じるパイロット通路49及び54とは、ポートブロック22aに接続され、方向切換弁18に通じるパイロット通路50及び53と、方向切換弁19に通じるパイロット通路51及び52とは、ポートブロック22bに接続されている。これにより、リモコン弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置するとともに、本体ブロックに形成されるパイロット通路も少なくてすみ、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。さらに、方向切換弁11〜18を大きくすることなく、パイロット通路48〜55を形成することができる。
【0042】
(実施例4)
実施例4にかかる多連方向切換弁4の平面図を図7に示す。この多連方向切換弁4は、ポートブロック22が、複数のパイロット操作式方向切換弁の間に配設されている。具体的には、図7に示されるように、第1ブロック20と方向切換弁14に挟まれる位置にポートブロック22が設けられている。そして、このポートブロック22から、それぞれのパイロット操作式方向切換弁に対してパイロット通路が接続されるように形成されている。
【0043】
このように、それぞれのパイロット操作式方向切換弁から、それらの間に配設されているポートブロックまでパイロット通路を形成すればよいため、少ないパイロット通路で接続することができる。そして、ポートブロックを集約して設置することも可能なため、ポートブロックとパイロット通路を効率よく配置でき、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。さらに、方向切換弁11〜18を大きくすることなく、パイロット通路48〜55を形成することができる。
【0044】
(実施例5)
実施例5に係る多連方向切換弁5の平面図を図8に、その油圧回路図を図9に示す。これらの図に示す多連方向切換弁5は、ポートブロックにリモコン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パターンを変更するパターン切換弁を一体的に設けたものである。
すなわち、この多連方向切換弁5は、ポートブロックが、方向切換弁19に隣接して多連方向切換弁の端部に設けられている点では、実施例2にかかる多連方向切換弁2と同様である。しかし、操作レバーに連結したリモコン弁とパイロット操作式方向切換弁との接続パターンを切り換えて操作パターンを変更することができるパターン切換弁が、ポートブロックに一体的に設けられているものである。つまり、多連方向切換弁5では、多連方向切換弁2と同様の構成を有することにより、省スペース化を図って効率よく建設機械に設置することが可能になっているが、この優位性を有効的に活用し、図8に示すように、パターン切換弁が一体化されたポートブロック61を多連方向切換弁5の端部に配設するものである。
【0045】
図9の油圧回路図によく示されるように、多連方向切換弁5のポートブロック61は、複数のパイロット通路が接続するパイロットポートの集合体として形成されるポート部61aと、このポート部61aの各パイロットポートとの接続パターンを切り換えて接続可能で、操作レバー61cと連結されたパターン切換部61bとを有している。図9においては、4パターンに接続切換が可能なパターン切換部61bを例示している。
なお、ポートブロック61以外の構造については、多連方向切換弁2と同様である。
【0046】
このように、多連方向切換弁5においては、パターン切換弁をポートブロックに対してコンパクトに一体化するように設けることで、パターン切換弁と多連方向切換弁との間の配管を不要とし、更に、従来のような迂回する配管延設作業を省き、非常に少ない配管作業でパターン切換が可能な構造を実現でき、且つ、パターン切換弁を個別に設置する作業も不要となり、経済的に優れた効果をもたらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0047】
なお、ポートブロック61の配設位置については、必ずしも方向切換弁19に隣接する側の端部に設けられているものでなく、方向切換弁11に隣接する反対側の端部に設けられるものであってもよい。この場合も多連方向切換弁5と全く同様の効果を奏する。
【0048】
(実施例6)
最後に、実施例6を説明する。本実施例に係る多連方向切換弁6の平面図を図10に、その油圧回路図を図11に示す。この多連方向切換弁6は、多連方向切換弁5と同様に、ポート部61a、パターン切換部61b、操作レバー61cを備えたポートブロック61が取り付けられているものであるが、ポートブロック61の配設位置が異なっている。図10及び図11に示すように、ポートブロック61は、第1ブロック20と方向切換弁14の間に配設されており、ポートブロック以外の配設構造に関しては、実施例4の多連方向切換弁4と同様である。
【0049】
このように、パターン切換弁がポートブロックに一体的に設けられ、且つパイロット操作式方向切換弁の間に配設される構成によって、配管延設作業を大幅に削減するとともに、少ないパイロット通路でポートブロックと各パイロット操作式方向切換弁とを接続することができる。
【0050】
以上説明したいずれの実施例に係る多連方向切換弁においても、複数のアクチュエータを備えた建設機械などにおいて、各アクチュエータに圧油を供給する多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することが可能になる。
【0051】
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して実施してもよい。
【0052】
(1)本実施形態においては、いずれの実施例についても、方向切換弁を9個配設されているものを例示しているが、このとおりでなくてもよく、いくつの方向切換弁を有するものであってもよい。また、パイロット操作式方向切換弁の配設個数についても、本実施形態例のとおりでなく、いくつであっても本発明が適用できるものである。
【0053】
(2)いずれの実施例においても、同様の各油圧アクチュエータに同一の順序で接続される配設構成で説明しているが、必ずしもこのとおりでなくてもよい。すなわち、各油圧アクチュエータの種類及び数が、本実施形態例に示すものと異なる場合や、本実施形態例に示していないものを含む場合、また配設順序が異なる場合などであっても、本実施形態の説明から明らかなように、本発明を適用し得るものである。
【0054】
(3)実施例4及び6において、ポートブロックが複数のパイロット操作式方向切換弁の間に配設される形態について説明しているが、必ずしもこの通りの配設形態でなくてもよい。すなわち、いずれのパイロット操作式方向切換弁に挟まれるように位置するものであってもよい。
【0055】
(4)実施例5及び6において、パターン切換弁がポートブロックと一体化して設けられている例を説明しているが、同様に、ポートブロック以外のブロックと一体化して設けられるものであってもよい。すなわち、いずれかの方向切換弁の本体ブロックに一体化して設けられるものや、本実施形態例に示す第1または第2ブロックに一体化して設けられるものであってもよい。
【0056】
(5)本実施形態においては、リモコン弁は、操作レバーに連結された油圧式リモコン弁を示したが、これは、ジョイスティックと電磁比例弁で構成されるものであってもよい。
【0057】
【発明の効果】
1の発明によると、多連方向切換弁に、リモコン弁からの配管が接続されるパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、パイロット操作式方向切換弁とパイロットポートとを本体ブロックに形成したパイロット通路で接続しているため、各パイロット操作式方向切換弁それぞれにリモコン弁から延設した油圧配管を個別に接続するといった必要が発生しない。また、リモコン弁から延びる油圧配管は、パイロットポートにおいて集合的に多連方向切換弁に接続されるため、かかる接続スペースを効率よく配することが可能になる。したがって、多連方向切換弁の設置に関して、大幅な省スペース化を達成し、建設機械の小型化に寄与する建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0058】
2の発明によると、リモコン弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置することが可能になり、の発明の場合に加えて、更に省スペース化を図る多連方向切換弁の設置を実現することができる。
【0059】
3の発明によると、複数のパイロット操作式方向切換弁の各々が、両端部に配設されたポートブロックのうちそれぞれ近接する方のポートブロックに対して接続するようにパイロット通路を設けることが可能になる。したがって、リモコン弁から延設される油圧配管を効率よく集合配置するとともに、本体ブロックに形成されるパイロット通路も少なくてすみ、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を提供することができる。
【0060】
4の発明によると、それぞれのパイロット操作式方向切換弁から、それらの間に配設されているポートブロックまでパイロット通路を形成すればよく、パイロット通路を少なくすることができる。そして、ポートブロックを集約して設置することも可能なため、ポートブロックとパイロット通路を効率よく配置でき、製作工数的にも優れた建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0061】
5の発明によると、1〜4の発明のいずれかの構成により、省スペース化を図って効率のよい設置を可能にする多連方向切換弁の優位性を有効的に活用し、更に、ポートブロックに一体的にパターン切換弁を設けることで、建設機械の限られたスペース内においても、パターン切換弁が一体的に設けられた多連方向切換弁を設置することが可能になる。したがって、パターン切換弁と多連方向切換弁との間の配管を不要とし、更に、従来のような迂回する配管延設作業を省き、非常に少ない配管作業でパターン切換が可能な構造を実現でき、且つ、パターン切換弁を個別に設置する作業も不要となり、経済的に優れた効果をもたらす建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0062】
6の発明によると、1〜5の発明の場合に比して、更にパイロット通路を少なくすることができ、より製作工数を削減した建設機械用多連方向切換弁を得ることができる。
【0063】
7の発明によると、油圧アクチュエータに接続している油圧配管に隣接して、パイロットポートに接続する油圧配管を配設することができるため、更に効率のよい油圧配管の配設を実現でき、配管接続によって発生するデットスペースを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図2】図1に示す多連方向切換弁の油圧回路図である。
【図3】図1におけるC−C線矢視断面図である。
【図4】本発明の実施例2に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例3に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図6】図5に示す多連方向切換弁の油圧回路図である。
【図7】本発明の実施例4に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図8】本発明の実施例5に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図9】図8に示す多連方向切換弁の油圧回路図である。
【図10】本発明の実施例6に係る多連方向切換弁を示す平面図である。
【図11】図10に示す多連方向切換弁の油圧回路図である。
【図12】実施例1の多連方向切換弁の変形例を説明する図である。
【図13】本発明に係る多連方向切換弁が適用可能な建設機械を示す概略図である。
【図14】従来の技術における多連方向切換弁を示す平面図である。
【符号の説明】
1〜6 多連方向切換弁
11〜19 方向切換弁
22 ポートブロック
22a、b ポートブロック
33a〜f パイロットポート
34 第1供給通路
35 第2供給通路
36 第3供給通路
37 本体ブロック
38 スプール
39 スプール孔
40 タンク通路
42 個別供給通路
48〜55 パイロット通路
61 ポートブロック
61a ポート部
61b パターン切換部

Claims (7)

  1. ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、
    前記複数の方向切換弁の少なくとも2つ以上が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、
    前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続される複数のパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し
    複数個の前記方向切換弁と前記ポートブロックとは、複数の前記方向切換弁が連結される方向に並んで配設されたことを特徴とする建設機械用多連方向切換弁。
  2. 前記ポートブロックを多連方向切換弁の端部に配設したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械用多連方向切換弁。
  3. 前記ポートブロックを前記多連方向切換弁の両側端部に各々配設したことを特徴とする請求項2に記載の建設機械用多連方向切換弁。
  4. ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、
    前記複数の方向切換弁の少なくとも2つ以上が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、
    前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続される複数のパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し、
    前記ポートブロックが前記複数のパイロット操作式方向切換弁の間に配設されていることを特徴とする建設機械用多連方向切換弁。
  5. ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、
    前記複数の方向切換弁の少なくとも2つ以上が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、
    前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続される複数のパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し、
    前記ポートブロックに、前記リモコン弁と前記パイロット操作式方向切換弁との接続パターンを変更するパターン切換弁を一体的に設けたことを特徴とする建設機械用多連方向切換弁。
  6. ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、
    前記複数の方向切換弁の少なくとも2つ以上が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、
    前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続される複数のパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し、
    前記多連方向切換弁は、各々の本体ブロックを連結棒で連結することで構成され、前記本体ブロックに設けられて前記連結棒が挿入される連結孔の内周と前記連結棒の外周との間に空間を形成し、この空間によって前記パイロット通路の少なくとも一部が構成されることを特徴とする建設機械用多連方向切換弁。
  7. ポンプに通じて圧油が供給される供給通路と、前記供給通路と連通するスプール孔と、前記スプール孔に接続するとともに、タンク及び油圧アクチュエータにそれぞれ連通するタンク通路及びアクチュエータポートとを備えた本体ブロックを有し、前記スプール孔に摺動自在に挿入されたスプールの移動に伴い、前記供給通路と前記アクチュエータポートとを、または前記アクチュエータポートと前記タンク通路とを、接続もしくは遮断状態に切り換える方向切換弁を複数個備え、
    前記複数の方向切換弁の少なくとも2つ以上が、リモコン弁からのパイロット圧によりスプールを移動させるパイロット操作式方向切換弁である建設機械用多連方向切換弁において、
    前記多連方向切換弁に、前記リモコン弁からの配管が接続される複数のパイロットポートを有したポートブロックを一体的に設け、前記パイロット操作式方向切換弁と前記パイロットポートとを前記本体ブロックに形成したパイロット通路で接続し、
    前記パイロットポートと前記アクチュエータポートとが、同一方向に開口していることを特徴とする建設機械用多連方向切換弁。
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