JP2003028082A - ヘリカル型圧縮機 - Google Patents

ヘリカル型圧縮機

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JP2003028082A
JP2003028082A JP2001210818A JP2001210818A JP2003028082A JP 2003028082 A JP2003028082 A JP 2003028082A JP 2001210818 A JP2001210818 A JP 2001210818A JP 2001210818 A JP2001210818 A JP 2001210818A JP 2003028082 A JP2003028082 A JP 2003028082A
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JP
Japan
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peripheral surface
cylinder
pressure
pressure contact
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JP2001210818A
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English (en)
Inventor
Kitaru Iwata
来 岩田
Masanori Sonobe
正法 園部
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無駄なく圧力洩れを防止するヘリカル型圧縮機
を提供する。 【解決手段】シリンダ11の内周面には螺旋状の溝11
2が形成されている。螺旋状の溝112には螺旋状の区
画体26が嵌めこまれている。合成樹脂製の区画体26
は、回転体18の外周面192に圧接されて圧縮領域S
o内に密閉空間S1,S2,S3を区画形成する。回転
体18の外周面192に対して圧接する区画体26の圧
接幅tは、密閉空間S1,S2,S3の進行方向へ向か
うにつれて徐々に増大するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカル型圧縮機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公平7−107391号公報に開示さ
れるヘリカル型圧縮機では、ピストン(本願で言う被包
囲体)又はシリンダが電動モータによって駆動され、ピ
ストンとシリンダとのうちの電動モータによって駆動さ
れる方が他方に対して公転する。シリンダの内周面とピ
ストンの外周面との間に螺旋状のブレード(本願で言う
区画体)によって区画形成された動作室で圧縮されたガ
スは、シリンダの周囲に吐出される。シリンダは、密閉
ケースで囲われており、密閉ケース内の吐出ガスは吐出
チューブを介して密閉ケース外に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリンダとピストンと
の間へ吸入されたガスは、シリンダの軸方向へ移動しな
がら圧縮される。ガスの圧力は、シリンダの軸方向へ進
行するほど高くなってゆく。動作室からの圧力洩れを防
止するには、ブレードの幅を適度に設定する必要があ
る。低いガス圧力に合わせてブレードの幅を小さく設定
すると、高いガス圧力の領域側でブレードの幅が過小と
なり、圧力洩れを生じるおそれがある。高いガス圧力に
合わせてブレードの幅を大きく設定すると、低いガス圧
力の領域側のブレードの幅が過大となり、無駄が生じ
る。
【0004】本発明は、無駄なく圧力洩れを防止するヘ
リカル型圧縮機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、シ
リンダと、前記シリンダの内部に収容された被包囲体と
のいずれか一方が他方に対して公転され、前記シリンダ
の内周面と前記被包囲体の外周面とのいずれか一方に形
成された螺旋状の溝に螺旋状の区画体が嵌めこまれてお
り、前記シリンダの内周面と前記被包囲体の外周面との
間の圧縮領域が前記区画体によって密閉空間に区画さ
れ、前記密閉空間が前記公転に基づいて前記シリンダの
軸方向へ進行しながら容積減少するヘリカル型圧縮機を
対象とし、請求項1の発明では、前記シリンダと前記被
包囲体とのうちの前記溝のない側に対する前記区画体の
圧接幅が前記密閉空間の進行方向に向かうにつれて前よ
りも同等以上となるようにし、前記密閉空間の進行方向
に向かうにつれて前記圧接幅が前よりも増える幅増大範
囲を設けた。
【0006】密閉空間の進行方向に向かうにつれて圧接
幅が前よりも増える幅増大範囲を設ける構成は、ガス圧
力に対応した区画体の圧接幅の設定の適正化に寄与す
る。請求項2の発明では、請求項1において、前記区画
体の圧接幅は、前記密閉空間の進行方向に向かうにつれ
て徐々に増大してゆくようにした。
【0007】区画体の圧接幅を連続的に増大してゆく構
成は、ガス圧力が密閉空間の進行に伴って連続的に増大
してゆく圧力変化に対応した区画体の圧接幅の適正設定
を可能にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0009】図1に示すように、円筒形状のシリンダ1
1の前端面(図1において左側を前側、右側を後側とし
ている)には円板形状の前側閉鎖体12が接合されてお
り、シリンダ11の後端面には円板形状の後側閉鎖体1
3が接合されている。シリンダ11の前端面と前側閉鎖
体12との間にはシールリング14が介在されており、
シリンダ11の後端面と後側閉鎖体13との間にはシー
ルリング15が介在されている。
【0010】前側閉鎖体12の径中心部には支持孔12
1が貫設されており、後側閉鎖体13の内端面の径中心
部には支持孔131が凹設されている。支持孔121,
131には支軸16が嵌合して固定されており、前側閉
鎖体12と後側閉鎖体13とには円柱形状の支軸16が
架け渡して固定されている。支持孔121の周面と支軸
16の周面との間にはシールリング17が介在されてい
る。
【0011】シリンダ11の筒内には筒形状の回転体1
8が収容されている。回転体18は、円筒部19と、円
筒部19の前端部の内周面に一体形成された環状の前端
壁20と、円筒部19の後端部の内周面に嵌合して固定
された環状の後端壁21とからなる。支軸16は、前端
壁20の挿通孔201と後端壁21の挿通孔211とに
挿通されている。挿通孔201の周面と支軸16の周面
との間にはラジアルベアリング22が介在されており、
挿通孔211の周面と支軸16の周面との間にはラジア
ルベアリング23が介在されている。回転体18は、ラ
ジアルベアリング22,23を介して支軸16に回転可
能に支持されている。
【0012】回転体18の筒内における支軸16にはス
テータ24が止着されており、回転体18の円筒部19
の内周面191にはロータ25が止着されている。ステ
ータ24とロータ25とは電動モータM1を構成し、ス
テータ24への通電によってロータ25及び回転体18
が支軸16を中心にして一体的に回転する。前端壁20
は、前側閉鎖体12に対して摺接し、後端壁21は、後
側閉鎖体13に対して摺接する。
【0013】図3に示すように、筒形状の回転体18の
円筒部19の外周面192は円周面であり、外周面19
2の径D1は、円筒形状のシリンダ11の内周面111
の径D2よりも小さくしてある。シリンダ11の内周面
111と回転体18の円筒部19との間に生じる空隙
は、ガスを圧縮するための圧縮領域Soとされる。円筒
部19の内周面191は円周面であり、内周面191の
径中心Coは、支軸16の中心軸線161に一致させて
ある。又、シリンダ11の内周面111の径中心は、支
軸16の中心軸線161に一致させてある。円筒部19
の外周面192の径中心C1は、内周面191の径中心
Coから距離(D2−D1)/2=eだけ偏心させてあ
る。従って、回転体18は、回転しながら円筒部19の
外周面192がシリンダ11の内周面111に摺接する
ようにシリンダ11に対して公転する。
【0014】シリンダ11の内周面111に摺接する円
筒部19の摺接部位193の壁厚は、他部位よりも大き
い。円筒部19の壁厚は、摺接部位193から支軸16
の周りに180°移行する間では徐々に薄くなってゆ
く。即ち、支軸16を挟んで摺接部位193とは反対の
円筒部19の部位の壁厚は、他部位よりも小さい。摺接
部位193とは反対の内周面191の部位にはバランス
ウェイト27が止着されている。回転体18の回転中心
(即ち、Co)の周りに関する回転体18の質量分布
は、円筒部19の摺接部位193側が支軸16を挟んだ
反対側よりも重くなるようになっている。このような重
量アンバランスは、回転体18の回転に伴う振動騒音を
大きくする。このような重量アンバランスを解消するた
めのバランスウェイト27は、回転体18の回転に伴う
振動騒音を抑制する。
【0015】図2(a)に示すように、シリンダ11の
内周面には螺旋状の溝112が形成されている。螺旋状
の溝112には図2(b)に示す螺旋状の区画体26が
嵌めこまれている。合成樹脂製の区画体26は、回転体
18の外周面192に圧接されて圧縮領域So内に密閉
空間S1,S2,S3を区画形成する。溝112の螺旋
形状は、後側閉鎖体13側から前側閉鎖体12側へと螺
旋を辿るにつれて、シリンダ11の中心軸線(即ち、支
軸16の中心軸線161)の方向に移行する量が徐々に
少なくなってゆくようにしてある。従って、回転体18
が回転する、即ち回転体18がシリンダ11に対して公
転すると、密閉空間S1,S2,S3は、後側閉鎖体1
3側から前側閉鎖体12側へとシリンダ11の中心軸線
161の方向へ進行しながら容積減少してゆく。従っ
て、密閉空間S1,S2,S3内の冷媒ガスの圧力は、
密閉空間S1の進行方向に向かうにつれて連続的に増大
してゆく。
【0016】区画体26によって隔てられる密閉空間S
1,S2間には圧力差が生じており、区画体26によっ
て隔てられる密閉空間S2,S3間にも圧力差が生じて
いる。密閉空間S2,S3間の圧力差は、密閉空間S
1,S2間の圧力差よりも大きくなるようにしてある。
即ち、密閉空間S1,S2,S3の進行に伴う密閉空間
S1,S2,S3の容積減少の度合いは、密閉空間S
2,S3間の圧力差が密閉空間S1,S2間の圧力差よ
りも大きくなる状態をもたらすようにしてある。
【0017】図1に示すように、溝112内及び密閉空
間S3内のガス圧力がP1,P2で示す方向に区画体2
6に作用する。P1方向のガス圧力は、区画体26を回
転体18の外周面192に押し付け、P2方向のガス圧
は、区画体26を溝112の密閉空間S2側の側面に押
し付ける。これらの押し付け作用が密閉空間S3,S2
間の圧力洩れを阻止する。同様に、溝112内及び密閉
空間S2内のガス圧力がQ1,Q2で示す方向に区画体
26に作用する。Q1方向のガス圧力は、区画体26を
回転体18の外周面192に押し付け、Q2方向のガス
圧は、区画体26を溝112の密閉空間S1側の側面に
押し付ける。これらの押し付け作用が密閉空間S2,S
1間の圧力洩れを阻止する。
【0018】回転体18の外周面192に対して圧接す
る区画体26の圧接幅tは、密閉空間S1,S2,S3
の進行方向へ向かうにつれて徐々に増大するようにして
ある。図2(b)に示すように、区画体26の全長範囲
は、密閉空間S1,S2,S3の進行方向に向かうにつ
れて区画体26の圧接幅tが前よりも増える幅増大範囲
Hである。
【0019】後側閉鎖体13には吸入通路132が圧縮
領域Soに連通するように貫設されており、前側閉鎖体
12には吐出通路122が圧縮領域Soに連通するよう
に貫設されている。電動モータM1の作動によって回転
体18が回転すると、図示しない外部冷媒回路における
冷媒ガスが吸入通路132を介して圧縮領域Soに吸入
される。圧縮領域Soに吸入された冷媒ガスは、容積減
少する密閉空間S1,S2,S3内で圧縮される。密閉
空間S1,S2,S3は、最終的には吐出通路122に
連通し、密閉空間S1,S2,S3内で圧縮された冷媒
ガスは、吐出通路122を介して外部冷媒回路へ吐出さ
れる。外部冷媒回路へ吐出された冷媒ガスは、図示しな
い凝縮器、図示しない膨張弁、及び図示しない蒸発器を
経由して吸入通路132へ還流する。
【0020】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。(1-1)密閉空間S3,S2間の圧力差は、密閉空
間S2,S1間の圧力差よりも大きい。そのため、区画
体26を挟んで隣合う密閉空間S3,S2間の必要最低
限のシール性は、区画体26を挟んで隣合う密閉空間S
2,S1間の必要最低限のシール性よりも高くする必要
がある。
【0021】区画体26を挟んで隣合う密閉空間S3,
S2間、及び密閉空間S2,S1間のシール性は、ガス
圧力によって回転体18の外周面192に区画体26を
押し付けるときの全圧力の大きさに左右される。ガス圧
力によって回転体18の外周面192に区画体26を押
し付けるときの全圧力が大きいほど、区画体26におけ
るシール性が高くなる。即ち、区画体26の圧接幅tが
大きいほど、区画体26におけるシール性が高くなる。
【0022】密閉空間S1,S2,S3の進行方向へ向
かうにつれて区画体26の圧接幅tを連続的に増大して
ゆく構成では、密閉空間S1,S2,S3の進行方向に
向かうにつれて区画体26におけるシール性が高くなっ
てゆく。このようなシール性の変化は、吸入通路132
に近い側で隣合う密閉空間の間の小さい圧力差に適正な
小さい圧接幅t、及び吐出通路122に近い側で隣合う
密閉空間の間の大きい圧力差に適正な大きい圧接幅tの
設定を可能にする。従って、区画体26の圧接幅tを連
続的に増大してゆく構成は、ガス圧力が密閉空間S1,
S2,S3の進行に伴って連続的に増大してゆく圧力変
化に対応した区画体26におけるシール性の適正な設定
を可能にする。
【0023】次に、図4の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用い
てある。この実施の形態における螺旋状の溝112A及
び区画体26Aの螺旋のピッチLは一定である。螺旋の
ピッチLは一定であるが、区画体26Aの圧接幅tの変
化が密閉空間S1,S2,S3の進行に伴う密閉空間S
1,S2,S3の容積減少をもたらす。
【0024】次に、図5の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用い
てある。吸入通路132側から圧縮領域Soの中間付近
までの範囲では、区画体26Bの圧接幅t1は、区画体
26Bの始端から一定で推移する。圧縮領域Soの中間
付近から吐出通路122に至る範囲では、区画体26B
の圧接幅tは、密閉空間S1,S2,S3の進行方向に
向かうにつれて徐々に増大する。圧縮領域Soの中間付
近から吐出通路122に至る範囲H1は、幅増大範囲で
ある。
【0025】吸入通路132側における区画体26Bを
挟んだ圧力差の変化が密閉空間の進行につれて大きく変
化しない場合には、吸入通路132側から圧縮領域So
の中間付近までの範囲における区画体26Bの圧接幅t
1を一定にした構成も、無駄の少ない圧力洩れ防止をも
たらす。
【0026】次に、図6の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用い
てある。吸入通路132側から圧縮領域Soの中間付近
までの範囲では、区画体26Cの圧接幅tは、密閉空間
S1,S2,S3の進行方向に向かうにつれて徐々に増
大する。圧縮領域Soの中間付近から吐出通路122に
至る範囲では、区画体26Cの圧接幅t2は、区画体2
6Cの始端から一定で推移する。吸入通路132側から
圧縮領域Soの中間付近までの範囲H2は、幅増大範囲
である。
【0027】吐出通路122側における区画体26Bを
挟んだ圧力差の変化が密閉空間の進行につれて大きく変
化しない場合には、圧縮領域Soの中間付近から吐出通
路122に至る範囲における区画体26Bの圧接幅t2
を一定にした構成も、無駄の少ない圧力洩れ防止をもた
らす。
【0028】次に、図7の第5の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用い
てある。螺旋状の区画体26Dは、圧接幅tのみならず
厚みKも密閉空間S1,S2,S3の進行方向に向かう
につれて徐々に増大するようにしてある。又、螺旋状の
溝112Dは、幅のみならず深さも密閉空間S1,S
2,S3の進行方向に向かうにつれて徐々に深くなるよ
うにしてある。P2方向のガス圧によって区画体26D
を溝112Dの吸入通路132側の側面に押し付ける全
圧力が区画体26Dの厚みkの増大に伴って増大する。
幅増大範囲Hは、密閉空間S1,S2,S3の進行方向
に向かうにつれて厚みKが前よりも増える厚み増大範囲
でもある。密閉空間S1,S2,S3の進行方向へ向か
うにつれて区画体26Dの厚みKを連続的に増大してゆ
く構成は、密閉空間S1,S2,S3の進行方向に向か
うにつれて区画体26Dにおけるシール性を高くしてゆ
くことに寄与する。
【0029】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)密閉空間の進行方向における圧縮領域Soの中間
付近にのみ区画体の圧接幅を増大させる幅増大範囲を設
けること。
【0030】(2)密閉空間の進行方向における圧縮領
域Soの中間付近でのみ区画体の圧接幅を変化させない
ようにすること。 (3)密閉空間の進行方向に向かうにつれて区画体の厚
みが前よりも同等以上となるようにし、密閉空間の進行
方向に向かうにつれて区画体の厚みが前よりも増える厚
み増大範囲を少なくとも1か所設けること。
【0031】(4)密閉空間の進行方向における圧縮領
域Soの中間付近にのみ区画体の厚みを増大させる厚み
増大範囲を設けること。 (5)密閉空間の進行方向における圧縮領域Soの中間
付近でのみ区画体の厚みを変化させないようにするこ
と。
【0032】(6)被包囲体を回転しないで公転させる
ヘリカル型圧縮機に本発明を適用すること。 (7)被包囲体の外周面に螺旋状の溝を設けると共に、
この溝に螺旋状の区画体を嵌め込んだヘリカル型圧縮機
に本発明を適用すること。被包囲体が回転しながら公転
する場合、区画体は被包囲体と一緒に回転する。
【0033】(8)シリンダを公転させるヘリカル型圧
縮機に本発明を適用すること。前記した実施の形態から
把握できる請求項記載以外の発明について以下に記載す
る。
【0034】〔1〕前記区画体の圧接幅は、その始端か
ら前記密閉空間の進行方向に向かうにつれて一定で推移
し、次いで徐々に増大してゆく請求項1に記載のヘリカ
ル型圧縮機。
【0035】〔2〕前記区画体の圧接幅は、その始端か
ら前記密閉空間の進行方向に向かうにつれて徐々に増大
し、次いで一定で推移する請求項1に記載のヘリカル型
圧縮機。
【0036】〔3〕前記密閉空間の進行方向に向かうに
つれて前記区画体の厚みが前よりも同等以上となるよう
にし、前記密閉空間の進行方向に向かうにつれて前記区
画体の厚みが前よりも増える厚み増大範囲を設けた請求
項1及び請求項2のいずれか1項に記載のヘリカル型圧
縮機。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、シリン
ダと被包囲体とのうちの螺旋状の溝のない側に対する区
画体の圧接幅が密閉空間の進行方向に向かうにつれて前
よりも同等以上となるようにし、前記密閉空間の進行方
向に向かうにつれて前記圧接幅が前よりも増える幅増大
範囲を設けたので、無駄なく圧力洩れを防止し得るとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す圧縮機全体の側断面
図。
【図2】(a)は螺旋状の溝112の形状を示すための
側断面図。(b)は区画体26の側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】第2の実施の形態を示す圧縮機全体の側断面
図。
【図5】第3の実施の形態を示す圧縮機全体の側断面
図。
【図6】第4の実施の形態を示す圧縮機全体の側断面
図。
【図7】第5の実施の形態を示す圧縮機全体の側断面
図。
【符号の説明】
11…シリンダ。111…シリンダの内周面。112,
112A…溝。18…被包囲体としての回転体。192
…被包囲体の外周面。26,26A,26B,26C…
区画体。So…圧縮領域。S1,S2,S3…密閉空
間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、前記シリンダの内部に収容さ
    れた被包囲体とのいずれか一方が他方に対して公転さ
    れ、前記シリンダの内周面と前記被包囲体の外周面との
    いずれか一方に形成された螺旋状の溝に螺旋状の区画体
    が嵌めこまれており、前記シリンダの内周面と前記被包
    囲体の外周面との間の圧縮領域が前記区画体によって密
    閉空間に区画され、前記密閉空間が前記公転に基づいて
    前記シリンダの軸方向へ進行しながら容積減少するヘリ
    カル型圧縮機において、 前記シリンダと前記被包囲体とのうちの前記溝のない側
    に対する前記区画体の圧接幅が前記密閉空間の進行方向
    に向かうにつれて前よりも同等以上となるようにし、前
    記密閉空間の進行方向に向かうにつれて前記圧接幅が前
    よりも増える幅増大範囲を設けたヘリカル型圧縮機。
  2. 【請求項2】前記区画体の圧接幅は、前記密閉空間の進
    行方向に向かうにつれて徐々に増大してゆく請求項1に
    記載のヘリカル型圧縮機。
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