JP2003026524A - 工業用殺菌組成物 - Google Patents

工業用殺菌組成物

Info

Publication number
JP2003026524A
JP2003026524A JP2001210310A JP2001210310A JP2003026524A JP 2003026524 A JP2003026524 A JP 2003026524A JP 2001210310 A JP2001210310 A JP 2001210310A JP 2001210310 A JP2001210310 A JP 2001210310A JP 2003026524 A JP2003026524 A JP 2003026524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen atom
atom
formula
general formula
industrial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001210310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4931295B2 (ja
Inventor
Hisao Kubota
尚生 窪田
Takayuki Sugiyama
孝之 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001210310A priority Critical patent/JP4931295B2/ja
Publication of JP2003026524A publication Critical patent/JP2003026524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4931295B2 publication Critical patent/JP4931295B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 細菌、かび、酵母、藻などに対して優れた防
除効果を発現することのできる、工業用殺菌組成物を提
供すること。 【解決手段】 工業用殺菌組成物として、スルファミン
酸および/またはその塩と、必要により、イソチアゾリ
ン系化合物、ニトロアルコール系化合物、ジチオール系
化合物、チオフェン系化合物およびハロシアノアセトア
ミド系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の
化合物とを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業用殺菌組成
物、詳しくは、細菌、かび、酵母、藻の防除剤として好
適に用いられる工業用殺菌組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製紙パルプ工場、冷却水循環
工程などの種々の産業用水や、切削油などの金属加工用
油剤、カゼイン、澱粉糊、にかわ、塗工紙、紙用塗工
液、表面サイズ剤、塗料、接着剤、合成ゴムラテック
ス、インキ、ポリビニルアルコールフィルム、塩化ビニ
ルフィルム、樹脂製品、セメント混和剤、シーリング
剤、目地剤などの各種工業製品には、細菌、かび、酵
母、藻などの有害な微生物が繁殖しやすく、生産性や品
質の低下、悪臭の発生などの原因となっている。そのた
め、このような微生物の繁殖を防除するために、工業用
殺菌剤が広く用いられている。
【0003】このような工業用殺菌剤としては、従来よ
り、イソチアゾリン系化合物、ニトロアルコール系化合
物、ジチオール系化合物、チオフェン系化合物、ハロシ
アノアセトアミド系化合物などの各種の化合物が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
各種の工業用殺菌剤を単独で使用しても、その殺菌効果
が十分でない場合も多く、とりわけ、これらの工業用殺
菌剤に対する耐性菌なども現れ、十分な殺菌効果を発現
し得る新規な工業用殺菌剤の開発が望まれている。
【0005】そこで、本発明はこのような事情に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、細菌、かび、
酵母、藻などに対して優れた防除効果を発現することの
できる、工業用殺菌組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、(1)スルファミン酸および/またはそ
の塩を含有することを特徴とする、工業用殺菌組成物、
(2)さらに、一般式(1)
【0007】
【化7】 (式中、Y1は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
たは水素原子を、X1およびX2は、同一または相異な
って、炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を示
す。)、または一般式(2)
【0008】
【化8】 (式中、Y2は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
たは水素原子を、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示す。)で表わされるイソチアゾリン系化合
物、一般式(3)
【0009】
【化9】 (式中、X3はヒドロキシル基を有する炭化水素基また
はハロゲン原子を、Y3は炭化水素基または水素原子
を、Y4はヒドロキシル基を有する炭化水素基、ハロゲ
ン原子または水素原子を示す。)で表わされるニトロア
ルコール系化合物、一般式(4)
【0010】
【化10】 (式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハ
ロゲン原子または水素原子を示す。)で表わされるジチ
オール系化合物、一般式(5)
【0011】
【化11】 (式中、Y5、Y6、Y7およびY8は、同一または相
異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロ
ゲン原子または水素原子を示す。)で表わされるチオフ
ェン系化合物、および、一般式(6)
【0012】
【化12】 (式中、X6はハロゲン原子を、X7はハロゲン原子ま
たは水素原子を、Y9は置換基を有していてもよい炭化
水素基または水素原子を示す。)で表わされるハロシア
ノアセトアミド系化合物からなる群より選ばれる少なく
とも1種の化合物を含有することを特徴とする、前記
(1)に記載の工業用殺菌組成物、(3)一般式(1)
および一般式(2)で表わされるイソチアゾリン系化合
物の式中、Y1およびY2が炭素数1〜8のアルキル基
または水素原子であり、X1およびX2がともに水素原
子、一方が水素原子で他方が塩素原子またはともに塩素
原子であることを特徴とする、前記(2)に記載の工業
用殺菌組成物、(4)一般式(3)で表わされるニトロ
アルコール系化合物の式中、X3はヒドロキシル基を有
する炭素数1〜4のアルキル基、臭素原子または塩素原
子であり、Y3は炭素数1〜4のアルキル基または水素
原子であり、Y4はヒドロキシル基を有する炭素数1〜
4のアルキル基、臭素原子または水素原子であることを
特徴とする、前記(2)または前記(3)に記載の工業
用殺菌組成物、(5)一般式(4)で表わされるジチオ
ール系化合物の式中、X4およびX5がともに塩素原子
または臭素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子また
は臭素原子であることを特徴とする、前記(2)〜前記
(4)のいずれかに記載の工業用殺菌組成物、(6)一
般式(5)で表わされるチオフェン系化合物の式中、Y
5、Y6、Y7およびY8が、すべて塩素原子であるこ
とを特徴とする、前記(2)〜前記(5)のいずれかに
記載の工業用殺菌組成物、(7)一般式(6)で表わさ
れるハロシアノアセトアミド系化合物の式中、X6およ
びX7が塩素原子または臭素原子であり、Y9が炭素数
1〜4のアルキル基または水素原子であることを特徴と
する、前記(2)〜前記(6)のいずれかに記載の工業
用殺菌組成物、(8)さらに、水および/またはグリコ
ール系溶剤を含有することを特徴とする、前記(1)〜
前記(7)のいずれかに記載の工業用殺菌組成物に関す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の工業用殺菌組成物は、有
効成分として、スルファミン酸および/またはその塩を
含有している。
【0014】本発明に用いられるスルファミン酸は、ア
ミドスルホン酸(HN−SOH)であって、また、
スルファミン酸の塩としては、例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウムなどのアルカリ金属、例えば、カルシ
ウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、例えば、
ニッケル、銅、コバルトなどの遷移金属、例えば、アン
モニウム、例えば、イソプロピルアミン、エチレンジア
ミン、グアニジンなどの脂肪族アミン、例えば、エタノ
ールアミンなどのアミノアルコール、例えば、アニリ
ン、フェニレンジアミンなどの芳香族アミン、例えば、
ピペラジン、ピペリジン、ピリジン、ピロリジン、モル
ホリン、メチルピリジンなどの複素環アミンなどが挙げ
られる。これら塩のうち、好ましくは、ナトリウム、カ
リウムなどのアルカリ金属、ニッケル、銅、コバルトな
どの遷移金属、アンモニウム、あるいは、グアニジンな
どの脂肪族アミンが挙げられる。
【0015】そして、本発明の工業用殺菌組成物では、
遊離のスルファミン酸をそのまま配合してもよく、また
は、スルファミン酸塩として配合してもよく、さらに
は、遊離のスルファミン酸およびスルファミン酸塩の両
者を配合してもよい。これらうちでは、スルファミン酸
塩として配合することが好ましい。
【0016】また、スルファミン酸および/またはその
塩の配合割合は、例えば、工業用殺菌組成物100重量
部に対して、0.1〜99重量部、好ましくは、1〜5
0重量部である。
【0017】また、本発明の工業用殺菌組成物では、ス
ルファミン酸および/またはその塩を必須の有効成分と
して、さらに、イソチアゾリン系化合物、ニトロアルコ
ール系化合物、ジチオール系化合物、チオフェン系化合
物およびハロシアノアセトアミド系化合物からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の化合物を有効成分として含
有していることが好ましい。
【0018】これらの化合物の少なくとも1種を含有さ
せることで、防除効果を発現させることができる。
【0019】本発明に用いられるイソチアゾリン系化合
物は、一般式(1)
【0020】
【化13】 (式中、Y1は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
たは水素原子を、X1およびX2は、同一または相異な
って、炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を示
す。)、または一般式(2)
【0021】
【化14】 (式中、Y2は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
たは水素原子を、A環は置換基を有していてもよいベン
ゼン環を示す。)で表わされる。
【0022】一般式(1)および一般式(2)の式中、
Y1およびY2で示される置換基を有していてもよい炭
化水素基の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、
アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基および
アリール基などが挙げられる。
【0023】アルキル基としては、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オク
チル、tert−オクチル、ノニル、デシルなどの炭素
数1〜10のアルキル基が挙げられる。
【0024】アルケニル基としては、例えば、ビニル、
アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−プロペ
ニル、2−メチル−1−プロペニルなどの炭素数2〜4
のアルケニル基が挙げられる。
【0025】アルキニル基としては、例えば、エチニ
ル、1−プロピニル、2−プロピニル、ブチニル、ペン
チニルなどの炭素数2〜5のアルキニル基が挙げられ
る。
【0026】シクロアルキル基としては、例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどの炭素数
3〜8のシクロアルキル基が挙げられる。
【0027】アリール基としては、例えば、フェニル、
ナフチル、アントリル、フェナントリルなどの炭素数6
〜14のアリール基が挙げられる。
【0028】Y1およびY2で示される置換基を有して
いてもよい炭化水素基の置換基としては、例えば、ヒド
ロキシル基、ハロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭
素およびヨウ素など)、シアノ基、アミノ基、カルボキ
シル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシなどの炭素数1〜4のアルコキシ
基など)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基な
ど)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、ブチルチオなどの炭素数1〜4のア
ルキルチオ基など)およびアリールチオ基(例えば、フ
ェニルチオ基など)などが挙げられる。これらの置換基
は同一または相異なって1〜5個、好ましくは1〜3個
置換していてもよい。
【0029】上記した、Y1およびY2で示される置換
基を有していてもよい炭化水素基としては、置換基を有
していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキ
ル基が好ましい。アルキル基としては、炭素数が1〜8
のアルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびオ
クチルなどの炭素数8のアルキル基が挙げられる。さら
に好ましくは、メチル、n−ブチル、n−オクチルが挙
げられる。
【0030】また、Y1およびY2の好ましい例として
は、炭素数が1〜8のアルキル基および水素原子が挙げ
られる。
【0031】一般式(1)で表わされるイソチアゾリン
系化合物において、X1およびX2で示される炭化水素
基としては、Y1およびY2で示される炭化水素基と同
様のものが挙げられ、好ましくは、アルキル基、より好
ましくは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げ
られる。
【0032】また、X1およびX2は、2価の炭化水素
基で環形成されていてもよく、このような2価の炭化水
素基としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチ
レン、テトラメチレンなどの炭素数1〜4の2価の炭化
水素基が挙げられる。好ましくは、トリメチレンが挙げ
られる。
【0033】また、X1およびX2で示されるハロゲン
原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が
挙げられる。好ましくは、塩素が挙げられる。
【0034】X1およびX2の好ましい例としては、例
えば、ハロゲン原子、水素原子が挙げられ、好ましい態
様としては、例えば、X1およびX2がともに水素原
子、X1およびX2のうち、いずれか一方が水素原子で
あって他方がハロゲン原子、X1およびX2がともにハ
ロゲン原子である態様が挙げられる。また、トリメチレ
ンで環形成されているものも、好ましい態様の1つであ
る。
【0035】一般式(3)で表わされるイソチアゾリン
系化合物において、A環で示されるベンゼン環の置換基
としては、Y2で示される置換基を有していてもよい炭
化水素基の置換基と同様のものを挙げることができ、好
ましくは、ハロゲン原子、アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチルなどの炭素数1〜4のア
ルキル基など)が挙げられる。これらの置換基は、同一
または相異なって1〜4個、好ましくは、1または2個
置換していてもよい。A環で示される置換基を有してい
てもよいベンゼン環の好ましい態様としては、置換基を
有していないベンゼン環が挙げられる。
【0036】このようなイソチアゾリン系化合物は、以
下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造
することができ、その具体例としては、例えば、2−メ
チル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−エチル−4
−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−
イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−
n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4−ク
ロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチ
アゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘ
キシル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−
4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン、N−n
−ブチル−1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オンな
どが挙げられる。これらのうち、好ましくは、2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル
−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メ
チル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2
−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4−
クロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチ
レン−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンツ
イソチアゾリン−3−オン、N−n−ブチル−1,2−
ベンツイソチアゾリン−3−オンが挙げられる。これら
イソチアゾリン系化合物は、単独または2種以上併用し
てもよい。
【0037】本発明に用いられるニトロアルコール系化
合物は、一般式(3)
【0038】
【化15】 (式中、X3はヒドロキシル基を有する炭化水素基また
はハロゲン原子を、Y3は炭化水素基または水素原子
を、Y4はヒドロキシル基を有する炭化水素基、ハロゲ
ン原子または水素原子を示す。)で表わされる。
【0039】一般式(3)の式中、X3で示されるヒド
ロキシル基を有する炭化水素基の炭化水素基としては、
上記したY1およびY2で示される炭化水素基と同様の
ものが挙げられ、好ましくは、アルキル基、より好まし
くは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ
る。また、ヒドロキシル基は、例えば、炭化水素基に、
1〜3個置換していることが好ましく、その中でも、1
個置換していることが好ましい。
【0040】このようなヒドロキシル基を有する炭化水
素基としては、好ましくは、ヒドロキシメチル、ヒドロ
キシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルな
どが挙げられ、好ましくは、ヒドロキシメチルが挙げら
れる。
【0041】また、X3で示されるハロゲン原子として
は、上記したX1およびX2で示されるハロゲン原子と
同様のものが挙げられ、好ましくは、臭素および塩素が
挙げられる。
【0042】一般式(3)の式中、Y3で示される炭化
水素基としては、上記したY1およびY2で示される炭
化水素基と同様のものが挙げられ、好ましくは、アルキ
ル基、より好ましくは、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアル
キル基が挙げられる。
【0043】一般式(3)の式中、Y4で示されるヒド
ロキシル基を有する炭化水素基としては、X3で示され
るヒドロキシル基を有する炭化水素基と同様のものが挙
げられ、好ましくは、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエ
チル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルなどが挙
げられ、より好ましくは、ヒドロキシメチルが挙げられ
る。また、Y4で示されるハロゲン原子としては、上記
したX3で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げら
れ、好ましくは、臭素および塩素が挙げられる。
【0044】一般式(3)の好ましい態様としては、X
3が、ヒドロキシル基を有する炭素数1〜4のアルキル
基、臭素原子または塩素原子であり、Y3が、炭素数1
〜4のアルキル基または水素原子であり、Y4が、ヒド
ロキシル基を有する炭素数1〜4のアルキル基、臭素原
子または水素原子である態様が挙げられ、X3が、ヒド
ロキシメチル、臭素原子または塩素原子であり、Y3
が、メチルまたは水素原子であり、Y4が、ヒドロキシ
エチル、ヒドロキシメチル、臭素原子または水素原子で
ある態様が、さらに好ましい。
【0045】このようなニトロアルコール系化合物は、
以下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製
造することができ、その具体例としては、例えば、2−
ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、2−
ブロモ−2−ニトロブタン−1,3−ジオール、3−ブ
ロモ−3−ニトロペンタン−2,4−ジオール、2,2
−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール、2−ニトロ
−1,3−プロパンジオール、トリス(ヒドロキシメチ
ル)ニトロメタン、3,3−ジブロモ−3−ニトロ−2
−プロパノール、2−クロロ−2−ニトロエタノール、
2−クロロ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、
3−クロロ−3−ニトロ−2−プロパノールなどが挙げ
られる。これらのうち、好ましくは、2−ブロモ−2−
ニトロプロパン−1,3−ジオール、2,2−ジブロモ
−2−ニトロ−1−エタノールが挙げられる。これらニ
トロアルコール系化合物は、単独または2種以上併用し
てもよい。
【0046】本発明に用いられるジチオール系化合物
は、一般式(4)
【0047】
【化16】 (式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハ
ロゲン原子または水素原子を示す。)で表わされる。
【0048】一般式(4)の式中、X4およびX5で示
されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2
で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ま
しくは、臭素および塩素が挙げられる。
【0049】一般式(4)の好ましい態様としては、例
えば、X4およびX5がともに臭素原子、X4およびX
5がともに塩素原子、X4およびX5のうち、いずれか
一方が臭素原子で他方が塩素原子、X4およびX5のう
ち、いずれか一方が臭素原子で他方が水素原子、X4お
よびX5のうち、いずれか一方が塩素原子で他方が水素
原子である態様が挙げられる。
【0050】このようなジチオール系化合物は、以下に
示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造する
ことができ、その具体例としては、例えば、4,5−ジ
クロロ−1,2−ジチオール−3−オン、4,5−ジブ
ロモ−1,2−ジチオール−3−オン、4−クロロ−
1,2−ジチオール−3−オン、4−ブロモ−1,2−
ジチオール−3−オンなどが挙げられる。これらのう
ち、好ましくは、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオー
ル−3−オンが挙げられる。これらジチオール系化合物
は、単独または2種以上併用してもよい。
【0051】本発明に用いられるチオフェン系化合物
は、一般式(5)
【0052】
【化17】 (式中、Y5、Y6、Y7およびY8は、同一または相
異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロ
ゲン原子または水素原子を示す。)で表わされる。
【0053】一般式(5)の式中、Y5、Y6、Y7お
よびY8で示される置換基を有していてもよい炭化水素
基としては、上記したY1およびY2で示される置換基
を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げら
れ、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げら
れる。
【0054】また、Y5、Y6、Y7およびY8で示さ
れるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2で
示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好まし
くは、塩素が挙げられる。
【0055】一般式(5)の好ましい態様としては、Y
5、Y6、Y7およびY8のすべてがハロゲン原子、Y
5、Y6、Y7がハロゲン原子でY8が水素原子、Y5
およびY8がハロゲン原子でY6およびY7が水素原子
である態様が挙げられる。このうち、Y5、Y6、Y7
およびY8のすべてがハロゲン原子、とりわけ、Y5、
Y6、Y7およびY8のすべてが塩素原子である態様が
好ましい。
【0056】このようなチオフェン系化合物は、以下に
示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造する
ことができ、その具体例としては、例えば、3,3,
4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1
−ジオキシド、3,3,4,4−テトラブロモテトラヒ
ドロチオフェン−1,1−ジオキシド、3,4−ジクロ
ロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、3,
3,4−トリクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−
ジオキシド、3,3,4−トリブロモテトラヒドロチオ
フェン−1,1−ジオキシドなどが挙げられる。これら
のうち、好ましくは、3,3,4,4−テトラクロロテ
トラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドが挙げられ
る。これらチオフェン系化合物は、単独または2種以上
併用してもよい。
【0057】本発明に用いられるハロシアノアセトアミ
ド系化合物は、一般式(6)
【0058】
【化18】 (式中、X6はハロゲン原子を、X7はハロゲン原子ま
たは水素原子を、Y9は置換基を有していてもよい炭化
水素基または水素原子を示す。)で表わされる。
【0059】一般式(6)の式中、X6およびX7で示
されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2
で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ま
しくは、臭素および塩素が挙げられる。
【0060】Y9で示される置換基を有していてもよい
炭化水素基としては、上記したY1およびY2で示され
る置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが
挙げられ、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基
が挙げられる。
【0061】一般式(6)の好ましい態様としては、X
6およびX7が塩素原子または臭素原子であり、Y9が
炭素数1〜4のアルキル基または水素原子である態様が
挙げられる。より好ましくは、X6およびX7がともに
臭素原子であり、Y9が水素原子である態様が挙げられ
る。
【0062】このようなハロシアノアセトアミド系化合
物は、以下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法に
より製造することができ、その具体例としては、例え
ば、2−クロロ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−
ブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドなどの2−ハロ
−3−ニトリロプロピオンアミド、例えば、2,2−ジ
クロロ−3−ニトリロプロピオンアミド、2,2−ジブ
ロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−クロロ−2
−ブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドなどの2,2
−ジハロ−3−ニトリロプロピオンアミド、例えば、N
−メチル−2−クロロ−3−ニトリロプロピオンアミ
ド、N−メチル−2−ブロモ−3−ニトリロプロピオン
アミドなどのN−C1−3アルキル−2−ハロ−3−ニ
トリロプロピオンアミド、例えば、N−メチル−2,2
−ジクロロ−3−ニトリロプロピオンアミド、N−メチ
ル−2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド
などのN−C1−3アルキル−2,2−ジハロ−3−ニ
トリロプロピオンアミドなどが挙げられる。これらのう
ち、好ましくは、2,2−ジクロロ−3−ニトリロプロ
ピオンアミド、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピ
オンアミド、N−メチル−2,2−ジブロモ−3−ニト
リロプロピオンアミドが挙げられる。さらに好ましく
は、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド
が挙げられる。これらハロシアノアセトアミド系化合物
は、単独または2種以上併用してもよい。
【0063】また、このようなハロシアノアセトアミド
系化合物は、塩として用いてもよく、そのような塩とし
ては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩
などの無機酸塩、例えば、酢酸塩、トリクロロ酢酸塩、
トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩などの有機酸塩などが挙げられる。
【0064】このような、イソチアゾリン系化合物、ニ
トロアルコール系化合物、ジチオール系化合物、チオフ
ェン系化合物およびハロシアノアセトアミド系化合物を
配合する割合は、その合計量として、例えば、スルファ
ミン酸および/またはその塩100重量部に対して、1
〜300重量部、好ましくは、5〜200重量部であ
る。
【0065】また、スルファミン酸および/またはその
塩と、必要により、イソチアゾリン系化合物、ニトロア
ルコール系化合物、ジチオール系化合物、チオフェン系
化合物およびハロシアノアセトアミド系化合物からなる
群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを配合するに
は、例えば、物理的に混合するなど、公知の配合方法を
用いればよい。
【0066】このようにして得られる本発明の工業用殺
菌組成物は、細菌、かび、酵母、藻などに対して優れた
防除効果を発現するため、これらの防除剤として好適に
用いられる。
【0067】なお、本発明の工業用殺菌組成物は、予め
スルファミン酸および/またはその塩と、必要により、
イソチアゾリン系化合物、ニトロアルコール系化合物、
ジチオール系化合物、チオフェン系化合物およびハロシ
アノアセトアミド系化合物からなる群より選ばれる少な
くとも1種の化合物とを配合して製剤化したものを適用
対象物に添加してもよく、また、スルファミン酸および
/またはその塩と、必要により、イソチアゾリン系化合
物、ニトロアルコール系化合物、ジチオール系化合物、
チオフェン系化合物およびハロシアノアセトアミド系化
合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と
を、適用対象物に、それぞれ個別に添加して、適用対象
物中において作用させてもよい。
【0068】本発明の工業用殺菌組成物を、細菌、か
び、酵母、藻の防除剤として用いる場合には、その目的
および用途に応じて、例えば、液剤(水懸濁剤および油
剤を含む。)、ペースト剤、粉剤、粒剤、マイクロカプ
セルなどの公知の剤型に製剤化して用いることができ
る。また、包接化合物として調製してもよく、さらに、
層状ケイ酸塩などのモンモリロナイト(スメクタイト類
など)などに担持させ、あるいは、クレー、シリカ、ホ
ワイトカーボン、タルクなどに吸着させることにより調
製してもよい。
【0069】これらのうち、例えば、液剤として製剤化
するには、スルファミン酸および/またはその塩と、必
要により、イソチアゾリン系化合物、ニトロアルコール
系化合物、ジチオール系化合物、チオフェン系化合物お
よびハロシアノアセトアミド系化合物からなる群より選
ばれる少なくとも1種の化合物とを上記した割合で、適
宜溶剤に溶解または分散すればよい。より具体的には、
例えば、溶剤60〜98重量%に対して、スルファミン
酸および/またはその塩が1〜20重量%、イソチアゾ
リン系化合物、ニトロアルコール系化合物、ジチオール
系化合物、チオフェン系化合物およびハロシアノアセト
アミド系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種
の化合物が、合計量として、1〜20重量%となる割合
で配合し、溶解または分散させればよい。
【0070】このときに用いられる溶剤としては、これ
らの化合物を溶解しまたは分散し得る溶剤であれば特に
制限されない。
【0071】このような溶剤としては、例えば、水、例
えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i
so−プロパノール、n−ブタノール、tert−ブタ
ノール、3−メチル−3−メトキシブタノールなどのア
ルコール系溶剤、例えば、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレング
リコールモノメチルエーテルなどのグリコール系溶剤、
例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、プロピレンカーボネートなどのケトン系溶
剤、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチル
エーテルなどのエーテル系溶剤、例えば、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸イソブチル、3−メチル−3−メトキ
シブチルアセテート、γ−ブチロラクトン、アジピン酸
ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチルなど
のエステル系溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、イソプ
ロピルナフタレン、ジイソプロピルナフタレン、エチル
ビフェニル、ジエチルビフェニル、ソルベントナフサな
どの芳香族系溶剤、例えば、四塩化炭素、クロロホル
ム、塩化メチレンなどのハロゲン化炭化水素系溶剤、例
えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、N−メチルピ
ロリドンなどの極性溶剤などが挙げられる。
【0072】また、工業的に使用されている脂肪族系石
油溶剤や芳香族系石油溶剤を用いてもよい。脂肪族系石
油溶剤としては、例えば、ミネラルスピリットなどが挙
げられる。また、芳香族系石油溶剤としては、市販品と
して、例えば、MSP(蒸留範囲(℃)90〜120、
比重(15/4℃)0.820以上、混合アニリン点
(℃)26以下、芳香族含量(容量%)70以上)、ス
ーパーゾール100(蒸留範囲(℃)95〜111、比
重(15/4℃)0.825、混合アニリン点(℃)2
6.0、芳香族含量(容量%)75以上)、ペガゾール
ARO−80(蒸留範囲(℃)104〜123、比重
(15/4℃)0.832、混合アニリン点(℃)2
6、芳香族含量(容量%)75.9)、スワゾール10
0(蒸留範囲(℃)106〜116、比重(15/4
℃)0.835、混合アニリン点(℃)24.6、芳香
族含量(容量%)76.4)、スワゾール200(蒸留
範囲(℃)132〜144、比重(15/4℃)0.8
44、混合アニリン点(℃)23.8、芳香族含量(容
量%)80.9)、MHS(蒸留範囲(℃)140〜1
70、比重(15/4℃)0.86〜0.88、混合ア
ニリン点(℃)11〜12、芳香族含量(容量%)98
以上)、ハイアロム2S(蒸留範囲(℃)152〜18
7、比重(15/4℃)0.816、混合アニリン点
(℃)47以下、芳香族含量(容量%)45〜55)、
スワゾール310(蒸留範囲(℃)153〜177、比
重(15/4℃)0.817、混合アニリン点(℃)4
3.6、芳香族含量(容量%)51.0)、スーパーゾ
ール150(蒸留範囲(℃)153〜197、比重(1
5/4℃)0.815、混合アニリン点(℃)21.
5、芳香族含量(容量%)50以上)、昭石ハイゾール
(蒸留範囲(℃)153〜198、比重(15.6/1
5.6℃)0.818、芳香族含量(容量%)55)、
HAWS(蒸留範囲(℃)154〜190、比重(15
/4℃)0.822、芳香族含量(容量%)50)、ス
ーパーゾール1500(蒸留範囲(℃)155〜17
1、比重(15/4℃)0.869、混合アニリン点
(℃)14.6、芳香族含量(容量%)98以上)、日
石ハイゾール100(蒸留範囲(℃)155〜180、
比重(15/4℃)0.870〜0.880、混合アニ
リン点(℃)15以下、芳香族含量(容量%)99.0
以上)、ベガゾールR−100(蒸留範囲(℃)156
〜174、比重(15/4℃)0.874、混合アニリ
ン点(℃)14、芳香族含量(容量%)96.4)、ソ
ルベッソ100(蒸留範囲(℃)158〜177、比重
(15/4℃)0.870、混合アニリン点(℃)1
4、芳香族含量(容量%)98.0)、MSS(蒸留範
囲(℃)158〜180、比重(15.6/15.6
℃)0.86〜0.89、混合アニリン点(℃)13〜
14、芳香族含量(容量%)98以上)、SHELLS
OL A(蒸留範囲(℃)160〜182、比重(15
/4℃)0.873、芳香族含量(容量%)98)、ス
ワゾール1000(蒸留範囲(℃)162〜176、比
重(15/4℃)0.878、混合アニリン点(℃)1
2.7、芳香族含量(容量%)99.7)、出光イプゾ
ール100(蒸留範囲(℃)162〜179、比重(1
5/4℃)0.875、混合アニリン点(℃)13.
5、芳香族含量(容量%)99.5以上)、昭石特ハイ
ゾール(蒸留範囲(℃)162〜180、比重(15/
4℃)0.881、混合アニリン点(℃)12.6、芳
香族含量(容量%)99.99)、スワゾール1500
(蒸留範囲(℃)180〜207比重(15/4℃)
0.886、混合アニリン点(℃)16.5、芳香族含
量(容量%)98.8)、日石ハイゾール150(蒸留
範囲(℃)182〜216、比重(15/4℃)0.8
87〜0.904、混合アニリン点(℃)17以下、芳
香族含量(容量%)99.0以上)、スーパーゾール1
800(蒸留範囲(℃)183〜208、比重(15/
4℃)0.889、混合アリニン点(℃)15.7、芳
香族含量(容量%)99以上)、ソルベッソ150(蒸
留範囲(℃)185〜211、比重(15/4℃)0.
896、混合アニリン点(℃)18.3、芳香族含量
(容量%)97.3)、出光イプゾール150(蒸留範
囲(℃)186〜205、比重(15.6/15.6
℃)0.895、混合アニリン点(℃)15.2、芳香
族含量(容量%)99.5以上)、SHELLSOL
AB(蒸留範囲(℃)187〜213、比重(15/4
℃)0.894、芳香族含量(容量%)99.5)、ペ
ガゾールR−150(蒸留範囲(℃)191〜212、
比重(15/4℃)0.890、混合アニリン点(℃)
18、芳香族含量(容量%)97.2)、スワゾール1
800(蒸留範囲(℃)197〜237、比重(15/
4℃)0.940、混合アニリン点(℃)14.0、芳
香族含量(容量%)99.6)が挙げられる。
【0073】これらのうち、好ましくは、水および/ま
たはグリコール系溶剤が挙げられる。これら溶剤は、単
独または2種以上併用してもよい。
【0074】さらに、本発明の工業用殺菌組成物は、そ
の目的および用途によって、公知の添加剤、例えば、他
の防藻剤および/または防かび剤、界面活性剤、酸化防
止剤、光安定剤などを添加してもよい。
【0075】他の防藻剤および/または防かび剤として
は、例えば、3−ヨード−2−プロピニル−ブチル−カ
ーバメイト、ジヨードメチル−p−トリルスルホンおよ
びp−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルフォル
マールなどの有機ヨウ素系化合物、例えば、テトラメチ
ルチウラムジスルフィドなどのチオカーバメート系化合
物、例えば、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロ
ニトリルなどのニトリル系化合物、例えば、N−(フル
オロジクロロメチルチオ)−フタルイミドおよびN−
(フルオロジクロロメチルチオ)−N,N’−ジメチル
−N−フェニル−スルファミドなどのハロアルキルチオ
系化合物、例えば、2,3,5,6−テトラクロロ−4
−(メチルスルフォニル)ピリジンなどのピジリン系化
合物、例えば、ジンクピリチオンおよびナトリウムピリ
チオンなどのピリチオン系化合物、例えば、2−(4−
チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾールなどのベンゾ
チアゾール系化合物、例えば、3−(3,4−ジクロロ
フェニル)−1,1−ジメチルウレアなどの尿素系化合
物、例えば、メチル−2−ベンズイミダゾールカーバメ
イト、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールな
どのイミダゾール系化合物、例えば、3−ベンゾ[b]
チエン−2−イル−5,6−ジヒドロ−1,4,2−オ
キサチアジン 4−オキシドなどのオキサチアジン系化
合物などが挙げられる。
【0076】これらの他の防藻剤および/または防かび
剤は、単独または2種以上併用してもよい。また、これ
らの配合割合は、その剤型および目的ならびに用途によ
って適宜決定される。
【0077】また、界面活性剤としては、例えば、石鹸
類、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤、両イオン界面活性剤、高分子界面
活性剤など、公知の界面活性剤が挙げられ、好ましく
は、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤が挙
げられる。
【0078】ノニオン系界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル、酸化エチレン
と酸化プロピレンとのブロック共重合物などが挙げられ
る。
【0079】アニオン系界面活性剤としては、例えば、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸金属塩、ポリカルボン酸型界面活性剤、ジ
アルキルスルホコハク酸エステル金属塩、ポリオキシエ
チレンジスチレン化フェニルエーテルサルフェートアン
モニウム塩、リグニンスルホン酸金属塩などが挙げられ
る。また、これらの金属塩としては、例えば、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩などが挙げられる。
【0080】また、酸化防止剤としては、例えば、2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’
−メチレンビス[4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル]などのフェノール系酸化防止剤、例えば、アルキル
ジフェニルアミン、N,N’−ジ−s−ブチル−p−フ
ェニレンジアミンなどのアミン系酸化防止剤などが挙げ
られる。
【0081】これら、界面活性剤および酸化防止剤は、
例えば、液剤の場合には、液剤100重量部に対して
0.1〜5重量部添加される。
【0082】また、光安定剤としては、例えば、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケートなどのヒンダードアミン系光安定剤などが挙げ
られる。
【0083】このような光安定剤は、例えば、液剤の場
合には、液剤100重量部に対して0.1〜10重量部
添加される。
【0084】このようにして得られる本発明の工業用殺
菌組成物は、細菌、かび、酵母、藻などに対する防除剤
として優れた効果を発現することができる。
【0085】そのため、例えば、製紙パルプ工場、冷却
水循環工程などの種々の産業用水や、切削油などの金属
加工用油剤、カゼイン、澱粉糊、にかわ、塗工紙、紙用
塗工液、表面サイズ剤、塗料、接着剤、合成ゴムラテッ
クス、印刷インキ、ポリビニルアルコールフィルム、塩
化ビニルフィルム、プラスチック製品、セメント混和
剤、シーリング剤、目地剤などの各種工業製品などの有
害微生物の防除の用途において有効に用いることができ
る。
【0086】より具体的には、例えば、製紙パルプ工場
や冷却水循環工程のスライムコントロール剤、金属加工
油剤、カゼイン、澱粉塗工液、樹脂製品の防腐剤、塗
料、樹脂、インキ、シリコーンシーリング剤などの工業
用殺菌剤などとして好適に用いられる。
【0087】なお、本発明の工業用殺菌組成物は、その
適用対象に応じて添加量を適宜決定すればよいが、1〜
5000mg(有効成分)/kg(製品)、好ましく
は、5〜2000mg(有効成分)/kg(製品)の濃
度として用いることが好ましい。
【0088】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明をより具体的に
説明する。
【0089】(1) 工業用殺菌組成物の調製 実施例1 90gの水に、10gのスルファミン酸アンモニウムを
加え、室温で撹拌して、100gの工業用殺菌組成物を
得た。
【0090】実施例2 90gの水に、10gのスルファミン酸ナトリウムを加
え、室温で撹拌して、100gの工業用殺菌組成物を得
た。
【0091】実施例3 90gの水に、10gのスルファミン酸グアニジンを加
え、室温で撹拌して、100gの工業用殺菌組成物を得
た。
【0092】実施例4 90gの水に、10gのスルファミン酸を加え、室温で
撹拌して、100gの工業用殺菌組成物を得た。
【0093】実施例5 75gの水に、10gのスルファミン酸アンモニウム
と、15gのケーソンLX SF25(ローム・アンド
・ハース社製:5−クロロ−2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オン(Cl−MIT)20重量%と、2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)6重
量%との混合物)とを加え、室温で撹拌して、100g
の工業用殺菌組成物を得た。
【0094】実施例6 82gの水に、10gのスルファミン酸アンモニウム
と、8gのゾーネンML(ケミクレア社製:2−メチル
−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)50重量
%)とを加え、室温で撹拌して、100gの工業用殺菌
組成物を得た。
【0095】実施例7 80gの水に、10gのスルファミン酸アンモニウム
と、10gの2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3
−ジオール(BNPD)(ナガセケムスペック社製:9
8重量%)とを加え、室温で撹拌して、100gの工業
用殺菌組成物を得た。
【0096】実施例8 30gのジエチレングリコールモノメチルエーテル(メ
チルカルビトール)および50gの水に、10gのスル
ファミン酸アンモニウムと、10gの2,2−ジブロモ
−2−ニトロ−1−エタノール(DBNE)(ケイ・ア
イ化成社製:98重量%)とを加え、室温で撹拌して、
100gの工業用殺菌組成物を得た。
【0097】実施例9 30gのジエチレングリコールモノメチルエーテル(メ
チルカルビトール)および53.75gの水に、10g
のスルファミン酸アンモニウムと、6.25gのプロク
セルプレスペーストP6(アビシア製:1,2−ベンツ
イソチアゾリン−3−オン(BIT)80重量%)とを
加え、室温で撹拌して、100gの工業用殺菌組成物を
得た。
【0098】(2) 抗菌試験 実施例1〜4について、グルコース寒天培地を用いた倍
数希釈法で、33℃、24時間培養後に、各試験菌の生
育の有無を肉眼観察し、最小発育阻止濃度(MIC、μ
g/mL)を求めた。その結果を表1に示す。なお、希
釈には滅菌水を用い、また、試験菌として、バチルス・
ズブチリス(Bacillus subtilis:IFO 351
3)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococc
us aureus:IFO 3061)、エシュリヒア・コリ
ー(Escherichia coli:IFO 3044)、シュード
モナス・エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa:IF
O 3080)、セラチア・マルセッセンス(Serratia
marcescens:IFO 3735)を用いた。
【0099】
【表1】 (3) 防腐試験(墨液) 墨液(呉竹精昇堂製)に、実施例1〜4の工業用殺菌組
成物を、それぞれ5g/kgとなる濃度で添加し、さら
に、10cfu/mLになるように、(2)抗菌試験
で用いた5種の菌で調製した腐敗種を加え、33℃で4
週間静置させた後、再び、10cfu/mLになるよ
うに腐敗種を加え、33℃で4週間静置した後、BA培
地にて菌数を測定した。その結果を表2に示す。なお、
表2には、各実施例の工業用殺菌組成物が添加されてい
ない無添加の墨液についての結果も比較例として併せて
示す。
【0100】
【表2】 表2から明らかなように、実施例1〜4の工業用殺菌組
成物が添加された墨液は、無添加の墨液に比べて、優れ
た防腐効果を発現していることがわかる。
【0101】(4) 防腐試験(樹脂および塗料) 1)アクリル・スチレン系エマルション(商品名:ウル
トラゾールC−62、ガンツ化成(株)社製、防腐剤無
添加品)と、そのアクリル・スチレン系エマルションを
含む表3に示す組成の塗料とに、実施例1、5〜9の工
業用殺菌組成物を、それぞれ2000mg/kgとなる
濃度で添加した。
【0102】2)さらに、10cfu/mLになるよ
うに、(2)抗菌試験で用いた5種の菌で調製した腐敗
種を加え、33℃で4週間静置させた後、再び、10
cfu/mLになるように腐敗種を加え、33℃で4週
間静置した後、BA培地にて菌数を測定した。その結果
を表4に示す。なお、表4には、各実施例の工業用殺菌
組成物が添加されていない無添加のアクリル・スチレン
系エマルションおよび塗料についての結果も比較例とし
て併せて示す。
【0103】
【表3】 (ミルベース) 分散剤:ポリカルボン酸ナトリウム塩(商品名:オロタ
ン850、ローム・アンド・ハース社製) 湿潤剤:アルキルエーテルサルフェート(商品名:トラ
イトンCF−10、ユニオン・カーバイド社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品名:ノプコ8043−L、サン
ノプコ(株)社製) チタン白:ルチル型酸化チタン(商品名:TITANI
X JR−900、テイカ(株)社製) (レットダウン) エマルション:アクリル・スチレン系エマルション(商
品名:ウルトラゾールC−62、ガンツ化成(株)社
製、防腐剤無添加品) 造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオールモノイソブチレート(商品名:CS−12、チ
ッソ(株)社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品面:ノプコ8034−L、サン
ノプコ社製) 増粘剤:ヒドロキシエチルセルロース(商品名:SP−
600、ダイセル(株)社製)の2重量%水溶液
【0104】
【表4】 表4から明らかなように、実施例1、5〜9の工業用殺
菌組成物が添加されたアクリル・スチレン系エマルショ
ンおよび塗料は、無添加のアクリル・スチレン系エマル
ションおよび塗料に比べて、優れた防腐効果を発現して
いることがわかる。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の工業用殺菌
組成物は、細菌、かび、酵母、藻などに対する防除剤と
して優れた効果を発現することができる。そのため、例
えば、製紙パルプ工場や冷却水循環工程のスライムコン
トロール剤、金属加工油剤、カゼイン、澱粉塗工液、樹
脂製品の防腐剤、塗料、樹脂、インキ、シリコーンシー
リング剤などの工業用殺菌剤などとして好適に用いるこ
とができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/26 A01N 43/26 43/80 102 43/80 102 (72)発明者 杉山 孝之 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85 号 武田薬品工業株式会社生活環境カンパ ニー内 Fターム(参考) 4H011 AA02 AA03 AD01 BA01 BA06 BB04 BB06 BB08 BB10 BB18 BC03 BC18 DA13 DA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルファミン酸および/またはその塩を
    含有することを特徴とする、工業用殺菌組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、一般式(1) 【化1】 (式中、Y1は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
    たは水素原子を、X1およびX2は、同一または相異な
    って、炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を示
    す。)、または一般式(2) 【化2】 (式中、Y2は置換基を有していてもよい炭化水素基ま
    たは水素原子を、A環は置換基を有していてもよいベン
    ゼン環を示す。)で表わされるイソチアゾリン系化合
    物、一般式(3) 【化3】 (式中、X3はヒドロキシル基を有する炭化水素基また
    はハロゲン原子を、Y3は炭化水素基または水素原子
    を、Y4はヒドロキシル基を有する炭化水素基、ハロゲ
    ン原子または水素原子を示す。)で表わされるニトロア
    ルコール系化合物、一般式(4) 【化4】 (式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハ
    ロゲン原子または水素原子を示す。)で表わされるジチ
    オール系化合物、一般式(5) 【化5】 (式中、Y5、Y6、Y7およびY8は、同一または相
    異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロ
    ゲン原子または水素原子を示す。)で表わされるチオフ
    ェン系化合物、および、一般式(6) 【化6】 (式中、X6はハロゲン原子を、X7はハロゲン原子ま
    たは水素原子を、Y9は置換基を有していてもよい炭化
    水素基または水素原子を示す。)で表わされるハロシア
    ノアセトアミド系化合物からなる群より選ばれる少なく
    とも1種の化合物を含有することを特徴とする、請求項
    1に記載の工業用殺菌組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)および一般式(2)で表わ
    されるイソチアゾリン系化合物の式中、Y1およびY2
    が炭素数1〜8のアルキル基または水素原子であり、X
    1およびX2がともに水素原子、一方が水素原子で他方
    が塩素原子またはともに塩素原子であることを特徴とす
    る、請求項2に記載の工業用殺菌組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(3)で表わされるニトロアルコ
    ール系化合物の式中、X3はヒドロキシル基を有する炭
    素数1〜4のアルキル基、臭素原子または塩素原子であ
    り、Y3は炭素数1〜4のアルキル基または水素原子で
    あり、Y4はヒドロキシル基を有する炭素数1〜4のア
    ルキル基、臭素原子または水素原子であることを特徴と
    する、請求項2または3に記載の工業用殺菌組成物。
  5. 【請求項5】 一般式(4)で表わされるジチオール系
    化合物の式中、X4およびX5がともに塩素原子または
    臭素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子または臭素
    原子であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか
    に記載の工業用殺菌組成物。
  6. 【請求項6】 一般式(5)で表わされるチオフェン系
    化合物の式中、Y5、Y6、Y7およびY8が、すべて
    塩素原子であることを特徴とする、請求項2〜5のいず
    れかに記載の工業用殺菌組成物。
  7. 【請求項7】 一般式(6)で表わされるハロシアノア
    セトアミド系化合物の式中、X6およびX7が塩素原子
    または臭素原子であり、Y9が炭素数1〜4のアルキル
    基または水素原子であることを特徴とする、請求項2〜
    6のいずれかに記載の工業用殺菌組成物。
  8. 【請求項8】 さらに、水および/またはグリコール系
    溶剤を含有することを特徴とする、請求項1〜7のいず
    れかに記載の工業用殺菌組成物。
JP2001210310A 2001-07-11 2001-07-11 工業用殺菌組成物 Expired - Fee Related JP4931295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210310A JP4931295B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 工業用殺菌組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210310A JP4931295B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 工業用殺菌組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003026524A true JP2003026524A (ja) 2003-01-29
JP4931295B2 JP4931295B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=19045803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001210310A Expired - Fee Related JP4931295B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 工業用殺菌組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4931295B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533220A (ja) * 2005-03-03 2008-08-21 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 有機ケイ素化合物を基礎とする架橋可能なコンパウンド
JP2008272667A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Japan Organo Co Ltd 逆浸透膜処理剤およびそれを用いた逆浸透膜処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE940823C (de) * 1952-07-15 1956-03-29 American Cyanamid Co Verfahren zur Herstellung von Ammoniumsulfamat
JPH1179920A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Nissan Chem Ind Ltd コンクリート用抗菌剤
JPH1180799A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Nippon Soda Co Ltd トイレ用清浄剤及びその製造方法
WO1999019432A1 (en) * 1997-10-13 1999-04-22 Unilever N.V. Acid cleaning compositions containing alkoxylated amines and their use
JPH11255610A (ja) * 1997-11-03 1999-09-21 Nalco Chem Co 安定化した次亜臭素酸ナトリウム及びイソチアゾロン類を含む微生物の成長阻害剤及び阻害方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE940823C (de) * 1952-07-15 1956-03-29 American Cyanamid Co Verfahren zur Herstellung von Ammoniumsulfamat
JPH1180799A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Nippon Soda Co Ltd トイレ用清浄剤及びその製造方法
JPH1179920A (ja) * 1997-09-12 1999-03-23 Nissan Chem Ind Ltd コンクリート用抗菌剤
WO1999019432A1 (en) * 1997-10-13 1999-04-22 Unilever N.V. Acid cleaning compositions containing alkoxylated amines and their use
JPH11255610A (ja) * 1997-11-03 1999-09-21 Nalco Chem Co 安定化した次亜臭素酸ナトリウム及びイソチアゾロン類を含む微生物の成長阻害剤及び阻害方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533220A (ja) * 2005-03-03 2008-08-21 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 有機ケイ素化合物を基礎とする架橋可能なコンパウンド
JP2008272667A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Japan Organo Co Ltd 逆浸透膜処理剤およびそれを用いた逆浸透膜処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4931295B2 (ja) 2012-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IE901065L (en) Biocidal composition
JP2011251993A (ja) 殺微生物剤
JPS5950642B2 (ja) 工業用殺菌剤
JP4416998B2 (ja) 微生物防除剤
JP3317962B2 (ja) 防かびおよび/または防藻用組成物
JP2003026524A (ja) 工業用殺菌組成物
JP4832684B2 (ja) 防藻剤
JPH0987110A (ja) 2−チオシアノピリジン−1−オキシドを含有する組成物
JP4473524B2 (ja) 微生物防除剤
KR100822676B1 (ko) 항미생물 조성물
JP4177923B2 (ja) 工業用殺菌剤
JP4018788B2 (ja) 工業用殺菌剤
JP4776108B2 (ja) 工業用微生物防除剤
JP2004238338A (ja) 工業用殺菌剤
JP4106393B2 (ja) 工業用殺菌剤および工業的殺菌方法
AU2002302387A1 (en) Antimicrobial compositions
JPH07277911A (ja) 殺菌剤組成物およびそれを用いた殺菌方法
JP2006022014A (ja) 工業用殺菌剤
JP4849743B2 (ja) 工業用組成物
JP2004043421A (ja) 2−メルカプトピリジン−n−オキシド誘導体およびそれを含有する防菌防黴剤
JP2003055110A (ja) 工業用殺菌組成物
JP3716463B2 (ja) 工業用殺菌剤組成物
JP4727105B2 (ja) 防藻剤
JP2003073214A (ja) 工業用殺菌組成物
JP4052488B2 (ja) 殺菌剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4931295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees