JP2003025836A - 暖房したい空間、特に車両の客室内に配置するために設けられた暖房装置 - Google Patents

暖房したい空間、特に車両の客室内に配置するために設けられた暖房装置

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JP2003025836A
JP2003025836A JP2002186486A JP2002186486A JP2003025836A JP 2003025836 A JP2003025836 A JP 2003025836A JP 2002186486 A JP2002186486 A JP 2002186486A JP 2002186486 A JP2002186486 A JP 2002186486A JP 2003025836 A JP2003025836 A JP 2003025836A
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heating
heated
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アルバー アンドレアス
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ハーバー ペーター
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J Eberspaecher GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房したい空間の暖房に関して所望の効果が
得られることに加えて、望ましくない副次的な効果が可
能な限り十分に回避されるようにする。 【解決手段】 空気案内通路領域18に遮音装置48が
対応配置されているようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房したい空間、
特に車両の客室内に配置するために設けられた暖房装置
であって、加熱装置と、当該暖房装置を通流する空気を
加熱するための熱交換器装置と、空気案内通路領域とが
設けられており、該空気案内通路領域を介して、熱交換
器装置によって加熱された空気が、流出ノズル装置にま
で案内されるようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】現代の自動車では、すでに駆動ユニット
の領域からの熱導出によって提供される、車両客室の暖
房の可能性に対して付加的に常にしばしば、たとえば補
助ヒータ、すなわち、エンジンの熱を利用せずに暖房熱
を発生させるための装置(Standheizung)
の機能を果たすためまたはトラックの車両キャビンまた
はこれに類するものの内室を暖房するために、車両客
室、すなわち、運転者および場合によっては付加的な乗
員が、車両の運転中に存在している空間を暖房するため
に働く暖房装置が提供される。このような形式の暖房装
置は加熱装置として、たとえば燃料が供給される加熱バ
ーナを有することができ、燃焼空気を相応の管路を介し
て外部から、すなわち、車両客室の外側から取り込みか
つ燃焼排ガスを再び外部に放出する。加熱したい空気は
空気流入開口を介して車両客室から取り込まれ、熱交換
器で加熱され、その後、流出ノズル装置を介して再び車
両客室内に送出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に車両構造において
は、快適性に課せられる要求が常に増加しているので、
本発明の目的は、暖房したい空間、特に車両の客室内に
配置するために設けられた暖房装置を改良して、暖房し
たい空間の暖房に関して所望の効果が得られることに加
えて、望ましくない副次的な効果が可能な限り十分に回
避されるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、空気案内通路領域に遮音装置が対
応配置されているようにした。
【0005】
【発明の効果】本発明の第1の観点によれば、暖房した
い空間、特に車両の客室内に配置するために設けられて
いて、しかも、加熱装置と、当該暖房装置を通流する空
気を加熱するための熱交換器装置と、空気案内通路領域
とを有しており、該空気案内通路領域を介して、熱交換
器装置によって加熱された空気が、流出ノズル装置にま
で案内されるようになっている暖房装置が提供されてい
る。
【0006】さらに、本発明によれば、空気案内通路領
域に遮音装置が対応配置されていることが提案されてい
る。
【0007】暖房装置の通流時には流れ騒音が発生させ
られ、特に暖房装置を通流する媒体、すなわち、加熱し
たい空気が、バーナの領域に発生させられる騒音に対す
る担体として作用し得る。加熱された空気を案内する領
域に遮音装置を提供することによって、暖房したい空間
内の騒音による煩わしさが著しく減少させられる。
【0008】たとえば、本発明による暖房装置の有利な
構成では、遮音装置が、空気案内通路領域を少なくとも
部分的に仕切っている。特にしばしば制限された空間的
な状況に基づき、本発明による暖房装置の特に有利な構
成では、空気案内通路領域が、少なくとも部分的に、扁
平加工された流れ横断面を備えて形成されており、少な
くとも一方の広幅側で遮音装置が、空気案内通路領域を
少なくとも部分的に仕切っている。
【0009】可能な限り効果的な遮音を獲得することが
できるようにするために、本発明による暖房装置の有利
な構成では、遮音装置が、フレキシブルな遮音材料、有
利にはフェルト材料、たとえば樹脂結合されたガラス繊
維フェルト、フリース材料、繊維マット材料、発泡材料
またはこれに類するものを有している。
【0010】遮音に対してだけでなく、流出ノズル装置
の方向への加熱された空気の案内に対する著しい寄与
は、複数の開口を備えた空気案内エレメントによって提
供することができる。特にしばしば比較的僅かな形状安
定性を有する前述したフレキシブルな遮音材料が使用さ
れる場合には、フレキシブルな遮音材料が、空気案内エ
レメントの、空気案内通路領域とは反対の側に設けられ
ていると有利であり得る。
【0011】本発明の別の観点によれば、冒頭で述べた
形式の暖房装置において、流出ノズル装置の領域にディ
フューザ装置が設けられていると、快適性の著しい増加
が得られる。このような形式のディフューザ装置によっ
て、流出する加熱された空気は、比較的密に集中された
噴流ではなく、小さな空間範囲に向けられた噴流で流出
する。むしろ、空気流への渦流の付与と空気流の拡張と
が得られ、この結果、暖房したい空間内での加熱された
空気の迅速な均一な分配が生ぜしめられる。
【0012】たとえば、本発明による暖房装置の有利な
構成では、ディフューザ装置が、流出ノズル縁部領域に
設けられている。このような形式のディフューザ装置を
流出ノズル装置の縁部領域に提供することは、ディフュ
ーザ装置が、少なくとも部分的に流出ノズル装置の、有
利には波状に輪郭付けされた流出縁部領域によって形成
されていることによって簡単に達成することができる。
【0013】さらに、当然ながら、前述した特徴群に相
俟って使用可能な択一的な構成では、ディフューザ装置
が、流出ノズル装置の流出開口の領域に配置された少な
くとも1つのディフューザエレメントを有している。流
出開口の領域に位置決めされたこのような形式のディフ
ューザエレメントの周りを、流出する空気はほぼ完全に
流れることができ、したがって、極めて効果的な乱流発
生ひいては暖房したい空間での、流出した加熱された空
気の分配が得られる。
【0014】たとえば、本発明による暖房装置の有利な
構成では、少なくとも1つのディフューザエレメント
が、円錐形に形成されている。
【0015】当然ながら、前述した観点に相俟っても使
用することができる本発明のさらに別の観点によれば、
冒頭で述べた形式の暖房装置において、少なくとも1つ
の副次空気流入開口が設けられており、該副次空気流入
開口を通って周囲空気が、空気案内通路領域に流入する
ことができるようになっていることによって、快適性の
所望の改善が達成される。
【0016】周囲空気、すなわち、暖房したい空間内で
暖房装置の近くに提供されている空気は、一般的には、
暖房装置に設けられた熱交換器装置の領域で加熱された
空気よりも著しく低い温度を有している。前述した形式
の副次空気流入開口の提供によって、加熱された空気の
流出前にすでに、低い温度の空気との十分な混合が得ら
れ、この結果、加熱された空気が暖房装置から流出する
領域の近くの暖房したい空間範囲における局所的な過熱
を回避することができる。
【0017】少なくとも1つの副次空気流入開口が、流
出ノズル装置の領域に設けられていると有利である。
【0018】確かに、加熱された空気の流れ内により冷
たい周囲空気は流入することができるが、しかし、流出
ノズル装置への到達前にすでに、加熱された空気が別の
領域で暖房装置から流出しないようにするためには、少
なくとも1つの副次空気流入開口に遮蔽機構を対応配置
することができ、該遮蔽機構によって、少なくとも1つ
の副次空気流入開口が、空気案内通路領域で流れる加熱
された空気の流出に対して遮蔽されている。
【0019】特に車両での使用時に存在する車両客室の
内部の構造空間を可能な限り効果的に使用することがで
きるようにするためには、本発明による暖房装置が、当
該暖房装置を車両座席に接触させてまたは車両座席の下
方に位置決めするための支持体装置を有している。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0021】図1には、本発明による暖房装置10が示
してある。この暖房装置10はボックス状の支持体12
を有している。この支持体12は、自動車、たとえばト
ラックの運転席または助手席の下方に取り付けることが
できるように、すなわち、そこに不動に組み付けること
ができるように成形されている。支持体12は座席自体
の一部を形成していてもよいし、たとえばシートボック
ス(Sitzkasten)であってもよい。車両客室
または車両キャビンにおける別の領域への格納も可能で
ある。暖房装置10は加熱バーナ14を有している。こ
の加熱バーナ14は慣用の構造形式によって形成されて
いてよく、たとえばバーナハウジング16内に配置され
た火炎管およびこれに類するものを有していてよい。加
熱バーナ14によって加熱された空気は、以下でさらに
詳しく説明する空気案内通路領域18を介して流出ノズ
ル20にまで流れる。この流出ノズル20から空気は車
両キャビンの内室内に流入する。
【0022】図2には、加熱バーナ14と、加熱された
空気を送出するために加熱バーナ14に対応配置された
構成要素とが分解図で示してある。長く延ばされたバー
ナハウジング16の端部領域には空気流入開口22が設
けられている。この空気流入開口22を介して、暖房し
たい空間から空気が流入する。この空気は、たとえば送
風機(図示せず)によって圧送され、バーナハウジング
16の内部に設けられた熱交換器領域に流れる。この熱
交換器領域を通流した空気は別の開口24を介して熱交
換器領域を去り、開口24から空気案内通路領域18に
流入する。
【0023】まず、バーナハウジング16の下面には燃
料管路のための接続管片26が設けられていることが分
かる。さらに、2つの接続管片28,30が設けられて
いる。両接続管片28,30には燃焼空気供給管路もし
くは排ガス導出管路が接続される。燃焼空気供給管路を
介して燃焼空気が外部から取り込まれる。排ガス導出管
路を介して燃焼排ガスが外部に吐き出される。さらに、
バーナハウジング16には電気的な接続体32が開口し
ている。この接続体32を介して加熱バーナ14の種々
異なる機能、たとえばすでに上述した送風機が制御され
る。
【0024】一般的には、空気案内通路領域18は、図
2に見ることができる空気案内ハウジング34内に形成
されている。下側のハウジングシェル36はバーナハウ
ジング16の上面に載置されていて、熱交換器領域から
流出した加熱された空気を流入させるための流入開口2
4を端部領域に有している。上側のハウジングシェル3
8は下側のハウジングシェル36の外周輪郭に相当して
いて、流出ノズル20の領域を除いて外部に対してほぼ
密に閉鎖されたハウジングを形成するために下側のハウ
ジングシェル36に固く結合することができる。空気案
内ハウジング34は、扁平加工された構造体によって形
成されている、すなわち、開口24と流出ノズル20の
流出開口40との間に、扁平加工された流れ横断面を形
成している。
【0025】開口24を介して空気案内ハウジング34
内に流入した空気を、改善された状態で流出ノズル20
の方向にガイドするためには、開口24と流出ノズル2
0の流出開口40との間の流路に、たとえば湾曲させら
れた2つの空気ガイドエレメント42,43が設けられ
ている。さらに、空気案内ハウジング34内にはカバー
エレメント44が設けられている。このカバーエレメン
ト44は、主として、下側のハウジングシェル36に載
置されていて、この下側のハウジングシェル36と共に
ほぼ開口24と流出ノズル20の流出開口40との間の
空気案内通路領域18を仕切っている。特に図面に見ら
れるように、空気案内ハウジング34の、扁平加工され
た形状付与に基づき、カバーエレメント44によって空
気案内通路領域18は、扁平加工によって形成された広
幅側の一方、つまり、図2では上方の側でほぼ仕切られ
ているのに対して、下方では下側のハウジングシェル3
6による仕切りが行われている。
【0026】たとえば薄板材料の変形加工によって形成
されたカバーエレメント44はその表面全体にわたって
複数の開口46を有している。複数の開口46が形成さ
れたカバーエレメント44を提供することによって、開
口24と流出開口40との間で流れる空気に対して遮音
機能が設けられている。加熱バーナ14の領域から流出
する空気は騒音担体として作用し得る。このことは、特
に本発明による暖房装置10が、車両の内室または暖房
したいその他の空間に組み付けるために設けられている
という事実に基づき、この空間内に存在している人に対
して不快となり得る。共通して符号48で示した、カバ
ーエレメント44を有する遮音装置の提供によって、外
部への騒音放出が著しく減少させられる。
【0027】さらに、吸音による遮音機能は、カバーエ
レメント44と上側のハウジングシェル38との間に存
在する容積に吸音材料が位置決めされることによって改
善することができる。この吸音材料は、容積領域を満た
すことができると共に運転中に生ぜしめられる150℃
にまで達する温度に適している吸音材料、たとえばフリ
ース材料、フェルト材料、繊維マット材料、発泡材料ま
たはこれに類するものであってよい。この吸音材料とカ
バーエレメント44とが協働して遮音装置48が得られ
る。この遮音装置48は優れた遮音特性を有している。
この場合、カバーエレメント44は、すでに前述した遮
音機能に加えて、僅かな形状安定性を備えた遮音材料の
使用時にもしくは遮音材料が予備成形されていない場合
に空気案内通路領域18を、加熱された空気の通流のた
めに解放し続けるという役割も有している。
【0028】ここでは、当然ながら、遮音装置48が、
空気案内通路領域18の方向に向かって、図2に見るこ
とができるカバーエレメント44の形で予備成形された
ものの、さらに、上側のハウジングシェル38内に嵌め
込まれる遮音材料を有していてよいことが分かった。こ
の場合、この遮音材料は同時に1つの広幅面での空気案
内通路領域18の仕切りの機能も引き受けている。この
機能は、図示の構成では、カバーエレメント44によっ
て引き受けられる。
【0029】前述した本発明による暖房装置10の主要
な利点は、コンパクトな構造サイズと同時に特に空気案
内通路領域18のもしくは空気案内ハウジング34の、
扁平加工された形状付与に基づいても、空気案内ハウジ
ング34の、加熱バーナ14とは反対の側に設けられた
遮音装置48の、組み込まれた提供によって、車両客室
内に存在している人に対する快適性を著しく増加させる
遮音機能が得られることにある。
【0030】図3および図4には、本発明による暖房装
置10の改良形が示してある。この改良形は、当然なが
ら、図1および図2に関連して前述した、遮音に寄与す
る特徴群を有していてもよい。
【0031】このような形式の暖房装置における問題
は、加熱バーナ14のすぐ近くに設けられた熱交換器領
域と、流出ノズル20の流出開口40との間の空気流路
が比較的短く形成されていることにある。このことは、
流出ノズル20から流出する加熱された空気が比較的高
い温度を有しているということを意味している。この空
気が、密集した状態で(stark)向けられた空気流
によって、暖房したい空間の比較的小さな容積範囲に送
出されると、これによって、この空間内に存在している
人に対して不快感が生ぜしめられ得る。たとえば、この
ような形式の暖房装置が運転席の下方に配置されてい
て、加熱された空気を後部領域に送出するために位置決
めされている場合には、これによって、後部領域に着座
している人、特に運転席のすぐ後方に着座している人は
不快に高い温度を感じ得る。このことを回避するために
は、図3および図4に示した、本発明による暖房装置1
0の改良形によれば、流出ノズル20の領域に、共通し
て符号50で示したディフューザ装置が設けられてい
る。図3および図4に示した変化形では、このディフュ
ーザ装置50が、空気案内ハウジング34の、連続的に
形成された縁部領域52を流出ノズル20の領域に有し
ている。すなわち、空気案内ハウジング34の、扁平加
工された形状に合わせて同様に扁平加工されたかまたは
長く延ばされた流出開口40の両長手方向側方または長
手方向縁部が、縁部52の、滑らかな形状付与によって
ではなく、たとえば波状に起伏付けされた形状付与によ
って構造化されている。これによって、流出開口40か
ら流出する空気に渦流および乱流が発生させられる。し
たがって、密集した状態で向けられた空気流の発生が阻
止され、拡散的な空気流出が流出開口40の領域に得ら
れる。ここでは、当然ながら、縁部領域52の輪郭が種
々異なる形状を有していてよいことが分かった。図3お
よび図4に見ることができる波状のパターンは、ほぼ半
円錐形の複数の成形部54の提供によって得ることがで
きる。当然ながら、ここでは、ジグザグパターンまたは
流れへの渦流付与に寄与する別のあらゆる形状付与も可
能である。
【0032】図5に示した変化形では、ディフューザ装
置50が、長く延ばされた流出開口40に沿って一列に
配置された複数のディフューザエレメント56を有して
いる。各ディフューザエレメント56はほぼ円錐形状を
有していて、尖端部で空気案内通路領域18の方向に向
けられている。ディフューザエレメント56を開口40
内に、すなわち、開口40を取り囲む縁部領域52から
離して配置することができるようにするためには、たと
えば各ディフューザエレメント56が2つのウェブ区分
58,60によって空気案内ハウジング34に支持され
ている。ディフューザエレメント56を提供することに
よっても、流出する空気に渦流が付与され、この結果、
空気は流出開口40からの流出直後に、暖房したい空間
範囲に分配される。
【0033】当然ながら、図5に見ることができるディ
フューザエレメント56の提供を、図3および図4に示
したように、滑らかではなく、構造化された縁部領域5
2と組み合わせることも可能であることが分かった。
【0034】図6および図7には、本発明による暖房装
置10の別の構成が示してある。図面に見られるよう
に、空気案内ハウジング34には、流出ノズル20の流
出開口40を取り囲む縁部領域52の近くで一方の長手
方向側方に沿って一列の副次的な空気流入開口(以下、
これを副次空気流入開口と呼ぶ)62が設けられてい
る。この副次空気流入開口62は、空気案内ハウジング
34の内部の方向で、すなわち、ほぼ上流側の方向で、
それぞれ空気案内ハウジング34に一体成形されたかま
たは取り付けられたフード状のカバー領域64によって
カバーされている。この結果、副次空気流入開口62を
介して空気案内ハウジング34の周囲から流入した空気
が、空気案内ハウジング34を通流した空気流と共に直
接流出ノズル20の流出開口40に向かって運動させら
れる。さらに、カバー領域64は、加熱された空気が空
気案内ハウジング34から副次空気流入開口62を介し
て流出することを阻止している。加熱された空気が空気
案内ハウジング34もしくは空気案内通路領域18を、
規定された速度で通流し、したがって、規定された動圧
を有しているという事実に基づき、流動する空気におけ
る静圧は周囲に対して低下させられている。この圧力勾
配、すなわち、空気案内ハウジング34の内部に存在す
る静的な負圧に基づき、空気は空気案内ハウジング34
の周囲から副次空気流入開口62を介して空気案内通路
領域18の、流出開口40の直前に位置する区分に流入
し、そこで、加熱された空気と混合される。したがっ
て、極めて高い温度で流出する加熱された空気が予冷さ
れるので、比較的小さな容積範囲における局所的な過熱
を同じく回避することができる。
【0035】さらに、特に図7に見られるように、副次
空気流入開口62からの空気流出を阻止する、縁部領域
52の極めて近くに設けられたカバー領域64が、図3
および図4で説明した構成のように、ディフューザ装置
50を提供していることが分かった。このディフューザ
装置50は、空気案内通路領域34から流出する加熱さ
れた空気に渦流を付与するだけでなく、副次空気流入開
口62を介して流入した加熱されていない空気とのより
迅速なかつより良好な十分な混合を生ぜしめる。
【0036】ここでも、当然ながら、たとえば図5に見
ることができるディフューザエレメント56との組合せ
が可能であることが分かった。さらに、本発明による全
ての構成において、当然ながら、空気案内ハウジング3
4の領域に、図2に関連して説明した遮音装置48を使
用することができることも分かった。
【0037】本発明によって、暖房したい空間、特に車
両の客室に組み付けたいかまたは組付け可能な暖房装置
が提供される。この暖房装置によって、騒音放出が著し
く減少させられるという事実と、暖房装置に隣接する局
所的な領域における過熱が回避されるという事実とに基
づき、快適性が著しく増加させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボックス状の支持体を備えた本発明による暖房
装置の斜視図である。
【図2】本発明による暖房装置の主要な構成要素の斜視
的な分解図である。
【図3】ディフューザ装置を備えた本発明による暖房装
置の有利な構成の斜視図である。
【図4】図3に示した暖房装置を別の方向から見た斜視
図である。
【図5】ディフューザ装置を備えた本発明による暖房装
置の別の構成の斜視図である。
【図6】副次空気流入開口を備えた本発明による暖房装
置の別の構成の斜視図である。
【図7】図6の暖房装置を別の方向から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 暖房装置、 12 支持体、 14 加熱バー
ナ、 16 バーナハウジング、 18 空気案内通路
領域、 20 流出ノズル、 22 空気流入開口、
24 開口、 26 接続管片、 28 接続管片、
30 接続管片、32 接続体、 34 空気案内ハウ
ジング、 36 ハウジングシェル、38 ハウジング
シェル、 40 流出開口、 42 空気ガイドエレメ
ント、43 空気ガイドエレメント、 44 カバーエ
レメント、 46 開口、48 遮音装置、 50 デ
ィフューザ装置、 52 縁部領域、 54 成形部、
56 ディフューザエレメント、 58 ウェブ区
分、 60 ウェブ区分、 62 副次空気流入開口、
64 カバー領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス アルバー ドイツ連邦共和国 シュトゥットガルト イゾルデ−クルツ−シュトラーセ 48 (72)発明者 ペーター ハーバー ドイツ連邦共和国 ゲッピンゲン パピー アミューレ 46 (72)発明者 アンドレアス コルマー ドイツ連邦共和国 オストフィルデルン ネルケンヴェーク 6 Fターム(参考) 3L037 BB10 BC07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房したい空間、特に車両の客室内に配
    置するために設けられた暖房装置(10)であって、加
    熱装置(14)と、当該暖房装置(10)を通流する空
    気を加熱するための熱交換器装置と、空気案内通路領域
    (18)とが設けられており、該空気案内通路領域(1
    8)を介して、熱交換器装置によって加熱された空気
    が、流出ノズル装置(20)にまで案内されるようにな
    っている形式のものにおいて、 空気案内通路領域(18)に遮音装置(48)が対応配
    置されていることを特徴とする、暖房したい空間、特に
    車両の客室内に配置するために設けられた暖房装置。
  2. 【請求項2】 遮音装置(48)が、空気案内通路領域
    (18)を少なくとも部分的に仕切っている、請求項1
    記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】 空気案内通路領域(18)が、少なくと
    も部分的に、扁平加工された流れ横断面を備えて形成さ
    れており、少なくとも一方の広幅側で遮音装置(48)
    が、空気案内通路領域(18)を少なくとも部分的に仕
    切っている、請求項1または2記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 遮音装置(48)が、フレキシブルな遮
    音材料、有利にはフェルト材料、フリース材料、繊維マ
    ット材料、発泡材料またはこれに類するものを有してい
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の暖房装
    置。
  5. 【請求項5】 遮音装置(48)が、複数の開口(4
    6)を備えた空気案内エレメント(44)を有してい
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の暖房装
    置。
  6. 【請求項6】 フレキシブルな遮音材料が、空気案内エ
    レメント(44)の、空気案内通路領域(18)とは反
    対の側に設けられている、請求項4または5記載の暖房
    装置。
  7. 【請求項7】 流出ノズル装置(20)の領域にディフ
    ューザ装置(50)が設けられている、請求項1から6
    までのいずれか1項記載の暖房装置。
  8. 【請求項8】 ディフューザ装置(50)が、流出ノズ
    ル縁部領域(52)に設けられている、請求項7記載の
    暖房装置。
  9. 【請求項9】 ディフューザ装置(50)が、少なくと
    も部分的に流出ノズル装置(20)の、有利には波状に
    輪郭付けされた流出縁部領域(52)によって形成され
    ている、請求項8記載の暖房装置。
  10. 【請求項10】 ディフューザ装置(50)が、流出ノ
    ズル装置(20)の流出開口(40)の領域に配置され
    た少なくとも1つのディフューザエレメント(56)を
    有している、請求項7から9までのいずれか1項記載の
    暖房装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのディフューザエレメ
    ント(56)が、円錐形に形成されている、請求項10
    記載の暖房装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの副次空気流入開口
    (62)が設けられており、該副次空気流入開口(6
    2)を通って周囲空気が、空気案内通路領域(18)に
    流入することができるようになっている、請求項1から
    11までのいずれか1項記載の暖房装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの副次空気流入開口
    (62)が、流出ノズル装置(20)の領域に設けられ
    ている、請求項12記載の暖房装置。
  14. 【請求項14】 遮蔽機構(64)が設けられており、
    該遮蔽機構(64)によって、少なくとも1つの副次空
    気流入開口(62)が、空気案内通路領域(18)で流
    れる加熱された空気の流出に対して遮蔽されている、請
    求項13記載の暖房装置。
  15. 【請求項15】 当該暖房装置(10)を車両座席に接
    触させてまたは車両座席の下方に位置決めするための支
    持体装置(12)が設けられている、請求項1から14
    までのいずれか1項記載の暖房装置。
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