JP2003025391A - 高分子成形品のチャック装置 - Google Patents

高分子成形品のチャック装置

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JP2003025391A
JP2003025391A JP2001219438A JP2001219438A JP2003025391A JP 2003025391 A JP2003025391 A JP 2003025391A JP 2001219438 A JP2001219438 A JP 2001219438A JP 2001219438 A JP2001219438 A JP 2001219438A JP 2003025391 A JP2003025391 A JP 2003025391A
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molded product
polymer molded
gripping piece
chuck device
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JP2001219438A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kamata
延之 鎌田
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Star Seiki Co Ltd
Original Assignee
Star Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にスプルーを爪から離脱させることで生
産効率を低下させることがなくなる高分子成形品のチャ
ック装置を提供する。 【解決手段】 互いに開閉駆動される複数の把持片21
にそれぞれ爪部23が形成され、把持片21が閉じたと
きに各爪部23で型成形直後のスプルー30を把持して
型40から取り出し、把持片21が開いたときに各爪部
23からスプルー30を離脱させる高分子成形品31の
チャック装置1において、把持片21が開いたときにい
ずれかの爪部23に付着したまま離脱しないスプルー3
0を爪部23から強制的に離脱させる当接部材2を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型成形された高分
子成形品を型から取り出す際に使用する高分子成形品の
チャック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに開閉駆動される複数の把持片にそ
れぞれ爪部が形成され、各把持片を閉じたときに各爪部
で型成形直後の高分子成形品を把持して型から取り出
し、各把持片を開いたときに各爪部から高分子成形品を
離脱させるチャック装置が利用されている。
【0003】高分子成形品はそのスプルーを把持片にて
把持して型から取り出すが、スプルーが柔らかいため、
スプルーが型に残留しているときは把持しても滑ってし
まう場合があり、把持片の爪を鋭利にしたり突起物を設
けたりして高分子成形品を滑ることなく把持するチャッ
ク装置が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチャ
ック装置では、把持片を開いたときに左右どちらかの爪
にスプルーが付着して離脱しない場合があった。その際
には、次の成形品を続けて把持することができないた
め、チャック装置を停止してスプルーを手作業で取り除
く必要があった。これは爪にスプルーが付着する度にチ
ャック装置を停止させるので生産効率を低下させるとい
う問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、確実にスプルーを爪から離脱させることで生産効率
を低下させることがなくなる高分子成形品のチャック装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高分子成形品のチャック装置は、互いに開
閉駆動される複数の把持片に爪部が形成され、各把持片
が閉じたときに各爪部で型成形直後の高分子成形品を把
持して型から取り出し、各把持片が開いたときに各爪部
から高分子成形品を離脱させる高分子成形品のチャック
装置において、把持片が開いたときにいずれかの爪部に
付着したまま離脱しない高分子成形品を爪部から強制的
に離脱させる成形品離脱手段を設けたことを特徴として
いる。
【0007】成形品離脱手段としては、特に限定されな
いが、次の態様を例示できる。 (1)把持片が開くときにいずれかの爪部に付着したま
ま連れ動く高分子成形品の一部を、該連れ動く方向に抗
して当接させる当接部材が設けられた態様。この態様の
当接部材としては、特に限定されないが、各把持片の動
く方向にそれぞれ設けた板状部材や、いずれの爪に付着
しても高分子成形品を離脱させられるように筒状部材を
使用してもよい。部品点数を考慮すると筒状部材が好ま
しい。
【0008】(2)把持片が閉じるときから高分子成形
品の一部に侵入し、把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動こうとする高分子成形品の該動き
を抑制する針部材が設けられた態様。この態様の針部材
としては、特に限定されないが、高分子成形品より先端
方向に金属製の針を備えたものを例示できる。
【0009】(3)把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動く高分子成形品を弾き飛ばすバネ
部材が設けられた態様。この態様のバネ部材としては、
特に限定されないが、高分子成形品より先端方向に金属
製のコイルバネや板バネを備えたものを例示できる。
【0010】(4)把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動く高分子成形品を吹き飛ばす圧縮
エア吐出装置が設けられた態様。この態様の圧縮エア吐
出装置としては、特に限定されないが、高分子成形品よ
り先端方向に圧縮エアを吐出するエアノズルを備えたも
のを例示できる。
【0011】(5)把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動く高分子成形品を、把持片を開い
た状態で急加減速させて振り飛ばす急加減速装置が設け
られた態様。この態様の急加減速装置としては、特に限
定されないが、チャック装置を支持する取付部を高速に
往復小角度回転させるサーボモータやステッピングモー
タ、又は直線的に急加減速させるリニアモータを備えた
ものを例示できる。
【0012】(6)把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動く高分子成形品を、把持片を開い
た状態で振動させて脱落させる振動装置が設けられた態
様。この態様の振動装置としては、特に限定されない
が、駆動部の前面に、偏心部材をモーターで回転させて
振動を発生させる振動発生装置を備えたものを例示でき
る。
【0013】(7)把持片が開くときにいずれかの爪部
に付着したまま連れ動く高分子成形品が自重により爪部
から離脱しやすい位置関係となるように把持片を開いた
状態で変位させる変位装置が設けられた態様。この態様
の変位装置としては、特に限定されないが、チャック装
置を支持する取付部を90度回転させるサーボモータや
ステッピングモータを備えたものを例示できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を型成形された高分
子成形品を把持する高分子成形品のチャック装置に具体
化した第一実施形態について、図1〜図5を参照して説
明する。
【0015】本実施形態のチャック装置1は、取付部5
0の前面に略H型の断面に形成されて上下方向に延びる
駆動部10と、駆動部10の下面から下方に突出して鋏
状に回動可能に軸着された一対のアーム20と、該アー
ム20の駆動部10から突出した部分にそれぞれ取り付
けられた一対の把持片21と、駆動部10より下方の取
付部50の前面に形成された支持材3と、支持材3の前
面に形成された当接部材2とで構成されている。
【0016】一対のアーム20の下部には、略L字型に
形成された一対の把持片21が配されて、各把持片21
の一端に形成された取付溝24をアーム20に当接して
2個ずつのネジ22により螺着されている。
【0017】後述するように把持片21の他端の端に
は、図2に示すように傾斜をもって半円状に凹設された
爪部23が形成され、両把持片21に形成された爪部2
3は互いに開放端を向け合って対峙するようになってい
る。
【0018】駆動部10の短手方向の側面にはチューブ
12が接続された接続部14が形成され、チューブ12
を介して駆動部10内に圧縮エアを送り込むことで、駆
動部10に内蔵されたエアシリンダー(図示略)がアー
ム20に螺着された一対の把持片21を開閉駆動するよ
うになっている。従って、各把持片21が閉じるときに
各爪部23は、型成形直後の高分子成形品のスプルー3
0を把持して型40から取り出し、各把持片21が開く
ときに各爪部23からスプルー30が離脱させられるよ
うになっている。またこのとき、一対の爪部23が前述
のように傾斜をもつように形成されているので、スプル
ー30を把持した際にスプルー30に爪部23が食い込
むようになっている。従って、一対の把持片21は、爪
部23をスプルー30に食い込ませることで、滑ること
なくスプルー30を把持し、型40から取り出すことが
できるようになっている。
【0019】支持材3と、支持材3の前面に成形品離脱
手段として形成された当接部材2とは、駆動部10と、
L字型にそれぞれ形成された一対の把持片21と一対の
アーム20とで包まれるように配置されている。当接部
材2は、支持材3の前面から延出する略円筒状に形成さ
れていて、当接部材2の開放端は爪部23の背後に間隔
をもって位置するようになっている。従って、当接部材
2は、各把持片21が開くときにいずれかの爪部23に
付着したまま連れ動かされる高分子成形品のスプルー3
0の先端を、該連れ動く方向に抗して当接させるように
なっている。
【0020】以上のように構成されたチャック装置1
は、次のように作動する。図3に示すように、型開きの
際に製品部分が分離されて、型40に残留している高分
子成形品のスプルー30を爪部23で把持するために、
一対の把持片21を開いた状態でチャック装置1が移動
され、このときスプルー30の先端が当接部材2の開放
端から内部に侵入させられる。
【0021】次に、図4に示すように、一対の把持片2
1を閉じてスプルー30を把持させて型40からスプル
ー30を取り出す。
【0022】次に、図5に示すように、把持片21が開
くときにいずれかの爪部23(例えば左の爪部23)に
付着したまま連れ動かされるスプルー30の先端が、連
れ動かされる方向に抗して当接部材2の内側壁に当接さ
せられる。
【0023】次に、図6に示すように、更に把持片21
が開いてゆくと、スプルー30はその先端が当接部材2
の内側壁に当接しているため、爪部23から強制的に離
脱されるようになっている。
【0024】従って、本実施形態のチャック装置1は、
新たな駆動部を必要としないにもかかわらず、確実にス
プルー30を爪部23から離脱させるので、爪部23に
付着したスプルー30を取り除くためにチャック装置を
停止させる必要がなくなり生産効率を低下させることが
なくなる。
【0025】次に、図7〜図10に示す第二実施形態に
ついて説明すると、本実施形態は、支持材の前面に当接
部材に代えて又は加えて成形品離脱手段としての針部材
が設けられている点においてのみ、第一実施形態と相違
するものである。
【0026】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が閉じるときからスプルー30の先端の
(第一実施形態では説明を省略したが、スプルー30の
先端にヒケにより生じる)窪み31に侵入し、把持片2
1が開くときにいずれかの爪部23に付着したまま連れ
動こうとするスプルー30の該動きを抑制する金属製の
針部材4が形成されている。針部材4は、支持材3の前
面から延出し、その先端は爪部23の背面に向けられて
いる。
【0027】以上のように構成されたチャック装置1
は、次のように作動する。図8に示すように、型40に
残留している高分子成形品のスプルー30を爪部23で
把持するために、一対の把持片21を開いた状態でチャ
ック装置1が移動されるが、このときスプルー30の先
端の窪み31に針部材4の先端が浅く侵入する。
【0028】次に、図9に示すように、一対の把持片2
1を閉じてスプルー30を把持させて型40からスプル
ー30を取り出す。
【0029】次に、図10に示すように、把持片21が
開くときに、いずれかの爪部23(例えば左の爪部2
3)に付着したまま連れ動かされるスプルー30の動き
を、針部材4がその先端で抑制し、スプルー30は爪部
23から強制的に離脱される。
【0030】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第二実施形
態ではスプルー30の先端に浅く侵入する針部材4が設
けられているという相違点があるものの、第二実施形態
は第一実施形態と同様の効果が得られる。
【0031】次に、図11〜図13に示す第三実施形態
について説明すると、本実施形態は、支持材の前面に当
接部材に代えて又は加えて成形品離脱手段としてのバネ
部材が設けられている点においてのみ第一実施形態と相
違するものである。
【0032】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が開くときにいずれかの爪部23に付着
したまま連れ動くスプルー30を弾き飛ばすバネ部材5
が支持材3の前面に設けられている。
【0033】以上のように構成されたチャック装置1
は、次のように作動する。図11に示すように、把持片
21が何も把持していない状態では、バネ部材5は自然
長に延びて、縮みうる状態になっている。
【0034】次に、図12に示すように、チャック装置
1がスプルー30を把持するとき、型40に残留してい
るスプルー30にその先端側からチャック装置1が接近
させられ、そのときスプルー30の先端にバネ部材5の
開放端が当接させられる。その後も更にスプルー30に
チャック装置1が近づけられ、バネ部材5は支持材3と
スプルー30との間で押し縮められた状態になり、その
状態でスプルー30が把持片21により把持されて型4
0から取り出される。
【0035】次に、図13に示すように、把持片21が
開くときに、いずれかの爪部23(例えば左の爪部2
3)にスプルー30は付着したまま連れ動かされそうに
なるが、バネ部材5がスプルー30を弾き飛ばすので、
スプルー30は爪部23から強制的に離脱される。
【0036】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第三実施形
態ではスプルー30を弾き飛ばすバネ部材5が設けられ
ているという相違点があるものの、第三実施形態は第一
実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】次に、図14に示す第四実施形態について
説明すると、本実施形態は、支持材の前面に当接部材に
代えて又は加えて成形品離脱手段としてのエアノズルが
設けられている点においてのみ第一実施形態と相違する
ものである。
【0038】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が開くときにいずれかの爪部23(例え
ば左の爪部23)に付着したまま連れ動くスプルー30
を吹き飛ばす圧縮エア吐出装置としてのエアノズル6が
支持材3の前面に設けられている。エアノズル6は、支
持材3の前面から取付部50の背面にかけて連通するよ
うに形成された貫通孔と該貫通孔の背面側に接続された
エアチューブを介して図示しない圧縮エア発生装置に接
続されている。
【0039】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第四実施形
態ではスプルー30を吹き飛ばすエアノズル6が設けら
れているという相違点があるものの、第四実施形態は第
一実施形態と同様の効果が得られる。
【0040】次に、図15に示す第五実施形態について
説明すると、本実施形態は、当接部材に代えて又は加え
て、チャック装置の取付部に成形品離脱手段としての急
加減速装置が設けられている点においてのみ第一実施形
態と相違するものである。
【0041】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が開くときにいずれかの爪部23に付着
したまま連れ動くスプルー30を、把持片21を開いた
状態でチャック装置1の全体を急加減速させて振り飛ば
す急加減速装置7がチャック装置1の取付部50に設け
られている。
【0042】取付部50の上端にはサーボモータ(図示
略)を内蔵した急加減速装置7が接続され、チャック装
置1を取付部50ごと小角度回転させられるようになっ
ている。取付部50の小角度回転を急加減速させる信号
をサーボモータに入力することでチャック装置1が急加
減速させられて、いずれかの爪部23に付着したスプル
ー30が振り飛ばされる。
【0043】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第五実施形
態ではスプルー30を振り飛ばす急加減速装置7が設け
られているという相違点がある。また、従来の装置がチ
ャック装置1を急加減速させられない場合、新たな急加
減速装置を必要とするものの、第五実施形態は第一実施
形態と同様の効果が得られる。
【0044】次に、図16に示す第六実施形態について
説明すると、本実施形態は、当接部材に代えて又は加え
て、チャック装置の駆動部の前面に成形品離脱手段とし
ての振動装置が設けられている点においてのみ第一実施
形態と相違するものである。
【0045】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が開くときにいずれかの爪部23に付着
したまま連れ動くスプルー30を、把持片21を開いた
状態でチャック装置1の全体を振動させて脱落させる振
動装置8が設けられている。振動装置8は、駆動部10
の前面に略直方体状に形成され、モーター(図示略)と
該モーターの回転軸に偏心して取り付けられた偏心部材
(図示略)とが内蔵されていて、モーターを回転させる
ことでチャック装置1の全体を振動させ、爪部23に付
着したスプルー30を脱落させる。
【0046】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第六実施形
態ではスプルー30を脱落させる振動装置8が設けられ
ているという相違点があるものの、第六実施形態は第一
実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】次に、図17に示す第七実施形態について
説明すると、本実施形態は、当接部材に代えて又は加え
て、チャック装置の取付部に成形品離脱手段としての変
位装置が設けられている点においてのみ第一実施形態と
相違するものである。
【0048】すなわち、本実施形態のチャック装置1
は、把持片21が開くときにいずれかの爪部23に付着
したまま連れ動くスプルー30が、自重により爪部23
から離脱しやすい位置関係となるように把持片21を開
いた状態でチャック装置1の全体を変位させる変位装置
9がチャック装置1の取付部50に設けられている。
【0049】取付部50の上端にはサーボモータ(図示
略)が内蔵された変位装置9が接続されていて、サーボ
モータに所定の信号を入力すると変位装置9はチャック
装置1を取付部50ごと変位させて、スプルー30をそ
の軸方向がほぼ水平な状態からほぼ垂直な状態にまで変
位させる。このとき爪部23に付着しているスプルー3
0は自重により爪部23から離脱させられる。
【0050】第一実施形態ではスプルー30を当接させ
る当接部材2が設けられているのに対して、第七実施形
態ではチャック装置1の全体を変位させる変位装置9が
設けられているという相違点がある。また、従来の装置
の駆動部がスプルー30の軸方向を垂直となるように変
位させられない場合、新たな変位装置を必要とするもの
の、第七実施形態は第一実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0051】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)各爪部の動く方向に当接部材をそれぞれ設けるこ
と。 (2)針部材の形状を適宜変更すること。 (3)バネ部材に板バネを設けること。 (4)振動装置の構成や取付位置を適宜変更すること。 (5)急加減速装置にステッピングモータやリニアモー
タを使用すること。 (6)変位装置にステッピングモータを使用すること。 (7)当接部材、針部材、バネ部材、圧縮エア吐出装
置、急加減速装置、振動装置、又は変位装置の二つ以上
を適宜組み合わせること。
【0052】
【発明の効果】本発明の高分子成形品のチャック装置
は、確実にスプルーを爪から離脱させることで生産効率
を低下させることがなくなるという優れた効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る高分子成形品のチ
ャック装置を示す斜視図である。
【図2】同チャック装置の爪部を図1と異なる方向から
見たときの斜視図である。
【図3】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図4】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図5】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図6】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図7】本発明の第二実施形態に係る高分子成形品のチ
ャック装置を示す斜視図である。
【図8】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図9】同チャック装置による高分子成形品の把持から
離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図10】同チャック装置による高分子成形品の把持か
ら離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図11】本発明の第三実施形態に係る高分子成形品の
チャック装置による高分子成形品の把持前から離脱を段
階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図12】同チャック装置による高分子成形品の把持か
ら離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図13】同チャック装置による高分子成形品の把持か
ら離脱を段階的に示す(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図14】本発明の第四実施形態に係る高分子成形品の
チャック装置を示す(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図15】本発明の第五実施形態に係る高分子成形品の
チャック装置の作用を示す側面図である。
【図16】本発明の第六実施形態に係る高分子成形品の
チャック装置を示す斜視図である。
【図17】本発明の第七実施形態に係る高分子成形品の
チャック装置の作用を示す側面図である。
【符号の説明】
1 チャック装置 2 成形品離脱手段としての当接部材 21 把持片 23 爪部 30 高分子成形品としてのスプルー 40 型

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉駆動される複数の把持片にそ
    れぞれ爪部が形成され、各把持片が閉じたときに各爪部
    で型成形直後の高分子成形品を把持して型から取り出
    し、各把持片が開いたときに各爪部から高分子成形品を
    離脱させる高分子成形品のチャック装置において、 前記把持片が開いたときにいずれかの前記爪部に付着し
    たまま離脱しない前記高分子成形品を前記爪部から強制
    的に離脱させる成形品離脱手段を設けたことを特徴とす
    る高分子成形品のチャック装置。
  2. 【請求項2】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品の一部を、該連れ動く方向に抗して当接
    させる当接部材である請求項1記載の高分子成形品のチ
    ャック装置。
  3. 【請求項3】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が閉
    じるときから前記高分子成形品の一部に侵入し、前記把
    持片が開くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連
    れ動こうとする前記高分子成形品の該動きを抑制する針
    部材である請求項1記載の高分子成形品のチャック装
    置。
  4. 【請求項4】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品を弾き飛ばすバネ部材である請求項1記
    載の高分子成形品のチャック装置。
  5. 【請求項5】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品を吹き飛ばす圧縮エア吐出装置である請
    求項1記載の高分子成形品のチャック装置。
  6. 【請求項6】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品を、前記把持片を開いた状態で急加減速
    させて振り飛ばす急加減速装置である請求項1記載の高
    分子成形品のチャック装置。
  7. 【請求項7】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品を、前記把持片を開いた状態で振動させ
    て脱落させる振動装置である請求項1記載の高分子成形
    品のチャック装置。
  8. 【請求項8】 前記成形品離脱手段は、前記把持片が開
    くときにいずれかの前記爪部に付着したまま連れ動く前
    記高分子成形品が自重により前記爪部から離脱しやすい
    位置関係となるように前記把持片を開いた状態で変位さ
    せる変位装置である請求項1記載の高分子成形品のチャ
    ック装置。
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