JP2003024774A - 光化学反応処理装置および光化学反応処理方法 - Google Patents

光化学反応処理装置および光化学反応処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光照射量を所定の水準に制御することで、光
量過多による意図しない光反応を制御すると共に、併せ
て省エネルギー・省メンテナンスの光反応処理装置及び
方法を提供する。 【解決手段】 複数の光源を具備し、該光源からの光の
照射によって被照射体の光化学反応処理を行う光化学反
応処理装置において、複数の光源のうち一部の光源を点
灯もしくは調光点灯し、点灯もしくは調光点灯する光源
の組み合わせを順次切り替えること、並びに、光源の経
時的照度低下特性を基に、使用時間経過に伴い、点灯も
しくは調光点灯する光源数と消灯する光源数の比率を変
更させることで、被照射体に対する光照射量を所定の水
準に制御し、光量多過による意図しない光反応を抑制す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光エネルギーを利用
して光化学反応処理を行う光化学反応処理装置と、その
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】光エネルギーを利用して光化学反応処理を
行わせる分野がある。図10は、従来知られた光化学反
応処理装置として、閉鎖型の液体処理用紫外線照射装置
の一例を示す。図10には、便宜上放電灯20を1灯だ
け搭載した装置を図示するが、実用的には多灯式の大容
量装置が使用される場合が多い。放電灯30を外管(保
護管)20内に収納したものが、ステンレス製のシリン
ダー10内に収納され、被処理液体が該シリンダー10
内に導入されて放電灯30から発光した紫外線が照射さ
れる。放電灯30としては、例えば185nmの波長域
の紫外線を放射する低圧水銀蒸気放電灯が使用される。
放電灯30の発光管バルブ40は紫外線透過性に優れた
石英ガラスからできている。放電灯30は紫外線透過性
の外管(保護管)20の内部に収納され、該放電灯30
が被処理液体から液密に隔離される。かかる外管20も
紫外線透過性に優れた石英ガラスでできている。シリン
ダー10の両端はフランジ10a,10bで閉じられて
おり、入水口10cから取り入れられた被処理液体が、
シリンダー10内を通過する過程で紫外線が照射され、
出水口10dから排出される。被処理液体は、入水口1
0cから出水口10dに向かってシリンダー10内を流
れることになるが、被処理液体がショートパスしないよ
うに、途中に複数枚(図では5枚)の還流板10e〜1
0iを配置した構造になっている。放電灯30から発せ
られた紫外線は、外管20を透過し、被処理液体に照射
される。照射された紫外線は、例えば水中に存在する有
機物を次式のように無害なCO、CO2、H2Oに分解す
る作用を果たすことになる。 H2O + hν(185nm) → H + OHラ
ジカル CnmOK + OHラジカル → CO、CO2、H2
O (n,m,kは1,2,3,...) ところが、この光反応処理において、光量過多によって
新たな問題が生じることを見出した。例えば、半導体の
チップを洗浄するための超純水プラントに利用した場
合、過剰のOHラジカルが、過酸化水素(H22)等の
種々の過酸化物を生じ、処理水が流れる後段のイオン交
換樹脂を通った時、酸素が抜けてDO(Dissolv
ed Oxygen:溶存酸素)値を高める。イオン交
換樹脂は有機酸(有機物の中間体)等を除去するための
ものであるが、高濃度の過酸化水素、過酸化物はイオン
交換樹脂の寿命を縮めると共に、DO値の高い超純水で
洗浄された半導体はダメージを受けることが知られてい
る。例えば、40灯の光源を搭載した従来装置における
TOC(Total Organic Carbon:
全有機体炭素)分解処理能力の推移についてにて例示す
ると、1年後の処理能力は、装置の使用初期もしくは光
源一斉交換直後に対してほぼ半減することが確認されて
いる。これは光源の劣化によるものであるが、装置は1
年後の処理能力が要求レベルを確保するように設計され
ているため、点灯時間の若い時期(つまり使用初期もし
くは光源交換後の或る程度の時期)は、光量過多に陥り
易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、光照射量を所定の水準に制御する
ことで、光量過多による意図しない光反応を制御すると
共に、併せて省エネルギー・省メンテナンスの光反応処
理装置及び方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光化学反応
装置は、複数の光源を具備し、該光源からの光の照射に
よって被照射体の光化学反応処理を行う光化学反応処理
装置において、点灯する光源を使用時間経過に応じて制
御することにより、前記被照射体に対する光照射量を所
定の水準に制御することを特徴とする。この発明によれ
ば、前記複数の光源のうち一部の光源を点灯し、点灯す
る光源の組み合わせを順次切り替えること、並びに、光
源の経時的照度低下特性を基に、使用時間経過に伴い、
点灯する光源数と消灯する光源数の比率を変更させるこ
とで、光照射量を所定の水準に制御し、光量多過による
意図しない光反応を抑制することができる。なお、点灯
とは、所定の定格電圧若しくは電流で点灯する場合に限
らず、調光点灯する場合も含むものとする。
【0005】また、この発明によると、前記点灯もしく
は調光点灯する光源の組み合わせ及び切り替え時期並び
に前記使用時間経過に伴う点灯もしくは調光点灯光源数
と消灯光源数の前記比率の変更態様を装置の運転開始前
に予め設定し、この設定に従って点灯もしくは調光点灯
する光源を時間経過に応じて制御することで、メンテナ
ンスフリーで装置の運転を行うことができる。更に、前
記設定の内容を運転開始後に修正を加えることで、より
効果的な点灯制御を行うことができる。
【0006】また、本発明に係る光化学反応装置の光源
は、紫外線を放射する光源であることを特徴としてい
る。紫外線のフォトンはエネルギーが高いので、難分解
の処理にも応用できる。
【0007】本発明に係る光化学反応処理方法は、上記
のような装置を用いて、光源から光を照射し、被照射体
に対して光化学反応処理を行うことを特徴とする。ま
た、点灯もしくは調光点灯させる光源と消灯させる光源
の比率の変更や、点灯もしくは調光点灯させる光源のロ
ーテーションによって、光源の一斉交換期間を延長させ
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施形態】図1は、本発明に係る光化学反応処
理装置の一実施例である多灯式の液体処理用紫外線照射
装置を示す断面略図である。紫外線ランプからなる光源
3は保護用の石英ガラス管2内に液密に挿入されてな
り、本実施例に係る処理装置の本体を構成する筒状のシ
リンダー1内に複数本(この例では40本)並設されて
いる。なお、本実施例に係る処理装置は、図10と同様
の閉鎖型液体処理装置であって、シリンダー1は図10
のシリンダー10と同様に入水口1cと出水口(図示せ
ず)を備える。
【0009】前述の通り、従来装置においては、光源の
経年劣化を考慮して、所定期間(例えば1年)経年した
時点での処理能力を基準に設計されているため、例え
ば、装置の開始使用から一年後において、或る処理能力
を確保すために40本の光源を搭載する必要のある従来
装置は、装置使用初期に光量過多となり、意図しない光
反応が生じていた。これに対して、本発明に係る紫外線
照射装置においては、設置された複数の光源3のうち1
乃至複数の所定数を点灯もしくは調光点灯し、かつ、点
灯もしくは調光点灯される光源の組み合わせ並びに点灯
本数を時間経過に伴い適宜変更する運用を行うことを特
徴としている。すなわち、点灯もしくは調光点灯する光
源の組み合わせとその切り替え時期と点灯本数とを、光
源の経年劣化による照度低下特性に応じて、使用期間経
過に伴い変更することで、通年の光照射量が所定の水準
(範囲)に維持されるよう運用することを特徴としてい
る。
【0010】この運用方法の一例を示すと、まず使用開
始時において、光源3の総数Mに対して、特定のN1
(ただしN1<M)の光源のみを点灯し、所定期間経過
したら、前記点灯するN1個の特定の光源の組み合わせ
を別の特定のN1個の光源の組み合わせに切り替えて、
使い回しする(ローテーションする)。N1個の数の適
切な設定により、使用初期時における光量過多現象を適
切に防止することができる。ローテーションを適宜繰り
返し、更に別の所定期間経過したら、特定の光源点灯数
をN2個(ただし少なくともN1<N2)とし、上述と同
様に、点灯する光源の組み合わせを順次切り替えて、使
い回しする。このように点灯する光源数を増すことによ
り、光源の経年劣化を補償し、全体的な光量を所定の水
準に保つことができる。以後必要に応じて、更に所定期
間経過するに従い、光源点灯数をN3 、N4…Nn個(た
だしN1<N2<N3<N4<…<Nn≦M)という具合に
順次適宜増加するようローテーションを変更して、使い
回してよい。光源3の点灯・消灯のローテーションを設
定するにあたっては、シリンダー1内を流れる被処理液
体がむらなく処理されるように、点灯される光源がバラ
ンスよく配置されるように設定するものとする。例え
ば、図1において、シリンダー1の横断面において中心
で交わる線A−A’、B−B’で4等分された4つのゾ
ーンを想定し、同時点灯光源数をNとするとき、各ゾー
ン内でN/4個の光源をバランスよい配置で点灯するよ
うに設定する。なお、本実施例において、点灯とは、所
定の定格電圧若しくは電流で点灯する場合に限らず、そ
れ以下の電圧若しくは電流で光量調節して点灯する(調
光点灯)場合も含む。調光点灯する場合は光量及び寿命
が定格で点灯する場合とは異なってくるので、点灯・消
灯ローテーションの設定内容もそれに応じたものとされ
る。点灯・消灯ローテーションにおいて、同時に点灯す
る光源を、全て定格で点灯してもよいし、あるいは全て
調光点灯してもよいし、あるいは定格での点灯と調光点
灯とを混在させてもよい。
【0011】なお、詳しくは後述するように、本装置に
おいては紫外線放射効率の良い放電灯を用いるので、点
灯数が少なくても、必要十分な処理能力を確保できる。
光源3として使用する放電灯31の一例を図2に示す。
この放電灯31は、以下詳しく述べるとおり、185n
m紫外線を極めて効率よく放射させ、性能維持率の高い
低圧水銀蒸気放電灯として構成されたものである。この
種の高能率の放電灯31を光源3として使用する場合に
おいては、同時に点灯する光源数が従来に比べて少なく
て済むので、本発明に従って点灯・消灯のローテーショ
ンを適切に設定して運用することが、光量過多の防止と
ランプ寿命の飛躍的増大化の点で極めて有意義である。
【0012】まず、放電灯31の基本的構造について説
明すると、放電灯31は、合成石英ガラスからなるガラ
ス管11と、該ガラス管11内でその両端に配置された
一対のフィラメント21a,21bと、該ガラス管11
の両端に設けられたシール部4a,4bおよび口金部5
a,5bとを含む。フィラメント21a,21bは例え
ば酸化バリウム系のエミッターを塗布してなる。このフ
ィラメント21a,21bはシール部4a,4bから出
ているインナーリード22a〜22dによってそれぞれ
保持されている。口金部5a,5bはセラミック製であ
り、一方の口金部5aにおいて一対の電気端子31a,
31bが備えられている。シール部4a,4bは、モリ
ブデン箔24a〜24dによって気密性を保持しつつ、
且つインナーリード22a〜22d、モリブデン箔24
a〜24d、アウターリード25a,25bおよび26
を介して、フィラメント21a,21bと電気端子31
a,31dを電気的に接続する役割を担っている。ガラ
ス管11内には20mg程度の水銀と約400Paの希
ガスを封入してある。なお、図の例では、一例として、
放電灯31は2端子タイプの放電灯として構成されてい
る。すなわち、一方のフィラメント21aの一端がイン
ナーリード22b、モリブデン箔24b、アウターリー
ド25aを介して一方の電気端子31aに接続され、他
方のフィラメント21bの一端がインナーリード22
c、モリブデン箔24c、アウターリード25b、26
を介して他方の電気端子31bに接続されている。
【0013】放電灯31は、ガラス管11を合成石英ガ
ラスで構成したこと、及び、波長185nmの紫外線を
効率よく発光しうるよう所定の条件で該放電灯31のデ
ィメンション(バルブ内径やフィラメント間距離などの
諸サイズ)を決定したこと、を特徴としている。この点
について説明すると、この放電灯31においては、合成
石英ガラスからなるガラス管11の内径D(単位はm
m)のサイズは8mm以上とし、フィラメント21a,
21bの間隔をL(単位はcm)、点灯時のランプ電圧
をV(単位はV(ボルト))、ランプ電流をI(単位は
A(アンペア))とするとき、各値の関係が次の関係式
を有するように、設定することを特徴としている。 (V−Vf)/L=X/(√D・√I) ただし、2.
6≦X≦4.2 ここで、Vfは陽極降下電圧であり、点灯電源によって
一義的に決まるファクター(定数要因)であり、1kH
z以上の高周波電源で点灯した場合はVf=10であ
り、1kHz未満の電源で点灯した場合はVf=50で
あるとする。
【0014】次に、波長185nmの紫外線を効率よく
発光しうるようにする条件として上記のような関係式を
導き出した根拠について説明する。本発明者らは、基本
構造が図2に示すような構造からなる低圧水銀蒸気放電
灯31を各種のサイズで複数用意し、これらを対象にし
て種々の実験を行い、放電灯の電気特性と185nm紫
外線強度の関係を評価した。具体的には、この実験にお
いて用いた各放電灯のサイズは、内径8mm、13m
m、18mm、23mmのそれぞれの管径で、肉厚1m
m、管長100〜160cmの合成石英ガラス管を用
い、フィラメント間距離L(cm)を95〜153cm
に設定してなるものである。実験にあたっては、中央部
に185nm紫外線強度測定用の枝管を付けてT字形に
構成したガラス管内に、実験対象たる放電灯を挿入し、
該ガラス管内を窒素雰囲気で満たすと共に外側には冷却
水を流した。また、点灯電源には、約40kHzの電子
バラスト(安定器)と商用周波数の電磁バラスト(安定
器)の2種を用意し、点灯時のランプ電流を、0.4
A、0.6 A、0.8 A、1.0 A、1.4 A(アンペ
ア)の5段階とした。なお、185nm紫外線強度の測
定には株式会社オーク製作所の紫外線照度計UV−18
5(商品名)を使用した。
【0015】上述の条件下で、電流をほぼ一定に保持し
つつ、冷却水の温度を変化させながら各種電気特性即ち
ランプ電圧V、ランプ電流I、ランプ電力と、185n
m紫外線強度とを測定した。冷却水の温度を変化させる
理由は水銀蒸気圧を変化させることにある。つまり、1
85nm紫外線放射効率や電気特性は水銀蒸気圧に依存
すると考えられることからその関係を明確にするためで
ある。冷却水の温度を変化させることで余剰の水銀が滞
留する最冷部の温度を変化させ、水銀の蒸気圧を変化さ
せたことになる。ちなみに、ランプ電圧Vはランプ内の
水銀蒸気圧すなわち蒸発量に依存するため、最冷部の温
度を変化させることで、ランプ電圧Vが可変設定される
ことになる。或る物理的サイズからなる放電灯において
は、ランプ電流Iもバラストによって決まる定数要因な
ので、185nm紫外線強度を左右できる要因は主とし
てランプ電圧Vである。そこで、冷却水の温度を変化さ
せることで結果的にランプ電圧Vの値を種々に変化さ
せ、該ランプ電圧Vの値を測定すると共にその都度の1
85nm紫外線強度を測定することにより、当該物理的
サイズかつ所定のランプ電流Iからなる条件下におけ
る、185nm紫外線強度とランプ電圧Vとの相関性が
判明する。よって、そのようにして測定を行う。
【0016】この測定結果に基づいて、185nm紫外
線強度については、「消費電力当たりの紫外線強度」と
いう観点から、測定した185nm紫外線強度の値を測
定したランプ電力で除算して、その商を「放射効率」の
指標(すなわち「185nm紫外線放射効率」)とし
た。また、ランプ電圧については、「単位長さ当たりの
電圧」という観点から、測定したランプ電圧の値V
(V)から陽極降下電圧(Vf)という固定的な値Vf
(V)を差し引き、その解「V−Vf」をフィラメント
間距離Lで除し、その商を「電位傾度」(つまり、フィ
ラメント間距離の単位長さ当たりのランプ電圧)とし
た。すなわち、測定した「185nm紫外線強度」と
「ランプ電圧V」とを、それぞれ「185nm紫外線放
射効率」と「電位傾度」(フィラメント間距離の単位長
さ当たりのランプ電圧)に換算することにより、「電位
傾度」の各値に対する「185nm紫外線放射効率」の
値を対比することができ、放射効率のよい条件がどのあ
たりにあるかを把握することができる。なお、陽極降下
電圧Vfは、前述の通り、1kHz以上の高周波電源で
点灯した場合はVf=10とし、1kHz未満の電源で
点灯した場合はVf=50であるとした。
【0017】図3は、一例として、肉厚1mmの合成石
英ガラス管を使用した放電灯のサイズが、内径13m
m、管長154cm、フィラメント間距離147cmの
物理的条件下で、電気的条件としてはランプ電流Iが1
A(アンペア)で、約40kHzの電子バラストを使用
する(つまりVf=10)の場合における、「電位傾
度」と「185nm紫外線放射効率」の測定結果を示す
もので、「電位傾度」の値を横軸にとり、それに対応す
る「185nm紫外線放射効率」の値を縦軸にとり、測
定結果をプロットしたものである。ランプ電圧Vは、前
述の通り冷却水の温度を変化させることで変化させた。
図3によれば、「電位傾度」が約0.88(V/cm)
のとき、「185nm紫外線放射効率」が最も高い値
(約「6」)を示すことが判る。ここから判ることは、
「185nm紫外線放射効率」がその最高値つまりピー
ク値(図3の例では約「6」)を含む適宜の許容範囲内
に収まるように、物理的及び電気的諸条件を設定しさえ
すれば、185nm紫外線を効率よく放射できる放電灯
および紫外線照射装置を提供することができる、という
ことである。この許容範囲としては、実際の紫外線照射
状態を観察することにより、ピーク値の「185nm紫
外線放射効率」の約6〜7割程度までは、許容範囲に含
めることが適当であることが判明した。例えば、図3の
例では、「185nm紫外線放射効率」の値が最低でも
約3.6以上であれば、効率よい放射が得られていると
みなせる。その場合、「電位傾度」が約0.72〜1.
16程度の範囲内に収まるように諸条件が設定されれば
よいことが図から判明する。
【0018】更に別の実測結果について説明する。図3
と同様の管径13mm、管長154cm、フィラメント
間距離147cmのサイズの放電灯において、ランプ電
流Iを種々に異ならせて、各ランプ電流値における「1
85nm紫外線放射効率」がピーク値となる最適な電位
傾度を探索した。その結果得られた各ランプ電流値(た
て軸)における最適「電位傾度」(横軸)をプロットし
た図が、図4である。この図4から、最適「電位傾度」
はほぼランプ電流値(I)の平方根(√I)に反比例し
ていることが判る。
【0019】以下同様にして、本実験に用いた上述した
全てのサイズの放電灯について、「185nm紫外線放
射効率」がピーク値となる最適な「電位傾度」を探索し
た結果、いずれの管径でも最適「電位傾度」はほぼ電流
値(I)の平方根(√I)に反比例することを見出し
た。また、管径(D)をパラメータとして最適「電位傾
度」をプロットした結果、図5に示すようにいずれの電
流においても概ね管径(D)の平方根(√D)にも反比
例することが判明した。即ち、内径(D)が8〜23m
mの放電灯において、ランプ電流0.4 〜1.4 Aの範
囲で動作させた場合に、最大の185nmの放射効率を
得るための最適「電位傾度」は、管径(D)と電流
(I)の平方根(√D及び√I)に反比例することを見
出した。これは、高周波の電子バラストと商用周波数の
電磁バラストのいずれであっても点灯電流のファクター
を考慮しさえすれば、包含される結果となった。
【0020】上記より、最適な「電位傾度」にあって
は、「電位傾度」つまり「(V−Vf)/L」は、管径
Dの平方根(√D)及びランプ電流Iの平方根(√I)
に反比例する関係にあり、その比例定数をXとすると、
下記のような関係式で表わせることになる。 (V−Vf)/L=X/(√D・√I) 前記図3の例の場合、内径D=13mm、ランプ電流I
=1Aであったから、(√D・√I)は約3.605で
あり、「電位傾度」が上述した約0.72〜1.16程
度の許容範囲内に収まるためには、比例定数Xは、ほぼ
「2.6≦X≦4.2」の範囲の値をとればよいことにな
る。
【0021】以上のような実験結果を考慮して、図2に
示すような合成石英ガラスで構成したガラス管11を用
いた放電灯31において、合成石英ガラスからなるガラ
ス管11の内径D(単位はmm)のサイズは8mm以上
とし、フィラメント21a,21bの間隔をL(単位は
cm)、点灯時のランプ電圧をV(単位はV(ボル
ト))、ランプ電流をI(単位はA(アンペア))とす
るとき、各値の関係が次の関係式を有するように設定す
ることが、185nm紫外線を効率良く放射するための
条件とするのがよい、との結論に至った。 (V−Vf)/L=X/(√D・√I) ただし、2.
6≦X≦4.2 ここで、前述の通り、点灯電源によって一義的に決まる
ファクターである陽極降下電圧Vfは、1kHz以上の
高周波電源で点灯した場合はVf=10であり、1kH
z未満の電源で点灯した場合はVf=50であるとす
る。
【0022】ところで、放電灯31は、発光管として合
成石英ガラスを使用することを特徴としている。合成石
英ガラスは、四塩化珪素を出発原料として製造される石
英ガラスで、不純物が極めて少なく、短波長域の紫外線
透過率に優れている。上述した、「最大の185nm放
射効率を得るための電位傾度と管径およびランプ電流と
の関係」は、合成石英ガラスに限ったことではないが、
通常の(天然)石英ガラスを用いて実施した場合には1
85nmの紫外線維持率が急速に低下するので実使用に
耐えないのである。通常の(天然)石英ガラスを使用し
た場合は、もともと短波長域の紫外線透過率が低いこと
に始まって、185nmの放射効率が高まると多くの1
85nm紫外線を吸収し、ガラス自身が変質し、濁りの
発生によって紫外線透過率が低下してしまう。そのた
め、更なる透過率低下と変質のサイクルを繰り返し、1
85nm紫外線が急速に低下するものと考えられる。よ
って、合成石英ガラスを使用することを必須の要素とす
る。
【0023】上述した放電灯31を用いた有機物の分解
処理装置つまり紫外線照射装置は、例えば半導体製造工
程で使用される超純水の精製に利用されるもので、その
場合、1年〜3年の長期連続運転に耐えるものでなけれ
ばならない。合成石英ガラスは初期の紫外線透過率に優
れており、且つ変質の核となる不純物の含有量が少ない
ため、185nm紫外線の放射効率が高い領域で動作さ
せても紫外線維持率を高いレベルを確保できる。もちろ
ん、このような放電灯を用いた紫外線照射装置は、半導
体製造工程に限らず、飲料製造、食品製造、医療、水処
理等、有機物の分解処理・殺菌・消毒等の処理を要する
汎ゆる分野で利用可能である。
【0024】図6は、本実施例で提案する図2に示すよ
うな高効率型の紫外線放電灯31を搭載した紫外線照射
装置Aと、従来技術による紫外線放電灯を搭載した紫外
線照射装置Bとについて、TOC濃度10ppbの原水
を1ppb以下にできる処理能力を単位消費電力量当た
りの流量で比較した実測データを示す図である。図は装
置Bの初期値を100%として表示してある。装置Bと
装置Aとでは、まず初期において大きな性能差があり、
使用時間が進むにつれて差異が更に大きくなるのが判
る。ちなみに、従来技術の放電灯を搭載した紫外線照射
装置の1年間の使用目安となる8500時間後の能力を
1とすると、放電灯31を搭載した紫外線照射装置Aは
約2.5倍以上になることが確認された。本実施例で提
案する放電灯31のような紫外線放射効率の良い放電灯
を用いれば、従来装置と比較して点灯本数を少なくして
も、必要十分な処理能力を確保できる。
【0025】上述したように、超純水の精製における紫
外線処理装置は1年〜3年の長期連続運転を考慮してお
り、装置の運転をメンテナンスフリーで行いたい、とい
うニーズも利用者に高まりつつある。この点、本発明の
一実施例によると、点灯する光源の組み合わせと、その
切り替え時期と、点灯本数の変更態様を予め設定し、こ
の設定に従って光源の点灯を時間経過に従って制御す
る、点灯・消灯ローテーションのシーケンス制御装置を
備えることで、自動的に点灯制御し、メンテナンスフリ
ーで装置の運転を行うことができるので好都合である。
【0026】図7は、図1の実施例に関連して設けられ
る上記点灯・消灯ローテーションのシーケンス制御装置
の一例を示すブロック図である。CPU、メモリ等を含
んでなる切り換えシーケンサ6に対して、時計回路6a
と設定器7が接続されており、運転開始前に予め、設定
器7で各光源(図において3-1〜3-40)の点灯・消
灯の組み合わせ態様とその切り換え時期(すなわちロー
テーション)を設定し、これを切り換えシーケンサ6の
メモリに記憶する。時計回路6aは、使用開始時からの
経過時間を計時する。切り換えシーケンサ6は、メモリ
に記憶したシーケンスに従い、現時点での点灯・消灯ロ
ーテーションに対応する各光源(3-1〜3-40)の点
灯・消灯を設定する制御信号を、点灯・消灯切り換え回
路8に入力する。点灯・消灯切り替え回路8は、入力さ
れた制御信号に従い所定の光源を点灯し、他の光源を消
灯するよう切り換え制御を行う。この点灯・消灯の組み
合わせ態様は切り換えシーケンサ6から与えられる点灯
・消灯設定制御信号に応じて時間経過に従って自動的に
変更制御される。切り換えシーケンサ6のメモリに予め
記憶した前記ローテーションの設定内容は、運転開始後
において随時、処理済み液体における処理結果をモニタ
ーするTOCモニターやDOモニターからのフィードバ
ック値に基づき自動的に若しくは手動操作によって修正
可能である。これにより、処理状況に応じた効果的な制
御ができる。勿論、上述のようなシーケンス制御装置を
設けずに、個々の光源に繋がる安定器の電源を適宜ON
/OFFさせ、手動で点灯・消灯切り換えを行っても良
い。
【0027】次に、図2〜図6を参照して説明したよう
な紫外線放射効率の良い放電灯31を、図1に示す処理
装置における光源3として使用した場合の、点灯・消灯
ローテーションの一例を図8に示す。図8において、横
軸は装置使用開始時からの時間的経過を示し、縦軸の数
字1〜40は40個の各光源3を個別に特定する数字で
ある。以下、40個の各光源3を個別に区別する符号と
して、3-1〜3-40を用いる。この例では各光源3-1〜
3-40の点灯・消灯ローテーションは3ヶ月単位で切り
換えられており、各光源3-1〜3-40が点灯する期間を
両方向矢印で示す。更に図において横軸下部に示した数
字は各期間における光源の点灯個数を示す。また、縦軸
右側に示した数字は各光源3-1〜3-40の延べ点灯月数
を示す。
【0028】例えば、装置使用開始から3ヶ月目までの
第1の期間においては、18個の光源3-1〜3-18のみ
を点灯し、他の光源を消灯する。次いで、3〜6ヶ月目
までの第2の期間においては、点灯する18個の光源3
の組み合わせを光源3-7〜3-24に切り換える。次の6
〜9ヶ月目の第3の期間において、光源の点灯数を20
個とし、かつ点灯する光源の組み合わせを光源3-13〜
3-32に切り換える。このように、紫外線放射効率の良
い放電灯31を使用しているため、点灯する光源数は使
用初期時において全体の半数以下(40個のうち18
個)であっても必要十分な光量を得ることができ、かつ
光源の点灯数を適切に設定することで光量過多現象を適
切に防止している。また、所定期間経過時に点灯する光
源数を増すことにより、光源の経年劣化に伴う光量不足
を補償し、全体的な光量を所定の水準に保つことができ
る。以後、期間経過に従い、光源点灯数を22、24…
28個という具合に順次適宜増加しかつ点灯する光源の
組み合わせを適切に切り換えるように点灯・消灯ローテ
ーションが設定される。このように適切にローテーショ
ンを設定することで、通年の光照射量が所定の水準(範
囲)に維持されるように制御することができる。図8の
縦軸右側に示したように、合計42ヶ月の運転期間に対
して、各光源3-1〜3-40の延べ点灯時間(月数)は2
1〜24ヶ月に平準化されている。例えば個々の光源3
の交換寿命を24ヶ月に設定したとしても、実際はその
2倍の42ヶ月の期間で運転を持続することができるこ
ととなり、光源3として使用する放電灯31の一括交換
時期は実質的に42ヶ月に延長され、交換メンテナンス
の手間及びコストを大幅に削減することができる。
【0029】図9は、図8の点灯・消灯ローテーション
で運転した本発明装置におけるTOC分解処理能力の推
移例を実線で示し、これとの比較のために、従来装置に
よるTOC分解処理能力の推移例を破線で示すグラフで
ある。図において、縦軸はTOC分解処理能力を示し、
従来装置のTOC分解処理能力の初期値を100%と
し、従来装置の1年後の処理能力を50%としてある。
前述の通り、従来装置においては、光源の経年劣化を考
慮して、所定期間(例えば1年)経年した時点での処理
能力が、所定の要求レベル(図に示す50%)を確保す
るように設計されているため、従来装置は、点灯時間の
若い時期には光量過多となる。これに対して、本発明に
よれば、使用初期時において光源の点灯数を適切に設定
し、かつ光源の経年劣化による照度低下特性に応じて、
使用期間経過に伴い適宜点灯数を増やしつつ点灯・消灯
ローテーションを切り換えることで、使用開始直後か
ら、前記処理能力の要求レベル(50%)をやや上回る
処理能力(すなわち所定の水準)を概ね維持しつつ3年
間以上使用できることが判る。
【0030】更に本発明装置の実験結果について説明す
る。本発明者らは、従来装置と比較しながら1年間に亘
って、本発明装置の水中のTOC分解実用評価試験を行
った。従来装置は1年間を通して160Wの光源40灯
を全灯点灯で使用し、本発明装置は同ワットの光源を、
図8に示した点灯・消灯ローテーションで使用した。そ
の結果、従来装置の処理水では、当初にDO値の上昇が
見られたのに対して、本発明装置を用いた処理水は年間
を通してDO値の上昇がなく、かつ目標とするTOC分
解性能を得た。また、この間の本発明装置で点灯した光
源の灯数は平均19灯で、2万8000kWH余りの節
電効果を得た。なお、3年間の稼動を1サイクルとして
試算した場合は、従来装置40灯×160W×8500
時間×3年に対して平均21.5灯の点灯で済むため、
7万5000kWH余りの節電が見込まれる。
【0031】なお、上述の実施例では図2〜図6で説明
したような高効率の放電灯31を光源3として搭載した
例を挙げたが、本発明は必ずしもそのような高性能の光
源に限らず、従来公知の通常効率の光源を使用してもよ
い。すなわち、使用時間と共に光量が低下する光源を使
用する、いかなるタイプの光化学処理装置においても、
本発明を採用することで、有効な作用・効果を発揮する
ものである。
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、光照射量
を所定の水準に制御し、意図しない光反応を制御すると
共に、省エネルギー・省メンテナンス効果を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多灯式の紫外線照射装置の一実
施例を示す断面略図。
【図2】 図1の紫外線照射装置における光源3として
使用する放電灯の一例を示す側面断面略図。
【図3】 図2の放電灯の一実施例による実験結果に基
づく「電位傾度」と「185nm紫外線放射効率」の関
係を例示するグラフ。
【図4】 図2の放電灯の一実施例による実験結果に基
づく「ランプ電流」と最適「電位傾度」との関係を例示
するグラフ。
【図5】 本発明に係る放電灯の一実施例による実験結
果に基づくガラス管の内径と最適「電位傾度」との関係
を、「ランプ電流」の各値に対応して、例示するグラ
フ。
【図6】 高効率型の紫外線放電灯を使用した紫外線照
射装置における時間経過に伴う処理能力の変化の実験結
果を、従来技術による紫外線放電灯を搭載した紫外線照
射装置と比較して例示するグラフ。
【図7】 点灯・消灯ローテーションのシーケンス制御
装置の一例を示すブロック図。
【図8】 図2〜図6を参照して説明したような紫外線
放射効率の良い放電灯31を、図1に示す処理装置にお
ける光源3として使用した場合の、点灯・消灯ローテー
ションの一例を示す図。
【図9】 図8の点灯・消灯ローテーションで運転した
本発明装置におけるTOC分解処理能力の推移例と、従
来装置によるTOC分解処理能力の推移例の比較を示す
グラフ。
【図10】 従来の紫外線照射装置の一例を示す側面断
面略図。
【符号の説明】 1 シリンダー 2 石英ガラス管 3 光源 31 放電灯 11 合成石英ガラスからなるガラス管 21a,21b フィラメント 4a,4b シール部 5a,5b 口金部 22a〜22d インナーリード 31a,31b 電気端子
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA21 AA43 AA83 AA86 AA87 AB04 AB07 CF16 CG01 CG06 CG15 CG26 CG42 CJ16 CJ19 4C058 AA20 BB06 KK02 KK21 KK32 4G075 AA13 AA70 BA04 CA32 CA33 EA02 FB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光源を具備し、該光源からの光の
    照射によって被照射体の光化学反応処理を行う光化学反
    応処理装置において、点灯する光源を使用時間経過に応
    じて制御することにより、前記被照射体に対する光照射
    量を所定の水準に制御することを特徴とする光化学反応
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の光源のうち一部の光源を点灯
    もしくは調光点灯し、点灯もしくは調光点灯する光源の
    組み合わせを順次切り替えることで、光照射量を所定の
    水準に制御することを特徴とする請求項1に記載の光化
    学反応処理装置。
  3. 【請求項3】 光源の経時的照度低下特性を基に、使用
    時間経過に伴い、点灯もしくは調光点灯する光源数と消
    灯する光源数の比率を変更させることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光化学反応処理装置。
  4. 【請求項4】 前記点灯もしくは調光点灯する光源の組
    み合わせ及び切り替え時期並びに前記使用時間経過に伴
    う点灯もしくは調光点灯光源数と消灯光源数の前記比率
    の変更態様を装置の運転開始前に予め設定し、この設定
    に従って点灯もしくは調光点灯する光源を時間経過に応
    じて制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    光化学反応処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定内容は運転開始後に修正可能で
    あることを特徴とする請求項4に記載の光化学反応処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記光源は紫外線を放射する光源である
    請求項1乃至5のいずれかに記載の光化学反応処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の装置
    を用いて、光源から光を照射し、被照射体に対して光化
    学反応処理を行うことを特徴とする光化学反応処理方
    法。
  8. 【請求項8】 点灯もしくは調光点灯させる光源と消灯
    させる光源の比率の変更や、点灯もしくは調光点灯させ
    る光源のローテーションによって、光源の一斉交換期間
    を延長させることを特徴とする光化学反応処理方法。
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