JP2001087757A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置

Info

Publication number
JP2001087757A
JP2001087757A JP26765999A JP26765999A JP2001087757A JP 2001087757 A JP2001087757 A JP 2001087757A JP 26765999 A JP26765999 A JP 26765999A JP 26765999 A JP26765999 A JP 26765999A JP 2001087757 A JP2001087757 A JP 2001087757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illuminance
ultraviolet
lamp
ultraviolet lamp
input power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26765999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3934287B2 (ja
Inventor
Yasushi Kosaka
康司 小阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP26765999A priority Critical patent/JP3934287B2/ja
Publication of JP2001087757A publication Critical patent/JP2001087757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3934287B2 publication Critical patent/JP3934287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適な紫外線ランプの照度とすることがで
き、効率良く殺菌対象流体の殺菌が行える紫外線殺菌装
置を提供する。 【解決手段】 中圧紫外線ランプと制御手段とを具備
し、制御手段は、予め設定した紫外線ランプ交換時の照
度以上の照度を維持するように、紫外線ランプの入力電
力を、最初の入力電圧からより大きい入力電圧に予め定
めておいた時間間隔で切り換えていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中圧紫外線ランプ
とその照度を変更する制御手段とを具備する紫外線殺菌
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理放流水等の殺菌において、塩素
系殺菌での環境への弊害が問題化していることに対し、
紫外線による殺菌が有望視されている。紫外線殺菌は、
殺菌対象物のDNAに対する光の照射による殺菌である
ゆえ、対象液の透過率(光の通過量の割合を示す)が大
きな影響を与える。
【0003】下水処理放流水の殺菌を紫外線で行う場
合、透過率70%、SS(浮遊固形物)成分10mg/
lの対象水に対して大腸菌群の殺菌率が99.9%と規
定されている。適用される下水処理放流水は、二次処理
の場合を考慮され、この基準が制定されたが、二次処理
でも処理状況が良い場合は透過率も75〜80%程度に
なる。また二次処理に砂ろ過等を組み合わした三次処理
水の場合、透過率は85%程度に収まる。但し、季節変
動や豪雨時に処理が悪化することもあるので、透過率7
0%が規定されている。
【0004】一方対象とする大腸菌群を紫外線により殺
菌するためには、必要な紫外線線量が決められている
(紫外線線量は紫外線照度と照射時間の積であり、単位
はmJ/cm2)。この紫外線線量は、各殺菌対象物に
より、固有の殺菌に必要な値が決まっているが、紫外線
殺菌装置では、装置内を通過する殺菌対象物に、全て均
一な線量を与えるわけではないので、各装置毎のテスト
結果からその装置の必要線量、平均線量などを決定して
いる。
【0005】そして下水処理放流水の殺菌においては、
規定された下水処理放流水の性状(例えば透過率70
%、含まれるSS成分10mg/l)と処理流量と殺菌
率とが決まると、必要とされる紫外線ランプによる紫外
線の照度が決まる。
【0006】ところで紫外線ランプは、使用時間経過と
共にその照度が徐々に低下していく。そして照度が低下
した場合、殺菌性能が落ちるので、使用期間を決めて定
期的に紫外線ランプの交換が行われる。従って前記必要
とされる紫外線ランプ照度は、最も殺菌性能の落ちた紫
外線ランプ交換時の照度を基準にして計算される。紫外
線ランプの経済的な使用範囲としては、初期照度に対し
て20%程度の照度低下を限度とする場合が多い。
【0007】このことは紫外線殺菌装置が運転開始した
初期においては、紫外線ランプの照度に関しては20%
程度の余裕があることを意味し、言い換えれば初期は必
要以上の紫外線を照射していることとなる。その上、下
水処理が良好な場合は、紫外線透過率も70%より高い
値なので、必要線量は少なくて良く、さらに照度に余裕
が生まれている。
【0008】なお紫外線ランプは高い電力を印加した場
合は、照度は上がるが、使用時間に対する照度低下率は
大きくなり、このためその使用時間は短くなるので、紫
外線ランプの初期の照度に余裕を持たせれば持たせるほ
ど、その使用できる時間は短くなってしまう。
【0009】そこで紫外線ランプ寿命を延ばすためと、
有効に照度を利用するために、紫外線ランプへの入力電
力を切り換え(コンデンサの数を切り換える電流制御等
で)て照度を変更してエネルギーの有効利用を図ること
が考えられる。即ち水質が良い場合は、必要な殺菌率を
得られる照度までランプ照度を落とし、また水質が悪化
してきた場合は逆に照度を上げる操作を行う。紫外線ラ
ンプが複数本使用されている装置や、紫外線殺菌装置が
複数台設置されている場合は、これに本数制御・台数制
御を組み合わせれば制御範囲が広がる。
【0010】そして上記制御方法として、紫外線ランプ
の照度を装置外壁に設置した紫外線照度計で測定し、該
照度が所定の照度になるように紫外線ランプの入力電力
を制御する方法が考えられる。
【0011】しかしながらこの方法の場合、全て紫外線
照度計の値に基づいて制御が行われるので、以下の原因
で照度に関して正確な値を得ることが難しい。 照度計自体の誤差。 現地での校正が困難 即ち照度計のメンテナンスや部品交換時の校正は工場で
実施されるが、現地組み立て時の校正が難しいことと、
その信頼性評価が困難である。 長時間使用している場合のドリフトの発見が困難。 製品自体が絶対照度の測定を行うことができないの
で、紫外線ランプの初期値に対する照度を比例的に表示
するものであり、殺菌率の保証に使用するには信頼性に
欠ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、最適な紫外線ラン
プの照度とすることができ、消費される電力を低減し、
照度計を用いなくても効率良く殺菌対象流体の殺菌が行
える紫外線殺菌装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、中圧の紫外線ランプと、その照度を変更す
る制御手段とを具備し、前記制御手段は、予め設定した
紫外線ランプ交換時の照度以上の照度を維持するよう
に、紫外線ランプの入力電力を、最初の入力電圧からよ
り大きい入力電圧に予め定めておいた時間間隔で切り換
えていくことを特徴とする。また本発明は、中圧の紫外
線ランプと、その照度を変更する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、事前に判明している紫外線ランプの入
力電力毎のランプ照度の時間経過による低下量を記憶し
ておき、所定の時点における紫外線ランプの照度を前記
低下量を用いて計算により求め、その照度が必要とする
殺菌率を得るのに適する照度となっていない場合は適す
る照度となるように紫外線ランプの入力電力を切り替え
ることを特徴とする。また前記紫外線殺菌装置には、殺
菌対象流体の透過率を測定する透過率計と殺菌対象流体
の流量を測定する流量計とを設け、前記制御手段は、前
記透過率計と流量計によって測定された殺菌対象流体の
透過率と流量から必要とする殺菌率を得るのに適する照
度を求めることを特徴とする。また前記制御手段は、前
記計算によって求めた所定の時点での紫外線ランプの照
度と、前記事前に判明している紫外線ランプの入力電力
毎のランプ照度の時間経過による低下量とによって、そ
れ以後印加される入力電力で紫外線ランプを使用した場
合に予め設定した紫外線ランプ交換時の照度まで低下す
る残り時間を計算して表示することを特徴とする。また
前記制御手段は、前記紫外線ランプへの入力電力を切り
替えることによっては紫外線ランプの照度を必要とする
殺菌率を得るのに適する照度とすることができなくなっ
た状態を検知するとともに、該検知によって別途設置し
ておいた紫外線殺菌装置を作動させるか、或いは別途設
置しておいた警報手段によって警報を発することを特徴
とする。中圧の紫外線ランプとは、圧力が0.075〜
0.75mmHg(10〜100Pa)程度のものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用する紫外
線殺菌装置の一例の全体概略構成図である。同図に示す
ように紫外線殺菌装置80は、下水処理放流水等を流す
配管100の途中に接続される。紫外線殺菌装置80は
筒状のケーシング81のチャンバー84に透明石英製の
保護管83で覆われた紫外線ランプ82を設置して構成
されている。そしてケーシング81に設けた流入口85
と流出口87に配管100を接続してチャンバー84に
下水処理放流水を流せば、紫外線ランプ82から照射さ
れる紫外線によって下水処理放流水の殺菌が行える。
【0015】前記配管100の紫外線殺菌装置80の上
流側には流量調整弁91と流量計93とが取り付けられ
ており、また紫外線殺菌装置80の下流側には弁95が
取り付けられている。
【0016】一方紫外線殺菌装置80の下流側の配管1
00から引き出して紫外線殺菌装置80の上流側の配管
100(流量調整弁91と流量計93の間)に接続され
る配管110の途中に、透過率計120が接続されてい
る。透過率計120は、内部に循環ポンプと透過率測定
部とを有している。
【0017】図2はこの紫外線殺菌装置80の紫外線ラ
ンプ82の照度を制御する制御装置(制御手段)を示す
ブロック図である。同図に示すように制御装置は、制御
部31に図1に示す透過率計120と流量計93からの
信号を入力して演算し、紫外線ランプ82と流量調整弁
91と別途設けた警報部33と予備の紫外線殺菌装置8
0´とに信号を出力するように構成されている。ここで
紫外線ランプ82にはその入力電力を切り換えることで
照度を切り換える信号が出力される。また警報部33は
例えば中央コントロール盤で構成され、ランプ寿命(残
り使用時間)や、ランプ交換の表示又は別途設置した予
備の紫外線殺菌装置80´を駆動する旨の表示を行う。
【0018】ここでこの紫外線殺菌装置全体の動作を説
明する。まず図1において流量調整弁91と弁95を開
いてチャンバー84内に下水処理放流水を流し、前記制
御部31からの信号によって紫外線ランプ82を所定の
入力電力で点灯して下水処理放流水に所定の照度の紫外
線を照射してその殺菌を行う。
【0019】一方下水処理放流水の透過率を測定するた
め、透過率計120内の循環ポンプを駆動して、殺菌さ
れた下水処理放流水の一部を配管110に分岐して透過
率計120内の透過率測定部でその透過率を測定し、紫
外線殺菌装置80の上流側に循環する。
【0020】そして透過率計120で測定した透過率と
流量計93で測定した流量とを制御部31に入力するこ
とで、制御部31は透過率から必要な殺菌率が得られる
紫外線線量を計算し、流量からその紫外線線量が得られ
る照度を計算し、その照度となるように紫外線ランプ8
2へ信号を出力してその入力電圧を切り替えるように制
御する。現在の照度は以下に示すような計算によって求
める。照度が予め設定しておいた紫外線ランプ82交換
時の照度(最低必要照度)以上の照度を維持できなくな
った場合は、警報部33においてランプ交換表示などを
行う。
【0021】具体的制御の1例を図3を用いて説明す
る。紫外線ランプ82は前述のように高い電力を印加し
た場合は図3のクラスIIIのように照度は上がるがラン
プ点灯時間に対する照度低下量は大きくなり、このため
その使用時間は短くなる。そこで最初は切り換えられる
最も低い電力を紫外線ランプ82に印加することとして
初期照度を例えばhI=100とすると、図3のクラス
Iのようにランプ点灯時間に対して照度は小さい低下量
で低下していく。このランプ照度とランプ点灯時間経過
による照度低下量、即ちクラスI, II, IIIの特性は
ランプメーカーからの資料で得られ、決まっている。各
クラスI, II, IIIの式は、以下の通りである。 クラスI:fI(t)=−MI・t+hI クラスII:fII(t)=−MII・t+hII クラスIII:fIII(t)=−MIII・t+hIII 但し、MI,MII,MIII:傾き hI,hII,hIII:初期のランプ照度
【0022】ランプ照度とランプ点灯時間の関係は、照
度低下が初期よりその60%程度までは直線的に変化し
て上記式が成り立つ。なお図3に示すランプ照度80の
ラインは、予め設定しておいた最低必要照度(紫外線ラ
ンプ82交換時の照度)を示すラインである。
【0023】そして前記クラスIの入力電力のままでラ
ンプの点灯を行うと8000時間経過したときに、照度
80となる。この時間は他のクラスIIやクラスIIIを初
期から用いた場合に比べ、最も長時間である。そして本
制御例において、8000時間経過後に、クラスIIの電
力を投入すると、再びその照度は所定の照度aだけ上昇
する。そして再びクラスII´のように照度は低下してい
くが、クラスII´の低下量はクラスIIの低下量と同じで
ある。なおaは、a=80×(112/100)=8
9.6で求まる。(112/100)は初期値の比(h
II/hI)である。
【0024】次に再びその照度が80になったときは、
クラスIIIの電力を投入し、再び照度を所定の照度bだ
け上昇させる。そして再び照度はクラスIII´のように
低下していくが、クラスIII´の低下量はクラスIIIの低
下量と同じである。bはaと同様に、b=80×(12
8/112)=91.4で求まる。
【0025】次に再びその照度が80になったときは、
これ以上入力電力を上げられないので、図2において制
御部31から警報部33に信号を出力し、ランプを交換
すべき旨の表示又は別途設置した予備の紫外線殺菌装置
80´を駆動する旨の表示を行う。また実際に予備の紫
外線殺菌装置80´の駆動を開始しても良い。このよう
に紫外線ランプ82への入力電力を切り換えれば、ラン
プ点灯時間を長くでき、また過剰に紫外線を照射するこ
ともなく、効率良く殺菌対象流体の殺菌が行える。
【0026】ところでこの制御例は、予め設定しておい
た最低必要照度80が、常に殺菌対象流体の実際に必要
とする殺菌率の最低照度を超えている場合の制御例であ
る。従ってこの制御例の場合は、実際に必要とする殺菌
率の照度を意識せずに予め設定した最低必要照度80の
みを基準として制御している。従って前述したように制
御部31へ入力される透過率計120と流量計93によ
る透過率と流量によって演算される必要殺菌率を得るた
めの照度の計算は実際は必要ない。このような制御は、
殺菌対象流体の透過率と流量が時間によって変化しない
場合は有効である。
【0027】従ってこの制御例の制御は、タイマーで紫
外線ランプ82の入力電力を切り換えていくことでも行
える。即ち予め設定した紫外線ランプ交換時の照度以上
の照度を維持するように、紫外線ランプの入力電力を、
最初の入力電圧からより大きい入力電圧に予め定めてお
いた時間間隔で切り換えていくようにしてもよい。
【0028】図4は他の制御例を示す図である。殺菌対
象流体の流量が変動したり、紫外線透過率が変化する場
合は、殺菌効果確保のため、紫外線ランプへの入力電力
を随時切り換える必要がある。
【0029】即ち紫外線ランプ82を最初例えばクラス
Iの入力電力で点灯する。そして時間t1が経過したと
きに、殺菌対象流体の流量や透過率が変動してそのとき
の照度では必要な殺菌率が得られなくなった場合は、紫
外線ランプ82への入力電力を例えばクラスIIに上げ
る。そして時間t2が経過したときに、殺菌対象流体の
流量や透過率が変動してそのときの照度では過剰な殺菌
率になる場合は、紫外線ランプ82への入力電力をクラ
スIに下げる。以下必要な殺菌率に適する照度となるよ
うにクラスを変更して行き、例えばクラスIIの状態で予
め設定しておいた最低必要照度(紫外線ランプ82交換
時の照度)まで低下したときはクラスIIIの入力電力に
切り換えてその電力を上昇し、再び最低必要照度まで低
下したときは、これ以上入力電力を上げられないので、
図2において制御部31から警報部33に信号を出力
し、紫外線ランプ交換表示や別途設置した予備の紫外線
殺菌装置80´を駆動する旨の表示を行う。また実際に
予備の紫外線殺菌装置80´の駆動を開始しても良い。
また場合によっては制御部31から流量調整弁91に信
号を出力してその流量を減少させることで必要な殺菌率
を得るための最低照度を低下させてさらに紫外線ランプ
82の寿命を長くさせるようにしても良い。
【0030】以上のように紫外線ランプ82への入力電
力を切り換えて行けば、透過率が高い場合はランプ入力
電圧を低い範囲で使用してランプ寿命を延ばし、透過率
が低い場合は必要なランプ入力電力を選定して殺菌率を
保証するように対応でき、これによって例え殺菌対象流
体の流量や透過率が変動しても、ランプ点灯時間を長く
でき、また過剰に紫外線を照射することもなく、効率良
く殺菌対象流体の殺菌が行える。
【0031】なお実際に現在のランプ照度を事前に判明
している紫外線ランプの入力電力毎のランプ照度の時間
経過による低下量を用いて計算により算出する方法を以
下に説明する。
【0032】即ち前記図4において、各時間t1,t
2,t3,…tnにおける各式f(t1),f(t
2),f(t3),…f(tn)の値、即ち照度は、以
下のような式で求めることができる。 f(t1)=−MI・t1+hI f(t2)=−MII・(t2−t1)+f(t1)・k
1 f(t3)=−MI・(t3−t2)+f(t2)・k
2 ……………… f(tn)=−MIII・(tn−t(n−1))+f
(t(n−1))・kn 但し、k1〜kn:レベルを切り換えるときのhI,hI
I,hIIIの比(大きいレベルから小さいレベルに切り換
えるときはマイナス符号)f(t):t時間経過後のラ
ンプ照度
【0033】従ってこれらの式から現在の実際の照度S
mを算出できる。
【0034】なお本発明のように事前に判明している紫
外線ランプの入力電力毎のランプ照度のランプ点灯時間
経過における低下量を用いれば、現在の照度から、使用
する入力電力毎に、その紫外線ランプのその後の寿命が
計算できる(もちろん途中で入力電力が変更された場合
は前記計算は正確でなくなるが)。従って警報部33に
その残り寿命の表示を行うこともできる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、照度計を用いなくても、最適な紫外線ランプの照度
を求めて効率良く殺菌対象流体の殺菌が行えるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する紫外線殺菌装置の一例の全体
概略構成図である。
【図2】紫外線ランプ82の照度を制御する制御手段を
示すブロック図である。
【図3】紫外線ランプ82の照度の一制御例を示す図で
ある。
【図4】紫外線ランプ82の照度の他の制御例を示す図
である。
【符号の説明】
31 制御部 33 警報部(警報手段) 80 紫外線殺菌装置 82 紫外線ランプ 93 流量計 120 透過率計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中圧紫外線ランプと、その照度を変更す
    る制御手段とを具備し、 前記制御手段は、予め設定した紫外線ランプ交換時の照
    度以上の照度を維持するように、紫外線ランプの入力電
    力を、最初の入力電圧からより大きい入力電圧に予め定
    めておいた時間間隔で切り換えていくことを特徴とする
    紫外線殺菌装置。
  2. 【請求項2】 中圧紫外線ランプと、その照度を変更す
    る制御手段とを具備し、 前記制御手段は、事前に判明している紫外線ランプの入
    力電力毎のランプ照度の時間経過による低下量を記憶し
    ておき、所定の時点における紫外線ランプの照度を前記
    低下量を用いて計算により求め、その照度が必要とする
    殺菌率を得るのに適する照度となっていない場合は適す
    る照度となるように紫外線ランプの入力電力を切り替え
    ることを特徴とする紫外線殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記紫外線殺菌装置には、殺菌対象流体
    の透過率を測定する透過率計と、殺菌対象流体の流量を
    測定する流量計とを設け、 前記制御手段は、前記透過率計と流量計によって測定さ
    れた殺菌対象流体の透過率と流量から必要とする殺菌率
    を得るのに適する照度を求めることを特徴とする請求項
    2記載の紫外線殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記計算によって求め
    た所定の時点での紫外線ランプの照度と、前記事前に判
    明している紫外線ランプの入力電力毎のランプ照度の時
    間経過による低下量とによって、それ以後印加される入
    力電力で紫外線ランプを使用した場合に予め設定した紫
    外線ランプ交換時の照度まで低下する残り時間を計算し
    て表示することを特徴とする請求項2又は3記載の紫外
    線殺菌装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記紫外線ランプへの
    入力電力を切り替えることによっては紫外線ランプの照
    度を必要とする殺菌率を得るのに適する照度とすること
    ができなくなった状態を検知するとともに、該検知によ
    って別途設置しておいた紫外線殺菌装置を作動させる
    か、或いは別途設置しておいた警報手段によって警報を
    発することを特徴とする請求項2乃至4の内の何れか1
    項記載の紫外線殺菌装置。
JP26765999A 1999-09-21 1999-09-21 紫外線殺菌装置 Expired - Fee Related JP3934287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26765999A JP3934287B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 紫外線殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26765999A JP3934287B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 紫外線殺菌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001087757A true JP2001087757A (ja) 2001-04-03
JP3934287B2 JP3934287B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=17447758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26765999A Expired - Fee Related JP3934287B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 紫外線殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3934287B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024774A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Photoscience Japan Corp 光化学反応処理装置および光化学反応処理方法
JP2006507023A (ja) * 2002-04-11 2006-03-02 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド 滅菌器のモニタリングならびに制御システムおよび方法
JP2006082085A (ja) * 2005-11-25 2006-03-30 Ebara Corp 紫外線照射装置
JP2007245081A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toshiba Corp 水処理システム
JP2008104981A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Photoscience Japan Corp 紫外線照射システム
JP2011131139A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Corp 紫外線照射システム
JP2011131138A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Corp 紫外線照射装置
JP2018034117A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 東芝ライテック株式会社 殺菌装置
CN113493226A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 佛山市云米电器科技有限公司 出水控制方法、出水设备及存储介质
CN116813020A (zh) * 2023-06-21 2023-09-29 惠州市泓利实业有限公司 一种智能净水装置及其控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0491794U (ja) * 1990-05-23 1992-08-10
JPH0550061A (ja) * 1991-08-08 1993-03-02 Nippon Fuoto Sci:Kk 光化学反応処理方法
JPH10174708A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Akai Electric Co Ltd 紫外線ランプ点灯装置及びこの装置を用いた殺菌装置
JPH11207330A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Toto Ltd 紫外線殺菌装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0491794U (ja) * 1990-05-23 1992-08-10
JPH0550061A (ja) * 1991-08-08 1993-03-02 Nippon Fuoto Sci:Kk 光化学反応処理方法
JPH10174708A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Akai Electric Co Ltd 紫外線ランプ点灯装置及びこの装置を用いた殺菌装置
JPH11207330A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Toto Ltd 紫外線殺菌装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024774A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Photoscience Japan Corp 光化学反応処理装置および光化学反応処理方法
JP2006507023A (ja) * 2002-04-11 2006-03-02 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド 滅菌器のモニタリングならびに制御システムおよび方法
JP2006082085A (ja) * 2005-11-25 2006-03-30 Ebara Corp 紫外線照射装置
JP2007245081A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toshiba Corp 水処理システム
JP2008104981A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Photoscience Japan Corp 紫外線照射システム
JP2011131139A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Corp 紫外線照射システム
JP2011131138A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Corp 紫外線照射装置
US8552395B2 (en) 2009-12-22 2013-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Ultraviolet irradiation system
JP2018034117A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 東芝ライテック株式会社 殺菌装置
CN113493226A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 佛山市云米电器科技有限公司 出水控制方法、出水设备及存储介质
CN116813020A (zh) * 2023-06-21 2023-09-29 惠州市泓利实业有限公司 一种智能净水装置及其控制方法
CN116813020B (zh) * 2023-06-21 2024-03-12 惠州市泓利实业有限公司 一种智能净水装置及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3934287B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4138797B2 (ja) 紫外線照射装置
JP3934287B2 (ja) 紫外線殺菌装置
US7601960B2 (en) Control for UV water disinfection
JP3507342B2 (ja) 浄水装置及びそれを用いた温水プール浄水システム
JP4901250B2 (ja) 紫外線消毒装置
US8552395B2 (en) Ultraviolet irradiation system
KR101120870B1 (ko) 유량 대응형 자외선 살균기
JP2011131138A (ja) 紫外線照射装置
CN107601615A (zh) 一种紫外杀菌的控制系统及控制方法
JP3881183B2 (ja) 紫外線照射装置
JP3920504B2 (ja) 紫外線殺菌装置
CN208008504U (zh) 一种紫外杀菌的控制系统
JP2013075271A (ja) 水処理方法及び水処理装置
JP2009189991A (ja) 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置
JP7411770B2 (ja) 水処理装置
JP2018134607A (ja) 紫外線殺菌システム、及び紫外線照射装置
JP4098577B2 (ja) 紫外線消毒装置を用いた下水消毒システム
RU11068U1 (ru) Устройство для обеззараживания воздуха и поверхностей
JP5482307B2 (ja) 紫外線処理装置
JP2000084545A (ja) 浴水循環浄化装置
US20220220005A1 (en) Control circuit for controlling a uv light source
KR100562948B1 (ko) 자외선 소독기의 제어장치 및 제어방법
JP7361589B2 (ja) 除菌機器管理装置、除菌機器、給湯器、除菌機器管理方法及びプログラム
JP2004249207A (ja) 原虫類の不活性化処理における紫外線の照射方法
JP2024057775A (ja) 紫外線照射装置における調光制御方法及び紫外線照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees