JP4098577B2 - 紫外線消毒装置を用いた下水消毒システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道水、紫外線を照射することによって消毒する紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば上下水道の殺菌、消毒、および脱色や、工業用水の脱臭や脱色、あるいはパルプの漂白、更には医療機器の殺菌等を行うために、オゾンや塩素等の薬品を注入する消毒装置が主に用いられている。
【0003】
この種の消毒装置によって殺菌を行う場合には、オゾンや塩素等の薬品を、上下水道や工業用水等の処理水内に均一に溶け込ませるために、滞留槽やスプレーポンプ等の撹拌装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の消毒装置では、以下のような問題がある。
【0005】
すなわち、従来の消毒装置では、滞留槽やスプレーポンプ等の撹拌装置の設置が必須となり、装置構成の複雑化をもたらすと共に、余分なコストが発生するという問題がある。
【0006】
また、滞留槽やスプレーポンプ等の撹拌装置は、予め性能が決まっているので、処理水の水質や流量がその性能を超える程度にまで変化した場合には、十分に攪拌できず、所望の消毒効果を発揮することができないという問題がある。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、攪拌することなしに下水に対して均一に即消毒作用をもたらす紫外線を用いて消毒することによって、撹拌装置を省略し構成の簡素化を図るとともに、下水の水質や流量の変化に対しても常に所望の消毒効果を得ることが可能な紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0015】
請求項1の発明は、紫外線を照射することによって下水を消毒する紫外線消毒装置と、紫外線消毒装置の運転制御を行う運転制御手段とを備えた下水消毒システムであって、紫外線消毒装置は、下水の紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、及び大腸菌数のうちいずれか一つを含む水質データを取得する水質センサと、下水の流量を測定する流量センサと、水質センサによって取得された水質データと予め定めた水質変化予測条件とに基づいて下水の水質変化を予測する水質変化予測手段と、流量センサによって測定された流量と予め定めた流量変化予測条件とに基づいて下水の流量変化を予測する流量変化予測手段と、水質変化予測手段によって予測された水質変化と、流量変化予測手段によって予測された流量変化とに基づいて、下水に照射する紫外線の照射量を決定する照射量決定手段と、照射量決定手段によって決定された照射量で、下水に向けて紫外線を照射する照射手段とを備えている。
【0016】
従って、請求項1の発明の下水消毒システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、下水の水質および流量の変化を予め予測し、予測した水質および流量に応じた適切な照射量で紫外線を照射することにより、下水を効果的に消毒することができる。
【0017】
請求項2の発明は、水質変化予測条件と流量変化予測条件とを、天気予測データとした請求項1に記載の下水消毒システムである。
【0018】
従って、請求項2の発明の下水消毒システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、天気予測データに基づいて下水の水質および流量の変化を精度良く予測し、予測結果に応じた適切な照射量で紫外線を照射することにより、下水を効果的に消毒することができる。
【0021】
請求項の発明の下水消毒システムは、消毒剤を注入することによって下水を消毒する消毒剤注入式消毒装置を更に備えた請求項1又は2に記載の下水消毒システムである。
【0022】
従って、請求項の発明の下水消毒システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、紫外線消毒装置の他に、例えばオゾンや薬品等の消毒剤を注入する消毒剤注入式消毒装置を備えることによって、下水の紫外線透過率が低下したような場合であっても消毒作用を実現できるような高い柔軟性を備えることができる。
【0023】
請求項の発明の下水消毒システムは、水質センサによって取得された水質データに基づいて、下水を消毒できるように紫外線消毒装置と消毒剤注入式消毒装置との運転を連係制御する連係制御手段を更に備えた請求項3に記載の下水消毒システムである。
【0024】
従って、請求項の発明の下水消毒システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、下水の水質に基づいて、紫外線消毒装置および消毒剤注入式消毒装置を連係制御することによって、下水を効果的に消毒することができる。
【0025】
請求項の発明の下水消毒システムは、水質変化予測手段が水質変化を予測するために基づいた水質変化予測条件と、流量変化予測手段が流量変化を予測するために基づいた流量変化予測条件とに基づいて、下水を消毒できるように紫外線消毒装置と消毒剤注入式消毒装置との運転を連係制御する連係制御手段を更に備えた請求項3に記載の下水消毒システムである。
【0026】
従って、請求項の発明の下水消毒システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、下水の水質変化および流量変化を予測し、予測結果に基づいて、紫外線消毒装置および消毒剤注入式消毒装置を連係制御することによって、下水を効果的に消毒することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0028】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0029】
図1は、第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置の構成例を示す斜視図である。
【0030】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、角筒体2の下端開口部である処理水導入口4から処理水Wを受け入れ、受け入れた処理水Wに紫外線Vを照射することによって処理水Wを消毒し、消毒処理された消毒済水Rを、角筒体2の上端開口部である処理水排出口5から排出するようにしている。
【0031】
紫外線Vは、角筒体2の軸方向に沿って埋め込まれた円柱状の放電管6から発せられるようにしている。放電管6は、紫外線Vを透過可能な誘電体容器で構成しており、図2に示すように、その周囲に、互いに対面するように電極対7を配置している。このように配置された電極対7は、給電線9を介して電源8から交流電圧またはパルス電圧もしくは高周波電圧が印加されることによって、放電管6に対して電力を供給する。
【0032】
このようにして放電管6に対して電力を供給することによって、放電管6の内部に放電を起こし紫外線Vを発生させている。放電検知センサ11は、発生した紫外線Vの発生量を測定し、測定値を制御装置10へと出力する。放電検知センサ11は、例えば、一般的に使用されている紫外線検知センサや可視光センサを用いる。放電管6から紫外線Vが発生する場合には、同時に可視光も発生する。放電検知センサ11として可視光センサを用いた場合には、このように紫外線Vと同時に発生する可視光を検出する。
【0033】
制御装置10は、放電検知センサ11から出力された測定値に基づいて、電源8が電極対7に印加する交流電圧またはパルス電圧、高周波電圧をパルス変調(パルス幅、もしくは変調周波数)を可変してパワー制御し、紫外線Vの発生量を制御している。
【0034】
図3は、このように構成した紫外線消毒装置1を、下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図であり、図4は、この下水消毒システムの機能ブロック図である。
【0035】
先ず、図4に示す機能ブロック図を用いて、下水消毒システムにおける下水処理方法について説明する。
【0036】
下水Gは、汚水調整池12に流入し、更に最初沈殿池14に送られる。そして、最初沈殿池14において上澄みの下水Gと、沈殿物の余剰汚泥Yとに分離される。更に、上澄みの下水Gは、エアレーションタンク16に送られ、ここで生物・薬品等による処理がなされた後に最終沈殿池18に流入する。一方、余剰汚泥Yは、濃縮タンク19に送られる。
【0037】
最終沈殿池18に流入した下水Gは、ここで、上澄みの水Mと、沈殿物の余剰汚泥Yとに更に分離され、上澄みの水Mは、砂ろ過層20に送られる一方、余剰汚泥Yは、エアレーションタンク16もしくは濃縮タンク19に送られる。
【0038】
濃縮タンク19に送られた余剰汚泥Yは、ここで濃縮され、脱水機21で更に脱水された後に、焼却処分されたり、あるいは肥料等に再生利用される。
【0039】
一方、砂ろ過層20を通過した水Mは、図3に示すように、砂ろ過層20の下流側に設置された紫外線消毒装置1に処理水Wとして導入され、ここで消毒された消毒済水Rが川24に放流されるようにしている。
【0040】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置およびそれを用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0041】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、放電管6から発せられた紫外線Vの発生量を放電検知センサ11によって測定し、測定値に基づいて電源8が供給する交流電圧またはパルス電圧を制御することによって、紫外線Vの発生量を制御することができる。これによって、処理水導入口4から内部に導入した処理水Wを効率良く消毒し、処理水排出口5から排出することができる。
【0042】
更に、下水消毒システムは、このような紫外線消毒装置1を適用することによって、処理水Wを効率良く消毒した後に川24に放流することができる。また、紫外線Vによる消毒は、攪拌することなしに処理水Wに対して均一に即消毒作用をもたらすので、下水消毒システムに撹拌装置を備える必要はなく、システムの簡素化を図ることが可能となる。
【0043】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図5から図14を用いて説明する。
【0044】
図5は、第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図である。
【0045】
すなわち、図5に示す本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、図2に示す第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置に、流量計22を付加した構成としている。したがって、図5では、図2と同一部分には同一符号を付している。
【0046】
流量計22は、処理水Wの流量を測定し、測定結果を制御装置10に出力する。制御装置10は、この測定結果に基づいて単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節する。
【0047】
図3は、このような構成の紫外線消毒装置1を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図である。なお、このような下水消毒システムの機能ブロック図は、図4に示すとおりである。
【0048】
すなわち、図3に示すような下水消毒システムでは、最終沈殿池18から排出され、砂ろ過層20へと送られる水Mの流量を測定するために越流型の流量計22aを設けている。そして、この流量計22aは、水Mの流量を測定すると、測定値を制御装置10に入力する。制御装置10は、この測定値に基づいて単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節する。
【0049】
なお、図3は、紫外線消毒装置1を縦置きで配置しているが、図6に示すように、紫外線消毒装置1を横置きで配置するようにしても良い。また、流量計22aを、最終沈殿池18から砂ろ過層20へと送られる水Mを流量を測定する位置に設ける代わりに、図7および図8に示すように、紫外線消毒装置1から排出される消毒済水Rの流量を測定する位置に設けるようにしても良い。
【0050】
更に、越流型の流量計22aではなく、図9から図11に示すように、通過型の流量計22bを用いるようにしても良い。図9は、通過型の流量計22bを用いるとともに、紫外線消毒装置1を縦置きに配置した場合の構成例を示すものである。図10は、通過型の流量計22bを用いるとともに、紫外線消毒装置1を横置きに配置した場合の構成例を示すものである。図11は、通過型の流量計22bを用いるとともに、紫外線消毒装置1を縦置きに配置した場合の別の構成例を示すものである。また、越流型の流量計22a、および通過型の流量計22bに代えて、図12に示すように、差圧型の流量計22cを用いるようにしても良い。
【0051】
更にまた、図13に示すように、最終沈殿池18から砂ろ過層20へと送られる水Mの流量を制御する高さ可変式の流量制御堰26を設け、流量制御堰26の高さを調節することによって、水Mの流量が、紫外線消毒装置1の最大処理流量を超えないように制御するようにしても良い。なお、流量制御堰26の代わりに、図14に示すように、流量調整バルブ28を設け、バルブ開閉量を調節することによって、水Mの流量が、紫外線消毒装置1の最大処理流量を超えないように制御するようにしても良い。
【0052】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置およびそれを用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0053】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、流量計22によって、処理水Wの流量を測定することができる。そして、この測定値に基づいて電源8が供給する交流電圧またはパルス電圧を制御することによって、紫外線Vの発生量を制御することができる。これによって、処理水導入口4から内部に導入した処理水Wを効率良く消毒し、処理水排出口5から排出することができる。
【0054】
更に、下水消毒システムは、このような紫外線消毒装置1を適用することによって、第1の実施の形態で奏される効果に加えて、処理水Wの流量が変化した場合であっても、処理水Wを効率良く消毒した後に川24に放流することができる。
【0055】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図15から図19を用いて説明する。
【0056】
図15は、第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図である。
【0057】
すなわち、図15に示す本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、図2に示す第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置に、水質モニタ30を付加した構成としている。したがって、図15では、図2と同一部分には同一符号を付している。
【0058】
水質モニタ30は、処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定し、測定結果を制御装置10に出力する。制御装置10は、この測定結果に基づいて単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節する。
【0059】
図16は、このような構成の紫外線消毒装置1を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図である。なお、このような下水消毒システムの機能ブロック図は、図4に示すとおりである。
【0060】
すなわち、図16に示すような下水消毒システムでは、最終沈殿池18から排出される処理水Wの水質を測定する水質モニタ30を砂ろ過層20内の水質検出可能位置に備えている。そして、この水質モニタ30は、処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定すると、測定値を制御装置10に入力する。制御装置10は、この測定値に基づいて単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節する。
【0061】
なお、水質モニタ30は、図16に示すような越流型のものに限らず、図17および図18に示すような全流量通過型のもの、あるいは図19に示すような部分流量通過型のものなど、紫外線消毒装置1の設置方法(縦置き/横置き)や、設置場所、あるいは下水消毒システムの構成に応じて適宜最適なものを用いるようにして良い。
【0062】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置およびそれを用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0063】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、水質モニタ30によって、処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定することができる。そして、この測定値に基づいて電源8が供給する交流電圧またはパルス電圧を制御することによって、紫外線Vの発生量を制御することができる。これによって、処理水導入口4から内部に導入した処理水Wを効率良く消毒し、処理水排出口5から排出することができる。
【0064】
更に、下水消毒システムは、このような紫外線消毒装置1を適用することによって、第1の実施の形態で奏される効果に加えて、処理水Wの水質が変化した場合であっても、処理水Wを効率良く消毒した後に川24に放流することができる。
【0065】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図20を用いて説明する。
【0066】
図20は、第4の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図である。
【0067】
すなわち、図20に示す本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、図2に示す第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置に、流量計22と、水質モニタ30と、流量データベース32と、水質データベース34と、天気予測データベース36と、流量・水質予測部38とを付加した構成としている。したがって、図20では、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0068】
流量計22は、処理水Wの流量を測定し、測定結果を測定時刻に対応付けて流量データベース32に蓄積させる。また、水質モニタ30は、処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定し、測定結果を測定時刻に対応付けて水質データベース34に蓄積させる。天気予測データベース36は、過去の天気データに基づいて、将来の天気を予測するための天気予測データを蓄積している。
【0069】
流量・水質予測部38は、天気予測データベースに蓄積された天気予測データ、流量データベース32に蓄積された流量測定結果、および水質データベース34に蓄積された水質測定結果をそれぞれ取得し、これらに基づいて、処理水Wの流量および水質を予測し、予測結果を制御装置10に出力する。
【0070】
制御装置10は、この予測結果に基づいて、単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節する。
【0071】
流量計22の形式、設置場所、設置方法等の例については、図3、図6〜図14に示した通りであるが、勿論この構成に限定されるものではない。また、水質モニタ30の形式、設置場所、設置方法等の例についても、図16〜図19に示す通りであるが、勿論この構成に限定されるものではない。
【0072】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置およびそれを用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0073】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置1は、過去に蓄積された処理水Wの流量データおよび水質データ、更には天気予測データに基づいて、処理水Wの流量および水質を予測し、この予測結果に基づいて、単体の放電管6から発生される紫外線Vの発生量を調節したり、あるいは放電する放電管6の本数を調節することができる。
【0074】
これによって、処理水導入口4から内部に導入した処理水Wを効率良く消毒し、処理水排出口5から排出することができる。
【0075】
更に、下水消毒システムは、このような紫外線消毒装置1を適用することによって、第1の実施の形態で奏される効果に加えて、処理水Wの水質および流量、更には天気が変化した場合であっても、処理水Wを効率良く消毒した後に川24に放流することができる。
【0076】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図21から図25を用いて説明する。
【0077】
図21は、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図である。なお、このような下水消毒システムの機能ブロック図は、図22に示すとおりである。このような下水消毒システムに適用される紫外線消毒装置の構成は、図20にその構成を示す紫外線消毒装置と同一であるので、ここでは同一部分には同一符号を付し、重複説明を避ける。
【0078】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムは、図22に示すように、図4に示す下水消毒システムの砂ろ過層20と紫外線消毒装置1との間に塩素混和池40を介挿して設けた構成としている。更に、この塩素混和池40は、図21に示すように、塩素注入装置41と流量センサ42と水質センサ44とを備えている。
【0079】
流量センサ42は、塩素混和池40に流入する処理水Wの流量を測定し、測定結果を塩素注入装置41に出力する。また、水質センサ44は、塩素混和池40内の処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定し、測定結果を塩素注入装置41に出力する。
【0080】
塩素注入装置41は、流量センサ42から出力された測定結果、および水質センサ44から出力された測定結果に基づいて、これら出力された測定結果が、予め定めた塩素注入条件に該当する場合には、処理水Wに対して塩素を注入し、処理水Wの紫外線透過率を高めるなどして処理水wが紫外線消毒装置1によって効率良く消毒されるようにしている。
【0081】
そして、このようにして塩素処理された処理水Wが紫外線消毒装置1に導入され、ここで紫外線Vによって効率良く消毒されるようにしている。このように、異なる2つの消毒装置の運転を連係制御することによって、処理水Wを効果的に消毒することができるようにしている。
【0082】
なお、図21および図22に示すように、塩素混和池40の下流に紫外線消毒装置1を配置するような構成に代えて、図23に示すように、紫外線消毒装置1の下流に塩素混和池40を配置するようにしても良い。また、図24に示すように、塩素混和池40の中に紫外線消毒装置1を配置するような構成としても良い。更に、図25に示すように、紫外線消毒装置1と塩素混和池40とを並行して配置するような構成としても良い。
【0083】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0084】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムにおいて処理水Wは、処理水Wの水質や流量等に基づいて、塩素注入装置41から塩素が注入されることによって、処理水Wが紫外線消毒装置1によって効率良く消毒されるような前処理がなされる。これによって、処理水wは紫外線消毒装置1によるより効率的な消毒が可能となる。
【0085】
このように、異なる2つの消毒装置の運転を連係制御することによって、処理水Wを効果的に消毒することが可能となる。
【0086】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態を図26から図29を用いて説明する。
【0087】
図26は、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図である。なお、このような下水消毒システムの機能ブロック図は、図27に示すとおりである。また、このような下水消毒システムに適用される紫外線消毒装置の構成は、図20にその構成を示す紫外線消毒装置と同一であるので、ここでは同一部分には同一符号を付し、重複説明を避ける。
【0088】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムは、図27に示すように、図4に示す下水消毒システムの砂ろ過層20と紫外線消毒装置1との間にオゾン処理混和池50を介挿して設けた構成としている。更に、このオゾン処理混和池50は、図26に示すように、オゾン注入装置51と流量センサ52と水質センサ54とを備えている。
【0089】
流量センサ52は、オゾン処理混和池50に流入する処理水Wの流量を測定し、測定結果をオゾン注入装置51に出力する。また、水質センサ54は、オゾン処理混和池50内の処理水Wの紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、大腸菌数等の水質データを測定し、測定結果をオゾン注入装置51に出力する。
【0090】
オゾン注入装置51は、流量センサ52から出力された測定結果、および水質センサ54から出力された測定結果に基づいて、これら出力された測定結果が、予め定めたオゾン注入条件に該当する場合には、処理水Wに対してオゾンを注入し、処理水Wの紫外線透過率を高めるなどして、処理水Wが紫外線消毒装置1によって効率良く消毒されるようにする。
【0091】
そして、このようにしてオゾン処理された処理水Wが紫外線消毒装置1に導入され、ここで紫外線Vによって効率良く消毒されるようにしている。このように、異なる2つの消毒装置の運転を連係制御することによって、処理水Wを効果的に消毒することができるようにしている。
【0092】
なお、図26および図27に示すように、オゾン処理混和池50の下流に紫外線消毒装置1を配置するような構成に代えて、図28に示すように、オゾン処理混和池50の中に紫外線消毒装置1を配置するような構成としても良い。更に、図29に示すように、紫外線消毒装置1とオゾン処理混和池50とを並行して配置するような構成としても良い。
【0093】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの作用について説明する。
【0094】
すなわち、本実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムにおいて処理水Wは、処理水Wの水質や流量等に基づいて、オゾン注入装置51からオゾンが注入されることによって、処理水Wが紫外線消毒装置1によって効率良く消毒されるような前処理がなされる。これによって、処理水Wは紫外線消毒装置1によるより効率的な消毒が可能となる。
【0095】
このように、異なる2つの消毒装置の運転を連係制御することによって、処理水Wを効果的に消毒することが可能となる。
【0096】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、攪拌することなしに処理水に対して均一に即消毒作用をもたらす紫外線を用いて消毒することができる。
【0098】
これによって、撹拌装置を省略し構成の簡素化を図るとともに、下水の水質や流量の変化に対しても常に所望の消毒効果を得ることが可能な紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置の構成例を示す斜視図
【図2】第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図
【図3】第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図4】第1の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの機能ブロック図
【図5】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図
【図6】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図7】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図8】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図9】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図10】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図11】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図12】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図13】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図14】第2の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図15】第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図
【図16】第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図17】第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図18】第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図19】第3の実施の形態に係る紫外線消毒装置を下水消毒システムに適用した場合の一例を示す概念図
【図20】第4の実施の形態に係る紫外線消毒装置の一例を示す構成概念図
【図21】第5の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図
【図22】第5の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図23】第5の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図24】第5の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図25】第5の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図26】第6の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す概念図
【図27】第6の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図28】第6の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【図29】第6の実施の形態に係る紫外線消毒装置を用いた下水消毒システムの一例を示す機能ブロック図
【符号の説明】
W…処理水
V…紫外線
R…消毒済水
G…下水
Y…余剰汚泥
M…水
1…紫外線消毒装置
2…角筒体
4…処理水導入口
5…処理水排出口
6…放電管
7…電極対
8…電源
9…給電線
10…制御装置
11…放電検知センサ
12…汚水調整池
14…最初沈殿池
16…エアレーションタンク
18…最終沈殿池
19…濃縮タンク
20…砂ろ過層
21…脱水機
22…流量計
24…川
26…流量制御堰
28…流量調整バルブ
30…水質モニタ
32…流量データベース
34…水質データベース
36…天気予測データベース
38…流量・水質予測部
40…塩素混和池
41…塩素注入装置
42,52…流量センサ
44,54…水質センサ
50…オゾン処理混和池
51…オゾン注入装置

Claims (5)

  1. 紫外線を照射することによって下水を消毒する紫外線消毒装置と、前記紫外線消毒装置の運転制御を行う運転制御手段とを備えた下水消毒システムであって、
    前記紫外線消毒装置は、
    前記下水の紫外線透過率、汚濁率、浮遊物量、及び大腸菌数のうちいずれか一つを含む水質データを取得する水質センサと、
    前記下水の流量を測定する流量センサと、
    前記水質センサによって取得された水質データと予め定めた水質変化予測条件とに基づいて前記下水の水質変化を予測する水質変化予測手段と、
    前記流量センサによって測定された流量と予め定めた流量変化予測条件とに基づいて前記下水の流量変化を予測する流量変化予測手段と、
    前記水質変化予測手段によって予測された水質変化と、前記流量変化予測手段によって予測された流量変化とに基づいて、前記下水に照射する紫外線の照射量を決定する照射量決定手段と、
    前記照射量決定手段によって決定された照射量で、前記下水に向けて紫外線を照射する照射手段とを備えた下水消毒システム。
  2. 前記水質変化予測条件と前記流量変化予測条件とを、天気予測データとした請求項1に記載の下水消毒システム。
  3. 消毒剤を注入することによって前記下水を消毒する消毒剤注入式消毒装置を更に備えた請求項1又は2に記載の下水消毒システム。
  4. 前記水質センサによって取得された水質データに基づいて、前記下水を消毒できるように前記紫外線消毒装置と前記消毒剤注入式消毒装置との運転を連係制御する連係制御手段を更に備えた請求項3に記載の下水消毒システム。
  5. 前記水質変化予測手段が水質変化を予測するために基づいた前記水質変化予測条件と、前記流量変化予測手段が流量変化を予測するために基づいた前記流量変化予測条件とに基づいて、前記下水を消毒できるように前記紫外線消毒装置と前記消毒剤注入式消毒装置との運転を連係制御する連係制御手段を更に備えた請求項3に記載の下水消毒システム。
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