JP2003024192A - 展示ケース - Google Patents

展示ケース

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JP2003024192A
JP2003024192A JP2001214447A JP2001214447A JP2003024192A JP 2003024192 A JP2003024192 A JP 2003024192A JP 2001214447 A JP2001214447 A JP 2001214447A JP 2001214447 A JP2001214447 A JP 2001214447A JP 2003024192 A JP2003024192 A JP 2003024192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で、前記戸板の閉止位置での気密性
を向上させるとともに、その前面開口部の端部側も略完
全に開成させ得るようにした展示ケースを提供する。 【解決手段】ケース本体1と、閉止位置Pにおいてケー
ス本体1に設けた前面開口部14を略面一に閉止する位
置に配置されるように構成したガラス板等の透明剛体を
主体として形成される戸板2と、戸板2を閉止位置Pと
戸板2が開閉可能な状態となる開閉可能位置Qとの間で
前後方向に略沿って出入自在に支持する支持機構3と、
開閉可能位置Qにおいて複数の戸板2のうち端部側に配
置される端部戸板2Aの側縁部2c側を開閉可能に蝶持
する蝶持機構4とを具備し、支持機構3により閉止位置
Pから開閉可能位置Qへと移動させた戸板2を蝶持機構
4を介して開閉するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の展示品を陳
列し観覧に供するために使用される展示ケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、博物館や美術館等において使用
される陳列ケースとしては、少なくとも前面に透明なガ
ラス戸等の戸板を装着したものが一般的であり、その戸
板を引戸式に開閉できるようにしたものが多い。その
際、単なる引戸式のものにすると、隣接する戸板の端部
同士が重合するため、格調を損ねる上に、視界が部分的
に遮られ、観覧者に良い印象を与えることができないと
いう不具合が生じる。そこで、各戸板を全て可動式のも
のにし、各レールを2枚の戸板を同時に重合配置し得る
いわゆるダブルレール構造にした改良品が開発されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなものであれ
ば、閉止時はダブルレールの一方に戸板を支持させるこ
とができ、開成時は特定のダブルレールを引き出して該
レールに支持された戸板を隣接するダブルレール側へ移
動させることができる。ところが、ダブルレールのうち
通常は空いているレールが閉止時の戸板よりも前方に位
置することとなり、このレールを隠蔽するために上下の
化粧板が戸板から突出してしまい、外観上、見栄えが悪
くなるという不具合を有している。さらに、ダブルレー
ルには通常のレールの倍のレール巾が必要であり、それ
が前後可動であることから、レール全体をコンパクトに
構成することができず、展示ケースにも大きな動作空間
を確保しなければならないという問題が生じる。
【0004】このような不具合を解消するために、近
年、前記戸板の上下縁部を幅方向に沿って移動可能に支
持する支持部材と、この支持部材をガイドすべく少なく
とも隣接する戸板にまで連続的に延びるガイドレール
と、前記戸板をガイドレールとともに閉止位置と該閉止
位置から前方に引き出した開閉可能位置との間で前後方
向に出入り自在に案内する支持機構とを具備してなり、
前記支持機構を介して前方に引き出された戸板を、同時
に前方に引き出された前記ガイドレールに沿って幅方向
に移動させるようにしているものがある。このような構
成のものであると、閉止位置において全ての戸板が面一
になる上、ダブルレールのものに比べて、化粧板等も戸
板の前面から突出することがなく、すっきりとした外観
で格調の高い展示ケースを提供することが可能となる。
【0005】しかしながら、このように戸板が幅方向に
移動可能に支持されている場合、特に、端部の戸板を完
全に開成することが難しく、端部側の展示品の出し入れ
が行い難い等の問題点があった。従来、端部の戸板を開
成させるための対応としては、展示ケースの開口部の開
口側縁部よりも外方に、戸板の引き込みスペースを設け
る等するのが一般的である。ところが、通常、前記戸板
が片持ち的になって支持部材から脱落することを有効に
防止するために、その移動範囲を該戸板の約半幅に制限
しておくことが望ましいため、たとえ戸板の引き込みス
ペースを確保したとしても、前記開口部の開口側縁部ま
でを略完全に開成させることは難しいものであった。さ
らに、前記開口部の開口側縁部の極めて近傍に壁面が位
置し、前述したような引き込みスペースを設けることが
難しい場合もある。
【0006】このような課題に鑑み、本発明では、閉止
位置での気密性を確保するとともに、開閉可能位置では
前記開口部の端部側を略完全に開放して展示品の出し入
れを良好に行い得るような展示ケースを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の展示ケースは、ケース本体と、閉止位
置において前記ケース本体に設けた開口部を略面一に閉
止する位置に配置されるように構成してなるガラス板等
の透明剛体を主体として形成される戸板とを具備するも
のにおいて、前記戸板を前記閉止位置と該戸板が開閉可
能な状態となる開閉可能位置との間で戸板の厚み方向で
ある前後方向に略沿って出入自在に支持する支持機構
と、前記開閉可能位置において前記戸板の端部側を開閉
可能に蝶持する蝶持機構とを具備してなり、前記支持機
構により閉止位置から開閉可能位置へと移動させた戸板
を前記蝶持機構を介して開閉するようにしている。
【0008】このような構成のものにおいて、先ず戸板
が閉止位置にある状態では、該戸板が、開口部を略面一
に閉止するように位置するので、ケース本体内の展示空
間の気密性を有効に高めることが可能となる。そして、
ケース本体内へ展示物を出し入れするべく前記戸板を開
成する際には、前記支持機構により、該戸板を例えば開
口部の前方に位置する等の開閉可能位置へと引き出すよ
うにする。このように、戸板が、閉止位置と開閉可能位
置とを取るようにすると、厚み方向の略同位置で閉止位
置と開閉可能位置とを取るものに比べ、閉止位置では前
記開口部の開口縁部と戸板とを確実に密着させるように
する等の簡単な構成でケース本体の気密性を確保でき
る。また、開閉可能位置では、気密性にこだわる必要が
なくなるため、戸板の開閉機構の構成の自由度等が向上
する。特に、本発明では、開閉機構として蝶持機構を利
用し、この蝶持機構により戸板の端部を開閉可能として
いるので、幅方向にスライドさせる場合と比較して、簡
単な構成で、また、開口部の開口側縁部よりも外方に戸
板の引き込みスペースを設ける等しなくとも、確実に開
口部の端部側を開成することが可能となり、展示空間の
端部側に配置した展示物の出し入れ等も非常に行い易い
ものとなる。
【0009】前記開口部の端部を略完全に開成し得るよ
うにするには、蝶持機構が、前記開口部において略鉛直
方向に沿って位置する開口側縁部と、この開口側縁部に
対応する戸板の側縁部との間に設けてあることが望まし
い。
【0010】また、この場合の好適な実施の態様として
は、蝶持機構が、前記開口部の開口側縁部側又は前記戸
板の側縁部側の何れか一方側に設けた軸部と、この軸部
を介して前記戸板が前記開口部に対して回転可能となる
ように少なくとも前記戸板の側縁部側又は前記開口部の
開口側縁部側の他方側に設けた軸受部とを具備している
ものが挙げられる。
【0011】簡単な構成で、電気的な同期駆動も取り易
い戸板を移動させるための支持機構を構成するには、支
持機構が、ケース本体側に設けた固定部と、この固定部
に対して前後方向に移動可能に設けてあるとともに前記
蝶持機構の一部を支持する可動部とを具備してなり、前
記可動部が、前記閉止位置と前記開閉可能位置との間を
前記固定部に対して移動して前記戸板を前後方向に出入
自在としていることが望ましい。
【0012】さらに、この場合の好適な実施の態様とし
ては、支持機構が、前記固定部側に正逆方向に回転可能
に設けたピニオン部と、前記可動部側に設けてなり前記
ピニオン部の回転運動を前記可動部の直線運動へと変換
するラック部とを具備しているものが挙げられる。
【0013】また、戸板が多数配置されている場合に、
機構的な同期を図り且つ構造を簡素化するためには、ピ
ニオン部が、前記ケース本体の幅方向の略全長に亘って
設けた駆動軸に支持されていることが望ましい。
【0014】さらに、戸板をより安定に支持し、且つそ
の前後方向への移動をより安定なものとするためには、
支持機構が、前記戸板の上縁部及び下縁部の両方に設け
てあることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】この展示ケースAは、例えば、美術館等に
設置されるもので、図1〜図3に示すように、ケース本
体1内に、少なくとも底面11、背面12及び天井面1
3によって囲まれる位置に展示品を陳列するための展示
空間Sを形成するとともに、その展示空間Sの開口部た
る前面開口部14を閉止する位置に複数の戸板2を面一
に設けた構成からなる。
【0017】ケース本体1には、図1及び図2に示すよ
うに、前面開口部14の上縁部14aよりも上方に上化
粧板15を設けるとともに、図1及び図3に示すよう
に、下縁部14bよりも下方に下化粧板16を設けて、
ケース本体1の上方空間及び下方空間の前面を隠蔽し、
これら上下化粧板15、16間に前記戸板2を鉛直姿勢
で設けている。これら上化粧板15の上端及び下化粧板
16の下端は、ヒンジ(図示せず)によって蝶着してあ
るとともに、ガススプリング等の付勢手段Fによって開
成方向に付勢してあり、通常は、図示しないラッチロッ
クやマグネットキャッチ等に保持されてその先端面を戸
板2の前面に近接して対向し得る位置に位置付けてあ
る。そして、前記戸板2を前方へ引き出す際には、適当
な操作によってそのロック状態若しくはキャッチ状態を
解除して前記上下化粧板15、16を開成し、戸板2の
前方から退避させ得るようにしている。また、これら上
下化粧板15、16の前面は、戸板2の閉止位置Pにお
いて、該戸板2の前面と面一になる位置に設けてある。
【0018】戸板2は、図1〜図3に示すように、透明
剛体であるガラス板からなるもので、その上下縁部2
a、2bには、幅方向に沿った保護枠21が取り付けて
ある。なお、本実施の形態では、前記ケース本体1の前
面開口部14を閉止する位置に三枚の戸板2を設けてい
る。
【0019】このような構成のものにおいて、本実施の
形態では、図2〜図4に示すように、前記展示ケースA
が、前記戸板2を閉止位置P(図2〜図4中実線参照)
と前記戸板2が開閉可能な状態となる開閉可能位置Q
(図2〜図4中想像線参照)との間で、その厚み方向で
ある前後方向に略沿って出入自在に支持する支持機構3
を具備し、この支持機構3により前記戸板2の閉止位置
Pと開閉可能位置Qとを異なる位置として、前記閉止位
置Pでの気密性を高めるようにしている。さらに、本実
施の形態では、前記前面開口部14を閉止する位置に三
枚の戸板2を設けているが、図1及び図5に示すよう
に、これら三枚の戸板2のうち両端側の戸板2を前記開
閉可能位置Qにおいて蝶持機構4により開閉可能に支持
される端部戸板2Aとし、全ての戸板2を閉止位置Pか
ら開閉可能位置Qへと前方へ引き出した後、前記端部戸
板2Aを蝶持機構4を介して開閉することにより、前面
開口部14の開口側縁部14c側を略完全に開成させて
展示空間Sの端部側への展示物の出し入れ等を容易に行
い得るようにしている。さらに、本実施の形態では、図
1及び図6に示すように、二枚の端部戸板2Aに挟まれ
た中央の戸板2をガイド機構5により該戸板2の幅方向
である左右方向に移動可能な中央戸板2Bとし、展示空
間Sの中央部も確実に開放できるようにしている。
【0020】以下、前記支持機構3、蝶持機構4及びガ
イド機構5について説明する。
【0021】支持機構3は、図2〜図4、図7〜図10
に示すように、前記ケース本体1側の上下端部に幅方向
に沿って間欠的に設けた固定部31と、この固定部31
に対して前後方向に移動可能となるように前記戸板2側
に設けてある可動部32とを具備し、前記可動部32
が、前記固定部31に対して前後方向に移動することに
より、前記閉止位置Pと前記開閉可能位置Qとの間で前
記戸板2を前後方向に出入自在としている。さらに、本
実施の形態では、前記固定部31側にピニオン部6を正
逆方向に回転可能に設けるとともに、前記可動部32側
に前記ピニオン部6の回転運動を前記可動部32の直線
運動へと変換するラック部7を設け、前記可動部32の
前後方向への直線的な移動を可能としている。
【0022】固定部31は、前記前面開口部14の上縁
部14a側及び下縁部14b側に上下に対をなして設け
た正面視略門形状のもので、L字形状の取付部材t1を
ボルト等の取付具で止着することにより前記ケース本体
1に取り付けてある。前面開口部14の上縁部14a側
及び下縁部14b側に設けてある固定部31は、基本的
には略同様の構成を有するものであるため、以下、下縁
部14b側の固定部31を例にとって説明する。この固
定部31は、具体的には、一対の対向する起立壁311
と、これら起立壁311の上端部側を連結する頂壁31
2と、前記起立壁311において前記頂壁312より若
干下方位置の内面側から互いに相寄る方向へと突出して
設けた一対の水平壁313とから構成される。前記起立
壁311には、前記水平壁313よりさらに下方位置に
貫通孔311aが設けてあり、この貫通孔311aに前
記ピニオン部6を支持する駆動軸8がその軸心を水平方
向に略一致させて正逆方向に回転可能に取り付けてあ
る。前記ピニオン部6は、外周に歯部61を有する周知
の歯車である。また、前記駆動軸8は、前記ケース本体
1の幅方向の略全長に亘って設けてあり、各戸板2を支
持する適宜箇所に間欠的に前記ピニオン部6が取り付け
てある。さらに、この駆動軸8の適宜箇所には、該駆動
軸8を正逆方向に回転させるために駆動するモータ部M
と、前記駆動軸8の回転を適宜減速調整するための減速
部Nとが設けてある。なお、図10中符号Rで示すもの
は、前記駆動軸8の回転位置を適切な位置で決定するた
めに利用されるリミットスイッチである。
【0023】可動部32は、前記前面開口部14の上下
縁部14a、14bに幅方向に沿って位置するように設
けた長尺部材である可動部本体321を主体として構成
されるもので、この可動部本体321は、前記ピニオン
部6の歯部61と噛合する位置に設けたラック部7によ
り前後方向に移動可能に支持されている。ラック部7
は、前後方向に延出して設けた略直方体状のもので、そ
の下面に前記ピニオン部6の歯部61と噛合する歯部7
1を有する周知の棒状の歯車である。また、このラック
部7には、前記固定部31の水平壁313上を前後方向
に転動して前記ラック部7の前後方向への移動を補助す
る左右に対をなす補助車輪72がその前後方向二箇所に
設けてある。さらに、ラック部7は、その後端部及び前
後方向中央部の上面側から突出した突起部73を具備
し、移動時、この突起部73を前記固定部31の頂壁3
12の下面に設けたスライド溝314内でスライドさせ
ることにより、該ラック部7を蛇行することなく適正に
前後方向に移動し得るように案内させている。さらに、
この突起部73は、戸板2が開閉可能位置Qまで移動し
た際に、前記スライド溝314の後向面314aに当た
って、該戸板2を開閉可能位置Qよりも前方に移動させ
ることを禁止するストッパとしての役割も果たしてい
る。そして、このラック部7の移動方向の先端部側であ
る前面側には、前記可動部本体321が設けてある。こ
の可動部本体321には、図11に示すように、その幅
方向両端部321a側に、蝶持機構4の一部を構成する
軸保持部41が支持させてあるとともに、図7に示すよ
うに、その幅方向の略全域に亘ってガイド機構5の一部
を構成するローラ52が適宜箇所に間欠的に突設してあ
る。
【0024】蝶持機構4は、図11に示すように、前記
前面開口部14において略鉛直方向に沿って位置する開
口側縁部14cと、この開口側縁部14cに対応する端
部戸板2Aの外側の側縁部2cとの間に設けてあり、前
記端部戸板2Aの側縁部2cを開閉可能に支持するもの
である。具体的には、上下の前記可動部本体321の前
面側にその上下端部41aを取り付けた軸保持部41
と、この軸保持部41に保持させた軸部42と、この軸
部42に対して正逆方向に回転可能となるように前記戸
板2の側縁部2c側に設けた軸受部43とを具備してい
る周知の蝶番機構である。前記軸保持部41は、前記前
面開口部14の開口上下寸法と略等しい上下寸法を有す
るものである。また、軸受部43も、前記端部戸板2A
の上下寸法と略等しい上下寸法を有するもので、前記端
部戸板2Aの背面側に設けた上下の保護枠21にその上
下端部43aを適宜の手段で取り付けてある。このよう
な構成のものにおいて、前記開閉可能位置Qにある前記
端部戸板2Aを開成する際には、該端部戸板2Aの回転
端側である内側の側縁部2d側に吸着把手等(図示せ
ず)を取り付け、図5に示すように、前記蝶持機構4を
介して前方へ向って鉛直軸心回りに回転することによ
り、端部戸板2Aを開成する。なお、図示していない
が、端部戸板2Aが閉止位置Pにある時及び閉止位置P
から開閉可能位置Qへと移動する時に、該端部戸板2A
が蝶持機構4を介して回転しないように確実にロックす
るとともに、開閉可能位置Qでは簡単にロックを解除し
て端部戸板2Aを開成することができるようなロック機
構を前記端部戸板2A近傍に設けるようにしている。
【0025】ガイド機構5は、図7に示すように、前記
戸板2のうち中央戸板2Bの上下縁部2a、2bの内側
に沿って設けた案内溝51と、前記案内溝51内を巾方
向に沿って転動可能に設けたローラ52とを具備してい
る。案内溝51は、前記中央戸板2Bの上下縁部2a、
2bの内側に沿って設けた保護枠21の内面21a側に
巾方向に沿って連続して設けてある。具体的には、前記
保護枠21の内面側から後方に向って突出した上下壁5
11と、これら上下壁511の突出端側から互いに相寄
る方向へ鉛直方向に略沿って延出した一対の後壁512
とを具備している。この案内溝51は、前記ローラ52
を転動可能に収容し得る奥行寸法及び上下寸法を有して
いる。一方、ローラ52は、前記可動部本体321に水
平軸心回りに回転可能に軸着してあり、前記可動部本体
321の巾方向に沿った複数箇所に略等ピッチで設けて
ある。
【0026】なお、図11に示すように、前記戸板2の
うち端部戸板2Aの上下縁部2a、2bの内側に設けた
保護枠21の内面21a側にも前記案内溝51と略同様
の構成を有する溝部mが設けてあるが、この溝部mは、
前記保護枠21の内面21a側から後方に向って突出し
た上下壁m1のみから構成されており、前記蝶持機構4
を介して前記端部戸板2Aを前記可動部本体321に対
し開閉する際に、この溝部mが開閉動作を妨げないよう
にしている。
【0027】次に、この展示ケースAの戸板2を開成す
る場合の取扱方法を説明する。
【0028】先ず、各戸板2が図1及び図4に示す面一
な閉止位置Pにある状態で、前記上下化粧板15、16
を回動退避させた後、モータ部Mを駆動させることによ
って、駆動軸8を回転させる。この駆動軸8の回転とと
もに前記ピニオン部6が回転し、このピニオン部6の回
転移動がラック部7の前方への直線移動へと変換される
ようにする。ラック部7が前方へ直線移動することによ
って、可動部32が前方へ移動することとなり、全ての
戸板2が、図4中想像線に示すように、蝶持機構4及び
ガイド機構5とともに開閉可能位置Qへと移動する。次
に、前記前面開口部14を開成させて展示空間S内の展
示物の出し入れや清掃等を行うには、先ず、端部戸板2
Aを開成する。端部戸板2Aを開成させる際には、例え
ば、この端部戸板2Aの回転端部側である内側の側縁部
2d側に吸着把手等(図示せず)を取り付け、図5に示
すように、回転支持端側である外側の側縁部2cに設け
た蝶持機構4を介して前方に向って鉛直軸心回りに回転
させて開成する。このようにすると、展示空間Sの端部
側が略完全に開成することとなり、展示物の出し入れ等
が非常に行い易いものとなる。
【0029】さらに、展示空間Sの中央部を開成して、
展示物の出し入れ等を行うには、中央戸板2Bを幅方向
へ移動させるようにすればよい。その際には、例えば、
中央戸板2Bに対して吸着把手等(図示せず)を用いて
幅方向へ牽引操作を行って、図6に示すように、中央戸
板2Bを、前記ガイド機構5を介して幅方向にスライド
移動させる。具体的には、前記中央戸板2Bの上下縁部
2a、2bに設けた案内溝51内を前記可動部本体32
1側に設けたローラ52を転動させるようにする。
【0030】一方、以上とは逆の操作を行うことによ
り、開成した前面開口部14を再び前記戸板2によって
閉止することができる。
【0031】このような構成のものであると、閉止位置
Pでは、ケース本体1の気密性を確保できる上、開閉可
能位置Qでは、気密性にこだわる必要がなくなるため、
戸板2の開閉機構の構成の自由度等が向上するものであ
る。特に、本実施の形態では、端部側に位置する端部戸
板2Aを開閉可能にする開閉機構として蝶持機構4を利
用しているので、幅方向にスライドさせる場合と比較し
て、簡単な構成で、また、従来のように開口部の開口側
縁部よりも外方に戸板の引き込みスペースを設ける等し
なくとも、確実に前面開口部14の端部側を開成するこ
とが可能となり、展示空間Sの端部側に配置した展示物
の出し入れ等も非常に行い易いものとなる。
【0032】蝶持機構4が、前記前面開口部14におい
て略鉛直方向に沿って位置する開口側縁部14cと、こ
の開口側縁部14cに対応する端部戸板2Aの側縁部2
cとの間に設けてあるので、前記前面開口部14の端部
側を略完全に開成し得るようにすることが可能である。
【0033】蝶持機構4が、前記前面開口部14の開口
側縁部14c側に設けた軸保持部41に保持させた軸部
42と、この軸部42に対して回転可能となるように前
記端部戸板2Aの側縁部2c側に設けた軸受部43とを
具備しているので、簡単な構成で端部戸板2Aを開閉可
能に蝶持することができる。
【0034】支持機構3が、ケース本体1側に設けた固
定部31と、この固定部31に対して前後方向に移動可
能に設けてあるとともに前記蝶持機構4の一部を支持す
る可動部32とを具備してなり、前記可動部32が、前
記閉止位置Pと前記開閉可能位置Qとの間を前記固定部
31に対して移動して前記戸板2を前後方向に出入自在
としているので、簡単な構成で、電気的な同期駆動も取
り易い戸板2を移動させるための支持機構3を構成する
ことができる。
【0035】さらに、この場合に、支持機構3が、前記
固定部31側に正逆方向に回転可能に設けたピニオン部
6と、前記可動部32側に設けてなり前記ピニオン部6
の回転運動を前記可動部32の直線運動へと変換するラ
ック部7とを具備しているので、簡単な構成で且つ機構
的な同期も図り易い構成で、前記可動部32を直線的に
前後移動させることが可能となる。
【0036】ピニオン部6が、前記ケース本体1の幅方
向の略全長に亘って設けた駆動軸8に支持されているの
で、戸板2が多数配置されている場合に、機構的な同期
を図って、全戸板2を適正に前後移動させることができ
る。
【0037】支持機構3が、前記戸板2の上縁部2a及
び下縁部2bの両方に設けてあるので、戸板2をより安
定に支持し、且つその前後方向への移動をより安定なも
のとすることができる。
【0038】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、本実施
の形態では、前記前面開口部を閉止する位置に複数枚の
戸板を設けるようにしていたが、これに限定されす、戸
板は、1枚ものであってもよい。さらに、蝶持機構の構
成も、上述したものに限定されず、端部戸板2Aを開閉
可能に蝶持するものであれば、どのような構成のもので
あってもよい。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】すなわち、本発明は、前記戸板を前記閉止
位置と該戸板が開閉可能な状態となる開閉可能位置との
間で戸板の厚み方向である前後方向に略沿って出入自在
に支持する支持機構と、前記開閉可能位置において前記
戸板の端部側を開閉可能に蝶持する蝶持機構とを具備し
てなり、前記支持機構により閉止位置から開閉可能位置
へと移動させた戸板を前記蝶持機構を介して開閉するよ
うにしているので、閉止位置では、ケース本体の気密性
を確保できる上、開閉可能位置では、気密性にこだわる
必要がなくなるため、戸板の開閉機構の構成の自由度等
が向上するものである。特に、本発明では、開閉機構と
して蝶持機構を利用しているので、確実に開口部の端部
側を開成することが可能となり、展示空間の端部側に配
置した展示物の出し入れや清掃等も非常に行い易いもの
となる。
【0041】蝶持機構が、前記開口部において略鉛直方
向に沿って位置する開口側縁部と、この開口側縁部に対
応する戸板の側縁部との間に設けてあるならば、前記開
口部の端部側を略完全に開成し得る。
【0042】蝶持機構が、蝶持機構が、前記開口部の開
口側縁部側又は前記戸板の側縁部側の何れか一方側に設
けた軸部と、この軸部を介して前記戸板が前記開口部に
対して回転可能となるように少なくとも前記戸板の側縁
部側又は前記開口部の開口側縁部側の他方側に設けた軸
受部とを具備しているならば、簡単な構成で戸板を開閉
可能に蝶持することができる。
【0043】支持機構が、ケース本体側に設けた固定部
と、この固定部に対して前後方向に移動可能に設けてあ
るとともに前記蝶持機構の一部を支持する可動部とを具
備してなり、前記可動部が、前記閉止位置と前記開閉可
能位置との間を前記固定部に対して移動して前記戸板を
前後方向に出入自在としているならば、簡単な構成で、
電気的な同期駆動も取り易い戸板を移動させるための支
持機構を構成することができる。
【0044】さらに、この場合に、支持機構が、前記固
定部側に正逆方向に回転可能に設けたピニオン部と、前
記可動部側に設けてなり前記ピニオン部の回転運動を前
記可動部の直線運動へと変換するラック部とを具備して
いるならば、簡単な構成且つ機構的な同期も図り易い構
成で、前記可動部を直線的に前後移動させることが可能
となる。
【0045】ピニオン部が、前記ケース本体の幅方向の
略全長に亘って設けた駆動軸に支持されているならば、
戸板が多数配置されている場合に、機構的な同期を図っ
て、全戸板を適正に前後移動させることができる。
【0046】支持機構が、前記戸板の上縁部及び下縁部
の両方に設けてあるならば、戸板をより安定に支持し、
且つその前後方向への移動をより安定なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態において戸板が閉止位置
にある状態を示す展示ケースの全体斜視図。
【図2】同戸板の上部構造を示す要部拡大側断面図。
【図3】同戸板の下部構造を示す要部拡大側断面図。
【図4】同戸板の取扱方法を説明するための模式的な平
断面図。
【図5】同戸板の取扱方法を説明するための模式的な平
断面図。
【図6】同戸板の取扱方法を説明するための模式的な平
断面図。
【図7】同要部を示す分解斜視図。
【図8】同支持機構を示す側面図。
【図9】同支持機構を示す背面図。
【図10】同要部を示す平面図。
【図11】同要部を示す拡大斜視図。
【符号の説明】
1…ケース本体 14…開口部(前面開口部) 14c…開口側縁部 2…戸板 2a…上縁部 2b…下縁部 2c…側縁部 3…支持機構 31…固定部 32…可動部 4…蝶持機構 42…軸部 43…軸受部 6…ピニオン部 7…ラック部 8…駆動軸 A…展示ケース P…閉止位置 Q…開閉可能位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体と、閉止位置において前記ケー
    ス本体に設けた開口部を略面一に閉止する位置に配置さ
    れるように構成したガラス板等の透明剛体を主体として
    形成される戸板とを具備する展示ケースにおいて、 前記戸板を前記閉止位置と該戸板が開閉可能な状態とな
    る開閉可能位置との間で戸板の厚み方向である前後方向
    に略沿って出入自在に支持する支持機構と、前記開閉可
    能位置において前記戸板の端部側を開閉可能に蝶持する
    蝶持機構とを具備してなり、前記支持機構により閉止位
    置から開閉可能位置へと移動させた戸板を前記蝶持機構
    を介して開閉するようにしていることを特徴とする展示
    ケース。
  2. 【請求項2】蝶持機構が、前記開口部において略鉛直方
    向に沿って位置する開口側縁部と、この開口側縁部に対
    応する戸板の側縁部との間に設けてあることを特徴とす
    る請求項1記載の展示ケース。
  3. 【請求項3】蝶持機構が、前記開口部の開口側縁部側又
    は前記戸板の側縁部側の何れか一方側に設けた軸部と、
    この軸部を介して前記戸板が前記開口部に対して回転可
    能となるように少なくとも前記戸板の側縁部側又は前記
    開口部の開口側縁部側の他方側に設けた軸受部とを具備
    していることを特徴とする請求項2記載の展示ケース。
  4. 【請求項4】支持機構が、ケース本体側に設けた固定部
    と、この固定部に対して前後方向に移動可能に設けてあ
    るとともに前記蝶持機構の一部を支持する可動部とを具
    備してなり、前記可動部が、前記閉止位置と前記開閉可
    能位置との間を前記固定部に対して移動して前記戸板を
    前後方向に出入自在としていることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の展示ケース。
  5. 【請求項5】支持機構が、前記固定部側に正逆方向に回
    転可能に設けたピニオン部と、前記可動部側に設けてな
    り前記ピニオン部の回転運動を前記可動部の直線運動へ
    と変換するラック部とを具備していることを特徴とする
    請求項4記載の展示ケース。
  6. 【請求項6】ピニオン部が、前記ケース本体の幅方向の
    略全長に亘って設けた駆動軸に支持されていることを特
    徴とする請求項5記載の展示ケース。
  7. 【請求項7】支持機構が、前記戸板の上縁部及び下縁部
    の両方に設けてあることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6記載の展示ケース。
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