JP2001120396A - 展示ケース - Google Patents
展示ケースInfo
- Publication number
- JP2001120396A JP2001120396A JP30137099A JP30137099A JP2001120396A JP 2001120396 A JP2001120396 A JP 2001120396A JP 30137099 A JP30137099 A JP 30137099A JP 30137099 A JP30137099 A JP 30137099A JP 2001120396 A JP2001120396 A JP 2001120396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support member
- wire
- display case
- door
- lower support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
の上下部の前後移動機構の連係に、太く剛性の高い垂直
杆を用いる必要がなく、従って、展示部内部の見栄えを
悪くすることがないようにする。 【解決手段】 扉4を、基体3に前後移動可能として設
けた上部支持部材21と、基台1に前後移動可能として
設けた下部支持部材12により支持し、上部支持部材2
1と下部支持部材12とを、それらが互いに同期して前
後方向に移動するように、ワイヤ23により互いに連係
し、上部支持部材21及び下部支持部材12のいずれか
一方に、他方を従動させる。
Description
において、美術品や文化財などの展示物を陳列するため
に使用される展示ケース、特に、展示部の四面を透明板
とした展示ケースの扉の開閉装置に関する。
に、基台(1)と、その上に設けられた四面がガラス板で
囲われた展示部(2)と、展示部(2)の上に設けられた蓋
体(3)とからなり、展示部(2)の一辺を構成するガラス
板からなる扉(4)が、前方に移動して水平回動して開く
構造となっている。
ば特公平2−1484号公報及び特開平10−2394
9号公報等に記載されているものがあげられる。前者で
は、扉の前後への移動は、上部の蓋体と下部の基台に、
各々独立して摺動自在に取り付けられた、上部支持体及
び下部支持体とにより行われている。また、後者では、
扉の上下部の前後移動機構を垂直杆により連係し、扉の
前方への移動を同期させている。
は、扉の大型化とこれに伴う重量の増加につれて、上部
支持体及び下部支持体の動きの追従性が悪化し、扉の前
後の移動が円滑に行われないという問題点がある。ま
た、後者では、垂直杆を展示部内部に設ける必要があ
り、扉の大型化や重量の増加に比例して、上下部の前後
移動機構を連係させる垂直杆を、太く剛性の高いものに
する必要があるため、展示部内部の見栄えが悪くなると
いう問題点がある。
化しても、扉の上下部の前後移動機構の連係に太く剛性
の高い垂直杆を用いる必要がなく、従って、展示部内部
の見栄えを悪くすることがないようにした展示ケースを
提供することを目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) 基台と、基台の上に設けた透明板からなる展示部
と、展示部の上に設けた蓋体とからなり、前記展示部の
一辺に、前方に移動させ、かつ水平回動させて開くよう
にした扉を設けてなる展示ケースにおいて、前記扉を、
蓋体に前後移動可能として設けた上部支持部材と、基台
に前後移動可能として設けた下部支持部材とにより支持
し、かつこれら上部支持部材と下部支持部材とを、それ
らが互いに同期して前後方向に移動するように、ワイヤ
により互いに連係して、これら上部支持部材及び下部支
持部材のいずれか一方に他方を従動させる。
と下部支持部材とを連係するワイヤを、一端が前記上部
支持部材から前方を向き、かつ他端が前記下部支持部材
から後方を向く第1のワイヤと、一端が前記上部支持部
材から後方を向き、かつ他端が前記下部支持部材から前
方を向く第2のワイヤとにより、ループ状に張設するも
のとする。
イヤを、展示部の隅部に設けた上下方向を向く中空の支
柱内を貫通させたものとする。
て、ワイヤを、可撓性のインナーケーブルをアウターチ
ューブ内に軸線方向に滑動可能に収容し、アウターチュ
ーブの両端を固定体に止着するようにしたものとする。
て、前方移動した扉と展示部の前面との間に、扉が18
0度水平回動できる空間を形成するようにする。
態を示す。図1に示すように、基台(1)の内部には、前
面からハンドル(5)により回転操作できるねじ棒(6)
が、支持台(7)に、その中心軸線まわりに回転可能に取
り付けられている。
雌ねじ孔に螺合されており、ねじ棒(6)の回転により、
移動部材(8)は、実線位置から想像線位置まで、前後方
向に移動することができる。
ン(9)は、基台(1)に固定された枢支ピン(10)に中間部
が枢支されたアーム(11)の下端部に設けられたほぼ上下
方向を向く長孔(11a)に係合している。アーム(11)の上
端に同様に穿設された長孔(11b)は、展示部(2)の下方
に配設された下部支持部材(12)の後端の突出部分に設け
られたピン(13)に係合している。
展示部(2)の下方の基台(1)の内部において、左右に離
れて配設された2本の前後方向に延びる水平杆(14)を、
左右方向に延びる連結杆(15)により連結したものよりな
っている。
れた案内部材(16)に穿設した前後方向の案内孔内に、前
後方向に摺動可能に支持されており、これらの水平杆(1
4)の前端は、連結部材(17)により互いに連結されてい
る。
例では左端部には、アングル材(18)を介して、ヒンジ片
(19a)が取り付けられている。ヒンジ片(19a)は、ヒンジ
ピン(19b)を介して、扉(4)の下端に取り付けられたヒ
ンジ片(19c)に枢着されている。
られたスナッチロック(20)により、開かないように保持
されている。
(12)の連結杆(15)の適所から上方に突出する突出部(15
a)には、前後方向の孔(22)が2個穿設されており、ここ
に、ワイヤ(23)のインナーケーブル(24)が前方及び後方
より挿通され、その端部に止着されたワイヤエンド金具
(25)は、突出部(15a)の前後面に当接している。
(24)を可撓性のアウターチューブ(26)内に軸線方向に滑
動可能に挿入したもので、アウターチューブ(26)の各端
末は、図1及び図4に示すように、適宜の固定部分(28)
に固定されている。
材(12)と同様の構成の上部支持部材(21)が設けられてお
り、扉(4)の上端を支持している。
連結するワイヤ(23)は、一端が上部支持部材(21)から前
方を、他端が下部支持部材(12)から後方を向く第1のワ
イヤ(23a)と、一端が上部支持部材(21)から後方を、か
つ他端が下部支持部材(12)から前方を向く第2のワイヤ
(23b)とにより、ループ状に張設したものとされてい
る。
は、図1及び図2に示すように、展示部(2)の隅部に設
けた中空の支柱(27)内へ挿通して、展示部(2)の上下部
間に敷設されている。
ドル(5)を基台(1)の前面から挿入して、ねじ棒(6)の
端部に係合させ、ハンドル(5)を図示矢印のように回転
させることにより、ねじ棒(6)を、その中心軸線まわり
に回転させ、アーム(11)を実線位置から想像線位置まで
揺動させる。
2)は前方へ移動させられ、この運動は、ワイヤ(23)を介
して上部支持部材(21)にも伝えられて、上部支持部材(2
1)も同じだけ前方に移動させられる。この上下部支持部
材(12)(21)の前方移動により、扉(4)は想像線位置まで
前方に押し出される。
解除すると、扉(4)は、図5に示す180度回動位置ま
で、大きく回動させることができるようになる。この
際、扉(4)は前もって大きく前進させられているので、
展示部(2)の前面との空間は、扉(4)の180度回動を
許容するのに充分となっている。扉(4)を閉じる場合
は、上述と逆の操作を行なえばよい。
持部材の移動を連動させるのに、太くて剛性の高い垂直
杆を必要とせず、ワイヤを用いて、これを展示部の隅部
を通すだけで、上下部支持部材を連係させることがで
き、展示部の内部の見栄えを良くすることができる。し
かも、ワイヤは、上部支持部材と下部支持部材を前後方
向に牽引するので、複雑なモーメントが作用せず、その
ため、簡単な構造で扉の前後移動量を等量とすることが
できる。また、扉が大型化し重量が増加しても、扉の開
閉作業を容易に行える。
本に分割することにより、組立作業やメンテナンスが容
易となる。
に立設される垂直杆に代わるワイヤを、展示部の隅部に
設けた支柱内に目立たないように収容することができ
る。
で、有効な上下部支持部材の連係手段を構成させること
ができる。
し入れが容易となる。
面図である。
概略横断平面図である。
る。
る。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基台と、基台の上に設けた透明板からな
る展示部と、展示部の上に設けた蓋体とからなり、前記
展示部の一辺に、前方に移動させ、かつ水平回動させて
開くようにした扉を設けてなる展示ケースにおいて、 前記扉を、蓋体に前後移動可能として設けた上部支持部
材と、基台に前後移動可能として設けた下部支持部材と
により支持し、かつこれら上部支持部材と下部支持部材
とを、それらが互いに同期して前後方向に移動するよう
に、ワイヤにより互いに連係して、これら上部支持部材
及び下部支持部材のいずれか一方に他方を従動させたこ
とを特徴とする展示ケース。 - 【請求項2】 上部支持部材と下部支持部材とを連係す
るワイヤを、一端が前記上部支持部材から前方を向き、
かつ他端が前記下部支持部材から後方を向く第1のワイ
ヤと、一端が前記上部支持部材から後方を向き、かつ他
端が前記下部支持部材から前方を向く第2のワイヤとに
より、ループ状に張設したものとした請求項1記載の展
示ケース。 - 【請求項3】 ワイヤを、展示部の隅部に設けた上下方
向を向く中空の支柱内を貫通させた、請求項1または2
記載の展示ケース。 - 【請求項4】 ワイヤを、可撓性のインナーケーブルを
アウターチューブ内に軸線方向に滑動可能に収容し、ア
ウターチューブの両端を固定体に止着するようにしたも
のとした、請求項1〜3のいずれかに記載の展示ケー
ス。 - 【請求項5】 前方移動した扉と展示部の前面との間
に、扉が180度水平回動できる空間を形成するように
した、請求項1〜4のいずれかに記載の展示ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30137099A JP4445614B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 展示ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30137099A JP4445614B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 展示ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001120396A true JP2001120396A (ja) | 2001-05-08 |
JP4445614B2 JP4445614B2 (ja) | 2010-04-07 |
Family
ID=17896060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30137099A Expired - Fee Related JP4445614B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 展示ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4445614B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003024192A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-28 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
KR100467159B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2005-01-24 | 주식회사 시공테크 | 문화재 전시용 벽부 매입형 진열장 |
KR100469993B1 (ko) * | 2002-11-22 | 2005-02-05 | 주식회사 시공테크 | 문화재 전시용 벽부형 진열장 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101782412B1 (ko) | 2017-05-12 | 2017-09-27 | 주식회사 씨원에스 | 벽부 매입형 진열장의 자동 및 수동 겸용개폐기 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30137099A patent/JP4445614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003024192A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-28 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
KR100467159B1 (ko) * | 2002-10-11 | 2005-01-24 | 주식회사 시공테크 | 문화재 전시용 벽부 매입형 진열장 |
KR100469993B1 (ko) * | 2002-11-22 | 2005-02-05 | 주식회사 시공테크 | 문화재 전시용 벽부형 진열장 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4445614B2 (ja) | 2010-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2497543C (en) | Support for one or more flat panel displays | |
JP2001120396A (ja) | 展示ケース | |
JP2004346732A (ja) | 扉付き骨格構造部材 | |
JP2012102568A (ja) | 施解錠装置及び建具 | |
JP3023092B1 (ja) | 展示ケース | |
JP3890034B2 (ja) | 扉開閉機構 | |
JP3088473U (ja) | 扉開閉式キャビネット | |
KR20210036639A (ko) | 도어 연동형 거치대를 포함하는 의류수납용 가구 | |
JP4179605B2 (ja) | 洗面化粧台 | |
JPH07313271A (ja) | ライティングデスク | |
JP3980471B2 (ja) | 物品収納装置 | |
JP2001157624A (ja) | 展示ケース | |
JP2561569B2 (ja) | 間口開閉扉の上下部密閉装置及び補助ガイド片 | |
JP3453669B2 (ja) | 展示ケース | |
JP2508965Y2 (ja) | 学習机の照明装置取付構造 | |
JP2002234229A5 (ja) | ||
CN114304890A (zh) | 一种具有多角度展示功能的室内设计用绘图支架 | |
JP2004190301A (ja) | 自閉式スライド・スイング式ドア装置 | |
JP2007231544A (ja) | 扉の開閉機構 | |
JP4883851B2 (ja) | 展示ケース | |
JP3752313B2 (ja) | 窓開閉規制装置 | |
JPH09121991A (ja) | 陳列ケース | |
JP2565873Y2 (ja) | 家具等における扉の蝶番 | |
JP2003024192A (ja) | 展示ケース | |
JP2567859Y2 (ja) | ライティングビューロー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4445614 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |