JP3023092B1 - 展示ケース - Google Patents

展示ケース

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JP3023092B1
JP3023092B1 JP10319799A JP31979998A JP3023092B1 JP 3023092 B1 JP3023092 B1 JP 3023092B1 JP 10319799 A JP10319799 A JP 10319799A JP 31979998 A JP31979998 A JP 31979998A JP 3023092 B1 JP3023092 B1 JP 3023092B1
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Abstract

【要約】 【課題】 扉を回動可能に支持するヒンジを外部から見
えないようにする。 【解決手段】 ケース本体3の一側部と他側部とには、
スライド部材6,9をそれぞれ前後方向へ移動可能に設
ける。両スライド部材6,9は、連結板10によって連
結する。スライド部材6には、ヒンジ部材13を固定
し、このヒンジ部材13の前端部に扉4の左側部を水平
方向へ回動可能に連結する。連結板10に設けられた支
持板15と扉4に設けられた係止板16とを係脱可能に
係合させることにより、扉4の右側部をスライド部材9
に連結板10を介して係脱可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、美術品、その他
の貴重な物品を展示するための展示ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、展示ケースは、前面部が開口し
たケース本体と、このケース本体の前面開口部を開閉す
る扉とを有しており、扉はその左右の一側部がヒンジを
介してケース本体に回動自在に設けられている。この場
合、ヒンジHは、図10に示すように、ケース本体Aの
一側部外面と扉Bの一側面との間に配置されるか、ある
いは図11に示すようにケース本体Aの一側部前面と扉
Bの一側部背面との間に配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒンジHを図10に示
すように配置した場合には、ヒンジH全体が外部に露出
するため、見学のときに邪魔になったり、展示ケースの
美観が損なわれるという問題がある。一方、図11に示
すように配置した場合には、ヒンジHの一部しか外部に
露出しないので、見学の邪魔になったり、美観を低下さ
せることはほとんどないが、ケース本体Aの前面と扉B
の背面との間に隙間が形成されてしまい、扉Bを閉じた
状態でもケース本体Aの内部を密閉することができない
という問題がある。なお、図10において想像線で示す
ように、ヒンジHをケース本体Aの内部に配置すれば、
ヒンジHを外部から全く見えない状態にすることができ
るが、そのようにすると、扉Bの左側部がケース本体A
の前面部に干渉するため、扉Bを閉位置から開回動させ
ることができなくなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、この発明は、前面部が開口したケース本体と、こ
のケース本体の前面開口部を開閉する扉とを備えた展示
ケースにおいて、上記ケース本体の左右の側部内面にス
ライド部材をそれぞれ前後方向へ移動可能に設け、一方
のスライド部材に上記扉の一側部を回動可能に連結し、
他方のスライド部材に上記扉の他方の側部を係脱可能に
係合させることにより、上記扉を上記ケース本体に対
し、ケース本体の前面開口部を閉じた閉位置と上記ケー
ス本体から前方へ所定距離だけ離れた前進位置との間を
前後方向へ平行移動可能とし、かつ一側部を中心として
回動可能にし、上記一方のスライド部材と上記他方のス
ライド部材とを、前後方向へ一体に移動するように連結
部材によって連結し、上記ケース本体と上記連結部材と
の間に、軸線を前後方向に向けた雄ねじ部材とこれに螺
合する雌ねじ部材とを有するねじ機構を設け、このねじ
機構によって上記扉を上記連結部材および上記スライド
部材を介して前後方向へ移動させ、上記扉と上記他方の
スライド部材との間に、上記扉の閉位置から上記前進位
置側への移動に連動してロック解除状態になって上記扉
の開回動を許容し、かつ上記前進位置側から上記閉位置
への移動に連動してロック状態になって上記扉の開回動
を阻止するロック機構を設けたことを特徴としている。
この場合、上記ロック機構が、上記扉と上記他方のスラ
イド部材とのいずれか一方に設けられた係止部材と、上
記扉と上記スライド部材とのいずれか他方にロック位置
と解除位置との間を移動可能に設けられ、ロック位置で
は上記係止部材に係合して上記扉の開回動を阻止し、解
除位置では上記係止部材との係合が解除して上記扉の開
回動を許容するロック部材と、このロック部材をロック
位置側から解除位置側へ付勢する付勢手段とを有してお
り、上記ケース本体の内面には、上記扉の前進位置側か
ら閉位置側への移動に伴って上記ロック手段を上記解除
位置から上記ロック位置側へ移動させる傾斜面と、この
傾斜面に続いてその後方に形成され、上記扉が上記閉位
置に位置しているときに上記ロック部材を上記ロック位
置に維持する平坦面とを有するカム部材が設けられてい
ることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図9を参照して説明する。図1はこの発明
に係る展示ケースの全体を示す正面図、図2は扉を閉位
置に位置させた状態で示す図1のX−X断面図、図3は
扉を前進位置に移動させた状態で示す図2と同様の断面
図、図4は前進位置に移動した扉を開回動させた状態で
示す図2と同様の断面図である。これらの図に示すよう
に、展示ケース1は、基台2、この基台2の上に固定さ
れたケース本体3、およびこのケース本体3の前面開口
部を開閉する扉4を有している。
【0006】ケース本体3は、前面部が開口した縦長の
箱状をなすものであり、不透明な板材からなる下本体部
3Aと、板ガラス等の透明な板材からなる上本体部3B
とから構成されている。一方、扉4は、不透明な板材か
らなる下扉部4Aと、板ガラス等の透明な板材からなる
上扉部4Bとから構成されている。下扉部4Aは下本体
部3Aの開口部を開閉し、上扉部4Bは上本体部3Bの
開口部を開閉する。なお、下本体部3Aの上端部には、
展示品を載置するための展示板3aが設けられており、
展示板3aは不透明な板材から構成されている。したが
って、下本体部3Aの内部は、上本体部3Bおよび上扉
部4B側から目視不能である。
【0007】扉4は、ケース本体3に対し、その前面開
口部を閉じた閉位置(図2参照)と、ケース本体3から
前方へ所定距離だけ離れた前進位置(図3参照)との間
を直線平行移動可能であるとともに、一側部(図1にお
いて左側部;以下、左側部と称し、他方の側部を右側部
と称する。)を中心として前進位置と開位置との間を水
平方向へ回動可能(図4参照)である。扉4は、閉位置
においては、ケース本体3の前面の全周にわたって設け
られたシール部材Sに密着することにより、ケース本体
3の内部を密封する。
【0008】上記扉4は、次のようにしてケース本体3
に前後方向へ移動可能に設けられている。すなわち、図
1〜図5に示すように、下本体部3Aの左側部内面の上
端側および下端側には、前後方向に延びるレール5,5
がそれぞれ設けられている。各レール5には、スライド
部材(一方のスライド部材)6が前後方向へ移動可能に
設けられている。二つのスライド部材6,6は、それら
の間に架け渡された連結板7によって連結されている。
一方、図1〜図4および図6に示すように、下本体部3
Aの右側部内面の中間部には、前後方向に延びるレール
8が設けられており、このレール8にはスライド部材
(他方のスライド部材)9が前後方向へ移動可能に設け
られている。このスライド部材9は、左右に延びる連結
板(連結部材)10を介して連結板7に連結されてい
る。したがって、スライド部材6,6および9は、一体
に前後方向へ移動する。なお、扉4が前進位置まで前方
へ移動すると、スライド部材6,9がストッパ11,1
2にそれぞれ突き当たり、扉4がそれ以上前方へ移動す
ることができなくなっている。
【0009】図5に示すように、各スライド部材6,6
には、ヒンジ部材13の後端部がそれぞれ固定されてい
る。各ヒンジ部材13の先端部には、下扉部4Bの背面
の左側部が軸線を上下方向に向けた軸14を介して回動
自在に連結されている。これによって、扉4の左側部が
ケース本体3に水平方向へ回動可能に連結されている。
ただし、ヒンジ部材13と下扉部4Aとの連結箇所が、
下扉部4Aの左側端より若干右側に寄っている。このた
め、扉4を閉位置に位置させた状態では、扉4の左側部
がケース本体3の前面に干渉し、扉4を開回動させるこ
とができない。しかし、扉4を前進位置(図5において
想像線で示す位置)まで移動させると、扉4がケース本
体3に干渉しなくなり、開回動可能になる。
【0010】図6および図7に示すように、上記連結板
10の右端部には、支持板15が固定されている。一
方、下扉部4Aの背面の右端部には、係止板(係止部
材)16が固定されている。支持板15と係止板16と
の間には、それらを係脱可能に係合し、ひいては扉4を
右側のスライド部材6に係脱可能に係合する係合機構2
0が設けられている。
【0011】係合機構20は、係合板21と、支持部材
22とを備えている。係合板21は、支持板15の前端
部に水平に設けられている。係合板21の上面の前側の
端部には、後方へ向かって上り勾配のガイド面21aが
形成され、中央部には、球面の一部からなる係合凹部2
1bが形成されている。一方、支持部材22は、係止板
16に固定されており、その下面には上方へ延びる収容
孔22aが形成されている。この収容孔22aには、球
体23が上下方向へ移動可能に、かつ離脱不能に収容さ
れている。球体23は、付勢部材たるばね24によって
下方へ付勢されており、その一部が収容孔22aの下端
開口部から下方に突出している。なお、係合板21を係
止板16に設け、支持部材22を支持板15に設けても
よい。
【0012】上記球体23は、扉4が開位置側から前進
位置近傍まで閉回動すると、ガイド面21aに突き当た
る。したがって、扉4がさらに閉回動すると、ガイド面
21aにより、ばね24に抗して上方へ移動させられ
る。そして、ガイド面21aを越えると、ばね24の付
勢力によって下方へ移動させられ、係合凹部21bに係
合させられる。これにより、支持板15と係止板16と
が係合し、ひいては扉4の右側部分が、係止板16、係
合機構20、支持板15および連結板10を介して右側
のスライド部材(他方のスライド部材)9に係合され
る。
【0013】上記のように、扉4の左側部は、ヒンジ部
材13を介してスライド部材6に連結され、扉4の右側
部は、係合機構20を介してスライド部材9に連結さ
れ、さらにヒンジ部材6,9が連結板10,7を介して
連結されているので、扉4は前後方向へ平行移動する。
【0014】扉4が前進位置に位置している状態におい
て、扉4を所定の大きさ以上の力で開回動させると、球
体23が前方へ移動して係合凹部21bから離脱する。
したがって、扉4を開回動させることができる。
【0015】図2〜図4および図8に示すように、ケー
ス本体3の下本体部3Aと連結板10との間には、連結
板10を介して扉4を前後方向へ移動させるための移動
機構30が設けられている。移動機構30としては、公
知の各種のものを採用することが可能であるが、ここで
はねじ機構が採用されている。
【0016】移動機構30は、互いに螺合する雄ねじ部
材31および雌ねじ部材32を備えている。雄ねじ部材
31は、その軸線を前後方向に向けた状態で下本体部3
Aの内部の中央部に水平に配置されている。そして、雄
ねじ部材31は、下本体部3Aの底板3bに立設固定さ
れた支持部材33,34に前後の端部が回転可能に、か
つ移動不能に支持されている。一方、雌ねじ部材32
は、連結板10に固定されている。したがって、雄ねじ
部材31を正逆方向へ回転させると、連結板10が前後
方向へ移動し、ひいては扉4が前後方向へ移動する。
【0017】なお、図1および図8に示すように、下扉
部4Aの中央部には、挿通孔4aが形成されており、そ
の挿通孔4aからクランクCを挿入して、その先端部を
雄ねじ部材31の前端部に形成された断面四角形の係合
部31aに係合させることにより、雄ねじ部材を回転さ
せることができる。勿論、雄ねじ部材31は、モータ等
の回転駆動源によって回転させるようにしてもよい。
【0018】上記のように、扉4が閉位置に位置してい
るときには、扉4の左側部分がケース本体3に干渉する
ため、開回動させることができないが、誤って扉4を開
回動させると、扉4、ヒンジ部材13等が破損されるお
それがある。このような不具合を未然に防止するため
に、上記支持板15と係止板16との間には、扉4が閉
位置において開回動するのを阻止するロック機構40が
設けられている。
【0019】ロック機構40は、図9に示すように、ロ
ック部材41およびカム部材42を備えている。ロック
部材41は、その長手方向を上下に向けた状態で上記支
持板15の前端部に上下方向へ移動可能に設けられてい
る。ロック部材41は、ばね(付勢手段)43によって
下方に付勢されており、その頭部41aが支持板15に
突き当たると、それ以上下方へ移動することができなく
なっている。一方、カム部材42は、下本体部3Aの底
板3bに固定されており、その上面には、後方へ向かっ
て上り勾配の傾斜面42aと、これに続く水平な平坦面
42bとが形成されている。
【0020】カム部材42は、扉4を前進位置側から閉
位置側へその近傍まで移動させると、ロック部材41の
下端部が傾斜面42aに突き当たり、扉4を閉位置に移
動させると、ロック部材41が平坦面42bに乗り上が
るように配置されている。したがって、扉4を閉位置側
へ移動させると、ロック部材41が傾斜面42aにより
ばね43の付勢力に抗して上方へ移動させられる。そし
て、平坦面42bに乗り上がった状態では、頭部41a
が係止板16の係止部16aに係合し、係止板16の前
方への移動を阻止する。これにより、閉位置においては
扉4が開回動することができなくなっている。逆に、扉
4を閉位置から前進位置側へ移動させると、ばね43の
付勢力によってロック部材42が傾斜面42aを滑り降
り、頭部41aが支持板15に突き当たるまで下方へ移
動する。これにより、頭部41aと係止部16aとの係
合が解除し、扉4が開回動可能になる。
【0021】上記構成の展示ケース1を開閉する場合に
おいて、いま、扉4が閉位置に位置しているものとす
る。その状態から扉4を開く場合には、挿通孔4aから
クランクCの先端部を挿入し、雄ねじ部材31の係合部
31aに係合させる。そして、クランクCによって雄ね
じ部材31を一方向へ回転させることにより、扉4を前
進させる。このとき、扉4の前進移動に伴ってロック機
構40のロックが解除するが、係合機構20が係合状態
を維持するので、扉4が不用意に回動することはない。
扉4が前進位置に達したら、扉4の右側部を手前側に引
いて開回動させる。
【0022】逆に、開いた扉4を閉じる場合には、まず
扉4を前進位置まで閉回動させる。すると、係合機構2
0が係合状態になり、扉4の回動が阻止される。その
後、クランクCによって雄ねじ部材31を他方向へ回転
させ、扉4を閉位置まで後方へ移動させる。扉4が閉位
置に達した状態においては、扉4がシール部材Sを介し
てケース本体3の前面の全周にわたって密着し、その内
部を密閉する。
【0023】この展示ケース1においては、扉4を閉位
置から前方へ前進位置まで移動させるようにしているか
ら、扉4を前後方向へ移動可能に支持するスライド部材
6,9のみならず、扉4を回動可能に支持するヒンジ部
材13をケース本体3の内部に配置することができ、外
部から見えなくすることができる。したがって、ヒンジ
部材13等が見学の邪魔になることがなく、また展示ケ
ース1の美観を向上させることができる。しかも、扉4
を前進位置まで移動させることにより、扉4の側部がケ
ース本体3に干渉して開回動させることができなくなる
ような事態を未然に回避することができ、さらに扉4を
ケース本体3の前面全体に密着させて密閉することがで
きる。
【0024】また、扉4が閉位置に位置した状態におい
ては、ねじ機構30が扉4の前進位置側への移動を阻止
する。したがって、扉4の前進位置側への移動を阻止す
る固定機構等を別途設ける必要がない。しかも、ねじ機
構30によって扉4が閉位置に固定されることにより、
ロック機構40がロック状態を維持し、扉4を開回動不
能にする。よって、扉4を確実に閉位置に固定すること
ができる。
【0025】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、扉4を一方のスライド部材
6にヒンジ部材13を介して回動可能に連結している
が、ヒンジ部材6に直接回動可能に連結してもよい。ま
た、他方のスライド部材9に連結板10および支持板1
5を連結し、この支持板15にロック部材41を設けて
いるが、ロック部材41をスライド部材9に直接設けて
もよい。また、支持板15およびロック部材41を扉4
に設け、係止板16を連結板10またはスライド部材9
に設けてもよい。さらに、上記の実施の形態において
は、移動機構30の雄ねじ部材31を回転させるための
クランクCを、下扉部4Aに形成された挿通孔4aに挿
通させているが、雄ねじ部材31に第1の傘歯車を設け
る一方、この第1傘歯車に噛み合う第2の傘歯車を、そ
の軸線を左右方向水平に向けて下本体部3Aに回転自在
に設ければ、下本体部3Aの左右いずれかの側面に挿通
孔4aに代わる挿通孔を形成してもよい。そのようにす
れば、展示ケース1の正面たる扉4に挿通孔4aを形成
する必要がなくなるので、展示ケース1の美観を向上さ
せることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の展示ケ
ースによれば、扉をケース本体に回動可能に連結するヒ
ンジ部材を外部から見えないよう、ケース本体の内部に
配置することができ、それによってヒンジ部材等が見学
の邪魔になることがなく、また展示ケースの美観を向上
させることができる。しかも、閉位置に位置する扉とケ
ース本体との間に隙間が生じたり、あるいは扉を開回動
させることができなくなるような事態を確実に回避する
ことができるという効果が得られる。移動機構としてね
じ機構を採用した場合には、扉を前後方向へ移動させる
ことができるのみならず、固定手段を別途設けることな
く、扉を閉位置に位置固定することができる。扉と他方
のスライド部材との間にロック機構を設けた場合には、
閉位置において扉が開回動するのを防止することがで
き、しかも前進位置ではロックを自動的に解除して扉を
開回動可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る展示ケースの一実施の形態を示
す正面図である。
【図2】扉を閉位置に位置させた状態で示す図1のX−
X線に沿う断面図である。
【図3】扉を前進位置に位置させた状態で示す図2と同
様の断面図である。
【図4】扉を開回動させた状態で示す図2と同様の断面
図である。
【図5】図2のX円部の拡大図である。
【図6】図2のY円部の拡大図である。
【図7】図6のX−X線に沿う断面図である。
【図8】図2のZ円部の拡大図である。
【図9】図6のY−Y線に沿う断面図である。
【図10】従来の展示ケースにおけるケース本体と扉と
の連結構造の一例を示す断面図である。
【図11】従来の展示ケースにおけるケース本体と扉と
の連結構造の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 展示ケース 3 ケース本体 4 扉 6 スライド部材(一方のスライド部材) 9 スライド部材(他方のスライド部材) 10 連結板(連結部材) 13 ヒンジ部材 16 係止板(係止部材) 20 係合機構 30 移動機構 31 雄ねじ部材 32 雌ねじ部材 40 ロック機構 41 ロック部材 42 カム部材 42a 傾斜面 42b 平坦面 43 ばね(付勢手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部が開口したケース本体と、このケ
    ース本体の前面開口部を開閉する扉とを備えた展示ケー
    スにおいて、上記ケース本体の左右の側部内面にスライ
    ド部材をそれぞれ前後方向へ移動可能に設け、一方のス
    ライド部材に上記扉の一側部を回動可能に連結し、他方
    のスライド部材に上記扉の他方の側部を係脱可能に係合
    させることにより、上記扉を上記ケース本体に対し、ケ
    ース本体の前面開口部を閉じた閉位置と上記ケース本体
    から前方へ所定距離だけ離れた前進位置との間を前後方
    向へ平行移動可能とし、かつ一側部を中心として回動可
    能にし、上記一方のスライド部材と上記他方のスライド
    部材とを、前後方向へ一体に移動するように連結部材に
    よって連結し、上記ケース本体と上記連結部材との間
    に、軸線を前後方向に向けた雄ねじ部材とこの雄ねじ部
    材に螺合する雌ねじ部材とを有するねじ機構を設け、こ
    のねじ機構によって上記扉を上記連結部材および上記ス
    ライド部材を介して前後方向へ移動させ、上記扉と上記
    他方のスライド部材との間に、上記扉の閉位置から上記
    前進位置側への移動に連動してロック解除状態になって
    上記扉の開回動を許容し、かつ上記前進位置側から上記
    閉位置への移動に連動してロック状態になって上記扉の
    開回動を阻止するロック機構を設けたことを特徴とする
    展示ケース。
  2. 【請求項2】 上記ロック機構が、上記扉と上記他方の
    スライド部材とのいずれか一方に設けられた係止部材
    と、上記扉と上記スライド部材とのいずれか他方にロッ
    ク位置と解除位置との間を移動可能に設けられ、ロック
    位置では上記係止部材に係合して上記扉の開回動を阻止
    し、解除位置では上記係止部材との係合が解除して上記
    扉の開回動を許容するロック部材と、このロック部材を
    ロック位置側から解除位置側へ付勢する付勢手段とを有
    しており、上記ケース本体の内面には、上記扉の前進位
    置側から閉位置側への移動に伴って上記ロック手段を上
    記解除位置から上記ロック位置側へ移動させる傾斜面
    と、この傾斜面に続いてその後方に形成され、上記扉が
    上記閉位置に位置しているときに上記ロック部材を上記
    ロック位置に維持する平坦面とを有するカム部材が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の展示ケー
    ス。
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