JP2003023772A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2003023772A JP2001203138A JP2001203138A JP2003023772A JP 2003023772 A JP2003023772 A JP 2003023772A JP 2001203138 A JP2001203138 A JP 2001203138A JP 2001203138 A JP2001203138 A JP 2001203138A JP 2003023772 A JP2003023772 A JP 2003023772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイオードのカソード端子とチョークコイルを
なすブスバーとの接続作業が容易で、チョークコイルを
なすブスバーの抵抗損失及び発熱を低減可能な単相全波
整流型のDCーDCコンバータを提供することを、その
目的としている。 【解決手段】DCーDCコンバータのダイオード41〜
44のカソード端子410、420、430、440
は、ブスバーにより構成される電流平滑用のチョークコ
イル5の引き出し端部50の長手方向に互いにずれて配
置されている。これにより、作業性の向上及び放熱性の
向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相全波整流型の
DC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド車を含む電気自動車では走
行用モータへは高圧の主バッテリから給電し、種々の補
機へは低圧の補機バッテリから給電する二電源方式が種
々の点で有益である。通常の内燃機関車においても種々
の要因により高圧の主バッテリ及び低圧負荷給電用の補
機バッテリの両方を搭載する二バッテリ電源系を搭載す
る機運が生じている。この二電源方式の車両用電源系で
は、補機バッテリを小容量とし、主バッテリから降圧型
DC−DCコンバータ装置を通じて補機バッテリに送電
するのが種々の点で合理的な選択である。
【0003】この降圧型DC−DCコンバータ装置は、
入力直流電圧から単相交流電圧を形成するインバータ、
この単相交流電圧の降圧を行うトランス、このトランス
の出力電圧を整流する整流器、整流された電圧を平滑す
るチョークコイル及び平滑コンデンサからなる平滑回路
から通常、構成されるが、降圧トランスの二次コイルを
中間端子付きとして整流部を単相全波整流方式、すなわ
ち交互に半波整流する一対のダイオードで構成するのが
通常である。以下、このDC−DCコンバータを単相全
波整流型のDC−DCコンバータと呼ぶものとする。
【0004】この単相全波整流型のDC−DCコンバー
タには、ダイオードの接続方向が異なる2つの回路形式
が知られている。
【0005】第一の回路形式は、接地される中間端子を
もつトランスの両端に一対のダイオードのアノード端子
が個別接続され、両ダイオードのカソード端子が平滑用
のチョークコイルの一端に接続される形式である。第二
の回路形式は、アノード端子が接地される一対のダイオ
ードのカソード端子がトランスの両端に個別接続され、
このトランスの中間端子が平滑用のチョークコイルの一
端に接続される形式である。
【0006】前者の回路形式は、すべてのダイオードの
端子をチョークコイルの入力端に接続できるため、構造
が簡素となる利点をもつ。以下、前者の回路形式の単相
全波整流型のDC−DCコンバータを、ダイオード・チ
ョークコイル直結式単相全波整流型DC−DCコンバー
タと呼ぶものとする。
【0007】上記車両用DC−DCコンバータは少なく
とも車両の低圧負荷供給電力のすべてを賄うために出力
電流を大きくする必要があり、そのため、トランス及び
チョークコイルの各コイル、これら各コイルに接続され
る配線部分を、すべてブスバーすなわち長板状導体片に
より構成するのが通常である。
【0008】上記説明したブスバー構造のダイオード・
チョークコイル直結式単相全波整流型DC−DCコンバ
ータにおけるダイオードとチョークコイルとの接続部分
の従来構造を、図6に示す。
【0009】1aはチョークコイルであり、長板状導体
片すなわちブスバーにより構成されて図示しないコアに
巻回されている。2a、3aは第一半波整流用のダイオー
ド、4a、5aは第二半波整流用ダイオード、6aは放熱
プレート、61aは放熱プレート6aの上面である。
【0010】ダイオード2a、3aは電流容量を増大する
ために互いに並列接続されて、不図示のトランスの二次
コイルから出力される一側の半波電圧を整流し、ダイオ
ード4a、5aは電流容量を増大するために互いに並列接
続されて、上記二次コイルから出力される他側の半波電
圧を整流する。
【0011】ダイオード2a〜5aは、ダイオードチップ
を囲包する長方形厚板状の樹脂モールド部Mを有し、樹
脂モールド部Mの底面は放熱プレート6aの上面61aに
固定されている。ダイオード2a〜5aは、樹脂モールド
部Mの側面から上面61aと平行に突出するカソード端
子7aを有している。同様に、アノード端子も樹脂モー
ルド部Mの側面から放熱プレート6aの上面61aと平行
に突出しているが、図示は省略する。更に詳しく説明す
ると、8aは、チョークコイルをなすブスバー1の一端
部の両側面Sに凹設されたカソード端子収容溝であり、
このカソード端子収容溝8aはブスバー1aの両側面の所
定部位を切り起こして形成されている。9aは上記切り
起こしにより紙面に垂直に立ち上がるブスバー1aの切
り起こし端部である。カソード端子収容溝8aはブスバ
ー1aの厚さ方向に延設されている。カソード端子7aの
先端部は、カソード端子収容溝8aに収容され、切り起
こし端部9aに溶接されている。この時、一半波整流用
のダイオード2、3と他半波整流用ダイオード4、5と
は、図6に示すように、ブスバー1aの先端部の異なる
側面に溶接されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のDC−DCコンバータのダイオード・チョーク
コイル接続方式では、一半波整流用のダイオード2a、
3aのカソード端子7aを収容するカソード端子収容溝8
aと、他半波整流用ダイオード4a、5aのカソード端子
7aを収容するカソード端子収容溝8aとが、ブスバー1
aの長手方向において、等しい位置に形成されているた
めに、チョークコイルをなすブスバー1aの幅が両側か
らこれら一対のカソード端子収容溝8aにより狭窄さ
れ、この部分の電流密度が増加してブスバー1aの抵抗
損失、発熱が増大するという問題があった。
【0013】なお、カソード端子7aをブスバー1aの主
面に溶接すれば、このようなカソード端子収容溝8aを
凹設して切り起こし部9aに溶接する必要が無く、上記
問題を解消することができる。しかし、ブスバー1の主
面は放熱プレート6aの上面61aに近接して平行に延設
されているため、一対の溶接電極によりブスバー1aと
その上側主面上のカソード端子7aとのペアを挟圧する
ために、一方の溶接電極を放熱プレート6aの上面61a
とブスバー1aの下側主面との間の狭い間隔に挿入しな
ければならず、溶接作業は非常に容易ではない。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、整流用の半導体素子の端子とブスバーとの接続作
業が容易で、ブスバーの抵抗損失及び発熱を低減可能な
DC−DCコンバータを提供することを、その目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のDC−D
Cコンバータは、複数のリード状の端子を有し、トラン
スの二次コイルと平滑用のチョークコイルとの間に介設
されて前記二次コイルの出力電圧を整流する少なくとも
一対の半導体素子と、前記チョークコイル及び前記二次
コイルから延在するかもしくは前記チョークコイル及び
前記二次コイルに接続される長板状導体片と、前記コア
及び前記半導体素子が固定される放熱プレートとを有す
るDC−DCコンバータにおいて、前記半導体素子の前
記第一の端子は、前記長板状導体片の先端部の互いに平
行な一対の側面における互いに前記長板状導体片の長手
方向へずれた部位に位置して前記長板状導体片にその略
厚さ方向に凹設された端子収容溝又は前記端子収容溝に
隣接する切り起こし部の表面又は側面に接合されている
ことを特徴としている。
【0016】すなわち、本構成では、整流用の各半導体
素子の第一端子を個別に収容する端子収容溝が平滑コイ
ルに形成され、第一端子は、この端子収容溝の表面又
は、この端子収容溝に隣接する切り起こし部の表面に接
合される。端子収容溝又は切り起こし部は、長板状導体
片の長手方向へずれた部位に配置されるので、長板状導
体片(ブスバー)の幅がこれらカソード端子収容溝によ
り狭窄される割合が少なくでき、この狭窄部での電流密
度増加によりブスバーの抵抗損失、発熱が増大するとい
う問題を解決することができる。
【0017】したがって、半導体素子の端子とブスバー
との接続作業が容易で、ブスバーの抵抗損失及び発熱を
低減可能なDC−DCコンバータを実現することができ
る。
【0018】請求項2記載のDC−DCコンバータは、
複数のリード状の端子を有し、トランスの二次コイルと
平滑用のチョークコイルとの間に介設されて前記二次コ
イルの出力電圧を整流する少なくとも一対の半導体素子
と、前記チョークコイル及び前記二次コイルから延在す
るかもしくは前記チョークコイル及び前記二次コイルに
接続される長板状導体片と、前記コア及び前記半導体素
子が固定される放熱プレートとを有するDC−DCコン
バータにおいて、前記半導体素子の前記第一の端子は、
前記放熱プレートの前記上面に対して略直角に延在する
前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の主面に
おける互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた部位
に接合されていることを特徴としている。
【0019】すなわち、本構成によれば、長板状導体片
(ブスバー)の主面を放熱プレートの上面に平行に配置
し、長板状導体片の半導体素子接続側の端部を放熱プレ
ートの上面に略直角に配置し、半導体素子の端子を、こ
の長板状導体片の端部の主面に溶接した構造を採用す
る。本構成では更に、各半導体素子の端子を、ブスバー
の先端部においてその長手方向にずれた位置に接続する
ので、ブスバーの主面への端子の先端部の接合が容易と
なる。
【0020】たとえば、ブスバーの主面に端子の先端部
を抵抗溶接する際に、一対の溶接電極により、ブスバー
と端子の先端部とを良好に挟圧することができる。
【0021】請求項3記載の構成は請求項1又は2記載
のDC−DCコンバータにおいて更に、前記接合が溶接
によりなされていることを特徴としている。
【0022】請求項4記載のDC−DCコンバータは、
側面から突出するリード状のカソード端子を有し、アノ
ード端子が単相全波整流用のトランスの一対の二次コイ
ルの出力端に個別に接続されて前記二次コイル出力電圧
を整流する少なくとも一対のダイオードと、コアに巻回
された長板状導体片からなり、前記各ダイオードのカソ
ード端子が接続される平滑用のチョークコイルと、前記
コアの底面及び前記ダイオードの底面が前記長板状導体
片の主面と平行な上面に固定される放熱プレートとを有
し、前記ダイオードのカソード端子は、前記ダイオード
の側面から前記放熱プレートの上面に対して平行に出た
後、前記放熱プレートの上面から遠ざかる向きへ屈曲し
て前記長板状導体片の前記先端部に接合されるDC−D
Cコンバータにおいて、前記ダイオードのカソード端子
は、前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の側
面における互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた
部位に位置して前記長板状導体片にその略厚さ方向に凹
設されたカソード端子収容溝又は前記カソード端子収容
溝に隣接する切り起こし部の表面に溶接されていること
を特徴としている。
【0023】すなわち、本構成では、図6により説明し
た従来のダイオード・チョークコイル直結構造におい
て、一半波整流用のダイオードのカソード端子を収容す
るべくチョークコイルとしてのブスバーの先端部の一側
面に凹設されたカソード端子収容溝と、他半波整流用ダ
イオードのカソード端子を収容するべくチョークコイル
としてのブスバーの先端部の背向他側面に凹設されたカ
ソード端子収容溝とが、ブスバーの長手方向にずれた位
置に形成されているために、チョークコイルをなすブス
バーの幅がこれらカソード端子収容溝により狭窄される
割合が少なくでき、この狭窄部での電流密度増加により
ブスバーの抵抗損失、発熱が増大するという問題を解決
することができる。
【0024】したがって、ダイオードのカソード端子と
チョークコイルをなすブスバーとの接続作業が容易で、
チョークコイルをなすブスバーの抵抗損失及び発熱を低
減可能なダイオード・チョークコイル直結式単相全波整
流型のDC−DCコンバータを実現することができる。
【0025】なお、本構成において、ダイオードのカソ
ード端子は、ブスバーのカソード端子収容溝に収容され
て、カソード端子収容溝の内側面に溶接されるが、その
代わりに、又はそれに加えて、このカソード端子収容溝
形成をブスバー切り起こしにより上方へ立ち上がる切り
起こし部の側面に溶接されてもよいことはもちろんであ
る。
【0026】請求項5記載の構成は、側面から突出する
リード状のカソード端子を有し、アノード端子が単相全
波整流用のトランスの一対の二次コイルの出力端に個別
に接続されて前記二次コイル出力電圧を整流する少なく
とも一対のダイオードと、コアに巻回された長板状導体
片からなり、前記各ダイオードのカソード端子が接続さ
れる平滑用のチョークコイルと、前記コアの底面及び前
記ダイオードの底面が前記長板状導体片の主面と平行な
上面に固定される放熱プレートとを有し、前記ダイオー
ドのカソード端子は、前記ダイオードの側面から前記放
熱プレートの上面に対して平行に出た後、前記放熱プレ
ートの上面から遠ざかる向きへ屈曲して前記長板状導体
片の前記先端部に接合されるDC−DCコンバータにお
いて、前記ダイオードのカソード端子の先端部は、捻ら
れて前記放熱プレートの前記上面に対して略直角に延在
する前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の主
面における互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた
部位に溶接されていることを特徴としている。
【0027】すなわち、本構成によれば、チョークコイ
ルをなす長板状導体片の主面を放熱プレートの上面に平
行に配置し、長板状導体片のダイオード接続側の端部を
90度捻って、放熱プレートの上面に略直角に配置し、
ダイオードのカソード端子を、この長板状導体片の端部
の主面に溶接した構造を採用する。 特に本構成では、
一半波整流用のダイオードのカソード端子と、他半波整
流用ダイオードのカソード端子とは、チョークコイルを
なすブスバーの先端部において、その長手方向にずれた
位置に接続されているので、ブスバーの主面へのカソー
ド端子の先端部の接合が容易となる。
【0028】更に説明すると、ブスバーの主面にカソー
ド端子の先端部を抵抗溶接する際に、一対の溶接電極に
より、ブスバーとカソード端子の先端部とを挟圧するこ
とができる。これに対して、ブスバーの長手方向同位置
にて、一半波整流用のダイオードのカソード端子と他半
波整流用ダイオードのカソード端子とをブスバーの先端
部の両主面に個別接合する場合には、一対の溶接電極に
より、2つのカソード端子とブスバーとを一挙に挟圧し
て溶接する必要があるが、2つの溶接点を均等に発熱さ
せることが容易ではないため溶接精度の確保が容易では
なく、接合信頼性が低下してしまう。
【0029】
【発明を実施するための態様】本発明のDC−DCコン
バータを用いた二バッテリ搭載型車両用の降圧型DC−
DCコンバータ装置の好適な態様を以下の実施例を参照
して説明する。
【0030】
【実施例1】この実施例の降圧DC−DCコンバータ装
置を図1に示すその回路図を参照して以下に説明する。 (回路構成)1はDC−DCコンバータ、V1は高圧バ
ッテリ、V2は低圧バッテリである。
【0031】DC−DCコンバータ1において、2はイ
ンバータ、3はトランス、41〜44はダイオード、5
は平滑用のチョークコイル、6は平滑コンデンサ、70
はマイコン製のコントローラである。
【0032】トランス3は、フェライト製のコア30、
一次コイル31、第一の二次コイル32及び第二の二次
コイル33を有している。二次コイル32、33の接続
端(中間端子)は接地され、二次コイル32の他端はダ
イオード41、42を通じてチョークコイル5の入力端
に接続され、二次コイル33の他端はダイオード43、
44を通じてチョークコイル5の入力端に接続されてい
る。
【0033】インバータ2から出力された高圧交流電圧
は、トランス3で降圧される。両二次コイル32、33
は異なる半波期間ごとに交互に半波整流電圧をダイオー
ド41、42、チョークコイル5を通じて低圧バッテリ
V2に出力する。コントローラ7は、低圧バッテリV2
の電圧を基準電圧と比較し、その比較結果に基づいて、
インバータ2の4つのスイッチング素子(IGBT)の
PWMデューテイ比を増減し、送出する交流電力をフィ
ードバック制御する。この種のDC−DCコンバータは
周知であるので、これ以上の説明は省略し、この実施例
の特徴部分を以下に説明する。
【0034】トランス3のコイル31〜33及びチョー
クコイル5のコイル32は、ブスバーを巻回して構成さ
れている。チョークコイル5は、フェライト製のコア
(図示せず)に巻回された長板状導体片からなる。
【0035】上記コアから引き出された上記長板状導体
片の端部50には、ダイオード41〜44のリード状の
カソード端子410、420、430、440が抵抗溶
接されている。
【0036】この実施例の特徴をなすダイオード41〜
44とチョークコイル5との接続部分の従来構造を図
2、図3を参照して詳細に説明する。
【0037】チョークコイル5は、長板状導体片すなわ
ちブスバーにより構成されて図示しないコアに巻回され
ている。チョークコイル5の引き出し端部50の主面
は、図3に示すように放熱プレート6の上面61と平行
に配置されている。
【0038】一半波整流用のダイオード41、42は、
互いに並列接続されて放熱プレート6の上面61に固定
されている。他半波整流用ダイオード43、44も、互
いに並列接続されて引き出し端部50を挟んで一半波整
流用のダイオード41、42と反対側にて放熱プレート
6の上面61に固定されている。
【0039】ダイオード41〜44は、ダイオードチッ
プを囲包する長方形厚板状の樹脂モールド部Mを有し、
樹脂モールド部Mの底面は放熱プレート6の上面61に
固定されている。ダイオード41〜44は、樹脂モール
ド部Mの側面から上面61と平行に突出するカソード端
子410、420、430、440を有している。同様
に、アノード端子も樹脂モールド部Mの側面から放熱プ
レート6の上面61と平行に突出しているが、図示は省
略する。更に詳しく説明すると、8は、引き出し端部5
0の両側面Sに凹設されたカソード端子収容溝であり、
このカソード端子収容溝8は引き出し端部50の両側面
の所定部位を所定長さだけ直角に切り起こして形成され
ている。9は上記切り起こしにより紙面に垂直に立ち上
がる引き出し端部50の切り起こし端部である。カソー
ド端子収容溝8は引き出し端部50の厚さ方向に延設さ
れている。カソード端子410の先端部は、カソード端
子収容溝8に収容され、切り起こし端部9に溶接されて
いる。この時、一半波整流用のダイオード41、42の
カソード端子410と、他半波整流用ダイオード43、
44のカソード端子410とは、図2に示すように、引
き出し端部50の互いに背向する側面に個別に溶接され
ている。
【0040】特に、この実施例では、一半波整流用のダ
イオード41、42のカソード端子410、420を収
容するカソード端子収容溝8と、他半波整流用ダイオー
ド43、44のカソード端子430、440を収容する
カソード端子収容溝8とが、引き出し端部50の長手方
向における異なる位置に形成されている。特に、ダイオ
ード44のカソード端子430を収容するカソード端子
収容溝8は、ダイオード41のカソード端子410を収
容するカソード端子収容溝8と、ダイオード42のカソ
ード端子420を収容するカソード端子収容溝8との中
間位置に配置されている。
【0041】これにより、引き出し端部50の幅がこれ
らカソード端子収容溝8により狭窄される割合が少なく
でき、この狭窄部での電流密度増加により引き出し端部
50の抵抗損失、発熱が増大するという問題を解決する
ことができる。
【0042】なお、本構成において、ダイオードのカソ
ード端子は、ブスバーのカソード端子収容溝に収容され
て、カソード端子収容溝の内側面に溶接されるが、その
代わりに、又はそれに加えて、このカソード端子収容溝
形成をブスバー切り起こしにより上方へ立ち上がる切り
起こし部の側面に溶接されてもよいことはもちろんであ
る。
【0043】カソード端子410、420、430、4
40は、ダイオード41〜44の樹脂モールド部Mの側
面から放熱プレート6の上面61に対して平行に出た
後、放熱プレート6の上面61から遠ざかる向きへ直角
に屈曲しており、カソード端子カソード端子410、4
20、430、440の先端部がカソード端子収容溝8
にて切り起こし端部9に溶接されている。
【0044】溶接方法を図3を参照して説明する。図3
において、100、200は一対の溶接電極である。溶
接電極100、200は最初、両者間の間隔が大きい状
態で降下し、次に、互いに近づく前後方向に変位して、
カソード端子410の先端部と切り起こし端部9とを挟
圧する。この状態で両溶接電極間に大電流を通電してカ
ソード端子の先端部を切り起こし端部9に溶接する。次
に、溶接電極100、200を互いに遠ざかる前後方向
に変位させて上昇させ、カソード端子410の先端部と
切り起こし端部9とから溶接電極100、200を離脱
させる。以下、残るカソード端子を順次溶接する。
【0045】この実施例によれば、ダイオードのカソー
ド端子とチョークコイルをなすブスバーとの接続作業が
容易で、チョークコイルをなすブスバーの抵抗損失及び
発熱を低減可能なダイオード・チョークコイル直結式単
相全波整流型のDC−DCコンバータを実現することが
できる。
【0046】
【実施例2】実施例2のダイオード・チョークコイル接
続構造を図4を参照して以下に説明する。下記の部分を
除いて、この実施例は実施例1と本質的に同じである。
ただし、この実施例では、引き出し端部50は、カソー
ド端子収容溝8及び切り起こし端部9をもたない。
【0047】この実施例において、チョークコイル5の
引き出し端部50は、捻られて放熱プレート6の上面6
1に対して略直角に延在している。これにより、各カソ
ード端子410、420、430、440は、引き出し
端部50の主面500に直接、溶接されることができ
る。
【0048】カソード端子410、420、430、4
40は、ダイオード41〜44の樹脂モールド部Mの側
面から放熱プレート6の上面61に対して平行に出た
後、放熱プレート6の上面61から遠ざかる向きへ直角
に屈曲しており、カソード端子カソード端子410、4
20、430、440の先端部が引き出し端部50の主
面500にに溶接されている。
【0049】特に、この実施例では、一半波整流用のダ
イオード41、42のカソード端子410、420と、
他半波整流用ダイオード43、44のカソード端子43
0、440とは、引き出し端部50の異なる主面に溶接
され、かつ、実施例1同様に、各カソード端子410、
420、430、440は、それぞれ引き出し端部50
の長手方向において互いにずれた位置に溶接されてい
る。
【0050】これにより、引き出し端部50の幅がこれ
らカソード端子収容溝8により狭窄される割合が少なく
でき、この狭窄部での電流密度増加により引き出し端部
50の抵抗損失、発熱が増大するという問題を解決する
ことができる。
【0051】溶接方法を図5を参照して説明する。図5
において、100、200は一対の溶接電極である。溶
接電極100、200は最初、両者間の間隔が大きい状
態で降下し、次に、互いに近づく前後方向に変位して、
カソード端子410の先端部と引き出し端部50とを挟
圧する。この状態で両溶接電極間に大電流を通電してカ
ソード端子410の先端部を引き出し端部50に溶接す
る。次に、溶接電極100、200を互いに遠ざかる前
後方向に変位させて上昇させ、カソード端子410の先
端部と引き出し端部50から溶接電極100、200を
離脱させる。以下、残るカソード端子を順次溶接する。
【0052】この実施例によれば、ダイオードのカソー
ド端子とチョークコイルをなすブスバーとの接続作業が
容易で、チョークコイルをなすブスバーの抵抗損失及び
発熱を低減可能なダイオード・チョークコイル直結式単
相全波整流型のDC−DCコンバータを実現することが
できる。 (変形態様)上記実施例で用いたダイオードの代わりに
整流用のMOSトランジスタなどの三端子半導体素子を
用いて同期整流を行ってもよい。
【0053】また、上記実施例では、ダイオードのカソ
ードをチョークコイルに接続したが、ダイオードのアノ
ードを接地し、カソードをトランスの二次コイルに接続
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車両用降圧型DC−DCコンバー
タを示す回路図である。
【図2】 図1のダイオードとチョークコイルとの接続
部分を示す模式平面図である。
【図3】 図1のダイオードとチョークコイルとの接続
部分を示す模式断面図である。
【図4】 実施例2のダイオードとチョークコイルとの
接続部分を示す模式平面図である。
【図5】 図4のダイオードとチョークコイルとの接続
部分を示す模式断面図である。
【図6】 従来のDC−DCコンバータにおけるダイオ
ードとチョークコイルとの接続部分を示す模式平面図で
ある。
【符号の説明】
41〜44 ダイオード 410、420、430、440 カソード端子 5 チョークコイル 50 引き出し端部 8 カソード端子収容溝 9 切り起こし端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA20 BB21 DD04 EE02 EE03 EE08 ZZ04 ZZ05 ZZ11 ZZ12 ZZ17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のリード状の端子を有し、トランスの
    二次コイルと平滑用のチョークコイルとの間に介設され
    て前記二次コイルの出力電圧を整流する少なくとも一対
    の半導体素子と、 前記チョークコイル及び前記二次コイルから延在するか
    もしくは前記チョークコイル及び前記二次コイルに接続
    される長板状導体片と、 前記コア及び前記半導体素子が固定される放熱プレート
    と、 を有するDC−DCコンバータにおいて、 前記半導体素子の前記端子の一つは、 前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の側面に
    おける互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた部位
    に位置して前記長板状導体片にその略厚さ方向に凹設さ
    れた端子収容溝又は前記端子収容溝に隣接する切り起こ
    し部の表面又は側面に接合されていることを特徴とする
    DC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】複数のリード状の端子を有し、トランスの
    二次コイルと平滑用のチョークコイルとの間に介設され
    て前記二次コイルの出力電圧を整流する少なくとも一対
    の半導体素子と、 前記チョークコイル及び前記二次コイルから延在するか
    もしくは前記チョークコイル及び前記二次コイルに接続
    される長板状導体片と、 前記コア及び前記半導体素子が固定される放熱プレート
    と、 を有するDC−DCコンバータにおいて、 前記半導体素子の前記端子の一つは、 前記放熱プレートの前記上面に対して略直角に延在する
    前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の主面に
    おける互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた部位
    に接合されていることを特徴とするDC−DCコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のDC−DCコンバー
    タにおいて、 前記接合は溶接によりなされていることを特徴とするD
    C−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】側面から突出するリード状のカソード端子
    を有し、アノード端子が単相全波整流用のトランスの一
    対の二次コイルの出力端に個別に接続されて前記二次コ
    イル出力電圧を整流する少なくとも一対のダイオード
    と、 コアに巻回された長板状導体片からなり、前記各ダイオ
    ードのカソード端子が接続される平滑用のチョークコイ
    ルと、 前記コアの底面及び前記ダイオードの底面が前記長板状
    導体片の主面と平行な上面に固定される放熱プレート
    と、 を有し、 前記ダイオードのカソード端子は、前記ダイオードの側
    面から前記放熱プレートの上面に対して平行に出た後、
    前記放熱プレートの上面から遠ざかる向きへ屈曲して前
    記長板状導体片の前記先端部に接合されるDC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記ダイオードのカソード端子は、 前記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の側面に
    おける互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた部位
    に位置して前記長板状導体片にその略厚さ方向に凹設さ
    れたカソード端子収容溝又は前記カソード端子収容溝に
    隣接する切り起こし部の表面に溶接されていることを特
    徴とするDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】側面から突出するリード状のカソード端子
    を有し、アノード端子が単相全波整流用のトランスの一
    対の二次コイルの出力端に個別に接続されて前記二次コ
    イル出力電圧を整流する少なくとも一対のダイオード
    と、 コアに巻回された長板状導体片からなり、前記各ダイオ
    ードのカソード端子が接続される平滑用のチョークコイ
    ルと、 前記コアの底面及び前記ダイオードの底面が前記長板状
    導体片の主面と平行な上面に固定される放熱プレート
    と、 を有し、 前記ダイオードのカソード端子は、前記ダイオードの側
    面から前記放熱プレートの上面に対して平行に出た後、
    前記放熱プレートの上面から遠ざかる向きへ屈曲して前
    記長板状導体片の前記先端部に接合されるDC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記ダイオードのカソード端子の先端部は、捻られて前
    記放熱プレートの前記上面に対して略直角に延在する前
    記長板状導体片の先端部の互いに平行な一対の主面にお
    ける互いに前記長板状導体片の長手方向へずれた部位に
    溶接されていることを特徴とするDC−DCコンバー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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