JP2001314080A - 降圧型電力用dc−dcコンバータ及び電子回路装置 - Google Patents

降圧型電力用dc−dcコンバータ及び電子回路装置

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JP2001314080A JP2000132410A JP2000132410A JP2001314080A JP 2001314080 A JP2001314080 A JP 2001314080A JP 2000132410 A JP2000132410 A JP 2000132410A JP 2000132410 A JP2000132410 A JP 2000132410A JP 2001314080 A JP2001314080 A JP 2001314080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線距離の延長を抑止しつつ各磁気回路部品間
の相互電磁干渉を低減可能な降圧型電力用DC−DCコ
ンバータ及び電子回路装置を提供すること。 【解決手段】高圧側チョークコイル1、インバータ回路
3、降圧トランス4、単相全波整流器5、低圧側チョー
クコイル6を有する降圧型電力用DC−DCコンバータ
において、高圧側チョークコイ1ル、降圧トランス4及
び低圧側チョークコイル6は、単相全波整流器5を囲ん
で単相全波整流器5の三方に個別に隣接配置され、出力
端子24〜26は整流器の残る一方側に位置して整流器
に近接配置される。配線距離の延長を抑止しつつ各磁気
回路部品間の相互電磁干渉を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降圧型電力用DC
−DCコンバータ及び電子回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車など、回転電機が走行動力の
一部又は全部を発生する車両では、走行動力発生用回転
電機に大電力を給電するために抵抗損失低減や配線重量
低減やスイッチング素子の小型化のために250〜30
0Vといった高圧バッテリを用いるのが通常である。
【0003】また、この種車両でも、制御電源や小電力
機器にはたとえば12Vといった低圧バッテリから給電
するのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、高圧バッテ
リと低圧バッテリとの間を降圧型電力用DC−DCコン
バータで接続して高圧バッテリから低圧バッテリへ送電
することにより低圧バッテリを充電することが考えられ
る。
【0005】この降圧型電力用DC−DCコンバータの
最小回路構成は、直流電圧を交流電圧に変換するインバ
ータ、インバータの出力交流電圧を降圧する降圧トラン
ス、及び、降圧トランスの出力電圧を整流する単相全波
整流器であるが、電磁波ノイズによる車両搭載コンピュ
ータや無線装置への悪影響や、リップルやスイッチング
により生じる電圧変動がバッテリ寿命に与える悪影響な
どを低減するために、上記最小回路構成のDC−DCコ
ンバータの入力側及び出力側に、それぞれチョークコイ
ルと平滑コンデンサとからなる平滑回路を設けるのが通
常である。
【0006】ところが、これらの降圧トランスや両チョ
ークコイルは磁気回路部品であって、磁路及びそれと鎖
交差する多くのターンを有する巻線を有するため、互い
に近接配置すると、それぞれの巻線間で容易に電磁誘導
が生じ、その結果として好ましくない電磁ノイズが重畳
してしまう。
【0007】といって、これら3つの磁気回路部品を互
いに引き離して配置すると、配線の延長距離が増大する
ために抵抗電力損失が増大し、配線重量、スペースも増
大し、その上、この配線のインダクタンスが新たな電磁
ノイズ発生源となってしまう。この問題は特に、電流が
大きい降圧トランスの下流側で顕著となる。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、配線距離の延長を抑止しつつ各磁気回路部品間の
相互電磁干渉を低減可能な降圧型電力用DC−DCコン
バータ及び電子回路装置を提供することをその目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の降圧型電
力用DC−DCコンバータによれば、直流電圧を交流電
圧に変換するインバータ、高圧バッテリに接続される入
力端子と前記インバータの直流入力端との間に直列接続
される高圧側チョークコイル、前記インバータの一対の
直流入力端間に並列接続される高圧側平滑コンデンサ、
前記インバータの出力交流電圧を降圧する降圧トラン
ス、前記降圧トランスの出力電圧を整流する単相全波整
流器、低圧バッテリに接続される出力端子と前記整流器
の直流出力端との間に直列接続される低圧側チョークコ
イル、前記低圧バッテリの両端間に並列接続される低圧
側平滑コンデンサ、及び、前記降圧トランス及び前記低
圧側チョークコイルを搭載する金属製回路部品載置板と
を備えるDC−DCコンバータにおいて、前記高圧側チ
ョークコイル、降圧トランス及び低圧側チョークコイル
は、前記単相全波整流器を囲んで前記整流器の三方に個
別に隣接配置され、前記出力端子は前記整流器の残る一
方側に位置して前記整流器に近接配置されることを特徴
としている。
【0010】本構成によれば、磁気回路部品である高圧
側チョークコイル、降圧トランス及び低圧側チョークコ
イルが単相全波整流器の三方を囲む回路部品配置を採用
しているので、降圧型電力用DC−DCコンバータの配
線距離の延長を抑止しつつ各磁気回路部品間の相互電磁
干渉を低減することができる。
【0011】以下、更に詳しく説明する。
【0012】磁気回路部品である両チョークコイル及び
降圧トランスはどうしても外部に漏洩磁束を発生する
が、本構成では、これら3つの磁気回路部品が互いに斜
めに近接するので、一列に配置された互いに対面する場
合に比べて各磁気回路部品が面的に近接する場合に比較
して任意の一つの磁気回路部品の漏洩磁束が他の磁気回
路部品のコイルに鎖交するのを減らすことができる。ま
た、互いに対面することになる両チョークコイルは単相
全波整流器を挟んで対面することになるため、両チョー
クコイル間の距離を確保することができ、両者間の単相
全波整流器やそれに接続されるブスバーなどが両チョー
クコイルのコイル間の電磁誘導作用を低減する。
【0013】更に、降圧トランスの二次コイルと単相全
波整流器の入力端との間の配線、単相全波整流器と低圧
側チョークコイルとの間の配線は、それらが対面状態で
隣接しているために最短とすることができ、配線抵抗低
減による電力損失の低減、及び、配線インダクタンス低
減による電磁波ノイズ低減を実現することができる。降
圧トランスの一次コイルと高圧側チョークコイルとの間
の配線は上記2つの配線よりは長くなるが、高圧側の電
流は低圧側のそれに比較して格段に小さく、抵抗損失や
電磁波ノイズの問題は格段に小さい。
【0014】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の降圧型電力用DC−DCコンバータにおいて更に、前
記降圧トランスの二次コイル及び前記低圧側チョークコ
イルと前記単相全波整流器の入力端との間の各配線は、
前記降圧トランスの二次コイル及び前記低圧側チョーク
コイルのコイルを前記単相全波整流器の入出力ターミナ
ルまで延設して形成されることを特徴としている。
【0015】本構成によれば、降圧トランスが単相全波
整流器の一辺に、低圧側チョークコイルが単相全波整流
器の他の一辺にそれぞれ対面しているので、降圧トラン
スの二次コイル及び低圧側チョークコイルを構成する導
体を延長するだけでそれらを単相全波整流器の入出力タ
ーミナルまで到達させることができ、大電流を流す必要
がある降圧トランスの二次コイル及び低圧側チョークコ
イルと単相全波整流器の入力端との間を接続する配線部
材を省略することができる。
【0016】請求項3記載の構成によれば請求項1記載
の降圧型電力用DC−DCコンバータにおいて更に、前
記金属製回路部品載置板は、前記単相全波整流器及び低
圧側チョークコイルを嵩上げして前記、降圧トランス及
び低圧側チョークコイル間のターミナル高さの差を低減
する台部を有することを特徴としている。
【0017】本構成によれば、単相全波整流器の入出力
ターミナルと降圧トランスの二次コイルの端部及び低圧
側チョークコイルのコイルの端部とを高さ方向に位置合
わせすることができ、配線抵抗及び配線インダクタンス
の一層の低減を図ることができる。また、金属製回路部
品載置板及び台部は発熱部品である単相全波整流器、降
圧トランス及び低圧側チョークコイルの放熱経路を構成
してそれらの温度を低減する。
【0018】請求項4記載の構成によれば請求項3記載
の降圧型電力用DC−DCコンバータにおいて更に、前
記金属製回路部品載置板及び台部は、アルミダイキャス
ト一体成形品からなることを特徴としている。
【0019】本構成によれば、金属製回路部品載置板を
簡単に作製することができるとともに、金属製回路部品
載置板が外部への電磁波ノイズの漏洩を遮断し、かつ、
ヒートシンクを兼ねることができる。
【0020】請求項5記載の構成によれば請求項4記載
の降圧型電力用DC−DCコンバータにおいて更に、前
記金属製回路部品載置板及び台部は、軟鋼板のプレス成
形品からなることを特徴としている。
【0021】本構成によれば、台部を簡素な工程で作成
できるとともに、金属製回路部品載置板が電磁シールド
機能をもつため、外部への電磁波ノイズ放射を一層低減
することができる。
【0022】請求項6記載の構成によれば請求項3記載
の降圧型電力用DC−DCコンバータにおいて更に、前
記金属製回路部品載置板は、略平板上の軟鋼板からな
り、前記台部は、アルミ板からなることを特徴としてい
る。
【0023】本構成によれば、台部及び金属製回路部品
載置板の製造工程を簡素化することができ、更に、アル
ミ板からなる台部が、低圧側チョークコイルから軟鋼板
からなる金属製回路部品載置板に漏洩するのを抑止し、
かつ、良好なヒートシンクを兼ねることができる。
【0024】請求項7記載の電子回路装置は、回路基板
を介することなく互いのターミナル同士が接続される複
数の回路部品と、各前記回路部品が載置される金属製回
路部品載置板とを備える電子回路装置において、前記金
属製回路部品載置板は、前記各回路部品の前記ターミナ
ル高さの差を低減する凹凸部を有するプレス成形金属板
からなることを特徴としている。
【0025】本構成によれば、放熱板かつ支持基板を兼
ねる金属製回路部品載置板を簡単なプレス加工により、
各回路部品間の直接配線を短縮でき、この配線の抵抗及
びインダクタンスを低減することができるとという優れ
た効果を奏することができる。
【0026】請求項8記載の構成によれば請求項6記載
の電子回路装置において更に、前記回路部品載置基板
は、軟鋼板のプレス成形品からなるので、外部への電磁
波漏洩を良好に遮断することができる。
【0027】請求項9記載の構成によれば請求項8記載
の電子回路装置において更に、前記回路部品載置基板
は、電磁遮蔽密閉ケースの一部を兼ねるので、部品点数
を削減し、一層の電磁波外部漏洩を低減することができ
る。
【0028】
【発明を実施するための態様】本発明の降圧型電力用D
C−DCコンバータを用いた電気自動車用DC−DCコ
ンバータの好適な態様を以下の実施例を参照して説明す
る。
【0029】
【実施例1】この電気自動車用DC−DCコンバータ
は、図1に示すように、高圧側チョークコイル1、高圧
側の平滑コンデンサ2、インバータ回路3、降圧トラン
ス4、単相全波整流器5、低圧側チョークコイル6、低
圧側の平滑コンデンサ7、制御回路8、ドライブ回路9
からなる。10は走行駆動モータ給電用の高圧バッテリ
(定格274V)、11は低圧負荷12に給電する低圧
バッテリ(定格12V)である。
【0030】高圧側チョークコイル1は、高圧バッテリ
10とインバータ回路3との間に配列され平滑コンデン
サ2とともに、インバータ回路3の正負直流端間に発生
する高周波スイッチングノイズ電圧が高圧バッテリ10
側へ波及して、高圧バッテリ10に悪影響を与えるのを
阻止する。
【0031】インバータ回路3は、一対のハイサイドス
イッチング素子及び一対のローサイドスイッチング素子
をなす4個のMOSTをブリッジ接続してなり、各MO
STはドライブ回路9から印加されるゲート電圧により
スイッチング制御されて単相交流電圧を降圧トランス4
の一次コイルに出力する。
【0032】降圧トランス4は、両一端が中性点(接地
ライン)に接続されて互いに逆巻きされ、両他端が単相
全波整流器5の一対のブリッジのアノード電極に接続さ
れる一対の二次コイルをもつ。
【0033】単相全波整流器5の出力電圧は、低圧側チ
ョークコイル6及び低圧側の平滑コンデンサ7からなる
平滑回路(ローパスフィルタ)を通じて低圧バッテリ8
及び低圧負荷12に印加される。
【0034】低圧側チョークコイル6は、単相全波整流
器5と低圧バッテリ11との間に配列され平滑コンデン
サ7とともに、単相全波整流器5が発生するスィッチン
グノイズ電圧が低圧バッテリ11側へ波及して、低圧バ
ッテリ11に悪影響を与えるのを阻止する。
【0035】電磁波ノイズ低減の点で考えると、最も重
要なのは、降圧トランス4と単相全波整流器5を接続す
るライン21、22と、単相全波整流器5と低圧側チョ
ークコイル6とを接続するライン23である。これらの
ライン21〜23には大電流が流れ、単相全波整流器5
のダイオードによる電流スイッチングがあるため、大き
な配線インダクタンスから電磁波ノイズを発生する。こ
れを低減するには、これらライン21〜23の長さを短
縮することが有効であり、この配線長短縮により大電流
通電に伴う無視できない抵抗電力損失も低減することが
できる。
【0036】また、磁気回路部品であるチョークコイル
1、6及び降圧トランス5の漏れ磁束が漏れ磁気回路を
通じて相互に与える電磁誘導効果は、結果的にバッテリ
10、11への高周波ノイズ電圧の印加を伴うので、低
減する必要がある。この電磁誘導効果の低減は、これら
磁気回路部品間の距離を確保することが有効であるが、
この磁気回路部品間の距離確保は、上述した配線インダ
クタンス及び配線抵抗の増加に伴う悪影響を増加すると
いうジレンマが生じる。この実施例では、このジレンマ
を図2、図3に示す回路部品配置で改善している。な
お、31、32は、この降圧型電力用DC−DCコンバ
ータの入力ターミナル、33は高位出力ターミナル、3
4は降圧トランス4の二次コイルの中性点に接続される
接地ターミナル、24は低圧側チョークコイル6の出力
端、26は低圧バッテリ11の正極端子につながるケー
ブルである。
【0037】すなわち、この実施例では、図2、図3に
示すように、磁気回路部品である高圧側チョークコイル
1、降圧トランス4及び低圧側チョークコイル6は、2
つのダイオードが樹脂封止されてなるモジュールである
単相全波整流器5の4つの側面の三方に個別に面して配
置されている。100は、これら重量部品又はヒートシ
ンク放熱冷却必要部品である降圧トランス4、単相全波
整流器5、チョークコイル6が載置されるアルミダイキ
ャスト製の金属基板(金属製回路部品載置板)であり、
200は、金属基板100上に配置された穴あきのプリ
ント基板である。
【0038】このようにすれば、電磁波ノイズ低減及び
配線抵抗損失低減上最も重要な、ライン21〜23を最
も短縮することができ、かつ、ライン21、22とライ
ン23とが直交しているので、両者間の相互インダクタ
ンスを低減して、これらライン間の高周波ノイズ電圧の
漏洩を良好に低減することができる。また、上記ライン
21〜23の配線長短縮にもかかわらず、磁気回路部品
である降圧トランス4、チョークコイル1、6をこれら
ライン21〜23の外側に配置しているので、これら磁
気回路部品間の漏れ磁束の影響すなわち相互インダクタ
ンスによる高周波ノイズ電圧の増大を抑止することがで
きる。
【0039】また、この実施例では、上記ライン21〜
23を、降圧トランス4及び低圧側チョークコイル6の
コイルを延長して形成しているので、部品点数を低減す
ることができる。
【0040】更に、この実施例では、金属基板100
は、低圧側チョークコイル6及び単相全波整流器5の直
下において台部101を有し、この台部は、ライン21
〜23が略水平に延在するように、低圧側チョークコイ
ル6及び単相全波整流器5の高さ方向の配置位置を調節
している。したがって、この実施例によれば、上記ライ
ン21〜23を最短化し、かつ、降圧トランス4及び低
圧側チョークコイル6のコイルの変形加工を簡素化し、
ブスバー状の各ラインの空間的干渉を低減することがで
きる。なお、金属基板100はアルミダイキャストであ
り、特別の製造工程の追加なしに台部101を増設する
ことができ、更にこの台部の熱容量の分だけ単相全波整
流器5に対するヒートシンク機能を増大することができ
る。また、電気電導性に優れた金属基板100はこの装
置内で生じる電磁波ノイズや交流漏れ磁束の外部への漏
洩を低減する。
【0041】(変形態様1)この降圧型電力用DC−D
Cコンバータの変形態様を図4に示す。
【0042】102は軟鋼板をプレス成形してなる金属
基板であり、103はこの金属基板102上に固定され
たヒートシンク兼高さ調整機能を果たす台部である。台
部103はアルミ板を切断加工して作製され、その頂面
に単相全波整流器5及び低圧側チョークコイル6が載
置、固定されている。台部103は、プレス成形により
形成された金属基板100の溝104に圧入、固定され
ているが、他の種々の固定方法を採用することができ
る。
【0043】本構成によれば、アルミダイキャスト工程
を必要としないので、製造コストの低減を図ることがで
き、更に金属基板102は軟鋼製であり、外部電磁波ノ
イズの装置内部への侵入及び内部スイッチングノイズの
外部への漏洩を良好に抑止することができ、安価な軟鋼
板の採用により不足するヒートシンク機能については、
軟鋼板にアルミ板製の台部103を固定することにより
解消している。なお、台部103は軟鋼製としてもよ
く、金属基板102をアルミ板としてもよい。
【0044】なお、この金属基板102は、図示しない
密閉金属ケースの底板部を兼ねている。
【0045】(変形態様2)この降圧型電力用DC−D
Cコンバータの変形態様を図5に示す。
【0046】この実施例は、図4において、軟鋼板(ア
ルミ板でもよい)製をプレス成形してなる金属基板10
5自体を上記プレス成形により台部105aを設けたも
のである。
【0047】106は、この台部105aの裏側の溝に
圧入されたヒートシンクマスとしてのアルミ部品である
が必要な部位にのみ用いればよく、低発熱部品直下では
不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の降圧型電力用DC−DCコンバータ
を用いた実施例装置の回路図である。
【図2】 図1に示す装置の要部平面図である。
【図3】 図1に示す装置の分解斜視図である。
【図4】 変形態様1を示す部分縦断面図である。
【図5】 変形態様2を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1は高圧側チョークコイル、2は平滑コンデンサ、3は
インバータ回路、4は降圧トランス、5は単相全波整流
器、6は低圧側チョークコイル、7は平滑コンデンサ、
10は高圧バッテリ、11は低圧バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松前 博 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H730 AS01 AS05 BB27 BB57 DD04 EE03 EE08 FD01 ZZ05 ZZ11 ZZ12 ZZ16 ZZ17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タ、 高圧バッテリに接続される入力端子と前記インバータの
    直流入力端との間に直列接続される高圧側チョークコイ
    ル、 前記インバータの一対の直流入力端間に並列接続される
    高圧側平滑コンデンサ、 前記インバータの出力交流電圧を降圧する降圧トラン
    ス、 前記降圧トランスの出力電圧を整流する単相全波整流
    器、 低圧バッテリに接続される出力端子と前記整流器の直流
    出力端との間に直列接続される低圧側チョークコイル、 前記低圧バッテリの両端間に並列接続される低圧側平滑
    コンデンサ、及び、 前記降圧トランス及び前記低圧側チョークコイルを搭載
    する金属製回路部品載置板と、 を備えるDC−DCコンバータにおいて、 前記高圧側チョークコイル、降圧トランス及び低圧側チ
    ョークコイルは、前記単相全波整流器を囲んで前記単相
    全波整流器の三方に個別に隣接配置され、 前記出力端子は、前記単相全波整流器の残る一方側に位
    置して前記単相全波整流器に近接配置されることを特徴
    とする降圧型電力用DC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の降圧型電力用DC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記降圧トランスの二次コイル及び前記低圧側チョーク
    コイルと前記単相全波整流器の入力端との間の各配線
    は、前記降圧トランスの二次コイル及び前記低圧側チョ
    ークコイルのコイルを前記単相全波整流器の入出力ター
    ミナルまで延設して形成されることを特徴とする降圧型
    電力用DC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の降圧型電力用DC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記金属製回路部品載置板は、前記単相全波整流器及び
    低圧側チョークコイルを嵩上げして前記、降圧トランス
    及び低圧側チョークコイル間のターミナル高さの差を低
    減する台部を有することを特徴とする降圧型電力用DC
    −DCコンバータ。
  4. 【請求項4】請求項3記載の降圧型電力用DC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記金属製回路部品載置板及び台部は、一体成形品から
    なることを特徴とする降圧型電力用DC−DCコンバー
    タ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の降圧型電力用DC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記金属製回路部品載置板及び台部は、軟鋼板のプレス
    成形品からなることを特徴とする降圧型電力用DC−D
    Cコンバータ。
  6. 【請求項6】請求項3記載の降圧型電力用DC−DCコ
    ンバータにおいて、 前記金属製回路部品載置板は、略平板上の軟鋼板からな
    り、 前記台部は、アルミ板からなることを特徴とする降圧型
    電力用DC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】回路基板を介することなく互いのターミナ
    ル同士が接続される複数の回路部品と、 各前記回路部品が載置される金属製回路部品載置板と、 を備える電子回路装置において、 前記金属製回路部品載置板は、前記各回路部品の前記タ
    ーミナル高さの差を低減する凹凸部を有するプレス成形
    金属板からなることを特徴とする電子回路装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の電子回路装置において、 前記金属製回路部品載置板は、軟鋼板のプレス成形品か
    らなることを特徴とする電子回路装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の電子回路装置において、 前記金属製回路部品載置板は、電磁遮蔽密閉ケースの一
    部を兼ねることを特徴とする電子回路装置。
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