JP2003023752A - ギア付モータ - Google Patents
ギア付モータInfo
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Abstract
保護装置等の取り付けも簡単にし、騒音、安全性も向上
させると共に、モータシャフトとギアの位置精度も向
上、安定させ低騒音、高耐久性で安価なギア付モータを
提供することを目的とする。 【解決手段】 分割され、樹脂にて絶縁を施したコア1
にコイル2をトロイダル巻線を施し、これを熱硬化性の
樹脂4により成形されてなるステータと、アルミダイカ
ストを施したロータコア5にシャフト6が締結され、こ
のシャフトに軸受7を備えたロータと、軸受7を保持す
るブラケット8を組み合わせてなるモータに、複数個の
ギアとこれを保持する軸、および軸受と、ベース板1
3、カバー板14からなるギアケースからなるギアユニ
ットを組み合わせる。
Description
き機、精米機等、各種家庭用電器製品に使用されるギア
付モータ。
ける正面図、図5は図4に示すギア付モータの上面図で
ある。図において、41はステータコア、42はコイ
ル、43はコア絶縁、45はロータコア、46はシャフ
ト、47は軸受、411は温度保護装置、412は第1
ギア、413はギアユニットのベース板、414はギア
ユニットを構成するギアケースのカバー板、415は反
負荷側ブラケット、416は負荷側ブラケットである。
にコア絶縁43を施し、巻枠によって巻装されたコイル
42を挿入し、このコイル上に温度保護装置411を縛
り固定してなる巻線完成品と、アルミダイカストを施し
てなるロータコア45にシャフト46を挿入固定し、こ
のシャフトに軸受47を固定してなるロータ完成品を、
負荷側は絶縁のために樹脂で形成されるブラケット41
6、反負荷側はアルミ等で形成されるブラケット415
で、組み立ててなるモータ部と、第1のギア412を含
む複数個のギアと軸受、軸受ピン、ワッシャ、スペーサ
等の部品を、プレス等で形成されたベース板413およ
び、カバー板414で組み立てられた半完成ギアケース
部を、モータ部の負荷側の樹脂ブラケット416の一部
はギアケースの軸受ピンを保持する構成で、このモータ
部をギアケースにネジ等で組み立てすることによりギア
ユニット完成となる構成を有していた。
処理等が施され、第1ギア412には浸炭焼き入れが施
されていることにより、ギアの耐久性を確保している。
の構成では以下のような課題を有している。
巻線方法の特徴としてコイルエンドの高さを押さえるこ
とは困難でありモータの厚みは大きくなるという課題が
ある。
上に縛り付ける等の方法により固定しなければならず、
非常に工数がかかるという課題がある。
いため、騒音、安全性等でも課題がある。
をモータ部の負荷側樹脂ブラケットで保持する構成であ
るため、モータ部を組み付けるまでは反完成品の状態で
あり、組立性が悪いという課題がある。言い換えれば、
モータ部の交換が困難でありサービス性にも課題があ
る。
も非常に精度のでにくい樹脂ブラケットの精度により決
定されるため、精度確保が困難となり騒音を発生した
り、ギアの耐久性を悪化させるという課題がある。
が、加工性が悪く、焼き入れ後の歪みが大きい等の課題
を有している。
で、モータの厚みを小さく押さえ、温度保護装置等の取
り付けも簡単にし、騒音、安全性も向上させると共に、
モータシャフトとギアの位置精度も向上、安定させ低騒
音、高耐久性で安価なギア付モータを提供することを目
的とする。
ために本発明は、分割され、樹脂にて絶縁を施したコア
にトロイダル巻線を施し、これを熱硬化性の樹脂により
成形されてなるステータと、アルミダイカストを施した
コアにシャフトが締結され、このシャフトに軸受を備え
たロータと、軸受を保持するブラケットを組み合わせて
なるモータに、複数個のギアとこれを保持する軸、およ
び軸受と、ギアケースからなるギアユニットを組み合わ
せ、ギアユニットを構成するギアケースのカバー板に、
モータの外被と共に成形されてなる樹脂フランジや、取
り付け金具等によりネジにてモータを固定し、ギアユニ
ットを構成するギアケースのカバー板に、モータの出力
軸側の軸受ハウジングの外径とはめ合い可能な穴を設
け、モータの軸受ハウジングを構成するブラケットを挿
入組立し、モータシャフトにタフトライド処理、第1ギ
アに、酸化被膜処理を施し、モータの外被に温度保護装
置を固定する溝を設け、この溝に温度保護装置を固定
し、ギアユニットを構成するギアケースのカバー板に温
度保護装置を挟み込んでモータを取り付ける構造とし
た。
は、分割され、樹脂にて絶縁を施したコアにトロイダル
巻線を施し、これを熱硬化性の樹脂により成形されてな
るステータと、アルミダイカストを施したコアにシャフ
トが締結され、このシャフトに軸受を備えたロータと、
軸受を保持するブラケットを組み合わせてなるモータ
に、複数個のギアとこれを保持する軸、および軸受と、
ギアケースからなるギアユニットを組み合わせたことを
特徴とするギア付モータであり、コイルエンドの高さを
低くすることができ、また、電動機騒音を低減すること
ができる。
構成するギアケースのカバー板に、モータの外被と共に
成形されてなる樹脂フランジや、取り付け金具等により
ネジにてモータを固定したことを特徴とする請求項1記
載のギア付モータであり、その取付が容易になる。
構成するギアケースのカバー板に、モータの出力軸側の
軸受ハウジングの外径とはめ合い可能な穴を設け、モー
タの軸受ハウジングを構成するブラケットを挿入組立し
たことを特徴とする請求項1記載のギア付モータであ
り、高精度にモータの出力軸の位置決めをすることがで
きる。
およびモータシャフトに噛み合うギアユニットの第1ギ
アのいずれか一方にタフトライド処理、他方に酸化被膜
処理を施したことを特徴とする請求項1記載のギア付モ
ータであり、モータシャフトの摩耗を低減することがで
きる。
にタフトライド処理、第1ギアに、酸化被膜処理を施し
たことを特徴とする請求項4記載のギア付モータであ
り、モータシャフトの摩耗を低減することができる。
温度保護装置を固定する溝を設け、この溝に温度保護装
置を固定し、ギアユニットを構成するギアケースのカバ
ー板に温度保護装置を挟み込んでモータを取り付ける構
造を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に
記載のギア付モータであり、組立工数を少なくすること
ができる。
求項6のいずれか1項に記載のギア付モータを搭載した
ことを特徴とする電気機器であり、電気機器の小型、低
騒音および長寿命化ができる。
ら図3を用いて説明する。
る正面図、図2は図1に示すギア付モータの上面図であ
る。また、図3はモータシャフトと第1ギア部の拡大図
である。1はステータコア、2はコイル、3はコア絶
縁、4は外被を構成する樹脂、5はアルミダイカストが
施されたロータコア、6はシャフト、7は軸受、8はブ
ラケット、9はモータ外被と一体で形成された樹脂フラ
ンジ、10はモータ固定ネジ、11はプロテクタ、12
はモータシャフトと噛み合う第1ギア、13はベース
板、14はカバー板である。
コイル2をトロイダル巻線を施し、これを熱硬化性の樹
脂4により成形されてなるステータと、アルミダイカス
トを施したロータコア5にシャフト6が締結され、この
シャフトに軸受7を備えたロータと、軸受7を保持する
ブラケット8を組み合わせてなるモータに、複数個のギ
アとこれを保持する軸、および軸受と、ベース板13、
カバー板14からなるギアケースからなるギアユニット
を組み合わせることでモータ部の厚みは小さくなり、低
騒音化が図れ、安全性も向上する。またモータ部とギア
ユニット部の組立が独立し組み立て易くなる。言い換え
れば、モータ部の交換が容易でありサービス性も向上す
る。
ー板14に、モータの外被と共に成形されてなる樹脂フ
ランジ9や、取り付け金具等によりネジ10にてモータ
を固定することによりモータ部とギア部の組立が簡単に
なる。
ー板14に、モータの出力軸側の軸受ハウジングを構成
するブラケット8の外径とはめ合い可能な穴を設け、モ
ータにこのブラケット8を挿入組立することにより位置
精度を高める。
1ギア12に、酸化被膜処理を施す。モータシャフトは
通常S45Cの生材でHRC20程度であり、タフトラ
イド処理(軟窒化処理)を施すことでHRC65程度に
硬くなる。これに噛み合う第1ギアは浸炭焼き入れする
ことによりHRC40程度の硬さになるが、高価で、高
温であることにより歪みも大きいため、HRC30程度
になる酸化被膜処理を施す。酸化被膜処理としては、そ
の表面に四酸化鉄(Fe3O4)を形成することができ
るブルーイング処理を施すとよい。
ギアにタフトライド処理を施してもよい。
を設け、この溝に温度保護装置であるプロテクタ11を
固定し、ギアユニットを構成するギアケースのカバー板
14に温度保護装置であるプロテクタ11を挟み込んで
モータを取り付ける構造とすることで巻線に縛り付ける
といった作業もなくなり組立易くなる。
押さえられ、温度保護装置等の取り付けも簡単にし、騒
音、安全性も向上させると共に、モータシャフトとギア
の位置精度も向上、安定させ低騒音、高耐久性で安価な
ギア付モータを提供することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 分割され、樹脂にて絶縁を施したコアに
トロイダル巻線を施し、これを熱硬化性の樹脂により成
形されてなるステータと、アルミダイカストを施したコ
アにシャフトが締結され、このシャフトに軸受を備えた
ロータと、軸受を保持するブラケットを組み合わせてな
るモータに、複数個のギアとこれを保持する軸、および
軸受と、ギアケースからなるギアユニットを組み合わせ
たことを特徴とするギア付モータ。 - 【請求項2】 ギアユニットを構成するギアケースのカ
バー板に、モータの外被と共に成形されてなる樹脂フラ
ンジや、取り付け金具等によりネジにてモータを固定し
たことを特徴とする請求項1記載のギア付モータ。 - 【請求項3】 ギアユニットを構成するギアケースのカ
バー板に、モータの出力軸側の軸受ハウジングの外径と
はめ合い可能な穴を設け、モータの軸受ハウジングを構
成するブラケットを挿入組立したことを特徴とする請求
項1記載のギア付モータ。 - 【請求項4】 モータシャフトおよびモータシャフトに
噛み合うギアユニットの第1ギアのいずれか一方にタフ
トライド処理、他方に酸化被膜処理を施したことを特徴
とする請求項1記載のギア付モータ。 - 【請求項5】 モータシャフトにタフトライド処理、第
1ギアに、酸化被膜処理を施したことを特徴とする請求
項4記載のギア付モータ。 - 【請求項6】 モータの外被に温度保護装置を固定する
溝を設け、この溝に温度保護装置を固定し、ギアユニッ
トを構成するギアケースのカバー板に温度保護装置を挟
み込んでモータを取り付ける構造を特徴とする請求項1
から請求項5のいずれか1項に記載のギア付モータ。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項に
記載のギア付モータを搭載したことを特徴とする電気機
器。
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---|---|---|---|---|
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4861302U (ja) * | 1971-11-13 | 1973-08-04 | ||
JPH0759296A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-03-03 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モータ |
JPH0880002A (ja) * | 1994-09-01 | 1996-03-22 | Sanwa Chem Kk | モールドモーター |
JPH09111407A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-28 | Toa Steel Co Ltd | 低歪み型浸炭焼入れ歯車用鋼材 |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001205851A patent/JP4682466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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US7633197B2 (en) | 2004-02-17 | 2009-12-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dynamoelectric machine |
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