JP2003021574A - 車両衝突試験装置 - Google Patents

車両衝突試験装置

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JP2003021574A
JP2003021574A JP2002148425A JP2002148425A JP2003021574A JP 2003021574 A JP2003021574 A JP 2003021574A JP 2002148425 A JP2002148425 A JP 2002148425A JP 2002148425 A JP2002148425 A JP 2002148425A JP 2003021574 A JP2003021574 A JP 2003021574A
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vehicle
hook
barrier
towing
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Takashi Kojima
隆司 児島
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 けん引装置16に、車両を連結するため
に車両が走行する走行路面12a上に突出させたフック
31を設け、けん引装置16がバリア13から所定距離
手前の位置に達したときに、フック31の突出状態をフ
ック突出解除手段58で解除する。 【効果】 けん引手段がバリアから所定距離手前の位置
に達したときは、走行路面からフックが突出しなくな
り、試験車の走行を阻害することがなって、試験車の衝
突試験を精度よく実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突試験をより精
度よく実施するのに好適な車両衝突試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突試験を実施するには、実際の
車両をバリア(固定壁)に衝突させる実車試験が一般的
に行われる。このような試験を行う車両衝突試験装置と
しては、例えば、特開平8−145839号公報「車両
衝突試験装置における連結ワイヤーの外れ止め装置」が
知られている。
【0003】同公報の図1及び図2には、衝突バリア1
1(符号は公報に記載されているものを使用した。以下
同様。)の手前の走行路に溝部1を設け、この溝部1に
ガイドレール2を敷設し、このガイドレール2にテスト
車両Vを衝突バリア11へ誘導するためのスケーターS
を移動可能に取付けるとともに、ガイドレール2に、牽
引用ワイヤロープWaに取付けるとともにスケーターS
に連結したスケーター26を移動可能に取付け、ガイド
レール2の衝突バリア11側の端部に、スケーターS,
26を衝突させるためのストライカー35を取付けた車
両衝突試験装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、スケー
ターS、スケーター26及びストライカー35は、どれ
も床面より上方に突出している。例えば、衝突バリア1
1をテスト車両Vの進行方向に対して左右にオフセット
させて衝突させるオフセット衝突試験では、基準のオフ
セット量に対するテスト車両Vのオフセット誤差を小さ
くするために衝突バリア11にテスト車両Vをスケータ
ーSでできるだけ近づけて衝突させる必要があり、衝突
直後にテスト車両Vが上記したスケーターS、スケータ
ー26又はストライカー35に当たったり、テスト車両
Vの走行路の溝部1の幅が大きいために、衝突後にテス
ト車両Vの車輪が溝部1に嵌まって、衝突試験が精度よ
く実施されず、再試験などの手間を要していた。
【0005】そこで、本発明の目的は、車両衝突試験装
置を改良することで、衝突試験をより精度よく実施する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、試験車をけん引手段を用いてバリアの近
傍までけん引し、けん引の途中で試験車をけん引手段か
ら切り離し、バリアに衝突させる車両衝突試験装置にお
いて、けん引手段に、試験車を連結するために試験車が
走行する走行路面上に突出させたフックを設け、けん引
手段がバリアから所定距離手前の位置に達したときに、
フックの突出状態をフック突出解除手段で解除すること
を特徴とする
【0007】フック突出解除手段を設けたことで、けん
引手段がバリアから所定距離手前の位置に達したとき
は、走行路面からフックが突出しなくなり、試験車の走
行を阻害することがなって、試験車の衝突試験を精度よ
く実施することができる。
【0008】請求項2は、フック突出解除手段を、けん
引手段にスイング可能に取付たフックと、けん引手段が
バリアから所定距離手前の位置に達したときにフックを
走行路面より下方に倒すフック傾倒手段とから構成した
ことを特徴とする。
【0009】けん引手段がバリアから所定距離手前の位
置に達したときは、フック傾倒手段でフックを走行路面
より下方に倒すことができ、試験車がバリアに衝突する
とき及び衝突した後に走行路面から突出するものが全く
なくなるため、試験車の走行を阻害することがなく、試
験車の衝突試験をより一層精度よく実施することができ
る。
【0010】請求項3は、けん引手段を停止させるため
にバリア側に制動手段を設け、この制動手段にフック傾
倒手段を設けたことを特徴とする。フック傾倒手段を制
動手段に設けたことで、けん引手段がバリアから所定距
離手前の位置に達したときは、フック傾倒手段でフック
を走行路面より下方に倒すことができ、試験車がバリア
に衝突するとき及び衝突した後に走行路面から突出する
ものが全くなくなるため、試験車の走行を阻害すること
がなく、試験車の衝突試験をより一層精度よく実施する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る車両衝突試験装置の側
面図であり、車両衝突試験装置10は、試験車としての
車両11が走行する走行路12と、この走行路12の端
に設けたバリア13と、走行路12の走行路面12aに
設けた凹部15と、車両11をけん引するために凹部1
5内に移動可能に設けたけん引手段としてのけん引装置
16と、車両11の直進性を高める目的で車両11に後
方への引張力を与えるために凹部15内に移動可能に設
けた引張装置17と、これらのけん引装置16及び引張
装置17を停止させるためにバリア13のほぼ下方の凹
部15内に設けた制動装置18と、けん引装置16及び
引張装置17をバリア13側に移動させるために図示せ
ぬケーブル送り装置でバリア13側に送るようにしたケ
ーブル21とからなる。なお、22は車両11とけん引
装置16とを連結する前部連結ワイヤ、23は車両11
と引張装置17とを連結する後部連結ワイヤ、24はバ
リア13を固定する前壁である。
【0012】図2は本発明に係る車両衝突試験装置の平
面図であり、バリア13を、車両11の最大幅W1(ド
アミラーは除く)に対して所定割合のオーバラップ量W
2だけ運転席側(この場合は車両11の右側)からオー
バラップさせて衝突させるオフセット衝突の条件を設定
した状態を示す。なお、前部連結ワイヤ22は車両11
の前部の2ヶ所からけん引装置16に連結し、後部連結
ワイヤ23は車両11の後部の1ヶ所から引張装置17
に連結する。
【0013】図3は本発明に係るけん引装置の側面図で
あり、けん引装置16は、走行路面12aの下方に設け
たガイドレール26,26(一方のガイドレール26は
不図示)と、これらのガイドレール26,26に各ホイ
ール27,27を介して走行自在に取付けた主けん引部
28と、この主けん引部28にスイング可能に取付ける
とともに前部連結ワイヤ22に掛けるフック31と、主
けん引部28の走行方向に一定距離移動可能に取付けた
スライド部材32と、このスライド部材32を高位置に
保持すべく主けん引部28に設けたスライド部材保持部
33,33とからなる。なお、11aは車両11側の前
部フック、36はケーブル21に当てるためにフック3
1の下部に設けた当て板、37はフック31の時計回り
の回転を規制するストッパ片、38は凹部15の底板、
41は土台である。ケーブル21は、スライド部材保持
部33,33に載った状態のスライド部材32とフック
31とで中間部材34を介して挟まれる。
【0014】フック31は、主けん引部28に取付けた
支軸42を中心にスイングする部材である。スライド部
材32は、板状の部材の上面に中間部材34に当てたロ
ーラ43,43を取付け、下面にスライド部材保持部3
3,33に当てたローラ44,44を設けたものであ
る。なお、34a,34bはローラ43,43に当てる
ために中間部材34に設けたローラ当て部である。
【0015】図4は図3の4−4線断面図であり、凹部
15の底板38に断面コ字状のガイドレール26,26
をナット46・・・(・・・は複数個を示す。以下同様。)及
びボルト47・・・で取付け、これらのガイドレール2
6,26にホイール27,27を介して主けん引部28
を吊り下げた状態を示す。主けん引部28は、断面コ字
状の本体48の両側に補強板51,51を取付け、これ
らの補強板51,51にホイール27,27をそれぞれ
回転可能に取付けた部材である。
【0016】図中14,14は、凹部15の上部開口部
を塞ぐために走行路面12aにボルト14a・・・で着脱
可能に取付けたカバーであり、凹部15の両端部側から
それぞれフック31側に張り出すように且つ紙面の表裏
方向に複数に分割して配置した部材である。
【0017】フック31の幅WHは、ガイドレール2
6,26の幅WRよりも小さくしたものであり、カバー
14,14間に形成したスリット52の幅WSは、フッ
ク31の幅WHよりわずかに大きくするとともに車両1
1(図2参照)のタイヤ幅よりも小さくしたものであ
る。
【0018】図5は本発明に係る制動装置の断面図であ
り、制動装置18は、けん引装置16(図3参照)のス
ライド部材32(図3参照)を衝突させるストッパとし
てのマス54と、このマス54を押し出す方向に弾性力
を発生させるスプリング55と、これらのマス54及び
スプリング55を収納するケース56と、このケース5
6の上部にけん引装置16のフック31(図3参照)を
倒すために設けたフック傾倒手段としてのフック傾倒用
バー57とからなる。上記フック31及びフック傾倒用
バー57は、請求項1に記載したフック突出解除手段5
8を構成する部材である。
【0019】図6は本発明に係る引張装置の側面図であ
り、引張装置17は、ガイドレール26,26(一方の
ガイドレール26は不図示)に各ホイール27,27を
介して走行自在に取付けた主引張部61と、この主引張
部61にスイング可能に取付けるとともに後部連結ワイ
ヤ23に掛けるフック62と、主引張部61の走行方向
に一定距離移動可能に取付けたスライド部材32と、こ
のスライド部材32を高位置に保持すべく主引張部61
に設けたスライド部材保持部63,63とからなる。な
お、11bは車両11側の後部フック、65はフック6
2の反時計回りの回転を規制するストッパ片である。フ
ック62は、主引張部61に取付けた支軸67を中心に
スイングする部材である。
【0020】以上に述べた車両衝突試験装置の作用を次
に説明する。図7(a)〜(d)は本発明に係る車両衝
突試験装置の作用を説明する第1作用図であり、車両が
停止した状態から衝突するまでの過程を順に説明する。
(a)は車両が停止した状態を示す。車両11は、けん
引装置16及び引張装置17に連結されていない。
【0021】(b)はケーブル21のバリア13側への
送りを開始し、けん引装置16で車両11をけん引する
とともに引張装置17で車両11に後方への引張力を作
用させた状態を示す。
【0022】(c)は車両11がバリア13へ衝突する
直前に、バリア13から所定距離手前の位置でけん引装
置16を制動装置18に当て始め、けん引装置16の制
動を開始するとともにけん引装置16から車両11を切
り離す状態を示す。
【0023】(d)は車両11がバリア13に衝突した
際に、制動装置18にてけん引装置16の制動を継続す
るとともに、けん引装置16に引張装置17を当てて引
張装置17を制動する状態を示す。
【0024】図8(a),(b)は本発明に係る車両衝
突試験装置の作用を説明する第2作用図であり、(a)
は図7(a)に示したけん引装置16及び引張装置17
の拡大図、(b)は図7(b)に示したけん引装置16
及び引張装置17の拡大図である。(a)において、け
ん引装置16のフック31は前部連結ワイヤ22から外
れた状態にあり、引張装置17のフック62は後部連結
ワイヤ23から外れた状態にある。
【0025】(b)において、ケーブル21が前方に送
られると、ケーブル21の自重によってケーブル21と
中間部材34,34とに摩擦力が発生する。この時、引
張装置17側の中間部材34をけん引装置16側の中間
部材34よりも低くしておけば、ケーブル21と引張装
置17側の中間部材34との摩擦力を小さくすることが
でき、引張装置17のバリア13側への進行速度をけん
引装置16のバリア13側への進行速度よりも遅くする
ことができる。
【0026】従って、けん引装置16が進行すること
で、フック31を前部連結ワイヤ22に掛けることがで
き、この結果、けん引装置16で車両11(図7(b)
参照)を引き、更に、車両11を引くことで、後部連結
ワイヤ23をフック62に掛けることができ、引張装置
17によって車両11に後方への引張力を与えることが
できる。
【0027】図9(a),(b)は本発明に係る車両衝
突試験装置の作用を説明する第3作用図であり、(a)
は図7(c)に示したけん引装置16の拡大図、(b)
は図7(d)に示したけん引装置16の拡大図である。
(a)において、けん引装置16のスライド部材32の
先端が、制動装置18のマス54に当たると、マス54
は白抜き矢印の向きにスプリング55(図5参照)の弾
性力に抗して移動し、制動装置18はけん引装置16の
衝突時の衝撃を緩和する。これとともに、スライド部材
32はスライド部材保持部33,33から矢印の向きに
落下し始める。
【0028】この結果、スライド部材32のローラ4
3,43に載っていた中間部材34がケーブル21とと
もに下降し始める。更に、制動装置18のフック傾倒用
バー57がフック31の前部に当たるため、上記したケ
ーブル21の下降も手伝って、フック31は支軸42を
中心にして矢印の向きに倒れ始める。このようにして、
前部連結ワイヤ22からフック31が外れ始める。
【0029】(b)において、更に、けん引装置16が
移動すると、スライド部材32の先端はマス54を更に
前方へ移動させるとともにスライド部材32は落下し、
これに伴って、中間部材34及びケーブル21は更に下
降し、また、フック傾倒用バー57はフック31を更に
押し倒すため、フック31は車両が衝突する直前に走行
路面12aの下に隠れ、衝突時及び衝突後もフック31
はその状態を継続する。
【0030】図10は本発明に係る車両衝突試験装置の
作用を説明する第4作用図であり、図7(d)に示した
引張装置17の拡大図である。車両が衝突する直前から
それ以降では、引張装置17のスライド部材32がけん
引装置16の後部に衝突する。これによって、スライド
部材32はスライド部材保持部63,63から落下する
ため、これに伴って中間部材34及びケーブル21が落
下する。この結果、フック62の下方にフック62の回
転を規制するものがなくなり、衝突時の慣性力がフック
62に作用して、フック62は支軸67を中心にして矢
印の向きに倒れ、走行路面12aの下に隠れる。
【0031】図11は本発明に係る車両衝突試験装置の
作用を説明する第5作用図であり、車両11がバリア1
3に衝突した直後にバリア13に跳ね返されて斜めに後
退した状態を示す。この時、走行路面12aにはフック
31,62が突出しないため、衝突直後に車両11に当
たることがない。また、スリット52の幅を小さくした
ため、車輪11d・・・がスリット52に嵌まることがな
い。
【0032】以上の図1、図5及び図9で説明したよう
に、本発明は第1に、車両11をけん引装置16を用い
てバリア13の近傍までけん引し、けん引の途中で車両
11をけん引装置16から切り離し、バリア13に衝突
させる車両衝突試験装置10において、けん引装置16
に、車両11を連結するために車両11が走行する走行
路面12a上に突出させたフック31を設け、けん引装
置16がバリア13から所定距離手前の位置に達したと
きに、フック31の突出状態をフック突出解除手段58
で解除することを特徴とする。
【0033】フック突出解除手段58を設けたことで、
けん引装置16がバリア13から所定距離手前の位置に
達したときは、走行路面12aからフック31が突出し
なくなり、車両11の走行を阻害することがなって、車
両11の衝突試験を精度よく実施することができる。
【0034】本発明は第2に、フック突出解除手段58
を、けん引装置16にスイング可能に取付たフック31
と、けん引装置16がバリア13から所定距離手前の位
置に達したときにフック31を走行路面12aより下方
に倒すフック傾倒用バー57とから構成したことを特徴
とする。
【0035】けん引装置16がバリア13から所定距離
手前の位置に達したときは、フック傾倒用バー57でフ
ック31を走行路面12aより下方に倒すことができ、
車両11がバリア13に衝突するとき及び衝突した後に
走行路面12aから突出するものが全くなくなるため、
車両11の走行を阻害することがなく、車両11の衝突
試験をより一層精度よく実施することができる。
【0036】本発明は第3に、けん引装置16を停止さ
せるためにバリア13側に制動装置18を設け、この制
動装置18にフック傾倒用バー57を設けたことを特徴
とする。
【0037】フック傾倒用バー57を制動装置18に設
けたことで、けん引装置16がバリア13から所定距離
手前の位置に達したときは、フック傾倒用バー57でフ
ック31を走行路面12aより下方に倒すことができ、
車両11がバリア13に衝突するとき及び衝突した後に
走行路面12aから突出するものが全くなくなるため、
車両11の走行を阻害することがなく、車両11の衝突
試験をより一層精度よく実施することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の車両衝突試験装置は、けん引手段に、
試験車を連結するために試験車が走行する走行路面上に
突出させたフックを設け、けん引手段がバリアから所定
距離手前の位置に達したときに、フックの突出状態をフ
ック突出解除手段で解除するので、けん引手段がバリア
から所定距離手前の位置に達したときは、走行路面から
フックが突出しなくなり、試験車の走行を阻害すること
がなって、試験車の衝突試験を精度よく実施することが
できる。
【0039】請求項2の車両衝突試験装置は、フック突
出解除手段を、けん引手段にスイング可能に取付たフッ
クと、けん引手段がバリアから所定距離手前の位置に達
したときにフックを走行路面より下方に倒すフック傾倒
手段とから構成したので、けん引手段がバリアから所定
距離手前の位置に達したときは、フック傾倒手段でフッ
クを走行路面より下方に倒すことができ、試験車がバリ
アに衝突するとき及び衝突した後に走行路面から突出す
るものが全くなくなるため、試験車の走行を阻害するこ
とがなく、試験車の衝突試験をより一層精度よく実施す
ることができる。
【0040】請求項3の車両衝突試験装置は、けん引手
段を停止させるためにバリア側に制動手段を設け、この
制動手段にフック傾倒手段を設けたので、けん引手段が
バリアから所定距離手前の位置に達したときは、フック
傾倒手段でフックを走行路面より下方に倒すことがで
き、試験車がバリアに衝突するとき及び衝突した後に走
行路面から突出するものが全くなくなるため、試験車の
走行を阻害することがなく、試験車の衝突試験をより一
層精度よく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両衝突試験装置の側面図
【図2】本発明に係る車両衝突試験装置の平面図
【図3】本発明に係るけん引装置の側面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明に係る制動装置の断面図
【図6】本発明に係る引張装置の側面図
【図7】本発明に係る車両衝突試験装置の作用を説明す
る第1作用図
【図8】本発明に係る車両衝突試験装置の作用を説明す
る第2作用図
【図9】本発明に係る車両衝突試験装置の作用を説明す
る第3作用図
【図10】本発明に係る車両衝突試験装置の作用を説明
する第4作用図
【図11】本発明に係る車両衝突試験装置の作用を説明
する第5作用図
【符号の説明】
10…車両衝突試験装置、11…試験車(車両)、12
a…走行路面、13…バリア、16…けん引手段(けん
引装置)、18…制動手段(制動装置)、31…フッ
ク、57…フック傾倒手段(フック傾倒用バー)、58
…フック突出解除手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験車をけん引手段を用いてバリアの近
    傍までけん引し、けん引の途中で前記試験車をけん引手
    段から切り離し、バリアに衝突させる車両衝突試験装置
    において、 前記けん引手段に、前記試験車を連結するために試験車
    が走行する走行路面上に突出させたフックを設け、けん
    引手段が前記バリアから所定距離手前の位置に達したと
    きに、前記フックの突出状態をフック突出解除手段で解
    除することを特徴とする車両衝突試験装置。
  2. 【請求項2】 前記フック突出解除手段は、前記けん引
    手段にスイング可能に取付た前記フックと、けん引手段
    が前記バリアから所定距離手前の位置に達したときにフ
    ックを走行路面より下方に倒すフック傾倒手段とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の車両衝突試験装置。
  3. 【請求項3】 前記けん引手段を停止させるために前記
    バリア側に制動手段を設け、この制動手段に前記フック
    傾倒手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の車両
    衝突試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114088371A (zh) * 2021-11-18 2022-02-25 中车长春轨道客车股份有限公司 城铁车车门智能障碍物试验装置

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