JP2003019695A - 食品細断装置 - Google Patents
食品細断装置Info
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Abstract
一かつ正確に細断し,食品の浪費を低減することが可能
な食品細断装置を提供すること。 【解決手段】 載置された切断物2を切断方向に移送す
るコンベヤ1と;コンベヤにより移送された切断物2を
切断方向に加圧移動させる供給ロール20と;所定間隔
で配設された複数の針板32aを有する圧着ロール32
と,針板32aと周縁が相互に重なるように所定間隔で
配設された複数の円形切断刃34aを有する横切断ロー
ル34とを備え,圧着ロール32と横切断ロール34の
間を経る切断物2を略帯状に切断する横切断装置30
と;略帯状に切断された切断物2を切断台に供給する引
き出しロールと;縦切断刃66が駆動軸を中心に高速回
転しながら,切断物2を鋏みきるように一側から順次切
断する縦切断装置60と;からなることを特徴とする食
品細断装置が提供される。
Description
かり,特に,所定の厚さで一次切断された牛肉,豚肉,
鳥肉,魚類のような食肉は勿論,ハム,チーズ,果物,
野菜などの各種食品をダイス状に細断する食品細断装置
に関する。
国料理の一つ:肉天ぷらのあんかけ)またはカレーなど
の料理を作るためには,各種食品を小さい立方体状(ダ
イス状)に細く切断(細断)する必要がある。しかしな
がら,かかる各種食品を一々手作業により細断すると,
調理に時間と手間がかかり,また非衛生的であるという
問題がある。
品を細断するのにより多くの時間と労力が必要であり,
また細断された食品の形が不均一で商品性に劣るなど,
非効率的な問題も多かった。
調理する訳ではないので手作業でも対応できるが,特
に,各種飲食店や肉屋などのように大量の料理を迅速に
調理して提供する場合や多量の食品を販売する場合に
は,調理者や販売者が食品を一々手作業で細断すること
は,極めて非効率的であった。
種食品を機械的に細断する切断機器(ダイサ)が提供さ
れた。
来の切断機器は,食品を細断するための構造が非常に複
雑であり,さらに,かなり大型で高価であるという問題
がある。このため,広い設置スペースが必要であり,か
つ運搬が困難であるという設置上の問題を有するので,
一般に汎用されず,限られた特定ユーザだけに利用され
ているというのが実状である。
を目的とするものが大部分であり,また,その構造上,
食品の積載移送と切断を連続的に行えないので,切断し
たい食品を投入口に直接押し込まなければならないとい
う問題もあった。
ではないという問題があった。特に,肉の筋などは,立
方体状に正確に切断されずにつぶれた状態となり,完全
に切断されない場合もあった。また,不正確な切断によ
ってロス(損失)が生じてしまい,食品の浪費を来すと
いう問題があった。
のであり,本発明の目的は,小型かつ低価であり,食品
を細断する構造が簡単で,食品を正確に切断することに
より食品の切断形状が常に均一になるとともに,切断面
が好適で,切断過程における切断物の損失を防止するこ
とにより食品の浪費を低減することが可能な,新規かつ
改良された食品細断装置を提供することである。
め,本発明の第1の観点によれば,載置された切断物を
切断方向に移送するコンベヤと;切断物の移動経路上に
弾設され,外周面に所定形状の凹凸が形成され,コンベ
ヤにより移送された切断物を切断方向に加圧移動させる
供給ロールと;複数の円形切断刃が外周面に所定間隔で
配設された横切断ロールと,外周縁が円形切断刃間に介
在する複数の針板が外周面に配設された圧着ロールとを
備え,供給ロールから供給された切断物を所定幅で複数
の略帯状に切断する横切断装置と;略帯状に切断された
切断物を,切断台に供給する引き出しロールと;駆動モ
ータによる動力を伝達する駆動軸と,駆動軸を中心に高
速回転する回転体と,回転体の先端に設置される縦切断
刃とを有し,縦切断刃が,切断台の前面に形成された切
断湾曲面に対して相互接面して,略帯状に切断された切
断物を鋏みきるように一側から順次切断する縦切断装置
と;縦切断装置により切断された切断物を,支持容器に
案内するホッパーと;からなることを特徴とする,食品
細断装置が提供される。
対して所定の傾斜角を有するように傾斜して設置される
よう構成してもよい。
して水平に設置され,縦切断刃は,切断台に対して所定
の傾斜角を有する傾斜刃部を備えるよう構成してもよ
い。
れ,略帯状に切断された切断物を切断台に引き出すよう
構成してもよい。
ともいずれか一つは,切断物の切断厚さに応じて好適な
圧力が保持されるように,昇降操作可能に弾設されるよ
う構成してもよい。
る切断時における切断物の略水平方向への滑動を防止す
るための所定形態の凹凸が形成されるよう構成してもよ
い。
物との摩擦力を高めるための略ローレット(Knurl
ing)形態の凹凸が形成されるよう構成してもよい。
は,縦切断刃が駆動軸を中心に高速回転する際の回転体
のバランスを調節する中心錐が延長形成されるととも
に,中心錐には必要に応じて補助中心錐が着脱自在に設
置されるよう構成してもよい。
ル,横切断ロール及び引き出しロールは,一つの駆動モ
ータから動力が伝達され,切断物を切断方向に移動させ
るよう各々回転するよう構成してもよい。
じ止めして縦切断刃を挟持することにより,縦切断刃は
回転体に対して着脱自在に設置できるよう構成してもよ
い。
外周面には,略帯状に切断された切断物を排出するため
の複数の排出用針板が所定間隔で配設されるとともに,
食品細断装置は,切断物の排出経路上に設置され,一端
部が切断台に配置される排出ガイドを備え,さらに,排
出ガイドは,排出用針板の円周方向に沿って上方に所定
距離にわたり湾曲した排出湾曲面を有するよう構成して
もよい。
には,排出された略帯状に切断された切断物の過剰上昇
をそれぞれ防止するための上昇防止突起,を排出端部側
に有するカラーを,それぞれさらに備えるよう構成して
もよい。
断刃部には,所定深さのアンダカットが所定ピッチで形
成され,アンダカットの間に切断刃片が放射状にそれぞ
れ分割形成されるよう構成してもよい。
転方向側にある各切断刃片の一側端が,回転方向とは反
対方向に所定角度傾斜するように形成されるよう構成し
てもよい。
断刃の両側に一対となって配設され,円形切断刃の近傍
で切断物を支持して移送するよう構成してもよい。
本発明にかかる食品細断装置の好適な実施の形態につい
て詳細に説明する。なお,以下の説明および添付図面に
おいて,略同一の機能構成を有する構成要素について
は,同一の符号を付することにより重複説明を省略する
ことにする。
実施形態にかかる食品細断装置について詳細に説明す
る。
の細断構造を示す側断面図である。本体1の一側上部に
は,コンベヤ10が,ガイドロール12によって支持さ
れている。このコンベヤ10は,所定の厚さに一次切断
された所定の切断物2を積載して,切断方向に移送する
ことができる。なお,コンベヤ10の外周面には,切断
物2を安定的に移送するために,所定形態の凹凸(図示
せず)を形成することが好ましい。
ロール20が,回転自在に設置されており,切断物2を
安定的に排出するように案内する。この供給ロール20
は,切断物2の厚さに応じて,コンベヤ10に対して昇
降可能にスプリング23で弾力設置され,切断物2に対
して好適な加圧力を有するように設置されることが好ま
しい。また,供給ロール20の外周面には,切断物2を
安定的に移送するために所定の形態の凹凸22が形成さ
れている。
は,当該コンベヤ10に沿って移送された切断物2を,
移送方向に沿って所定幅で略帯状に細切りして切断(以
下では,横で細断という)する横切断装置30が設置さ
れている。かかる横切断装置30は,供給ロール20か
ら離隔して水平設置され,外周面上に複数の針板32a
が所定間隔に配設された圧着ロール32と,かかる圧着
ロール32の略直下方に設置され,外周面上には複数の
円形切断刃34aが圧着ロール32の各針板32aの間
に介在するように所定間隔で配設された横切断ロール3
4とを含む。
4aは,その外周縁の刃が各針板32aの外周端部と互
い違いになるように設置されている。このため,円形切
断刃34aの間に移送される切断物2が,圧着ロール3
2により安定的に挿入されて移送されるので,各円形切
断刃34aは,図1の拡大抜粋図に示すように,かかる
切断物を各々所定の幅で横方向(切断物の進行方向に沿
った方向)に切断することができる。
れる切断物2の幅は,圧着ロール32の針板32aと横
切断ロール34の円形切断刃34aの配列間隔を狭くま
たは広くすることで調節可能である。また,圧着ロール
32は,切断物2の厚さに応じて好適な加圧力が保持で
きるように,横切断ロール34に対する位置を調節可能
に設置されることが好ましい。
された切断物2を後述する縦切断装置60に排出する一
対の引き出しロール40,42が,回転自在に設置され
ている。かかる引き出しロール40,42の外周面に
は,図2に示すように,引き出される切断物2に対する
相互加圧摩擦力を増加させるために,例えばローレット
(Knurling)形態の凹凸40a,42aが各々
形成されている。
両端部がスプリング41aを介して弾設された昇降片4
1に連結されており,切断物2の厚さに応じて下側の引
き出しロール42に対し自動的に昇降操作される。ま
た,下側の引き出しロール42は,その露出される外周
面の上端が,後述する切断台50の上面と略同一な高さ
となるように配設されている。従って,一対の引き出し
ロール40,42は,横切断装置30により横で細断さ
れた切断物2を,好適な加圧摩擦力で安定して引き出す
ことができる。
物2が後述する縦切断装置60によって縦で角切(横切
断装置30の切断方向に対し略垂直な方向で切断物2を
切断し,略ダイス状にする)されるようにするものであ
る,かかる切断台50の上面には,縦切断刃66が一対
の引き出しロール40,42により引き出された切断物
2を縦で角切する際に,縦切断刃66の切断力によって
当該切断物2が略水平方向(縦で切断する方向)に滑動
することを防止するための半球形の凹凸52が,連続的
に形成されている。
前面に形成された切断湾曲面54の形態を概略的に説明
する説明図である。図3に示すように,縦切断装置60
の縦切断刃66は,切断台50の水平中心56に対して
所定の傾斜角(例えばθ度)で傾斜しており,切断時に
は回転して切断台50の切断湾曲面54に接面する。こ
のため,切断湾曲面54は,回転する縦切断刃66の軌
跡に応じた好適な湾曲面形状を有する。
説明する。図1および図2に示すように,縦切断装置6
0は,切断台50との間で,横で細断された切断物2を
縦で角切することができる。なお,縦切断装置60は,
全体的に切断台50に対して所定の傾き(例えば,図3
に示した傾斜角θ)を有するように,本体1に対して傾
斜して設置されている。
ス61に両端部を貫通して支持された駆動軸62と,駆
動軸61に例えば溶着して固定され駆動軸62とともに
回転可能に形成された回転体64と,回転体64の先端
部に配置された連結台64aに対して分離可能に設けら
れた1つの縦切断刃66とを有する。
転体64の連結台64aに対してカバー板67を複数の
ネジ68でネジ止めすることで,縦切断刃66を挟持し
て固定可能な構造であり,ネジ68操作によって分解組
立することで,容易に縦切断刃66を着脱できる。
端部(上記縦切断刃66が配設された先端部とは他側)
には,縦切断刃66の高速回転時に重量面などの回転バ
ランスを合わせるための中心錐63が一体的に延長形成
されている。さらに,かかる中心錐63には,必要に応
じて回転バランスを適切に調節するための補助中心錐6
3aが,一般的なボルトとナットによって分離固定可能
に設置される。
は,後端部に延長形成された中心錐63と補助中心錐6
3aによって回転バランスが合わせられている。従っ
て,先端部の縦切断刃66が駆動軸62を中心に高速で
回転して切断物2を縦で細断する際に,回転体64の振
動が防止され,また,切断台50に対する縦切断刃66
の正確な切断が可能になる。
断装置60により最終的に小さい略立方体形状に細断さ
れた切断物は,図1に示すように,ホッパー70を介し
て安定的に案内されて支持容器80に集められる。
る横切断装置30及び縦切断装置60を駆動させる駆動
手段を両側から示す側面図である。本実施形態にかかる
切断装置の駆動手段は,必ずしもかかる例に限定される
ものではなく,必要に応じて設計変更可能である。
タギア90aと動力伝達用の2段大ギア91の間にはチ
ェーン92が掛けられており,駆動モータ90が駆動す
ると,チェーン92の動力によって2段大ギア91が回
転し,2段小ギア93と係合した横切断ロール34の一
側の主動ギア94が回転する。
回転力は,横切断ロール34の他側に設置された従動ギ
ア95に伝達され,従動ギア95に係合するアイドルギ
ア96が回転する。さらに,アイドルギア96と係合す
るチェーンギア97,チェーンギア97とチェーンを介
して連結されたチェーンギア98,及びチェーンギア9
8と係合する供給ロールギア100が,切断物2を切断
方向に移送するように各々回転する。また,従動ギア9
5と係合する圧着ロールの2段小ギア102と2段大ギ
ア101に係合する引き出しロールギア103が各々回
転する。
2の移送及び横切断のための供給ロール20,圧着ロー
ル32,横切断ロール34及び引き出しロール40,4
2らは,各ギア群91,93,94,95,96,9
7,98,100,101,102,103の連結駆動
によって,切断物2を切断方向に移送するように各々回
転する。
0の動力伝達状態を説明する。駆動軸62の一側には,
プーリ(pulley)111が設置されており,当該
プーリ111と駆動モータ110のプーリ110aとの
間には,動力を伝達するためのベルト112が掛けられ
ている。このため,縦切断装置60は,駆動モータ11
0が発生した動力がベルト112を介して伝達され,高
速で回転することができる。かかる回転速度は,1分当
たり例えば約260回が好ましいが,かかる例に限定さ
れるものではない。
された切断物2の大きさを調節する場合,縦切断装置6
0の回転速度を一定にした上で,駆動モータ90の回転
速度を調節し,コンベヤ10の移送速度,各横切断装置
30および引き出しロール40,42などの回転速度を
増減させる。これにより,縦切断装置60への切削物2
の供給速度を調節できるので,縦切断装置60により切
断される切削物2の大きさを調節することができる。例
えば,駆動モータ90の回転速度を遅くすると,コンベ
ヤ10などが切断物2を縦切断装置60へ遅い速度で供
給するのに対し,縦切断装置60は高速で回転して迅速
な切断を繰り返すので,最終的な切断物2の大きさは小
さくなる。一方,駆動モータ90の回転速度を速くする
と,コンベヤ10などが切削物2を縦切断装置60へ迅
速に供給し,縦切断装置60は上記と同様な回転速度で
切断を繰り返すので,最終的な切断物2の大きさが上記
の場合よりも大きくなる。
0は,各切断装置を覆うためのカバーであり,130
は,切断食品の支持台を示す。
にかかる食品細断装置が,食品を細断する状態につい
て,詳細に説明する。
な所定の厚さに一次的に切断する。次いで,一次切断が
完了した切断物2を,図1に示すように,本体1の一側
上部に設けられ,駆動モータ90から動力を伝達され所
定の速度で駆動するコンベヤ10上に載置する。コンベ
ヤ10に載置された切断物2は,弾性的に加圧する供給
ロール20の外周が食い込んで回転することで順次排出
される。さらに,排出された切断物2は,外周面に複数
の針板32と円形切断刃34aが相互に介在するように
配設された横切断装置30の圧着ロール32と横切断ロ
ール34の間を,強制的に移動させられ,円形切断刃3
4aによって所定幅で横で細断される。その後,横で細
断された切断物2は,一対の引き出しロール40,42
によって強制的に引っ張られ切断台50の上面に排出さ
れる。
切断物2は,図1に示すように,所定角度で傾斜設置さ
れ駆動モータ110から動力を伝達されて高速で回転す
る縦切断装置60によって,縦で角切される。この時,
回転体64の連結台64aに設置された1つの縦切断刃
66は,図2に示すように,切断台50の前面に形成さ
れた切断湾曲面54に対して相互接面するよう回転する
ので,横で切断された切断物2を切断台50との間で鋏
みきるように,一側から順次他側に向かって縦で切断す
ることになる。
る切断物2は,一対の引き出しロール40,42に形成
されたローレット形態の凹凸40a,42aによって,
両面に生じた摩擦力で強制的に排出される。さらに,切
断台50の上面に形成された半球形の凹凸52に引っ掛
かることにより,縦で切断する方向にずれることなく,
正確に縦で角切される。
で横で細断された切断物2は,縦切断装置60の縦切断
刃66によって,鋏みきるように一側から他側に向かっ
て順次に縦で切断される。このため,縦切断刃66が切
断物の全体面を同時に打撃するように切断する場合と比
べて,切断台50に対する縦切断刃66の剪断摩擦力及
び負荷が発生しないので,切断が円滑になる。従って,
切断物2の縦の角切状態が,非常に良好であり,商品の
質をさらに高めることができる。
6が切断台50に対して所定の傾斜角で傾斜しながら回
転して縦切断作業を行えるので,切断物2が例えば肉で
ある場合も,肉の筋が従来のようにつぶされることな
く,好適に切断することができる。なお,縦切断装置6
0の縦切断刃66が,駆動軸62を中心に高速回転して
も,回転体64の後端部に延長設置された中心錐63と
補助中心錐63aで調節することにより,相互の回転バ
ランスが略均等に保持される。このため,機体が振動し
たり揺れたりすることなく,安定的な切断作業が可能に
なる。
で角切されたダイス状(小さい立方体)の切断物2は,
ホッパー70を介して,下方にある支持容器80に収め
られる。
載置された食品を横及び縦で細断する動作を繰り返すこ
とで,食品の切断作業の効率が向上することは勿論,食
品を衛生的に切断することができる。
には,図4に示すように,複数のネジ68をはずすだけ
で,連結台64aに対してカバー板67を分離できるの
で,縦切断刃66の交換や異物質の掃除を極めて容易に
行うことができる。
ール40は,スプリング23,41aにより弾力設置さ
れているので,切断物2の切断厚さに応じて昇降して適
切な加圧力を加えることができる。また,圧着ロール3
2が,切断物2の種類や厚さに応じて,好適な圧着力を
加えるように,横切断ロール34に対する圧着ロール3
2の位置を事前に調節することが好ましい。
は,全体的にコンパクトであり,場所に拘らず設置で
き,小型で運搬も容易である。また,既存の食品切断機
能を全て有しているので,性能面でも従来製品や輸入製
品に比べて非常に高い競争力を有する。さらに,製品価
格を低コストに設定することで,ユーザに安価で供給で
きるので,従来に比べて食品細断装置の普及率を一層高
めることができる。
かかる食品細断装置は,小型で運搬し易く,低価供給が
可能である。また,切断台50に対して所定の傾斜角を
有する縦切断刃66が高速で回転しながら,所定幅で横
切断された切断物2を切断台50との間で鋏みきるよう
に一側から順次他側に切断していくので,切断物2の切
断状態が非常に正確できれいである。さらに,切断物2
の細断状態が常に均一であり,ロスが発生せず食品の浪
費を減らすことができる。また,切断物2の移送及び切
断が機械的に成されるので衛生的である。また,縦切断
刃66が高速回転しても回転バランスが常時保たれるの
で,機体の振動及び揺れが全く起こらず,騒音がなくて
安定的な切断作業が可能になる。
び図9に基づいて,本発明の第2の実施形態にかかる食
品細断装置の縦切断装置60について説明する。第2の
実施形態において,図2,図3および図4に示した第1
の実施形態にかかる食品細断装置と略同一の機能構成を
有する部分には,同一の符号を付して,その説明は省略
する。
で細断された切断物2を切断台50に対して縦で角切す
る機能を有し,全体的に切断台50に対して略水平に設
置されている。
転体64の連結台64aに対してカバー板67を複数の
ネジ68でネジ止めすることで,縦切断刃66を挟持し
て固定可能な構造であり,ネジ68操作によって分解組
立することで,容易に縦切断刃66を着脱できる。
物2を縦で角切する際に切断台50の切断湾曲面54に
接面する切断刃を,切断台50に対して所定の傾きを有
する傾斜刃66aに形成して,切断物2を切断台50と
の間で鋏みきる形態で切断するように構成したものであ
る。
にかかる食品細断装置における,食品を細断する機構に
ついて説明する。
断物2は,先端部の針板32aと円形切断刃34aの周
縁部が相互に介在するよう配設された横切断装置30の
圧着ロール32と横切断ロール34との間を強制的に移
動させられて,円形切断刃34aによって所定の幅で横
で細断される。次いで,横で細断された切断物2は,一
対の引き出しロール40,42によって強制的に引っ張
られて切断台50の上面に排出される。
切断物2は,図1に示すように,本体1内に設置された
駆動モータ110から動力を伝達され高速回転する縦切
断装置60によって縦で角切される。この時,回転体6
4の連結台64aに設置された一つの縦切断刃66は,
その傾斜刃66aが,図7に示すように,切断台50の
前面に形成された切断湾曲面54と相互接面して,横で
切断された切断物2を切断台50との間で鋏みきるよう
に,一側から順次他側に向かって縦で角切する。
る切断物2は,一対の引き出しロール40,42に形成
されたローレット形態の凹凸40a,42aによって,
両面に生じた摩擦力で強制的に排出される。さらに,切
断台50の上面に形成された半球形の凹凸52に引っ掛
かることにより,縦で切断する方向にずれることなく,
正確に縦で角切される。
で横で細断された切断物2は,縦切断装置60の縦切断
刃66によって,鋏みきるように一側から他側に向かっ
て順次に縦で切断される。このため,縦切断刃が切断物
の全体面を同時に打撃するように切断する場合と比べ
て,切断台50に対する縦切断刃66の剪断摩擦力及び
負荷が発生しないので,切断が円滑になる。従って,切
断物2の縦の角切状態が,非常に良好であり,商品の価
値をさらに高めることができる。
に対して水平設置された縦切断刃66の傾斜刃66aに
よって円滑に縦切断作業を行えるので,切断物2が例え
ば肉である場合も,肉の筋が従来のようにつぶされるこ
となく,好適に切断できる。
駆動軸62を中心に高速回転しても,回転体64の後端
部に延長設置された中心錐63と補助中心錐63aで調
節することにより,相互の回転バランスが略均等に保持
される。このため,機体が振動したり揺れたりすること
なく,安定的な切断作業が可能になる。
載置された切断物2を横及び縦で細断する動作を繰り返
すことで,食品の切断作業の効率が向上することは勿
論,食品を衛生的に切断することができる。
には,図8に示すように,複数のネジ68をはずすだけ
で,連結台64aに対してカバー板67を分離できるの
で,縦切断刃66の交換や異物質の掃除を極めて容易に
行うことができる。
かかる食品細断装置は,小型で運搬し易く,低価供給が
可能である。また,切断台50に対して略水平に設置さ
れた回転体60の縦切断刃66の傾斜刃66aが高速で
回転しながら,所定幅で横切断された切断物2を切断台
50との間で鋏みきるように一側から順次他側に切断し
ていくので,切断物2の切断状態が非常に正確できれい
である。さらに,切断物2の細断状態が常に均一であ
り,ロスが発生せず食品の浪費を減らすことができる。
第3の実施形態について説明する。なお,第1の実施形
態にかかる食品細断装置と略同一な機能構成を有する部
分については,同一の符号を付して,その説明を省略す
る。
断装置に用いられる切断物2の排出構造を示す側断面図
である。これは,図1に示した引き出しロール40,4
2と横切断装置30の作動状態を示すためのものであ
り,他の部品の図示は省略する。
物2を縦で角切するために引き出して排出する構造とし
て,一対の引き出しロール40,42が所定の間隔をお
いて回転可能に配設されている。下側の引き出しロール
42は,その回転軸が切断台50内部を貫通するように
設置されている。また,一対の引き出しロール40,4
2は,切断台50上面に対する略同一垂線である垂直中
心センタ7上に配設されており,外周面には切削物2を
引き出すための所定形態の凹凸が,一体形成されてい
る。
れた切断物2を排出する場合,以下の問題がある。
露出される外周面の上端部が後述する切断台50の上面
と略同一な高さとなるように配設されており,上側の引
き出しロール40との間に切断物2を挟み込んで排出さ
せるので,切断物2が引き出しロール42に繋がったま
ま切断台50の内部に引き込まれて挟まるという問題が
ある。
略同一の垂線上に配置されるので,縦で角切が進行して
切断物2の後端が徐々に小さくなり切れ端が生じると,
当該切れ端が図10に示す垂直中心センタ7から所定距
離外れた場合には,一対の引き出しロール40,42は
それ以上は当該切れ端を排出することができない。
断物2によって押されて移動しない限り,それ以上排出
されないので,縦切断が行われずに残存するという問題
が生じる。このため,切断物2のロスが生じて食品の浪
費を招き,また,不規則に切断された切断物2が略均一
な切断物2に混合すると,食品の良好な切断物2提供に
悪影響を及ぼす。
る食品細断装置では,以下のように切断物2の排出構造
を改善する。
0は,横切断装置30の円形切断刃34aと圧着ロール
32を通過して横で細断された切断物2を安定的に排出
し,縦切断装置60の縦切断刃66によって切断される
ようにするために設けられる。本実施形態にかかる引き
出しロール140は,1つだけ設置され,外周面には例
えば鋸の歯形態の凹凸を有する排出用針板142を備え
ている。かかる排出用針板142は,好適な間隔を隔て
て複数配設されており,1つの引き出しロール140だ
けでも,切削物2を排出可能に構成される。
0の下方に離隔して設置され,上面の切削物2の移動経
路上に,横で細断された切断物2を移送するための排出
ガイド150を備える。かかる排出ガイド150は,そ
の一端部が上記切断台50に装着支持され,引き出しロ
ール140が当該切断物2を排出する距離を延長するた
めの排出湾曲部152が形成されている。かかる排出湾
曲部152は,断面が例えば引き出しロール140と略
同心円上の略弧となるような形状であり,垂直中心セン
タ7から排出用針板142と略同一な回転方向に排出用
針板142の外周面に沿って所定距離だけ湾曲して形成
されている。
52は,図12に示すように,引き出しロール140の
排出用針板142に対して,垂直中心センタ7から少な
くとも略θ度さらに上向きで湾曲して形成されている。
排出湾曲部152は,上記引き出しロール140の排出
用針板142と略同心円上に所定距離を有する面を保持
するように形成されており,切断物2が,引き出しロー
ル140の排出用針板142によって垂直中心センタ7
から略θ度ほどさらに堅固に挟まれて排出されるように
構成される。
板142の間には,横で切断された各切断物2が排出さ
れる際に過剰上昇することを防止するための上昇防止突
起161を排出端部側に備えたカラー160を,さらに
含むことが好ましい。
示すように,排出ガイド150に形成された排出湾曲部
152が,引き出しロール140の排出用針板142の
垂直中心センタ7から略θ度分湾曲して延長形成されて
いるので,排出用針板142に挟まれた切断物2が排出
される距離は,上記の場合と比して略θ度分さらに延長
されるという効果がある。従って,たとえ切断物2が切
り端となり,かかる切り端が,排出用針板142および
排出湾曲部152によって垂直中心センタ7より排出方
向に進行した状態であっても,上記の略θ度の範囲内で
は常に排出用針板142と排出湾曲部152との間に挟
まれて,移送排出される。このため,切断物2の排出操
作を,より正確かつ安定的に行うことができる。
ー160が,排出される切断物2の過剰上昇を防止する
ので,切断物2の縦切断作業を常に正確かつ円滑に行う
ことができる。
2の排出構造は,引き出しロール140の排出用針板1
42の外周に沿って,切断台50の上面が湾曲形成され
た排出湾曲部152により,切れ端形態の切断物2であ
っても排出用針板142に挟まれて確実に排出される。
このため,切断物2が排出経路上に残ることなく,正確
な切断作業によって切断物2のロス量を最小化すること
ができる。
第4の実施形態について説明する。なお,第1の実施形
態にかかる食品細断装置と略同一な機能構成を有する部
分については,同一の符号を付して,その説明を省略す
る。
断刃34a(図1に示す)を示す側面図である。図13
に示すように,円形切断刃34aは,切断物を横で細断
するためのもので,所定の厚さを有する切断ホイル34
0の周縁には,所定方向にカットされた切断刃部341
が,外周に全体的に形成されている。
刃部341が切断ホイル340の周縁全体に形成されて
いるので,特に肉類などの食品を切断する際に,切断刃
部341が鈍い場合には,肉類などとの摩擦抵抗が減少
して,肉類などを正確に切断できないという問題があ
る。かかる問題によって,随時,横切断物ロール34を
分解して円形切断刃34a交換する,または,切断刃部
341を砥がなければならず面倒であった。
は,切断物2に対する切断力に優れ,さらに円滑かつ正
確な切断が可能になるよう切断刃部の構造を改善した食
品細断装置用切断刃を,図14および図15に示すよう
に構成した。
断刃34aの外周縁に形成された切断刃部34bには,
所定深さのアンダカット34cが所定ピッチで形成さ
れ,これらの間に切断刃片34dが各々放射状に分割形
成されている。切断刃部34bに形成されるアンダカッ
ト34cは,各切断刃片34dが円形切断刃34aの回
転とは反対方向の横方向になるように形成している。即
ち,図14の矢印方向Aに些か横になる(アンダカット
34cの回転方向側の側面が法線に対して例えば45度
の傾斜を有する)ように形成して,切断物2の切断作業
時に,各切断刃片34dが切断物2に引っ掛かることな
く,常に円滑に切断できるように構成されている。
円形切断刃34aを同軸(横切断ロール34)上に装着
して切断物2を切断する場合,切断物2は,切断ホイル
340の周縁に形成された切断刃部34bの各切断刃片
34dによって,切断摩擦が常時新たに発生しながら,
正確に横で細断される。
4aの回転とは反対方向に些か横方向になるので,切断
物2に引っ掛かることはなく,常に円滑に切断作業を行
うことができる。
aにおいては,分割形成された切断刃片34dごとに切
断力が発揮されるので,たとえ特定の切断刃片34dが
多少鈍くなっても他の切断刃片34dによって切断が持
続的に成される。このため,上記の切断刃部341が全
体的に形成された円形切断刃34aと比して,切断力が
顕著に向上し,切断刃を頻繁に交換しなくてもよい。
第5の実施形態について説明する。なお,第1の実施形
態にかかる食品細断装置と略同一な機能構成を有する部
分については,同一の符号を付して,その説明を省略す
る。
装置30(図1に示す)の正面図である。図1を参照し
て既に説明したように,所定の厚さで切断された切断物
2をコンベヤ10に載置して移送し,横切断ロール34
上の円形切断刃34aと圧着ロール32上の針板32a
とから構成される横切断装置30を通過させて所定の幅
で横で細断する。次いで,一次的に横で切断された切断
物2は,一対の引き出しロール40,42によって引っ
張られて排出され,縦切断装置60の回転体64の先端
部に装着された縦切断刃66によって二次的に縦で切断
される。
品細断装置に用いられる横切断装置30においては,横
切断ロール34上の円形切断刃34aと圧着ロール32
上の針板32aは,図16に示すように,所定の間隔ご
とに各々配設されている。例えば,所定の間隔P1を隔
てて配置された円形切断刃34aの間ごとに,所定の間
隔P2を隔てて単一の針板32aが各々介在しており,
両者の間隔は等しい(P1=P2)。このため,円形切
断刃34aが切断物2を所定幅で横で切断する際,当該
円形切断刃34aの両側に配置された針板32aの間隔
P2が広すぎて,各針板32bは,円形切断刃34aが
切断する切断物2を十分に引っ張って押さえつけること
ができず,切断物2が弛んでしまうことなどがあった。
即ち,各円形切断刃34aを中心に切断物2を支持する
針板32aの間隔が広すぎるので,切断作業時に切断物
2が左右に滑動する現象などが発生し,切断物2を正確
かつ一定幅で均一に切断できないといった問題がある。
0おいては,円形切断刃34aによって横で切断される
切断物の左右への滑動を確実に防止して,切断物2を均
一に切断できるようにしたものあり,その構成を,以下
に図17に基づいて説明する。
成する複数の円形切断刃34aは,好適な間隔を隔てて
横切断ロール34上に略均等に配設される。一方,圧着
ロール32上には,隣接した2つの針板32aが組をな
して,円形切断刃34aから所定距離だけ離れた位置
に,一組ごとに所定間隔で配設される。かかる一組の針
板32aは,これらの間に円形切断刃34aが各々位置
するように配置される。この際,一組の針板32aの間
隔は,各円形切断刃34aの回転に対する支障が生じ
ず,かつ,上記円形切断刃34aに切断される切断物2
の両側近傍を緊張状態に支持して移送可能な間隔に設定
することが好ましい。なお,一組の針板32aは,外周
面に切断物2の移送を円滑に導くために所定形態の凹凸
が形成され,この凹凸は例えば鋸の歯形態を有するもの
が好ましい。
横切断装置30では,図17に示すように,横切断装置
30を構成する横切断ロール34上の円形切断刃34a
と,円形切断刃34aとは離れて配置される圧着ロール
32上の一組の針板32aとの間を,切断物2が通過し
ながら所定の幅で横で切断される。この際,各円形切断
刃34aによって切断される切断物2は,かかる円形切
断刃34aの両側の近傍に配置された一組の針板32a
によって,その切断面の両側が同時に支持されているの
で,常に緊張状態に引っ張られて移送される。従って,
切断物2は,一組の針板32aによって切断面の両側が
常に緊張状態で支持されて安定的に移送されるので,各
円形切断刃34aにより正確に切断される。さらに,切
断物2は左右方向(円形切断刃34aに垂直な方向)に
ほとんど滑動しないので,常に一定な切断面が形成され
る。
適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについ
ても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
小型で運搬し易く,低価供給が可能な食品細断装置を提
供できる。また,所定幅で横切断された切断物を,切断
台に対して所定の傾斜を有する縦切断刃が高速回転しな
がら,まるで鋏みきるように一側から順次他側に切断し
ていくので,切断物の切断状態が非常に正確できれいで
ある。さらに,切断物の切断状態が常に均一であり,切
断物の損失を防止し,食品の浪費を低減することができ
る。
るので,衛生的である。さらに,縦切断刃が高速回転し
ても,回転バランスが常時保持されることによって,機
体の振動及びずれがほとんど起こらず,騒音が少ない安
定的な切断作業が可能になる。
の構造を示す側断面図である。
の縦切断装置およびその近傍の装置を示す斜視図であ
る。
の切断台の前面に形成された切断湾曲面の形態を説明す
るための概略図である。
の縦切断刃の組立状態を示す断面図である。
の動力伝達構造を示す側面図である。
の動力伝達構造の要部を示す側面図である。
の縦切断装置およびその近傍の装置を示す斜視図であ
る。
の縦切断刃の組立状態を示す断面図である。
の縦切断刃を示す斜視図である。
装置に用いられる切断物の排出構造を示す側断面図であ
る。
装置に用いられる切断物の排出構造を示す側断面図であ
る。
装置における切断物の排出状態を説明するための側断面
図である。
刃を示す側面図である。
刃を示す側面図である。
面図である。
置の正面図である。
置の正面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 載置された切断物を切断方向に移送する
コンベヤと;前記切断物の移動経路上に弾設され,外周
面に所定形状の凹凸が形成され,前記コンベヤにより移
送された切断物を切断方向に加圧移動させる供給ロール
と;複数の円形切断刃が外周面に所定間隔で配設された
横切断ロールと,外周縁が前記円形切断刃間に介在する
複数の針板が外周面に配設された圧着ロールとを備え,
前記供給ロールから供給された切断物を所定幅で複数の
略帯状に切断する横切断装置と;前記略帯状に切断され
た切断物を,切断台に供給する引き出しロールと;駆動
モータによる動力を伝達する駆動軸と,前記駆動軸を中
心に高速回転する回転体と,前記回転体の先端に設置さ
れる縦切断刃とを有し,前記縦切断刃が,前記切断台の
前面に形成された切断湾曲面に対して相互接面して,前
記略帯状に切断された切断物を鋏みきるように一側から
順次切断する縦切断装置と;前記縦切断装置により切断
された切断物を,支持容器に案内するホッパーと;から
なることを特徴とする,食品細断装置。 - 【請求項2】 前記縦切断装置の前記回転体は,前記切
断台に対して所定の傾斜角を有するように傾斜して設置
されることを特徴とする,請求項1に記載の食品細断装
置。 - 【請求項3】 前記縦切断装置の前記回転体は,前記切
断台に対して水平に設置され,前記縦切断刃は,前記切
断台に対して所定の傾斜角を有する傾斜刃部を備えるこ
とを特徴とする,請求項1に記載の食品細断装置。 - 【請求項4】 前記引き出しロールは,一対設置され,
前記略帯状に切断された切断物を前記切断台に引き出す
ことを特徴とする,請求項1,2または3のいずれかに
記載の食品細断装置。 - 【請求項5】 前記一対の引き出しロールのうち少なく
ともいずれか一つは,前記切断物の切断厚さに応じて好
適な圧力が保持されるように,昇降操作可能に弾設され
ることを特徴とする,請求項4に記載の食品細断装置。 - 【請求項6】 前記切断台の上面には,前記縦切断刃に
よる切断時における前記切断物の略水平方向への滑動を
防止するための所定形態の凹凸が形成されることを特徴
とする,請求項1,2,3,4または5のいずれかに記
載の食品細断装置。 - 【請求項7】 前記引き出しロールの外周面には,前記
切断物との摩擦力を高めるための略ローレット形態の凹
凸が形成されることを特徴とする,請求項1,2,3,
4,5または6のいずれかに記載の食品細断装置。 - 【請求項8】 前記縦切断装置の前記回転体の後端部に
は,前記縦切断刃が前記駆動軸を中心に高速回転する際
の前記回転体のバランスを調節する中心錐が延長形成さ
れるとともに,前記中心錐には必要に応じて補助中心錐
が着脱自在に設置されることを特徴とする,請求項1,
2,3,4,5,6または7のいずれかに記載の食品細
断装置。 - 【請求項9】 前記コンベヤ,前記供給ロール,前記圧
着ロール,前記横切断ロール及び前記引き出しロール
は,一つの駆動モータから動力が伝達され,前記切断物
を切断方向に移動させるよう各々回転することを特徴と
する,請求項1,2,3,4,5,6,7または8のい
ずれかに記載の食品細断装置。 - 【請求項10】 前記回転体の連結台とカバー板とをね
じ止めして前記縦切断刃を挟持することにより,前記縦
切断刃は前記回転体に対して着脱自在に設置できること
を特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8
または9のいずれかに記載の食品細断装置。 - 【請求項11】 前記引き出しロールは,1つ設置さ
れ,外周面には,前記略帯状に切断された切断物を排出
するための複数の排出用針板が所定間隔で配設されると
ともに,前記食品細断装置は,前記切断物の排出経路上
に設置され,一端部が前記切断台に配置される排出ガイ
ドを備え,さらに,前記排出ガイドは,前記排出用針板
の円周方向に沿って上方に所定距離にわたり湾曲した排
出湾曲面を有することを特徴とする,請求項1,2,
3,6,8,9または10のいずれかに記載の食品細断
装置。 - 【請求項12】 前記引き出しロールの前記排出用針板
の間には,排出された前記略帯状に切断された切断物の
過剰上昇をそれぞれ防止するための上昇防止突起,を排
出端部側に有するカラーを,それぞれさらに備えること
を特徴とする,請求項11に記載の食品細断装置。 - 【請求項13】 前記円形切断刃の外周縁に形成された
切断刃部には,所定深さのアンダカットが所定ピッチで
形成され,前記アンダカットの間に切断刃片が放射状に
それぞれ分割形成されることを特徴とする,請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または1
2いずれかに記載の食品細断装置。 - 【請求項14】 前記アンダカットは,前記円形切断刃
の回転方向側にある前記各切断刃片の一側端が,前記回
転方向とは反対方向に所定角度傾斜するように形成され
ることを特徴とする,請求項13に記載の食品細断装
置。 - 【請求項15】 前記圧着ロールの前記針板は,各々の
前記円形切断刃の両側に一対となって配設され,前記円
形切断刃の近傍で前記切断物を支持して移送することを
特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11,12,13または14いずれかに記載
の食品細断装置。
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