JP2003017739A - 発光ダイオードアレイ - Google Patents
発光ダイオードアレイInfo
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Abstract
と。 【解決手段】 基板2上に、第1導電型の第1のクラッド
層4、活性層5およびエネルギーバンドギャップが前記
活性層より大きい第2導電型の第2のクラッド層6を順
次積層した発光ダイオードアレイにおいて、第1導電型
の不純物選択拡散領域11を、発光領域10を囲むよう
に前記第2のクラッド層6の表面から前記第1のクラッ
ド層4に到達させて、発光領域10を区画するための領
域11Aを形成するとともに、前記基板2と活性層5の
間に反射層3を配置した。
Description
の書き込み用光源として利用される発光ダイオードアレ
イ、特に単一の半導体基板上に複数の発光領域を形成し
たモノリシック型の発光ダイオードアレイに関する。
利用されるモノリシック型の発光ダイオードアレイは、
図14に示すように、n型GaAs基板100上にn型
GaAsP層200を設け、その表面部にp型不純物拡
散領域300を形成した構成であった。従来の発光ダイ
オードアレイは、発光領域にp型不純物拡散領域300
を用いているため、発生した光がこのp型不純物拡散領
域3によって吸収される。また、発生した光は、GaA
s基板100よっても吸収される。そのため、高輝度の
ものが得られず、高速印字に対応して感光ドラムを高速
で回転させる際に、感光ドラムへの十分な書き込み光量
を確保することが困難であった。
公報に示されるように、GaAsPよりも高い外部量子
効率が得られるGaAlAsを発光ダイオードアレイの
材料に用いることが提案されている。しかしながら、G
aAs基板を用いると、発生した光の一部はこのGaA
s基板よっても吸収されるので、上記と同様に高輝度化
を達成することができなかった。
に示されるように、高輝度化のために反射層を配置する
とともに、発光領域を構成するpn接合を活性層の中央
部に設けるように不純物の選択拡散を行なう提案も行な
われているが、不純物の拡散処理が不正確であると拡散
が活性層を突き抜けてしまうことが有り、この様な場合
は所望の発光を行なうことができないという問題があ
る。
度の発光ダイオードアレイを提供することを主な課題と
する。また、製造しやすい発光ダイオードアレイを提供
することを課題の1つとする。また、時分割駆動に適し
た高輝度の発光ダイオードアレイを提供することを課題
の1つとする。また、発光ダイオードアレイの小型化を
図ることを課題の1つとする。
アレイは、請求項1に記載のように、基板上に、第1導
電型の第1のクラッド層、活性層およびエネルギーバン
ドギャップが前記活性層より大きい第2導電型の第2の
クラッド層を順次積層した発光ダイオードアレイにおい
て、第1導電型の不純物選択拡散領域を、発光領域を囲
むように前記第2のクラッド層の表面から前記第1のク
ラッド層に到達させて、発光領域を区画するための領域
を形成するとともに、前記基板と活性層の間に反射層を
配置したことを特徴とする。
2に記載のように、基板上に、第1導電型の第1のクラッ
ド層、活性層およびバンドギャップエネルギーが前記活
性層より大きい第2導電型の第2のクラッド層を順次積
層した発光ダイオードアレイにおいて、第1導電型の不
純物選択拡散領域を、前記第2のクラッド層の表面から
前記第1のクラッド層に到達させて、発光領域を囲むよ
うに区画するための第1の領域及びこの第1の領域と平面
的に離れた第2の領域を形成し、前記第2の領域に接続し
た第1導電型の電極と前記発光領域に接続した第2導電型
の電極を同一方向の面に配置したことを特徴とする。
3に記載のように、基板上に、第1導電型の第1のクラッ
ド層、活性層およびエネルギーバンドギャップが前記活
性層より大きい第2導電型の第2のクラッド層を順次積
層した発光ダイオードアレイにおいて、前記基板と活性
層の間に反射層を形成するとともに、第1導電型の不純
物選択拡散領域を、前記第2のクラッド層の表面から前
記第1のクラッド層に到達させて、発光領域を区画する
ための第1の領域及びこの第1の領域と平面的に離れた第
2の領域を形成し、前記第1の領域と前記反射層との間に
キャリア移動領域を確保し、前記第2の領域に接続した
第1導電型の電極と前記発光領域に接続した第2の導電型
の電極を同一方向の面に配置したことを特徴とする。
4に記載のように、基板上に、第1導電型の第1のクラッ
ド層、多重量子井戸型の活性層およびエネルギーバンド
ギャップが前記活性層より大きい第2導電型の第2のク
ラッド層を順次積層した発光ダイオードアレイにおい
て、第1導電型の不純物選択拡散領域を、発光領域を囲
むように前記第2のクラッド層の表面から前記第1のク
ラッド層に到達させて、発光領域を区画するための領域
を形成したことを特徴とする。
5に記載のように、別々のグループに属する複数個の前
記発光領域を1つの独立した半導体ブロックに配置し、
この半導体ブロックを前記基板の長手方向に複数配置し
たことを特徴とする。
6に記載のように、前記半導体ブロック内の前記別々の
グループに属する発光領域数を選択するための複数の共
通配線と、前記半導体ブロックを選択するための複数の
個別配線を備えたことを特徴とする。
7に記載のように、前記複数の共通配線を多層配線とし
たことを特徴とする。
8に記載のように、前記多層配線の主パターンを前記半
導体ブロック状を囲む溝を避けて配置したことを特徴と
する。
9に記載のように、前記複数の共通配線と前記複数の個
別配線を多層配線としたことを特徴とする。
10に記載のように、前記複数の共通配線と前記複数の
個別配線に接続したパッド電極を一列に配置したことを
特徴とする。
11に記載のように、前記ブロック内に位置する前記個
別配線の一端は、前記ブロック内の発光領域の配列長さ
範囲に亘る長さを有していることを特徴とする。
面を参照して説明する。図1から図3は本発明の発光ダ
イオードアレイの第1の実施形態を示し、図1は要部の平
面図、図2は図1のA1−A2断面図、図3は図1のB1−
B2断面図である。
は半絶縁性の基板2を有している。半絶縁性基板の場合
は、n型の半導体基板を用いるのが好ましい。この基板
2上に、反射層3、第1クラッド層4、活性層5、第2ク
ラッド層を順次エピタキシャル成長して積層させ、この
積層基板の一方の面の上に絶縁膜7を介してp型(第1
導電型)電極8とn型(第2導電型)電極9を配置して
いる。基板2は、不純物を添加した半導体基板を用いる
こともできるが、この例では、不純物を添加していない
(アンドープの)厚さが300〜600μmのGaAs
基板を用いている。
て構成され、この例では波長が740nmの光を98%
前後反射することができるように、厚さが61nmのA
lAs層と厚さが54nmのAl0.4Ga0.6As層から
なる組を20組積層して構成している。基板2とこの反
射層3の間には、必要に応じてバッファ層を設けること
ができ、例えばこの実施形態では、厚さが0.1μmで
アンドープのGaAs層をバッファ層として用いること
ができる。
成するために活性層5よりもバンドギャップエネルギー
が大きいp型(第1導電型)の半導体層を用いることが
でき、この例では、厚さが1μm、キャリア濃度(cm
-3)が1017オーダーのAl 0.55Ga0.45As層を用い
ている。
W)によって構成することもできるが、この例では、発
光波長の設定が容易であるとともに、高い外部量子効率
が得られる多重量子井戸構造(MQW)を用いている。
このMQW活性層は、アンドープのAl0.15Ga0.85A
sからなる井戸層をアンドープのAl0.3Ga0.7Asか
らなる障壁層が挟む構造を繰り返して積層した構造で、
この例では、中心波長が740nmの発光波長が得られ
るように、厚さが8nmの井戸層を4層、厚さが8nm
の障壁層を5層設けた構造としている。MQW活性層
は、その積層数を変更することができ、上記の井戸層を
50層、障壁層を51層設けた構造としても良い。
成するために活性層5よりもバンドギャップエネルギー
が大きいn型(第2導電型)の半導体層を用いることが
でき、この例では、厚さが1μm、キャリア濃度(cm
-3)が1017オーダーのAl 0.6Ga0.4As層を用いて
いる。第2クラッド層6のバンドギャップエネルギー
は、第1クラッド層4のそれと相違させているが、同じ
バンドギャップエネルギーに設定することもできる。
は活性層5と第2クラッド層6の間の一方もしくは両方
には、それらのバンドギャップエネルギーの中間のバン
ドギャップエネルギーを持つガイド層を必要に応じて配
置することができる。このガイド層としては、例えば厚
さが0.1μmのアンドープのAl0.5Ga0.5As層を
用いることができる。ここで、第1、第2のクラッド層
4,6やそれに隣接して配置されるガイド層のAl混晶
比が活性層5のAl混晶比より高く設定されたダブルヘ
テロ構造を備えているため、活性層5に注入されるキャ
リアを有効にその中に閉じ込めることができ、キャリア
の再結合効率を高めることができるとともに、活性層5
で発生した光を外部に有効に放出することができる。
されるn電極9とのコンタクト性を高めるためのコンタ
クト層を形成することができる。このコンタクト層は、
厚さが0.2μm、キャリア濃度(cm-3)が1018オ
ーダーのn型GaAs層を用いることができる。
成が容易な分子線エピタキシー法(MBE)や有機金属
化学気相成長法(MOCVD)等を用いることが望まし
いが、薄膜作成を必要としない場合には。液層エピタキ
シー法(LPE)を用いることもできる。
複数の発光領域10が整列して配置されている。この例
では平面四角形状の発光領域10が一列に配置されてい
るが、千鳥状やマトリックス状に配置することができ
る。この発光領域10は、図1に破線ハッチングで示す
ように、第1のクラッド層4と同じ導電型であるp型
(第1導電型)の不純物を発光領域10の周囲を囲むよ
うに選択的に拡散させて、不純物選択拡散領域11を形
成することによって構成される。この不純物選択拡散領
域11は、図2、図3に示すように、第2のクラッド層
6の表面から活性層5を貫通して第1のクラッド層4に
到達する深さに形成している。不純物選択拡散領域11
は、発光領域10を区画するための領域を形成するため
の第1の領域11Aと、分離領域12を介在してこの第
1の領域11Aと平面的に離れて位置する第2の領域11
Bを有している。第1の領域11Aは、高抵抗の反射層
3を通る電流通路が形成されるのを防ぐように、反射層
3の手前で拡散停止するような設定のもとに形成してい
る。その結果、第1の領域11Aと反射層3の間にキャ
リア移動用の領域13が確保されている。第2の領域1
1Bは、第1のクラッド層4をp型電極8に接続するた
めのp型領域を形成するもので、前記第1の領域11A
と別に形成することもできるが、製造工程を簡素化する
ために領域11Aと同時に形成される。そして第2の領
域11Bは、発光領域10の配列長さ範囲に亘って帯状
に配置形成している。
などの絶縁性の膜で形成され、p電極8が第2の領域1
1Bにコンタクトするためのコンタクトホールと、n電
極9が発光領域10にコンタクトするためのコンタクト
ホールを有している。
れにチタンやその他の金属を含有させた電極で構成して
いるが、それ以外の金属電極で構成することもできる。
そして、p電極8は、第2領域11Bと同様に発光領域
10の配列範囲に亘って帯状に配置形成しているが、そ
れ以外の形状とすることもできる。n電極9は、発光領
域10に幅が狭い一端9Aを延長させ、ワイヤボンド等
の配線接続を行なうに適した面積を有する幅が広い他端
9Bを発光領域10を挟んでp電極8と反対側に配置し
ている。パッド電極として機能するこの幅が広い他端9
Bは、発光領域10を基準にp電極8と同じ側に配置す
ることもできる。
以外に、第2クラッド層6が第1領域11Aに接する部
分にpn接合が形成されるが、この部分の電位障壁の方
が活性層5における障壁に比べて高いので、電流は活性
層5を優先的に通過するように流れる。また、p電極を
n電極と反対の面に設けた場合は電流が高抵抗の反射層
3を通過することになるが、p電極8をn電極9と同じ
側の面に配置し、第1の領域11Aと反射層3の間にキ
ャリア移動用の領域13を確保しているので、反射層3
を通過しない電流通路を確保することができ、この発光
ダイオードの駆動電圧を低く抑えることができる。
再結合によって発生した光は、第1、第2のクラッド層
4,6が光学的に透明なので、第2のクラッド層6を介
して上部の窓から外部に放出されるととともに、第1の
クラッド層4に進んだ光も反射層3によって有効に反射
され上部の窓から外部に放出される。
て説明する。上記の実施形態は、不純物選択拡散領域1
1の内、発光領域10を個々に区画するための第1の領
域11Aを、複数の発光領域10を含むように連続した
形態としていたが、この実施形態は、発光領域10を個
々に区画するための第1の領域11Aを発光領域10毎
に個々に独立した形態とした点に特徴を有している。そ
れ以外の形態は先の実施形態と同じにすることができ
る。第1の領域11Aを発光領域10毎に個々に分離す
ることにより、第2のクラッド層6とそれに隣接する第
1の領域11Aとの間に形成されるpn接合の電位障壁
が低くて第1の領域11Aを通じて電流が漏れる可能性
が高い場合においても、発光領域10の間に複数の電位
障壁が形成されるので、電流の漏れを有効に防止するこ
とができる。
GaAsを用いる場合を例示したが、本発明はこれ以外
の半導体を材料とすることもでき、その他のIII―V
族系化合物半導体、例えば、AlGaInP、GaIn
P,GaInAsPのような三元系混晶や四元系混晶の
場合、あるいは、II―V族系化合物半導体にも本発明
を適用することができる。
亜鉛(Zn)を不純物として用いて行なうのが一般的で
あるが、これ以外の不純物、例えばマグネシウム(M
g),ベリリウム(Be)やその他の不純物を利用する
ことができる。特に、この不純物拡散は、図14に示す
従来例のように、発光層としてのpn接合の形成に用い
るのではなく、発光領域10を区画するために利用され
るので、拡散深さの制御が多少悪くても発光領域10の
特性に与える影響は少なくて済む。特に、活性層5とし
て多重量子井戸構造を採用する場合のように、活性層に
拡散した不純物が光出力の低下原因になる場合は、それ
を抑制することができる点で上記のように発光領域の周
囲に不純物拡散を拡散する方式を採用することが好まし
い。
イ1は、複数の発光領域10に共通の電極として1つの
電極8のみを設けた1ブロック構造の例を示したが.複
数の発光領域10に共通の電極8を複数設けた複数ブロ
ック構造を採用することもできる。複数ブロック化のた
めには、例えば、図7、図8に第3の実施形態として示す
ように、発光ダイオードアレイ1の長手方向と直交する
方向に反射層3あるいは基板2に達する分離用の溝14
を形成することによって、発光ダイオードアレイ1の長
手方向に複数の独立した半導体ブロック15を配置する
構造を採用することができる。各ブロックには、図1や
図4に示す場合と同様に、複数の発光領域10と、それ
に接続した電極8,9を配置することができる。分離用
の溝を形成する以外にもその他の構造、例えば不純物拡
散によって形成した分離構造などを採用して1つのアレ
イに複数の独立した半導体ブロックを配置することもで
きる。
動によってアレイの点灯を制御する光プリントヘッド用
の発光ダイオードアレイに好適である。
形態(第4の実施形態)を、図9〜図13を参照して説
明する。この実施形態の発光ダイオードアレイ1は、先
の実施形態におけるアレイを製造する際に用いる積層基
板(半導体ウエハ)と同じ物を利用して製造している。
したがって、先の実施形態で示した構成と同一の部分に
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
は半絶縁性の基板2上に、反射層3、第1クラッド層
4、活性層5、第2クラッド層6、必要に応じてコンタ
クト層等を順次エピタキシャル成長して積層させたもの
を積層基板(半導体ウエハ)として利用し、それに種々
の加工が施される。
を交えてその構造を説明する。まず、 積層基板に選択
的に不純物を拡散する処理が行なわれる。これによっ
て、発光領域10、不純物選択拡散領域11が積層基板
に形成される。発光領域10は、アレイ1の長手方向に
等ピッチで配置される。ここで、不純物拡散は、発光領
域10の活性層5を避けて行われる。
るためのエッチング処理が行われる。このエッチング処
理は、半導体ブロック15を囲む溝16が基板2に達す
るまで行われる。この処理によって、半導体ブロック1
5は、他の半導体ブロックと電気的に独立した状態を維
持することができる。この独立した1つの半導体ブロッ
ク15には、別々のグループに属する複数個、この例で
は第1のグループと第2のグループに属する2個の前記
発光領域10が配置される。そして半導体ブロック15
は、前記基板2の長手方向に複数配置される。半導体ブ
ロック15の列は、発光ダイオードアレイ1の一方の側
に偏って配列されている。発光ダイオードアレイ1の他
方の側には、半導体ブロック15の高さと同等の高さ位
置にパッド電極17が配列される。
積層基板(半導体ウエハ)を覆うように絶縁膜7と同様
の絶縁膜7aが形成され、第1グループ選択用の第1の
共通配線18を接続するためのコンタクトホールが選択
的に形成される。次に、第1グループ選択用の第1の共
通配線18が選択的に形成される。
が形成され、第2グループ選択用の第2の共通配線19
を接続するためのコンタクトホールが選択的に形成され
る。このコンタクトホールは、絶縁膜7a,7bを貫通
するように形成される。次に、第2グループ選択用の第
2の共通配線19が選択的に形成される。
方向にそって延びる幅広の主パターン18a,19a
に、複数の接続用の副パターン18b,18c,19
b,19cが枝別れした状態で形成されている。多層配
線の主パターン18a,19aは、半導体ブロック15
を囲む溝16を避けて、積層基板の平坦面に配置されて
いるので、断線の発生を避けることができる。発光領域
接続用の副パターン18b,19bとパッド電極接続用
の副パターン18c,19cは反対向きに延びている。
パッド電極接続用の副パターン18c,19cは、溝1
6を垂直に横切るように延びている。
ーンが絶縁膜7bを介して積層された多層配線の形態で
設けられている。主パターン18a,19aは、平面的
に見て半導体ブロック15の列とバッド電極17の列の
間に位置している。
縁膜7cが形成される。絶縁膜7a,7b,7cには、
半導体ブロック15の不純物選択拡散領域11の内の第
2の領域11Bに接続するためのコンタクトホールと、
共通配線のパッド電極接続用の副パターン18c,19
cに接続するためのコンタクトホールが選択的に形成さ
れる。
形成される。このp電極は、前記複数の半導体ブロック
15を個別に選択するための個別配線20として用いら
れる。個別配線20の一端は、半導体ブロック15の発
光領域10の間隔部分を通ってダイオードアレイ1の一
方の側に位置する。複数の発光領域10に均一な電流が
流れるようにするために、個別配線20の一端はT字形
状をしている。このT字部分21は、1つのブロック1
5内に配置された複数の発光領域10の配列方向に亘る
長さ、すなわち、ブロック15の1つの辺と同等の長さ
を有している。
後、他端がパッド電極17a方向に傾斜角度をもって延
びている。この傾斜角度は、アレイ1の中央と端とでは
相違している。
0)を形成した後に別個に形成することもできるが、こ
の例では、p電極8と同時に形成している。個別配線2
0に接続されたパッド電極17aの両側に共通配線用の
パッド電極17b1,b2を配置しているが、片方の側
のみに配置しても良い。パッド電極17はアレイ1の長
手方向に沿って一列に整列している。半導体ブロック1
5とその選択用のパッド電極17aの個数は同じである
が、共通配線用のパッド電極17b1,b2が余分に存
在するので、パッド電極17の配列ピッチは、半導体ブ
ロック15の配列ピッチよりも若干狭くなっている。
数のブロックの希望のものを選択するための信号が選択
的に与えられる。パッド電極17b1,b2に複数のグ
ループ、この例では2つのグループの1つを選択するため
の信号が選択的に与えられる。これらの信号は、パッド
電極に例えばワイヤボンド配線を行なうことによって与
えられる。所定のパッド電極17aに選択信号が与えら
れた状態で、第1グループ選択用のパッド電極17b1
に選択信号が与えられると、半導体ブロックの1つの発
光領域10、この例では、図10における右側の発光領
域10に電流が供給されてその領域が点灯状態となる。
一方、パッド電極17b1に代わって、第2グループ選
択用のパッド電極17b2に選択信号が与えられると、
半導体ブロックの1つの発光領域10、この例では、図
10における左側の発光領域10に電流が供給されてそ
の領域が点灯状態となる。
ブロック構造とその配線構造に注目する場合は、そのブ
ロック構造に影響を与えない範囲で前記積層基板等の構
造を多少変更しても差し支えない。例えば、反射層3を
省略することもできる。また、半導体ブロック15内の
発光領域10の数を2以上に増加させることもできる。
造、反射層を迂回する電極配置等の採用によって高輝度
の発光ダイオードアレイを提供することができる。
画するために発光領域の周囲に行なっているので、拡散
によって発光領域を形成する場合に比べて、拡散制御が
容易になり、製造しやすい発光ダイオードアレイを提供
することができる。
時に第1クラッド層と電極との接続用の拡散を行なうこ
とにより、製造工程を簡略化することができる。
画するための領域を各々独立させることにより、拡散層
を通じた電流の漏れを防止することができる。
記発光領域を1つの独立した半導体ブロックに配置し、
この半導体ブロックを前記基板の長手方向に複数配置し
たことにより、時分割駆動に適した構造とすることがで
きる。
に属する発光領域を選択するための複数の共通配線と、
半導体ブロックを選択するための複数の個別配線を備え
たことにより、配線数の削減を行なってアレイサイズを
小さくすることができる。
とにより、アレイサイズを小さくすることができる。
線を多層配線としたことにより、アレイサイズを小さく
することができる。
線に接続したパッド電極を一列に配置したことにより、
ワイヤボンドなどの配線作業性を高めることができる。
端は、前記ブロック内の発光領域の配列長さ範囲に亘る
長さを有していることにより、電流の流れをを均一化す
ることができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 基板上に、第1導電型の第1のクラッド
層、活性層およびエネルギーバンドギャップが前記活性
層より大きい第2導電型の第2のクラッド層を順次積層
した発光ダイオードアレイにおいて、第1導電型の不純
物選択拡散領域を、発光領域を囲むように前記第2のク
ラッド層の表面から前記第1のクラッド層に到達させ
て、発光領域を区画するための領域を形成するととも
に、前記基板と活性層の間に反射層を配置したことを特
徴とする発光ダイオードアレイ。 - 【請求項2】 基板上に、第1導電型の第1のクラッド
層、活性層およびバンドギャップエネルギーが前記活性
層より大きい第2導電型の第2のクラッド層を順次積層
した発光ダイオードアレイにおいて、第1導電型の不純
物選択拡散領域を、前記第2のクラッド層の表面から前
記第1のクラッド層に到達させて、発光領域を囲むよう
に区画するための第1の領域及びこの第1の領域と平面的
に離れた第2の領域を形成し、前記第2の領域に接続した
第1導電型の電極と前記発光領域に接続した第2導電型の
電極を同一方向の面に配置したことを特徴とする発光ダ
イオードアレイ。 - 【請求項3】 基板上に、第1導電型の第1のクラッド
層、活性層およびエネルギーバンドギャップが前記活性
層より大きい第2導電型の第2のクラッド層を順次積層
した発光ダイオードアレイにおいて、前記基板と活性層
の間に反射層を形成するとともに、第1導電型の不純物
選択拡散領域を、前記第2のクラッド層の表面から前記
第1のクラッド層に到達させて、発光領域を区画するた
めの第1の領域及びこの第1の領域と平面的に離れた第2
の領域を形成し、前記第1の領域と前記反射層との間に
キャリア移動領域を確保し、前記第2の領域に接続した
第1導電型の電極と前記発光領域に接続した第2の導電型
の電極を同一方向の面に配置したことを特徴とする発光
ダイオードアレイ。 - 【請求項4】 基板上に、第1導電型の第1のクラッド
層、多重量子井戸型の活性層およびエネルギーバンドギ
ャップが前記活性層より大きい第2導電型の第2のクラ
ッド層を順次積層した発光ダイオードアレイにおいて、
第1導電型の不純物選択拡散領域を、発光領域を囲むよ
うに前記第2のクラッド層の表面から前記第1のクラッ
ド層に到達させて、発光領域を区画するための領域を形
成したことを特徴とする発光ダイオードアレイ。 - 【請求項5】 別々のグループに属する複数個の前記発
光領域を1つの独立した半導体ブロックに配置し、この
半導体ブロックを前記基板の長手方向に複数配置したこ
とを特徴とする請求項4に記載の発光ダイオードアレ
イ。 - 【請求項6】 前記半導体ブロック内の前記別々のグル
ープに属する発光領域数を選択するための複数の共通配
線と、前記半導体ブロックを選択するための複数の個別
配線を備えたことを特徴とする請求項5に記載の発光ダ
イオードアレイ。 - 【請求項7】 前記複数の共通配線を多層配線としたこ
とを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードアレ
イ。 - 【請求項8】 前記多層配線の主パターンを前記半導体
ブロック状を囲む溝を避けて配置したことを特徴とする
請求項7に記載の発光ダイオードアレイ。 - 【請求項9】 前記複数の共通配線と前記複数の個別配
線を多層配線としたことを特徴とする請求項6に記載の
発光ダイオードアレイ。 - 【請求項10】 前記複数の共通配線と前記複数の個別
配線に接続したパッド電極を一列に配置したことを特徴
とする請求項6に記載の発光ダイオードアレイ。 - 【請求項11】 前記ブロック内に位置する前記個別配
線の一端は、前記ブロック内の発光領域の配列長さ範囲
に亘る長さを有していることを特徴とする請求項6に記
載の発光ダイオードアレイ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-03-11 JP JP2002065599A patent/JP4128015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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