JP2003017085A - 固体高分子型燃料電池のセパレータ - Google Patents

固体高分子型燃料電池のセパレータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作り易さを維持しながら厚さ方向への導電性
を向上させることができる固体高分子型燃料電池のセパ
レータを提供する。 【解決手段】 燃料電池1のセパレータ2は、樹脂成形
体15をプレス成形することによって形成されている。
樹脂成形体15は熱硬化性樹脂及び粒状炭素粉末21を
成分としている。粒状炭素粉末21は、複数の微小結晶
22を凝集させることによって粒状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体高分子型燃
料電池のセパレータに関する物である。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーンで発電効率の高い次世代
の発電装置が望まれており、酸素及び水素の持つ化学エ
ネルギーを直接電気エネルギーに変換する燃料電池(F
uelCell)に対する期待が次第に高まってきてい
る。現状における燃料電池の種類としては、リン酸型、
アルカリ型、溶融炭酸塩型、固体電解質型、固体高分子
型(イオン交換膜型ともいう。)等が知られている。な
かでも固体高分子型燃料電池(PEFC:Polyme
r Electrolyte Fuel Cell)
は、小規模かつポータブルな電源としての用途(例えば
電気自動車用電源等)に適すると考えられている。ゆえ
に、その実用化に向けて、現在精力的に開発が進められ
ている。
【0003】このタイプの燃料電池は、例えば電解質層
としてプロトン導電性を有するイオン交換膜の1つであ
る固体高分子膜(以後プロトン交換膜)の両側に電極を
配置してなる膜・電極積層体(単電池)を備えている。
このような固体高分子膜は、分子中に水素イオンの交換
基を持つため、飽和含水状態とすることによりイオン導
電性電解質として機能することができる。これらの電極
には白金等の金属触媒が担持されている。一対の電極の
うちの一方は水素極(陰極)と呼ばれ、他方は酸素極
(陽極)と呼ばれる。膜・電極積層体の両側には一対の
セパレータが配置されており、それらセパレータによっ
て両電極及びイオン交換膜の外周部が挟持されている。
【0004】水素極側のセパレータを介して供給されて
きた水素ガス(H2)は、水素極における触媒反応によ
り水素イオン(H+)と電子(e-)とに解離する。水素
イオンはプロトン交換膜を通過しながら酸素極に向かっ
て移動し、電子は外部回路を通って酸素極側へ移動す
る。酸素極側には酸素ガス(O2)が供給されている。
【0005】従って、酸素極における触媒反応により、
水素イオン及び外部回路を経由した電子が酸素ガスと反
応し、水(H2O)が生じる。このとき、外部回路を経
由した電子は電流となり、負荷に対して電力を供給する
ことができる。別の言い方をすると、酸素ガス及び水素
ガスを燃料として、電気分解反応の逆反応により、起電
力が得られるようになっている。
【0006】図6に示すように、固体高分子型燃料電池
のセパレータ51は、一軸プレス機にて成形用材料を同
セパレータ51の厚さ方向(矢印F1方向)にプレス成
形することによって薄板状に形成されたものである。セ
パレータ51の上面及び下面には、流体流路54が複数
箇所に設けられている。図7に示すように、セパレータ
51は、熱硬化性樹脂及び鱗片状の炭素粉末53を成分
とする樹脂成形体52からなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体高分子
型燃料電池は、膜・電極積層体を一対のセパレータ51
で挟持することによって構成されている。そして、この
ような固体高分子型燃料電池を数十枚から数百枚程積層
することによって、燃料電池スタックが構成される。そ
の結果、固体高分子型燃料電池の使用時には、電流がセ
パレータ51内を矢印F1方向に流れるようになる。そ
のため、セパレータ51の導通性を向上させるために
は、矢印F1方向におけるセパレータ51の電気比抵抗
を小さくする必要があった。しかし、結晶が発達した炭
素粉末53は鱗片状であるため、樹脂成形体52をプレ
ス成形すると炭素粉末53がセパレータ51の面方向
(矢印F2方向)に配向してしまう。そのため、矢印F
1方向におけるセパレータ51の電気比抵抗の大きさと
矢印F2方向における電気比抵抗の大きさとの差が大き
くなる。よって、セパレータ51の電気比抵抗が異方性
を示すようになる。その結果、矢印F1方向におけるセ
パレータ51の電気比抵抗が大きくなってしまい、矢印
F1方向におけるセパレータ51の導電性が低下してし
まうという問題があった。
【0008】この問題を解決するために、例えば特開2
000−40517号公報では、炭素粉末53として天
然黒鉛粉と人造黒鉛粉とを混合したものを用いることが
提案されている。しかし、炭素粉末53として2種類の
黒鉛を用いなければならなかった。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、作り易さを維持しながら厚さ方向
への導電性を向上させることができる固体高分子型燃料
電池のセパレータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、熱硬化性樹脂及び炭
素粉末を成分とする樹脂成形体からなり、プレス成形に
よって形成される固体高分子型燃料電池のセパレータに
おいて、前記炭素粉末は、複数の微小結晶が凝集してな
る粒状炭素粉末であることを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記粒状炭素粉末の平均粒子径は5
0〜60μmであることを要旨とする。請求項3に記載
の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明にお
いて、前記粒状炭素粉末のアスペクト比は2以下である
ことを要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、炭素粉末は粒状炭
素粉末であるため、鱗片状の炭素粉末よりもアスペクト
比が小さくなる。よって、粒状炭素粉末は、樹脂成形体
をプレス成形したときであっても配向しにくい。そのた
め、厚さ方向におけるセパレータの電気比抵抗の大きさ
と面方向におけるセパレータの電気比抵抗の大きさとの
差が、鱗片状の炭素粉末を用いた場合に比べて小さくな
る。その結果、セパレータの電気比抵抗の等方性が維持
される。ゆえに、樹脂成形体がプレスされる方向におい
て電気比抵抗が大きくなってしまうのを防止することが
できる。また、炭素粉末として天然黒鉛粉と人造黒鉛粉
とを混合したものを用いる場合のように、炭素粉末とし
て2種類の黒鉛を用いなくてもよい。ゆえに、天然黒鉛
粉と人造黒鉛粉とを混合する工程を省略することができ
る。よって、セパレータを容易に作製することができ
る。従って、セパレータの作り易さを維持しながら、同
セパレータの厚さ方向への導電性を向上させることがで
きる。また、粒状炭素粉末は、複数の微小結晶を凝集す
ることによって形成されている。そのため、粒状炭素粉
末を単結晶によって形成する場合に比べて、同粒状炭素
粉末を容易に形成することができる。また、粒状炭素粉
末内の導電性を向上させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明によると、粒状炭素
粉末の平均粒子径を前記好適範囲内にて設定することに
より、粒状炭素粉末を容易に形成することができるとと
もに、セパレータの導電性を向上させることができる。
粒状炭素粉末の平均粒子径が50μm未満であると、粒
状炭素粉末の形成が困難になる。一方、粒状炭素粉末の
平均粒子径が60μmを超える場合、粒状炭素粉末同士
の隙間が大きくなる。その結果、セパレータの導電性が
低下してしまう。
【0014】請求項3に記載の発明によると、粒状炭素
粉末のアスペクト比は2以下であることから、樹脂成形
体をプレスしても粒状炭素粉末が配向しにくい。そのた
め、セパレータの厚さ方向への導電性が低下してしまう
のを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用の固体高
分子型燃料電池に具体化したセパレータの一実施形態を
図1〜図5に基づき詳細に説明する。
【0016】図1,図2に示すように、この燃料電池1
は、膜・電極積層体L1とセパレータ2とを備えてい
る。膜・電極積層体L1は、プロトン交換膜3の両側に
電極4A,4Bを貼り付けた構造となっている。一方の
ものは水素極4Aであり、他方のものは酸素極4Bであ
る。プロトン交換膜3は、水素イオンを通過させること
ができる。本実施形態では、例えばパーフルオロカーボ
ンスルフォン酸からなる膜をプロトン交換膜3として用
いている。水素極4A及び酸素極4Bは、炭素繊維等を
主成分とする好通気性のマット状物であり、ここでは矩
形状に加工されている。このマット状物には、白金及び
パラジウムが触媒として担持されている。尚、マット状
物には撥水処理のためフッ素樹脂等が添加されていても
よい。
【0017】膜・電極積層体L1の両側には、一対のセ
パレータ2が配置されている。本実施形態のセパレータ
2は矩形状かつ板状の充実体であって、水素極4A及び
酸素極4Bよりも一回り大きく形成されている。そし
て、プロトン交換膜3の外縁に設けられた肉厚フランジ
部3aは、両セパレータ2の内面外周部によって挟持さ
れている。肉厚フランジ部3aとセパレータ2との間に
は、外部への流体漏れを防止するために、シール部材と
してのゴムパッキング5が介在されている。その結果、
両セパレータ2間に膜・電極積層体L1が位置ずれ不能
に固定されている。
【0018】図3に示すように、セパレータ2は、樹脂
成形体15を同セパレータ2の厚さ方向(矢印A1方
向)にプレス成形することによって薄板状に形成された
ものである。図1〜図3に示すように、セパレータ2は
導電性を有し、基材部11及び複数のリブ12を備えて
いる。各リブ12は、基材部11の上面及び下面におい
て同基材部11と一体に形成されている。各リブ12は
それぞれ等断面形状をなし、基材部11の外周部を除く
箇所において平行に形成されている。膜・電極積層体L
1をセパレータ2で挟持した場合、各リブ12の上端面
は水素極4A及び酸素極4Bに対して当接するようにな
っている。そして、リブ12同士の間に形成される溝状
の領域が、酸素ガス、水素ガス、水、水分等の流体を流
通させるための流体流路13となる。
【0019】また、図4(a)及び図4(b)に示すよ
うに、樹脂成形体15は、熱硬化性樹脂及び粒状炭素粉
末21をその主成分としている。本実施形態の場合、樹
脂成形体15における熱硬化性樹脂の量は、10〜30
wt%であることが好ましい。また、樹脂成形体15に
おける粒状炭素粉末21の量は、70〜90wt%であ
ることが好ましい。このような樹脂成形体15は、一軸
プレス機によるプレス成形により得ることができる。
【0020】樹脂成形体15における熱硬化性樹脂の役
割は、ガス等の流体を透過させない性質をセパレータ2
に与えること、及び好適な成形性を与えることである。
使用可能な熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等がある。これら
のなかでも、特にフェノール樹脂を選択することが好ま
しい。フェノール樹脂は、成形性及び流体不透過性に優
れるばかりでなく、耐酸性、耐熱性、コスト性にも優れ
るからである。尚、フェノール樹脂には、ノボラック系
のものやレゾール系のもの等がある。ノボラック系フェ
ノール樹脂及びレゾール系フェノール樹脂の混合物を用
いても勿論構わない。
【0021】また、樹脂成形体15における粒状炭素粉
末21としては、極力、不純物含有量の少ない高純度炭
素粉末を用いることが望ましい。炭素粉末を用いた理由
は、カーボンは金属のように、陽イオン溶出によりプロ
トン交換膜3を被毒化する危険性がないからである。
尚、被毒化の確実な防止を図るためには、極力、不純物
濃度の低い(具体的には不純物濃度が数百ppm以下
の)粒状炭素粉末21を用いることがよい。但し、セパ
レータ2の形成にあたって、樹脂成形体15に金、銀、
白金、パラジウム等から選択される少なくとも1種類の
貴金属を含有したものを用いてもよい。なぜなら、貴金
属はイオン化傾向が小さいため、当該金属がプロトン交
換膜3に接触したとしても、プロトン交換膜3を被毒化
させる危険性がないからである。
【0022】また、樹脂成形体15における粒状炭素粉
末21の役割は、電気比抵抗を低減してセパレータ2の
導電性を向上させることである。厚さ方向(矢印A1方
向)における樹脂成形体15の電気比抵抗の大きさは、
面方向(矢印A2方向)における樹脂成形体15の電気
比抵抗の大きさの3倍以下、特には1〜3倍の範囲内で
あることが好ましい。尚、矢印A1方向及び矢印A2方
向は互いに直交している。本実施形態において、矢印A
1方向における樹脂成形体15の電気比抵抗は5〜30
mΩ・cmであることが好ましい。また、矢印A2方向
における樹脂成形体15の電気比抵抗は2〜10mΩ・
cmであることが好ましい。ここで、粒状炭素粉末21
を用いた理由は、樹脂成形体15の電気比抵抗がほぼ等
方性を維持する結果、矢印A1方向における樹脂成形体
15の電気比抵抗の値が小さくなるからである。つま
り、図7に示される炭素粉末53のような天然黒鉛粉及
び人造黒鉛粉を用いると、矢印F2方向に向けて炭素粉
末53が配向してしまう。そのため、矢印F1方向にお
ける樹脂成形体52の電気比抵抗が矢印A1方向におけ
る樹脂成形体15の電気比抵抗よりも大きくなってしま
うからである。
【0023】また、粒状炭素粉末21のアスペクト比は
2以下、特には1〜2の範囲内であることが好ましい。
その理由は、粒状炭素粉末21のアスペクト比が大き過
ぎると、粒状炭素粉末21が異方性を示すようになる。
その結果、矢印A1方向における樹脂成形体15の電気
比抵抗が大きくなってしまうからである。尚、本実施形
態において、粒状炭素粉末21の矢印A2方向における
長さは55〜75μmであることが好ましく、粒状炭素
粉末21の矢印A1方向における長さは35〜45μm
であることが好ましい。
【0024】粒状炭素粉末21の平均粒子径は50〜6
0μm、特には54〜56μmの範囲内であることが好
ましい。その理由は、平均粒子径が小さすぎると、粒状
炭素粉末21の形成が困難になるからである。逆に、平
均粒子径が大きすぎると、粒状炭素粉末21同士の隙間
が大きくなる結果、セパレータ2の導電性が低下してし
まうからである。尚、本実施形態において、粒子径と
は、粒状炭素粉末21の最も長い部分及び最も短い部分
の径の平均値を指し、平均粒子径とは、各粒状炭素粉末
21の粒子径の平均値を指す。
【0025】図4(b)に示すように、粒状炭素粉末2
1は、複数の微小結晶22を凝集させることによって形
成されている。1個の粒状炭素粉末21に凝集させる微
小結晶22の数は任意の範囲に設定できるが、特には5
0〜200個の微小結晶22を凝集させることが好まし
い。また、粒状炭素粉末21に凝集させる微小結晶22
の種類は任意の範囲に設定できるが、特には3〜10種
類の微小結晶22を凝集させることが好ましい。各微小
結晶22は塊状をなしている。また、各微小結晶22の
形状はほぼ同一になっている。各微小結晶22の大きさ
は、1〜10μmの範囲に設定されることが好ましい。
【0026】次に、本実施形態のセパレータ2を製造す
る手順を説明する。まず、粒状炭素粉末21及び熱硬化
性樹脂を所定割合(粒状炭素粉末21:熱硬化性樹脂=
78wt%:22wt%)で配合し、混合物を得る。こ
の混合物をメタノール等の溶剤を添加して適度な粘度に
調整するとともに、混練機を用いてよく混練する。メタ
ノールの代わりに、例えばアセトンや、高粘度の高級ア
ルコール類等を溶剤として用いてもよい。得られたフレ
ーク状混合物をミキサ等により粉砕して成形用原料とす
る。
【0027】次に、得られた原料を用いて、一軸プレス
機により厚さ1〜10mm程度の樹脂成形体15を矢印
A1方向にプレス成形する。このとき、樹脂成形体15
の上面及び下面には、複数のリブ12が一体に形成され
る。
【0028】プレス工程の後、ある程度締まった樹脂成
形体15をさらにキュアすべく、樹脂成形体15に対し
て所定温度・所定時間の加熱を行う。その結果、これま
で備えていた柔軟性が失われ、樹脂成形体15が硬化す
る。
【0029】このようにして製作されたセパレータ2
を、膜・電極積層体L1及びゴムパッキング5とともに
組み立てれば、図2等に示す所望の燃料電池1が完成す
る。十分大きな起電力を得るために、このような燃料電
池1を数十枚から数百枚ほど積層し、「燃料電池スタッ
ク」を構成しても勿論構わない。
【0030】次に、図5に基づいて、この燃料電池1に
おける発電原理を説明する。使用に際し、水素極4Aと
酸素極4Bとの間には、モータ等のような負荷が外部回
路として電気的に接続される。この状態で、水素極4A
側のセパレータ2側に、水分とともに水素ガスを連続的
に供給する。このとき、水分及び水素ガスは、リブ12
間に位置する流体流路13内を一定方向に向かって流れ
る。同様に、酸素極4B側のセパレータ2側に、水分と
ともに酸素ガスを連続的に供給する。このとき、水分及
び酸素ガスは、リブ12間に位置する流体流路13内を
一定方向に向かって流れる。
【0031】水素極4A側のセパレータ2を経由して供
給されてきた水素ガスは、水素極4Aにおける触媒反応
により水素イオンとなる。生成された水素イオンは、プ
ロトン交換膜3を通過しながら酸素極4Bに向かって移
動する。酸素極4B側に到った水素イオンは、酸素極4
Bにおける触媒反応によって酸素ガスと反応し、水を生
成させる。このような反応が起こる過程では、電子が外
部回路を通って水素極4Aから酸素極4Bへ移動する。
従って、電流は酸素極4Bから水素極4Aへ流れ、結果
として起電力を得ることができる。すると、外部回路に
直流電流が通電され、負荷であるモータ等が駆動され
る。
【0032】
【実施例及び比較例】(サンプルの作製)炭素粉末とし
て、平均粒子径が55μm、アスペクト比が1.6であ
って不純物濃度が200ppm〜300ppmの粒状炭
素粉末21を選択した。この粒状炭素粉末21を約21
00℃の加熱下において、所定時間、塩素ガスで処理す
ることにより、不純物濃度を5ppm以下に低減した。
また、熱硬化性樹脂として、固体レゾール系フェノール
樹脂を使用した。炭素粉末aと熱硬化性樹脂bとの配合
割合は、a:b=78wt%:22wt%に設定した。
【0033】熱処理を経た高純度の粒状炭素粉末21と
フェノール樹脂とを混合した後、この混合物にメタノー
ルを溶剤として添加した。これを混練機を用いてよく混
練した後、得られた混練物を粉砕して成形用原料とし
た。次に、この成形用原料を一般的なホットプレス成形
機によってプレス成形することにより、樹脂成形体15
を形成した。その結果、得られたサンプル1を実施例の
セパレータ2とした。
【0034】一方、炭素粉末として、平均粒子径が55
μm、アスペクト比が8である鱗片状の天然黒鉛粉を用
いてサンプル2を作製し、これを比較例1のセパレータ
とした。また、炭素粉末として、平均粒子径が55μ
m、アスペクト比が8である鱗片状の人造黒鉛粉を用い
てサンプル3を作製し、これを比較例2のセパレータと
した。 (比較試験の方法及びその結果)そして、上記3種のセ
パレータのサンプルから、厚さ方向及び面方向における
樹脂成形体の電気比抵抗を調査して、表1に示した。そ
の結果、比較例1では、厚さ方向における樹脂成形体の
電気比抵抗Aは88mΩ・cmになった。また、面方向
における樹脂成形体の電気比抵抗Bは4mΩ・cmにな
った。ゆえに、電気比抵抗Aは電気比抵抗Bの22倍も
の大きさになった。また、比較例2では、電気比抵抗A
は60mΩ・cmになり、電気比抵抗Bは10mΩ・c
mになった。ゆえに、電気比抵抗Aは電気比抵抗Bの6
倍の大きさになった。それに対して、実施例では、厚さ
方向における樹脂成形体15の電気比抵抗Aは15mΩ
・cmであった。また、面方向における樹脂成形体15
の電気比抵抗Bは6mΩ・cmであった。ゆえに、電気
比抵抗Aは電気比抵抗Bの2.5倍の大きさであった。
ここで、実施例及び比較例1,2において、面方向の電
気比抵抗には大きな差がみられなかった。ゆえに、実施
例の燃料電池1は、比較例1,2に比べて明らかに厚さ
方向における樹脂成形体の導電性に優れていた。
【0035】
【表1】 従って、本実施形態によれば以下のような効果を得るこ
とができる。
【0036】(1)炭素粉末は粒状炭素粉末21である
ため、鱗片状の炭素粉末53よりもアスペクト比が小さ
くなる。よって、粒状炭素粉末21は、樹脂成形体15
をプレス成形したときであっても矢印A2方向に配向す
ることはない。そのため、矢印A1方向におけるセパレ
ータ2の電気比抵抗の大きさと矢印A2方向におけるセ
パレータ2の電気比抵抗の大きさとの差が、鱗片状の炭
素粉末53を用いた場合に比べて小さくなる。その結
果、セパレータ2の電気比抵抗の等方性が維持される。
ゆえに、樹脂成形体15が矢印A1方向において電気比
抵抗が大きくなってしまうのを防止することができる。
即ち、矢印A1方向における樹脂成形体15の電気比抵
抗は15mΩ・cmになる。
【0037】また、炭素粉末53として天然黒鉛粉と人
造黒鉛粉とを混合したものを用いる場合のように、炭素
粉末53として2種類の黒鉛を用いなくてもよい。ゆえ
に、天然黒鉛粉と人造黒鉛粉とを混合する工程を省略す
ることができる。また、アスペクト比の大きい鱗片状の
炭素粉末53を篩い分けして粒径を調節する困難な工程
を省略することができる。よって、セパレータ2を容易
に作製することができる。
【0038】従って、セパレータ2の作り易さを維持し
ながら、同セパレータ2の矢印A1方向への導電性を向
上させることができる。ゆえに、セパレータ2の低抵抗
化が図られた結果として燃料電池1全体が低抵抗化され
るため、燃料電池1の発電効率を向上させることができ
る。従って、このような燃料電池1を数十枚から数百枚
ほど積層して「燃料電池スタック」を構成すれば、モー
タ等の負荷を作動させる電力を大きくすることができ
る。
【0039】(2)粒状炭素粉末21は、複数の微小結
晶22を凝集することによって形成されている。例え
ば、この粒状炭素粉末21を単結晶によって形成した場
合、結晶がどうしても平面状になってしまうため、粒状
炭素粉末21を好みの形状にするのが困難である。ゆえ
に、粒状炭素粉末21のアスペクト比を好みの値に設定
できなくなる。そのため、粒状炭素粉末21を単結晶に
よって形成する場合に比べて、同粒状炭素粉末21を容
易に形成することができる。また、粒状炭素粉末21に
は複数の微小結晶22が詰まっている。そのため、粒状
炭素粉末21の電気抵抗の大きさは、同粒状炭素粉末2
1が単結晶で形成された場合の電気抵抗の大きさとほぼ
同一になる。よって、粒状炭素粉末21内の導電性を向
上させることができる。
【0040】(3)粒状炭素粉末21の平均粒子径が5
0〜60μmの範囲内にて設定されている。それによ
り、粒状炭素粉末21を容易に形成することができると
ともに、また、粒状炭素粉末21同士の隙間が大きくな
り過ぎないため、セパレータ2内において、粒状炭素粉
末21同士の接触部分が増加する。よって、セパレータ
2の導電性を向上させることができる。
【0041】(4)粒状炭素粉末21のアスペクト比は
2以下であることから、樹脂成形体15をプレスしても
粒状炭素粉末21が矢印A2方向に配向しにくい。その
ため、セパレータ2の矢印A2方向への導電性に比べ
て、セパレータ2の矢印A1方向への導電性が低下して
しまうのを防止することができる。
【0042】(5)矢印A1方向における樹脂成形体1
5の電気比抵抗の大きさは、矢印A2方向における樹脂
成形体15の電気比抵抗の大きさの3倍以内である。よ
って、粒状炭素粉末21がほぼ等方性に維持されるた
め、矢印A1方向における樹脂成形体15の電気比抵抗
を小さくすることができる。
【0043】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・微小結晶22を略球形状、略板状等の形状に変更して
もよい。 ・セパレータ2の形状は、前記実施形態のような矩形状
に限定されるものではなく、円形状、三角形状等の他の
形状であってもよい。
【0044】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1〜3のいずれか一項において、厚さ方向
における樹脂成形体の電気比抵抗の大きさは、面方向に
おける樹脂成形体の電気比抵抗の大きさの3倍以下であ
ることを特徴とする固体高分子型燃料電池のセパレー
タ。よって、技術的思想(1)によれば、粒状炭素粉末
がほぼ等方性に維持されるため、厚さ方向における樹脂
成形体の電気比抵抗を小さくすることができる。
【0045】(2)請求項1〜3、技術的思想(1)の
いずれか一項において、前記粒状炭素粉末は、50〜2
00個の前記微小結晶を凝集してなることを特徴とする
固体高分子型燃料電池のセパレータ。
【0046】(3)請求項1〜3、技術的思想(1),
(2)のいずれか一項において、前記粒状炭素粉末は、
3〜10種類の前記微小結晶を凝集してなることを特徴
とする固体高分子型燃料電池のセパレータ。
【0047】(4)請求項1〜3、技術的思想(1)〜
(3)のいずれか一項において、前記微小結晶の大きさ
は、1〜10μmであることを特徴とする固体高分子型
燃料電池のセパレータ。
【0048】(5)熱硬化性樹脂及び炭素粉末を成分と
する樹脂成形体をプレス成形することによって形成され
る固体高分子型燃料電池のセパレータの製造方法におい
て、前記炭素粉末として、複数の微小結晶が凝集してな
る粒状炭素粉末を用いたことを特徴とする固体高分子型
燃料電池のセパレータの製造方法。よって、技術的思想
(5)によれば、複数の工程を必要とする従来方法とは
異なり、安価なセパレータを確実にかつ効率良く製造す
ることができる。
【0049】(6)イオン交換膜の両側に電極を配置し
てなる膜・電極積層体と、熱硬化性樹脂及び炭素粉末を
成分とする樹脂成形体をプレス成形することによって形
成され、前記膜・電極積層体を挟持する一対のセパレー
タとを備えた固体高分子型燃料電池において、前記炭素
粉末は、複数の微小結晶が凝集してなる粒状炭素粉末で
あることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
【0050】(7)イオン交換膜の両側に電極を配置し
てなる膜・電極積層体と、熱硬化性樹脂及び炭素粉末を
成分とする樹脂成形体をプレス成形することによって形
成され、前記膜・電極積層体を挟持する一対のセパレー
タとを備えた固体高分子型燃料電池を複数枚積層するこ
とによって構成した燃料電池スタックにおいて、前記炭
素粉末は、複数の微小結晶が凝集してなる粒状炭素粉末
であることを特徴とする燃料電池スタック。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、セパレータの作り易さを維持しながら、
同セパレータの厚さ方向への導電性を向上させることが
できる。また、粒状炭素粉末を単結晶によって形成する
場合に比べて、同粒状炭素粉末を容易に形成することが
できる。さらに、粒状炭素粉末内の導電性を向上させる
ことができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、粒状炭素
粉末を容易に形成することができるとともに、セパレー
タの導電性を向上させることができる。請求項3に記載
の発明によれば、セパレータの厚さ方向への導電性が低
下してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した固体高分子型燃料電池の
分解斜視図。
【図2】 燃料電池の概略断面図。
【図3】 セパレータの概略断面図。
【図4】 (a)は、樹脂成形体の組織を示す概略図、
(b)は、粒状炭素粉末を示す概略図。
【図5】 燃料電池の原理説明図。
【図6】 従来技術におけるセパレータの概略断面図。
【図7】 従来技術における樹脂成形体の組織を示す概
略図。
【符号の説明】
1…固体高分子型燃料電池、2…セパレータ、15…樹
脂成形体、21…炭素粉末としての粒状炭素粉末、22
…微小結晶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 朗宏 岐阜県大垣市青柳町300番地 イビデン 株式会社青柳工場内 Fターム(参考) 4F071 AA41 AA42 AA60 AB03 AD02 AE15 AF36 AF37 AH15 BA02 BB03 BC01 BC03 4J002 CC031 CC041 CD001 CM041 DA036 FA086 GD00 GQ00 GQ02 5H026 AA06 BB02 CC01 CC03 EE05 EE18 HH00 HH01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂及び炭素粉末を成分とする樹
    脂成形体からなり、プレス成形によって形成される固体
    高分子型燃料電池のセパレータにおいて、 前記炭素粉末は、複数の微小結晶が凝集してなる粒状炭
    素粉末であることを特徴とする固体高分子型燃料電池の
    セパレータ。
  2. 【請求項2】前記粒状炭素粉末の平均粒子径は50〜6
    0μmであることを特徴とする請求項1に記載の固体高
    分子型燃料電池のセパレータ。
  3. 【請求項3】前記粒状炭素粉末のアスペクト比は2以下
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の固体高分子型燃料電池のセパレータ。
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