JP2003014588A - 車両自動運転装置 - Google Patents

車両自動運転装置

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JP2003014588A
JP2003014588A JP2001198148A JP2001198148A JP2003014588A JP 2003014588 A JP2003014588 A JP 2003014588A JP 2001198148 A JP2001198148 A JP 2001198148A JP 2001198148 A JP2001198148 A JP 2001198148A JP 2003014588 A JP2003014588 A JP 2003014588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てが容易で、メンテナンス性を向上さ
せることができるとともに、故障の発生率の低下および
部品代,組み立て費などのコストの低下を図ることがで
きる車両自動運転装置を提供する。 【解決手段】 車両1のシフトレバーを操作するための
アクチュエータ4と、このアクチュエータ4に電力およ
び制御信号を送るための本体5とを備えた車両自動運転
装置Dであって、前記アクチュエータ4が、前記シフト
レバーを把持するハンド部10と、車両1の前後方向に
動く移動体11を有する前後アーム部12および車両1
の左右方向に動く移動体13を有する左右アーム部14
からなるアーム機構15とを有し、前記ハンド部10は
前記前後アーム部12または左右アーム部14のいずれ
か一方のアーム部の移動体11に保持され、さらに、前
記一方のアーム部12は他方のアーム部14の移動体1
3に保持されており、前記各移動体11,13を動かす
ための駆動手段16,17が、それぞれ前記アーム部1
2,14に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両自動運転装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】車両をシャシダイナモ上にセットし、そ
の車両を決まった手順で走行させて行われる性能試験や
排ガス試験などの車両試験に用いられる従来の車両自動
運転装置として、車両のシフトレバーを操作するための
アクチュエータと、このアクチュエータに電力および制
御信号を送るための本体とを備え、前記アクチュエータ
が、前記シフトレバーを把持するハンド部と、車両の前
後方向に動く移動体およびこの移動体を駆動するための
駆動手段を有し、かつ前記移動体に前記ハンド部が固定
される前後アーム部と、車両の左右方向に動き、かつ前
記前後アーム部の後端部がその一端側に固定される左右
アーム部とを有し、前記ハンド部を二つのアーム部を介
して前後左右に動かすことにより、シフトレバーを操作
するものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
両自動運転装置では、前記左右アーム部の移動体を動か
すための駆動手段が、前記本体の内部に設けられていた
ことから、その駆動手段には、二つのアーム部を動かす
ための大きな負荷がかかり、また、本体の内部に同じく
設けられた基板などの部品の近くに前記駆動手段が配置
されることになるため、駆動手段自体やその周辺に配置
される部品に故障が生じる可能性が高くなり、さらに、
前記駆動手段と基板などの部品が同一のユニット(前記
本体)内に組み込まれていたことから、組み立てが難し
く,メンテナンス性が低くなり、また部品代,組み立て
費などのコストが高くなることとなっていた。 【0004】本発明は上述の事柄に留意してなされたも
ので、その目的は、組み立てが容易で、メンテナンス性
を向上させることができるとともに、故障の発生率の低
下および部品代,組み立て費などのコストの低下を図る
ことができる車両自動運転装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両自動運転装置は、車両のシフトレバー
を操作するためのアクチュエータと、このアクチュエー
タに電力および制御信号を送るための本体とを備えた車
両自動運転装置であって、前記アクチュエータが、前記
シフトレバーを把持するハンド部と、車両の前後方向に
動く移動体を有する前後アーム部および車両の左右方向
に動く移動体を有する左右アーム部からなるアーム機構
とを有し、前記ハンド部は前記前後アーム部または左右
アーム部のいずれか一方のアーム部の移動体に保持さ
れ、さらに、前記一方のアーム部は他方のアーム部の移
動体に保持されており、前記各移動体を動かすための駆
動手段が、それぞれ前記アーム部に設けられている(請
求項1)。 【0006】上記の構成により、組み立てが容易で、メ
ンテナンス性を向上させることができるとともに、故障
の発生率の低下および部品代,組み立て費などのコスト
の低下を図ることができる車両自動運転装置を提供する
ことが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。図1および図2は、本発明の一実
施例に係る車両自動運転装置Dの構成を概略的に示す説
明図および分解斜視図である。車両自動運転装置Dは、
車両1をシャシダイナモ2上にセットして行う性能試
験,排ガス試験や耐久試験などの車両試験において、そ
の車両1を決まった手順で走行させるためのものであ
る。 【0008】前記車両自動運転装置Dは、車両1の各ペ
ダル1a(すなわち、アクセルペダル,ブレーキペダル
およびクラッチペダルの3つのペダル)を操作するため
のアクセル用アクチュエータ3a,ブレーキ用アクチュ
エータ3bおよびクラッチ用アクチュエータ3cと、エ
ンジンキー(イグニッションキーともいう、図示せず)
を操作するためのアクチュエータであるスタータ3d
と、シフトレバー(図示せず)を操作するためのアクチ
ュエータ4と、前記5つのアクチュエータ3a,3b,
3c,3d,4のそれぞれにケーブル(図示せず)を介
して電力および制御信号を送るための本体5と、前記ア
クチュエータ4が上端部に接続され、かつ車両1の左右
方向に移動可能となるように下端部が前記本体5に接続
された柱体6とを備えている。 【0009】前記車両1は、上述したような3つのペダ
ルを有するミッション車でもよいし、アクセルペダルお
よびブレーキペダルのみを有し、クラッチペダルを有さ
ないオートマティック車でもよい。なお、前記車両1が
クラッチペダルを有していない場合には、クラッチペダ
ルを操作するための前記クラッチ用アクチュエータ3c
は不要となる。 【0010】前記アクセル用アクチュエータ3aは、そ
の先端部に前記車両1のペダル1a(アクセルペダル)
に当接する当接部7を有し、この当接部7を駆動手段8
(例えば、モータ)の駆動によって前記ペダル1aを踏
み込む方向へ進退させるように構成されている。 【0011】なお、前記ブレーキ用アクチュエータ3b
およびクラッチ用アクチュエータ3cも上記アクセル用
アクチュエータ3aと同様に構成されていることから、
その説明を省略する。 【0012】前記スタータ3dは、その先端部に前記車
両1のエンジンキーを把持するクランプ部9を有し、こ
のクランプ部9をその軸心回りに回動させてエンジンキ
ーを回動操作するように構成されている。 【0013】前記アクチュエータ4は、前記シフトレバ
ーを把持するハンド部10と、車両1の前後方向に動く
移動体11(図3参照)を有する前後アーム部12およ
び車両1の左右方向に動く移動体13を有する左右アー
ム部14からなるアーム機構15とを有し、前記ハンド
部10は前記前後アーム部12または左右アーム部14
のいずれか一方のアーム部の移動体11(13)に保持
され、さらに、前記一方のアーム部12(14)は他方
のアーム部14(12)の移動体13(11)に保持さ
れており、前記各移動体11,13を動かすための駆動
手段(例えば、モータ)16,17が、それぞれ前記ア
ーム部12,14に設けられている。 【0014】なお、本実施例では、前記アクチュエータ
4は、前記シフトレバーを把持するハンド部10と、車
両1の前後方向に動く移動体11を有する前後アーム部
12および車両1の左右方向に動く移動体13を有する
左右アーム部14からなるアーム機構15とを有し、前
記ハンド部10は前記前後アーム部12の移動体11に
保持され、さらに、前記前後アーム部12は前記左右ア
ーム部14の移動体13に保持されている。 【0015】図3(A)および(B)は、その底面を下
に向けた状態および上に向けた状態の前記前後アーム部
12の構成を概略的に示す斜視図である。前記ハンド部
10は、移動体11の先端部に固定される固定部10a
と、この固定部10aに対してその後方から進退する方
向に移動させることができる進退部10bとを有してお
り、前記進退部10bと連動するように設けられた調整
レバー10cを一方に回動操作すると、前記進退部10
bが移動可能な状態となり、前記調整レバー10cを他
方に回動操作すると、前記進退部10bが固定された状
態となる。 【0016】前記移動体11は、前記駆動手段16によ
る駆動によって、前記前後アーム部12の底面側におい
て、前後アーム部12の本体12aの長さ方向に移動す
るように構成されている。より詳しくは、例えば、前記
本体12a内に、その軸心回りに回動自在で、かつ外周
面にネジ溝を有する回動体と、この回動体と平行となる
ように配置されるガイド体とが設けられており、前記回
動体は前記駆動手段16による駆動によってその軸心回
りに回動するように構成されている。一方、前記移動体
11は、前記回動体が挿通され、かつ前記ネジ溝と螺合
するように形成された雌ねじ部と、前記ガイド体が挿通
される挿通穴とを有している。そして、前記駆動手段1
6による駆動によって、前記回動体がその軸心回りに回
動すると、この回動に伴って、回動体のネジ溝と螺合す
る雌ねじ部を有する移動体11が回動体の長さ方向に移
動するのであり、このとき、同時に、前記ガイド体によ
ってガイドされることから、前記移動体11の移動が安
定して行われることになる。 【0017】前記前後アーム部12は、その上面に、前
記左右アーム部14の移動体13に設けられた突出部1
3aに接続される接続部材18を有している。この接続
部材18は、前記突出部13aを挿通できる挿通部18
aを有しており、前記前後アーム部12の上面側におい
て、前記本体12aの長さ方向に移動するように構成さ
れている。また、接続部材18は、固定用レバー18b
を有しており、この固定用レバー18bを一方に回動操
作すると、接続部材18が前記本体12aの長さ方向に
移動可能となるとともに、前記挿通部18a内に前記突
出部13aを差し込むことができる状態となり、前記固
定用レバー18bを他方に回動操作すると、接続部材1
8の前記移動が不能となってその位置が固定されるとと
もに、前記挿通部18a内に差し込んだ前記突出部13
aが挿通部18a内から抜き出すことができない状態と
なる。 【0018】前記移動体13は、前記駆動手段17によ
る駆動によって、前記左右アーム部14の底面側におい
て、左右アーム部14の本体14aの長さ方向に移動す
るように構成されている。より詳しくは、例えば、前記
本体14a内に、その軸心回りに回動自在で、かつ外周
面にネジ溝を有する回動体と、この回動体と平行となる
ように配置されるガイド体とが設けられており、前記回
動体は前記駆動手段17による駆動によってその軸心回
りに回動するように構成されている。一方、前記移動体
13は、前記回動体が挿通され、かつ前記ネジ溝と螺合
するように形成された雌ねじ部と、前記ガイド体が挿通
される挿通穴とを有している。そして、前記駆動手段1
7による駆動によって、前記回動体がその軸心回りに回
動すると、この回動に伴って、回動体のネジ溝と螺合す
る雌ねじ部を有する移動体13が回動体の長さ方向に移
動するのであり、このとき、同時に、前記ガイド体によ
ってガイドされることから、前記移動体13の移動が安
定して行われることになる。 【0019】前記左右アーム部14は、その一端側に、
下方に向けて突設された柱部19を有しており、この柱
部19と後述するピン部材20とが、左右アーム部14
を柱体6に対して接続するための接続構造を形成してい
る。すなわち、前記柱部19は、内部が中空である柱体
6に対して、その上側から内部へと挿入できるように構
成されており、その一側面には、高さ方向に適宜の間隔
で貫通孔19a,19a…が形成されている。一方、前
記柱体6の一側面にも、貫通孔(図示せず)が設けられ
ており、柱体6の貫通孔と前記柱部19のいずれか一つ
の貫通孔19aとを位置合わせした状態にし、これら二
つの貫通孔にピン部材20を挿通することで、柱体6に
対する左右アーム部14の連結を行うことができる。な
お、左右アーム部14の高さを変えたい場合には、前記
ピン部材20を引き抜き、前記左右アーム部14を所望
の高さにセットした状態で、そのときに柱体6の貫通孔
と連通する位置にある、あるいはその位置から最も近く
にある貫通孔19aと柱体6の貫通孔とに前記ピン部材
20を挿通すればよい。 【0020】また、上述した左右アーム部14と柱体6
との接続構造において、前記柱体6の上部にロックレバ
ー(図示せず)を設け、このロックレバーの回動操作に
より、柱体6の内壁に対する柱部19の摺動が可能な状
態と不能な状態とを切り換えることができるように構成
してもよい。 【0021】前記本体5は、運搬用の把手5a,5aが
上面側の左右両端に設けられているとともに、前記ケー
ブルを接続するための複数の接続部5b,5b…が適宜
の位置に設けられている。また、前記本体5の上面側に
は、前記柱体6が接続される接続部21を有しており、
この接続部21は、固定用レバー21aを有していると
ともに、前記本体5の上面において、本体5の左右方向
に移動可能となっている。そして、前記固定用レバー2
1aを一方に回動操作すると、前記接続部21の本体5
の左右方向への移動が可能な状態となり、他方に回動操
作すると、前記移動が不能な状態となる。 【0022】上記の構成からなる車両自動運転装置D
は、固定台22によって車両1の座席(運転席または助
手席)1bに取り付けられるのであり、本実施例では、
車両自動運転装置Dが車両1の運転席に取り付けられる
例を示す。前記固定台22は、車両1の座席1bの水平
部1c上に載置される台座部22aと、この台座部22
aの後端部から立設して設けられ、前記座席1bの背も
たれ部1dに沿うように設けられた立設部22bと、前
記台座部22aの前端部に設けられ、車両1の左右方向
に延びる溝部23を有する凹入部材22cと、この凹入
部材22cの溝部23に沿って車両1の左右方向にスラ
イド自在であり、かつ車両1の各ペダル1aを操作する
ためのアクチュエータ3a,3b,3cを保持する3つ
の保持体22d,22d…と、前記スタータ3dが着脱
自在に連結される連結部22eとを備えている。なお、
前記連結部22eは、例えば、台座部22a上に設けら
れていてもよいし、前記凹入部材22cと一体的に設け
られていてもよい。 【0023】前記固定台22は、例えば、紐状体や帯状
体などの緊縛部材(図示せず)による直接的または間接
的な緊縛や係止部材(図示せず)による係止によって座
席1bに固定される。 【0024】そして、前記固定22に対する車両自動運
転装置Dの取り付けは、前記本体5を台座部22a上に
載置し、本体5の左右側部に設けられた係止部材5c,
5c…を台座部22aの側部に設けられた凹入部22
f,22f…に係止させて固定する一方、前記アクチュ
エータ3a,3b,3cの後端部に設けられ、車両1の
左右方向に突出した突出部24を、前記保持体22dの
保持孔25内へと挿入し、保持体22dのレバー26を
回動操作して固定し、また、前記スタータ3dを連結部
22eに連結することで行うことができる。 【0025】なお、前記保持22dは、前記レバー26
を一方に回動させた状態では、凹入部材22cの溝部2
3に沿ってスライド可能となり、かつ前記保持孔25が
拡がって前記突出部24を挿入可能となるのであり、前
記レバー26を他方に回動させた状態では、凹入部材2
2cの溝部23に沿ってのスライドができなくなり、か
つ前記保持孔25が狭まってその内部に挿入された前記
突出部24の軸心回りの回転ができなくなる。そして、
前記アクチュエータ3a,3b,3cを各保持体22d
に取り付けるときには、前記レバー26を一方に回動操
作し、突出部24を保持孔25に挿入した状態で、各ア
クチュエータ3a,3b,3cを車両1の左右方向に移
動させてその位置調整を行うとともに、前記突出部24
の軸心回りに回動させて、車両1の左右方向にのびる軸
回りの角度を調整するのである。 【0026】前記アクチュエータ4の本体5への取り付
けは、本体5を台座部22aに固定する前に行ってもよ
いし、固定した後に行ってもよい。 【0027】上記のように搭載される車両自動運転装置
Dは、前記本体5から送られる電力および制御信号によ
って各アクチュエータ3a,3b,3c,3d,4が動
作するのであり、詳しくは、前記アクチュエータ3a,
3b,3cの動作は、それぞれの先端部に設けられた当
接部7がペダル1aを踏み込む方向に進退するものであ
り、前記スタータ3dの動作は、その先端部に設けられ
たクランプ部9が、エンジンキーを回動操作するもので
ある。また、前記シフト用アクチュエータ4の動作は、
その先端部に設けられたハンド部10が、シフトレバー
を前後および左右方向に動かすものである。そして、上
記のような動作により、車両自動運転装置Dによる車両
1の運転が行われるのである。 【0028】図4は、前記アクチュエータ4の構成を概
略的に示す斜視図である。以下、前記アクチュエータ4
の初期設定およびその動作について説明を行う。前記ア
クチュエータ4の初期設定としては、前記ハンド部10
がシフトレバーを把持する状態とするのであり、そのた
めに、アクチュエータ4の位置調整を行うのであるが、
この位置調整は、車両1の左右方向,高さ方向および前
後方向の3つの方向について行われる。 【0029】前記車両1の左右方向におけるアクチュエ
ータ4の位置調整は、前記固定用レバー21aを一方に
回動操作し、前記接続部21を車両1の左右方向におけ
る所望の位置に移動させたあと、前記固定用レバー21
aを他方に回動操作することで行うことができる。ま
た、前記車両1の高さ方向におけるアクチュエータ4の
位置調整は、前記ロックレバーを一方に回動操作して、
柱体6に対する柱部19の摺動が可能な状態とした後、
前記柱体6の貫通孔からピン部材20を引き抜き、前記
左右アーム部14を車両1の高さ方向における所望の位
置に移動させ、続いて、前記ピン部材20を柱体6の貫
通孔と左右アーム部14の柱部19の貫通孔19aとに
挿通し、最後に、前記ロックレバーを他方に回動操作し
て、柱体6に対する柱部19の摺動が不能な状態とする
ことで行うことができる。さらに、前記車両1の前後方
向におけるアクチュエータ4の位置調整は、前記固定用
レバー18bを一方に回動操作し、前記接続部材18を
車両1の前後方向における所望の位置に移動させたあ
と、固定用レバー18bを他方に回動操作することで行
うことができる。 【0030】そして、上記のように、アクチュエータ4
の位置調整を行った後、前記調整レバー10cを一方に
回動操作し、前記固定部10aとでシフトレバーを把持
できるように前記進退部10bを移動させ、調整レバー
10cを他方に回動操作すれば、前記ハンド部10がシ
フトレバーを把持する状態となり、これによってアクチ
ュエータ4の初期設定が終了する。 【0031】前記アクチュエータ4では、ケーブルを介
して本体5から送られてくる電力および制御信号によ
り、前記ハンド部10が固定される移動体11が車両1
の前後方向に移動するとともに、前記移動体11を有す
る前後アーム部12が固定される移動体13が車両1の
左右方向に移動し、前記移動体11の前後方向の移動お
よび移動体13の左右方向の移動が、前記ハンド部10
の移動ともなり、このハンド部10の移動に伴ってシフ
トレバーが前後方向および左右方向に操作されることに
なる。 【0032】上記の構成からなる車両自動運転装置Dで
は、前記移動体11,13を動かすための駆動手段1
6,17が、それぞれ前後アーム部12および左右アー
ム部14に設けられていることから、前記駆動手段1
6,17のいずれか一方または両方が前記本体5の内部
に設けられている場合に比して、駆動手段16,17に
かかる負担が小さくなり、また、駆動手段16,17が
本体5内部の他の部品に影響を与えることが防止できる
ため、駆動手段16,17自体やその周辺に配置される
部品に故障が生じる可能性が低くなる。 【0033】また、前記駆動手段16,17と基板など
の部品が同一のユニット(前記本体5)内に組み込まれ
ているのではなく、別々に構成されていることから、組
み立てが容易になるとともに、メンテナンス性が高くな
り、さらに、部品代,組み立て費などのコストを低く抑
えることが可能となる。 【0034】さらに、前記本体5は、運転席ではなく助
手席に取り付けても用いることができるのであり、この
場合には、例えば、図5に示すように、前記柱体6の内
部に挿入される左右アーム部14の柱部19を軸にして
180°回転させて用いることができるように車両自動
運転装置Dを構成してもよいし、車両自動運転装置Dを
車両1の運転席に取り付けるときと助手席に取り付ける
ときとで、用いるアクチュエータ4の構成を異なるもの
とし、異なる構成のアクチュエータ4を自在に取り換え
られるようにしてもよい。 【0035】なお、前記車両自動運転装置Dを、前後方
向のみに操作すればよいシフトレバーを有する車両(オ
ートマティック車)に用いる場合、前記左右アーム部1
4の移動体13を移動させるための駆動手段17は不要
となる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
組み立てが容易で、メンテナンス性を向上させることが
できるとともに、故障の発生率の低下および部品代,組
み立て費などのコストの低下を図ることができる車両自
動運転装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る車両自動運転装置の構
成を概略的に示す説明図である。 【図2】上記実施例の構成を概略的に示す分解斜視図で
ある。 【図3】(A)および(B)は、上記実施例において、
その底面を下に向けた状態および上に向けた状態の前後
アーム部の構成を概略的に示す斜視図である。 【図4】上記実施例における本体およびアクチュエータ
の構成を概略的に示す斜視図である。 【図5】本体を助手席に取り付けた場合を概略的に示す
斜視図である。 【符号の説明】 1…車両、4…アクチュエータ、5…本体、10…ハン
ド部、11…移動体、12…前後アーム部、13…移動
体、14…左右アーム部、15…アーム機構、16,1
7…駆動手段、D…車両自動運転装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のシフトレバーを操作するためのア
    クチュエータと、このアクチュエータに電力および制御
    信号を送るための本体とを備えた車両自動運転装置であ
    って、前記アクチュエータが、前記シフトレバーを把持
    するハンド部と、車両の前後方向に動く移動体を有する
    前後アーム部および車両の左右方向に動く移動体を有す
    る左右アーム部からなるアーム機構とを有し、前記ハン
    ド部は前記前後アーム部または左右アーム部のいずれか
    一方のアーム部の移動体に保持され、さらに、前記一方
    のアーム部は他方のアーム部の移動体に保持されてお
    り、前記各移動体を動かすための駆動手段が、それぞれ
    前記アーム部に設けられていることを特徴とする車両自
    動運転装置。
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