JP2003010509A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003010509A
JP2003010509A JP2001311604A JP2001311604A JP2003010509A JP 2003010509 A JP2003010509 A JP 2003010509A JP 2001311604 A JP2001311604 A JP 2001311604A JP 2001311604 A JP2001311604 A JP 2001311604A JP 2003010509 A JP2003010509 A JP 2003010509A
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ball
signal
cpu
prize ball
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Koju Aimiya
幸樹 相宮
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の異常に拘らず正確な個数の賞球を
払出すことができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 優先割込み端子NMIに停電信号が出力
されていないときにはCPU63が割込み端子INTを
介してメイン制御装置からの払出指令を監視し、優先割
込み端子NMIに停電信号が出力されたときにはCPU
63が入力端子INを介してメイン制御装置からの払出
指令を監視する。この構成の場合、払出指令が停電信号
に遅れて到達したときにも払出指令が検出される。従っ
て、RAM65に賞球の払出個数が正確にバックアップ
されるので、停電復旧時にはRAM65の正確な払出個
数に基づいて正確な個数の賞球が払出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主制御手段から払
出制御手段の割込み端子に賞球の払出指令を出力する構
成の遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記遊技機には、主制
御手段がパチンコ球の入賞を検出することに基づいて払
出制御手段の割込み端子に賞球の払出指令を出力し、払
出制御手段が払出指令に応じた個数の賞球を上皿内に払
出す構成のものがある。この構成の場合、電源電圧が異
常降下することに基づいて払出制御手段の優先割込み端
子に異常信号を出力し、払出制御手段のバックアップメ
モリに払出指令をバックアップすることが提案されてい
る。この異常信号の検出時には払出指令用の割込みが起
動しないので、例えば異常信号に遅れて払出指令が到達
したときに払出制御手段が払出指令を検出できず、異常
復旧時に賞球の払出しを正確に行うことができない。本
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的
は、電源電圧の異常に拘らず正確な個数の賞球を払出す
ことができる遊技機を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、パチンコ球の払出動作を制御する払出制御手段と、
前記払出制御手段の割込み端子および非割込み端子に電
気的に接続され前記払出制御手段に賞球の払出指令を出
力する主制御手段と、前記払出制御手段の優先割込み端
子に電源電圧の異常信号を出力する信号出力手段とを備
え、前記払出制御手段にデータバックアップ用のバック
アップ電源が供給され、前記払出制御手段が異常信号の
非検出時には前記主制御手段からの払出指令を前記割込
み端子を介して監視し、異常信号の検出時には前記非割
込み端子を介して監視するところに特徴を有している。
上記手段によれば、電源電圧の異常時に払出制御手段の
優先割込み端子に異常信号が出力されると、払出制御手
段が非割込み端子を介して主制御手段からの払出指令を
監視するので、払出指令が異常信号に遅れて到達したと
きにも払出指令が検出される。このため、払出指令に関
するデータが正確にバックアップされるので、異常復旧
時には正確なバックアップデータに基づいて正確な個数
の賞球が払出される。
【0004】請求項2記載の遊技機は、賞球が払出され
ることに基づいて払出制御手段に賞球信号を出力する賞
球センサを備え、前記賞球センサに駆動用のバックアッ
プ電源が供給され、前記払出制御手段が前記信号出力手
段からの異常信号を検出することに基づいて前記主制御
手段からの払出指令および前記賞球センサからの賞球信
号を監視するところに特徴を有している。上記手段によ
れば、電源電圧の異常時には賞球センサに駆動用のバッ
クアップ電源が供給されるので、異常直前に賞球が払出
されたときには賞球センサが賞球を検出し、払出制御手
段に賞球信号を出力する。このため、異常直前に払出さ
れた賞球を考慮した正確なデータがバックアップされる
ので、異常復旧時には正確なバックアップデータに基づ
いて一層正確な個数の賞球が払出される。
【0005】請求項3記載の遊技機は、貸球が払出され
ることに基づいて払出制御手段に球貸信号を出力する球
貸センサを備え、前記球貸センサに駆動用のバックアッ
プ電源が供給され、前記払出制御手段が前記信号出力手
段からの異常信号を検出することに基づいて前記主制御
手段からの払出指令および前記球貸センサからの球貸信
号を監視するところに特徴を有している。上記手段によ
れば、電源電圧の異常時には球貸センサにバックアップ
電源が供給されるので、異常直前に貸球が払出されたと
きには球貸センサが貸球を検出し、払出制御手段に球貸
信号を出力する。このため、異常直前に払出された貸球
を考慮した正確なデータがバックアップされるので、異
常復旧時には正確なバックアップデータに基づいて一層
正確な個数の貸球が払出される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図15
に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は
前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の
前面には、図14の(a)および(b)に示すように、
前面扉2が左側辺部を中心に回動可能に装着されてい
る。また、前面扉2の前面には、図14の(a)に示す
ように、横長な長方形状の皿板3が左側辺部を中心に回
動可能に装着されている。この皿板3の前面には上皿4
が固定されており、上皿4内にはパチンコ球P(図15
参照)が貯溜されている。
【0007】前面扉2の前面には、図14の(a)に示
すように、右下部に位置して発射ハンドル5が回動可能
に装着されており、発射ハンドル5の後方には、図15
に示すように、発射モータ6が装着されている。この発
射モータ6の回転軸には、図14の(a)に示すよう
に、打球機構(図示せず)を介して打球槌7が連結され
ており、発射ハンドル5が図14の(a)の時計回り方
向へ回動操作されたときには発射モータ6に電源が与え
られ、打球槌7が上皿4内のパチンコ球Pを上皿4内か
ら弾き出す。
【0008】前面扉2の前面には矩形状の窓枠8が左側
辺部を中心に回動可能に装着されており、窓枠8の内周
面には透明なガラス窓9が保持されている。また、前面
扉2の後面には額縁状の機構盤(図示せず)が固定され
ている。この機構盤には、図13に示すように、遊技盤
10が保持されており、遊技盤10は窓枠8のガラス窓
9により前方から覆われている。
【0009】前面扉2の前面には、図14の(a)に示
すように、右側部に位置して枠鍵11が装着されてお
り、枠鍵11は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態に
ロックし、窓枠8を前面扉2の内周面に嵌合した閉鎖状
態にロックしている。また、遊技盤10の前面には、図
13に示すように、外レール12および内レール13が
固定されており、打球槌7が弾いたパチンコ球Pは外レ
ール12および内レール13間を通して遊技盤10内の
上部に放出される。また、遊技盤10の前面には複数の
障害釘14が打込まれており、遊技盤10内の上部に放
出されたパチンコ球Pは障害釘14に当りながら落下す
る。
【0010】遊技盤10の前面には表示台板15が固定
されており、表示台板15には図柄表示装置16が保持
されている。この図柄表示装置16はカラー液晶表示器
からなるものであり、図柄表示装置16には3個の数字
図柄が横一列に表示される。また、遊技盤10には図柄
表示装置16の下方に位置して特別図柄始動口17が固
定されている。この特別図柄始動口17は上面が開口す
るポケット状をなすものであり、特別図柄始動口17内
には始動口スイッチ18(図2参照)が固定されてい
る。この始動口スイッチ18は近接スイッチからなるも
のであり、特別図柄始動口17内にパチンコ球Pが入賞
したことを検出して始動信号を出力する。
【0011】遊技盤10の後面には、図15に示すよう
に、正方形状のセンタカバー19が固定されており、セ
ンタカバー19の後面にはメイン基板ボックス20が固
定されている。このメイン基板ボックス20内にはメイ
ン基板21が収納されており、メイン基板21にはマイ
クロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置2
2が搭載されている。このメイン制御装置22は、図2
に示すように、CPU23,ROM24,RAM25,
I/O26を有するものであり、始動口スイッチ18は
I/O26を介してCPU23の割込み入力端子INT
に電気的に接続されている。尚、メイン制御装置22の
CPU23は主制御手段に相当するものである。
【0012】表示台板15の後面には、図15に示すよ
うに、図柄基板27が固定されている。この図柄基板2
7はセンタカバー19により後方から覆われたものであ
り、図柄基板27にはマイクロコンピュータを主体に構
成された図柄制御装置28が搭載されている。この図柄
制御装置28は、図3に示すように、CPU29,RO
M30,RAM31,I/O32を有するものであり、
図柄制御装置28のCPU29にはI/O32を介して
LCD駆動回路33が電気的に接続されている。このL
CD駆動回路33には、図4の(a)に示すように、図
柄表示装置16が電気的に接続されており、CPU29
はLCD駆動回路33を介して図柄表示装置16の表示
内容を制御する。
【0013】図柄制御装置28のCPU29には、図3
に示すように、I/O32を介してメイン制御装置22
のI/O26が電気的に接続されており、メイン制御装
置22のCPU23は図柄制御装置28のCPU29に
図柄指令を出力することに基づいて図柄表示装置16の
表示内容を指令する。
【0014】遊技盤10の前面には、図13に示すよう
に、特別図柄始動口17の下方に位置して入賞口台板3
4が固定されており、入賞口台板34には前面が開口す
る四角筒状の入賞口35が形成されている。また、入賞
口台板34には扉36が軸37を中心に回動可能に装着
されている。この扉36は入賞口ソレノイド38(図4
のa参照)のプランジャにクランク機構(図示せず)を
介して連結されており、入賞口ソレノイド38の断電時
には、図13に示すように、扉36が垂直状態に回動す
ることに基づいて入賞口35の前面を閉鎖し、入賞口ソ
レノイド38の通電時には扉36が前方に倒れた水平状
態に回動することに基づいて入賞口35の前面を開放す
る。
【0015】入賞口35内の入口には入賞口スイッチ3
9(図2参照)が固定されており、入賞口スイッチ39
は、図2に示すように、メイン制御装置22のCPU2
3の割込み入力端子INTにI/O26を介して電気的
に接続されている。この入賞口スイッチ39は近接スイ
ッチからなるものであり、入賞口35内にパチンコ球P
が入賞したことを検出してCPU23の割込み入力端子
INTに入賞信号を出力する。
【0016】入賞口35内の奥部には、図13に示すよ
うに、左側部および右側部に位置してトンネル状の外れ
口40および当り口41が形成されており、入賞口35
内に入賞したパチンコ球Pは外れ口40および当り口4
1のいずれかに入賞する。また、当り口41内にはVス
イッチ42(図2参照)が固定されている。このVスイ
ッチ42は当り口41内にパチンコ球Pが入賞したこと
を検出してV信号を出力する近接スイッチからなるもの
であり、図2に示すように、メイン制御装置22のI/
O26を介してCPU23に電気的に接続されている。
【0017】メイン制御装置22のCPU23には、図
2に示すように、I/O26を介してソレノイド駆動回
路43が電気的に接続されている。このソレノイド駆動
回路43には、図4の(a)に示すように、入賞口ソレ
ノイド38が電気的に接続されており、メイン制御装置
22のCPU23はソレノイド駆動回路43を介して入
賞口ソレノイド38を駆動制御することに基づいて入賞
口35を開閉する。
【0018】前面扉2の後面には、図15に示すよう
に、メインセット44が固定されている。このメインセ
ット44はセンタカバー19を囲う矩形枠状をなすもの
であり、メインセット44の後面には上端部に位置して
球タンク45が固定されている。この球タンク45は上
面が開口する容器状をなすものであり、球タンク45内
にはパチンコ球Pが貯溜されている。また、メインセッ
ト44の後面にはタンクレール46が固定されている。
このタンクレール46は傾斜樋状をなすものであり、タ
ンクレール46の右端部は球タンク45内に接続されて
いる。
【0019】メインセット44の左側部には賞球払出装
置47が装着されている。この賞球払出装置47はパチ
ンコ球Pが特別図柄始動口17内および入賞口35内に
入賞することに基づいて上皿4内にパチンコ球P(賞
球)を払出すものであり、次のように構成されている。
【0020】<賞球払出装置47について>メインセッ
ト44には、図12に示すように、払出ケース48が固
定されており、払出ケース48内には球通路49が形成
されている。この球通路49の上端部はタンクレール4
6の出口に接続されており、球通路49内には球タンク
45内からタンクレール46内を通してパチンコ球Pが
一列に充填される。この球通路49の上下方向中間部に
はスプロケット50が軸51を中心に回動可能に装着さ
れており、スプロケット50の外周部には凹状をなす複
数の球受け部52が形成されている。
【0021】払出ケース48内にはパルスモータからな
る払出モータ53(図4のa参照)が配設されている。
この払出モータ53の回転軸にはスプロケット50の軸
51が連結されており、払出モータ53の停止時には、
図12に実線で示すように、パチンコ球Pがスプロケッ
ト50の1個の球受け部52内に保持されている。この
状態で払出モータ53の回転軸が単位量だけ回転する
と、図12に二点鎖線で示すように、スプロケット50
が矢印A方向へ回動することに基づいて1個の球受け部
52内から1個のパチンコ球Pが排出され、球通路49
の下端部を通して払出ケース48の下方へ放出される。
【0022】払出ケース48内には球通路49の下端部
に位置して近接スイッチからなる賞球スイッチ54が固
定されている。この賞球スイッチ54は賞球センサに相
当するものであり、球通路49内を落下するパチンコ球
Pを検出することに基づいて賞球信号を出力する。賞球
払出装置47は以上のように構成されている。
【0023】メインセット44には、図15に示すよう
に、下皿通路55が設けられている。この下皿通路55
の上端部は賞球払出装置47の球通路49に接続されて
おり、球通路49内から放出されるパチンコ球Pは下皿
通路55内を落下する。また、下皿通路55の途中部分
には上皿通路56が設けられている。この上皿通路56
は上皿4内に接続されており、パチンコ球Pは下皿通路
55内から上皿通路56内に転がり込み、上皿4内に払
出される。
【0024】前面扉2には、図14の(a)に示すよう
に、上皿4の下方に位置して下皿57が固定されてい
る。この下皿57は下皿通路55の下端部に接続された
ものであり、パチンコ球Pが上皿4内から溢れて上皿通
路56内に充満した状態では下皿通路55を通して下皿
57内に払出される。
【0025】メインセット44の後面には賞球払出装置
47の前方に位置して貸球払出装置(図示せず)が固定
されている。この貸球払出装置は賞球払出装置47と同
一の払出ケース48内にスプロケット50および払出ソ
レノイド58(図4のa参照)を収納してなるものであ
り、貸球払出装置の払出ケース48の球通路49内には
球タンク45内からタンクレール46内を通してパチン
コ球Pが一列に充填され、貸球払出装置の球通路49は
下皿通路55に接続されている。
【0026】貸球払出装置の払出ソレノイド58は貸球
払出装置のスプロケット50に連結されており、払出ソ
レノイド58のプランジャが移動したときには貸球払出
装置のスプロケット50が単位量だけ回動し、貸球払出
装置の球通路49内から下皿通路55内および上皿通路
56内を通して上皿4内にパチンコ球P(貸球)が払出
される。
【0027】貸球払出装置の払出ケース48内には球通
路49の下端部(賞球スイッチ54と同位置)に位置し
て近接スイッチからなる球貸スイッチ59(図1参照)
が固定されている。この球貸スイッチ59は球貸センサ
に相当するものであり、貸球払出装置の球通路49内を
落下するパチンコ球Pを検出することに基づいて球貸信
号を出力する。
【0028】メインセット44の後面には、図15に示
すように、払出基板ボックス60が固定されている。こ
の払出基板ボックス60内には払出基板61が収納され
ており、払出基板61にはマイクロコンピュータを主体
に構成された払出制御装置62が搭載されている。
【0029】払出制御装置62は、図1に示すように、
CPU63,ROM64,RAM65,I/O66を有
するものであり、賞球払出装置47の賞球スイッチ54
は、図1および図2に示すように、払出制御装置62の
I/O66およびメイン制御装置22のI/O26を介
して払出制御装置62のCPU63の入力端子INおよ
びメイン制御装置22のCPU23の入力端子INに電
気的に接続されている。また、貸球払出装置の球貸スイ
ッチ59は、図1に示すように、払出制御装置62のI
/O66を介してCPU63の入力端子INに電気的に
接続されている。尚、払出制御装置62のCPU63お
よびRAM65は払出制御手段および揮発性メモリに相
当するものである。
【0030】払出制御装置62のCPU63の割込み入
力端子INTおよび入力端子INには、図1に示すよう
に、I/O66を介してメイン制御装置22のI/O2
6が電気的に接続されており、メイン制御装置22のC
PU23は特別図柄始動口17内および入賞口35内に
パチンコ球Pが入賞したことを検出すると、払出制御装
置62のCPU63の割込み入力端子INTおよび入力
端子INに払出指令等を出力する。
【0031】払出制御装置62のCPU63には、図1
に示すように、I/O66を介してモータ駆動回路67
およびソレノイド駆動回路68が電気的に接続されてい
る。これらモータ駆動回路67およびソレノイド駆動回
路68には、図4の(a)に示すように、払出モータ5
3および払出ソレノイド58が電気的に接続されてお
り、払出制御装置62のCPU63はメイン制御装置2
2からの払出指令等を検出することに基づいて払出モー
タ53を駆動制御し、上皿4内にパチンコ球Pを払出
す。
【0032】払出制御装置62のCPU63の割込み入
力端子INTには、図1に示すように、I/O66を介
して貸出スイッチ69が電気的に接続されている。この
貸出スイッチ69は上皿4に装着されたものであり、貸
出スイッチ69の操作時には貸出スイッチ69から払出
制御装置62のI/O66を通してCPU63の割込み
入力端子INTに貸出信号(オン信号)が出力される。
【0033】メインセット44の後面には、図15に示
すように、電源基板70が固定されており、電源基板7
0には、図4の(a)に示すように、電源回路71が搭
載されている。この電源基板71はパチンコホールの島
設備からAC24Vの主電源Vinが与えられるものであ
り、電源回路71はAC24Vの主電源Vinに基づいて
DC32Vの駆動電源Vout1,DC12Vの駆動電源V
out2,DC5Vの駆動電源Vout3を生成する。
【0034】電源基板70にはメイン基板21が電気的
に接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板7
0からメイン基板21のソレノイド駆動回路43を通し
て入賞口ソレノイド38にDC32Vの駆動電源Vout1
が印加される。また、電源基板70からメイン基板21
を通して始動口スイッチ18と入賞口スイッチ39とV
スイッチ42とにDC12Vの駆動電源Vout2が印加さ
れ、メイン制御装置22にDC5Vの駆動電源Vout3が
印加される。
【0035】電源基板70には図柄基板27が電気的に
接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板70
から図柄基板27のLCD駆動回路33を通して図柄表
示装置16にDC12Vの駆動電源Vout2が印加され、
電源基板70から図柄基板27を通して図柄制御装置2
8にDC5Vの駆動電源Vout3が印加される。
【0036】電源基板70には払出基板61が電気的に
接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板70
から払出基板61のモータ駆動回路67およびソレノイ
ド駆動回路68を通して払出モータ53および払出ソレ
ノイド58にDC32Vの駆動電源Vout1が印加され
る。また、電源基板70から払出基板61を通して賞球
スイッチ54と球貸スイッチ59と貸出スイッチ69に
DC12Vの駆動電源Vout2が印加され、払出制御装置
62にDC5Vの駆動電源Vout3が印加される。電源基
板70には信号出力手段に相当する停電検出回路72が
搭載されており、停電検出回路72は、図1および図2
に示すように、払出制御装置62のI/O66およびメ
イン制御装置22のI/O26を介して払出制御装置6
2のCPU63の最優先割込み入力端子NMIおよびメ
イン制御装置22のCPU23の最優先割込み入力端子
NMIに電気的に接続されている。この停電検出回路7
2は主電源Vinの電圧レベルを監視するものであり、主
電源Vinの電圧レベルが停電レベルに降下したときには
メイン制御装置22のI/O26および払出制御装置6
2のI/O66を通してCPU23の最優先割込み端子
NMIおよびCPU63の最優先割込み端子NMIに停
電信号を出力する。
【0037】電源基板70には、図4の(a)に示すよ
うに、出力回路73が搭載されており、出力回路73の
出力側は、図1および図2に示すように、払出制御装置
62のI/O66およびメイン制御装置22のI/O2
6を介して払出制御装置62のCPU63の入力端子I
Nおよびメイン制御装置22のCPU23の入力端子I
Nに電気的に接続されている。この出力回路73の入力
側は停電検出回路72に電気的に接続されており、出力
回路73は停電検出回路72からの停電信号を設定時間
だけ遅らせ、メイン制御装置22のI/O26および払
出制御装置62のI/O66を通してCPU22および
CPU63に終了信号として出力する。
【0038】電源基板70には、図4の(a)に示すよ
うに、予備電源に相当するバックアップ電源回路74が
搭載されている。このバックアップ電源回路74はコン
デンサを主体に構成されたものであり、主電源Vinの電
圧レベルが停電レベルに降下したときにはバックアップ
電源回路74から賞球スイッチ54および球貸スイッチ
59にDC12Vの駆動電源Vout2´ が設定時間(4
0msec程度)だけ供給される。
【0039】電源基板70には予備電源に相当するバッ
クアップ電源回路75が搭載されている。このバックア
ップ電源回路75はコンデンサを主体に構成されたもの
であり、主電源Vinの電圧レベルが停電レベルに降下し
たときにはバックアップ電源回路75からメイン制御装
置22および払出制御装置56にDC5Vの駆動電源V
out3´ が設定時間(40msec程度)だけ供給され
る。
【0040】メイン基板21には予備電源に相当するバ
ックアップ電源回路76が搭載されている。このバック
アップ電源回路76は、図4の(b)に示すように、2
個のダイオード77とリチウム電池78とを有するもの
であり、駆動電源Vout3または駆動電源Vout3´ の有
効時には電源基板70からメイン制御装置22に駆動電
源Vout3または駆動電源Vout3´ が印加され、駆動電
源Vout3および駆動電源Vout3´ の遮断時にはメイン
基板21のバックアップ電源回路76のリチウム電池7
8からデータバックアップ用の駆動電源Vout4が供給さ
れる。
【0041】払出基板61には、図4の(a)に示すよ
うに、バックアップ電源回路76が搭載されており、駆
動電源Vout3または駆動電源Vout3´ の有効時には電
源基板70から払出制御装置62に駆動電源Vout3また
は駆動電源Vout3´ が印加され、駆動電源Vout3およ
び駆動電源Vout3´ の遮断時には払出基板61のバッ
クアップ電源回路76のリチウム電池78からデータバ
ックアップ用の駆動電源Vout4が供給される。
【0042】電源基板70の後面には、図15に示すよ
うに、消去スイッチ79が搭載されており、消去スイッ
チ79には、図4の(a)に示すように、電源基板70
から駆動電源Vout2が供給される。この消去スイッチ7
9は、図1および図2に示すように、払出制御装置62
のI/O66およびメイン制御装置22のI/O26を
介して払出制御装置62のCPU63の入力端子INお
よびメイン制御装置22のCPU23の入力端子INに
電気的に接続されており、消去スイッチ79の操作時に
は消去スイッチ79からメイン制御装置22のCPU2
3および払出制御装置62のCPU63に消去信号が出
力される。尚、消去スイッチ79は操作力が除去される
ことに基づいてオン状態からオフ状態に自己復帰するプ
ッシュスイッチからなるものであり、前面扉2の開放状
態で前方から操作される。
【0043】電源基板70の後面には、図15に示すよ
うに、電源スイッチ80が搭載されている。この電源ス
イッチ80は片手で同時操作可能な程度に消去スイッチ
79に近接するものであり、電源スイッチ80のオン操
作時にはパチンコホールの島設備から電源回路71に主
電源Vinが供給され、電源回路71からメイン制御装
置22,図柄制御装置28,払出制御装置62に駆動電
源Vout3が供給されることに基づいてメイン制御装置2
2,図柄制御装置28,払出制御装置62が起動する。
尚、電源スイッチ80はオン状態およびオフ状態にロッ
クされる自己保持形のモーメンタリスイッチからなるも
のである。
【0044】次に上記構成の作用について説明する。 <<メイン制御装置22の処理内容について>>メイン
制御装置22のCPU23は電源スイッチ80の操作に
基づいて投入されると、図5のステップS1へ移行し、
スタックポインタを初期設定する。そして、RAMアク
セスレジスタをオンし、RAM25に対するアクセス禁
止を解除する。このアクセス禁止は後述の停電処理で設
定されるものであり、CPU23はアクセス禁止を解除
すると、ステップS2へ移行する。
【0045】CPU23はステップS2へ移行すると、
消去スイッチ79からの消去信号の有無を判断する。例
えば消去信号を検出したときにはステップS3へ移行
し、ラウンドカウンタ値R,VフラグFv,開放時間タ
イマTo,入賞個数カウンタ値Np,賞球カウンタ値N
m,カウンタデータ,大当りの判定結果,図柄の設定結
果,チェックサム等のRAM25の全てのデータをリセ
ットする(初期化処理)。従って、電源スイッチ80お
よび消去スイッチ79が同時操作された場合にステップ
S3の初期化処理が実行されることになる。
【0046】CPU23はステップS4へ移行すると、
カウンタデータの有無を判断する。このカウンタデータ
はCPU23が始動口スイッチ18からの始動信号を検
出することに基づいて割込みルーチンで取得するもので
あり、始動信号の処理内容は次の通りである。
【0047】<始動信号処理について>CPU23は割
込み端子INTに割込み要求信号(始動信号)が入力さ
れたことを検出すると、図6のステップS21およびS
22へ移行し、払出制御装置62のI/O65に払出指
令および払出個数Na(5個)を出力する。そして、ス
テップS23へ移行し、賞球カウンタ値Nmに払出個数
Naを加算する(Nm+Na→Nm)。
【0048】CPU23は賞球カウンタ値Nmを加算す
ると、ステップS24へ移行し、RAM25のカウンタ
データエリアを参照する。このカウンタデータエリアは
保留データ記録部〜を有するものであり、保留デー
タ記録部〜には保留データ記録部,保留データ記
録部,保留データ記録部,保留データ記録部,保
留データ記録部の順に記録順序が設定されている。
【0049】CPU23はステップS24で保留データ
記録部〜に空欄がないことを検出すると、ステップ
S26へ移行する。また、ステップS24で保留データ
記録部〜に空欄があることを検出したときにはステ
ップS25へ移行し、大当りカウンタ値Noおよび図柄
カウンタ値Nzを取得する。これら大当りカウンタNo
および図柄カウンタNzは「0」から上限値に加算され
た後に「0」に戻って加算されるリングカウンタからな
るものであり、CPU23は大当りカウンタ値Noおよ
び図柄カウンタ値Nzを取得すると、保留データ記録部
〜のうち記録順序に応じた先頭の空欄に記録し、ス
テップS26へ移行する。尚、大当りカウンタNoおよ
び図柄カウンタNzはCPU23が設定時間(5mse
c)毎にタイマ割込みルーチンを起動することに基づい
て「1」ずつ加算するものである。
【0050】CPU23はステップS26へ移行する
と、賞球スイッチ54からの賞球信号の有無を判断す
る。この状態では払出制御装置62のCPU63が払出
モータ53を駆動制御することに基づいてパチンコ球P
の払出動作を実行しており(詳細は後述する)、1個の
パチンコ球Pが払出される毎に賞球スイッチ54から賞
球信号が出力されている。従って、メイン制御装置22
のCPU23はステップS26で賞球信号を検出し、ス
テップS27で賞球カウンタ値Nmを「1」だけ減算す
る(Nm−1→Nm)。そして、ステップS28で賞球
カウンタ値Nmが「0」に減算されたことを検出する
と、設定個数Naのパチンコ球Pが払出されたことを確
認し、図5のメインルーチンに復帰する。
【0051】CPU23は図5のステップS4でRAM
25のカウンタデータエリアの保留データ記録部にカ
ウンタデータが有ることを検出すると、ステップS5へ
移行し、保留データ記録部に記録されている大当りカ
ウンタ値Noを大当り値No´と比較する。この大当り
値No´はメイン制御装置22のROM24に予め記録
されたものであり、CPU23は両者が同一であること
を検出したときには大当りと判定し、両者が相違してい
ることを検出したときには外れと判定し、大当りおよび
外れの判定結果をRAM25に記録する。
【0052】CPU23は大当りおよび外れの判定結果
をRAM25に記録すると、ステップS6へ移行し、保
留データ記録部に記録されている図柄カウンタ値Nz
に基づいて図柄を設定する。この図柄は左列の数字図柄
と中列の数字図柄と右列の数字図柄との組合わせからな
るものであり、CPU23は図柄を設定すると、図柄の
設定結果をRAM25に記録する。そして、ステップS
7で図柄制御装置28のI/O32に図柄の設定結果を
出力し、ステップS8で図柄変動指令を出力し、ステッ
プS9で図柄確定指令を出力する。
【0053】図柄制御装置28のCPU29は図柄の設
定結果を検出すると、RAM30に記録し、図柄変動指
令を検出すると、図柄表示装置16の各列の数字図柄を
縦方向に変動させる。これら各列の数字図柄の変動は図
柄制御装置28のROM30に予め記録された順序で行
われるものであり、CPU29は確定指令を検出する
と、図柄表示装置16の各列の数字図柄をRAM30の
設定図柄で確定停止させる。
【0054】メイン制御装置22のCPU23は図5の
ステップS10でRAM25に外れの判定結果が記録さ
れていることを検出すると、ステップS12へ移行し、
保留データ記録部のカウンタデータを消去する。そし
て、保留データ記録部〜にカウンタデータが記録さ
れているときにはカウンタデータを前段の保留データ記
録部〜に移動させる(カウンタデータの整理)。
【0055】CPU23は図5のステップS10でRA
M25に大当りが記録されていることを検出すると、ス
テップS11へ移行し、下記の大当り処理を実行する。
そして、ステップS12へ移行し、カウンタデータの整
理を行う。
【0056】<大当り処理について>CPU23は図7
のステップS41で入賞口ソレノイド38を駆動するこ
とに基づいて入賞口35を開放し、ステップS42で開
放時間タイマToをスタートさせる。そして、ステップ
S43へ移行し、入賞個数カウンタ値NpをROM22
に予め記録された上限値Nmax (10個)と比較する。
この入賞個数カウンタ値NpはCPU23が入賞口スイ
ッチ39からの入賞信号を検出することに基づいて割込
みルーチンで取得するものであり、入賞信号の処理内容
は次の通りである。
【0057】<入賞信号処理について>CPU23は割
込み端子INTに割込み要求信号(入賞信号)が入力さ
れたことを検出すると、図8のステップS31およびS
32へ移行し、払出制御装置62のI/O65に払出指
令および払出個数Nb(15個)を出力する。そして、
ステップS33で賞球カウンタ値Nmに払出個数Nbを
加算し(Nm+Nb→Nm)、ステップS34で入賞個
数カウンタ値Npに「1」を加算する(Np+1→N
p)。
【0058】CPU23は入賞個数カウンタ値Npに
「1」を加算すると、ステップS35へ移行し、賞球ス
イッチ54からの賞球信号の有無を判断する。この状態
では払出制御装置62のCPU63が払出モータ53を
駆動制御することに基づいてパチンコ球Pの払出動作を
実行しており(詳細は後述する)、1個のパチンコ球P
が払出される毎に賞球スイッチ54から賞球信号が出力
されている。従って、メイン制御装置22のCPU23
はステップS35で賞球信号を検出し、ステップS36
で賞球カウンタ値Nmを「1」だけ減算する(Nm−1
→Nm)。そして、ステップS37で賞球カウンタ値N
mが「0」に減算されたことを検出すると、設定個数N
bのパチンコ球Pが払出されたことを確認し、図7に復
帰する。
【0059】メイン制御装置22のCPU23は図7の
ステップS43で「Np<Nmax 」を検出すると、ステ
ップS44へ移行し、Vスイッチ42からのV信号の有
無を判断する。ここで、V信号を検出したときにはステ
ップS45でVフラグFvに「1」をセットし、ステッ
プS46へ移行する。
【0060】CPU23はステップS46へ移行する
と、開放時間タイマToをROM24に予め記録された
上限値Tmax (29.5秒)と比較する。ここで、「T
o<Tmax 」を検出したときにはステップS43に復帰
し、ステップS43〜S46を繰返す。
【0061】CPU23はステップS43で入賞個数カ
ウンタ値Npが上限値Nmax に達したことを検出した
り、ステップS46で開放時間タイマ値Toが上限値T
max に達したことを検出すると、ステップS47へ移行
する。ここで、入賞口ソレノイド38を断電することに
基づいて入賞口35を閉鎖し、ステップS48へ移行す
る(ラウンド終了)。
【0062】CPU23はステップS48へ移行する
と、ラウンドカウンタ値Rを上限値Rmax (14)と比
較する。この上限値Rmax はメイン制御装置22のRO
M24に予め記録されたものであり、CPU23は「R
<Rmax 」を検出すると、ステップS49へ移行する。
【0063】CPU23はステップS49へ移行する
と、VフラグFvの状態を判断する。ここで「Fv=
1」を検出したときにはステップS50へ移行し、ラウ
ンドカウンタ値Rに「1」を加算する。そして、ステッ
プS51で入賞個数カウンタ値Npを「0」にリセット
し、ステップS52でVフラグFvを「0」にリセット
し、ステップS53で開放時間タイマToを「0」にリ
セットする。次に、ステップS41に復帰し、ステップ
S41〜S53を繰返す。従って、入賞口35内に上限
値Maxのパチンコ球Pが入賞する間に当り口41内に
パチンコ球Pが入賞したり、入賞口35の開放時間To
が上限値Maxに達する間に当り口41内にパチンコ球
Pが入賞したときにはVフラグFvに「1」がセットさ
れ、入賞口35の開放動作が再開される。
【0064】CPU23はステップS48で「ラウンド
カウンタ値R≧上限値Rmax 」を検出したり、ステップ
S49で「VフラグFv=1」でないことを検出する
と、ステップS54へ移行し、ラウンドカウンタ値Rを
「0」にリセットする。そして、ステップS55で入賞
個数カウンタ値Npを「0」にリセットし、ステップS
56でVフラグFvを「0」にリセットし、ステップS
57で開放時間タイマToを「0」にリセットし、大当
り処理を終える。従って、入賞口35内に上限値Max
のパチンコ球Pが入賞する間に当り口41内にパチンコ
球Pが入賞しなかったり、入賞口35の開放時間Toが
上限値Maxに達する間に当り口41内にパチンコ球P
が入賞しなかったり、入賞口35の開放回数Rが上限値
Maxに達したときには大当り処理が終了する。
【0065】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路72からメイン制御装置22のI/O26を通して
CPU23の最優先割込み端子NMIに割込み要求信号
(停電信号)が出力される。すると、CPU23は他の
全ての処理動作に優先して下記の停電処理を実行する。
【0066】<停電処理について>CPU23は停電信
号を検出すると、図9のステップS61へ移行し、バッ
クアップ処理を開始する。そして、レジスタの内容や割
込みの状態やプログラムやアドレスやスタックポインタ
の内容をRAM25のスタック領域に記録し、ステップ
S62へ移行する。
【0067】CPU23はステップS62へ移行する
と、賞球スイッチ54からの賞球信号の有無を判断す
る。ここで、賞球信号が無いと判断すると、ステップS
64へ移行し、出力回路73からの終了信号の有無を判
断する。この終了信号は停電信号から設定時間ΔTだけ
遅れて出力されるもの(賞球信号の検出終了を指令する
もの)であり、遅延時間ΔTは、図12に示すように、
賞球払出装置47のスプロケット50から放出されたパ
チンコ球Pが賞球スイッチ54の検出エリアに到達する
までの落下時間(40msec程度)に設定されてい
る。従って、CPU23は停電信号と同時に放出された
パチンコ球Pを検出可能な時間ΔTだけ図9のステップ
S62〜S64を繰返し、ステップS62で賞球信号を
検出したきにはステップS63で賞球カウンタ値Nmか
ら「1」を減算する(Nm−1→Nm,賞球処理)。
【0068】電源基板70のバックアップ電源回路74
の電源印加時間は賞球スイッチ54が停電信号と同時に
放出されたパチンコ球Pを検出可能な程度に設定された
ものであり、バックアップ電源回路74から賞球スイッ
チ54に印加される瞬時バックアップ用の駆動電源Vou
t2´ は図9の停電処理が終了すると同時に消滅するこ
とになる。
【0069】CPU23はステップS64で出力回路7
3からの終了信号を検出すると、ステップS65でRA
M25のデータ列のチェックサムを算出し、RAM25
のスタック領域に記録する。そして、ステップS66で
バックアップフラグFbに「1」をセットし、ステップ
S67でRAMアクセスレジスタをオフし、RAM25
に対するアクセスを禁止する。
【0070】電源基板70のバックアップ電源回路75
の電源印加時間はメイン制御装置22が停電処理を実行
可能な程度に設定されたものであり、バックアップ電源
回路75からメイン制御装置22に印加される瞬時バッ
クアップ用の駆動電源Vout3´は図9の停電処理の終了
時に消滅する。この駆動電源Vout3´の消滅状態ではメ
イン基板21のバックアップ電源回路76からメイン制
御装置22にバックアップ電源Vout4が印加され、ラウ
ンドカウンタ値R,VフラグFv,開放時間タイマT
o,入賞個数カウンタ値Np,カウンタデータ,大当り
の判定結果,図柄の設定結果,賞球カウンタ値Nm(ス
テップS63の実行時には賞球カウンタNmの更新値)
に加えてステップS61の処理結果,ステップS65の
チェックサム,ステップS66のバックアップフラグ等
の全てのデータがバックアップされる。
【0071】<停電復旧時の処理について>CPU23
は主電源Vinが自動的に復旧すると、図5のステップS
1へ移行し、スタックポインタを初期設定する。そし
て、RAMアクセスレジスタをオンし、RAM25のア
クセス禁止を解除する。次に、ステップS2へ移行で消
去スイッチ79のオフを検出し、ステップS13でバッ
クアップフラグFbの状態を判断する。ここでは先の停
電処理でバックアップフラグFbが「1」にセットされ
ているので、ステップS14へ移行する。
【0072】CPU23はステップS14へ移行する
と、RAM25のデータ列のチェックサムを算出し、停
電時のチェックサムと比較する。ここで、停電復旧時の
チェックサムと停電時のチェックサムとが相違している
ことを検出したときにはデータが破壊されていると判断
し、ステップS3へ移行する。そして、RAM25の全
てのデータをリセットし、ステップS4へ移行する。ま
た、停電復旧時のチェックサムと停電時のチェックサム
とが同一であると判断したときにはステップS15へ移
行し、スタック領域からスタックポインタを読出し、ス
タックポインタを停電前の状態に戻す。
【0073】CPU23はスタックポインタを復旧させ
ると、ステップS16でバックアップフラグFbをオフ
し(0→Fb)、ステップS17でチェックサムをクリ
アする。そして、ステップS18へ移行し、スタックポ
インタに基づいてスタック領域からバックアップデータ
を読出す。次に、バックアップデータに基づいて停電直
前のプログラム実行位置に戻り、プログラムを再開す
る。
【0074】<<払出制御装置62の処理内容について
>>払出制御装置62のCPU63は電源スイッチ80
の操作に基づいて電源が投入されると、図10のステッ
プS101へ移行し、スタックポインタを初期設定す
る。そして、RAMアクセスレジスタをオンし、RAM
65に対するアクセス禁止を解除する。このアクセス禁
止は後述の停電処理で設定されるものであり、CPU6
3はアクセス禁止を解除すると、ステップS102へ移
行する。
【0075】CPU63はステップS102へ移行する
と、消去スイッチ79からの消去信号の有無を判断す
る。例えば消去信号を検出したときにはステップS10
3へ移行し、賞球カウンタ値Nm,貸出カウンタ値N
s,チェックサム等のRAM65の全てのデータをリセ
ットし(初期化処理)、ステップS104で賞球カウン
タ値Nmを「1」と比較する。この賞球カウンタ値Nm
はCPU63がメイン制御装置22からの払出指令を検
出することに基づいて割込みルーチンで加算するもので
あり、払出指令の処理内容は次の通りである。
【0076】<払出指令処理について>払出制御装置6
2のCPU63は払出指令を検出すると、図16の
(a)のステップS121で払出個数NaまたはNbを
検出する。これら払出指令および払出個数はメイン制御
装置22のCPU23が図6の始動信号処理または図8
の入賞信号処理で出力するものであり、払出制御装置6
2のCPU63は払出個数を検出すると、図16の
(a)のステップS122で賞球カウンタ値Nmに払出
個数NaまたはNbを加算し、図10のメインルーチン
に復帰する。
【0077】CPU63は図10のステップS104で
「賞球カウンタ値Nm≧1」を検出すると、ステップS
105で賞球払出装置47の払出モータ53を単位量だ
け駆動し、ステップS106へ移行する。ここで、賞球
スイッチ54からの賞球信号を検出すると、ステップS
107へ移行する。また、賞球信号が検出されないとき
には賞球信号が検出されるまでステップS105および
S106を繰返し、ステップS107へ移行する。
【0078】CPU63はステップS107へ移行する
と、賞球カウンタ値Nmから「1」を減算し、ステップ
S108へ移行する。ここで「Nm=0」が検出されな
いときにはステップS105に復帰し、「Nm=0」を
検出するまでステップS105〜S108を繰返す。
【0079】CPU63は貸出スイッチ69からの貸出
信号を検出すると、下記の<球貸処理について>に示す
ように、割込みルーチンを起動させる。そして、貸球払
出装置の払出ソレノイド58を駆動制御し、上皿4内に
パチンコ球Pを貸出す。
【0080】<球貸処理について>CPU63は貸出ス
イッチ69からの貸出信号を検出すると、図16の
(b)のステップS131へ移行し、貸出カウンタ値N
sに貸出個数Nc(120個)を加算する。そして、ス
テップS132で貸球払出装置の払出ソレノイド58を
駆動し、ステップS133へ移行する。ここで、球貸ス
イッチ59からの球貸信号を検出すると、ステップS1
34へ移行する。また、球貸信号が検出されないときに
は球貸信号が検出されるまでステップS132およびS
133を繰返し、ステップS134へ移行する。
【0081】CPU63はステップS134へ移行する
と、貸出カウンタ値Nsから「1」を減算し、ステップ
S135へ移行する。ここで、「Ns=0」が検出され
ないときにはステップS132に復帰し、「Ns=0」
を検出するまでステップS132〜S135を繰返す。
【0082】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路72から払出制御装置62のI/O66を通してC
PU63の最優先割込み端子NMIに割込み要求信号
(停電信号)が与えられる。すると、払出制御装置62
のCPU63は他の全ての処理動作に優先して下記の停
電処理を実行する。
【0083】<停電処理について>CPU63は停電信
号を検出すると、図11のステップS141へ移行し、
バックアップ処理を開始する。そして、レジスタの内容
や割込みの状態やプログラムやアドレスやスタックポイ
ンタの内容をRAM65のスタック領域に記録し、ステ
ップS142へ移行する。
【0084】CPU63はステップS142へ移行する
と、メイン制御装置22からの払出指令および払出個数
の有無を判断する。これら払出指令および払出個数はC
PU63が入力端子INを監視することに基づいて検出
するものであり、CPU63は払出指令および払出個数
を検出すると、ステップS143で賞球カウンタ値Nm
に払出個数NaまたはNbを加算し、ステップS144
へ移行する。
【0085】CPU63はステップS144へ移行する
と、賞球スイッチ54からの賞球信号の有無を判断す
る。ここで、賞球信号が無いと判断すると、ステップS
146へ移行し、球貸スイッチ59からの球貸信号の有
無を判断する。ここで、球貸信号が無いと判断すると、
ステップS148へ移行し、出力回路73からの終了信
号の有無を判断する。
【0086】終了信号は停電信号から設定時間ΔTだけ
遅れて出力されるもの(賞球信号および球貸信号の検出
終了を指令するもの)であり、遅延時間ΔTは、図12
に示すように、賞球払出装置47のスプロケット50お
よび貸球払出装置のスプロケット50から放出されたパ
チンコ球Pが賞球スイッチ54の検出エリアおよび球貸
スイッチ59の検出エリアに到達するまでの落下時間
(40msec程度)に設定されている。従って、CP
U63は停電発生と同時に放出されたパチンコ球Pを検
出可能な時間ΔTだけ図11のステップS144〜14
8を繰返す。そして、ステップS144で賞球信号を検
出したきにはステップS145で賞球カウンタ値Nmか
ら「1」を減算し(Nm−1→Nm,賞球処理)、ステ
ップS146で球貸信号を検出したきにはステップS1
47で貸出カウンタ値Nsから「1」を減算する(Ns
−1→Ns,球貸処理)。
【0087】電源基板70のバックアップ電源回路74
の電源印加時間は賞球スイッチ54および球貸スイッチ
59が停電信号と同時に放出されたパチンコ球Pを検出
可能な程度に設定されたものであり、バックアップ電源
回路74から賞球スイッチ54および球貸スイッチ59
に印加される瞬時バックアップ用の駆動電源Vout2´は
図11の停電処理が終了すると同時に消滅する。
【0088】CPU63はステップS148で出力回路
73からの終了信号を検出すると、ステップS149で
RAM65のデータ列のチェックサムを算出し、RAM
65のスタック領域に記録する。そして、ステップS1
50でバックアップフラグFbに「1」をセットし、ス
テップS151でRAMアクセスレジスタをオフし、R
AM65に対するアクセスを禁止する。
【0089】電源基板70のバックアップ電源回路75
の電源印加時間は払出制御装置62が図11の停電処理
を実行可能な程度に設定されたものであり、バックアッ
プ電源回路75から払出制御装置62に印加される瞬時
バックアップ用の駆動電源Vout3´は図11の停電処理
の終了時に消滅する。この駆動電源Vout3´の消滅状態
では払出基板61のバックアップ電源回路76から払出
制御装置62にバックアップ電源Vout4が印加され、賞
球カウンタ値Nm(ステップS143およびS145の
実行時には賞球カウンタNmの更新値),貸出カウンタ
値Ns(ステップS147の実行時には貸出カウンタN
sの更新値),ステップS141の処理結果,ステップ
S149のチェックサム,ステップS150のバックア
ップフラグ等の全てのデータがバックアップされる。
【0090】図17の(a)に示すように、電源基板7
0の停電検出回路72からメイン基板21のメイン制御
装置22および払出基板6上の払出制御装置62に停電
信号をパラレルに出力している都合上、図17の(b)
に示すように、メイン制御装置22による停電信号の検
出タイミングと払出制御装置62による停電信号の検出
タイミングとの間にタイムラグが殆ど存在せず、メイン
制御装置22による賞球払出指令の出力タイミングと払
出制御装置62による賞球払出指令の検出タイミングと
の間にはタイムラグが存在する。従って、メイン制御装
置22が停電信号の検出直前に賞球払出指令を出力した
ときには払出制御装置62に両信号が停電信号および賞
球払出指令の順序で到達する。
【0091】従来ではメイン制御装置22からの賞球払
出指令を払出制御装置62の割込み端子INTに入力し
ていた。この割込み端子INTは停電信号の検出に基づ
いて無効になるので、払出制御装置62が停電信号の直
後の賞球払出指令を検出することができず、メイン制御
装置22にバックアップされる賞球カウンタ値Nmと払
出制御装置62にバックアップされる賞球カウンタ値N
mとの整合性が取れない虞れがあった。
【0092】本実施例では払出制御装置62に停電信号
が出力されたときには払出制御装置62が入力端子IN
を介してメイン制御装置22からの賞球払出指令を監視
するように構成したので、賞球払出指令が停電信号の検
出直後に到達したときにも賞球払出指令が検出されるよ
うになる。このため、払出制御装置62に払出個数Nm
が正確にバックアップされるようになるので、停電復旧
時にRAM65の正確な払出個数Nmに基づいて正確な
個数の賞球が払出される。
【0093】<停電復旧時の処理について>CPU63
は主電源Vinが自動的に復旧すると、図10のステップ
S101へ移行し、スタックポインタを初期設定する。
そして、RAMアクセスレジスタをオンし、RAM65
に対するアクセスを許容する。次に、ステップS102
で消去スイッチ79のオフを検出し、ステップS109
でバックアップフラグFbの状態を判断する。ここでは
先の停電処理でバックアップフラグFbをセットしてい
るので、ステップS110へ移行する。
【0094】CPU63はステップS110へ移行する
と、チェックサムを算出し、停電時のチェックサムと比
較する。ここで、停電時のチェックサムと停電復旧時の
チェックサムとが相違していることを検出したときには
RAM65のデータが破壊されていると判断し、ステッ
プS103へ移行する。そして、RAM65の全てのデ
ータをリセットし、ステップS104へ移行する。ま
た、停電復旧時のチェックサムと停電時のチェックサム
とが同一であると判断したときにはステップS111へ
移行し、スタック領域からスタックポインタを読出し、
スタックポインタを停電前の状態に戻す。
【0095】CPU63はスタックポインタを復旧させ
ると、ステップS112でバックアップフラグFbをオ
フし(0→Fb)、ステップS113でチェックサムを
クリアする。そして、ステップS114へ移行し、スタ
ックポインタに基づいてスタック領域からバックアップ
データを読出す。次に、バックアップデータに基づいて
停電直前のプログラム実行位置に戻り、プログラムを再
開する。
【0096】上記実施例によれば、払出制御装置62の
CPU63の優先割込み端子NMIに停電信号が出力さ
れたときにはCPU63が入力端子INを介してメイン
制御装置22からの払出指令を監視するようにしたの
で、払出指令が停電信号に遅れて到達したときにも払出
指令が検出される。このため、払出制御装置62のRA
M65に払出個数Nmが正確にバックアップされるの
で、停電復旧時にはRAM65の正確な払出個数Nmに
基づいて正確な個数の賞球が払出される。
【0097】また、停電信号の出力時には賞球払出装置
47の賞球スイッチ54にバックアップ電源を供給した
ので、停電信号の出力直前に賞球払出装置47のスプロ
ケット50から賞球が払出されたときには賞球スイッチ
54が賞球を検出し、払出制御装置62のCPU63に
賞球信号を出力するようになる。このため、停電信号の
出力直前に払出された賞球を考慮した正確な払出個数N
mが払出制御装置62のRAM65にバックアップされ
るので、停電復旧時にはRAM65の正確な払出個数N
mに基づいて一層正確な個数の賞球が払出される。
【0098】また、停電信号の出力時には貸球払出装置
の球貸スイッチ59にバックアップ電源を供給したの
で、停電信号の出力直前に貸球が払出されたときには貸
球払出装置の球貸スイッチ59が貸球を検出し、払出制
御装置62のCPU63に球貸信号を出力するようにな
る。このため、停電信号の出力直前に払出された貸球を
考慮した正確な貸出個数Nsが払出制御装置62のRA
M65にバックアップされるので、停電復旧時にはRA
M65の正確な貸出個数Nsに基づいて一層正確な個数
の貸球が払出される。
【0099】尚、上記実施例においては、メイン制御装
置22のRAM25および払出制御装置62のRAM6
5をバックアップメモリとして利用したが、これに限定
されるものではなく、例えばメイン制御装置22のRO
M24および払出制御装置62のROM64をバックア
ップメモリとして利用したり、メモリカード等のバック
アップ専用メモリを用いても良い。
【0100】また、上記実施例においては、大当りの発
生に連動して大当り動作が行われる1種のパチンコ機に
本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、
例えば2種のパチンコ機または3種のパチンコ機に適用
しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が入
賞口に入賞することに基づいて電動式の役物が開放され
るものであり、役物の開放時に役物内の特別入賞口にパ
チンコ球が入球することに基づいて大当り動作が行われ
る。後者の3種のパチンコ機は大当りの発生に連動して
特別入賞口が開放されるものであり、特別入賞口の開放
時に特別入賞口内にパチンコ球が入球することに基づい
て大当り動作が行われる。
【0101】
【発明の効果】本発明の遊技機によれば、電源電圧の異
常時に払出制御手段の優先割込み端子に異常信号が出力
されると、払出制御手段が非割込み端子を介して主制御
手段からの払出指令を監視するようにした。このため、
払出指令が異常信号に遅れて到達したときにも払出指令
が検出され、払出指令性に関するデータが正確にバック
アップされるので、異常復旧時に正確なバックアップデ
ータに基づいて正確な個数の賞球が払出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(払出制御装置の電
気的な接続状態を示す図)
【図2】メイン制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図3】図柄制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図4】(a)は電源の供給経路等を示す図、(b)は
バックアップ電源回路を示す図
【図5】メイン制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図6】メイン制御装置の始動信号処理内容を示すフロ
ーチャート
【図7】メイン制御装置の大当り処理内容を示すフロー
チャート
【図8】メイン制御装置の入賞信号処理内容を示すフロ
ーチャート
【図9】メイン制御装置の停電処理内容を示すフローチ
ャート
【図10】払出制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図11】払出制御装置の停電処理内容を示すフローチ
ャート
【図12】賞球払出装置および貸球払出装置の内部構成
を示す図
【図13】遊技盤を示す前面図
【図14】(a)は全体構成を示す前面図、(b)は全
体構成を上皿の除去状態で示す矢印X視図
【図15】全体構成を示す後面図
【図16】(a)は払出制御装置の払出指令処理内容を
示すフローチャート、(b)は払出制御装置の球貸処理
内容を示すフローチャート
【図17】(a)は電源基板とメイン基板と払出基板と
の電気的な接続関係を示す図、(b)は賞球払出指令と
停電信号との時間的な関係を示す図
【符号の説明】
Pはパチンコ球、23はCPU(主制御手段)、54は
賞球スイッチ(賞球センサ)、59は球貸スイッチ(球
貸センサ)、63はCPU(払出制御手段)、72は停
電検出回路(信号出力手段)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球の払出動作を制御する払出制
    御手段と、 前記払出制御手段の割込み端子および非割込み端子に電
    気的に接続され、前記払出制御手段に賞球の払出指令を
    出力する主制御手段と、 前記払出制御手段の優先割込み端子に電源電圧の異常信
    号を出力する信号出力手段とを備え、 前記払出制御手段には、データバックアップ用のバック
    アップ電源が供給され、 前記払出制御手段は、異常信号の非検出時には前記主制
    御手段からの払出指令を前記割込み端子を介して監視
    し、異常信号の検出時には前記非割込み端子を介して監
    視することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 賞球が払出されることに基づいて払出制
    御手段に賞球信号を出力する賞球センサを備え、 前記賞球センサには、駆動用のバックアップ電源が供給
    され、 前記払出制御手段は、前記信号出力手段からの異常信号
    を検出することに基づいて前記主制御手段からの払出指
    令および前記賞球センサからの賞球信号を監視すること
    を特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 貸球が払出されることに基づいて払出制
    御手段に球貸信号を出力する球貸センサを備え、 前記球貸センサには、駆動用のバックアップ電源が供給
    され、 前記払出制御手段は、前記信号出力手段からの異常信号
    を検出することに基づいて前記主制御手段からの払出指
    令および前記球貸センサからの球貸信号を監視すること
    を特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147678A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2016005574A (ja) * 2015-08-07 2016-01-14 株式会社ソフイア 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011147678A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Sammy Corp 弾球遊技機
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