JP2003009814A - 健康食品 - Google Patents
健康食品Info
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- JP2003009814A JP2003009814A JP2001201979A JP2001201979A JP2003009814A JP 2003009814 A JP2003009814 A JP 2003009814A JP 2001201979 A JP2001201979 A JP 2001201979A JP 2001201979 A JP2001201979 A JP 2001201979A JP 2003009814 A JP2003009814 A JP 2003009814A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、複数の食品素材を組み合わ
せることにより、これらの食品素材単独では得ることが
できない相乗的な抗ガン作用を備えた健康食品を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明は、健康食品であって、キャベツ
発酵エキスと水溶性食物繊維とスピルリナとを含有す
る。
せることにより、これらの食品素材単独では得ることが
できない相乗的な抗ガン作用を備えた健康食品を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明は、健康食品であって、キャベツ
発酵エキスと水溶性食物繊維とスピルリナとを含有す
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、キャベツ発酵エキ
スを含有する健康食品に関する。より詳細には、キャベ
ツ発酵エキスと水溶性食物繊維とスピルリナとを含有す
る、抗ガン効果に優れた健康食品に関する。
スを含有する健康食品に関する。より詳細には、キャベ
ツ発酵エキスと水溶性食物繊維とスピルリナとを含有す
る、抗ガン効果に優れた健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】健康食品がブームとなり、生活習慣病を
改善するといわれる種々の食品が開発されているが、そ
の多くは、単一の食品素材に賦形剤を添加して成型され
たものである。ところが最近では、複数の食品素材を組
み合わせて、相乗作用を訴求したものが開発され、市販
されるようになってきた。例えば、ビフィズス菌とオリ
ゴ糖と食物繊維とを配合した健康食品は、相乗的な整腸
効果を奏し、それぞれを単独で用いた際には奏し得ない
ほどの高い大腸ガン予防効果があるといわれている。
改善するといわれる種々の食品が開発されているが、そ
の多くは、単一の食品素材に賦形剤を添加して成型され
たものである。ところが最近では、複数の食品素材を組
み合わせて、相乗作用を訴求したものが開発され、市販
されるようになってきた。例えば、ビフィズス菌とオリ
ゴ糖と食物繊維とを配合した健康食品は、相乗的な整腸
効果を奏し、それぞれを単独で用いた際には奏し得ない
ほどの高い大腸ガン予防効果があるといわれている。
【0003】しかし、このように複数の食品素材を組み
合わせた場合には、お互いの効果が逆に相殺されてしま
うこともある。
合わせた場合には、お互いの効果が逆に相殺されてしま
うこともある。
【0004】一方、三大生活習慣病の一つであるガン
は、依然として患者の数が多い状況にあり、ガン予防、
そして治療に関する研究が活発に行われている。特に、
ガン予防の意識は高く、安価で、高い抗ガン作用を有す
る健康食品の開発が望まれている。
は、依然として患者の数が多い状況にあり、ガン予防、
そして治療に関する研究が活発に行われている。特に、
ガン予防の意識は高く、安価で、高い抗ガン作用を有す
る健康食品の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
状況に鑑み、複数の食品素材を組み合わせることによ
り、各々の食品素材の持つ作用が、互いに影響しあっ
て、これらの素材単独では得ることのできない相乗的な
抗ガン作用を備えた健康食品を提供することにある。
状況に鑑み、複数の食品素材を組み合わせることによ
り、各々の食品素材の持つ作用が、互いに影響しあっ
て、これらの素材単独では得ることのできない相乗的な
抗ガン作用を備えた健康食品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、キャベツ発酵エキスと水溶性食物繊維とスピル
リナとを組み合わせることにより、抗ガン作用に優れた
健康食品が得られることを見出して、本発明の完成に至
った。
の結果、キャベツ発酵エキスと水溶性食物繊維とスピル
リナとを組み合わせることにより、抗ガン作用に優れた
健康食品が得られることを見出して、本発明の完成に至
った。
【0007】上記課題は、請求項1の健康食品に係る発
明によれば、キャベツ発酵エキスと、水溶性食物繊維と
スピルリナとを含有する健康食品により解決される。
明によれば、キャベツ発酵エキスと、水溶性食物繊維と
スピルリナとを含有する健康食品により解決される。
【0008】このように、抗酸化力の高いキャベツ発酵
エキスと、整腸効果を有する水溶性食物繊維と、葉緑素
の豊富なスピルリナを含有するため、これらの食品素材
のそれぞれが有する作用が、相互に増幅しあって、これ
らの食品素材単独では得ることができない相乗的な抗ガ
ン作用を備えた健康食品を得ることが可能となる。
エキスと、整腸効果を有する水溶性食物繊維と、葉緑素
の豊富なスピルリナを含有するため、これらの食品素材
のそれぞれが有する作用が、相互に増幅しあって、これ
らの食品素材単独では得ることができない相乗的な抗ガ
ン作用を備えた健康食品を得ることが可能となる。
【0009】上記課題は、請求項2の健康食品に係る発
明によれば、上記健康食品に、さらにオリゴ糖もしくは
乳酸菌、またはその両方を含有させることにより解決さ
れる。上記健康食品中の水溶性食物繊維と相俟って相乗
的な整腸効果を奏することにより、上記の抗ガン効果を
増強できる。
明によれば、上記健康食品に、さらにオリゴ糖もしくは
乳酸菌、またはその両方を含有させることにより解決さ
れる。上記健康食品中の水溶性食物繊維と相俟って相乗
的な整腸効果を奏することにより、上記の抗ガン効果を
増強できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
健康食品について説明する。なお、以下に説明する構成
は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲
内で種々改変することができるものである。
健康食品について説明する。なお、以下に説明する構成
は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲
内で種々改変することができるものである。
【0011】本実施形態に係るキャベツ発酵エキスは、
キャベツを発酵させることにより、得られる。本発明に
用いられるキャベツとしては、赤キャベツ、白キャベ
ツ、芽キャベツ等あらゆるキャベツを使用できる。
キャベツを発酵させることにより、得られる。本発明に
用いられるキャベツとしては、赤キャベツ、白キャベ
ツ、芽キャベツ等あらゆるキャベツを使用できる。
【0012】キャベツを発酵させる方法としては、例え
ば、先ずキャベツを水洗いし、カッターで粉砕し、水お
よび乳酸菌(例えば、ラクトバチルス・プランタラム:
乾燥粉末でも良い)を添加し、よく攪拌して、適切な温
度と適切な時間、保持する方法がある。キャベツを発酵
させた後には、発酵物をそのまま発酵エキスとしても良
い。または遠心分離して上清を回収し、濃縮して発酵エ
キスとして用いても良いし、濃縮後、凍結乾燥等の手段
で乾燥粉末としても良い。あるいはこれらのエキスをさ
らに加熱殺菌し、デキストリンを加えてスプレードライ
することによりエキス末とすることもできる。本発明に
用いるキャベツ発酵エキスには、これらの例示したキャ
ベツ発酵エキス、乾燥粉末などが含まれるがこれらに限
定されない。
ば、先ずキャベツを水洗いし、カッターで粉砕し、水お
よび乳酸菌(例えば、ラクトバチルス・プランタラム:
乾燥粉末でも良い)を添加し、よく攪拌して、適切な温
度と適切な時間、保持する方法がある。キャベツを発酵
させた後には、発酵物をそのまま発酵エキスとしても良
い。または遠心分離して上清を回収し、濃縮して発酵エ
キスとして用いても良いし、濃縮後、凍結乾燥等の手段
で乾燥粉末としても良い。あるいはこれらのエキスをさ
らに加熱殺菌し、デキストリンを加えてスプレードライ
することによりエキス末とすることもできる。本発明に
用いるキャベツ発酵エキスには、これらの例示したキャ
ベツ発酵エキス、乾燥粉末などが含まれるがこれらに限
定されない。
【0013】発酵に用いる微生物は、乳酸菌が好ましい
が、キャベツを発酵できるものであれば良く、酵母類な
ども用いられる。
が、キャベツを発酵できるものであれば良く、酵母類な
ども用いられる。
【0014】キャベツ発酵エキスは、良質なアミノ酸を
豊富含むばかりでなく、抗酸化作用を有する。そしてこ
の抗酸化作用は、体内に存在するスーパーオキシドディ
スムターゼ(SOD)を活性化するというものであり、
本発明の健康食品には、この抗酸化作用が関与している
ものと考えられる。
豊富含むばかりでなく、抗酸化作用を有する。そしてこ
の抗酸化作用は、体内に存在するスーパーオキシドディ
スムターゼ(SOD)を活性化するというものであり、
本発明の健康食品には、この抗酸化作用が関与している
ものと考えられる。
【0015】本発明に用いる水溶性食物繊維としては、
ペクチン、グアガム、サイリウム、ガラクトマンナン、
キシログルカン、ローカストビーンガム、グルコマンナ
ン、アルギン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、低分
子アルギン酸、低分子グアガム、難消化性デキストリ
ン、ポリデキストロース、プルラン、ファイパロン、コ
ンドロイチン硫酸などが挙げられる。また、これらの精
製品に限らず、水溶性食物繊維を多量に含む他の食品素
材も本発明の水溶性食物繊維として用いられる。
ペクチン、グアガム、サイリウム、ガラクトマンナン、
キシログルカン、ローカストビーンガム、グルコマンナ
ン、アルギン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、低分
子アルギン酸、低分子グアガム、難消化性デキストリ
ン、ポリデキストロース、プルラン、ファイパロン、コ
ンドロイチン硫酸などが挙げられる。また、これらの精
製品に限らず、水溶性食物繊維を多量に含む他の食品素
材も本発明の水溶性食物繊維として用いられる。
【0016】水溶性食物繊維は、整腸作用、食後血糖値
上昇抑制などの効果があることが知られているが、本発
明のような複数の素材と組み合わせることによる相乗的
な抗ガン効果に関する報告はいまだない。
上昇抑制などの効果があることが知られているが、本発
明のような複数の素材と組み合わせることによる相乗的
な抗ガン効果に関する報告はいまだない。
【0017】本発明の健康食品には、この水溶性食物繊
維の有する、整腸作用が関与していると考えられる。
維の有する、整腸作用が関与していると考えられる。
【0018】本発明に用いるスピルリナとしては、スピ
ルリナ属に属する藍藻類であれば良く、これには例え
ば、スピルリナ・ゲイトレリ、スピルリナ・プラテンシ
ス、スピルリナ・マキシマ、スピルリナ・メイヤー、ス
ピルリナ・ラキシシマ、スピルリナ・アルダリア等が挙
げられる。なお、本発明の健康食品に配合する場合、こ
れらの形態は問わず、液体培地中で培養した藻体でも、
乾燥藻体を添加しても良い。
ルリナ属に属する藍藻類であれば良く、これには例え
ば、スピルリナ・ゲイトレリ、スピルリナ・プラテンシ
ス、スピルリナ・マキシマ、スピルリナ・メイヤー、ス
ピルリナ・ラキシシマ、スピルリナ・アルダリア等が挙
げられる。なお、本発明の健康食品に配合する場合、こ
れらの形態は問わず、液体培地中で培養した藻体でも、
乾燥藻体を添加しても良い。
【0019】スピルリナは、クロロフィル(葉緑素)、
カロチン、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなど
のミネラルに富み、高脂血症、糖尿病に効果があるとい
われている。
カロチン、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなど
のミネラルに富み、高脂血症、糖尿病に効果があるとい
われている。
【0020】本発明の健康食品においては、スピルリナ
の葉緑素およびカロチンなどの色素系の化合物が、キャ
ベツ発酵エキスと水溶性食物繊維の抗ガン作用を増強し
ていると考えられる。
の葉緑素およびカロチンなどの色素系の化合物が、キャ
ベツ発酵エキスと水溶性食物繊維の抗ガン作用を増強し
ていると考えられる。
【0021】本発明の健康食品は、キャベツ発酵エキス
と水溶性食物繊維とスピルリナとを含有し、これによ
り、それぞれが単独では得られない相乗的な抗ガン効果
が得られ、その配合比は、10重量部(乾燥重量換算)
のキャベツ発酵エキスに対して、水溶性食物繊維の配合
量を、好ましくは10〜80重量部、より好ましくは1
5〜70重量部、さらに好ましくは20〜60重量部と
し、スピルリナの配合量を好ましくは0.1〜40重量
部、より好ましくは0.5〜30重量部、さらに好まし
くは1〜20重量部とする。
と水溶性食物繊維とスピルリナとを含有し、これによ
り、それぞれが単独では得られない相乗的な抗ガン効果
が得られ、その配合比は、10重量部(乾燥重量換算)
のキャベツ発酵エキスに対して、水溶性食物繊維の配合
量を、好ましくは10〜80重量部、より好ましくは1
5〜70重量部、さらに好ましくは20〜60重量部と
し、スピルリナの配合量を好ましくは0.1〜40重量
部、より好ましくは0.5〜30重量部、さらに好まし
くは1〜20重量部とする。
【0022】好ましい配合例を挙げると、10重量部
(乾燥重量換算)のキャベツ発酵エキスに対して、水溶
性食物繊維が20〜50重量部、スピルリナが1〜10
重量部である。
(乾燥重量換算)のキャベツ発酵エキスに対して、水溶
性食物繊維が20〜50重量部、スピルリナが1〜10
重量部である。
【0023】上記の必須素材に加えて、オリゴ糖または
乳酸菌、あるいはそれらの両方を添加しても良い。これ
により、キャベツ発酵エキスの不溶性食物繊維および水
溶性食物繊維と相俟って、相乗的な整腸効果が得られ
る。
乳酸菌、あるいはそれらの両方を添加しても良い。これ
により、キャベツ発酵エキスの不溶性食物繊維および水
溶性食物繊維と相俟って、相乗的な整腸効果が得られ
る。
【0024】オリゴ糖は、腸内細菌によって資化され、
一般に腸内環境を整備すると考えられているので、不溶
性食物繊維と同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、
腸内環境の改善に作用すると考えられる。
一般に腸内環境を整備すると考えられているので、不溶
性食物繊維と同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、
腸内環境の改善に作用すると考えられる。
【0025】オリゴ糖としては、ラクチュロース、パラ
チノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、
ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルト
オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラク
トオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリ
ゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖などが挙げら
れる。
チノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、
ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルト
オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラク
トオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリ
ゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖などが挙げら
れる。
【0026】オリゴ糖の配合量は、10重量部(乾燥重
量換算)のキャベツ発酵エキスに対して、好ましくは、
0.5重量部〜30重量部、より好ましくは1〜25重
量部である。
量換算)のキャベツ発酵エキスに対して、好ましくは、
0.5重量部〜30重量部、より好ましくは1〜25重
量部である。
【0027】乳酸菌は、オリゴ糖と同様、腸内環境を整
備すると考えられている。
備すると考えられている。
【0028】乳酸菌としては、Lactobacillus acidophi
lus、 Lactobacillus casei、 Lactobacillus bulgaric
us、 Streptococcus thermophilus、 Streptococcus fa
ecalis、 Streptococcus faecium、 Bacillus coagulan
s、 Bifidobacterium longum(ビフィズス菌)など 等
が用いられる。乳酸菌を用いる場合は、粉末、液状の食
品が好ましく、適切な培地で培養後、凍結乾燥して、加
工食品に添加すると、水分を与えられた場合に生育可能
となる。
lus、 Lactobacillus casei、 Lactobacillus bulgaric
us、 Streptococcus thermophilus、 Streptococcus fa
ecalis、 Streptococcus faecium、 Bacillus coagulan
s、 Bifidobacterium longum(ビフィズス菌)など 等
が用いられる。乳酸菌を用いる場合は、粉末、液状の食
品が好ましく、適切な培地で培養後、凍結乾燥して、加
工食品に添加すると、水分を与えられた場合に生育可能
となる。
【0029】乳酸菌の配合量は、10重量部のキャベツ
発酵エキスに対して、乳酸菌末(乾燥粉末)の場合、好
ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜
5重量部である。
発酵エキスに対して、乳酸菌末(乾燥粉末)の場合、好
ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜
5重量部である。
【0030】さらに、本発明の加工食品には、体内にカ
ルシウムを供給する目的で、カルシウム含有物(例え
ば、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、真珠末など)
と、還元麦芽糖および/または乳糖を添加しても良い。
還元麦芽糖と乳糖は、カルシウムの体内吸収(利用)率
を上昇させるために添加される。
ルシウムを供給する目的で、カルシウム含有物(例え
ば、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、真珠末など)
と、還元麦芽糖および/または乳糖を添加しても良い。
還元麦芽糖と乳糖は、カルシウムの体内吸収(利用)率
を上昇させるために添加される。
【0031】カルシウム含有物は、その組成にもよる
が、10重量部(乾燥重量換算)のキャベツ発酵エキス
に対して、好ましくは1〜30重量部、より好ましくは
5〜20重量部添加される。
が、10重量部(乾燥重量換算)のキャベツ発酵エキス
に対して、好ましくは1〜30重量部、より好ましくは
5〜20重量部添加される。
【0032】還元麦芽糖および/または乳糖は、10重
量部のカルシウム含有物に対して、好ましくは10〜1
00重量部、より好ましくは20〜100重量部であ
る。
量部のカルシウム含有物に対して、好ましくは10〜1
00重量部、より好ましくは20〜100重量部であ
る。
【0033】上記のようにして配合された健康食品は、
そのまま用いられるか、あるいは賦形剤、増量剤、結合
剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味
料などと混合され得る。例えば、栄養補助剤として、ロ
ーヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、キトサン、レシ
チンなどが配合され、さらに糖液や調味料を加え、味を
整えることができる。そしてこれらは、必要に応じて、
ハードカプセル、ソフトカプセルのようなカプセル剤、
錠剤、もしくは丸剤としてか、または粉末状、顆粒状、
飴状などの形状に成形され得る。そしてこれらは、その
形状または好みに応じて、そのまま食されても良いし、
水、お湯、牛乳などに溶いて飲んでも良い。
そのまま用いられるか、あるいは賦形剤、増量剤、結合
剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味
料などと混合され得る。例えば、栄養補助剤として、ロ
ーヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、キトサン、レシ
チンなどが配合され、さらに糖液や調味料を加え、味を
整えることができる。そしてこれらは、必要に応じて、
ハードカプセル、ソフトカプセルのようなカプセル剤、
錠剤、もしくは丸剤としてか、または粉末状、顆粒状、
飴状などの形状に成形され得る。そしてこれらは、その
形状または好みに応じて、そのまま食されても良いし、
水、お湯、牛乳などに溶いて飲んでも良い。
【0034】本発明の健康食品には、その他にも、高血
圧、肝臓病、腎臓病、糖尿病、胃腸病、アレルギー、骨
粗鬆症、便秘、疲労、肌の老化、貧血、精力減退、脳血
管疾患、心血管疾患などを予防したり、それらの症状を
やわらげることが知られている当業者に公知の食品素材
を添加することができる。
圧、肝臓病、腎臓病、糖尿病、胃腸病、アレルギー、骨
粗鬆症、便秘、疲労、肌の老化、貧血、精力減退、脳血
管疾患、心血管疾患などを予防したり、それらの症状を
やわらげることが知られている当業者に公知の食品素材
を添加することができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。
【0036】(キャベツ発酵エキスの調製)キャベツを
4つ切りにして水洗いし、カッターミキサーで粉砕し、
発酵させた。発酵はキャベツ3kgあたり、水1Lおよ
び乾燥乳酸菌(ラクトバチルス・プランタラム)末0.
5gを添加し、よく攪拌して、30℃にて2日間保温し
て行った。発酵物を遠心分離して上清を回収し、凍結乾
燥してキャベツ発酵エキス末を得た。
4つ切りにして水洗いし、カッターミキサーで粉砕し、
発酵させた。発酵はキャベツ3kgあたり、水1Lおよ
び乾燥乳酸菌(ラクトバチルス・プランタラム)末0.
5gを添加し、よく攪拌して、30℃にて2日間保温し
て行った。発酵物を遠心分離して上清を回収し、凍結乾
燥してキャベツ発酵エキス末を得た。
【0037】水溶性食物繊維として、難消化デキストリ
ン(パインファイバーC:松谷化学工業株式会社製)を
用いた。
ン(パインファイバーC:松谷化学工業株式会社製)を
用いた。
【0038】スピルリナとして、スピルリナの乾燥粉末
(大日本インキ化学工業株式会社製)を用いた。
(大日本インキ化学工業株式会社製)を用いた。
【0039】キャベツ発酵エキスのみ、水溶性食物繊維
のみ、スピルリナのみの食品を対比例1〜3とし、キャ
ベツ発酵エキスと水溶性食物繊維を3:7(重量比)で
混合した食品を対比例4、麦若葉末と水溶性食物繊維と
スピルリナを3:6:1(重量比)で混合した食品を試
験例として、本発明の健康食品の抗ガン効果を評価し
た。
のみ、スピルリナのみの食品を対比例1〜3とし、キャ
ベツ発酵エキスと水溶性食物繊維を3:7(重量比)で
混合した食品を対比例4、麦若葉末と水溶性食物繊維と
スピルリナを3:6:1(重量比)で混合した食品を試
験例として、本発明の健康食品の抗ガン効果を評価し
た。
【0040】すなわち、各群4匹からなる6週齢のラッ
ト(雌)群に、1日1回、全16週間、対比例1〜4、
および試験例の食品を500mg/kg・体重にて2週
間間、強制経口投与した後、発ガン物質であるDMBA
(dimethylbenzanthracene)を10mg/ゴマ油1m
l、経口投与した。その後14週間は、最初の2週間と
同じように、各食品のみを与えた。なお、対照のラット
群には、キャベツ発酵エキス、水溶性食物繊維、スピル
リナのいずれをも含まない一般的な飼料のみを2週間与
え、DMBAを同様にして投与した後、再度一般飼料を
与えた。
ト(雌)群に、1日1回、全16週間、対比例1〜4、
および試験例の食品を500mg/kg・体重にて2週
間間、強制経口投与した後、発ガン物質であるDMBA
(dimethylbenzanthracene)を10mg/ゴマ油1m
l、経口投与した。その後14週間は、最初の2週間と
同じように、各食品のみを与えた。なお、対照のラット
群には、キャベツ発酵エキス、水溶性食物繊維、スピル
リナのいずれをも含まない一般的な飼料のみを2週間与
え、DMBAを同様にして投与した後、再度一般飼料を
与えた。
【0041】全16週間の飼育の後、ラットを解剖し
て、各群において乳ガンを発生したラットの匹数をカウ
ントした。そして乳ガン発生阻止率を下記式により求め
た。
て、各群において乳ガンを発生したラットの匹数をカウ
ントした。そして乳ガン発生阻止率を下記式により求め
た。
【0042】
【0043】結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示すように、対照ならびにキャベツ
発酵エキス、水溶性食物繊維、スピルリナを単独で投与
した対比例1〜3では、ガン発生阻止率が0%、キャベ
ツ発酵エキスと水溶性食物繊維とを組み合わせた対比例
4ではガン発生阻止率は25%であったのに対し、これ
にスピルリナを加えた試験例では、驚くべきことにガン
発生阻止率は100%であった。なお、乳ガン発生箇所
の数(平均値)は、対照、対比例1、3、2、4の順に
少なかった。
発酵エキス、水溶性食物繊維、スピルリナを単独で投与
した対比例1〜3では、ガン発生阻止率が0%、キャベ
ツ発酵エキスと水溶性食物繊維とを組み合わせた対比例
4ではガン発生阻止率は25%であったのに対し、これ
にスピルリナを加えた試験例では、驚くべきことにガン
発生阻止率は100%であった。なお、乳ガン発生箇所
の数(平均値)は、対照、対比例1、3、2、4の順に
少なかった。
【0046】以上の結果より、本発明の実施例である試
験例の健康食品が、抗ガン効果に優れることが分かっ
た。すなわち、キャベツ発酵エキスと、水溶性食物繊維
と、スピルリナとを含有する健康食品は、対比例1〜4
のように、それぞれ単独、あるいは2種を組み合わせて
投与したときには得られない相乗的な抗ガン効果を有す
ることが分かった。
験例の健康食品が、抗ガン効果に優れることが分かっ
た。すなわち、キャベツ発酵エキスと、水溶性食物繊維
と、スピルリナとを含有する健康食品は、対比例1〜4
のように、それぞれ単独、あるいは2種を組み合わせて
投与したときには得られない相乗的な抗ガン効果を有す
ることが分かった。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明に係る健康食品は、
抗酸化作用を有するキャベツ発酵エキスと、整腸作用を
有するスピルリナと、葉緑素を多く含むスピルリナを含
むため、これらの素材が有する効果が相互に影響しあっ
て、これらの素材単独では得ることができない抗ガン作
用を備えた健康食品を得ることが可能となる。
抗酸化作用を有するキャベツ発酵エキスと、整腸作用を
有するスピルリナと、葉緑素を多く含むスピルリナを含
むため、これらの素材が有する効果が相互に影響しあっ
て、これらの素材単独では得ることができない抗ガン作
用を備えた健康食品を得ることが可能となる。
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【手続補正書】
【提出日】平成13年7月6日(2001.7.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【表1】
Claims (2)
- 【請求項1】 キャベツ発酵エキスと水溶性食物繊維と
スピルリナとを含有する、健康食品。 - 【請求項2】 さらに乳酸菌またはオリゴ糖のうち少な
くとも1つを含有する、請求項1に記載の健康食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201979A JP2003009814A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201979A JP2003009814A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 健康食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003009814A true JP2003009814A (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=19038863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001201979A Pending JP2003009814A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 健康食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003009814A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104621549A (zh) * | 2015-02-09 | 2015-05-20 | 吉林农业大学 | 一种食用蘑菇即食烘焙菌片及其制作工艺 |
CN108624520A (zh) * | 2017-03-16 | 2018-10-09 | 景岳生物科技股份有限公司 | 促进骨质再生的植物乳杆菌菌株gmnl-662及其组合物 |
US11541084B2 (en) | 2017-02-20 | 2023-01-03 | .Genmont Biotech Inc | Method of promoting bone regrowth |
-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001201979A patent/JP2003009814A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104621549A (zh) * | 2015-02-09 | 2015-05-20 | 吉林农业大学 | 一种食用蘑菇即食烘焙菌片及其制作工艺 |
US11541084B2 (en) | 2017-02-20 | 2023-01-03 | .Genmont Biotech Inc | Method of promoting bone regrowth |
CN108624520A (zh) * | 2017-03-16 | 2018-10-09 | 景岳生物科技股份有限公司 | 促进骨质再生的植物乳杆菌菌株gmnl-662及其组合物 |
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080707 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20081209 |