JP2003009500A - 3相環状コイル式永久磁石型回転電機 - Google Patents

3相環状コイル式永久磁石型回転電機

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JP2003009500A JP2001183366A JP2001183366A JP2003009500A JP 2003009500 A JP2003009500 A JP 2003009500A JP 2001183366 A JP2001183366 A JP 2001183366A JP 2001183366 A JP2001183366 A JP 2001183366A JP 2003009500 A JP2003009500 A JP 2003009500A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3相環状コイル式永久磁石型回転電機におい
て回転子の回転角度に関係なくトルクの変動を防止し、
クローズドループ制御をも可能とする。 【解決手段】 円周方向にN、S交互に着磁された永久
磁石回転子80に、空隙を隔てて対向配置される各相の
固定子11〜13を備えた3相環状コイル式永久磁石型
回転電機において、各相コイル11c、12c、13c
をスター又はデルタ結線において3端子とし、永久磁石
回転子80を外力で回転させて得られる各端子間に現れ
る速度起電力の位相差を電気角で120゜となるように
各相の固定子11〜13の周方向の相対位置を定めるよ
うに構成した。なお、図7、図8に示すように回転子位
置検出機構を備える構成も考えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等のOA
機器をはじめ種々の装置のステップ駆動を担い、同期化
及びブラシレス化を容易とした3相環状コイル式永久磁
石型回転電機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転電機は、N極とS極
を交互に周方向に極対数でM個、着磁又は配置固定した
永久磁石回転子と、その外周に空隙を介して磁性体より
なり、椀状に形成されM個の軸方向に延びたクローポー
ルを有する1対の固定子磁極にて軸方向からサンドイッ
チ状に環状コイルを挟持し、前記環状コイルの内周面で
前記クローポール同士が噛み合うように配置した固定子
を3個回転子軸方向に積層してなる固定子アセンブリー
とから構成されている。
【0003】そして、励磁手段としては、給電端子は各
環状コイルよりリード線が2本の合計6端子給電による
励磁であった。この場合の固定子クローポール配列は、
トルクの授受を行う回転子の軸の出力側に位置する環状
コイルから順にU、V、W相としたとき、出力側の各相
のクローポールが順次(60/M)°(機械角)位相が
ずれ、反出力側の各相のクローポールも互いに(60/
M)°(機械角)ずれ、同一相の異なる磁極間隔は(1
80/M)°(機械角)ずれる関係にあった。この構成
において、永久磁石回転子を外部動力により回転させ、
永久磁石からの磁束との鎖交によって環状コイルに現れ
る速度起電力(以下、主としてEMFという)の各相の
位相差は60°(電気角)であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記各相の
環状コイルは、夫々一定方向の励磁を行う1対のトラン
ジスタと、前記一定方向と反対方向の励磁を行う他の1
対のトランジスタの合計4個のトランジスタでブリッジ
回路を構成し、合計12個のトランジスタで回転電機を
駆動するようにしていた。この場合、U、V、W相まで
順次、正方向電流を流し、60°(電気角)で3ステッ
プ合計180°(電気角)回転した後、U相から順次負
方向電流で60°(電気角)ずつ3ステップ合計180
°(電気角)で同方向に回転させ、この動作を繰り返
す。しかし、前記構成の回転電機の各相環状コイルの端
末の巻終わり同士を中性点とする3端子スター結線又は
各相巻終わりと次の相の巻始めとを順次結合して給電端
子とする3端子デルタ結線とした場合、60°(電気
角)ずつ合計6ステップで回転する回転磁界が形成され
ないという問題点がある。
【0005】また、この場合の3端子からのEMFの各
相の位相差は60°であり、回転子の回転角度θがトル
クに関係し、脈動することになり、回転電機のトルクの
減少、変動をもたらし、振動音の発生、駆動対象の位置
決め精度の低下をもたらす傾向があった。本発明の目的
は前記課題(問題点)を解決すると共に、回転子位置検
知手段を付加して、クローズドループ制御をも可能とす
る3相環状コイル式永久磁石型回転電機を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の3相環状コイル
式永久磁石型回転電機では、上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のものでは、回転子軸と同心的にM
個の極対数となるN極とS極の磁極を交互に、外周部に
着磁又は配置した円筒状永久磁石を備えた永久磁石回転
子と、この円筒状永久磁石の外周と空隙を介して対向
し、椀状に形成され、その内周側に軸方向に延びるM個
のクローポールを有する磁性体より成る2個の固定子磁
極により環状コイルを挟持し、この環状コイルの内周側
で前記2個の固定子磁極のクローポール同士が噛み合う
ように配置した3個の固定子を軸方向に重ねて配置する
ようにし、これら3個の固定子に設けた環状コイルの端
末をスター又はデルタに結線した3端子給電の3相環状
コイル式永久磁石型回転電機において、前記永久磁石回
転子の表面に着磁又は配置した円筒状永久磁石により作
られる各相分の鎖交磁束は、対応する相のクローポール
と対向した部分の円筒状永久磁石からの磁束のみで構成
される各相、独立の独立鎖交磁束であり、この独立鎖交
磁束による各相の環状コイルの速度起電力の位相が、前
記3端子のいずれかの相間で、順次120°(電気角)
の位相差となるように、各相固定子のクローポールと、
これに対向する前記円筒状永久磁石との相対位置とを定
めるように構成した。
【0007】また、請求項2に記載のものでは、請求項
1に記載の発明において、前記3個の固定子に巻装され
た各相環状コイルの内、2個の環状コイルに同一の電流
が流れるように構成した。
【0008】また、請求項3に記載のものでは、回転子
軸と同心的にM個の極対数となるN極とS極の磁極を交
互に、外周部に着磁又は配置した円筒状永久磁石を備え
た永久磁石回転子と、この円筒状永久磁石の外周と空隙
を介して対向し、椀状に形成され、その内周側に軸方向
に延びるM個のクローポールを有する磁性体より成る2
個の固定子磁極により環状コイルを挟持し、この環状コ
イルの内周側で前記2個の固定子磁極のクローポール同
士が噛み合うように配置した3個の固定子を軸方向に重
ねて配置するようにし、これら3個の固定子に設けた環
状コイルの端末をデルタに結線した3端子給電の3相環
状コイル式永久磁石型回転電機において、前記永久磁石
回転子の表面に着磁又は配置した円筒状永久磁石により
作られる各相分の鎖交磁束は、対応する相のクローポー
ルと対向した部分の円筒状永久磁石からの磁束のみで構
成される各相、独立の独立鎖交磁束であり、2端子間に
電圧を印加し3相励磁としたとき、任意の1相の強い軸
方向起磁力と残りの2つの相の弱い軸方向起磁力の向き
が常に逆方向になるように各相の環状コイルを励磁する
ように構成した。
【0009】また、請求項4に記載のものでは、請求項
1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記永久磁
石回転子の円筒状永久磁石として極数分、周方向に異方
性化した極異方性磁石を採用する構成とした。
【0010】また、請求項5に記載のものでは、請求項
1乃至4のいずれかに記載の発明において、各クローポ
ールが固定部から先端部に向けて幅が小さくなるように
台形状に形成した。
【0011】また、請求項6に記載のものでは、請求項
1乃至5のいずれかに記載の発明において、3相環状コ
イル式永久磁石型回転電機における永久磁石回転子の円
筒状永久磁石又はこれと同期して回転する2M個の極数
を有するセンサ用永久磁石と空隙を介して固定される磁
気感応素子と、電源の正極側と各相環状コイルの端子間
に接続される3個のスイッチング素子からなる第1のス
イッチング素子群と、電源の負極側と各相環状コイルの
端子間に接続される3個のスイッチング素子からなる第
2のスイッチング素子群とを備え、上記磁気感応素子の
出力により、上記第1及び第2のスイッチング素子群の
各1個のスイッチング素子、又は一方のスイッチング素
子群から1個、他方のスイッチング素子群から2個を夫
々選択してオン・オフ制御するように構成した。
【0012】また、請求項7に記載のものでは、請求項
1乃至5のいずれかに記載の発明において、磁性体より
なるセンサ用の各相のポールを、前記永久磁石回転子の
円筒状永久磁石又はこれと同期して回転する2M個の極
数を有するセンサ用永久磁石に対して空隙を介して対向
配置すると共に、前記各相のセンサ用のポールによる磁
路中に磁気感応素子と、電源の正極側と各相環状コイル
の端子間に接続される3個のスイッチング素子からなる
第1のスイッチング素子群と、電源の負極側と各相環状
コイルの端子間に接続される3個のスイッチング素子か
らなる第2のスイッチング素子群とを備え、前記磁気感
応素子の適切な相の出力により、上記第1及び第2のス
イッチング素子群の各1個のスイッチング素子、又は一
方のスイッチング素子群から1個、他方のスイッチング
素子群から2個を夫々選択してオン・オフ制御するよう
に構成した。
【0013】また、請求項8に記載のものでは、請求項
1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記永久磁
石回転子の円筒状永久磁石の磁束により各相環状コイル
に誘導される電圧により偏重された励磁電流波形から回
転子の位置情報を得て、永久磁石回転子の円筒状永久磁
石の磁極より時間的に先の相の環状コイルを励磁するよ
うに進角制御するように構成した。
【0014】さらに、請求項9に記載のものでは、請求
項1又は1に記載の発明において、スター結線の場合は
2端子給電、デルタ結線の場合は3端子給電とし、常
時、2相を励磁した時、残りの非励磁の1相をセンサと
して使用し、速度起電力を得て、回転子の位置を検知す
るように構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7を用いて、本
発明に係る3相環状コイル式永久磁石型回転電機の一実
施の形態を説明する。図1は本発明に基づく3相環状コ
イル式クローポール式永久磁石ステッピングモータの要
部を展開した斜視図である。図1において、固定子アセ
ンブリー70は、夫々が固定子相を形成する3組の固定
子11、12、13からなり、第1の固定子11は、各
先端部を相互に所定間隔を隔てて平行、かつ交互に組合
されるようにしてM対のクローポール11a,11bを
設け、内部に環状コイル11cをコイルボビン11dに
巻き込んで環状に形成している。第2の固定子12は前
記第1の固定子11と同様、各先端部を相互に所定間隔
を隔てて平行かつ交互に組合されるようにしてM対のク
ローポール12a、12bを設け、その内部に環状コイ
ル12cをコイルボビン12dに巻き込んで環状に形成
している。また、第3の固定子13も同様に、各先端部
を交互に所定間隔を隔てて平行、かつ交互に組合される
ようにしてM対のクローポール13a、13bを設け、
その内部に環状コイル13cをコイルボビン13dに巻
き込んで環状に形成している。そして前記各相環状コイ
ル11c、12c、13cはいずれも同一方向に巻回さ
れている。
【0016】また、第1の固定子11に設けたM対のク
ローポール11a、11bの間隔は、機械角で(180
/M)°である。さらに、第1の固定子11に設けたク
ローポール11aと、第2の固定子12に設けたクロー
ポール12aとは、電気角で120°偏位させる。この
ような電気角の偏位は、第2、第3の固定子12、13
のクローポール12a、13aとの関係及び第3、第1
の固定子13、11のクローポール13a、11aとの
関係においても同様に120°に設定するものとする。
【0017】一方、固定子アセンブリー70の内部空間
に設けられた永久磁石回転子(以下回転子と略称する)
80は回転子軸14が固定子アセンブリー70の中央両
端部に設けた軸受(図示せず)に支持され、図1におい
ては上方部が出力側、下方部が反出力側となっている。
15は中子で、回転子軸14の外周に設けられる。16
は円筒状永久磁石で、中子15の外周に沿ってN極、S
極の磁極性が交互に等間隔に磁化され、この磁極は、磁
極対数でM個形成されているものとする。
【0018】図2は、デルタ結線された各相環状コイル
11c、12c、13cを励磁制御するステッピングモ
ータ駆動回路の一例を示し、各相環状コイル11c、1
2c、13cの巻始め端子を夫々U、V、Wとし、巻終
り端子を夫々とする。 この場合、正極側電
源端子Bと負極側グランドGとの間に直列接続されたト
ランジスタT1、T2の接続点には前記巻始め端子U及び
巻終り端子が接続される、同様にして正極側電源端子
Bと負極側グランドGとの間に直列接続されたトランジ
スタT3、T4の接続点には前記巻始め端子V及び巻終り
端子が接続され、正極側電源端子Bと負極側グランド
Gとの間に直列接続されたトランジスタT5、T6の接続
点には前記巻始め端子W及び巻終り端子が接続され
る。なお、以下の説明において、前記巻始め端子Uと巻
終り端子間に接続される環状コイル11cをU相コイ
ルとして説明する。同様に環状コイル12c、13cは
夫々V相コイル、W相コイルとする。
【0019】ところで、回転子80を外部動力により一
方向に回転させたとき、前記各相のコイル端子U、V、
W、を図2に示すようなデルタ結線、あるい
は図示しないスター結線として得られる3端子(スター
結線の中性点を除く)間にEMFが発生する。そして、
このEMFは各相固定子11、12、13の各クローポ
ール11a、11b、12a、12b、13a、13b
の相互配列関係を適切に定めることによって、種々の位
相関係が得られる。この位相関係において、各端子間に
現れるEMFが正弦波で、位相差が電気角にて120°
であれば各相を独立分離させ、回転子80の回転角度の
変化に拘わらず一定トルクを維持する回転電機とするこ
とができる。
【0020】この点を、以下に演算式で説明すると、次
の通りである。U相、V相、W相の各相のEMFを夫々
Eu、Ev、Ewとすると、以下で説明するように、クロ
ーポールの形状を台形状に形成する等の構成も考慮する
と、それらのEMFの最大値をE、回転子80の回転角
をθとすると、次式で示す正弦波波形で近似することが
できる。 Eu=Esin θ・・・・・・・・・・・・・(1a) Ev=Esin(θ−2π/3)・・・・・・・(1b) Ew=Esin(θ−4π/3)・・・・・・・(1c)
【0021】また、U相、V相、W相の各相の電流を夫
々Iu、Iv、Iwとすると、それらの電流の最大値をI
とし、また、高分割マイクロステップとすることを考慮
し、電流の角周波数をω、時間をtとすると、近似的に
次式で表される。 Iu=Isin ωt・・・・・・・・・・・・・(2a) Iv=Isin(ωt−2π/3)・・・・・・・(2b) Iw=Isin(ωt−4π/3)・・・・・・・(2c)
【0022】一方、トルクをT、回転子機械角速度をω
m、各相のEMFと電流との位相差をδとすると、次式
で表される。 T=(EuIu+EvIv+EwIw)/ωm・・・・(3) θ=ωt−δ・・・・・・・・・・・・・・・ (4) ここで、(1a)、(1b)、(1c、)(2a)、
(2b)、(2c)、(4)の各式を(3)式に代入
し、整理すると、(5)式が導かれる。 T=(3/2ωm)EIcosδ・・・・・・・・ (5)
【0023】即ち、(5)式のトルクTはcosδが一定
値であるので、本発明に係る3相環状コイル式永久磁石
型回転電機は、その回転子の回転角度θに関係なく、一
定トルクを維持するので、このように構成される本発明
の回転電機は安定に回転することが分かる。なお、前記
各相環状コイル11c、12c、13cのスター又はデ
ルタ結線にて得られる3端子のEMFの位相差が120
°とならない場合は、前記同様の演算において前記の
(5)式に回転子の回転角度に応じて変化する要素とし
ての回転子の回転角度θ及び電流の角周波数ω成分が含
まれるから、前記トルクの一定化は期待できないことは
明らかである。
【0024】次に、各相環状コイル11c、12c、1
3cへの励磁回路を示す図2の具体的動作を図2のほ
か、図3乃至図6を参照して説明する。図3は図2中の
トランジスタT1〜T6の各ステップ1〜6の動作シーケ
ンスを示す説明図で、横軸に各トランジスタを、縦軸に
各ステップを、また、各ブロック内には各トランジスタ
が各ステップで導通する場合を丸印で示している。ま
た、図4は図3中の各ステップ1〜6における各相環状
コイル11c、12c、13c夫々の電流Iuu、Ivv
Iww(巻始め端子U、V、Wから巻終り端子
に向かう方向を正方向、巻終り端子から巻始
め端子U、V、Wに向かう方向を負方向とする)を示す
波形図、図5(A)〜(C)及び図6(A)〜(C)は
夫々各ステップ1〜3及びステップ4〜6における本発
明に係る回転電機の駆動原理を説明するための説明図で
ある。
【0025】図3及び図4において、ステップ1ではト
ランジスタT1、T4がオンとなり、各相環状コイル11
c、12c、13cの各相電流Iuu、Ivv、Iwwの方向
及び大きさは、図4に示すように電流Iuuは正方向で、
その他の相電流Ivv、Iwwは負方向となり、大きさは相
電流Ivv、Iwwが同じで、相電流Iuu が相電流Ivv
Iwwの2倍となる。この理由は、環状コイル11c単独
のインピーダンスが環状コイル12c及び13cの直列
回路のインピーダンスの半分となることによる。
【0026】そして、このステップ1のUVW各相のク
ローポール11a〜13a、11b〜13bと、円筒状
永久磁石16(図5ではR相として表示する)の極性は
図5(A)に示す通りであり、各環状コイル11c、1
2c、13cに流れる電流について方向を矢印で、大き
さを太さ(太字の矢印は細字の矢印の2倍)で対応させ
て示している。次に、ステップ2に移行すると、今度は
図3に示すように、トランジスタT4、T5がオンする。
このとき図4のように相電流Iuuの極性は変らず大きさ
は半減し、相電流Ivv は方向は変らず大きさは2倍と
なり、相電流Iww は大きさ同一で方向が反転する。そ
して、UVW各相のクローポール11a〜13a、11
b〜13b及び円筒状永久磁石16の極性は図5(B)
に示すように変化する。
【0027】以降、同様の原理でステップ3〜6につい
ては、トランジスタT1〜T6のうちオンとなる2つのト
ランジスタが図3に示されるように選択され、各相の電
流Iuu、Ivv、Iwwは図4に示すように変化する。この
変化に同期して、UVW各相のクローポール11a〜1
3a、11b〜13bと円筒状永久磁石16のR相とし
てのNS各磁極面は順次図5(A)〜(C)及び図6
(A)〜(C)に示すように円筒状永久磁石16の磁極
の1/6ピッチのステップで変化する。
【0028】なお、前記説明は、本発明に係る3相環状
コイル式永久磁石型回転電機をOA機器等に適用するに
当り、オープンループ制御にてステップ駆動する例を示
したが、永久磁石回転子の位置を検出して次の相に最適
タイミングで電流を流して駆動するクローズドループ式
ブラシレスモータとしても適用することができる。次
に、この回転子位置検出機構の具体例1及び2を、図7
及び図8を夫々参照して説明する。図7は具体例1の回
転子位置検出機構K1を備えた3相環状コイル式永久磁
石型回転電機の一部切欠断面図で、図1及び図2に対応
する部分には同一符合を付し、その説明を省略する。
【0029】図7において、31はホール素子等より成
る3個の磁気感応素子、32はこの磁気感応素子31が
配置されるプリント基板で、磁気感応素子31は図示の
ように円筒状永久磁石16の端部に、所定空隙を介して
対向しており、当該円筒状永久磁石16から発生する側
面の磁束の変化を感知し、その信号で、図示しない駆動
回路(例えば図2に示す6個のトランジスタT1〜T6
らなるトランジスタブリッジ等より成る)の駆動素子と
してのトランジスタをスイッチングして、図3のシーケ
ンスで励磁する。この駆動回路は、容量の小さなトラン
ジスタを用いる場合には、プリント基板32上に磁気感
応素子31と共に配置することも可能であるが、図2に
示すような駆動回路又はこの駆動回路を形成するプリン
ト基板は、独立して本発明の回転電機に内蔵又は別置
し、上記の磁気感応素子を配置するプリント基板32と
の電気的な接続を別途行うようにしてもよい。図7に戻
って、プリント基板32に配置される3個の磁気感応素
子31は、円筒状永久磁石16に対向する円周上に沿っ
て、例えば機械角で120°の間隔で配置される。33
は後カバーで、プリント基板32を保持している。これ
らの磁気感応素子31を配置したプリント基板32によ
り具体例1の回転子位置検出機構K1が構成される。
【0030】上記のような回転子位置検出機構K1を備
えた図7の永久磁石型回転電機では、図2に示す駆動回
路を用いた場合、前記トランジスタT1〜T6は常時、電
源の正極側に接続した1個と負極側に接続した1個計2
個がオンされる場合である。また、例えば、図2におい
て電源の正極側に接続されたトランジスタT1 と負極側
に接続されたトランジスタT4、T6 の計3個を同時オ
ンすると端子V、Wは0電位となり、環状コイル12c
には電流が流れないので環状コイル11c、13cのみ
2相励磁駆動とすることもできる。
【0031】次に、図8に示す具体例2としての、回転
子位置検出機構K2について、説明する。このような回
転子位置検出機構K2は、次のような場合に有用であ
る。即ち、図8のものの好適例は、図1、図7における
永久磁石回転子80の円筒状永久磁石16の外形が小さ
く、かつ多極の場合である。このような場合には、少し
のピッチ誤差でも電気角にすると円筒状永久磁石16の
磁極対数M倍に増幅されるため、磁気感応素子のみを円
筒状永久磁石16の端部に対向させ、かつ、相間の例え
ば120°(機械角)ピッチで3個の磁気感応素子の正
確な位置出しは困難となる。そこで、図8に示すよう
な、組立体として構成した磁気感応素子より成る回転子
位置検出機構K2の技術的な意義がある。
【0032】図8は、組立体として構成した磁気感応素
子より成る回転子位置検出機構K2の構成を示す平面図
である。同図において、31a、31b、31cは磁気
感応素子で、同一円周上に沿って等間隔に配置されてい
る。41a、41b、41cは磁性鉄板クローポール
で、各外周部は永久磁石式回転子の円筒状永久磁石(図
1、図7の符合16参照)の端部に対向するように正確
に位置出しされており、各内方端面から対応する前記磁
気感応素子31a、31b、31cに磁束の伝達を行
う。42は磁性鉄板ヨークで、環状をなし、外周面にお
いて各磁気感応素子31a、31b、31cを磁気的に
短絡している。43は非磁性体で、前記磁性鉄板クロー
ポール41a、41b、41c、磁気感応素子31a、
31b、31c及び磁性鉄板ヨーク42を一体成型し
て、回転子位置検出機構K2を構成したものである。こ
の図8に示す磁気感応素子組立体は前記円筒状永久磁石
16からの磁束を磁性鉄板クローポール41a、41
b、41cで受け、夫々対応する磁気感応素子31a、
31b、31cに伝達し、別置される図2に示すような
駆動回路のトランジスタと電気信号の授受を行うように
すればよい。
【0033】本発明は上記の実施の形態により説明した
ものに限定されず、種々の変形が可能である。まず、本
発明に係る3相環状コイル式永久磁石型回転電機は、単
なるステップ駆動を行うモータのみでなく、誘導子型の
シンクロナスモータやブラシレスモータとしてはもとよ
り、速度検出用等の発電機としても適用可能である。ま
た、上記の実施の形態における各相環状コイルをデルタ
結線とした場合で説明したが、スター結線の中性点を除
く3端子制御とすることもできる。なお、デルタ結線と
した場合であって、2端子間に電圧を印加し3相励磁と
したときは、デルタ結線特有の固定子巻線電流による起
磁力現象が現れる。また、独立鎖交磁束による各相の環
状コイルの速度起電力の位相が3端子いずれかの相間
で、順次120°(電気角)の位相差とすることがで
き、上述した本発明の実施の形態で説明した本発明の請
求項1に記載した機能と同等の機能を発揮させることが
できる。そこで、この内容を請求項3に記載した。
【0034】また、各相固定子のクローポールは、図1
に示すものでは取り付け部から先端部に至るまで均一幅
のものを示したが、取り付け部から先端部に向かって徐
々に幅狭となる台形形状とすることが望ましい。それ
は、クローポールを台形形状とすれば、その斜め部分を
永久磁石からの磁束が鎖交することになるので、環状コ
イルの出力端子に現れるEMFの波形を、正弦波に極力
近似させることができるからである。また、図2に示し
た駆動回路を構成する駆動素子としてのトランジスタ
は、スイッチング素子としての機能を有すればよいの
で、図2に示すようなスイッチングトランジスタのほ
か、同等の機能を有する他のスイッチング素子で代替し
てもよい。
【0035】また、永久磁石回転子の円筒状永久磁石と
して、極数分、周方向に異方性化した極異方性磁石を用
いることは有益である。それは、このような極異方性磁
石とすることにより、小型で強力な円筒状永久磁石の磁
化形成が可能となるためである。また、前記実施の形態
では、永久磁石回転子の位置検出用磁気感応素子への検
出用磁束を、永久磁石回転子の円筒状永久磁石の漏洩磁
束から得る場合にて説明したが、前記永久磁石回転子と
同期して回転し、同一磁極対を有するセンサ用磁石を独
立に設けるようにしてもよい。この場合、図7の構成
中、永久磁石16を固定子13より軸方向に突き出して
永久磁石16の外周の磁極を磁気感応素子31に対向さ
せ、或いは図8の磁性鉄板クローポール41a、41
b、41cを永久磁石の外周に被せるように折り曲げて
空隙を介して対向させるように構成しても良い
【0036】また、前記実施の形態では、各相環状コイ
ルのスター又はデルタ結線で得られる3端子相互間のE
MFを120°(電気角)とするため軸方向に直線状に
延びる永久磁石回転子の円筒状永久磁石の磁極に対して
各相固定子のクローポールの周方向の相対位置を調整す
る例を示している。しかし、この相対位置の調整手段
は、各相固定子の対応するクローポールの軸方向におけ
る相対位置を一致させ、各相固定子のクローポールに対
向する永久磁石回転子の円筒状永久磁石の磁極をスキュ
ー又は各相独立に構成することでも対応できる。
【0037】また、前記実施の形態では磁気感応素子に
より永久磁石回転子の位置を検出する場合を説明した
が、各相独立磁路誘起電圧により偏重された励磁電流波
形から回転子の位置情報を得て先の相を励磁するように
進角制御し、センサレス化することができる。さらに、
各相環状コイルをスター結線の場合は2端子給電、デル
タ結線のときは3端子給電とし、常時1相分は非励磁と
し、この非励磁の相にセンサ作用を持たせて磁気感応素
子を含むセンサと等価的に活用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるから、
次に示すような優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載の発明によると、各相環状コイル
がスター又はデルタ結線とする回路構成において、永久
磁石回転子の回転に伴って各相環状コイルのEMFの位
相差が120°(電気角)としたから、永久磁石回転子
から出される磁束が各相独立に作用することになる。従
って、回転電機のトルクは脈動することなく大とするこ
とができ、振動及び騒音の低減及びOA機器等の被駆動
対象の位置決め精度の向上を図ることができる。 (2)請求項2に記載の発明によると、請求項1の発明
の効果に加え、各ステップの励磁切替回路の構成を簡素
化することができる。 (3)請求項3に記載の発明によると、各相励磁コイル
が全て励磁され、トルク発生に寄与できるから、各ステ
ップ駆動の的確性を増すことができる。
【0039】(4)請求項4に記載の発明によると、請
求項1〜3に記載の発明の効果に加え、異方性の特性か
ら小型で強力な磁束を発生させることができ、従って、
外径が小で磁極数が大の永久磁石回転子を形成させるこ
とが可能である。 (5)請求項5に記載の発明によると、請求項1〜4に
記載の発明の効果に加え、永久磁石回転子からの磁束が
クローポールの台形状の斜め部分を鎖交することで各相
環状コイルの出力端子に現れる速度起電力の波形を極
力、正弦波に近似させることが可能で、この結果、回転
電機の各ステップ駆動におけるトルクの脈動を大幅に抑
制することができる。 (6)請求項6に記載の発明によると、請求項1〜5に
記載の発明の効果に加え、永久磁石回転子の位置を確認
し、各相の環状励磁コイルの的確な制御を得る信号を供
給することができる。
【0040】(7)請求項7に記載の発明によると、請
求項1〜5に記載の発明の効果に加え、相間の角度が小
さい場合においても正確に回転子位置を検知することが
できる。 (8)請求項8に記載の発明によると、請求項1〜5に
記載の発明の効果に加え、独立した永久磁石回転子の回
転位置検出用センサを設ける必要がなく、ステッピング
モータの構成を簡素化することができる。 (9)請求項9に記載の発明によると、請求項1、2に
記載の発明の効果に加え、励磁されない相の環状励磁コ
イルを回転子位置センサとして有効に活用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
クローポール式永久磁石型ステッピングモータの要部を
展開して示した斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
永久磁石型ステッピングモータにおける各相の環状コイ
ルへの励磁制御を行い、上記ステッピングモータの駆動
制御を行う駆動回路の一例を示す回路図である。
【図3】図2に示す回路図において、トランジスタ素子
の動作シーケンスを示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
永久磁石型ステッピングモータにおける3相環状コイル
の電流波形図である。
【図5】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
永久磁石型ステッピングモータの固定子に形成されたク
ローポールと永久磁石回転子の円筒状永久磁石の磁極と
の相対位置の展開説明図で、同図(A)〜(C)はステ
ップ1〜3における状況を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
永久磁石型ステッピングモータの固定子に形成されたク
ローポールと永久磁石回転子の円筒状永久磁石の磁極と
の相対位置の展開説明図で、同図(A)〜(C)はステ
ップ4〜6における状況を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態である回転子位置検出機
構K1を備えた3相環状コイル式永久磁石型ステッピン
グモータの一部切欠断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である3相環状コイル式
永久磁石型ステッピングモータの永久磁石回転子の位置
検出用の回転子位置検出機構K2の平面図である。
【符号の説明】
11、12、13:固定子 11a、12a、13a、11b、12b、13b:ク
ローポール 11c、12c、13c:環状コイル 14:回転子軸 16:円筒状永久磁石 31、31a、31b、31c:磁気感応素子 32:プリント基板 41a、41b、41c:磁性鉄板クローポール 80:永久磁石回転子 K1、K2:回転子位置検出機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月13日(2002.6.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項8に記載のものでは、請求項
1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記永久磁
石回転子の円筒状永久磁石の磁束により各相環状コイル
に誘導される電圧により変調された励磁電流波形から
記永久磁石回転子の回転位置を検出し、前記永久磁石回
転子の円筒状永久磁石に継続的な回転トルクを発生させ
相の環状コイルを順次励磁するように進角制御するよ
うに構成した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】即ち、(5)式のトルクTはcosδが一定
値であるので、本発明に係る3相環状コイル式永久磁石
型回転電機は、その回転子の回転角度θに関係なく、一
定トルクを維持するので、このように構成される本発明
の回転電機は安定に回転することが分かる。なお、前記
各相環状コイル11c、12c、13cのスター又はデ
ルタ結線にて得られる3端子のEMFの位相差が120
°とならない場合は、前記同様の演算において前記の
(5)式に回転子の回転角度に応じて変化する要素とし
ての回転子の回転角度θ及び電流の角周波数ω成分が含
れ、EMFにより発生するトルクが回転子の回転角度
によって変化し、トルクの一定化は期待できないことは
明らかである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、各相固定子のクローポールは、図1
に示すものでは取り付け部から先端部に至るまで均一幅
のものを示したが、取り付け部から先端部に向かって徐
々に幅狭となる台形形状とすることが望ましい。それ
は、クローポールを台形形状とすれば、その斜め部分を
永久磁石からの磁束が鎖交することになるので、環状コ
イルの出力端子に現れるEMFの波形を、正弦波に極力
近似させることができるからである。そこで、この内容
を請求項5に記載した。また、図2に示した駆動回路を
構成する駆動素子としてのトランジスタは、スイッチン
グ素子としての機能を有すればよいので、図2に示すよ
うなスイッチングトランジスタのほか、同等の機能を有
する他のスイッチング素子で代替してもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、永久磁石回転子の円筒状永久磁石と
して、極数分、周方向に異方性化した極異方性磁石を用
いることは有益である。それは、このような極異方性磁
石とすることにより、小型で強力な円筒状永久磁石の磁
化形成が可能となるためである。そこで、この内容を請
求項4に記載した。また、前記実施の形態では、永久磁
石回転子の位置検出用磁気感応素子への検出用磁束を、
永久磁石回転子の円筒状永久磁石の漏洩磁束から得る場
合にて説明したが、前記永久磁石回転子と同期して回転
し、同一磁極対を有するセンサ用磁石を独立に設けるよ
うにしてもよい。この場合、図7の構成中、永久磁石1
6を固定子13より軸方向に突き出して永久磁石16の
外周の磁極を磁気感応素子31に対向させ、或いは図8
の磁性鉄板クローポール41a、41b、41cを永久
磁石の外周に被せるように折り曲げて空隙を介して対向
させるように構成しても良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、前記実施の形態では磁気感応素子に
より永久磁石回転子の位置を検出する場合を説明した
が、各相独立磁路誘起電圧により変調された励磁電流波
形から回転子の位置情報(回転位置)を検出し、円筒状
永久磁石に継続的な回転トルクを発生させる相の環状コ
イルを順次励磁するように進角制御し、センサレス化す
ることができる。そこで、この内容を請求項8に記載し
た。さらに、各相環状コイルをスター結線の場合は2端
子給電、デルタ結線のときは3端子給電とし、常時1相
分は非励磁とし、この非励磁の相にセンサ作用を持たせ
て磁気感応素子を含むセンサと等価的に活用できる。
こで、この内容を請求項9に記載した。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸と同心的にM個の極対数となる
    N極とS極の磁極を交互に、外周部に着磁又は配置した
    円筒状永久磁石を備えた永久磁石回転子と、 この円筒状永久磁石の外周と空隙を介して対向し、椀状
    に形成され、その内周側に軸方向に延びるM個のクロー
    ポールを有する磁性体より成る2個の固定子磁極により
    環状コイルを挟持し、この環状コイルの内周側で前記2
    個の固定子磁極のクローポール同士が噛み合うように配
    置した3個の固定子を軸方向に重ねて配置するように
    し、 これら3個の固定子に設けた環状コイルの端末をスター
    又はデルタに結線した3端子給電の3相環状コイル式永
    久磁石型回転電機において、 前記永久磁石回転子の表面に着磁又は配置した円筒状永
    久磁石により作られる各相分の鎖交磁束は、対応する相
    のクローポールと対向した部分の円筒状永久磁石からの
    磁束のみで構成される各相、独立の独立鎖交磁束であ
    り、 この独立鎖交磁束による各相の環状コイルの速度起電力
    の位相が、前記3端子のいずれかの相間で、順次120
    °(電気角)の位相差となるように、各相固定子のクロ
    ーポールと、これに対向する前記円筒状永久磁石との相
    対位置とを定めるようにしたことを特徴とする3相環状
    コイル式永久磁石型回転電機。
  2. 【請求項2】 前記3個の固定子に巻装された各相環状
    コイルの内2個の環状コイルに同一の電流が流れるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の3
    相環状コイル式永久磁石型回転電機。
  3. 【請求項3】 回転子軸と同心的にM個の極対数となる
    N極とS極の磁極を交互に、外周部に着磁又は配置した
    円筒状永久磁石を備えた永久磁石回転子と、 この円筒状永久磁石の外周と空隙を介して対向し、椀状
    に形成され、その内周側に軸方向に延びるM個のクロー
    ポールを有する磁性体より成る2個の固定子磁極により
    環状コイルを挟持し、この環状コイルの内周側で前記2
    個の固定子磁極のクローポール同士が噛み合うように配
    置した3個の固定子を軸方向に重ねて配置するように
    し、これら3個の固定子に設けた環状コイルの端末をデ
    ルタに結線した3端子給電の3相環状コイル式永久磁石
    型回転電機において、 前記永久磁石回転子の表面に着磁又は配置した円筒状永
    久磁石により作られる各相分の鎖交磁束は、対応する相
    のクローポールと対向した部分の円筒状永久磁石からの
    磁束のみで構成される各相、独立の独立鎖交磁束であ
    り、 2端子間に電圧を印加し、3相励磁としたとき、任意の
    1相の強い軸方向起磁力と残りの2つの相の弱い軸方向
    起磁力の向きが常に逆方向になるように各相の環状コイ
    ルを励磁するようにしたことを特徴とする3相環状コイ
    ル式永久磁石型回転電機。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石回転子の円筒状永久磁石と
    して、極数分、周方向に異方性化した極異方性磁石を用
    いたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の3相環状コイル式永久磁石型回転電機。
  5. 【請求項5】 各クローポールが固定部から先端部に向
    けて幅が小さくなるように台形状に形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    3相環状コイル式永久磁石型回転電機。
  6. 【請求項6】 3相環状コイル式永久磁石型回転電機に
    おいて、 前記永久磁石回転子の円筒状永久磁石又はこれと同期し
    て回転する2M個の極数を有するセンサ用永久磁石と空
    隙を介して固定される磁気感応素子と、 電源の正極側と各相環状コイルの端子間に接続される3
    個のスイッチング素子からなる第1のスイッチング素子
    群と、 電源の負極側と各相環状コイルの端子間に接続される3
    個のスイッチング素子からなる第2のスイッチング素子
    群とを備え、 上記磁気感応素子の出力により、上記第1及び第2のス
    イッチング素子群の各1個のスイッチング素子、又は一
    方のスイッチング素子群から1個、他方のスイッチング
    素子群から2個を夫々選択してオン・オフ制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の3相環状コイル式永久磁石型回転電機。
  7. 【請求項7】 3相環状コイル式永久磁石型回転電機に
    おいて、 磁性体よりなるセンサ用各相のポールを、前記永久磁石
    回転子の円筒状永久磁石又はこれと同期して回転する2
    M個の極数を有するセンサ用永久磁石に対して空隙を介
    して対向配置すると共に、 前記各相のセンサ用ポールによる磁路中に磁気感応素子
    と、 電源の正極側と各相環状コイルの一方の端子間に接続さ
    れる3個のスイッチング素子からなる第1のスイッチン
    グ素子群と、 電源の負極側と各相環状コイルの他方の端子間に接続さ
    れる3個のスイッチング素子からなる第2のスイッチン
    グ素子群とを備え、 前記磁気感応素子の適切な相の出力により、上記第1及
    び第2のスイッチング素子群の各1個のスイッチング素
    子、又は一方のスイッチング素子群から1個、他方のス
    イッチング素子群から2個を夫々選択してオン・オフ制
    御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載の3相環状コイル式永久磁石型回転
    電機。
  8. 【請求項8】 前記永久磁石回転子の円筒状永久磁石の
    磁束により各相環状コイルに誘導される電圧により偏重
    された励磁電流波形から回転子の位置情報を得て、前記
    永久磁石回転子の円筒状永久磁石の磁極より時間的に先
    の相の環状コイルを励磁するように進角制御したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の3
    相環状コイル式永久磁石型回転電機。
  9. 【請求項9】 スター結線の場合は2端子給電、デルタ
    結線の場合は3端子給電とし、常時、2相を励磁した
    時、残りの非励磁の1相をセンサとして使用し、速度起
    電力を得て、回転子の位置を検知するようにしたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の3相環状コイ
    ル式永久磁石型回転電機。
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