JP2003009307A - ハイブリッド車両のジェネレータ制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のジェネレータ制御装置

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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度上昇による破損等のトラブルを確実に防
止した上で、要求発電量に対して可能な限り容量の小さ
いジェネレータを適用して、燃費及び排ガス特性を向上
できるハイブリッド車両のジェネレータ制御装置を提供
する。 【解決手段】 過熱によりジェネレータ温度Tが上昇す
ると、それに応じてジェネレータの運転領域を短時間定
格域から連続定格域へと低発熱運転側に制限して、温度
上昇を抑制すると共に、これに伴ってジェネレータ回転
速度をN1からN2へと増加させて要求発電量を確保す
る。短時間定格域の利用によりジェネレータの容量を縮
小可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車両
に備えられたジェネレータを制御する制御装置に関する
ものである。
【0002】
【関連する背景技術】例えば特開2000−22715
0号公報に記載されたハイブリッド車両では、エンジン
と変速機のトルクコンバータとの間に配置したモータを
駆動してモータ走行を可能とすると共に、エンジン走行
時や減速時には、逆にモータをジェネレータとして機能
させて回生電流をバッテリに充電している。作動時のモ
ータは発熱することから、熱対策としてトルクコンバー
タのオイルが利用されており、油温が所定値以上になる
と、ポンプによりオイルをラジエータの冷却回路に流通
させて冷却し、これによりトルクコンバータと共に近接
位置にあるモータの温度上昇を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報に記載のハイブリッド車両では、モータの冷却制
御をトルクコンバータの油温に基づいて間接的に行って
いるに過ぎず、モータ温度が実際にどの程度を上限とし
て抑制できるかについて確証はない。よって、モータ容
量を設定する際には、車両側から要求される発電量を連
続定格(連続運転してもモータの上限温度を越えること
がない運転領域)で確保できるように、容量の上で十分
に余裕をもった設定が行われるため、必然的にモータが
大型化する傾向にある。その結果、要求発電量が比較的
低い通常時には、効率が悪い領域でモータを運転させる
ことになり、ひいてはモータを駆動するエンジンの燃費
や排ガス特性を悪化させてしまうという問題がある。
【0004】本発明の目的は、温度上昇による破損等の
トラブルを確実に防止した上で、要求発電量に対して可
能な限り容量の小さいジェネレータを適用して、燃費及
び排ガス特性を向上させることができるハイブリッド車
両のジェネレータ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、エンジンにより駆動されるジ
ェネレータと、ジェネレータの温度を検出する温度検出
手段と、温度検出手段にて検出されたジェネレータ温度
の上昇に応じて、ジェネレータの運転領域を低発熱運転
側に変更し、更には低発電量側に制限する運転領域可変
手段とを備えた。
【0006】従って、ジェネレータ温度の上昇に応じ
て、ジェネレータの運転領域が低発熱運転側に変更さ
れ、更には低発電量側に制限されるため、ジェネレータ
の発熱量が減少して温度上昇が抑制される。そして、こ
のようにジェネレータの温度上昇を確実に防止可能であ
ることから、より発電量の大きな運転領域、換言すれ
ば、発熱量が多くて従来は運転を避けていた短時間定格
域等の運転領域も使用可能となる。その結果、ジェネレ
ータの容量を縮小しても要求発電量を賄うことができ、
小型化されたジェネレータはシステム効率の良好な領域
で運転可能であることから、エンジンの燃費や排ガス特
性が向上される。
【0007】又、請求項2の発明では、ジェネレータの
温度上昇率を判定する温度上昇率判定手段を有し、運転
領域可変手段が、温度上昇率判定手段にて判定されたジ
ェネレータの温度上昇率が大きいときに、ジェネレータ
の運転領域の制限量を増加させるものである。従って、
温度上昇率が大きくてジェネレータに過熱の兆候がある
ときには、その時点のジェネレータ温度に関わらず、ジ
ェネレータの運転領域の制限量が増加されて、より低発
熱運転側でジェネレータが運転される。その結果、ジェ
ネレータ温度に基づく制御のみの場合に比較して、より
確実にジェネレータの温度上昇が抑制可能となる。
【0008】一方、上記請求項1の発明は好適には、エ
ンジンにより駆動されるジェネレータと、ジェネレータ
の温度を検出する温度検出手段と、ジェネレータを短時
間定格域で運転させると共に、温度検出手段にて検出さ
れたジェネレータ温度の上昇に伴ってジェネレータの運
転領域を低発熱運転側に制限する運転領域可変手段と、
運転領域可変手段の制御に基づくジェネレータの発電量
の低下に応じて、エンジンの回転速度を増加させる回転
速度制御手段とを備えたハイブリッド車両のジェネレー
タ制御装置として具体化できる。
【0009】この場合には、請求項1の発明に加えて、
ジェネレータの運転領域が低発熱運転側に制限されて
も、その発電量に応じて回転速度制御手段によりエンジ
ンの回転速度が増加されるため、要求される発電量を確
実に確保可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハイブリッド車両
のジェネレータ制御装置に具体化した一実施形態を説明
する。本実施形態のハイブリッド車両はエンジンを発電
専用に用いるシリーズ式のハイブリッド車両として構成
されており、例えば、都市部で低速走行を多用する乗合
バス等の大型車両に適用される。図1は本実施形態のハ
イブリッド車両のジェネレータ制御装置を示す全体構成
図である。この図に示すように、車両には駆動源として
走行モータ1が搭載されており、走行モータ1は変速機
2及び差動装置3を介して左右の駆動輪(後輪)4に連
結されている。走行モータ1は誘導型モータ、或いは永
久磁石同期型モータとして構成され、駆動用のバッテリ
5がインバータ回路6を介して電気的に接続されてい
る。インバータ回路6は、モータ駆動による走行時には
バッテリ5又は後述するジェネレータ8からの電力を走
行モータ1に供給して駆動制御し、車両の減速時には走
行モータ1にて回生された電力をバッテリ5に充電す
る。
【0011】又、バッテリ5にはインバータ回路7を介
してジェネレータ8が電気的に接続され、このジェネレ
ータ8は発電用のエンジン9の出力軸9aに連結されて
回転駆動される。インバータ回路7は、上記インバータ
回路6と同様に、ジェネレータ8によって発電された電
力を供給して走行モータ1の駆動制御及びバッテリ5の
充電を行う。又、図示はしないが、インバータ回路7は
補機モータにも電気的に接続され、この補機モータに電
力を供給することによりエアブレーキ用のエアコンプレ
ッサやパワステポンプ等の補機類を駆動する。
【0012】一方、車室内には図示しない入出力装置、
制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装
置(ROM,RAM,BURAM等)、中央処理装置
(CPU)、タイマカウンタ等を備えたECU(電子制
御ユニット)11が設置されており、このECU11に
より本実施形態のジェネレータ制御装置が制御される。
ECU11には上記したバッテリ5及びインバータ回路
6,7が相互通信可能に接続されると共に、エンジン9
を運転するための図示しない燃料噴射弁や点火コイル等
の各種アクチュエータ、センサが接続されている。又、
ECU11には運転者のアクセル操作量を検出するアク
セルセンサ12、D(ドライブ)、N(ニュートラ
ル)、R(リバース)等の運転者によるシフト位置を検
出するシフト位置センサ13、車速を検出する車速セン
サ14、ジェネレータ8の温度Tを検出する温度センサ
15(温度検出手段)等の各種センサ類が接続されてい
る。
【0013】そして、ECU11はハイブリッド車両を
走行させるための一般的な制御を実行する。即ち、車両
の走行時においては、アクセル操作量に基づいて所定の
マップから要求モータトルクを算出し、インバータ回路
6によりバッテリ5からの電力を走行モータ1に供給し
て要求モータトルクを発生させる。又、インバータ回路
7によりバッテリ5からの電力を補機モータに供給し
て、必要に応じてコンプレッサやパワステポンプ等を駆
動する。
【0014】又、アクセル操作量や車速から車両の減速
を判定したときには、走行モータ1にて回生された電力
をインバータ回路7によりバッテリ5に充電する。一
方、バッテリ5の充電レベル(SOC:State Of Charg
e)が所定値を下回ったときには、エンジン9を始動し
てジェネレータ8による発電を開始し、充電レベルに応
じてバッテリ5を充電する。
【0015】加えて本実施形態では、発電時のジェネレ
ータ8の運転領域をジェネレータ温度Tに基づいて制御
している。そこで、ECU11により行われるジェネレ
ータ8の制御について詳述する。このジェネレータ制御
には、ジェネレータ8の容量が密接に関係するため、ま
ず、容量の設定状態について述べる。ジェネレータ8に
要求される発電量は、走行モータ1や補機モータの運転
状態、バッテリ5の充電レベル等に応じて変化し、従来
技術として説明した特開2000−227150号公報
に記載されたハイブリッド車両等では、要求される最大
発電量を連続定格域での発電で賄うことが可能なよう
に、ジェネレータの容量が設定される。これに対して本
実施形態では、要求される最大発電量を短時間定格域で
の発電で賄うように、ジェネレータ8の容量が設定され
ている。勿論、発電量はジェネレータ8の回転速度によ
って異なるため、これらの設定は、エンジン9の燃費、
排ガス特性、騒音等を考慮した適切なエンジン回転速度
(例えば、後述する図3に示すN1)を前提としたもの
である。
【0016】図2はハイブリッド車両における発電タイ
ミングの一例を示しており、ジェネレータ8の発電は断
続的になされて、その発電の継続時間はかなり短時間
(例えば、200sec)となっている。周知のように連
続運転可能な連続定格域に対して、短時間定格域ではジ
ェネレータ8の過熱による破損防止のために運転時間を
制限する必要があるが、このように実際の発電の継続時
間が限られているため、最大の継続時間以上でもジェネ
レータ温度Tがジェネレータ8の上限温度に達しない運
転領域であれば、必ずしも連続定格域に抑制する必要は
なく、短時間定格域で発電を実施可能なことがわかる。
【0017】図3は連続定格域と短時間定格域との発電
特性を示しているが、同一のジェネレータ回転速度にお
いて、連続定格域に比較して短時間定格域ではより大き
な発電量が得られることがわかる。結果として、短時間
定格域を利用する本実施形態のジェネレータ8は、公報
に記載のものに比較してかなり小さな容量のものが適用
されている。
【0018】一方、ECU11は図4に示す運転領域設
定ルーチンを所定の制御インターバルで実行する。予め
ジェネレータ8の上限温度以下の領域には、4つの設定
値T1〜T4(T1<T2<T3<T4)が定められて
おり、これらの設定値に基づいて、本実施形態では図3
に示すように、短時間定格域(最終ゲインFgain=10
0%)を上限として連続運転域の下側の領域(Fgain=
60%)まで、ジェネレータ8の運転領域を連続可変す
ると共に、それに伴う発電量の低下を補うために、例え
ば要求発電量としてWを達成するときには、ジェネレー
タの回転速度をN1(Fgain=100%)〜N2(Fga
in=60%)の範囲で制御する。
【0019】まず、ECU11はステップS2でジェネ
レータ温度Tを第1及び第2の設定値T1,T2と比較
し、その比較結果に応じて図5に示すマップから温度T
に応じたジェネレータ8の運転領域ゲインGgainを設定
する(運転領域可変手段)。即ち、ジェネレータ温度T
が第1の設定値T1未満(T<T1)のときには、ステ
ップS4で運転領域ゲインGgainを100%に設定し、
ジェネレータ温度Tが第2の設定値T1を越えている
(T>T2)のときには、ステップS6で運転領域ゲイ
ンGgainを60%に設定し、ジェネレータ温度Tが第1
及び第2の設定値T1,T2の間(T1≦T≦T2)の
ときには、ステップS8でマップの勾配に倣って次式
(1)より運転領域ゲインGgainを設定する。
【0020】 Ggain=40T/(T1−T2)−40T1/(T1−T2)+100 ………(1) 次いで、ステップS10でジェネレータ温度Tから時間
当たりの温度上昇率ΔTを算出し(温度上昇率判定手
段)、続くステップS12で上昇率ΔTが上昇率許容値
ΔTmax以上か否かを判定する。ステップS12の判定
がYES(肯定)のときには、ステップS14で運転領
域ゲインGgainを60%に設定した後にステップS16
に移行し、又、ステップS12の判定がNO(否定)の
ときには直接ステップS16に移行する。
【0021】ステップS16ではジェネレータ温度Tを
第3及び第4の設定値T3,T4と比較し、その比較結
果に応じて図6に示すマップからジェネレータ8の発電
量抑制ゲインPgainを設定する。即ち、ジェネレータ温
度Tが第3の設定値T3未満(T<T3)のときには、
ステップS18で発電量抑制ゲインPgainを100%に
設定し、ジェネレータ温度Tが第4の設定値T4を越え
ている(T>T4)ときには、ステップS20で発電量
抑制ゲインPgainを0%に設定し、ジェネレータ温度T
が第3及び第4の設定値T3,T4の間(T3≦T≦T
4)のときには、ステップS22でマップの勾配に倣っ
て次式(2)より発電量抑制ゲインPgainを設定し、そ
の後にルーチンを終了する。
【0022】 Pgain=100T/(T3−T4)−100T1/(T3−T4)+100 ………(2) そして、ECU11は、このようにして得られた運転領
域ゲインGgainと発電量抑制ゲインPgainに基づき、図
3に示すようにジェネレータ8の運転領域を決定し、そ
の運転領域に従ってインバータ回路7を制御してジェネ
レータ8を運転させる。一方、ECU11は、エンジン
9側ではエンジン回転速度(即ち、ジェネレータ8の回
転速度)を制御しており、図3のマップの特性に基づ
き、ジェネレータ8の運転領域の低発熱運転側への移行
に伴ってジェネレータ回転速度を増加させ、これにより
要求発電量の確保を図っている(回転速度制御手段)。
【0023】以上の制御の結果、ジェネレータ8は以下
に述べるように制御される。まず、ジェネレータ温度T
が第1の設定温度T1未満で、ジェネレータ8が過熱し
ておらず、且つ、温度Tの上昇率ΔTが上昇率許容値Δ
Tmax未満で、過熱の兆候もないときには、例えば図3
に示すように、ジェネレータ回転速度をN1に維持した
上で、短時間定格域でジェネレータ8が運転される。上
記したように本実施形態では比較的小型のジェネレータ
8が選択されているが、大きな発電量が得られる短時間
定格域で運転されるため、車両側の要求発電量は十分に
確保される。そして、このようにジェネレータ8が小型
化されているため、要求発電量が低い場合でもジェネレ
ータ8はシステム効率の良好な領域で運転され、結果と
してジェネレータ8を駆動するエンジン9の燃費や排ガ
ス特性が向上される。
【0024】又、ジェネレータ8が過熱して、図5に示
すようにジェネレータ温度Tが第1の設定温度T1を越
え、或いは更に第2の設定温度T2を越えると、温度T
に基づき運転領域ゲインGgainが60%を下限として減
少設定される。運転領域ゲインGgainに応じてジェネレ
ータ8の運転領域が低発熱運転側に制限されると、ジェ
ネレータ8の発熱量は減少する。又、このときには要求
発電量を確保すべくジェネレータ回転速度が増加される
ため、ジェネレータ8の冷却が促進される。よって、ジ
ェネレータ8の温度上昇が抑制され、上限温度を超えた
ときの破損等のトラブルが確実に防止される。
【0025】更に、譬えジェネレータ温度Tが第1の設
定値T1未満の場合であっても、上昇率ΔTが上昇率許
容値ΔTmax以上となって、過熱の兆候があるときに
は、運転領域ゲインGgainが60%に設定される。この
運転領域は連続定格域より低いため、ジェネレータ8の
発熱量が急減すると共に、ジェネレータ回転速度の増加
により冷却が促進され、上記と同様にジェネレータ8の
温度上昇が抑制されて破損等のトラブルが確実に防止さ
れる。
【0026】一方、ジェネレータ8の発電が図2のよう
に断続することなく連続的に行われた場合(例えば、走
行モータ1の消費電力が増加する急登坂路が続いた場合
等)には、上記運転領域ゲインGgainに基づく対策にも
拘わらず温度上昇が抑制されない可能性がある。この場
合、図6に示すようにジェネレータ温度Tが第3の設定
温度T3を越えて更に第4の設定温度T4を越えると、
発電量抑制ゲインPgainは急減して0に設定される。つ
まり、要求発電量の確保よりジェネレータ8の保護が優
先され、実質的にジェネレータ8の発電が中断されて発
熱量が0となり、ジェネレータ8の破損防止が図られ
る。
【0027】以上のように本実施形態のハイブリッド車
両のジェネレータ制御装置では、ジェネレータ8を短時
間定格域で運転させて、車両側の要求発電量を確保した
上でジェネレータ8の小型化を実現する一方、短時間定
格域での運転によりジェネレータ温度Tが上昇したとき
には、温度Tから求めた運転領域ゲインGgain及び発電
量抑制ゲインPgainに基づいてジェネレータ8の運転領
域を低発熱運転側に制限し、これにより温度上昇を抑制
している。その結果、温度上昇による破損等のトラブル
を確実に防止した上で、要求発電量に対して可能な限り
容量の小さいジェネレータ8を適用して、燃費及び排ガ
ス特性を大幅に向上させることができる。
【0028】又、温度上昇率ΔTが上昇率許容値ΔTma
x以上となって過熱の兆候があると判定したときには、
その時点のジェネレータ温度Tに関わらず、上記運転領
域ゲインGgainを連続定格域より低い下限値の60%に
設定するようにした。そして、このように温度上昇率Δ
Tを考慮することにより、上記ジェネレータ温度Tに基
づく制御のみの場合に比較して、より確実にジェネレー
タ8の破損等のトラブルを防止することができる。
【0029】以上で実施形態の説明を終えるが、本発明
の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、上記実施形態では、エンジン9を発電専用に用いる
シリーズ式のハイブリッド車両のジェネレータ制御装置
として具体化したが、エンジンを走行用にも使用するパ
ラレル式のハイブリッド車両に具体化してもよい。又、
上記実施形態では、運転領域ゲインGgainを図5のマッ
プに従ってジェネレータ温度T1,T2間で変化させ、
発電量抑制ゲインPgainを図6にマップに従ってジェネ
レータ温度T3,T4間で変化させたが、マップの特性
はこれらに限ることはない。例えば、温度Tの上昇に伴
って運転領域ゲインGgainをジェネレータ温度Tの全域
に亘ってゆるやかに減少させたり、或いは、発電量抑制
ゲインPgainをジェネレータ温度T3で100%から0
%にステップ状に減少させたりしてもよい。
【0030】更に、上記実施形態では、ジェネレータ8
の運転領域の下限を連続定格域より下側の60%に設定
したが、温度上昇を抑制可能であれば、必ずしも連続定
格以下の領域まで制限する必要はなく、例えば連続定格
域より上側の領域を下限としてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明のハイブリッド車両のジェネレータ制御装置によれ
ば、温度上昇による破損等のトラブルを確実に防止した
上で、要求発電量に対して容量の小さいジェネレータを
適用して、燃費及び排ガス特性を向上させることができ
る。
【0032】又、請求項2の発明のハイブリッド車両の
ジェネレータ制御装置によれば、請求項1に加えて、温
度上昇率が大きくてジェネレータの過熱の兆候があると
きに、ジェネレータの運転領域の制限量を増加するた
め、より確実にジェネレータの破損等のトラブルを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のハイブリッド車両のジェネレータ制
御装置を示す全体構成図である。
【図2】ハイブリッド車両における発電タイミングの一
例を示すタイムチャートである。
【図3】ジェネレータの運転領域を示す説明図である。
【図4】ECUが実行する運転領域設定ルーチンを示す
フローチャートである。
【図5】運転領域ゲインGgainを設定するためのマップ
を示す説明図である。
【図6】発電量抑制ゲインPgainを設定するためのマッ
プを示す説明図である。
【符号の説明】
8 ジェネレータ 9 エンジン 11 ECU(運転領域可変手段、温度上昇率判定手
段、回転速度制御手段) 15 温度センサ(温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA08 PG04 PI22 QN08 RE11 SE02 TO05 TU12 5H590 AA01 CA07 CA23 HA18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動されるジェネレータ
    と、 上記ジェネレータの温度を検出する温度検出手段と、 上記温度検出手段にて検出されたジェネレータ温度の上
    昇に応じて、上記ジェネレータの運転領域を低発熱運転
    側に変更し、更には低発電量側に制限する運転領域可変
    手段とを備えたことを特徴とするハイブリッド車両のジ
    ェネレータ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ジェネレータの温度上昇率を判定す
    る温度上昇率判定手段を有し、上記運転領域可変手段
    は、上記温度上昇率判定手段にて判定されたジェネレー
    タの温度上昇率が大きいときに、上記ジェネレータの運
    転領域の制限量を増加させることを特徴とする請求項1
    に記載のハイブリッド車両のジェネレータ制御装置。
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