JP2003008729A - 電話機、及びそのエコーキャンセル方法 - Google Patents

電話機、及びそのエコーキャンセル方法

Info

Publication number
JP2003008729A
JP2003008729A JP2001193272A JP2001193272A JP2003008729A JP 2003008729 A JP2003008729 A JP 2003008729A JP 2001193272 A JP2001193272 A JP 2001193272A JP 2001193272 A JP2001193272 A JP 2001193272A JP 2003008729 A JP2003008729 A JP 2003008729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
telephone
echo
ringing
ringing tone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001193272A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Iyogi
勉 伊与木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2001193272A priority Critical patent/JP2003008729A/ja
Publication of JP2003008729A publication Critical patent/JP2003008729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、通話中にハンズフリーモー
ドに移行しても通話をスムーズに行えるようにすること
である。 【解決手段】 電話機100は、送受信部1において、
アンテナ1aを介して呼を受信すると、CPUにより音
源ICが制御され、音源ICから発生された呼出音声信
号を呼出音(着信音)として拡声スピーカ5から出力す
る。このとき、拡声スピーカ5から出力された呼出音
(着信音)は、マイク6に回り込む。また、このとき音
源ICから発生された呼出音声信号は、エコーキャンセ
ラ部3内の適応フィルタ3aに入力される。そして、C
PUは、エコーキャンセラ部3を制御して、エコーキャ
ンセラ部3を起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機、及びその
エコーキャンセル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハンズフリー機能を備えた電
話機には、エコーキャンセル機能が搭載されている。こ
のエコーキャンセル機能は、ハンズフリー通話時に拡声
スピーカから出力される通話相手の受話音声がマイクに
回り込み、通話相手にエコーとして送信されることを防
止する機能である。図3を参照して、エコーキャンセル
機能が搭載されている電話機における従来の動作につい
て説明する。
【0003】図3は、従来のハンズフリー設定処理の流
れを示すフローチャートである。図3のハンズフリー設
定処理において、電話機は、外部からの呼を受信する
と、拡声スピーカから呼出音(着信音)を出力する(ス
テップB1)。
【0004】次いで、電話機のユーザ(受話者)は、図
示しない操作部における所定のキー操作、または電話機
に付属している受話器を取る等の動作により通話を開始
し(ステップB2)、電話機は、通常の通話状態となる
(ステップB3)。
【0005】ここで、ハンズフリーを行う場合は(ステ
ップB4;YES)、ユーザからの所定のキー操作によ
りハンズフリーモードに移行する、つまり、このとき電
話機に搭載されたエコーキャンセル機能がCPUにより
起動される。そして、このエコーキャンセル機能が後述
する適応処理を行うことによりエコーを除去し(ステッ
プB5→ステップB6)、ハンズフリー通話状態が可能
になり(ステップB7)、本ハンズフリー設定処理を終
了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
電話機は、ハンズフリー通話を行う際の所定のキー操作
により、エコーキャンセル機能を起動させていたため、
エコーキャンセル機能による適応処理が行われている間
(例えば、1〜2秒程度)は、マイクに回り込んだエコ
ーが通話相手への送話信号になることを防ぐため、通話
相手に送信する送話信号のレベルを下げており、通話が
できないという問題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するために為さ
れるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、受話用スピーカから出力される受話音声
が送話マイクに回り込んで受話側電話機に伝達されるエ
コー成分を送話音声からキャンセルするエコーキャンセ
ル手段と、着呼に応じて呼出音を前記受話用スピーカか
ら発生させる呼出音発生手段と、前記呼出音発生後に通
話の開始を指示する通話開始指示手段と、を備える電話
機において、前記呼出音発生手段から呼出音が発生され
た際に、前記エコーキャンセル手段を起動させ、前記送
話マイクに回り込む呼出音によりエコーキャンセル動作
を実行させる制御手段を備えたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
発明を適用した電話機100の実施の形態を詳細に説明
する。まず、構成を説明する。
【0010】図1は、電話機100の構成の概略図であ
る。図1において、電話機100は、送受信部1、音声
コーデック部2、エコーキャンセラ部3、D/Aコンバ
ータ4、拡声スピーカ5、マイク6、及びA/Dコンバ
ータ7により構成されている。また、ここでは図示しな
いが電話機100は、操作部または受話器を備えてお
り、所定のキー操作、または受話器を取る等の動作によ
り通話を開始する。つまり、操作部または受話器は、通
話開始指示手段としての機能を有している。なお、電話
機100は、図示しないCPUにより各部が統一的に制
御されている。つまり、CPUは、制御手段としての機
能を有している。
【0011】送受信部1は、モデム(MODEM:MOdu
lator/DEModulator)、RF(RadioFrequency)部、及
びアンテナ1aを備えている。ここでは、音声コーデッ
ク部2から入力されたディジタル送話信号をモデムによ
り変調して、変調した信号をRF部で周波数変換して増
幅し、アンテナ1aから送信する。また、アンテナ1a
を介して受信したディジタル受話信号をRF部で増幅し
て周波数変換し、モデムにより復調して、音声コーデッ
ク部2に出力する。なお、アンテナ1aを介して呼を受
信すると、電話機100は、CPUによりFM音源等の
音源ICが制御され、この音源ICから発生された呼出
音声信号を呼出音(着信音)として拡声スピーカ5から
出力する。また、ここで音源ICから発生された呼出音
声信号は、エコーキャンセラ部3の適応フィルタ3aに
入力される。すなわち、音源ICは、呼出音発生手段と
しての機能を有している。
【0012】音声コーデック部2は、送受信部1から入
力されたディジタル受話信号を復号化してエコーキャン
セラ部3へ出力し、エコーキャンセラ部3から入力され
たディジタル受話信号を符号化して送受信部1に出力す
る。
【0013】エコーキャンセラ部3は、適応フィルタ3
aと、演算器3bと、から構成され、音声コーデック部
2から入力されたディジタル受話信号を適応フィルタ3
a、及びD/Aコンバータ4に出力する。
【0014】また、エコーキャンセラ部3は、A/Dコ
ンバータ7から入力されたディジタル送話信号と、適応
フィルタ3aを通したディジタル受話信号(予測したエ
コー、または音源ICから入力された呼出音声信号)
と、を演算器3bで比較して差分をとり、この差分を適
応フィルタ3aにフィードバックする。そして、適応フ
ィルタ3aは、フィードバックされた差分が最小となる
ようにフィルタ係数を制御(決定)する(以後、この処
理を適応処理と呼ぶ。)。
【0015】また、エコーキャンセラ部3は、この適応
処理により、A/Dコンバータ7から入力されたディジ
タル送話信号に含まれるエコー(例えば、拡声スピーカ
5から出力された通話相手の音声が原因となりマイクに
拾われる音)を除去したディジタル送話信号を音声コー
デック部2に出力する。すなわち、エコーキャンセラ部
3は、エコーキャンセル手段としての機能を有してい
る。
【0016】D/Aコンバータ4は、エコーキャンセラ
部3を介して音声コーデック部2から入力されるディジ
タル受話信号をアナログ音声信号に変換して、拡声スピ
ーカ5に出力する。
【0017】拡声スピーカ5は、D/Aコンバータ4か
ら入力されたアナログ音声信号を通話相手の受話音声に
変換して、外部に出力する。
【0018】マイク6は、ユーザの送話音声をアナログ
音声信号に変換し、A/Dコンバータ7に出力する。
【0019】また、マイク6は、拡声スピーカ5からマ
イク6に回り込むエコー(拡声スピーカ5から出力され
た通話相手の受話音声が原因となる音、つまり拡声スピ
ーカ5から出力された音、及びこの音の反響音等)も送
話音声とともにアナログ音声信号に変換することにな
る。
【0020】A/Dコンバータ7は、マイク6から入力
されたアナログ音声信号(エコーを含む送話音声)をデ
ィジタル送話信号に変換して、エコーキャンセラ部3へ
出力する。また、A/Dコンバータ7は、マイク6から
入力された呼出音(着信音)をディジタル信号に変換し
て、エコーキャンセラ部3へ出力する。
【0021】次に、動作を説明する。図2は、電話機1
00が実行するエコーキャンセラ設定処理の流れを示す
フローチャートである。
【0022】図2のエコーキャンセラ設定処理におい
て、電話機100は、送受信部1において、アンテナ1
aを介して呼を受信すると、CPUにより音源ICが制
御され、音源ICから発生された呼出音声信号を呼出音
(着信音)として拡声スピーカ5から出力する(ステッ
プA1)。このとき、拡声スピーカ5から出力された呼
出音(着信音)は、マイク6に回り込む。また、このと
き音源ICから発生された呼出音声信号は、エコーキャ
ンセラ部3内の適応フィルタ3aに入力される。
【0023】そして、電話機100のCPUは、エコー
キャンセラ部3を制御して、エコーキャンセラ部3を起
動させる(ステップA2)。
【0024】そして、マイク6に入力された呼出音は、
A/Dコンバータ7によりディジタル信号に変換され、
演算器3bに出力される。演算器3bは、A/Dコンバ
ータ7から入力されたディジタル信号と、適応フィルタ
3aから出力された呼出音声信号と、を比較して差分を
とり、この差分を適応フィルタ3aにフィードバックす
る。これによりエコーキャンセラ部3において、適応処
理が行われる。
【0025】次いで、電話機100のユーザは、図示し
ない操作部における所定のキー操作、または電話機10
0に付属している受話器を取る等の動作により通話を開
始し(ステップA3)、電話機100は、通常の通話状
態となり(ステップA4)、本エコーキャンセラ設定処
理を終了する。
【0026】以上のように、電話機100は、図示しな
いCPUによる統一的な制御により、拡声スピーカ5か
ら出力する呼出音をマイク6から入力し、この呼出音を
利用してエコーキャンセラ部3を起動させ、エコーキャ
ンセラ部3における適応処理を即座に開始させている。
【0027】したがって、呼出音(着信音)が拡声スピ
ーカ5から出力された時点でエコーキャンセラ部3を起
動させているため、通話時におけるハンズフリーモード
への移行がスムーズにできる。また、通話中にエコーキ
ャンセラを起動させる必要がなくなるので、エコーキャ
ンセラ部3の起動及び適応処理を行う間に通話ができな
いという状況を回避でき、通話をスムーズに行うことが
できる。
【0028】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、電話機は、送話マイク
に回り込む呼出音によりエコーキャンセル動作を実行さ
せるので、通話中にハンズフリーモードに移行する際に
通話ができないという状況を回避でき、通話をスムーズ
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のエコーキャンセラ設定処理の流れを示
すフローチャートである。
【図3】従来の電話機におけるハンズフリー設定処理の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 送受信部 1a アンテナ 2 音声コーデック部 3 エコーキャンセラ部 3a 適応フィルタ 4 D/Aコンバータ 5 拡声スピーカ 6 マイク 7 A/Dコンバータ 100 電話機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受話用スピーカから出力される受話音声が
    送話マイクに回り込んで受話側電話機に伝達されるエコ
    ー成分を送話音声からキャンセルするエコーキャンセル
    手段と、 着呼に応じて呼出音を前記受話用スピーカから発生させ
    る呼出音発生手段と、 前記呼出音発生後に通話の開始を指示する通話開始指示
    手段と、 を備える電話機において、 前記呼出音発生手段から呼出音が発生された際に、前記
    エコーキャンセル手段を起動させ、前記送話マイクに回
    り込む呼出音によりエコーキャンセル動作を実行させる
    制御手段を備えたことを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】前記エコーキャンセル手段は、フィルタ係
    数を可変する適応フィルタを備え、 前記制御手段は、前記呼出音発生手段から発生された呼
    出音に基づいて前記適応フィルタのフィルタ係数を決定
    することを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】電話機の受話用スピーカから出力される受
    話音声が、当該電話機の送話マイクに回り込んで受話側
    電話機に伝達されるエコー成分を送話音声からキャンセ
    ルするためのエコーキャンセル方法において、 着呼に応じて前記受話用スピーカから呼出音が発生され
    ている際に、前記送話マイクに回り込む呼出音によりエ
    コーキャンセル動作を実行する制御工程と、 前記呼出音発生時のエコーキャンセル動作の実行後に通
    話の開始を指示させる通話開始指示工程と、 を含むことを特徴とするエコーキャンセル方法。
  4. 【請求項4】前記制御工程では、前記送話マイクに回り
    込む呼出音に基づいて、エコーキャンセル用適応フィル
    タのフィルタ係数を決定することを特徴とする請求項3
    記載のエコーキャンセル方法。
JP2001193272A 2001-06-26 2001-06-26 電話機、及びそのエコーキャンセル方法 Pending JP2003008729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001193272A JP2003008729A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 電話機、及びそのエコーキャンセル方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001193272A JP2003008729A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 電話機、及びそのエコーキャンセル方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003008729A true JP2003008729A (ja) 2003-01-10

Family

ID=19031589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001193272A Pending JP2003008729A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 電話機、及びそのエコーキャンセル方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003008729A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306451A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Nec Infrontia Corp ハンズフリー電話装置
JP2009033216A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Xanavi Informatics Corp ハンズフリー通話装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306451A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Nec Infrontia Corp ハンズフリー電話装置
JP2009033216A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Xanavi Informatics Corp ハンズフリー通話装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0522221A (ja) 無線通信装置
JP2001186241A (ja) 電話端末装置
EP0921649B1 (en) Portable radio telephone equipment and control thereof
JPH04108246A (ja) ハンズフリー電話装置
JPH0243855A (ja) 無線電話装置
JP2003008729A (ja) 電話機、及びそのエコーキャンセル方法
JPH01123554A (ja) 電話機
KR20010017204A (ko) 휴대폰의 착신음 음량 레벨 제어방법
JPH0522392A (ja) 携帯形無線電話機
JPH11275243A (ja) 拡声インターホン装置
JP2515897B2 (ja) コ―ドレス電話装置
JPH0514593Y2 (ja)
JPH06113004A (ja) ハンズフリー通話機能を有する携帯子機
JPH1168646A (ja) 携帯電話装置
KR100671489B1 (ko) 홈씨어터를 이용한 전화 네트워크 시스템 및 그 제어방법
JP4063692B2 (ja) 電話機
JP3265066B2 (ja) 携帯電話およびそれと接続するファクシミリ装置
JPH11266291A (ja) 通信装置および記憶媒体
JP3088379B2 (ja) スピーカホン通話機能を備えた通信端末装置
JP2000138736A (ja) 通信装置
JPH04137953A (ja) 無線電話装置
JPH05344054A (ja) コードレス電話
JP2000106592A (ja) 音声応答機能付電話装置
JPH10313356A (ja) 電話機
JP2002314675A (ja) 電話機