JP2000106592A - 音声応答機能付電話装置 - Google Patents

音声応答機能付電話装置

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JP2000106592A
JP2000106592A JP10274157A JP27415798A JP2000106592A JP 2000106592 A JP2000106592 A JP 2000106592A JP 10274157 A JP10274157 A JP 10274157A JP 27415798 A JP27415798 A JP 27415798A JP 2000106592 A JP2000106592 A JP 2000106592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンズフリー通話を開始するための音声の長
さ、周波数および大きさの範囲を、使用者毎の音声もし
くは電話装置周辺の環境に適した範囲に設定可能とする
ことにより、音声応答機能の利便性を損ねること無く、
周囲の雑音による音声応答機能の誤作動を良好に防止可
能な音声応答機能付電話装置を提供すること。 【解決手段】 「ハーイ」と言う音声応答をしているに
も拘わらず音声応答が受け付けられない場合(S3:N
O)や、「ハーイ」と言っていないのに周囲の雑音に反
応して音声応答が受け付けられた場合(S3:YES)
は、音声認識部12の音声応答の判断基準としている適
合範囲が、使用者や周囲の環境に適していないので、そ
の場合は、感度変更キーを押下して(S9:YES)、
変更後の感度レベルを表示する(S11)とともに、感
度レベルを変更した後(S13)、再度音声応答の検出
が良好に行えるか否か(S3)を確認する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部通信回線から
の呼出信号を検出した際に、マイクから入力された音声
の長さ、周波数および大きさを基に、その音声が所定の
長さ、周波数および大きさの範囲内に属する音声である
と認識された場合に、オフフック操作を行わなくてもマ
イクとスピーカを介してハンズフリー通話を開始可能な
音声応答機能を備えた音声応答機能付電話装置に係り、
特に、音声認識部を介して判断される音声の適合範囲の
判断基準を容易に設定可能な音声応答機能付電話装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部通信回線からの呼出信号
を検出した際に、電話装置に向かって、例えば「ハー
イ」などの返事をすることにより、通信相手先との間で
ハンズフリー通話を開始可能な音声応答機能を備えた音
声応答機能付電話装置が実用化されている。
【0003】この種の音声応答機能付電話装置では、使
用者による音声応答と、電話装置の周辺における種々の
雑音とを区別するために、概ね0.2秒〜0.8秒の長
さ、400Hz〜1500Hzの周波数および−30d
B以上の大きさからなる音声が認識された時にだけハン
ズフリー通話を開始するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人が発
声する音声には個人差があり、万人による音声応答を可
能にするためには、ハンズフリー通話を開始するための
音声の長さ、周波数および大きさの範囲を広めに設定す
る必要が生じていた。
【0005】このようなハンズフリー通話を開始するた
めの音声の長さ、周波数および大きさの範囲は、広く取
りすぎると使用者による音声応答と周囲の雑音とを区別
できなくなり、音声応答機能の誤作動を招き、逆に、狭
く取りすぎると使用者による音声応答を受け付けなくな
り、音声応答機能の使い勝手を悪くするという問題が生
じていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ハンズフリー通話を開始するための音声の長
さ、周波数および大きさの範囲を、使用者毎の音声もし
くは電話装置の周辺の環境に適した範囲に設定可能とす
ることにより、音声応答機能の利便性を損ねること無
く、周囲の雑音による音声応答機能の誤作動を良好に防
止可能な音声応答機能付電話装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の音声応答機能付電話装置は、音声の
入力を行うマイクと、音声の出力を行うスピーカと、外
部通信回線からの呼出信号を検出した際に、マイクから
入力された音声の長さ、周波数および大きさが、適合範
囲内に属する音声か否かを判断する音声認識部と、音声
認識部による判断結果に基づき、通信相手先との通信を
マイクおよびスピーカを介して開始可能な音声応答部
と、音声の適合範囲を任意に設定可能な適合範囲設定部
と、適合範囲設定部を介して設定された音声の適合範囲
を表示可能な表示部とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0008】この音声応答機能付電話装置によれば、音
声応答機能を介して通信相手先との通信を開始するため
の音声の長さ、周波数および大きさからなる適合範囲
を、適合範囲設定部を介して任意に設定可能となる。こ
れにより、使用者による音声応答を受付可能で、かつ周
囲の雑音による音声応答機能の誤作動が生じないような
音声の長さ、周波数および大きさからなる適合範囲を、
最適範囲に設定できるので、音声応答機能の誤作動を良
好に防止可能にするとともに、使用者にとって使い勝手
の良いものとなる。また、適合範囲は表示部を介して目
視しながら設定できるので、適合範囲の設定が容易にな
るとともに、使い勝手の良いものとなる。
【0009】また、請求項2記載の音声応答機能付電話
装置は、請求項1記載の音声応答機能付電話装置におい
て、適合範囲設定部は、音声の大きさに基づいて音声の
適合範囲を段階的に設定可能であることを特徴とするも
のである。
【0010】この音声応答機能付電話装置によれば、請
求項1記載の音声応答機能付電話装置の効果に加えさら
に、音声応答機能を介して通信相手先との通信を開始す
るための音声の長さ、周波数および大きさからなる適合
範囲を、適合範囲設定部を介して音声の大きさに基づい
て音声の適合範囲を段階的に設定および表示可能となる
ので、簡易な構成でかつ効果的に音声応答機能の誤作動
を防止でき、使用者にとっても非常に使い勝手が良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発
明の音声応答機能を備えたコードレス親子電話装置のブ
ロック構成図であり、このコードレス親子電話装置は、
図1(A)に示されるように外部通信回線と接続された
親機10と、図1(B)に示されるように親機10と無
線通信回線を介して通信可能な子機50とから構成され
ている。
【0012】このコードレス親子電話装置に備えられた
親機10は、留守番電話機能、ファクシミリ機能、コピ
ー機能、スキャナ機能、プリンタ機能などの各種機能を
備えた多機能型電話装置であり、主要な構成要素とし
て、制御の中枢を司る親機コントローラ11、親機操作
パネル13、親機液晶ディスプレイ(LCD)15、親
機呼出ベル17、スキャナ19、プリンタ21、符号/
復号器23、モデム25、回線制御回路(NCU)2
7、ハンドセット29、親機スピーカ31、親機マイク
33、親機無線通信制御回路35、親機アンテナ37お
よび切換器39を備えている。
【0013】親機コントローラ11は、CPU、RO
M、RAM、EEPROM、タイマおよび音声認識部1
2などを備える論理演算回路であり、そのCPUによ
り、後述する音声感度調整処理や音声応答処理などの各
種制御処理を実行する。尚、CPUが実行する各種制御
処理用のプログラムや制御処理に必要なデータなどは予
めROMに記憶されている。また、RAMは各種制御処
理においてワークエリアやバッファとして使用される。
さらに、EEPROMは電話帳登録などの情報を記憶し
ておくために設けられている。また、タイマは後述する
音声感度調整処理や音声応答処理における音声の継続時
間を計時するためなどに使用される。加えて、音声認識
部12は親機マイク33もしくは後述する子機マイク6
3から入力された音声について、その音声の長さ、周波
数および大きさが適合範囲に該当しているか否かの判断
を行うために設けられている。
【0014】親機操作パネル13は、外部通信回線を介
して通信するために、電話番号やファクシミリ番号の入
力などに使用するテンキー、電話帳登録などの際に押下
する確定キー、外部通信回線からの呼出信号に対する対
応を留守番電話モードやファクシミリ専用モードなどに
モード設定するモード設定キー、後述する音声感度調整
処理の際に音声感度のレベルを段階的に変更する感度変
更キーなどを備えている。また、親機LCD15は、フ
ァクシミリ送信機能を起動させたりする際の機能選択用
の表示を行ったり、ナンバーディスプレイサービスに対
応した通信相手先の電話番号を表示したり、後述する音
声感度調整処理の際に音声感度のレベルを段階的に表示
したりする。さらに、親機呼出ベル17は、外部通信回
線からの呼出信号を検出した際に、1秒間鳴動、2秒間
無鳴動を繰り返すことにより呼出信号の着信を親機10
周辺の使用者に報知する。
【0015】スキャナ19は、ファクシミリ送信を行っ
たり、コピーを行ったりする際に、原稿を読み取るため
に設けられている。また、プリンタ21は、外部通信回
線から受信したファクシミリデータを記録紙に印字出力
したり、あるいは、スキャナ19により読み取られた原
稿の画像データを記録紙に印字出力するコピー機能を実
行するために設けられている。
【0016】符号/復号器23は、ファクシミリ送信に
当たってスキャナ19により読み取られた画像データを
G3圧縮形式などのファクシミリ送信用のデータ形式に
符号化したり、逆にファクシミリ受信した圧縮形式の画
像データをプリンタ21が出力可能な形式のデータに複
合化するために設けられている。
【0017】モデム25およびNCU27は、外部通信
回線を介して通信相手先と通信を行う場合やファクシミ
リ送受信を行うために設けられている。また、モデム2
5は、外部通信回線からの呼出信号を検出した際に、親
機マイク33もしくは後述する子機マイク63から入力
された音声を基にディジタル信号処理するDSPとして
も機能しており、このモデム25を介して得られたディ
ジタル信号に基づいて、親機10もしくは子機50の周
辺で音声応答が行われたかを親機コントローラ11に備
えられた音声認識部12により判断する構成となってい
る。
【0018】ハンドセット29は、外部通信回線からの
呼出信号を検出した際に、オフフックすることにより、
外部通信回線を介して通信を行うものである。また、親
機スピーカ31は、ハンズフリー通話の際に、通信相手
先の音声を出力するために設けられている。さらに、親
機マイク33は、ハンズフリー通話の際に、使用者の音
声を入力したり、外部通信回線からの呼出信号を検出し
た際に、親機10周辺の音声を入力するために設けられ
ている。また、親機無線通信制御回路35は、親機アン
テナ37を介して親機10と子機50との間で無線通信
を行うために設けられている。さらに、切換器39は、
モデム25に対して親機マイク33からの音声入力と親
機アンテナ37を介して受信した子機マイク63からの
音声入力のいずれかを切換入力するためのものである。
【0019】子機50は、主要な構成要素として、制御
の中枢を司る子機コントローラ51、子機操作パネル5
3、子機液晶ディスプレイ(LCD)55、子機呼出ベ
ル57、子機スピーカ61、子機マイク63、子機無線
通信制御回路65および子機アンテナ67を備えてい
る。
【0020】子機コントローラ51は、CPU、RO
M、RAM、EEPROMなどを備える論理演算回路で
あり、そのCPUにより、各種制御処理を実行する。
尚、CPUが実行する各種制御処理用のプログラムや制
御処理に必要なデータなどは予めROMに記憶されてい
る。また、RAMは各種制御処理においてワークエリア
やバッファとして使用される。さらに、EEPROMは
電話帳登録などの情報を記憶しておくために設けられて
いる。
【0021】子機操作パネル53は、外部通信回線を介
して通信を行うために、電話番号やファクシミリ番号の
入力に使用するテンキー、外部通信回線からの呼出信号
を検出した際にオフフック操作を行うための通話開始キ
ー、電話帳登録の際に押下する確定キー、後述する音声
感度調整処理の際に音声感度のレベルを段階的に変更す
る感度変更キーなどを備えている。また、子機LCD5
5は、ナンバーディスプレイサービスに対応した通信相
手先の電話番号を表示したり、後述する音声感度調整処
理の際に音声感度のレベルを段階的に表示したりする。
さらに、子機呼出ベル57は、外部通信回線からの呼出
信号を検出した際に、1秒間鳴動、2秒間無鳴動を繰り
返すことにより呼出信号の着信を子機50周辺の使用者
に報知する。
【0022】子機スピーカ61は、外部通信回線を介し
て通信相手先との通話を行ったり、親機10との内線通
話などの際に、相手の音声を出力するために設けられて
いる。また、子機マイク63は、外部通信回線との通信
や内線通話の際に、使用者からの音声を入力するために
設けられている。尚、子機マイク63は、外部通信回線
からの呼出信号を検出した際に、子機50周辺の音声を
入力する役割も持っている。さらに、子機無線通信制御
回路65は、子機アンテナ67を介して子機50と親機
10との間で無線通信を行うために設けられている。ま
た、子機マイク63は、外部通信回線との通信や内線通
話の際に、使用者からの音声を入力するために設けられ
ている。尚、子機マイク63は、外部通信回線からの呼
出信号を検出した際に、子機50周辺の音声を入力する
役割も持っている。さらに、子機無線通信制御回路65
は、子機アンテナ67を介して子機50と親機10との
間で無線通信を行うために設けられている。
【0023】次に、親機マイク33もしくは子機マイク
63から入力された音声が、音声認識部12を介して所
定の音声か否かの判断をする際に用いられる音声の長
さ、周波数および大きさからなる適合範囲を、使用者毎
に適した設定にする音声感度調整処理について、図2お
よび図3を参照しながら詳細に説明する。尚、この音声
感度調整処理は、電話装置の待機状態において、親機操
作パネル13もしくは子機操作パネル53に設けられた
感度変更キーを操作することにより実行される構成とな
っている。
【0024】まず、この音声感度調整処理が開始される
と、親機LCD15もしくは子機LCD55に図3
(a)に示されるような音声入力を指示する表示が行わ
れる(S1)。次いで、使用者からの音声応答が親機マ
イク33もしくは子機マイク63を介して入力されたか
否かの判断を行い(S3)、音声認識部12を介して音
声応答が認識された場合(S3:YES)は、音声応答
が受け付けられた旨を「ピッ、ピッ」などの音声により
使用者へ報知するとともに(S5)、親機LCD15も
しくは子機LCD55上に図3(b)に示されるような
表示を行う(S7)。尚、親機マイク33もしくは子機
マイク63を介して入力された音声は、切換器39を介
してどちらか一方がモデム25へ選択的に入力され、モ
デム25などを介してディジタル信号処理されたディジ
タルデータを親機コントローラ11に設けられた音声認
識部12によって所定の長さ、周波数および大きさから
なる音声であるか判断しており、上述した親機マイク3
3もしくは子機マイクからの音声応答がないと判断され
る状態(S3:NO)は、音声の長さ、周波数または大
きさのいずれかが所定値に適合していない時を示してい
る。
【0025】ここで、例えば「ハーイ」と言う音声応答
をしているにも拘わらず音声応答が受け付けられない場
合(S3:NO)や、「ハーイ」と言っていないのに周
囲の雑音に反応して音声応答が受け付けられた場合(S
3:YES)は、音声認識部12の音声応答の判断基準
としている適合範囲が、使用者や周囲の環境に適してお
らず、前者は音声感度が悪すぎて使用者の音声を検出で
きず、後者は音声感度が良すぎて周囲の不要な雑音にも
反応しているため、両者とも使用者や環境に合った適合
範囲に設定する必要があると言える。
【0026】次に、親機操作パネル13もしくは子機操
作パネル53に備えられた感度変更キーが押下されたか
否か判断し(S9)、感度変更キーが押下された場合
(S9:YES)は、図3(c)および図3(d)に示
されるように、変更後の感度レベルを表示する(S1
1)とともに、その感度レベルに一時変更処理する(S
13)。尚、感度レベルは図3(c)および図3(d)
に示されるように4段階に変更可能で、本実施の形態で
は音声の大きさ(dB)を、−32dB以上、−30d
B以上、−28dB以上、−26dB以上の4段階に設
定可能な構成となっている。
【0027】感度レベルを一時的に変更した(S13)
後は、再びS1の処理へと移行し、一時変更した(S1
3)の感度レベルで良好な音声応答が可能となったかを
確認し、使用者もしくは環境に適した音声応答が可能と
なるまでS1〜S13までの処理を繰り返し実行する。
【0028】これらS1〜S13の処理は、S9の処理
で感度変更キーが押下されずに(S9:NO)、親機操
作パネル13もしくは子機操作パネル53に設けられた
停止キーが押下される(S14:YES)か、もしく
は、親機操作パネル13もしくは子機操作パネル53に
設けられた確定キーが押下される(S15:YES)ま
で繰り返される。
【0029】ここで、停止キーが押下された場合(S1
4:YES)は、感度変更確定(S19)を行うこと無
く、この感度調整処理を終了する。一方、確定キーの押
下が確認された場合(S15:YES)は、確定キーが
押下された旨を親機LCD15もしくは子機LCD55
上に表示するとともに(S17、図3(e)参照)、確
定キーの押下された時(S15:YES)の感度レベル
に設定変更して(S19)、この感度調整処理を終了す
る。尚、停止キーおよび確定キーが押下されない場合
(S14:NO、S15:NO)は、再度S3の処理へ
と移行し、上述したS1〜S15の処理を繰り返す構成
となっている。
【0030】次に、外部通信回線からの呼出信号を検出
した際の音声応答処理について、図4に示すフローチャ
ートを参照しながら詳細に説明する。尚、使用者は電話
装置の待機状態(S21:NO)において、予め親機操
作パネル13のモード設定キーを介して、留守番電話モ
ードあるいはFAX専用モードなどの各種モード設定を
することにより、外部通信回線からの呼出信号に対する
対応を選択的に設定可能な構成となっている。
【0031】まず、電話装置の待機状態(S21:N
O)において、外部通信回線からの呼出信号がNCU2
7を介して検出されると(S21:YES)、親機呼出
ベル17および子機呼出ベル57の鳴動を開始するとと
もに、予め使用者により親機操作パネル13のモード設
定キーを介して留守番電話モードにモード設定されてい
るか判別し(S23)、留守番電話モードにモード設定
されていない場合(S23:NO)は、同様に、FAX
専用モードにモード設定されているか判別を行う(S2
5)。
【0032】ここで、留守番電話モード(S23:YE
S)またはFAX専用モード(S25:YES)にモー
ド設定されている場合は、所定時間内に使用者によるオ
フフックが行われたか判別を行う(S29)。ここで、
留守番電話モード(S23:YES)もしくはFAX専
用モード(S25:YES)にモード設定されており、
所定時間内にオフフックが検出されない場合(S29:
NO)は、図示しない留守番電話機能もしくはファクシ
ミリ機能を作動させる。尚、この留守番電話機能は、通
信相手先に外部通信回線を介して所定のメッセージを送
信するとともに、通信相手先のメッセージを親機コント
ローラ11に設けられたRAMに記憶する処理を行い、
一方、ファクシミリ機能は、外部通信回線からのファク
シミリデータを受信するとともに、親機10に設けられ
たプリンタ21を介して印字出力する処理を行う。この
ように、留守番電話モード(S23:YES)もしくは
FAX専用モード(S25:YES)にモード設定され
ている場合においても、外部通信回線からの呼出信号を
検出した時から所定時間内に使用者がオフフックをする
(S29:YES)ことにより、留守番電話機能もしく
はファクシミリ機能を実行することなく、通信相手先と
の通話を行うことができるような構成となっている。
【0033】また、留守番電話モードおよびFAX専用
モードにモード設定されていない場合(S23:NO、
S25:NO)は、親機マイク33もしくは子機マイク
63を介して、使用者からの音声応答が行われているか
どうかを判断し(S27)、音声応答が確認されない場
合(S27:NO)は、S29への処理へと移行し、親
機10もしくは子機50でオフフックが検出されるか
(S29:YES)、親機10もしくは子機50の周辺
で音声応答が確認される(S27:YES)まで、S2
3〜S29の処理が繰り返し実行される。尚、音声応答
の有無判断(S27)は、親機マイク33もしくは子機
マイク63から入力された音声を、DSP機能を有する
モデム25などを介して得られた音声のディジタルデー
タを基に、音声認識部12により音声の長さ、周波数お
よび大きさが適合範囲に属するものであるか否により決
定しており、この時の適合範囲は上述した感度調整処理
により確定されたものを使用している。
【0034】ここで、上述したS23〜S29の処理が
繰り返し実行されている際に、親機10もしくは子機5
0によりオフフックが検出された場合(S29:YE
S)は、そのオフフックされた親機10もしくは子機5
0と外部通信回線との回線を閉結し(S31)、通信相
手先との通話を開始する(S33)。この通話は、通信
相手先もしくは使用者のオンフックが検出されるまで継
続され(S35:NO)、通信相手先もしくは使用者の
オンフックが検出されることにより(S35:YE
S)、通話を終了し(S37)、外部通信回線との回線
を開放して(S47)、この音声応答処理を終了する。
【0035】一方、上述したS23〜S29の処理が繰
り返し実行されている際に、S27の処理において、使
用者から所定の長さ、周波数および大きさに相当する音
声が、モデム25および音声認識部12を介して確認さ
れた時は(S27:YES)、外部通信回線からの呼出
信号に対する音声応答があったと判断し、外部通信回線
との回線を閉結して(S39)、ハンズフリー通話を開
始する(S41)。このハンズフリー通話は、通信相手
先もしくは使用者による通話終了の信号が検出されるま
で継続され(S43:NO)、通信相手先もしくは使用
者による通話終了の信号が検出されることにより(S4
3:YES)、ハンズフリー通話を終了し(S45)、
外部通信回線との回線を開放して(S47)、この音声
応答処理を終了する。
【0036】このように、本実施の形態では、外部通信
回線からの呼出信号を検出した際に、使用者が留守番電
話モード(S23:YES)もしくはFAX専用モード
(S25:YES)にモード設定している場合は、親機
10もしくは子機50の周辺における音声応答の有無判
断(S27)を実行しないので、留守番電話モード(S
23:YES)もしくはFAX専用モード(S25:Y
ES)にしているにも拘わらず、電車の通過音や救急車
のサイレンなどにより、音声認識部12の判断を基に音
声応答機能が実行されてしまい、ハンズフリー通話が開
始されてしまうという不都合を良好に防止している。
【0037】上述したように、音声応答の有無判断(S
27)は、感度調整処理により確定された音声の適合範
囲に属する音声を確認された時にのみ、通信相手先との
通信を可能となるので、使用者毎や環境に応じた適合範
囲を設定することにより、適合範囲を最適範囲に設定
し、音声応答機能の誤作動を良好に防止でき、使い勝手
の良いものとなる。
【0038】尚、本発明は本実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、本実
施形態において、留守番電話機能、ファクシミリ機能、
コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能などの各種機
能を備えた多機能型電話装置であるコードレス親子電話
装置を例に挙げて説明したが、勿論これに限定されるも
のではなく、これらの機能を備えていない電話装置や、
子機を備えていない電話装置において実施しても良好な
効果が得られることは言うまでもない。
【0039】また、本実施形態において、適合範囲を設
定する際に音声の大きさの範囲を段階的に変更する例を
挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではな
く、音声の長さもしくは周波数の適合範囲を変更可能に
する構成としても良好な効果が得られることは言うまで
もない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の音
声応答機能付電話装置によれば、使用者による音声応答
を受付可能で、かつ周囲の雑音による音声応答機能の誤
作動が生じないような音声の長さ、周波数および大きさ
からなる適合範囲を、最適範囲に設定できるので、音声
応答機能の誤作動を良好に防止可能にするとともに、使
用者にとって使い勝手の良いものとなる。また、音声の
適合範囲は表示部を介して目視しながら設定できるの
で、音声の適合範囲の設定が容易になるとともに、使い
勝手の良いものとなる。
【0041】また、請求項2記載の音声応答機能付電話
装置によれば、請求項1記載の音声応答機能付電話装置
の効果に加えさらに、音声応答機能を介して通信相手先
との通信を開始するための音声の長さ、周波数および大
きさからなる適合範囲を、適合範囲設定部を介して音声
の大きさに基づいて音声の適合範囲を段階的に設定およ
び表示可能となるので、簡易な構成でかつ効果的に音声
応答機能の誤作動を防止でき、使用者にとっても非常に
使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の音声応答機能を備えたコードレス
親子電話装置のブロック構成図である。
【図2】感度調整処理の処理動作を示したフローチャー
ト図である。
【図3】感度調整処理の際に表示されるディスプレイ表
示を示した図である。
【図4】音声応答処理の処理動作を示したフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 親機 12 音声認識部 13 親機操作パネル 15 親機LCD 25 モデム 31 親機スピーカ 33 親機マイク 50 子機 53 子機操作パネル 55 子機LCD 61 親機スピーカ 63 子機マイク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声の入力を行うマイクと、 音声の出力を行うスピーカと、 外部通信回線からの呼出信号を検出した際に、前記マイ
    クから入力された音声の長さ、周波数および大きさが、
    適合範囲内に属する音声か否かを判断する音声認識部
    と、 前記音声認識部による判断結果に基づき、通信相手先と
    の通信を前記マイクおよびスピーカを介して開始可能な
    音声応答部と、 前記音声の適合範囲を任意に設定可能な適合範囲設定部
    と、 前記適合範囲設定部を介して設定された前記音声の適合
    範囲を表示可能な表示部とを備えることを特徴とする音
    声応答機能付電話装置。
  2. 【請求項2】 前記適合範囲設定部は、前記音声の大き
    さに基づいて前記音声の適合範囲を段階的に設定可能で
    あることを特徴とする請求項1記載の音声応答機能付電
    話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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