JP2001186241A - 電話端末装置 - Google Patents

電話端末装置

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JP2001186241A
JP2001186241A JP36976299A JP36976299A JP2001186241A JP 2001186241 A JP2001186241 A JP 2001186241A JP 36976299 A JP36976299 A JP 36976299A JP 36976299 A JP36976299 A JP 36976299A JP 2001186241 A JP2001186241 A JP 2001186241A
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JP
Japan
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signal
housing
microphone
speaker
noise
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JP36976299A
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English (en)
Inventor
Yuji Umemoto
祐司 梅本
Kenji Fukube
健次 福邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲騒音の集音のための専用マイクを設ける
こと無しに、1マイクによる従来のノイズキャンセルよ
りも性能の良いノイズキャンセルを行うことを可能とす
る。 【解決手段】 レシーバ4およびマイク5とは指向方向
が逆向きとなるように設けたスピーカ7からの出力信号
から、アンプ33およびローパスフィルタ34によって
周囲雑音に応じた雑音信号を抽出する。そしてこの抽出
した雑音信号をミキサ35にて、位相を180度ずらし
た上でマイク5からの出力信号に合成することでマイク
5からの出力信号に含まれる同様なノイズ成分を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の通信網を介
しての音声通話を可能とするためのものであって、レシ
ーバおよびマイクロホンの他に、指向方向が反対側とな
るスピーカを備えたハンドセットを有した例えば携帯電
話機などの電話端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機は広く一般に普及して
いる。このように利用者が増えるに従い、通話品質の向
上に関する使用者の要求が高まっている。
【0003】しかしながら携帯電話機は、さまざまな周
囲環境のなかで使用されるものであるためにノイズが大
きくなるケースが多く、通信品質の低下を来しやすい。
【0004】そこで、送話音声を電気信号に変換するた
めの単一のマイクロホン(以下、マイクと略称する)か
らの出力信号に基づいてノイズ成分の低減を行うノイズ
キャンセル方式が開発され、一部の機器に搭載されてい
る。
【0005】しかしながらこの種のノイズキャンセル方
式では、音声が無いときのノイズキャンセル性能は良好
であるが、音声がある場合は音声を損なってしまう特性
がある。また、複雑な演算処理を必要とするため、その
ような処理を実行するDSP(Digital Signal Process
or)などの処理負担が増加するものとなっていた。
【0006】また、送話音声を電気信号に変換するため
のマイクの他にノイズ集音用の専用マイクを設け、両マ
イクの出力信号を適切に合成することでノイズの低減を
図るノイズキャンセル方式も提案されている。そしてこ
の方式によれば、1マイクによる方式に比べてノイズキ
ャンセル性能が良く、かつDSP等での処理量も少なく
できる。
【0007】しかしながらこの種のノイズキャンセル方
式では、ノイズ集音用のマイクを新たに実装しなければ
ならない。携帯電話機は小型化が進んでおり、このよう
なノイズ集音用のマイクを実装することは非常に困難で
あり、実現されていない。
【0008】ところで上述したノイズキャンセルの技術
は送話音声の品質向上を図るものである。そして従来よ
り、このように送話音声の品質向上に関する技術開発は
積極的に行われてきた。
【0009】しかしながら、受話側に着目してみると、
受信される音声の品質が向上していたとしても、周囲騒
音が多い環境下であってはレシーバで再生された音声は
使用者の耳に届くまでの間に周囲騒音が混在してしまう
のであって、聞き取りづらくなっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の携
帯電話機では、送話音声を集音するための単一のマイク
の出力に基づいてノイズキャンセルを行っているので、
ノイズキャンセル性能が不十分であるという不具合があ
った。
【0011】なお、ノイズキャンセルのために周囲騒音
を集音するための専用のマイクを別途設けることも考え
られているが、マイクの実装場所を確保することが困難
で、実現できていない。
【0012】さらに従来のノイズキャンセル技術は、送
話音声の品質向上のみを図るものであるため、受話側の
周囲騒音による聞き取りづらさを解消することはできな
いという不具合があった。
【0013】なお以上の不具合は携帯電話機に限ったこ
とではなく、他の種の移動電話端末装置でも同様のこと
が言える。また、携帯電話機に比べれば周囲騒音の影響
は一般的に少ないが、有線系の電話機などにおいても周
囲騒音の影響は少なからずあり、同様の不具合がある。
【0014】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは第1に、周囲騒
音の集音のための専用マイクを設けること無しに、1マ
イクによる従来のノイズキャンセルよりも性能の良いノ
イズキャンセルを行うことが可能な電話端末装置を提供
することにある。
【0015】また本発明の目的は第2に、周囲騒音が大
きい状態における受話音声を聞き取り易くすることが可
能な電話端末装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】近年、着信音としてメロ
ディを再生したり、あるいはハンズフリー通話を可能と
するなどの高機能化にともない、繊細な音響再生を行う
ことが可能なスピーカを設けることが一般的となってき
ている。そしてこの種のスピーカは、可逆的特性があ
り、非駆動状態では到達する音に応じた電気的な音声信
号を生成することができる。
【0017】本発明は前述の目的を達成するべくこのよ
うな事情に着目してなされたものであり、上述のような
スピーカを周囲騒音の集音のために流用しようとするも
のである。
【0018】そして本願の第1の発明は前記第1の目的
を達成するために、それぞれの指向方向が筐体の前面に
向くように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設
けるとともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向く
ように前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを
備えた例えば携帯電話機などの電話端末装置において、
前記マイクロホンからの出力信号に含まれる所定のノイ
ズ信号成分のレベルを前記スピーカからの出力信号に含
まれる前記所定のノイズ信号成分のレベルに応じて低減
する、例えばアンプ、ローパスフィルタおよびミキサ
や、あるいはアンプ、ローパスフィルタ、A/Dコンバ
ータおよびノイズキャンセラからなるノイズ低減手段を
備えた。
【0019】このような手段を講じたことにより、上述
のように別の用途のために設けられているスピーカから
の出力信号からノイズ信号成分が得られ、それを用いて
マイクロホンからの出力信号に含まれる所定のノイズ信
号成分の低減がなされる。
【0020】また本願の第2の発明は前記第2の目的を
達成するために、それぞれの指向方向が筐体の前面に向
くように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設け
るとともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向くよ
うに前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを備
えた例えば携帯電話機などの電話端末装置において、前
記レシーバへの供給信号のレベルを変化させる例えばボ
リューム回路などのボリューム可変手段と、前記レシー
バへの供給信号のレベルの前記ボリューム可変手段によ
る変化量を前記スピーカからの出力信号に含まれる所定
のノイズ信号成分のレベルに応じて変化させる、例えば
CPUのソフトウェア処理により実現されるボリューム
制御手段とを備えた。
【0021】このような手段を講じたことにより、上述
のように別の用途のために設けられているスピーカから
の出力信号からノイズ信号成分が得られ、そのレベルに
応じて出力する音声の音量が変化される。
【0022】また本願の第3の発明は前記第2の目的を
達成するために、それぞれの指向方向が筐体の前面に向
くように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設け
るとともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向くよ
うに前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを備
えた例えば携帯電話機などの電話端末装置において、前
記レシーバへの供給信号の周波数特性を変化させる例え
ば周波数特性変換部などの周波数特性可変手段と、前記
レシーバへの供給信号の周波数特性の前記周波数特性可
変手段による可変の形態を前記スピーカからの出力信号
に含まれる所定のノイズ信号成分の状態に応じて変化さ
せる、例えばCPUのソフトウェア処理により実現され
る周波数特性補正手段とを備えた。
【0023】このような手段を講じたことにより、上述
のように別の用途のために設けられているスピーカから
の出力信号からノイズ信号成分が得られ、そのレベルに
応じて出力する音声の周波数特性が変化される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を適
用してなる携帯電話機につきいくつかの実施形態を説明
する。
【0025】図1は本実施形態に係る携帯電話機の外観
を示す図である。この図において(a)は正面を、また
(b)は背面をそれぞれ示している。
【0026】この図において符号1を付して示されるの
が、携帯電話機を構成する各要素が備えられた筐体であ
る。
【0027】この筐体1の前面には、受話口2および送
話口3が形成されている。受話口2の形成位置における
筐体1の内側には、受話口2を通して筐体1の前面側に
受話音声を出力するようにレシーバ4が配置されてい
る。また送話口3の形成位置における筐体1の内側に
は、送話口3を通して筐体1の前面側から到来した送話
音声を受けるようにマイクロホン(以下、マイクと略称
する)5が配置されている。
【0028】一方、筐体1の背面には、スピーカ口6が
形成されている。このスピーカ口6の形成位置における
筐体1の内部には、スピーカ口6を通して筐体1の背面
側に再生音を出力するようにスピーカ7が配置されてい
る。かくしてこのスピーカ7は、その指向方向がレシー
バ4およびマイク5のそれぞれの指向方向とは反対の向
きとなるように配置されている。
【0029】以上の構成に関しては、以下に示す2つの
実施形態のいずれにおいても共通である。
【0030】(第1の実施形態)図2は第1実施形態に
おける携帯電話機の電気的な要部構成を示すブロック図
である。なお、図1と同一部分には同一符号を付してあ
る。
【0031】この図に示すように本実施形態の携帯電話
機は、レシーバ4、マイク5、スピーカ7、アンテナ1
1、アンテナ共用器(DUP)12、受信回路(RX)
13、シンセサイザ回路(SYN)14、A/Dコンバ
ータ15、モデム部16、チャネルコーデック17、ス
ピーチコーデック18、D/Aコンバータ19、ボリュ
ーム回路(VOL)20、受話アンプ21、送話アンプ
22、A/Dコンバータ23、D/Aコンバータ24、
送信回路(TX)25、制御回路26、LCDドライバ
27、液晶表示器(LCD)28、キーユニット29、
着信音音源(GEN)30、ボリューム回路(VOL)
31、スピーカアンプ32、アンプ33、ローパスフィ
ルタ(LPF)34、ミキサ35、アンプ36、バイブ
レータモータ37、発振回路38、CPU39、ROM
40、RAM41、電池42および安定化電源回路43
を有している。
【0032】そして、モデム部16、チャネルコーデッ
ク17、スピーチコーデック18、制御回路26、RO
M40およびRAM41は、制御バス44を介してCP
U39に接続されている。
【0033】無線基地局から無線通話チャネルを介して
送られた無線周波信号は、アンテナ11で受けられて電
波−電気信号変換がなされたのち、アンテナ共用器12
を介して受信回路13に入力される。
【0034】受信回路13にて無線周波信号は、まず増
幅される。続いて無線周波信号は受信回路13にて、シ
ンセサイザ回路14から与えられるローカル信号を用い
てミキシングダウンされてIF周波信号に変換される。
さらにこのIF周波信号は受信回路13にて増幅された
のち、QPSK信号となっているので直交復調される。
【0035】なおシンセサイザ回路14は、無線チャネ
ル周波数に応じて制御回路26から指示される周波数の
ローカル信号を発生し、受信回路13および送信回路2
5に与える。
【0036】受信回路13にて直交復調された後のIF
周波信号は、A/Dコンバータ15でディジタル化され
たのち、モデム部16に与えられる。
【0037】受信回路13から出力されたIF周波信号
は、モデム部16で遅延検波されるとともに、フレーム
同期の確立およびカラーコードの検出が行われ、ディジ
タル伝送信号が再生される。この再生されたディジタル
伝送信号はチャネルコーデック17へと出力される。
【0038】モデム部16から出力されたディジタル伝
送信号はチャネルコーデック17にて、時分割多重され
ている各チャネルのディジタル伝送信号毎に分離される
とともに、自局で受信すべきチャネルのみが抽出され
る。この抽出されたディジタル伝送信号はチャネルコー
デック17にてさらに、デインタリーブおよび誤り訂正
復号が行われる。そしてこれにより、ディジタル伝送信
号からディジタル通話データが再生される。
【0039】チャネルコーデック17で再生されたディ
ジタル通話データは、スピーチコーデック18にて、P
SICELPの復号化処理が行われて受話音声信号が再
生される。なおスピーチコーデック18は、DSP(Di
gital Signal Processor)を用いて構成されている。
【0040】チャネルコーデック17で再生された受話
音声信号は、D/Aコンバータ19でアナログ化された
後、受話アンプ21により増幅され、レシーバ4へと供
給される。これにより、レシーバ4がドライブされて受
話音声信号が音響出力に変換され、ユーザに受話音声が
伝えられる。
【0041】一方、ユーザが発声した送話音声は、マイ
ク5で電気信号、すなわち送話音声信号に変換される。
そしてこの送話音声信号は、送話アンプ22で増幅され
たのち、A/Dコンバータ23によってデジタル化され
る。
【0042】ディジタル化された送話音声信号は、スピ
ーチコーデック18にてVSELP符号化処理が行われ
てディジタル通話データとされる。
【0043】スピーチコーデック18で得られたディジ
タル通話データは、チャネルコーデック17にて誤り訂
正符号化およびインタリーブ処理が行わる。そしてこれ
により、無線区間を伝送するためのディジタル伝送信号
に変換される。さらにこのディジタル伝送信号はチャネ
ルコーデック17にて、無線回線上の所定のタイムスロ
ットに挿入するべく速度変換や出力タイミングの制御が
なされる。
【0044】そしてチャネルコーデック17から出力さ
れたディジタル伝送信号は、モデム部16にてフレーム
信号の付加やカラーコード信号の付加が行われる。これ
により信号のマッピング処理が施されて得られたIF周
波信号は、D/Aコンバータ24へと与えられる。
【0045】IF周波信号はD/Aコンバータ24に
て、アナログ化されて送信回路25へと与えられる。
【0046】IF周波信号は送信回路25では、まず直
交変調が行われ、さらにシンセサイザ回路14から与え
られるローカル信号を用いてミキシングアップして所定
の送信周波数の無線周波信号とされる。そしてこの無線
周波信号は、送信回路25で増幅されたのち、アンテナ
共用器12を介してアンテナ11に供給される。これに
より、無線周波信号はアンテナ11より電波として送出
される。
【0047】制御回路26は、CPU39の制御の下
に、スピーカ7、シンセサイザ回路14、ボリューム回
路20、液晶表示器28およびバイブレータモータ37
の動作を制御するための制御信号の出力や、キーユニッ
ト29の出力信号の処理を行う。
【0048】LCDドライバ27は、制御回路26から
与えられる制御信号に従って液晶表示器28を駆動す
る。
【0049】液晶表示器28は、LCDドライバ27に
より駆動されて、任意の画像を表示する。
【0050】キーユニット29は、電話番号、発信、終
話、文字入力、あるいは機能設定などに関するユーザに
よる指示入力を受け付ける。
【0051】着信音音源30は、例えばFMシンセサイ
ザ回路より構成され、制御回路26から与えられる制御
信号に従って着信音信号を発生する。この着信音音源3
0で発生された着信音信号は、ボリューム回路31で音
量調整のためにレベルが調整された上に、スピーカアン
プ32によりスピーカ7を駆動するのに必要なレベルま
で増幅されてスピーカ7へと供給される。
【0052】スピーカ7は、スピーカアンプ32から供
給される着信音信号に応じて動作し、着信音の鳴動を行
う。またスピーカ7は可逆的特性を有しており、スピー
カアンプ32からの着信音信号の供給がなされていない
状態においては到来する音に応じた電気信号を発生す
る。
【0053】このようにスピーカ7で発生された電気信
号は、アンプ36で増幅されたのちにローパスフィルタ
34に与えられる。そしてローパスフィルタ34では、
アンプ36から与えられる電気信号に含まれる高域成分
が減衰されることで雑音成分のみが抽出され、この雑音
成分のみからなる雑音信号がミキサ35へと入力され
る。ミキサ35では、送話アンプ22からA/Dコンバ
ータ23へと与えられる送話音声信号に、ローパスフィ
ルタ34から与えられる雑音信号を合成する。
【0054】アンプ33には、バイブレータモータ37
を駆動するために制御回路26から出力される制御信号
が与えられる。アンプ33は、この制御信号をバイブレ
ータモータ37を駆動するのに十分なレベルまで増幅し
た上でバイブレータモータ37に与える。
【0055】バイブレータモータ37は、図示しない振
動体を回転させることで、着信発生をユーザに報知する
べくバイブレータ動作を行う。
【0056】発振回路38は、制御回路26に所定のク
ロック信号を供給する。
【0057】CPU39は、ROM40に格納されてい
る動作プログラムに基づいて動作する。そしてCPU3
9は、本携帯電話機の各部を携帯電話機として機能し得
るように総括制御する。
【0058】ROM40は、フラッシュROMまたはE
EPROMを用いて構成されている。そしてこのROM
40は、CPU39の動作プログラムの他に、メロディ
情報、画像情報、個別番号、あるいは無線機の調整情報
など、永続的に保持しておくべき種々の情報を記憶する
ために使用する。
【0059】RAM41は、携帯電話機の設定状態、電
話番号、デジタル処理化された録音信号、ユーザが入力
した文字情報の記憶、あるいはユーザが入力したメロデ
ィ情報などのような比較的短期的に保持しておくべき種
々の情報を記憶するために使用する。なお、このRAM
41は、図示しないバックアップ電池によりバックアッ
プされており、ある程度は長期間に渡って記憶情報を確
実に保持しておくことが可能である。
【0060】電池42は二次電池であって、本携帯電話
機の各部に供給する電力を発生する。
【0061】安定化電源回路43は、電池42が出力す
る電力を安定化して各部に供給する。
【0062】かくして以上のように構成された携帯電話
機では、着信報知を行うべくスピーカ7を駆動して着信
音の鳴動を行うときにはスピーカアンプ32が動作状態
となっており、スピーカ7への信号供給が行われる。
【0063】しかしながら通話中においては、スピーカ
アンプ32は図示しない制御信号によりCPU39の制
御の下にパワーダウン状態とされる。かくしてこの通話
中では、スピーカ7による電気信号の発生が行われるこ
とになる。
【0064】ここで、スピーカ7の指向方向はレシーバ
4およびマイク5の指向方向とは向きが逆であるので、
レシーバ4から出力される受話音声や、ユーザがマイク
5に向けて発生する送話音声はスピーカ7にはほとんど
回り込まない。従って、スピーカ7が出力する電気信号
は、周囲騒音を集音した結果に相当する。
【0065】そしてスピーカ7にて発生された周囲騒音
に応じた電気信号は、アンプ33で増幅された後、通話
に関するノイズとなる雑音成分がローパスフィルタ34
により抽出される。
【0066】このようにしてローパスフィルタ34で抽
出された雑音信号はミキサ35に入力され、送話アンプ
22から出力される送話音声信号に合成される。ここで
ミキサ35では、雑音信号の位相を180度ずらせた上
で送話音声信号に合成する。従って、送話音声信号から
雑音信号が減算されることとなり、送話音声信号に含ま
れていたノイズ成分が低減されることとなる。
【0067】このように本実施形態によれば、本来は着
信音を鳴動するために設けられているスピーカ7を周囲
騒音の集音のために流用することとしているので、周囲
騒音の集音のためのマイクを新たに設けることなしに2
マイク方式によるノイズキャンセルを行うことが可能で
ある。そして本実施形態では周囲騒音の集音のためのマ
イクを新たに設けないのであるから、そのマイクの実装
場所の確保を何ら考える必要が無く、小型化を妨げるこ
となしに容易に実現可能である。
【0068】なお、例えばスピーチコーデック18など
において1マイク方式によるノイズキャンセルを従来通
りに行っても良く、そうすれば非常に性能良くノイズキ
ャンセルを行うことが可能である。
【0069】(第2の実施形態)図3は第2実施形態に
おける携帯電話機の電気的な要部構成を示すブロック図
である。なお、図1および図2と同一部分には同一符号
を付してある。
【0070】この図に示すように本実施形態の携帯電話
機は、レシーバ4、マイク5、スピーカ7、アンテナ1
1、アンテナ共用器(DUP)12、受信回路(RX)
13、シンセサイザ回路(SYN)14、A/Dコンバ
ータ15、モデム部16、チャネルコーデック17、D
/Aコンバータ19、ボリューム回路(VOL)20、
受話アンプ21、送話アンプ22、A/Dコンバータ2
3、D/Aコンバータ24、送信回路(TX)25、制
御回路26、LCDドライバ27、液晶表示器(LC
D)28、キーユニット29、着信音音源(GEN)3
0、ボリューム回路(VOL)31、スピーカアンプ3
2、アンプ33、ローパスフィルタ(LPF)34、ミ
キサ35、アンプ36、バイブレータモータ37、発振
回路38、CPU39、ROM40、RAM41、電池
42、安定化電源回路43、DSP(Digital Signal P
rocessor)51およびA/Dコンバータ52を有してい
る。
【0071】そして、モデム部16、チャネルコーデッ
ク17、制御回路26、ROM40、RAM41および
DSP51は、制御バス44を介してCPU39に接続
されている。
【0072】すなわち本実施形態の携帯電話機は、前述
した第1実施形態における携帯電話機におけるスピーチ
コーデック18に代えてDSP51を設けたものとなっ
ている。
【0073】そしてこのDSP51の機能として、スピ
ーチコーデック18を実現している。DSPの機能とし
てはスピーチコーデック18のほかに、ノイズキャンセ
ラ51aおよび周波数特性変換部51bを備えている。
【0074】ここでノイズキャンセラ51aは、前述し
た第1実施形態の携帯電話機におけるミキサ35におけ
る処理をディジタル処理により実現する。
【0075】また周波数特性変換部51bは、CPU3
9からの指示に応じて、D/Aコンバータ19へと出力
すべき受話音声信号の周波数特性を変化させる。
【0076】A/Dコンバータ52は、ローパスフィル
タ34から出力される雑音信号をディジタル化してDS
P51へと与える。
【0077】ところで、本実施形態においてCPU39
がROM40に格納された動作プログラムに基づいて動
作することにより実現される制御手段は、音声通話を可
能とするための制御手段などのような携帯電話機におけ
る周知の一般的な制御手段に加えて、ボリューム制御手
段および周波数特性補正手段を有している。
【0078】ここでボリューム制御手段は、DSP51
から制御バス44を介して通知される周囲騒音レベルに
基づいてボリューム回路20を制御して受話音声の出力
音量を調整する。
【0079】また周波数特性補正手段は、DSP51か
ら制御バス44を介して通知される周囲騒音レベルに基
づいて周波数特性変換部51bを制御して受話音声の周
波数特性を補正する。
【0080】次に以上のように構成された携帯電話機の
動作につき説明する。
【0081】まず、通話中の周囲騒音の集音をスピーカ
7を流用して行うことに関しては、前述した第1実施形
態における携帯電話機と同様である。
【0082】しかし本実施形態ではローパスフィルタ3
4から出力された雑音信号を、A/Dコンバータ52で
ディジタル化した上でDSP51に入力している。そし
てDSP51の一機能として実現されたノイズキャンセ
ラ51aにより、ディジタル処理による合成処理を行う
ことでノイズキャンセルを実現する。
【0083】さてCPU39は、通話中における所定の
周期毎などの所定のタイミングで、図4に示すような受
話音声調整処理を実行する。
【0084】この受話音声調整処理においてCPU39
はまず、周囲騒音レベルをDSP51から取得する(ス
テップST1)。すなわち、DSP51はA/Dコンバ
ータ52から与えられる雑音信号に基づいて判断した周
囲騒音レベルを、CPU39からの要求に応じて制御バ
ス44へと出力するので、CPU39はこのようにDS
P51より出力された周囲騒音レベルを取り込む。
【0085】次にCPU39は、受話音声の出力音量
(以下、受話ボリュームと称する)が最大に設定されて
いるか否かを確認する(ステップST2)。そして受話
ボリュームが最大ではないならばCPU39は続いて、
ステップST1にて取得した周囲騒音レベルが所定の規
定値L1以上となっているか否かを確認する(ステップ
ST3)。なお規定値L1は本実施形態では、小さな受
話ボリュームではレシーバ4から出力された受話音声が
聞き取りづらくなるような周囲騒音レベルに定められる
もので、例えば70dB程度である。
【0086】ここで周囲騒音レベルが規定値L1以上で
はなかったならばCPU39は、特に処置を行うことな
しにそのまま今回の受話音声調整処理を終了する。しか
しながら周囲騒音レベルが規定値L1以上であったなら
ばCPU39は、制御回路26を介してボリューム回路
20を制御し、受話ボリュームを最大とする(ステップ
ST4)。そしてこののちにCPU39は、今回の受話
音声調整処理を終了する。
【0087】これに対して、受話音声調整処理の開始時
に既に受話ボリュームが最大となっていたならばCPU
39は、後述する高域強調モードが設定されているか否
かの確認を行う(ステップST5)。そして高域強調モ
ードが設定されていないならばCPU39は続いて、ス
テップST1にて取得した周囲騒音レベルが所定の規定
値L1以上となっているか否かを確認する(ステップS
T6)。
【0088】ここで周囲騒音レベルが規定値L1以上で
はなかったならばCPU39は、制御回路26を介して
ボリューム回路20を制御し、受話ボリュームをユーザ
設定値とする(ステップST7)。すなわち、周囲騒音
レベルが規定値L1以上であるために受話ボリュームが
最大に設定された状態から周囲騒音レベルが規定値L1
よりも低いレベルまで低下したならば、受話ボリューム
をユーザが設定したレベルに戻す。そしてこののちにC
PU39は、今回の受話音声調整処理を終了する。
【0089】一方、周囲騒音レベルが規定値L1以上の
ままである場合にCPU39は、ステップST1で取得
した周囲騒音レベルが所定の規定値L2以上まで上昇し
ているか否かを確認する(ステップST8)。なお規定
値L2は本実施形態では、受話ボリュームを最大として
あってもレシーバ4から出力された受話音声が聞き取り
づらくなるような周囲騒音レベルに定められるもので、
例えば70dBよりも大きな値に設定される。
【0090】ここで周囲騒音レベルが規定値L2以上で
はなかったならばCPU39は、特に処置を行うことな
しにそのまま今回の受話音声調整処理を終了する。しか
しながら周囲騒音レベルが規定値L2以上であったなら
ばCPU39は高域強調モードを設定する(ステップS
T9)。この高域強調モードは、高域を他の周波数帯域
に比べて強調するような周波数特性変換をDSP51の
周波数特性変換部51bに行わせるモードである。そし
てこののちにCPU39は、今回の受話音声調整処理を
終了する。
【0091】ところで、このような高域強調モードが既
に設定されていた場合にCPU39は、ステップST1
にて取得した周囲騒音レベルが所定の規定値L2以上と
なっているか否かを確認する(ステップST10)。
【0092】ここで周囲騒音レベルが規定値L2以上の
ままであったならばCPU39は、特別な処置を行うこ
となしにそのまま今回の受話音声調整処理を終了する。
しかしながら周囲騒音レベルが規定値L2以上ではなか
ったならばCPU39は、高域強調モードを解除する
(ステップST11)。すなわち、周囲騒音レベルが規
定値L2以上であるために高域強調モードが設定された
状態から周囲騒音レベルが規定値L2よりも低いレベル
まで低下したならば、高域強調モードを解除する。
【0093】そしてこの場合に続いてCPU39は、ス
テップST1で取得した周囲騒音レベルが規定値L1以
上であるか否かを確認する(ステップST12)。すな
わちCPU39、周囲騒音レベルがさらに基準値L1以
下まで下がっていないかどうかの確認を行う。
【0094】ここで周囲騒音レベルが規定値L1以上で
あるのならば、受話ボリュームは最大のままで良いの
で、CPU39は新たな処置を行うことなしにそのまま
今回の受話音声調整処理を終了する。しかしながら、周
囲騒音レベルが規定値L1以上ではないのならば、すな
わち周囲騒音レベルがさらに基準値L1以下まで下がっ
ているのならばCPU39は、受話ボリュームをユーザ
が設定したレベルに戻す(ステップST13)。そして
こののちにCPU39は、今回の受話音声調整処理を終
了する。
【0095】なお、この受話音声調整処理を実行する時
間間隔は、短くしすぎてしまうと通話中に頻繁に受話ボ
リュームや受話音声の周波数特性を変化させてしまうお
それがあり、その場合にはユーザに受話音声の不自然さ
を感じさせてしまうことになる。逆に長くしすぎてしま
うと、周囲騒音レベルの変化に対して受話ボリュームや
受話音声の周波数特性を変化が遅れてしまい、受話音声
が聞き取りづらい状態が長時間に渡り継続してしまうこ
ととなる。そこでこれらの事情を考慮して受話音声調整
処理を実行する時間間隔を適切に設定するべきである。
【0096】以上のように本実施形態においても前記第
1実施形態と同様に、本来は着信音を鳴動するために設
けられているスピーカ7を周囲騒音の集音のために流用
することとしているので、周囲騒音の集音のためのマイ
クを新たに設けることなしに2マイク方式によるノイズ
キャンセルを行うことが可能である。そして本実施形態
では周囲騒音の集音のためのマイクを新たに設けないの
であるから、そのマイクの実装場所の確保を何ら考える
必要が無く、小型化を妨げることなしに容易に実現可能
である。
【0097】また本実施形態によれば、周囲雑音レベル
が規定値L1よりも大きいときには受話ボリュームを自
動的に最大に設定するようにしているので、周囲雑音レ
ベルが大きく受話音声を聞き取りづらい環境下でありな
がら、受話音声を可能な限り聞き取りやすくすることが
可能である。
【0098】また本実施形態によれば、周囲雑音レベル
が規定値L2よりも大きいときにはレシーバ4から出力
する受話音声の周波数特性を高域強調にするようにして
いるので、周囲雑音レベルが大きく受話音声を聞き取り
づらい環境下でありながら、受話音声を可能な限り聞き
取りやすくすることが可能である。
【0099】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではない。例えば前記各実施形態では、本発明に
係る電話端末装置を携帯電話機に適用した例を示してい
るが、例えばPHS(Personal Handyphone System)端
末装置や他の種類の移動通信端末やコードレス電話機の
子機などの無線通信端末にも本願発明の適用が可能であ
る。さらには、このような無線系の装置には限らず、有
線系の装置に適用することも可能である。
【0100】また前記第2実施形態では、ノイズキャン
セル、周囲騒音レベルに応じた受話ボリュームの自動調
整、ならびに受話音声の周波数特性の自動調整とのそれ
ぞれを行うこととしているが、これらの全てを必ずしも
行う必要はない。
【0101】また、周囲騒音レベルに応じた受話ボリュ
ームの自動調整と、受話音声の周波数特性の自動調整と
は、前記第1実施形態のようにノイズキャンセルをアナ
ログ処理により行う場合にも行うようにしても良い。こ
の場合例えば、ローパスフィルタ34が出力する雑音信
号をA/Dコンバータに分岐入力してディジタル化し、
このディジタル化された雑音信号を制御回路26を介し
てCPU39が確認するようにすれば良い。
【0102】また前記第2実施形態では、周囲騒音レベ
ルに応じた受話音声の周波数特性の自動調整のためにD
SP51に周波数特性変換部51bの機能を新たに設け
ることとしているが、ユーザニーズに応じて受話音声の
周波数特性、すなわち音質を可変とする機能を有した装
置は既に存在するので、そのような装置の場合には音質
を変化させるための周波数特性変換部を周囲騒音レベル
に応じた受話音声の周波数特性の自動調整のために流用
することも可能である。
【0103】また前記第2実施形態では、周囲騒音レベ
ルに応じた受話音声の周波数特性の自動調整は、周囲騒
音レベルに応じた受話ボリュームの自動調整を行う際の
周囲騒音レベルL1よりも周囲騒音レベルが大きいとき
に行うこととしているが、受話音声の周波数特性の自動
調整のほうをより低い周囲騒音レベルにて行うようにし
ても良い。ただし、周波数特性の変換を行うと受話音声
の音質が劣化するおそれがあるので、前記第2実施形態
のように受話ボリュームの自動調整を先行して行う行う
ようにしておいた方がよい。
【0104】また前記第2実施形態では、高域強調モー
ドは受話ボリュームを最大にしたままで設定することと
しているが、高域強調モードを設定する場合には受話ボ
リュームをユーザ設定値や高域強調モード設定時用に予
め用意した設定値とするようにしても良い。
【0105】また前記第2実施形態では、受話ボリュー
ムの自動調整と受話音声の周波数特性の自動調整とをと
もに受話音声調整処理の一連の処理のなかで行うことと
しているが、個別のルーチンで処理するようにしても良
い。このようにすれば、それぞれの処理の実行周期をそ
れぞれに適切な周期に個別に設定することが可能とな
り、処理の最適化を図ることが可能となる。
【0106】また前記第2実施形態では、受話ボリュー
ムは多段階で変化させるようにしても良い。
【0107】また前記第2実施形態では、高ノイズ時に
は高域強調にするようにしているが、周波数特性の変化
パターンは任意であって良い。また周波数特性の変化パ
ターンを複数用意しておき、多段階で変化させるように
しても良い。
【0108】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0109】
【発明の効果】本願の第1の発明は、それぞれの指向方
向が筐体の前面に向くように前記筐体にレシーバおよび
マイクロホンを設けるとともに、その指向方向が前記筐
体の背面側に向くように前記筐体にスピーカを設けてな
るハンドセットを備えた電話端末装置において、前記マ
イクロホンからの出力信号に含まれる所定のノイズ信号
成分のレベルを前記スピーカからの出力信号に含まれる
前記所定のノイズ信号成分のレベルに応じて低減するノ
イズ低減手段を備えたので、周囲騒音の集音のための専
用マイクを設けること無しに、1マイクによる従来のノ
イズキャンセルよりも性能の良いノイズキャンセルを行
うことが可能な電話端末装置となる。
【0110】また本願の第2の発明によれば、それぞれ
の指向方向が筐体の前面に向くように前記筐体にレシー
バおよびマイクロホンを設けるとともに、その指向方向
が前記筐体の背面側に向くように前記筐体にスピーカを
設けてなるハンドセットを備えた電話端末装置におい
て、前記レシーバへの供給信号のレベルを変化させるボ
リューム可変手段と、前記レシーバへの供給信号のレベ
ルの前記ボリューム可変手段による変化量を前記スピー
カからの出力信号に含まれる所定のノイズ信号成分のレ
ベルに応じて変化させるボリューム制御手段とを備えた
ので、スピーカで集音された周囲騒音の大きさに応じて
受話音声の出力音量が自動調整されることとなり、周囲
騒音が大きい状態における受話音声を聞き取り易くする
ことが可能な電話端末装置となる。
【0111】また本願の第3の発明によれば、それぞれ
の指向方向が筐体の前面に向くように前記筐体にレシー
バおよびマイクロホンを設けるとともに、その指向方向
が前記筐体の背面側に向くように前記筐体にスピーカを
設けてなるハンドセットを備えた電話端末装置におい
て、前記レシーバへの供給信号の周波数特性を変化させ
る周波数特性可変手段と、前記レシーバへの供給信号の
周波数特性の前記周波数特性可変手段による可変の形態
を前記スピーカからの出力信号に含まれる所定のノイズ
信号成分の状態に応じて変化させる周波数特性補正手段
とを備えたので、スピーカで集音された周囲騒音の大き
さに応じて出力する受話音声の周波数特性が自動調整さ
れることとなり、周囲騒音が大きい状態における受話音
声を聞き取り易くすることが可能な電話端末装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観を示
す図。
【図2】本発明の第1実施形態における携帯電話機の電
気的な要部構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施形態における携帯電話機の電
気的な要部構成を示すブロック図。
【図4】図3中のCPU39による受話音声調整処理の
際の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…筐体 2…受話口 3…送話口 4…レシーバ 5…マイク 6…スピーカ口 7…スピーカ 11…アンテナ 12…アンテナ共用器(DUP) 13…受信回路(RX) 14…シンセサイザ回路(SYN) 15,23,52…A/Dコンバータ 16…モデム部 17…チャネルコーデック 18…スピーチコーデック 19,24…D/Aコンバータ 20,31…ボリューム回路(VOL) 21…受話アンプ 22…送話アンプ 25…送信回路(TX) 26…制御回路 27…LCDドライバ 28…液晶表示器(LCD) 29…キーユニット 30…着信音音源(GEN) 32…スピーカアンプ 33,36…アンプ 34…ローパスフィルタ(LPF) 35…ミキサ 37…バイブレータモータ 38…発振回路 39…CPU 40…ROM 41…RAM 42…電池 43…安定化電源回路 44…制御バス 51…DSP 51a…ノイズキャンセラ 51b…周波数特性変換部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 AA07 DA14 DA17 DA27 EA02 EA03 JA01 JA03 KA04 5K027 AA11 BB03 BB07 DD14 DD16 DD18 HH01 5K052 AA01 AA11 BB01 DD02 DD29 EE02 EE12 FF32 GG12 GG19 GG34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの指向方向が筐体の前面に向く
    ように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設ける
    とともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向くよう
    に前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを備え
    た電話端末装置において、 前記マイクロホンからの出力信号に含まれる所定のノイ
    ズ信号成分のレベルを前記スピーカからの出力信号に含
    まれる前記所定のノイズ信号成分のレベルに応じて低減
    するノイズ低減手段を備えたことを特徴とする電話端末
    装置。
  2. 【請求項2】 それぞれの指向方向が筐体の前面に向く
    ように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設ける
    とともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向くよう
    に前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを備え
    た電話端末装置において、 前記レシーバへの供給信号のレベルを変化させるボリュ
    ーム可変手段と、 前記レシーバへの供給信号のレベルの前記ボリューム可
    変手段による変化量を前記スピーカからの出力信号に含
    まれる所定のノイズ信号成分のレベルに応じて変化させ
    るボリューム制御手段とを具備したことを特徴とする電
    話端末装置。
  3. 【請求項3】 それぞれの指向方向が筐体の前面に向く
    ように前記筐体にレシーバおよびマイクロホンを設ける
    とともに、その指向方向が前記筐体の背面側に向くよう
    に前記筐体にスピーカを設けてなるハンドセットを備え
    た電話端末装置において、 前記レシーバへの供給信号の周波数特性を変化させる周
    波数特性可変手段と、 前記レシーバへの供給信号の周波数特性の前記周波数特
    性可変手段による可変の形態を前記スピーカからの出力
    信号に含まれる所定のノイズ信号成分の状態に応じて変
    化させる周波数特性補正手段とを具備したことを特徴と
    する電話端末装置。
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