JP2002101156A - 携帯電話機及び音声処理方法 - Google Patents

携帯電話機及び音声処理方法

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JP2002101156A
JP2002101156A JP2000289349A JP2000289349A JP2002101156A JP 2002101156 A JP2002101156 A JP 2002101156A JP 2000289349 A JP2000289349 A JP 2000289349A JP 2000289349 A JP2000289349 A JP 2000289349A JP 2002101156 A JP2002101156 A JP 2002101156A
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JP
Japan
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earphone
ambient sound
amplifier
telephone
signal
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Application number
JP2000289349A
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English (en)
Inventor
Keiji Osano
圭司 小佐野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • HELECTRICITY
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/6058Portable telephones adapted for handsfree use involving the use of a headset accessory device connected to the portable telephone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両耳装着型又は片耳装着型のイヤホンのどち
らが電話機本体部に装着された場合でも、これらのイヤ
ホンに応じた最適な周囲音の信号レベルを自動設定でき
るようにすると共に、ほとんど耳を塞いでしまうスレテ
オヘッドホンを使用した場合であっても、周囲音を確認
できるようにする。 【解決手段】 両耳装着型又は片耳装着型のイヤホン1
7,18を接続して使用される携帯電話機100であっ
て、電話機本体部11と、これらのイヤホン17,18
のどちらが電話機本体部11に装着されたかを検出する
検出手段12と、これらのイヤホン17,18に周囲音
を増幅して送出する増幅器14と、この増幅器14から
出力される周囲音の信号レベルを検出手段12の出力に
応じて調整する制御装置13とを備えるものである。こ
れらのイヤホン17,18のどちらかが装着されると、
制御装置13では増幅器14から出力される周囲音の信
号レベルを検出手段12の出力に応じてフィードバック
制御するようになされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両耳装着型のイヤ
ホンでステレオ音楽を聴くことが可能な音楽再生機能を
有した携帯電話に適用して好適な携帯電話機及び音声処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電話機能はもとより情報検索機能
や、ハンドフリー機能などの多機能を備えた携帯電話機
を使用される場合が多くなってきた。例えば、携帯電話
機に片耳装着型のイヤホンマイクを接続し、ユーザが電
話機本体を持つことなくこのイヤホンマイクを使用して
相手方と会話をできるものがある。
【0003】図11は従来例に係るイヤホンマイク付き
の携帯電話機10の構成例を示すイメージ図である。図
11に示す携帯電話機10でその全面上方には液晶ディ
スプレイ23が取り付けられ、相手方の電話番号や、メ
ッセージ、各種情報内容などを表示するようになされ
る。液晶ディスプレイ23の取付け位置の右側面にはイ
ヤホン端子(ジャック)20が設けられ、イヤホンケー
ブル96の一端に設けられたプラグ97を装着するよう
になされる。
【0004】このイヤホンケーブル96の他端にはノー
マルな片耳装着型のイヤホン94と、このイヤホン94
に至るケーブルの中間位置にマイクロホン95が設けら
れている。このイヤホン94とマイクロホン95を総称
してイヤホンマイクと呼ばれることもある。イヤホン9
4は電話応答時に受話器として使用され、モノラルの音
声を出力するようになされる。マイクロホン95は周囲
音を収集したり、電話応答時に送話器として使用され
る。液晶ディスプレイ23の上方には受話器用の小型の
スピーカ24が取り付けられ、イヤホンを装着しないと
きで、電話応答時に相手方の音声が出力される。
【0005】また、電話機本体の左上部にはアンテナ2
6が取り付けられ、図示しない無線基地局との間で電波
が送受信される。電話機本体にはこの液晶ディスプレイ
23を表示制御するためのキーアレイ27が取り付けら
れている。キーアレイ27は数字の「0」キー〜「9」
キー、記号の「#」キー、「*」キーから成り、ユーザ
によって操作するようになされる。
【0006】キーアレイ27の下方には送話器用の小型
のマイクロホン28が取り付けられ、イヤホンを装着し
ないときで、電話応答時に自分の音声が検出される。液
晶ディスプレイ23とキーアレイ27との間には操作ボ
タン25が取り付けられ、ユーザ操作時に操作情報を入
力するようになされる。例えば、操作ボタン25をいわ
ゆるボリューム操作することにより音量を大きくした
り、小さくしたりなされる。
【0007】図12は携帯電話機10における側音重畳
機能付きの音声処理部1の内部構成例を示すブロック図
である。図12に示す音声処理部1は操作ボタン25に
よってボリューム操作可能なアンプ7を有している。携
帯電話機10では、無線基地局を通して送受信される音
声情報DIN/DOUTは低周波数帯域(300Hz〜34
00Hz)なモノラルな音声である。
【0008】つまり、受信信号処理部5で復号化された
デジタルの音声情報DOUTは混合器9を通ってデジタル
・アナログ(D/A)変換器6に出力される。D/A変
換器6ではデジタルの音声情報DOUTをアナログの音声
信号SOUTに変換された後に、アンプ7で適切な音声レ
ベルに変換される。その後、カップリングコンデンサC
を通してイヤホン94にアナログの音声信号(以下で下
り音声信号ともいう)SOUTが出力される。
【0009】一方、マイクロホン95はイヤホン端子2
0を通してアンプ2に接続され、周囲音を含む音声信号
(以下で上り音声信号ともいう)SINが増幅された後に
アナログ・デジタル(A/D)変換器3に出力される。
A/D変換器3ではアナログの音声信号SINがデジタル
の音声情報DINに変換された後に送信信号処理部4に出
力される。
【0010】ここでA/D変換器3と送信信号処理部4
との接続点をpとしたとき、この接続点pと混合器9と
の間には側音増幅器8が接続され、周囲音を含む上り音
声情報DOUTを増幅して混合器9に送出するようになさ
れる。混合器9では下り音声情報DOUTに周囲音を含む
上り音声情報SINの一部を合成するようになされる。側
音増幅器8では利得が制御装置51からの側音制御信号
S1’によって固定され、周囲音の信号レベル(以下で
側音レベルともいう)を固定するようになされる。これ
はイヤホン端子20に接続されるイヤホンのタイプが片
耳装着型のイヤホン94であるため、もう片方の耳で周
囲音を容易に認知できることによる(以下で周囲音重畳
機能ともいう)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では携
帯電話機10に音声再生機能などを搭載した高付加価値
製品が多く出回りはじめ、これに付随して特に両耳装着
型、すなわち、ステレオタイプのイヤホンマイクの使用
要求が高まってきている。この種の高付加価値製品では
電話機能を利用するときはモノラル音声が再生できて、
音楽再生機能を利用するときはステレオ音声が再生でき
ることが好ましい。
【0012】しかしながら携帯電話機10の使用時に、
モノラル音声を扱う片耳装着型のイヤホンマイク装着時
に比較して、ステレオ又はモノラル音声を扱う両耳装着
型イヤホンマイク装着時においては両耳の耳穴がイヤホ
ンによって塞がれることにより、ユーザの周囲音に対す
る感度が低下する。
【0013】従って、両耳装着型のイヤホンマイクに関
して片耳装着型のイヤホンマイク用の周囲音重畳機能を
そのまま適用すると、周囲音に対する感度が片耳装着型
に比べて低下することから安全性が損なわれるという問
題がある。特に、両耳全体をほとんど覆ってしまうステ
レオヘッドホンを当該携帯電話機10に適用しようとし
た場合にこの問題は顕著に現れる。
【0014】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決しようとするものであって、両耳装着型又は片耳
装着型のイヤホンのどちらが電話機本体部に装着された
場合でも、これらのイヤホンに応じた最適な周囲音の信
号レベルを自動設定できるようにすると共に、ほとんど
耳を塞いでしまうスレテオヘッドホンを使用した場合で
あっても、適度なレベルの周囲音に設定できるようにし
た携帯電話機及び音声処理方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、少なく
とも、イヤホンを接続して使用される携帯電話機であっ
て、電話機本体部と、両耳装着型又は片耳装着型のイヤ
ホンのどちらが電話機本体部に装着されたかを検出する
検出手段と、イヤホンに周囲音を増幅して送出する増幅
器と、この増幅器から出力される周囲音の信号レベルを
検出手段の出力に応じて調整する制御装置とを備えるこ
とを特徴とする携帯電話機によって解決される。
【0016】本発明に係る携帯電話機によれば、イヤホ
ンを接続して携帯電話機を使用する場合、検出手段によ
り両耳装着型又は片耳装着型のイヤホンのどちらが電話
機本体部に装着されたかが検出される。増幅器ではイヤ
ホンに周囲音を増幅して送出するようになされる。制御
装置では増幅器から出力される周囲音の信号レベルを検
出手段の出力に応じて調整するようになされる。
【0017】例えば、両耳装着型のイヤホンが装着され
た場合は、増幅器の利得を上げて周囲音の信号レベルが
高められ、片耳装着型のイヤホンが装着された場合は、
その増幅器の利得を下げて周囲音の信号レベルが低くさ
れる。
【0018】従って、イヤホンタイプに応じた最適な周
囲音の信号レベルを自動設定することができる。しか
も、イヤホンの音量によらずに最適な周囲音の信号レベ
ルを常時発生することができる。これにより、ほとんど
耳を塞いでしまうスレテオヘッドホンを携帯電話機に使
用した場合であっても、周囲音を確認することができ
る。
【0019】本発明に係る音声処理方法は電話機本体部
にイヤホンを接続して使用される携帯電話機における周
囲音を重畳する方法であって、予め両耳装着型又は片耳
装着型のどちらのイヤホンが電話機本体部に装着された
かを検出し、これらのイヤホンに周囲音を重畳すると
き、これらのイヤホンのタイプに応じて周囲音の信号レ
ベルを調整することを特徴とするのである。
【0020】本発明に係る音声処理方法によれば、両耳
装着型のイヤホンが装着された場合は、周囲音の信号レ
ベルを高めることができ、片耳装着型のイヤホンが装着
された場合は、周囲音の信号レベルを低くすることがで
きる。
【0021】従って、イヤホンタイプに応じた最適な周
囲音の信号レベルを自動設定することができる。これに
より、耳をほとんど塞いでしまうスレテオヘッドホンを
携帯電話機に使用した場合であっても、ユーザは周囲音
を確認することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る携帯電話
機及び音声処理方法の一実施の形態について、図面を参
照しながら説明をする。 (1)実施形態 図1は本発明に係る実施形態としての携帯電話機100
の構成例を示すブロック図である。この実施形態では、
両耳装着型又は片耳装着型のイヤホンに応じて周囲音の
信号レベルを調整する制御装置を備え、これらのイヤホ
ンのどちらが電話機本体部に装着された場合にも、イヤ
ホンタイプに応じた最適な周囲音の信号レベルを自動設
定できるようにすると共に、ほとんど耳を塞いでしまう
スレテオヘッドホンを携帯電話機に使用した場合であっ
ても、周囲音を確認できるようにしたものである。
【0023】図1に示す携帯電話機100は、両耳装着
型又は片耳装着型のイヤホン17,18を接続して使用
されるものである。携帯電話機100は電話機本体部1
1を有している。この電話機本体部11内には検出手段
12が設けられ、両耳装着型又は片耳装着型のイヤホン
17,18のどちらが電話機本体部11に装着されたか
を検出するようになされる。検出手段12には制御装置
13が接続されると共に、この制御装置13には更に増
幅器14が接続され、これらのイヤホン17,18に周
囲音を増幅して送出するようになされる。増幅器14は
電話機本体部11内の信号処理部15の入力段と出力段
の間を橋架するように接続される。
【0024】ここで周囲音(以下で側音:サイドトーン
ともいう)とは当該携帯電話機100の使用環境におけ
るユーザの周りの自然音をいうものとする。自然音には
ユーザが話す自己の声も含まれる。周囲音は送話器用の
マイクロホン16によって収集される。このマイクロホ
ン16はイヤホン17,18の近くであって、ユーザの
口元付近に位置するようにイヤホンケーブルび途中に設
けられる。もちろん、これに限られることはなく、電話
機本体部11を遠隔操作するリモコン内部にマイクロホ
ン16を設けてもよい。このマイクロホン16は通常の
電話機本体部11内に設けられる送話器用のマイクロホ
ンとは異なるものである。制御装置13ではこの増幅器
14から出力される周囲音の信号レベルを検出手段12
の出力に応じて調整するようになされる。
【0025】例えば、制御装置13では両耳装着型のイ
ヤホン17が電話機本体部11に装着された場合は、増
幅器14の利得を上げて周囲音の信号レベルを高められ
る。ほとんど耳を塞いでしまう両耳装着型の一例となる
スレテオヘッドホンを携帯電話機100に使用した場
合、周囲音が全く聞こえない状態が想定され、危険がせ
まった場合などにおいて、その安全性に欠けるからであ
る。
【0026】更に、両耳装着型のイヤホン17が電話機
本体部11に装着された場合は、そのイヤホン17に送
出されるアナログ音声信号に応じて増幅器14の利得を
フィードバック制御するようになされる。ユーザの意志
でボリュームを大きくしたり、相手方の会話音が大きく
なる場合が考えられる。この場合に周囲音の信号レベル
も同時に高めることが好ましいことによる。
【0027】また、片耳装着型のイヤホン18が電話機
本体部11に装着された場合は、イヤホンマイク17が
装着された場合よりも相対的に増幅器14の利得を下げ
て周囲音の信号レベルを低くするようになされる。この
場合、制御装置13は検出手段12の出力に応じて増幅
器14の利得を固定するようになされる。増幅器14の
利得を高めなくても、イヤホン18を付けていない方の
耳で十分に周囲音を聴取できるからである。なお、増幅
器14はデジタル処理の段階でデジタル音声信号に周囲
音に係るデジタル信号を重畳するようになされる。もち
ろん、アナログ処理の段階でアナログ音声信号に周囲音
に係るアナログ信号を重畳するようにしてもよい。
【0028】続いて、携帯電話機100における音声処
理例について説明をする。図2は携帯電話機100にお
ける周囲音重畳例を示すフローチャートである。この実
施形態では電話機本体部11に両耳装着型又は片耳装着
型のイヤホン17、18を接続して使用される携帯電話
機100における周囲音を重畳する際に予めどちらのタ
イプのイヤホン17,18が電話機本体部11に装着さ
れたかを検出し、これらのイヤホン17,18に周囲音
を重畳するとき、制御装置13ではイヤホンタイプに応
じて周囲音の信号レベルを調整することを想定する。
【0029】これを前提にして図2に示すフローチャー
トのステップA1では検出手段12により両耳装着型又
は片耳装着型のイヤホン17,18のどちらが電話機本
体部11に装着されたかが検出される。ここでユーザが
両耳装着型のイヤホン17を電話機本体部11に装着す
ると、増幅器14ではそのイヤホン17に周囲音を増幅
して送出するようになされる。そして、ステップA2に
移行して制御装置13では増幅器14から出力される周
囲音の信号レベルを検出手段12の出力に応じて調整す
るようになされる。
【0030】ここでは両耳装着型のイヤホン17が装着
されたので、増幅器14の利得を上げて周囲音の信号レ
ベルが高められる。その後、ステップA3に移行して両
耳装着型のイヤホン17に送出されるアナログ音声信号
に応じて増幅器14の利得をフィードバック制御するよ
うになされる。例えば、信号処理部15からイヤホン1
7に出力されるアナログ音声信号が基準値よりも大きく
なった場合は、これに比例するように周囲音の信号レベ
ルを上げるように増幅器14の利得が上昇される。
【0031】また、上述のステップA1で片耳装着型の
イヤホン18が電話機本体部11に装着された場合は、
ステップA4に移行してその増幅器14の利得を下げて
周囲音の信号レベルが低くされる。その後、ステップA
5に移行して制御装置13は検出手段12の出力に応じ
て増幅器14の利得を固定するようになされる。
【0032】従って、イヤホンタイプに応じた最適な周
囲音の信号レベルを自動設定することができる。しか
も、イヤホンの音量に連動して最適な周囲音の信号レベ
ルを常時発生することができる。これにより、ほとんど
耳を塞いでしまうスレテオヘッドホンを携帯電話機10
0に使用した場合であっても、信号処理部15からイヤ
ホン17に出力されるアナログ音声信号に応じた周囲音
の信号レベルを重畳することができるので、ユーザは常
に周囲音を確認することができる。
【0033】(2)第1の実施例 図3は本発明に係る実施例としてのステレオイヤホンマ
イク付きの携帯電話機101の構成例を示すイメージ図
である。この実施例ではイヤホンタイプを検出し、ステ
レオイヤホンが装着された場合は、マイクロホンで収集
した周囲音の信号レベル(側音レベル)をフィードバッ
ク制御(可変)するようになされる。この周囲音を音声
信号に重畳する増幅器(以下で側音増幅器という)に関
しては、デジタル回路により構成される場合を例に挙げ
る。デジタル側音増幅器は音声処理部を構成するICチ
ップ内に集積化される。
【0034】図3に示す携帯電話機101は電話機本体
部11を有している。電話機本体部11の上方には、縦
横の大きさが25mm×30mm程度の液晶ディスプレ
イ23が取り付けられ、相手方の電話番号や、メッセー
ジ、各種情報内容などを表示するようになされる。液晶
ディスプレイ23の取付け位置の例えば、右側面にはイ
ヤホン端子(ジャック)22が設けられ、イヤホンケー
ブル82の一端に設けられたプラグ83を装着するよう
になされる。イヤホン端子22には単筒タイプや、単筒
/フラット一体型などが使用され、イヤホンマイクの装
着により内部スピーカ回路と外部イヤホン回路とを切り
換える機構も含まれる。
【0035】このイヤホンケーブル82の他端にはステ
レオイヤホン80と、例えば左耳用のイヤホンに至る配
線コードの中間位置にマイクロホン81が設けられてい
る。このステレオイヤホン80とマイクロホン81を総
称して以下でステレオイヤホンマイク800と呼ぶこと
にする。ステレオイヤホン80はステレオ音楽を聴くと
きや、電話応答時に受話器として使用される。マイクロ
ホン81は電話応答時に周囲音を収集したり送話器とし
て使用される。液晶ディスプレイ23の上方には受話器
用の小型のスピーカ24が取り付けられ、ステレオイヤ
ホンマイク800を装着せずに通話する場合に相手方の
音声が出力される。
【0036】また、電話機本体11の左上部にはアンテ
ナ26が取り付けられ、図示しない無線基地局との間で
電波が送受信される。電話機本体11にはこの液晶ディ
スプレイ23を表示制御するためのキーアレイ27が取
り付けられている。キーアレイ27は数字の「0」キー
〜「9」キー、記号の「#」キー、「*」キーから成
り、ユーザによって操作するようになされる。キーアレ
イ27の下方には送話器用の小型のマイクロホン28が
取り付けられており、イヤホンを装着しないときで、電
話応答時に自分の音声が収音される。
【0037】液晶ディスプレイ23とキーアレイ27と
の間には操作ボタン25が取り付けられ、ユーザ操作時
に操作情報D0を入力するようになされる。操作ボタン
25は例えばプッシュ型のスイッチや、ジョグダイヤル
が使用される。ジョグダイヤルを使用すると相手方の電
話番号などを円滑に検索することができる。この電話機
本体部11の裏面には図示しない背面用のスピーカ32
が取り付けられ、着信を知らせるメロディ(着メロ)を
出力するようになされる。
【0038】続いて、携帯電話機101の内部構成例に
ついて説明をする。図4は携帯電話機101の内部構成
例を示すブロック図である。この例で電話機本体部11
内には電話機能の他に音声処理部70及び制御装置の一
例となるCPU33が実装されている。
【0039】図4に示す携帯電話機101にはCPU3
3が備えられ、このCPU33には内部バス38が接続
されている。この内部バス38には電話機能を構成する
無線受信部41、受信信号処理部42、送信信号処理部
43及び無線送信部44などが接続されている。無線受
信部41及び無線送信部44にはアンテナ共用器45が
接続されてアンテナ26に接続されている。
【0040】無線受信部41ではアンテナ26で受信し
た無線電波がアンテナ共用器45により送信信号と分離
されて所定の搬送周波数の受信信号のみが選択される。
受信信号は低ノイズアンプなどにより高周波増幅され
る。増幅後の受信信号は局部発信周波数の信号と混合さ
れ、この混合信号から中間周波数の受信信号が分離され
る。受信信号は中間増幅器で増幅された後に直交復調処
理が施される。その直交復調後の受信信号はアナログ・
デジタル変換されてデジタルの受信情報となる。
【0041】この受信情報から制御メッセージ及び音声
圧縮情報が復調された後に誤り訂正される。制御メッセ
ージはCPU33に出力される。この音声圧縮情報は無
線受信部41から受信信号処理部42に出力される。受
信信号処理部42では音声圧縮情報が復号化されて伸長
される。受信信号処理部42には音声処理部70が接続
され、伸長後の音声情報がデジタル・アナログ変換さ
れ、変換後のアナログ音声信号が増幅されて受話器用の
スピーカ24又はイヤホンから出力される。音声処理部
70ではデジタルの音声情報にデジタルの周囲音が重畳
される。この例では音声処理部70には背面用のスピー
カ32が接続され、着信時のメロディを出力するように
なされる。
【0042】また、音声処理部70にはイヤホン端子2
2を通してマイクロホン28又はステレオイヤホンマイ
ク800の図示しないマイクロホン81が接続され、自
己の音声信号が増幅された後にアナログ・デジタル変換
される。イヤホン端子22には回路切り換え機構29が
設けられ、ステレオイヤホンマイクを装着すると、内部
スピーカ回路から外部イヤホン回路へ切り換えるように
なされる。
【0043】このマイクロホン28又はマイクロホン8
1によって周囲音が収集される。音声処理部70には送
信信号処理部43が接続され、変換後の音声情報が符号
化されて圧縮される。符号化後の音声圧縮情報は送信信
号処理部43から無線送信部44へ出力される。無線送
信部44ではCPU33からの制御メッセージと音声圧
縮情報とが合成され更に誤り訂正符号が付加される。符
号付加後の送信情報は変調される。変調後の送信情報は
デジタル・アナログ変換される。変換後の送信信号は中
間周波数の送信信号に変換された後に増幅される。搬送
周波数の信号は増幅後の送信信号により変調され電力増
幅されてアンテナ26から無線基地局に向けて輻射され
る。
【0044】また、CPU33では少なくとも、予め電
話機能により取得した例えば、ステレオ音楽情報を操作
ボタン25に基づいて音声処理部70へ出力制御するよ
うになされる。このステレオ音楽情報は音声処理部70
で再生した後にステレオイヤホンマイク800から出力
するようになされる。
【0045】内部バス38にはEEPROM36などの
不揮発性の記憶装置が接続され、予めダウンロードして
置いたステレオ音楽情報などを記憶するようになされ
る。記憶装置は内部固定型に限られることはなく、着脱
可能な外付けタイプでメモリカードのようなものであっ
てもよい。このEEPROM36には短縮ダイヤルなど
の電話番号も記録される。
【0046】更に、内部バス38にはROM34などの
読出し専用メモリが接続され、周囲音の信号レベルをフ
ィードバック制御する際に使用する、利得調整に係る参
照テーブルが格納されている。この他、ROM34には
液晶ディスプレイ23の表示制御や、送信信号処理4
3、無線送信部44などの通信モデムを使用した送信処
理時の制御プログラム、また、無線受信部41、受信信
号処理42などの通信モデムを使用した受信処理時の制
御プログラムなどが記述されている。制御プログラムは
ROM34の他にEEPROM36に格納してもよい。
バージョンアップ時に制御プログラムの書き換えが可能
となることによる。
【0047】更に、内部バス38には液晶ディスプレイ
23、RAM35及び外部I/Oインタフェース37が
接続されている。液晶ディスプレイ23では、制御プロ
グラムに基づいて行われる、相手方や自局の電話番号
や、相手方からのメッセージ、相手方へ送信する文字情
報、各種イベント情報内容などを表示するようになされ
る。RAM35はワーキングメモリとして使用され、無
線受信部41による制御メッセージや不在時のメッセー
ジなどの文字情報が一時記録される。
【0048】また、CPU33にはI/Oインタフェー
ス部39が接続され、更にI/Oインタフェース部39
には操作ボタン25及びキーアレイ27が接続されてい
る。CPU33ではROM34から制御プログラムを読
み出すと共に、その制御プログラム及び操作ボタン25
による操作情報D0に応じて情報処理をするようになさ
れる。
【0049】図示しないが電話機本体部11にバイブレ
ータを取り付け、着信を知らせるようにしてもよい。キ
ーアレイ27はCPU33へ電話番号及び文字情報を入
力する際に操作される。キーアレイ27は電話番号を入
力するのみならず、CPU33に制御命令が与えられ
る。なお、内部バス38には外部I/Oインタフェース
37が接続されており、図示しない外部装置用のUSB
端子などに至り、外付けのパソコンや、外付けのICカ
ード、通信モデムを使用した情報処理が拡張できるよう
になされている。
【0050】外部I/Oインタフェース37はUSB端
子に限ることなく、遠隔操作用の端子に接続して当該携
帯電話機101をリモコンなどにより遠隔操作するよう
に構成してもよい。もちろん、これらの機能処理回路に
は電源部39が接続されており、電源スイッチSWをオ
ンした後に、相手方の電話回線と接続するための操作が
行われる。
【0051】続いて、携帯電話機101における音声処
理部70について説明をする。図5は音声処理部70の
内部構成例を示すブロック図である。この例では側音増
幅器に関しては、デジタル処理により周囲音を音声情報
に重畳する場合を例に挙げる。図5に示す音声処理部7
0はイヤホン端子22に接続して使用される。イヤホン
端子(ジャックコネクタ)22には入力用のアンプ71
が接続され、ステレオイヤホンマイク800で収集した
アナログの周囲音を含む上り音声信号(マイクロホン音
声信号)SINが増幅出力される。アンプ71にはA/D
変換器72が接続され、周囲音を含む上り音声信号SIN
をディジタルデータ化するようになされる。A/D変換
器72には図4で説明した送信信号処理部(符号化器)
43が接続され、符号化後の音声情報DINが無線送信部
44に出力される。
【0052】また、無線受信部41により受信された相
手方からの符号化音声情報は受信信号処理部(逆符号化
器)42により復号化された後に混合器(ミキサ)74
に出力される。ここでA/D変換器72及び送信信号処
理部43の接続点をpとしたとき、この接続点pと混合
器74との間にはデジタルの側音増幅器73が接続さ
れ、デジタルの周囲音を含む上り音声情報DINが増幅さ
れ、下り音声情報DOUTに重畳するようになされる。上
り音声情報DINの一部をエアインターフェースを通さず
に直接下り音声情報DOUTに戻すためである。側音増幅
器73の出力階数Kは検出&平滑部77後段のA/D変
換器78のステップ数をNとすれば、K≦Nである。混
合器74では周囲音を含む上り音声情報DINが下り音声
情報DOUTに混合するようになされる。混合器74には
D/A変換器75が接続され、デジタルの周囲音+下り
音声情報DOUTをアナログ信号化するようになされる。
D/A変換器75にはステレオ出力用のアンプ76が接
続され、アナログの周囲音+下り音声信号SOUTを増幅
し、L(左)チャネル用及びR(右)チャネル用のステ
レオ音声信号SL,SRを出力するようになされる。
【0053】アンプ76にはカップリングコンデンサC
1,C2が接続され、直流分がカットされた周囲音+下
りステレオ音声信号SL,SRをイヤホン端子22を通
してステレオイヤホンマイク800に出力するようにな
される。なお、電話応答時にはモノラルの音声信号、す
なわち、両耳から同音声が出力される。
【0054】この例のイヤホン端子22でRチャネル出
力には検出&平滑部77が接続され、ジャック挿入を検
出すると共に、Rチャネルの音声信号SRのレベルを検
出するようになされる。イヤホン端子22にステレオイ
ヤホンマイク800が装着された場合は、検出&平滑部
77が活性化されてRチャネルの音声信号SRのレベル
を検出するが、モノラルのイヤホンが装着された場合
は、検出&平滑部77にロー・レベルが入力されるので
検出信号S0が固定される。
【0055】検出&平滑部77にはA/D変換器78が
接続され、検出&平滑部77から出力される検出信号S
0をデジタル化して標本化するようになされる。このA
/D変換器78の分解数(N)はアナログ・デジタル変
換ビット数で決まる。すなわち、側音増幅器73を可変
制御する側音可変制御信号S1として最大N通りの設定
が可能になる。最小分解能単位LSBを数単位分まとめ
て閾値レベルを設定すれば、側音可変制御感度を下げら
れ、側音レベルを緩やかにすることが可能となる。
【0056】従って、側音増幅器73の可変段階を自由
に設定することできる。この場合の側音可変ステップ数
をMとすると、Mは、M≦Nである。A/D変換器78
にはCPU33が接続され、A/D変換器78からの標
本化された出力値N及びROM34からの参照テーブル
を読み込んで側音増幅器73をフィードバック制御する
ようになされる。
【0057】ここで、イヤホン端子22でステレオ出力
部の構造について説明をする。図6A〜Cはイヤホン端
子22及びイヤホンプラグ装着時の回路構成例を示す図
である。
【0058】図6Aに示すイヤホン端子22には環状部
56が電話機本体部11を貫いて取り付けられ、4極構
造のイヤホンプラグを差し込まれるようになされる。環
状部56は接地線GNDに接続される。イヤホン端子2
2には環状部56に対して絶縁されると共に、所定の長
さβだけずれた位置に先端V字を有した2つの接触子5
9,60及び所定の長さαだけずれた位置に先端逆V字
を有した1つの接触子58が取り付けられている。環状
部56に最も近い接触子60はRチャネル出力用の電極
であり、接触子59はLチャネル出力用の電極であり、
接触子58はマイクロホン入力用の電極である。
【0059】このイヤホン端子22にステレオイヤホン
マイク800で図6Bに示すような4極構造のプラグ8
3を装着する。プラグ83は接地用の同軸管部材46、
Rチャネル用の同軸管部材19、Lチャネル用の同軸管
部材49及びマイクロホン入力用の管先端部材48を有
している。これらの同軸管部材19,46,49及び管
先端部材48の間には絶縁環89A〜89Cが挟み込ま
れている。プラグ83で接地用の同軸管部材46は環状
部56に接続され、その同軸管部材19がRチャネル用
の接触子60に接続され、その同軸管部材49がLチャ
ネル用の接触子59に接続され、管先端部材48がマイ
クロホン入力用の接触子58に各々電気的に接続され
る。これにより、マイクロホン81により周囲音を収集
し、また、アンプ76からLチャネル及びRチャネル信
号線へステレオ音声信号SL、SRを送出するようにな
される。
【0060】この例で、ステレオイヤホンマイク800
をイヤホン端子22に装着した状態で無線通信を行う場
合、図6Cに示すアンプ76からLチャネル及びRチャ
ネル信号線の両方へカップリングコンデンサC1,C2
を通してステレオ音声信号SL、SRが出力される。な
お、電話通信で使用される音声信号はモノラルであるた
め、RチャネルにはLチャネルと同一位相信号が出力さ
れる。
【0061】ステレオイヤホンマイク800がイヤホン
端子22に装着されている場合は、Rチャネルにも信号
出力があるので、この信号SRを検出&平滑部77で検
出し、この検出信号S0に基づいて両耳装着型のイヤホ
ンが装着された旨をCPU33で判別することができ
る。この検出信号S0はA/D変換器78に出力される
が、このA/D変換器78の出力値Nに基づいて、周囲
音の信号レベル(以下で側音レベルという)を制御する
側音可変制御信号S1を発生させることで、側音レベル
を自由に可変制御することができるのである。
【0062】図7はROM34のテーブル内容例を示す
イメージ図である。図7に示すテーブルには側音切り換
え設定用のROMデータテーブルが記録されている。こ
の例では8ビットのA/D変換器78において、0〜2
55のレンジを等間隔(32レンジ)に分割することに
より8つの閾値を設定した。この場合、A/D変換器7
8の閾値設定値をNとすると、N=8となる。この8ビ
ットの閾値設定値(CPUレジスタ情報)で側音レベル
を調整すれば、側音可変ステップ数をMとしたとき、M
=8となる。
【0063】なお、図8A及びBは他のイヤホンプラグ
装着時の回路構成例を示す図である。図8Aに示すイヤ
ホン端子22に図11で説明したモノラルのイヤホンマ
イクが装着された場合は、そのイヤホン94のプラグ9
7の接地用の同軸管部材46’が環状部56及びRチャ
ネル用の接触子60に共に接続され、そのLチャネル用
の同軸管部材49’が接触子59に接続され、管先端部
材48’がマイクロホン入力用の接触子58に各々電気
的に接続される。これにより、図8Bに示すRチャネル
の出力部は接地線GNDに接続される。
【0064】従って、アンプ76からLチャネルのみに
カップリングコンデンサC1を通して音声信号SLが出
力され、Rチャネルからの信号出力がなされない。これ
と同時に検出&平滑部77の入力が接地され、その入力
論理がロー・レベルに固定されるので、検出&平滑部7
7では片耳装着型のイヤホン94が装着された旨をCP
U33で判別することができる(図11参照)。この検
出信号S0はA/D変換器78に出力されるが、A/D
変換器78からCPU33には「00000000」の
閾値設定値が出力される。片耳装着型のイヤホンを装着
した場合は、他方の耳で周囲音を十分聞き取れるからで
ある。
【0065】続いて、当該携帯電話機101における音
声処理例について説明をする。なお、図2に示したフロ
ーチャートを再び使用する。この実施例では電話機本体
部11に両耳装着型のイヤホン80又は片耳装着型のイ
ヤホン94を接続して使用される携帯電話機101にお
ける周囲音を重畳する際に、予めどちらのタイプのイヤ
ホン80,94が電話機本体部11に装着されたかを検
出し、これらのイヤホン80,94に周囲音を重畳する
とき、CPU33ではイヤホンタイプに応じて周囲音の
信号レベルを調整することを想定する。
【0066】これを前提にして図2に示したフローチャ
ートのステップA1では検出&平滑部77により両耳装
着型又は片耳装着型のイヤホン80,94のどちらが電
話機本体部11に装着されたかが検出される。ここでユ
ーザが両耳装着型のイヤホン80を電話機本体部11に
装着すると、側音増幅器73ではそのイヤホン80に周
囲音を増幅して送出するようになされる。
【0067】ここで、Rチャネル上の音声信号SRが検
出&平滑部77により検出され、交流波を直流電圧に変
換するようになされる。Rチャネル上の音声信号SRの
レベルは携帯電話機101の受話音声のボリューム操作
に伴い、大きくなることも、小さくなることもある。す
なわち、検出&平滑部77から得られる検出信号S0と
なる直流電圧の出力レベルは音声信号SRのレベルに応
じて変化するものである。
【0068】そして、ステップA2に移行してCPU3
3では側音増幅器73から出力される周囲音の信号レベ
ルを検出&平滑部77による検出信号S0に応じて調整
するようになされる。ここでは両耳装着型のイヤホン8
0が装着されたので、検出&平滑部77でRチャネルの
音声信号SRのレベルが検出され、その検出信号S0は
A/D変換器78により量子化されてデジタル化され
る。このA/D変換器78の出力値NはCPU33に出
力される。CPU33ではRチャネルの音声信号SRの
レベルを判別し、それに応じてCPU33から側音増幅
器73へ側音可変制御信号S1が出力される。側音増幅
器73では側音可変制御信号S1に基づいて側音レベル
を可変することができる。
【0069】その後、ステップA3に移行して両耳装着
型のイヤホン80に送出されるアナログの音声信号SR
に応じて側音増幅器73の利得をフィードバック制御す
るようになされる。受話音声のボリューム操作が伴う場
合があることによる。例えば、受信信号処理部42から
音声処理部70を通してステレオイヤホンマイク800
に出力される音声情報DOUTが閾値レベルよりも大きく
なった場合は、これに比例するように側音レベルを上げ
るように側音増幅器73の利得が調整される。
【0070】この利得調整には最大N通りの側音可変制
御信号S1が設定される。閾値レベルはCPU33で簡
単に設定することができる。従って、側音増幅器73の
利得可変段階を自由に設定することできる。この場合の
側音可変ステップ数をMとすると、Mは、M≦Nであ
る。側音増幅器73により適正に調整された側音レベル
の周囲音に係るデジタル情報が混合器74により下り音
声情報DOUTと合成される。すなわち、Rチャンネル上
に出力される音声信号SRのレベルに基づいてCPU3
3では上り音声情報DINから下り音声情報DOUTへの側
音レベルを自由に可変することができる。
【0071】また、上述のステップA1で片耳装着型の
イヤホン94が電話機本体部11に装着された場合は、
ステップA4に移行してその側音増幅器73の利得を下
げて周囲音の信号レベルが低くされる。その後、ステッ
プA5に移行してCPU33は検出&平滑部77の出力
に応じて側音増幅器73の利得を固定するようになされ
る。最小分解能単位LSBを数単位分まとめて閾値レベ
ルを設定すれば、側音制御感度を下げられ、側音レベル
を緩やかにすることができる。モノラルの片耳タイプの
イヤホン装着時には別手段により側音レベルを変更する
ようにしてある。例えば、予めソフトウエア上でデフォ
ルトとして音量別側音レベルを対応させて置くなどであ
る。
【0072】このように本発明に係る第1の実施例によ
れば、Rチャネルのステレオ用の信号線に現れる音声信
号SRのレベルをイヤホンタイプの検出に活用してい
る。この信号レベルを把握することにより、イヤホンタ
イプを判別及び側音レベルを変更することできる。ま
た、側音レベル認知度はステレオイヤホンマイク800
又は通常のイヤホン94で聴く音声のレベルにより大幅
に変動する。
【0073】従って、この信号レベルを検出&平滑部7
7により検出することにより、CPU33でその検出信
号S0に基づいて側音レベルを自動的に設定・変更する
ことができる。この結果として、両耳装着型のイヤホン
80又は片耳装着型のイヤホン94といったイヤホンタ
イプや音量によらずいつも最適な側音レベルを作り出
せ、周囲音認知度を適切に保つことが可能となる。
【0074】これにより、ほとんど耳を塞いでしまうス
レテオヘッドホンを携帯電話機100に使用した場合で
あっても、受信信号処理部42から音声処理部70を通
してイヤホン80に出力されるアナログ音声信号SRに
応じて周囲音の信号レベルを重畳することができるの
で、ユーザは常に周囲音を確認することができる。
【0075】(3)第2の実施例 図9は第2の実施例に係る携帯電話機102における音
声処理部70’の内部構成例を示すブロック図である。
この例では音声信号のアナログ処理の段階で下り音声信
号に周囲音を重畳するようにしたものである。なお、第
1の実施例と同じ符号及び名称のものは同じ機能を有す
るためその説明を省略する。
【0076】図9に示す音声処理部70’ではアンプ7
1及びA/D変換器72の接続点qにはアナログの側音
増幅器73’が接続され、アナログの周囲音を含む上り
音声信号SINが増幅され、下り音声信号SOUTに重畳す
るようになされる。ディジタル回路ブロックには第1の
実施例と同様にしてデジタルの側音増幅器73を有して
いる。側音増幅器73’には混合器74が接続され、周
囲音を含む上り音声信号DINが下り音声信号DOUTに混
合するようになされる。
【0077】この回路構成の場合は、制御対象の側音増
幅器73、73’と2系統あるので、制御範囲が増加す
る。もちろん、デジタルの側音増幅器73を省略しても
よい。Rチャンネル上の音声信号SRを検出&平滑部7
7で検出し、交流波を直流電圧に変換して検出信号S0
を得るようになされる。Rチャンネル上の信号レベルは
携帯電話機101の受話音声のボリューム操作にともな
い、大きくなることも、小さくなることもある。すなわ
ち、検出&平滑部77による検出信号(直流電圧の出力
レベル)は音声信号SRのレベルに応じて変化する。こ
こで検出された検出信号S0はA/D変換器78におい
て、量子化されディジタル化されるが、A/D変換器7
8の分解数(N)がビット数で決まる。
【0078】すなわち、デジタル段とアナログ段で2種
類の側音可変制御信号S11,S12として、各々最大
N通りの設定が可能になる。最小分解能単位LSBを数
単位分まとめてスレッシュホールドレベルを設定すれ
ば、側音制御感度を下げられ緩やかにすることが可能
で、段階を自由に設定することできる。側音可変ステッ
プ数をMとすると、MはM≦Nである。
【0079】この例ではA/D変換器78の出力値をC
PU33でレベル判別を行い、それに応じてデジタル段
で、CPU33から側音可変制御信号S11を側音増幅
器73に出力して、第1の側音レベルを可変し、混合器
74を通し、下り音声情報DOUTに重畳される。また、
CPU33から側音可変制御信号S12を側音増幅器7
3’に出力して、第2の側音レベルを可変し、混合器7
4’を通し、下り音声信号SOUTに重畳される。これに
より、CPU33から2つの側音増幅器73,73’に
側音可変制御信号S11、S12を独立して送ることが
できる。
【0080】従って、第1の実施例に比べてより精度良
く側音重畳処理を行うことができるばかりか、両耳装着
型のイヤホン80又は片耳装着型のイヤホン94といっ
たイヤホンタイプに応じた最適な周囲音の信号レベルを
アナログ処理及びデジタル処理の段階で自動設定するこ
とができる。これにより、ほとんど耳を塞いでしまうス
レテオヘッドホンを携帯電話機102に使用した場合で
あっても、受信信号処理部42から音声処理部70’を
通してイヤホン80に出力されるアナログ音声信号に応
じて周囲音の信号レベルを重畳することができるので、
ユーザは常に周囲音を確認することができる。
【0081】(4)第3の実施例 図10は第3の実施例に係るステレオヘッドホン付きの
携帯電話機103の構成例を示すイメージ図である。こ
の例ではマイクユニットを兼ねた、リモコン90が設け
られ、このリモコン90にはステレオヘッドホン84を
接続して使用するようになされる。なお、第1の実施例
と同じ符号及び名称のものは同じ機能を有するためその
説明を省略する。
【0082】図10に示す携帯電話機103ではリモコ
ン90が準備され、このリモコン90の一端にはジャッ
クコネクタ87を有している。ジャックコネクタ87に
は汎用ステレオヘッドホン84又はステレオイヤホン
(ステレオイヤホンマイク800でマイクロホン81の
ないもの)を装着するようになされる。ステレオヘッド
ホン84はステレオ音楽を聴くときや、電話応答時に受
話器として使用される。
【0083】ステレオヘッドホン84にはヘッドホンケ
ーブル85が接続され、このケーブル85にはマイクロ
ホンが取り付けられないものである。マイクロホン91
はリモコン90内に搭載され、電話応答時に周囲音を収
集したり送話器として使用される。リモコン90の他端
にはリモコンケーブル92が接続され、その一端にプラ
グ93を有している。このプラグ93はマイクロホン信
号及びステレオ音声信号(L、Rチャンネル)を扱える
もである。
【0084】また、電話機本体部11にはリモコン端子
(ジャック)22’が設けられ、リモコンケーブル92
の一端に設けられたプラグ93を装着するようになされ
る。リモコン端子22’には単筒タイプや、単筒/フラ
ット一体型などが使用され、プラグ93の装着により内
部スピーカ回路とリモコン90とを切り換える機構も含
まれる。
【0085】このように本発明に係る第3の実施例によ
れば、電話機本体部11のリモコン端子22’にリモコ
ン90を接続して使用される携帯電話機103におい
て、周囲音を重畳する際にも、予めステレオヘッドホン
84又は片耳装着型のイヤホン94のどちらがリモコン
90に装着されたかを検出し、これらのステレオヘッド
ホン84やイヤホン94に周囲音を重畳するとき、これ
らタイプに応じて周囲音の信号レベルを調整することが
できる。
【0086】従って、両耳装着型のステレオヘッドホン
84又は片耳装着型のイヤホン94といったイヤホンタ
イプに応じた最適な周囲音の信号レベルを自動設定する
ことができる。しかも、イヤホンの音量によらずに最適
な周囲音の信号レベルを常時発生することができる。こ
れにより、ほとんど耳を塞いでしまうスレテオヘッドホ
ン84を携帯電話機103に使用した場合であっても、
受信信号処理部42から音声処理部70を通してステレ
オヘッドホン84に出力されるアナログ音声信号に応じ
て周囲音の信号レベルを重畳することができるので、ユ
ーザは常に周囲音を確認することができる。
【0087】第1〜第3の実施例によれば、音楽再生機
能などを携帯電話機101〜103に設け、ステレオ音
楽を聴くためのステレオヘッドホン84と電話システム
用のイヤホン84を兼用する場合に、ユーザのボリュー
ム操作と独立して有効な音声処理を行うことができる。
しかも、ステレオ音楽を聴いている時に、相手方からの
着呼があった場合でも耳からステレオヘッドホン84を
通常のイヤホン94に付け換えることなく、そのステレ
オヘッドホン84のまま通話に入ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る携帯
電話機によれば、両耳装着型又は片耳装着型のイヤホン
のどちらが電話機本体部に装着されたかによって、これ
らのイヤホンに送出する周囲音の信号レベルを調整する
制御装置を備えるものである。
【0089】この構成によって、両耳装着型のイヤホン
が装着された場合は、増幅器の利得を上げて周囲音の信
号レベルを高めることができ、片耳装着型のイヤホンが
装着された場合は、増幅器の利得を下げて周囲音の信号
レベルを低くすることができる。従って、イヤホンタイ
プに応じた最適な周囲音の信号レベルを自動設定するこ
とができる。しかも、イヤホンの音量によらずに最適な
周囲音の信号レベルを常時発生することができる。これ
により、ほとんど耳を塞いでしまうスレテオヘッドホン
を携帯電話機に使用した場合であっても、ユーザは周囲
音を確認することができる。
【0090】本発明に係る音声処理方法によれば、携帯
電話機における周囲音を重畳する場合、予め両耳装着型
又は片耳装着型のどちらのイヤホンが当該電話機本体部
に装着されたかを検出し、これらのイヤホンのタイプに
応じて周囲音の信号レベルを調整するようになされる。
【0091】この構成によって、両耳装着型のイヤホン
が装着された場合は、周囲音の信号レベルを高めること
ができ、片耳装着型のイヤホンが装着された場合は、周
囲音の信号レベルを低くすることができる。従って、イ
ヤホンタイプに応じた最適な周囲音の信号レベルを自動
設定することができる。これにより、耳をほとんど塞い
でしまうスレテオヘッドホンを携帯電話機に使用した場
合であっても、ユーザは周囲音を確認することができ
る。
【0092】この発明は両耳装着型のイヤホンでステレ
オ音楽を聴くことが可能な音楽再生機能を有した携帯電
話機に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての携帯電話機10
0の構成例を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機100における周囲音重畳例を示す
フローチャートである。
【図3】本発明に係る第1の実施例としてのステレオイ
ヤホンマイク付きの携帯電話機101の構成例を示すイ
メージ図である。
【図4】携帯電話機101の内部構成例を示すブロック
図である。
【図5】携帯電話機101における音声処理部70の内
部構成例を示すブロック図である。
【図6】A〜Cはイヤホン端子22及びイヤホンプラグ
装着時の回路構成例を示す図である。
【図7】ROM34のテーブル内容例を示すイメージ図
である。
【図8】A及びBは他のイヤホンプラグ装着時の回路構
成例を示す図である。
【図9】第2の実施例に係る携帯電話機102における
音声処理部70’の内部構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】第3の実施例に係るステレオヘッドホン付き
の携帯電話機103の構成例を示すイメージ図である。
【図11】従来例に係るイヤホンマイク付きの携帯電話
機10の構成例を示すイメージ図である。
【図12】携帯電話機10における音声処理部1の内部
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11・・・電話機本体部、12・・・検出手段、13・
・・制御装置、14・・・増幅器、16・・・マイクロ
ホン、17・・・両耳装着型のイヤホン、18・・・片
耳装着型のイヤホン、33・・・CPU(制御装置)、
70・・・音声処理部、73,73’・・・側音増幅
器、77・・・検出&平滑部(検出手段)、80・・・
ステレオイヤホン、84・・・ステレオヘッドホン、9
0・・・リモコン、100〜103・・・携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/60 H04M 1/725 1/725 H04B 7/26 Q Fターム(参考) 5K011 DA11 DA16 DA18 FA08 FA10 GA06 JA01 KA00 5K023 AA07 BB06 EE04 EE12 MM19 MM22 NN06 PP02 PP12 5K027 AA11 BB03 DD14 DD16 DD18 EE11 HH29 KK07 MM04 5K067 AA35 BB02 EE02 FF32 FF38

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、イヤホンを接続して使用さ
    れる携帯電話機であって、 電話機本体部と、 両耳装着型又は片耳装着型のイヤホンのどちらが前記電
    話機本体部に装着されたかを検出する検出手段と、 前記イヤホンに周囲音を増幅して送出する増幅器と、 前記増幅器から出力される周囲音の信号レベルを前記検
    出手段の出力に応じて調整する制御装置とを備えること
    を特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、 前記両耳装着型のイヤホンが電話機本体部に装着された
    場合は、前記増幅器の利得を上げて周囲音の信号レベル
    を高め、前記片耳装着型のイヤホンが電話機本体部に装
    着された場合は、前記増幅器の利得を下げて周囲音の信
    号レベルを低くすることを特徴とする請求項1に記載の
    携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 前記両耳装着型のイヤホンが電話機本体部に装着された
    場合、 前記イヤホンに送出されるアナログ音声信号に応じて前
    記増幅器の利得をフィードバック制御することを特徴と
    する請求項1に記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、 前記片耳装着型のイヤホンが電話機本体部に装着された
    場合は、 前記検出手段の出力に応じて前記増幅器の利得を固定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記増幅器は、 前記周囲音に係るデジタル信号をデジタル音声信号に重
    畳することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記増幅器は、 前記周囲音に係るアナログ信号をアナログ音声信号に重
    畳することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記周囲音は送話器用のマイクロホンに
    より収集されることを特徴とする請求項1に記載の携帯
    電話機。
  8. 【請求項8】 電話機本体部にイヤホンを接続して使用
    される携帯電話機における音声処理方法であって、 予め両耳装着型又は片耳装着型のどちらのイヤホンが前
    記電話機本体部に装着されたかを検出し、 前記イヤホンに周囲音を重畳するとき、 前記イヤホンのタイプに応じて周囲音の信号レベルを調
    整することを特徴とする音声処理方法。
  9. 【請求項9】 前記両耳装着型のイヤホンが電話機本体
    部に装着された場合は、前記周囲音の信号レベルを高
    め、前記片耳装着型のイヤホンが電話機本体部に装着さ
    れた場合は、前記周囲音の信号レベルを低くすることを
    特徴とする請求項8に記載の音声処理方法。
  10. 【請求項10】 前記両耳装着型のイヤホンが電話機本
    体部に装着された場合、 前記イヤホンに送出されるアナログ音声信号に応じて前
    記周囲音の信号レベルをフィードバック制御することを
    特徴とする請求項8に記載の音声処理方法。
  11. 【請求項11】 前記片耳装着型のイヤホンが電話機本
    体部に装着された場合は、 前記周囲音の信号レベルを固定することを特徴とする請
    求項8に記載の音声処理方法。
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