JP3310070B2 - エコーキャンセラを備えた音声通信装置 - Google Patents

エコーキャンセラを備えた音声通信装置

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JP3310070B2
JP3310070B2 JP26730493A JP26730493A JP3310070B2 JP 3310070 B2 JP3310070 B2 JP 3310070B2 JP 26730493 A JP26730493 A JP 26730493A JP 26730493 A JP26730493 A JP 26730493A JP 3310070 B2 JP3310070 B2 JP 3310070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル自動
車電話装置のように、ハンズフリー通話時に発生する音
響エコーをキャンセルするためのエコーキャンセラを備
えた音声通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車電話装置等の車載用
の無線電話装置の中には、ハンドセット通話モードとは
別にハンズフリー通話モードを備えたものがある。ハン
ズフリー通話モードとは、ハンドセットとは別に通信機
もしくはダッシュボード等に受話用のスピーカと送話用
のマイクロホンとを設け、これらのスピーカおよびマイ
クロホンをハンドセットの代わりに使用して通話を行な
えるようにしたものである。このハンズフリー通話モー
ドを使用すると、話者はハンドセットを持たずに通話を
行なうことができるので、運転中でも片手運転になるこ
となく通話を行なうことができ、運転中の安全性を高く
保つ上で著しく有用である。
【0003】しかし、このようなハンズフリー通話モー
ドを使用すると、通話中にスピーカから出力された受話
音声がマイクロホンに回り込み、これが回線を介して通
話相手側の装置に送られて音響エコーが発生することが
ある。このため、この種の電話装置には一般に上記音響
エコーを打ち消すためのエコーキャンセラが設けられて
いる。この音響エコーキャンセラは、特に音声信号をデ
ィジタル符号化して伝送する無線電話装置においては、
音声符号復号回路(スピーチコーデック)や誤り訂正符
号復号回路(チャネルコーデック)などによる信号遅延
が200msecにもなり、その音響エコーが話者にとって
非常に気になることから必要不可欠である。
【0004】図4は、ハンドセット通話機能およびハン
ズフリー通話機能を備えたディジタル自動車電話装置に
おいて、エコーキャンセラとその周辺回路の構成を示し
た回路ブロック図である。エコーキャンセラ60は、適
応形フィルタ(ADF)61、加算器62およびダブル
トーク検出器(V−DET)63を有している。
【0005】このような構成において、スピーカ68か
ら出力された受話音声の一部が音響エコーECとなって
マイクロホン69に入力され、そのエコー信号が送話増
幅器70を介してA/D変換器73でディジタル信号に
変換されたのちエコーキャンセラ60に入力されたとす
る。そうすると、このエコー信号ESは加算器62を経
て残差信号TSとなって適応形フィルタ(ADF)61
に入力される。適応形フィルタ61では、上記残差信号
TSを零にするための適応動作が行なわれ、この適応動
作により使用空間の音響特性、つまりエコー経路が推定
されて、その推定結果および受話信号RSを基に疑似エ
コー信号ESSが生成される。加算器62では、上記エ
コー信号ESから疑似エコー信号ESSを差し引くため
の演算処理が行なわれ、これにより上記エコー信号ES
は打ち消される。
【0006】また、一般に音声通信装置では、回線損失
に応じて使用者が受話音量を調節できるようにするため
に、受話信号路にボリウム60が挿入されている。この
ボリウム60は、従来より例えばD/A変換器54と受
話増幅器55との間に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
エコーキャンセラを備えた従来の音声通信装置には、次
のような解決すべき課題があった。すなわち、いま仮に
相手話者の送話音声レベルが小さいかまたは回線損失が
大きいために受話音量が小さくなり、これに応じて使用
者がボリウム60を調節して受話音量を増加させたとす
る。そうすると、受話音量の増加により使用者にとって
は確かに相手話者の音声を聞きやすくなるが、受話音量
の増加によりマイクロホン57に入力される音響エコー
のレベルも増加する。しかし、このとき上記エコーキャ
ンセラ50に入力される受話音声信号の信号レベルは小
さいままである。このため、上記受話音声信号レベルと
送話音声信号レベルとの差は小さくなり、その値によっ
てはエコーキャンセラ50のダブルトーク検出器61に
おいてダブルトーク状態として誤検出されることにな
る。そうすると、適応形フィルタ51は適応化動作を停
止し、この結果音響エコーのキャンセルが適確に行なわ
れなくなるという不具合を生じる。
【0008】
【0009】
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、ハンドセット通話時及び
ハンズフリー通話時のいずれにおいても、また各種報知
用のトーン信号の出力時においても、使用者がその通話
モードを意識することなく共通の調節操作を行うだけ
で、上記通話モードごとにそれぞれ適切な受話音量を設
定することができるエコーキャンセラを備えた音声通信
装置を提供することにある。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、報知用のトーン信号をエコーキャンセラ
から出力された受話信号に重畳するかまたはこの受話信
号に代わってスピーカ手段から拡声出力するためのトー
ン信号発生手段を備えた音声通信装置にあって、受話信
号路の前記エコーキャンセラの入力側に第1の信号レベ
ル可変手段を介挿すると共に、受話信号路の上記トーン
信号入力点と上記スピーカ手段との間に第2の信号レベ
ル可変手段を介挿し、かつ受話音量の設定情報を入力す
るための受話音量設定入力手段と、受話音量制御手段と
を備えている。そして、この受話音量制御手段により、
ハンドセット通話モードによる通話中及びトーン信号の
出力期間中には上記受話音量設定入力手段により入力さ
れた受話音量の設定情報に応じて上記第2の信号レベル
可変手段の利得を制御し、一方ハンズフリー通話モード
による通話中には上記受話音量設定入力手段により入力
された受話音量の設定情報に応じて上記第1の信号レベ
ル可変手段の利得を制御するようにしたものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】この結果本発明によれば、使用者が信号レベル
設定入力手段により受話音量の調節操作を行うと、種々
制御トーン信号の出力時には、ハンズフリー通話モード
が設定されている場合でもエコーキャンセラの出力側に
介挿されている第2の信号レベル可変手段の利得が可変
制御されることになる。このため、エコーキャンセラの
出力側において制御トーン信号を受話信号路に挿入する
装置であっても、ハンズフリー通話時における制御トー
ン信号の出力音量を適切に制御することができる。ま
た、制御トーンの出力音量を調節する場合にも、ハンド
セット通話時及びハンズフリー通話時の各受話音量を調
節する場合と同様に、通話モード及び出力信号の種類を
意識することなく共通の信号レベル設定入力手段を操作
するだけで、調節操作を簡単に行うことができる。
【0019】
【実施例】(第1の実施例)図1は、本発明の一実施例
に係わるデュアルモード無線電話装置の構成を示す回路
ブロック図である。
【0020】なお、デュアルモードとは、アナログモー
ドとディジタルモードとを併用した方式のことである。
アナログモードは、送信側の装置でアナログ音声信号お
よびデータにより搬送波を例えばFM変調して送信し、
受信側の装置で送信側の装置から送られた被変調搬送波
を受信してFM復調することによりアナログ音声信号お
よびデータを再生する方式である。一方ディジタルモー
ドは、送信側の装置で音声信号およびデータを符号化し
て、この符号化された信号により搬送波を例えばπ/4
シフトDQPSK(π/4 Shifted, differentially enc
oded quadrature phase shift keying)方式によりディ
ジタル変調して送信し、受信側の装置で上記送信側の装
置から送られた被変調搬送波を受信してディジタル復調
したのち、この復調信号を復号することにより音声信号
およびデータを再生する方式である。
【0021】先ずディジタルモードが設定された状態に
おいて、図示しない基地局からディジタル通話チャネル
を介して送られた無線周波信号は、アンテナ1で受信さ
れたのちアンテナ共用器(DUP)2を介して受信回路
(RX)3に入力される。この受信回路3では、上記無
線周波信号が周波数シンセサイザ(SYN)4から出力
された受信局部発振信号とミキシングされて中間周波信
号にダウンコンバートされる。なお、上記周波数シンセ
サイザ4から発生される受信局部発振信号の周波数は、
制御回路40から出力されるチャネル制御信号SYCに
よって指示される。上記受信中間周波信号は、A/D変
換器6でディジタル信号に変換されたのち、ディジタル
復調回路(DEM)7に入力される。ディジタル復調回
路7では、上記受信中間周波信号がディジタル復調され
てディジタルベースバンド信号に変換される。このディ
ジタル復調回路7から出力されたディジタルベースバン
ド信号には、ディジタル受話信号とディジタル制御信号
とがある。このうちディジタル制御信号DCSは、制御
回路40に取り込まれて識別される。
【0022】これに対しディジタル受話信号は、誤り訂
正符号復号回路(CH−COD)8に入力される。この
誤り訂正符号復号回路8では、上記ディジタル復調回路
7から供給されたディジタル受話信号の誤り訂正復号化
処理が行なわれ、この誤り訂正復号化されたディジタル
受話信号は音声符号復号回路(SP−COD)9に入力
される。音声符号復号回路9では、上記ディジタル受話
信号の音声復号化処理が行なわれる。この音声符号復号
回路9から出力されたディジタル受話信号RSは、切替
回路10を介して後述するエコーキャンセラ50に入力
される。そして、このエコーキャンセラ50を通過した
ディジタル受話信号は、切替回路11およびミュート回
路12をそれぞれ通過したのち、D/A変換器13でア
ナログ受話信号に変換され、ミキサ14に入力される。
【0023】このミキサ14では、上記アナログ受話信
号にトーン信号発生器(TONE)15から発生された
トーン信号が重畳される。このトーン信号の発生は、制
御回路40から出力されるトーン制御信号TOCにより
制御される。なお、このトーン信号の発生期間に、上記
ミュート回路12は制御回路40から出力されるミュー
ト制御信号MUCにより受話信号をミュートする状態に
設定される。上記ミキサ14から出力されたアナログ受
話信号またはトーン信号は、ボリウム(VOL)16に
入力される。このボリウム16では、制御回路40から
出力される利得制御信号VL2に従って、上記アナログ
受話信号またはトーン信号の信号レベルが調節される。
【0024】上記ボリウム16から出力されたアナログ
受話信号またはトーン信号は、切替回路17に入力され
る。この切替回路17は、制御回路40から出力される
切替制御信号SW3により、ハンズフリー通話時にはス
ピーカ19側に、またハンドセット通話時にはハンドセ
ット23側にそれぞれ切替わる。したがって、上記アナ
ログ受話信号またはトーン信号は、ハンズフリー通話時
には受話増幅器18で増幅されたのちスピーカ19に供
給され、このスピーカ19から拡声出力される。これに
対しハンドセット通話時には、上記アナログ受話信号ま
たはトーン信号はハンドセット23に供給され、このハ
ンドセット23の受話器から出力される。
【0025】一方、話者の送話信号は、ハンドセット通
話時にはハンドセット23の送話器に入力されたのち切
替回路22を介してA/D変換器24に入力され、ハン
ズフリー通話時にはマイクロホン20に入力されて送話
増幅器21で増幅されたのち切替回路22を介してA/
D変換器24に入力される。このA/D変換器24で
は、上記送話信号がディジタル送話信号に変換される。
このディジタル送話信号は、ミュート回路25および切
替回路29をそれぞれ介してエコーキャンセラ50に入
力される。エコーキャンセラ50では、上記ディジタル
送話信号に含まれる音響エコーを打ち消すための処理が
行なわれる。
【0026】このエコーキャンセラ50から出力された
ディジタル送話信号は、切替回路26を介して音声符号
復号回路9に入力される。この音声符号復号回路9で
は、上記ディジタル送話信号の音声符号化処理が行なわ
れる。この音声符号復号回路9から出力されたディジタ
ル送話信号は、制御回路40から出力されるディジタル
制御信号と共に誤り訂正符号復号回路8に入力される。
この誤り訂正符号復号回路8では、上記ディジタル送話
信号およびディジタル制御信号の誤り訂正符号化処理が
行なわれる。この符号化後のディジタル送話信号はディ
ジタル変調回路(MOD)27に入力される。
【0027】ディジタル変調回路27では、上記ディジ
タル送話信号に応じてπ/4シフトDQPSK変調され
た変調信号が生成され、この変調信号はD/A変換器2
8でアナログ信号に変換されたのち送信回路(TX)5
に入力される。送信回路5では、上記変調信号が周波数
シンセサイザ4から出力された、ディジタル通話チャネ
ルの無線周波数に対応した送信局部発振信号と合成され
て無線送信信号にアップコンバートされ、さらに高周波
増幅される。そして、この送信回路5から出力された無
線送信信号はアンテナ共用器2を介してアンテナ1に供
給され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向けて
送信される。
【0028】次に、アナログモードが設定された状態に
おいて、図示しない基地局からアナログ通話チャネルを
介して送られた無線周波信号は、アンテナ1で受信され
たのちアンテナ共用器2を介して受信回路3に入力さ
れ、この受信回路3で中間周波信号にダウンコンバート
される。この受信回路3から出力された受信中間周波信
号は、アナログ音声回路(ANALOG AUDIO)
30に入力される。このアナログ音声回路30では、上
記受信中間周波信号がFM復調されたのち音声増幅され
る。このアナログ音声回路30から出力されたベースバ
ンドのアナログ通話信号は、A/D変換器31で一旦デ
ィジタル信号に変換されたのち、切替回路10を介して
エコーキャンセラ50に入力される。
【0029】このエコーキャンセラ50を通過したディ
ジタル受話信号は、切替回路11およびミュート回路1
2をそれぞれ通過したのち、D/A変換器11でアナロ
グ受話信号に戻され、しかるのちミキサ14でトーン信
号が挿入されたのちボリウム16を介して切替回路17
に入力される。この切替回路17は、先に述べたディジ
タルモードの場合と同様に、制御回路40から出力され
る切替制御信号SW3により、ハンズフリー通話時には
スピーカ19側に、またハンドセット通話時にはハンド
セット23側にそれぞれ切替わる。したがって、上記ア
ナログ受話信号またはトーン信号は、ハンズフリー通話
時には受話増幅器18で増幅されたのちスピーカ19に
供給されて、このスピーカ19から拡声出力される。こ
れに対しハンドセット通話時には、上記アナログ受話信
号またはトーン信号はハンドセット23に供給され、こ
のハンドセット23の受話器から出力される。
【0030】一方、話者の送話信号は、前述したディジ
タルモードの場合と同様に、マイクロホン20またはハ
ンドセット23の送話器から入力されたのち、切替回路
22、A/D変換器24、ミュート回路25および切替
回路29をそれぞれ通過したのちエコーキャンセラ50
に入力される。このエコーキャンセラ50では、上記デ
ィジタル送話信号に含まれる音響エコーを打ち消すため
の処理が行なわれる。このエコーキャンセラ50から出
力されたディジタル送話信号は、切替回路26に入力さ
れる。
【0031】この切替回路26は、アナログモード設定
時には制御回路40から出力された切替制御信号SW1
によりD/A変換器32側に切替わっている。このた
め、上記ディジタル送話信号はD/A変換器32に入力
され、ここでアナログ信号に戻されたのちアナログ音声
回路30に入力される。アナログ音声回路30では、上
記アナログ送話信号に応じてFM変調された変調信号が
生成され、この変調信号は送信回路5に入力される。送
信回路5では、上記変調信号が周波数シンセサイザ4か
ら発生された、アナログ通話チャネルの無線周波数に応
じた送信局部発振信号とミキシングされて無線周波信号
にアップコンバートされ、さらに高周波増幅される。そ
して、この送信回路5から出力された無線周波信号はア
ンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給され、このア
ンテナ1から図示しない基地局へ向け送信される。
【0032】なお、42は電源回路であり、この電源回
路42ではバッテリ41の出力電圧を基に所定の動作電
圧Vccが生成される。また、43は操作パネル部であ
り、この操作パネル部43にはダイヤル・機能キー群4
3a、モード指定キー43bおよび音量調節キー43c
が設けられている。このうちモード指定キー43bは、
通信モードをディジタルモードに設定するかまたはアナ
ログモードに設定するかを指定するキーと、通話モード
をハンドセット通話モードに設定するかまたはハンズフ
リー通話モードに設定するかを指定するキーとから構成
される。一方、音量調節キー43cは、図2に示すごと
く受話音量を増加させるためのキー44と、受話音量を
減少させるためのキー45とからなる。
【0033】ところで、上記エコーキャンセラ50は次
のように構成される。図2はその構成を周辺回路ととも
に示した回路ブロック図である。このエコーキャンセラ
50は、例えばDSP(Digital signal proccesor)に
より構成され、適応形フィルタ(ADF)51と、加算
器52と、ダブルトーク検出器(V−DET)53とを
備えている。
【0034】エコー信号ESがエコーキャンセラ50に
入力されると、適応形フィルタ51では加算器52を通
過した上記エコー信号ES、つまり残差信号を零にする
ための適応化動作が行なわれる。そして、この適応動作
により使用空間の音響特性、つまりエコー経路が推定さ
れて、その推定結果および受話信号RSSを基に疑似エ
コー信号ESSが生成される。加算器52では、上記エ
コー信号ESから疑似エコー信号ESSを差し引くため
の演算処理が行なわれ、これにより上記エコー信号ES
は打ち消される。ダブルトーク検出器53は、受話信号
レベルと送話信号レベルとを比較し、通話状態が受話状
態であるかまたは送話状態であるかを判定する。そし
て、受話状態の期間に上記適応形フィルタ51に適応化
動作を行なわせ、その他の期間では上記適応形フィルタ
51における適応化動作を停止させる。
【0035】また、エコーキャンセラ50内には、送話
信号路における加算器52の出力側位置に非線形回路
(NLP)54が配置され、また受話信号路におけるダ
ブルトーク検出器53の入力側位置にボリウム(VO
L)55が配置されている。非線形回路54は、加算器
52を通過した一定レベル以下の残差信号を零にするも
のである。一方ボリウム55は、制御回路40から出力
される利得制御信号VL1に応じて、ディジタル受話信
号RSの信号レベルを可変するものである。
【0036】制御回路40は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として有したもので、無線チャネルの接
続制御や、通信モードおよび通話モードの制御などの無
線通信に係わる種々の制御機能に加えて、受話音量制御
手段40aを備えている。
【0037】この受話音量制御手段40aは、通話モー
ドがハンドセット通話モードであるかまたはハンズフリ
ー通話モードであるかによって、またトーン信号の出力
期間であるか否かによって、ボリウム55,16に対し
選択的に音量調節キー43cの操作に応じた利得を設定
する。
【0038】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ずハンドセット通話モードが設定された
状態では、制御回路40の制御によって、切替回路1
7,22はハンドセット23側にそれぞれ切り替えられ
ている。また、ハンドセット通話では音響エコーが発生
しないため、切替回路11,29はエコーキャンセラ5
0を迂回する側にそれぞれ切り替えられている。なお、
このときエコーキャンセラ50は、制御回路40により
パワーダウンモードに設定される。
【0039】この状態で、いま仮に話者が受話音量を増
加させるために音量調節キー43cの増加キー44を操
作したとする。そうすると、制御回路40はボリウム1
6に対し利得制御信号VL2を出力し、これにより上記
増加キー44の操作量に応じた利得をボリウム16に設
定する。このため、以後D/A変換器13から出力され
たアナログ受話信号は、ボリウム16で上記利得に応じ
て信号レベルが可変されたのちハンドセット23の受話
器から出力される。したがって、例えば相手話者の送話
音量が小さかったりまた回線損失が大きいために、受話
音声を聞き取り難い場合でも、受話音声を明瞭に聞き取
ることが可能となる。
【0040】また、この状態でトーン発生器15からト
ーン信号からなる各種報知音が発生されると、この報知
音は上記ボリウム16において上記受話信号と同様のレ
ベル制御を受けたのちハンドセット23から出力され
る。したがって、報知音についても話者は十分な音量で
明瞭に聞き取ることができる。なお、上記報知音の出力
期間において、ミュート回路12は制御回路40の制御
によりミュート状態に設定される。このため、上記報知
音は受話音声に混在せずに単独で出力される。
【0041】一方、ハンズフリー通話モードによる通話
中においては、制御回路40から出力される切替制御信
号SW3によって、切替回路17,22はそれぞれハン
ズフリー通話用のスピーカ19およびマイクロホン20
に切り替えられている。また、ハンズフリー通話ではエ
コーキャンセラ50が必要なため、制御回路40から出
力される切替制御信号SW2により切替回路11,29
はエコーキャンセラ50側にそれぞれ切り替えられてい
る。
【0042】さてこの状態で、いま仮に話者が受話音量
を増加させるために音量調節キー43cの増加キー44
を操作したとする。そうすると、制御回路40はエコー
キャンセラ50に対し利得制御信号VL1を出力し、こ
れによりエコーキャンセラ50内のボリウム55の利得
を上記増加キー44の操作量に応じた値に設定する。ま
た、それとともに制御回路40はボリウム16に対し利
得制御信号VL2を出力し、これによりボリウム16の
利得を予め定められた固定値に設定する。
【0043】したがって、音声符号復号回路9から出力
されたディジタル受話信号RSは、エコーキャンセラ5
0において先ずボリウム55により信号レベルが増加さ
れる。そして、このレベルが増加されたディジタル受話
信号は、D/A変換器13でアナログ信号に変換された
のちボリウム16で標準的なレベル制御を受けたのちス
ピーカ19から拡声出力される。このため、受話音声を
明瞭に聞き取ることが可能となる。
【0044】また、このときエコーキャンセラ50のダ
ブルトーク検出器53には、上記ボリウム55により信
号レベルが増加されたディジタル受話信号が入力され
る。このため、上記ボリウム55における音量調節によ
って受話音量が増加し、これに伴いレベルが増加し音響
エコーを含む送話信号が上記ダブルトーク検出器53に
入力されたとしても、ダブルトーク検出器55における
受話信号レベルと送話信号レベルとの差はほとんど変化
しない。このため、ダブルトーク検出器55における検
出状態が、受話状態からダブルトーク状態に誤って変化
する心配はない。したがって、エコーキャンセラ50の
適応形フィルタ51は適応化動作を引き続き実行する。
このため、エコーキャンセラ50では、音響エコーのキ
ャンセル動作が適確に行なわれる。
【0045】また、このハンズフリー通話状態で、トー
ン信号からなる各種報知音を出力させる場合には、制御
回路40はトーン信号の出力期間にのみボリウム16の
利得を固定値から音量調節キー43cの操作量に応じた
大きな値に可変設定する。このため、トーン発生器15
から発生された報知音は、上記ボリウム16において信
号レベルが増加されたのち、スピーカ19から拡声出力
される。
【0046】このように本実施例では、受話信号路中の
エコーキャンセラ50内の入力側と、トーン信号入力用
のミキサ14の出力部に、それぞれボリウム55,16
を介挿している。そして、制御回路40の受話音量制御
手段40aにより、ハンドセット通話中および上記トー
ン信号の出力期間中には、音量調節キー43cの操作量
に応じて上記ボリウム16の利得を可変制御し、これに
対しハンズフリー通話中には上記音量調節キー43cの
操作量に応じて上記ボリウム55の利得を可変制御する
ようにしている。
【0047】したがって本実施例によれば、ハンズフリ
ー通話状態において、話者が音量調節キー43cにより
受話音量を増加させるための操作を行なうと、この操作
に応じてエコーキャンセラ50内に設けられたボリウム
55の利得が可変制御されることになる。このため、受
話信号レベルはエコーキャンセラ50の入力端において
増加されることになり、これによりエコーキャンセラ5
0内のダブルトーク検出器53に入力される受話信号レ
ベルと音響エコーを含んだ送話信号レベルとの信号レベ
ル差は適切な範囲に保持されることになる。したがっ
て、ダブルトーク検出器53において、受話状態である
にも拘らずダブルトーク状態として誤検出される不具合
は防止される。このため、エコーキャンセラ50では、
受話音量の調節操作の影響を受けることなく、音響エコ
ーのキャンセル動作が適切に行なわれることになり、こ
れにより受話音量が適当でしかも音響エコーが打ち消さ
れた常に高品質の音声通信が可能となる。
【0048】また本実施例では、受話音量の調節操作を
行なうと、ハンズフリー通話時にはエコーキャンセラ5
0内のボリウム55の利得が可変制御され、一方ハンド
セット通話時にはトーン信号入力用のミキサ14の出力
側に設けられたボリウム16の利得が可変制御される。
このため、話者はハンズフリー通話時とハンドセット通
話時とで、その通話モードを意識することなく共通の信
号レベル設定入力手段により調節操作を行なうだけで、
上記各通話モードごとにそれぞれ最適な受話音量を設定
することができる。したがって、例えばハンドセット通
話用のボリウムとハンズフリー通話用のボリウムとを使
用者が使い分けるような装置に比べて、音量調節操作を
簡単かつ適確に行なうことができる。
【0049】さらに本実施例では、トーン信号の出力時
には、ハンズフリー通話モードが設定されている状態で
も、エコーキャンセラ50内のボリウム55ではなく出
力側のボリウム16の利得が可変制御される。このた
め、ハンズフリー通話時においても、トーン信号の出力
音量を適切に制御することができる。また、トーン信号
の出力音量を調節する場合にも、ハンドセット通話時お
よびハンズフリー通話時の各受話音量を調節する場合と
同様に、音量調節キー43cを操作するだけで簡単に行
なうことができる。
【0050】さらに本実施例では、ボリウム55をエコ
ーキャンセラ50内に設け、かつこのエコーキャンセラ
50を構成しているDSPの信号処理の一部として上記
ボリウム55の機能を実現するようにしている。このた
め、新たにボリウムを設ける必要がなく、これにより部
品点数が少なくかつ回路構成が簡単小形で安価な装置を
構成できる利点がある。この効果は、小形軽量化が最重
要課題となっている移動無線機にあっては極めて有効で
ある。
【0051】(第2の実施例)本実施例は、エコーキャ
ンセラの入力側に配置されるボリウムをエコーキャンセ
ラ内ではなく、エコーキャンセラとは別にその前段に配
置するようにしたものである。
【0052】図3はその構成を示す回路ブロック図であ
る。同図において、受話信号路のエコーキャンセラ50
の前段となる位置には、D/A変換器33、ボリウム3
4およびA/D変換器35が直列に介挿されている。こ
のような構成であるから、図示しない音声符号復号回路
9から出力されたディジタル受話信号は、D/A変換器
33で一旦アナログ信号に変換されたのちボリウム34
で信号レベルの可変を受ける。そして、この信号レベル
が可変されたアナログ受話信号は、A/D変換器35で
ディジタル受話信号に戻されたのちエコーキャンセラ5
0′に入力される。したがって本実施例であれば、ボリ
ウム34をボリウム16とともに汎用のアナログ回路に
より構成することができる。
【0053】また本実施例では、エコーキャンセラ5
0′内に振幅制限器(LIM)57が設けられている。
この振幅制限器57では、エコーキャンセラ50′に入
力されたディジタル受話信号の振幅レベルを所定レベル
以下となるように制限するための信号処理が行なわれ
る。このため、ボリウム34によって受話信号レベルが
必要以上に増加された場合には、上記振幅制限器57に
よりその振幅は所定レベル以下に制限される。したがっ
て、受話信号RSの振幅レベルが大きくなったとして
も、受話増幅器18およびスピーカ19にはそのダイナ
ミックレンジを越えないように振幅制限された受話信号
を入力することができる。このため、歪みのない音質の
優れた受話音声をスピーカ19から拡声出力することが
可能となる。したがって、エコーキャンセラ50′を常
に有効に動作させることが可能となり、これにより音響
エコー成分を十分に打ち消して高品質の通話を可能とす
ることができる。
【0054】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、音声符号復号回路がDSPによ
り構成されている場合には、エコーキャンセラの入力側
に配設するボリウムを、この音声符号復号回路のDSP
の信号処理により実現するようにしてもよい。
【0055】その他、第1および第2の信号レベル可変
手段の構成や、エコーキャンセラの構成、受話音量制御
手段の制御手順および制御内容、音声通信装置の種類
(ディジタル携帯電話機やディジタルコードレス電話
機、ディジタル有線電話機など)やその構成等について
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
できる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、受話
信号路の前記エコーキャンセラの入力側に第1の信号レ
ベル可変手段を介挿すると共に、受話信号路の上記トー
ン信号入力点と上記スピーカ手段との間に第2の信号レ
ベル可変手段を介挿し、かつ受話音量の設定情報を入力
するための受話音量設定入力手段と、受話音量制御手段
とを備えている。そして、この受話音量制御手段によ
り、ハンドセット通話モードによる通話中及びトーン信
号の出力期間中には上記受話音量設定入力手段により入
力された受話音量の設定情報に応じて上記第2の信号レ
ベル可変手段の利得を制御し、一方ハンズフリー通話モ
ードによる通話中には上記受話音量設定入力手段により
入力された受話音量の設定情報に応じて上記第1の信号
レベル可変手段の利得を制御するようにしている。
【0061】したがってこの発明によれば、ハンドセッ
ト通話時及びハンズフリー通話時のいずれにおいても、
また各種報知用のトーン信号の出力時においても、使用
者がその通話モードを意識することなく共通の調節操作
を行うだけで、上記通話モードごとにそれぞれ適切な受
話音量を設定することができるエコーキャンセラを備え
た音声通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるデュアルモード
無線電話装置の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の要部構成を示す回路ブロッ
ク図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わるデュアルモード
無線電話装置の要部構成を示す回路ブロック図。
【図4】ディジタル自動車電話装置において従来より使
用されているエコーキャンセラの構成の一例をその周辺
回路とともに示した回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器 3…受信回路 4…周波数シンセサイザ 5…送信回路 6,24,31,35…A/D変換器 7…ディジタル復調回路 8…誤り訂正符号復号回路 9…音声符号復号回路 10,11,17,22,26,29…切替回路 12,25…ミュート回路 13,28,32,33…D/A変換器 14…ミキサ 15…トーン信号発生器 16,34,55…ボリウム 18…受話増幅器 19…ハンズフリー通話用のスピーカ 20…ハンズフリー通話用のマイクロホン 21…送話増幅器 23…ハンドセット 27…ディジタル変調回路 30…アナログ音声回路 40…制御回路 40a…受話音量制御手段 41…バッテリ 42…電源回路 43…操作パネル部 43a…ダイヤルキー群 43b…モード指定キー 43c…音量調節キー 44…増加キー 45…減少キー 50,50′…エコーキャンセラ 51…適応形フィルタ 52…加算器 53…ダブルトーク検出器 54…非線形回路 57…振幅制限器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/60 H04Q 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドセットを使用したハンドセット通
    話モードと、前記ハンドセットとは別に設けたスピーカ
    手段及びマイクロホン手段を使用したハンズフリー通話
    モードとを選択的に使用して通話を行う機能を備えると
    ともに、前記スピーカ手段から拡声出力された受話音が
    前記マイクロホン手段に入力されることにより発生する
    音響エコーをキャンセルするためのエコーキャンセラを
    備えた音声通信装置において、 報知用のトーン信号を前記エコーキャンセラから出力さ
    れた受話信号に重畳するかまたはこの受話信号に代わっ
    て前記スピーカ手段から拡声出力するためのトーン信号
    発生手段と、 受話信号路の前記エコーキャンセラの入力側に介挿され
    た第1の信号レベル可変手段と、 受話信号路の前記トーン信号入力点と前記スピーカ手段
    との間に介挿された第2の信号レベル可変手段と、 受話音量の設定情報を入力するための受話音量設定入力
    手段と、 前記ハンドセット通話モードによる通話中及び前記トー
    ン信号の出力期間中には前記受話音量設定入力手段によ
    り入力された受話音量の設定情報に応じて前記第2の信
    号レベル可変手段の利得を制御し、一方前記ハンズフリ
    ー通話モードによる通話中には前記受話音量設定入力手
    段により入力された受話音量の設定情報に応じて前記第
    1の信号レベル可変手段の利得を制御するための受話音
    量制御手段とを具備したことを特徴とするエコーキャン
    セラを備えた音声通信装置。
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