JP2002314675A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP2002314675A
JP2002314675A JP2001116640A JP2001116640A JP2002314675A JP 2002314675 A JP2002314675 A JP 2002314675A JP 2001116640 A JP2001116640 A JP 2001116640A JP 2001116640 A JP2001116640 A JP 2001116640A JP 2002314675 A JP2002314675 A JP 2002314675A
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signal
sidetone
telephone
adjusting
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JP2001116640A
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Masumi Kumakura
眞澄 熊倉
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ操作によってハンドセットの側音音量
を調整することができないため、エコーによる通話品質
が劣化してしまう。 【解決手段】 電話回線20からの受話音声信号を伝送
する受話側通路22と、電話回線への送話音声信号を伝
送する送話側通路23とを備えた多機能電話機1であっ
て、送話側通路に伝送中の送話音声信号を側音信号とし
て抽出し、この抽出した側音信号の音量を調整する側音
調整回路29と、この調整した側音信号を、受話側通路
に伝送中の受話音声信号に加算し、この側音信号を加算
した受話音声信号を受話側通路に伝送する第1加算器3
1と、側音信号の音量を調整する音量調整キー15と、
この音量調整キー15のキー操作に応じて、側音信号の
音量を調整すべく、前記側音調整回路を制御するマイコ
ン25とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機の側音や着
信音等の音声信号の音量を調整する音量調整機能を備え
た電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような電話機の音量調整機能
としては、ハンドセットの受話音量、スピーカのモニタ
音量及び着信音量を調整する機能がある。
【0003】このような音量調整機能としては、これら
受話音量、モニタ音量及び着信音量毎に音量調整キーを
設け、各音量調整キーを調整することで、受話音量、モ
ニタ音量及び着信音量を調整することができる。
【0004】また、近年、電話機と通信接続する電話回
線においては、音声信号を高い圧縮率で圧縮し多重化し
ているため、電話機のユーザは、その通信コストを下げ
ることができるようになっている。
【0005】しかしながら、このような電話回線におい
ては、その圧縮に要する処理時間が大きいために音声信
号の伝送遅延が発生し、しばしば通話品質上の問題が生
じている。
【0006】例えば、このような電話回線に接続した相
手側電話機が音声圧縮機能を有し、相手側電話機及びユ
ーザ電話機間で通信接続している場合、ユーザ側電話機
からの送話音声信号を相手側電話機に伝送すると、相手
側電話機で伝送遅延が生じる。
【0007】このような伝送遅延が生じると、相手側電
話機からユーザ側電話機への送話音声信号に、伝送遅延
したユーザ側電話機からの送話音声信号が回り込み、そ
のユーザ側電話機にエコーが発生することになる。つま
り、ユーザ側電話機のユーザからしてみれば、相手側電
話機からの送話音声信号にエコーが含まれているため、
その通話内容が非常に聞こえづらい。
【0008】そこで、このような音声圧縮機能を備えた
電話機においては、通話相手からの送話音声信号を受信
すると、この受信した送話音声信号が再び通話相手に戻
らないように、そのエコーをキャンセルするエコーキャ
ンセラを備えるようにしている。
【0009】このようなエコーキャンセラを備えた電話
機によれば、そのエコーを全部キャンセルするまでには
至らなくても、そのエコーを、比較的、小さな音量に抑
制することができるため、このエコーを受信した通話相
手側の電話機においては、その電話機のハンドセットの
送話器に入力した送話音声を側音として受話器から聞か
せる側音回路を使用することで、そのエコーをマスキン
グすることができ、ほとんど通話に影響を及ぼすことは
ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電話機によれば、その側音回路のハンドセットの側
音音量はユーザ操作で簡単に調整することはできないた
め、その側音回路でマスキングできない程度の音量のエ
コーを受信した場合には、そのエコーによって通話品質
が劣化してしまう。
【0011】また、上記従来の電話機によれば、技術者
による複雑な作業を経て、その側音回路のハンドセット
の側音音量を調整することは可能であるが、そのマスキ
ング対象とするエコーの音量は通話相手先の電話機等に
よっても全く異なるため、通話する度に、その側音音量
を調整する必要があり、その作業負担は非常に大きい。
【0012】そこで、本発明は上記点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、ユーザ操作で側
音音量を簡単に調整することができ、ひいては、そのエ
コーによる通話品質の劣化を防止することができる電話
機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電話機は、電話回線からの受話音声信号を伝
送する受話側通路と、前記電話回線への送話音声信号を
伝送する送話側通路とを備えた電話機であって、前記送
話側通路に伝送中の送話音声信号を側音信号として抽出
する抽出手段と、この抽出手段にて抽出した側音信号の
音量を調整する側音調整手段と、この側音調整手段にて
調整した側音信号を、前記受話側通路に伝送中の受話音
声信号に加算し、この側音信号を加算した受話音声信号
を受話側通路に伝送する加算手段と、前記側音信号の音
量を調整するための側音調整コマンドを入力する側音調
整コマンド入力手段と、前記側音調整コマンドを検出す
ると、この側音調整コマンドに基づいて、前記側音信号
の音量を調整すべく、前記側音調整手段を制御する制御
手段とを有するようにした。
【0014】従って、本発明の電話機によれば、側音調
整コマンドを検出すると、この側音調整コマンドに基づ
いて、側音信号の音量を調整する側音調整手段を設け、
調整した側音信号を前記受話側通路に伝送中の受話音声
信号に加算し、この側音信号を加算した受話音声信号を
受話側通路に伝送するようにしたので、ユーザ操作で側
音信号の音量を簡単に調整することができ、ひいては、
その側音信号の音量を調整してエコーをマスキングする
ことで、エコーによる通話品質の劣化を確実に防止する
ことができる。
【0015】また、本発明の電話機は、前記側音信号以
外の音声信号の音量を調整する音量調整手段と、前記側
音信号以外の音声信号の音量を調整するための音量調整
コマンドを入力する音量調整コマンド入力手段とを有
し、前記制御手段は、前記音量調整コマンドを検出する
と、この音量調整コマンドに基づいて、前記音声信号の
音量を調整すべく、前記音量調整手段を制御するための
通常モードに設定すると共に、前記側音調整コマンドを
検出すると、この側音調整コマンドに基づいて、前記側音
信号の音量を調整すべく、前記側音調整手段を制御する
ための側音モードに設定するようにした。
【0016】従って、本発明の電話機によれば、音量調整
コマンドを検出すると、この音量調整コマンドに基づい
て、前記側音信号以外の音声信号の音量を調整する通常
モードに設定すると共に、側音調整コマンドを検出する
と、この側音調整コマンドに基づいて、前記側音信号の音
量を調整する側音モードに設定するようにしたので、簡
単な操作で通常モード又は側音モードに切換設定するこ
とができる。
【0017】また、本発明の電話機は、前記側音モード
の設定を通知する特殊音を発生する特殊音発生手段を有
し、前記制御手段は、前記側音モードに設定すると、前
記特殊音発生手段からの特殊音を音声出力手段に音声出
力させるようにした。
【0018】従って、本発明の電話機によれば、側音モ
ードを設定すると、この側音モードの設定を通知する特
殊音を音声出力するようにしたので、ユーザ側では、そ
の特殊音を受聴することで、側音モードに設定したこと
を認識することができる。
【0019】また、本発明の電話機は、前記音量調整コ
マンド入力手段が、前記側音調整コマンド入力手段を兼
ね、その通常操作を検出すると、前記音量調整コマンド
を入力すると共に、その特殊操作を検出すると、前記側
音調整コマンドを入力するようにした。
【0020】従って、本発明の電話機によれば、音量調
整コマンド入力手段の通常操作を検出すると、音量調整
コマンドを入力すると共に、音量調整コマンド入力手段
の特殊操作を検出すると、側音調整コマンドを入力する
ようにしたので、単一の音量調整コマンド入力手段の操
作で二通りのコマンドを入力することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の電
話機における実施の形態を示す多機能電話機について説
明する。図1は本実施の形態に示す多機能電話機の操作
盤を示す説明図、図2は本実施の形態に示す多機能電話
機内部の概略構成を示すブロック図である。
【0022】図1に示す多機能電話機1の操作盤1A
は、送受話器であるハンドセット11と、着信音等を音
声出力するスピーカ12と、スピーカモニタ機能を起動
するスピーカモニタキー13と、このスピーカモニタ機
能が動作中の場合に点灯表示するスピーカランプ14
と、ハンドセット11の受話音量又は側音音量、スピー
カモニタ機能によるモニタ音量、又は着信音量を調整す
る音量調整キー15とを有している。
【0023】この音量調整キー15は、受話音量、モニ
タ音量、側音音量又は着信音量を増幅方向に段階的に上
げる音量アップキー15Aと、受話音量、モニタ音量、
側音音量又は着信音量を減衰方向に段階的に下げる音量
ダウンキー15Bとを有している。
【0024】この多機能電話機1は、受話音量、モニタ
音量や着信音量等を調整する通常モードと、側音音量を
調整する側音モードとを有し、音量アップキー15A及
び音量ダウンキー15Bの同時押し操作(特殊操作)で
側音モードに設定し、この側音モード中に音量アップキ
ー15Aや音量ダウンキー15Bの通常操作で側音音量
を増幅方向若しくは減衰方向に段階的に遷移させるもの
である。
【0025】図2に示す多機能電話機1は、受話音量、
着信音量、モニタ音量や側音音量の調整をデジタル処理
で実行するデジタル処理方式であり、電話回線20と接
続する伝送回路21と、伝送回路21及びハンドセット
11間で送話音声信号を伝送する送話側通路22と、伝
送回路21及びハンドセット11間で受話音声信号を伝
送する受話側通路23と、ハンドセット11から送話側
通路22に伝送する送話音声信号をデジタル変換すると
共に、受話側通路23からハンドセット11に伝送する
受話音声信号をアナログ変換する第1コーデック24
と、この多機能電話機1全体を制御するマイコン25と
を有している。
【0026】さらに、多機能電話機1は、送話側通路2
2をON/OFFし、ハンドセット通話中の場合にはO
Nする第1スイッチ26と、受話側通路23をON/O
FFし、ハンドセット通話中の場合にはONする第2ス
イッチ27と、ハンドセット11からの送話音声信号を
増幅し、この増幅した送話音声信号を、第1コーデック
24を通じて送話側通路22に伝送する第1増幅器28
と、送話側通路22を伝送中の送話音声信号を抽出し、
この抽出した送話音声信号を側音信号とし、この側音信
号の側音音量を調整する側音調整回路29と、第2スイ
ッチ27からの受話音声信号の受話音量を調整する受話
音調整回路30と、この受話音調整回路30で調整した
受話音声信号に、側音調整回路29で調整した側音信号
を加算し、第1コーデック24を通じてハンドセット1
1に伝送する第1加算器31と、伝送回路21からの着
信に応じて、着信音信号を発生する着信音発生器32
と、着信音発生器32からの着信音信号の着信音量を調
整する着信音調整回路33と、伝送回路21及びスピー
カ12間のモニタ側通路35をON/OFFし、スピー
カモニタ機能中の場合にONするモニタスイッチ36
と、モニタスイッチ36を通じて電話回線20からの受
話音声信号をモニタ音声信号として、そのモニタ音量を
調整するモニタ音調整回路37と、キー操作に応じてキ
ータッチ音信号を生成するキータッチ音発生器38と、
着信音調整回路33にて調整された着信音信号や、モニ
タ音調整回路37にて調整されたモニタ音声信号や、キ
ータッチ音発生器38で発生したキータッチ音信号等を
加算する第2加算器39と、この第2加算器39を通じ
てモニタ音声信号、着信音信号やキータッチ音信号をア
ナログ変換する第2コーデック40と、アナログ変換し
たモニタ音声信号、着信音信号やキータッチ音信号を増
幅し、スピーカ12を通じてスピーカ出力する第2増幅
器41と、ハンドセット11のON HOOK及びOF
F HOOKを検出するHOOKスイッチ42とを有し
ている。
【0027】尚、この多機能電話機1の伝送回路21
は、図示せぬPBXに接続し、各多機能電話機1をグル
ープ分けし、このグループ内に着信が発生すると、その
着信対象のグループ内の全多機能電話機1は着信音をス
ピーカ出力するため、例えば着信対象のグループ内で通
話中の多機能電話機1があったとしても、同様に着信音
をスピーカ出力するようにしている。
【0028】また、第2加算器39は、待機中に着信が
発生した場合、着信音発生器32からの着信音信号のみ
を出力し、ハンドセット通話中に側音モードを設定した
場合、キータッチ音発生器38で発生した2回分のキー
タッチ音信号を特殊音として出力するものである。
【0029】尚、請求項記載の抽出手段及び側音調整手
段は側音調整回路29、加算手段は第1加算器31、側
音調整コマンド入力手段及び音量調整コマンド入力手段
は音量調整キー15、制御手段はマイコン25、音量調
整手段は受話音調整回路30、着信音調整回路33及び
モニタ音調整回路37、特殊音発生手段はキータッチ音
発生器38、音声出力手段はスピーカ12に相当するも
のである。
【0030】次に多機能電話機1の動作状態について説
明する。尚、この多機能電話機1の動作状態としては、次
に説明するような6つの状態があげられる。図3は本実
施の形態に示す多機能電話機1の動作状態を示す遷移
図、図4は本実施の形態に示す多機能電話機1の動作状
態と、その動作内容とを示す説明図である。
【0031】多機能電話機1が待機状態の場合(ステッ
プS100)、スピーカランプ14及びスピーカ12が
OFF状態であり、マイコン25は、図4に示すように
第1スイッチ26、第2スイッチ27、モニタスイッチ
36及び着信音発生器32をOFF状態としている。
尚、ステップS100中に音量調整キー15の通常操作
を検出すると、マイコン25は、図4に示すように第1
スイッチ26、第2スイッチ27及びモニタスイッチ3
6をOFF状態とし、着信音発生器32をON状態とし
ている。
【0032】このような待機状態の多機能電話機1に着
信が発生した場合(ステップS101)、スピーカランプ
14はOFF状態、スピーカ12はON状態となり、マ
イコン25は、図4に示すように第1スイッチ26、第
2スイッチ27及びモニタスイッチ36をOFF状態と
し、着信音発生器32をON状態とすることで、スピー
カ12から着信音を出力することになる。尚、この多機
能電話機1への着信がなくなると、多機能電話機1はス
テップS100の待機状態に移行することになる。
【0033】ステップS100の待機状態又はステップ
S101の着信状態で、多機能電話機1がOFF HO
OK操作を検出すると、多機能電話機1は、その着信に
応答することでハンドセット通話中(ステップS102)
に移行することになる。
【0034】このように多機能電話機1がハンドセット
通話中の場合、スピーカランプ14及びスピーカ12は
OFF状態となり、マイコン25は、図4に示すように
第1スイッチ26及び第2スイッチ27をON状態と
し、モニタスイッチ36及び着信音発生器32をOFF
状態とする。尚、このハンドセット通話中の多機能電話
機1は、ON HOOK操作を検出すると、ステップS
100の待機状態に移行することになる。
【0035】また、ステップS102のハンドセット通
話中の多機能電話機1は、スピーカモニタキー13のキ
ー操作を検出すると、ハンドセット通話中(ステップS
104)に移行し、スピーカランプ14はON状態、ス
ピーカ12はOFF状態となるものの、マイコン25
は、図4に示すように第1スイッチ26及び第2スイッ
チ27をON状態とし、モニタスイッチ36及び着信音
発生器32をOFF状態としている。
【0036】また、ステップS104のハンドセット通
話中の多機能電話機1は、ON HOOK操作を検出す
ると、スピーカモニタ機能(ステップS105)に移行す
ることになる。このスピーカモニタ機能中にスピーカラ
ンプ14及びスピーカ12がON状態となり、マイコン
25は、図4に示すように第1スイッチ26、第2スイ
ッチ27及び着信音発生器32をOFF状態とし、モニ
タスイッチ36をON状態とすることで、スピーカ12
からはモニタ音声を出力することになる。
【0037】このステップS105のスピーカモニタ機
能中の多機能電話機1は、OFFHOOK操作を検出す
ると、ステップS102のハンドセット通話中に移行す
ることになる。
【0038】また、ステップS105のスピーカモニタ
機能中の多機能電話機1は、スピーカモニタキー13の
キー操作を検出すると、ステップS100の待機状態に
移行することになる。
【0039】また、多機能電話機1がステップS100
の待機状態又はステップS101の着信状態で、スピー
カモニタキー13のキー操作を検出すると、ステップS
105のスピーカモニタ機能に移行することになる。
【0040】また、ステップS102のハンドセット通
話中の状態で、多機能電話機1が音量調整キー15の特
殊操作、例えば音量アップキー15A及び音量ダウンキ
ー15Bの同時押し操作を検出すると、多機能電話機1
は、側音信号の側音音量を調整するハンドセット通話中
の側音モード(ステップS103)に移行することにな
る。
【0041】このように多機能電話機1がハンドセット
通話中の側音モードの場合、スピーカランプ14及びス
ピーカ12はOFF状態となり、マイコン25は、図4
に示すように第1スイッチ26及び第2スイッチ27を
ON状態とし、モニタスイッチ36及び着信音発生器3
2をOFF状態とする。尚、このハンドセット通話中の
多機能電話機1は、ON HOOK操作を検出すると、
ステップS100の待機状態に移行することになると共
に、スピーカモニタキー13のキー操作を検出すると、
ステップS104のハンドセット通話中に移行すること
になる。
【0042】また、ステップS103のハンドセット通
話中の側音モードは、音調両性キー15の特殊操作に応
じて移行するが、この際には、キータッチ音発生器38
から発生した特殊音、例えば2回のキータッチ音をスピ
ーカ12から音声出力することで、ユーザに側音モード
移行開始を通知し、さらに所定時間タイマの起動を開始
し、所定時間タイマがタイムアウト(例えば5秒間)す
ると、ステップS102のハンドセット通話中に移行す
ることになる。
【0043】また、ステップS103のハンドセット通
話中の側音モードに移行すると、所定時間タイマの起動
を開始し、この所定時間内に音量調整キー15の特殊操
作、例えば音量アップキー15A及び音量ダウンキー1
5Bの同時押し操作を検出すると、ステップS102の
ハンドセット通話中に移行することになる。
【0044】次に本実施の形態に示す多機能電話機1の
音量調整機能に関わる動作について説明する。図5は本
実施の形態に示す多機能電話機1の動作状態と調整対象
の調整回路の対応関係を示すテーブルである。尚、マイ
コン25は、図5に示すテーブルを記憶しているものと
する。
【0045】多機能電話機1は、待機状態(ステップS
100)で音量調整キー15の通常操作を検出すると、
マイコン25は、通常モードに設定し、図5に示すテー
ブルに基づいて、ステップS100の待機状態に対応す
る着信音調整回路33を選択し、音量調整キー15の通
常操作に応じて着信音調整回路33を制御することで、
着信音信号の着信音量を調整することになる。
【0046】この際、着信音調整回路33は、図6に示
すように0〜5までの6段階で音量調整を行うことがで
き、この音量調整キー15の音量アップキー15Aがキ
ー操作されると、着信音量は増幅方向にレベル遷移し、
音量ダウンキー15Bがキー操作されると、着信音量は
減衰方向にレベル遷移することになる。さらに、このよ
うに調整された着信音の音量レベルは、図示せぬメモリ
に記憶されることになる。
【0047】尚、この音量調整キー15による音量調整
時においては、音量調整キー15のキー操作が終了する
まで(少なくとも32msec)、スピーカ12からは音
量調整中の音量レベルで着信音を出力するため、多機能
電話機1の未使用時(待機状態)に着信音の音量レベルを
受聴確認しながら、音量調整を行うことができる。
【0048】多機能電話機1は、着信状態(ステップS
101)で、音量調整キー15の通常操作を検出する
と、マイコン25は、通常モードに設定し、図5に示す
テーブルに基づいて、ステップS101の着信状態に対
応する着信音調整回路33を選択し、音量調整キー15
の通常操作に応じて着信音調整回路33を制御すること
で、待機状態のときと同様な動作で、着信音信号の着信
音量を調整することになる。
【0049】多機能電話機1は、ハンドセット通話中
(ステップS102又はS104)に、音量調整キー15
の通常操作を検出すると、マイコン25は、通常モード
に設定し、図5に示すテーブルに基づいて、ステップS
102又はS104のハンドセット通話中に対応する受
話音調整回路30を選択し、音量調整キー15の通常操
作に応じて受話音調整回路30を制御することで、ハン
ドセット11の受話音声信号の受話音量を調整すること
になる。
【0050】この際、受話音調整回路30は、図6に示
すように0〜2までの3段階で音量調整を行うことがで
き、この音量調整キー15の音量アップキー15Aがキ
ー操作されると、受話音量は増幅方向にレベル遷移し、
音量ダウンキー15Bがキー操作されると、受話音量は
減衰方向にレベル遷移することになる。さらに、このよ
うに調整された受話音の音量レベルは、図示せぬメモリ
に記憶されることになる。
【0051】多機能電話機1が、スピーカモニタ機能中
(ステップS105)に、音量調整キー15の通常操作を
検出すると、マイコン25は、通常モードに設定し、図
5に示すテーブルに基づいて、ステップS105のスピ
ーカモニタ機能中に対応するモニタ音調整回路37を選
択し、音量調整キー15の通常操作に応じてモニタ音調
整回路37を制御することで、スピーカ12のモニタ音
声信号のモニタ音量を調整することになる。
【0052】この際、モニタ音調整回路37は、図6に
示すように0〜5までの6段階で音量調整を行うことが
でき、この音量調整キー15の音量アップキー15Aが
キー操作されると、モニタ音量は増幅方向にレベル遷移
し、音量ダウンキー15Bがキー操作されると、モニタ
音量は減衰方向にレベル遷移することになる。さらに、
このように調整されたモニタ音の音量レベルは、図示せ
ぬメモリに記憶されることになる。
【0053】また、多機能電話機1は、ハンドセット通
話中の側音モード中(ステップS103)に、音量調整
キー15の通常操作を検出すると、マイコン25は、側
音モード中であるため、図5に示すテーブルに基づい
て、ステップS103のハンドセット通話中に対応する
側音調整回路29を選択し、音量調整キー15の通常操
作に応じて側音調整回路29を制御することで、ハンド
セット11の側音信号の側音音量を調整することにな
る。
【0054】この際、側音調整回路29は、図6に示す
ように0〜5までの6段階で音量調整を行うことがで
き、この音量調整キー15の音量アップキー15Aがキ
ー操作されると、側音音量を増幅方向にレベル遷移し、
音量ダウンキー15Bがキー操作されると、側音音量を
減衰方向にレベル遷移することになる。
【0055】尚、これら0〜5までの6段階のレベル
は、「CCITT Red BookVolume V
Recommendation のP.42ページか
らP.79」に定義されている側音マスキング定格(S
idetone Masking Rating)の値
で、レベル0で21dB、レベル1で18dB、レベル
2で15dB、レベル3で12dB、レベル4で9d
B、レベル5で6dBとすることが望ましい。
【0056】このように側音調整回路29は、音量調整
キー15のキー操作で側音音量を調整することで、この
ように調整されたハンドセット11の側音信号でエコー
をマスキングすることができる。
【0057】本実施の形態によれば、ハンドセット通話
中に音量アップキー15A及び音量ダウンキー15Bの
同時押し操作を検出すると、側音信号の側音音量を調整
する側音調整回路29を設け、調整した側音信号を受話
側通路23に伝送中の受話音声信号に加算し、この側音
信号を加算した受話音声信号を受話側通路23に伝送す
るようにしたので、ユーザ操作で側音音量を確認しなが
ら側音信号の側音音量を簡単に調整することができ、ひ
いては、その側音信号の側音音量を調整してエコーをマ
スキングすることで、エコーによる通話品質の劣化を確
実に防止することができる。
【0058】また、本実施の形態によれば、多機能電話
機1の動作状態に応じて音量アップキー15A若しくは
音量ダウンキー15Bのキー操作を検出すると、受話音
量、モニタ音量や着信音量を調整する通常モードに設定
すると共に、ハンドセット通話中に音量アップキー15
A及び音量ダウンキー15Bの同時押し操作を検出する
と、側音信号の側音音量を調整する側音モードに設定す
るようにしたので、簡単な操作で通常モード又は側音モ
ードに切換設定することができる。
【0059】また、本実施の形態によれば、側音モード
を設定すると、この側音モードの設定を通知する特殊
音、例えば2回分のキータッチ音を音声出力するように
したので、ユーザ側では、その特殊音を受聴すること
で、側音モードに設定したことを認識することができ
る。
【0060】尚、上記実施の形態に示す多機能電話機に
おいては、受話音量、着信音量、モニタ音量や側音音量の
調整をデジタル処理で実行するために、第1スイッチ2
6、第2スイッチ27、受話音調整回路30、側音調整回
路29、第1加算器31、モニタスイッチ36、モニタ音
調整回路37、着信音発生器32、着信音調整回路33及
びキータッチ音発生器38をデジタル処理回路で実現す
るようにしたが、図7に示すような構成にすれば、アナ
ログ処理回路でも実現することができる。
【0061】図7は他の実施の形態に示す多機能電話機
2内部の概略構成を示すブロック図である。尚、図2に
示す多機能電話機1の構成と同一の構成については、同
一符号を付し、その重複する構成及び動作の説明につい
ては省略する。
【0062】図7に示す多機能電話機2と図2に示す多
機能電話機1とが異なるところは、受話音量、着信音量、
モニタ音量や側音音量の調整をアナログ処理で実行する
アナログ処理方式とし、第1コーデック24及び第2コ
ーデック40の代わりに、第1スイッチ26及び第2ス
イッチ27と、伝送回路21との間に第3コーデック5
0を配置し、この第3コーデック50以降の第1スイッ
チ26、第2スイッチ27、受話音調整回路30、側音調
整回路29、第1加算器31、モニタスイッチ36、モニ
タ音調整回路37、着信音発生器32、着信音調整回路3
3及びキータッチ音発生器38をアナログ処理回路で実
現した点にある。
【0063】このように他の実施の形態によれば、受話
音量、着信音量、モニタ音量や側音音量の調整をアナログ
処理で実現することができ、このアナログ処理方式であ
っても、図2に示すデジタル処理方式の多機能電話機1
と同様に、ユーザ操作で、側音量を確認しながら側音信
号の側音音量を簡単に調整することができ、ひいては、
その側音信号の側音音量を調整してエコーをマスキング
することで、エコーによる通話品質の劣化を確実に防止
することができる。
【0064】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の電話機
によれば、ユーザ操作で側音信号の音量を簡単に調整す
ることができ、ひいては、その側音信号の音量を調整し
てエコーをマスキングすることで、エコーによる通話品
質の劣化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機における実施の形態を示す多機
能電話機の操作盤を示す説明図である。
【図2】本実施の形態に示す多機能電話機内部の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に示す多機能電話機の動作状態を
示す遷移図である。
【図4】本実施の形態に示す多機能電話機の動作状態と
制御動作内容との関係を示す説明図である。
【図5】本実施の形態に示す多機能電話機の動作状態と
調整対象の音量調整回路との対応関係を示す説明図であ
る。
【図6】本実施の形態に示す多機能電話機の着信音調整
回路、モニタ音調整回路、受話音調整回路及び側音調整
回路の音量調整のレベルを端的に示す説明図である。
【図7】他の実施の形態に示す多機能電話機内部の概略
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 多機能電話機 2 多機能電話機 12 スピーカ(音声出力手段) 15 音量調整キー(音量調整コマンド入力手段、側音
調整コマンド入力手段) 22 送話側通路 23 受話側通路 25 制御手段(マイコン) 29 側音調整回路(側音調整手段、抽出手段) 31 第1加算器(加算手段) 30 受話音調整回路(音量調整手段) 33 着信音調整回路(音量調整手段) 37 モニタ音調整回路(音量調整手段) 38 キータッチ音発生器(特殊音発生手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線からの受話音声信号を伝送する
    受話側通路と、前記電話回線への送話音声信号を伝送す
    る送話側通路とを備えた電話機であって、 前記送話側通路に伝送中の送話音声信号を側音信号とし
    て抽出する抽出手段と、 この抽出手段にて抽出した側音信号の音量を調整する側
    音調整手段と、 この側音調整手段にて調整した側音信号を、前記受話側
    通路に伝送中の受話音声信号に加算し、この側音信号を
    加算した受話音声信号を受話側通路に伝送する加算手段
    と、 前記側音信号の音量を調整するための側音調整コマンド
    を入力する側音調整コマンド入力手段と、 前記側音調整コマンドを検出すると、この側音調整コマ
    ンドに基づいて、前記側音信号の音量を調整すべく、前
    記側音調整手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 前記側音信号以外の音声信号の音量を調
    整する音量調整手段と、 前記側音信号以外の音声信号の音量を調整するための音
    量調整コマンドを入力する音量調整コマンド入力手段と
    を有し、 前記制御手段は、 前記音量調整コマンドを検出すると、この音量調整コマ
    ンドに基づいて、前記音声信号の音量を調整すべく、前
    記音量調整手段を制御するための通常モードに設定する
    と共に、 前記側音調整コマンドを検出すると、この側音調整コマ
    ンドに基づいて、前記側音信号の音量を調整すべく、前
    記側音調整手段を制御するための側音モードに設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】 前記側音モードの設定を通知する特殊音
    を発生する特殊音発生手段を有し、 前記制御手段は、 前記側音モードに設定すると、前記特殊音発生手段から
    の特殊音を音声出力手段に音声出力させることを特徴と
    する請求項2記載の電話機。
  4. 【請求項4】 前記音量調整コマンド入力手段は、前記
    側音調整コマンド入力手段を兼ね、 その通常操作を検出すると、前記音量調整コマンドを入
    力すると共に、 その特殊操作を検出すると、前記側音調整コマンドを入
    力することを特徴とする請求項2又は3記載の電話機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006007516A2 (en) * 2004-07-01 2006-01-19 Plantronics, Inc. Limiting maximum gain in duplex communications devices including telephone sets

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006007516A2 (en) * 2004-07-01 2006-01-19 Plantronics, Inc. Limiting maximum gain in duplex communications devices including telephone sets
WO2006007516A3 (en) * 2004-07-01 2006-05-04 Plantronics Limiting maximum gain in duplex communications devices including telephone sets

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