JP2003008235A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JP2003008235A
JP2003008235A JP2001194390A JP2001194390A JP2003008235A JP 2003008235 A JP2003008235 A JP 2003008235A JP 2001194390 A JP2001194390 A JP 2001194390A JP 2001194390 A JP2001194390 A JP 2001194390A JP 2003008235 A JP2003008235 A JP 2003008235A
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wiring
layer
core
insulating layer
core substrate
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JP2001194390A
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Sumio Ota
純雄 太田
Yukihiro Kimura
幸広 木村
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コア基板の表面にのみビルドアップ層を有し且
つ反りを生じないか、あるいは反りにくい配線基板を提
供する。 【解決手段】表面4および裏面5を有し且つ無機繊維を
含有するコア基板2と、上記コア基板2における表面4
と裏面5との間を貫通するスルーホール導体6と、上記
コア基板2の表面4および裏面5に形成され且つ上記ス
ルーホール導体6と導通するコア配線層8,9と、上記
コア基板2の表面4の上方に形成され且つ上記スルーホ
ール導体6と導通するビルドアップ配線層14,20
と、上記コア基板2とビルドアップ配線層14との間お
よびビルドアップ配線層14,20の間などに形成され
たビルドアップ絶縁層10,16と、上記コア基板2の
裏面5上(図面下側)に直接または上記裏面側のコア配線
層9を介して形成され且つ無機繊維を含有する裏面側絶
縁層11と、を含む、配線基板1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア基板の表面に
のみビルドアップ層を有する配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低コスト化の要請に応じるため、
図7(A)に示すように、コア基板71の片面(表面)72
上方にのみ複数の絶縁層75,79,81および複数の
配線層74,77,80を積層したビルドアップ層BU
を形成した配線基板70が提案されている。上記コア基
板71は、厚み約800μmの絶縁板であり、その表面
72上方に厚み約30μmの絶縁層75,79,81と
厚み約15μmの配線層74,77,80とを交互に積
層している。また、図7(A)に示すように、配線層7
4,77,80間を導通するため、ビア導体76,78
が絶縁層75,79に形成されている。更に、最上層の
配線層80上の所定の位置には、絶縁層81を貫通し且
つ第1主面83よりも高く突出するハンダバンプ82が
複数形成され、第1主面83上に実装する図示しないI
Cチップの端子と個別に接続される。
【0003】以上のような配線基板70おいては、コア
基板71の表面72側に絶縁層75,79,81と配線
層74,77,80とからなるビルドアップ層BUを形
成しているのに対し、コア基板71の裏面73側には何
も形成されていない。このため、コア基板71と絶縁層
75,79,81との熱膨張率の差により、図7(A)中
の一点鎖線で示すように、配線基板70全体が、当該配
線基板70の厚み方向と垂直方向の長さ330mmに対
し、厚み方向に約4〜5mm変形した反りを生じること
がある。かかる反りにより、例えば配線層74,77,
80、ビア導体76,78、およびハンダバンプ82相
互間の接続が不十分になるため、これらの間において導
通が取れなくなる、という問題があった。
【0004】以上の問題点を解決するため、図7(B)に
示すような配線基板84も検討されている。即ち、配線
基板84は、厚み約800μmの絶縁板であるコア基板
85と、その表面86上方に厚み約30μmの絶縁層9
4,101,103と厚み約15μmの配線層92,9
8,102とを交互に積層したビルドアップ層BUと、
コア基板85の裏面87に形成した厚み約15μmの配
線層91および厚みが約40μmの絶縁層(ソルダーレ
ジスト層)93と、を備えている。コア基板85には、
その表面86と裏面87との間を貫通する複数のスルー
ホール88が形成され、それらの内壁に沿ってスルーホ
ール導体89および充填樹脂90が形成されている。各
スルーホール導体89は、上端と下端で配線層92,9
1と接続している。
【0005】図7(B)に示すように、上記配線層92,
98,102間を導通するため、ビア導体96,100
が絶縁層94,101に形成されている。また、最上層
の配線層102上の所定の位置には、絶縁層(ソルダー
レジスト層)103を貫通し且つ第1主面104よりも
高く突出するハンダバンプ106が複数形成され、第1
主面104上に実装する図示しないICチップの端子と
個別に接続される。一方、図7(B)に示すように、コア
基板85の裏面87に形成した配線層91から延び且つ
絶縁層93の開口部95から第2主面99側に露出する
配線97は、図示しないマザーボードなどのプリント基
板との接続端子として用いられる。以上の配線基板84
では、コア基板85を挟んでビルドアップ層BUと厚め
の絶縁層(ソルダーレジスト層)93が配置されている。
このため、コア基板85と絶縁層94,101,103
との熱膨張率の差による反りは、図7(B)中の一点鎖線
で示すように、第2主面99寄りのある程度の変形に抑
制される。
【0006】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、図7(B)に示
す反りによっても、配線層92,98,102、ビア導
体96,100、ハンダバンプ104、スルーホール導
体89、および配線層91の相互間の接続が不十分にな
り得るため、これらの間において導通が取れなくなる、
という問題があった。本発明は、以上に説明した従来の
技術における問題点を解決し、コア基板の表面にのみビ
ルドアップ層を有し且つ反りを生じないか、あるいは反
りにくい配線基板を提供する、ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、コア基板の表面側のビルドアップ層の熱膨
張(熱変形)とバランスする絶縁層を当該コア基板の裏面
側に形成する、ことに着想して成されたものである。即
ち、本発明の配線基板(請求項1)は、表面および裏面を
有し且つ無機繊維を含有するコア基板と、このコア基板
における表面と裏面との間を貫通するスルーホール導体
と、上記コア基板の表面および裏面に形成され且つ上記
スルーホール導体と導通するコア配線層と、上記コア基
板の表面上方に形成され且つ上記スルーホール導体と導
通する複数のビルドアップ配線層と、上記コア基板とビ
ルドアップ配線層との間およびビルドアップ配線層同士
の間に形成された複数のビルドアップ絶縁層と、上記コ
ア基板の裏面上に直接または上記裏面側のコア配線層を
介して形成され且つ無機繊維を含有する裏面側絶縁層
と、を含む、ことを特徴とする。
【0008】これによれば、裏面側絶縁層は、コア基板
と共に無機繊維を含有しているので、その熱膨張率が抑
制される。このため、コア基板を挟んで、その表面上方
に積層した複数のビルドアップ絶縁層を含むビルドアッ
プ層の熱収縮と裏面側絶縁層との熱膨張のバランスが保
ち易くなるので、厚み方向に反りを生じないか、極く僅
かな反りに抑制可能とした配線基板とすることができ
る。従って、コア配線層、ビルドアップ配線層、および
スルーホール導体の相互間における導通を確実に取るこ
とが可能となる。上記コア基板には、単一の絶縁板の形
態に限らず、複数の絶縁層とこれらの間に配置した配線
層とからなる多層基板や、単一の絶縁板または多層基板
からなり、それらの裏面側に開口する凹部を有し且つか
かる凹部に電子部品を実装可能とした形態も含まれる。
【0009】尚、裏面側絶縁層は、コア基板と同じかま
たは同様の樹脂に同じかまたは同様の無機繊維を含有し
た素材を用いることが望ましい。これにより、コア基板
と共にビルドアップ層のビルドアップ絶縁層による熱収
縮を一層確実に抑制し、配線基板全体の反りを防止する
ことができる。付言すれば、前記無機繊維は、ガラス繊
維または炭素繊維からなる、配線基板を本発明に含める
ことも可能である。これによる場合、裏面側絶縁層とコ
ア基板との熱膨張率を十分に抑制できるため、配線基板
全体の反りを一層確実に防止することが可能となる。こ
れらの無機繊維は、コア基板や裏面側絶縁層において、
40〜60wt%の割合で配合されると、後述する低い
熱膨張率を実現できる。尚また、上記ガラス繊維には、
Eガラス、Dガラス、Qガラス、Sガラスの何れか、ま
たはこれらのうちの2種類以上を併用したものが含まれ
る。
【0010】また、本発明には、前記コア基板および裏
面側絶縁層における配線基板の厚み方向と直交する方向
の熱膨張率が、30ppm/℃以下である、配線基板
(請求項2)も含まれる。これによれば、裏面側絶縁層と
コア基板との熱膨張率を確実に抑制できるため、配線基
板全体の反りを一層防止することが可能となる。尚、上
記熱膨張率が30ppm/℃を越えると、裏面側絶縁層
の熱膨張を十分に抑制できず、ビルドアップ絶縁層の熱
収縮による反りを防ぎきれなくなるため、かかる範囲を
除外したものである。望ましい熱膨張率は25ppm/
℃以下、より望ましい熱膨張率は15ppm/℃、また
はこれ未満である(但し、これらは何れも0を含まず)。
【0011】付言すれば、前記コア基板の厚みが400
〜1000μm、前記ビルドアップ絶縁層の厚みが15
〜50μm、および前記裏面側絶縁層の厚みが20〜1
50μmである、配線基板を本発明に含めることも可能
である。これによる場合、コア基板および裏面側絶縁層
の前記無機繊維の含有や熱膨張率と相まって、これらの
熱膨張を十分に抑制できると共に、ビルドアップ絶縁層
の熱収縮とのバランスも一層容易に取れるため、配線基
板全体の反りをなくか、極く僅かに抑制することが可能
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。図1は、本発明の配線
基板1における主要部を示す断面図である。配線基板1
は、図1に示すように、表面4および裏面5を有するコ
ア基板2と、かかるコア基板2の表面4と裏面5との間
を貫通する複数のスルーホール導体6と、コア基板2の
表面4および裏面5に形成したコア配線層8,9と、を
備えている。また、図1に示すように、コア基板2の表
面4上方には、複数のビルドアップ絶縁層10,16や
絶縁層(ソルダーレジスト)層22と複数のビルドアップ
配線層14,20とを、交互に積層したビルドアップ層
BUが形成され、コア基板2の裏面5上(図面下側)には
裏面側絶縁層11が形成されている。
【0013】上記コア基板2は、例えばエポキシ系樹脂
にガラス繊維または炭素繊維(本実施形態ではガラス繊
維)を含有させた厚みが400〜1000μm(本実施形
態では800μm)で熱膨張率が30ppm/℃以下(本
実施形態では26ppm/℃)の絶縁板であり、平面視
でほぼ正方形を呈する。かかるコア基板2の表面4と裏
面5との間には、直径約200μmのスルーホール3が
複数貫通し、各スルーホール3の内壁に沿って厚み数1
0μmで銅メッキ製のスルーホール導体6が形成されて
いる。各スルーホール導体6の内側には、シリカフィラ
などの無機フィラを含む充填樹脂7が形成されている。
また、図1に示すように、コア基板2の表面4と裏面5
には、厚み約15μmの銅メッキ製で所定パターンを有
するコア配線層8,9が形成され、これらは各スルーホ
ール導体6の上端または下端とそれぞれ個別に接続され
ている。
【0014】更に、図1に示すように、コア基板2の表
面4上方には、シリカフィラなどの無機フィラを含むエ
ポキシ樹脂からなり、厚み約30μmのビルドアップ絶
縁層10,16と、厚み約20μmの絶縁層(ソルダー
レジスト層)22と、コア基板2の表面4とビルドアッ
プ絶縁層10,16との間、およびビルドアップ絶縁層
16と絶縁層22との間に形成した銅メッキからなる厚
み約15μmのビルドアップ配線層14,20が位置す
る。コア配線層8、ビルドアップ配線層14,20間を
導通するため、ビルドアップ絶縁層10,16には、銅
メッキ製のフィルドビア導体12,18が形成される。
尚、ビルドアップ絶縁層10,16およびビルドアップ
配線層14,20は、ビルドアップ層BUを形成する。
また、ビルドアップ絶縁層10,16や絶縁層22の熱
膨張率は、因みに約40〜70ppm/℃である。
【0015】最上層の配線層20上の所定の位置には、
ビルドアップ絶縁層22を貫通し且つ第1主面24より
も高く突出する複数のハンダバンプ26が形成される。
かかるバンプ26は、例えばSn−Ag系などの低融点
合金からなり、図1に示すように、第1主面24上に実
装するICチップ(半導体素子)28の図示しない端子と
個別に接続される。尚、かかる端子と各バンプ26と
は、図示しないアンダーフィル材により埋設され且つ保
護される。
【0016】また、図1に示すように、コア基板2の裏
面5上(図面下側)で且つコア配線層9上には、例えばエ
ポキシ系樹脂にガラス繊維または炭素繊維(本実施形態
ではガラス繊維)を含有させた厚みが20〜150μm
(本実施形態では40μm)で且つ熱膨張率が30ppm
/℃以下(本実施形態では26ppm/℃)の裏面側絶縁
層11が形成されている。かかる絶縁層11の所定の位
置には、その表面である第2主面13側に開口する複数
の開口部15が形成され、その底部にはコア配線層9か
ら延びて第2主面13側に露出する配線17が位置す
る。かかる配線17は、その表面にNiおよびAuメッ
キが被覆され、当該配線基板1を搭載する図示しないマ
ザーボードなどのプリント基板との接続端子となる。
尚、配線17にハンダを介して銅系または鉄系合金から
なるピンを接続しても良い。
【0017】以上のような配線基板1では、裏面側絶縁
層11は、コア基板2と共に無機繊維を含有しているの
で、それらの熱膨張率が30ppm/℃以下に抑制され
る。このため、コア基板2を挟んで、その表面4上方に
交互に積層したビルドアップ絶縁層10,16を含むビ
ルドアップ層BUの熱収縮と裏面側絶縁層11との熱膨
張のバランスが保ち易くなる。この結果、かかる配線基
板1によれば、厚み方向に反りを生じないか、極く僅か
な反りに抑制可能となる。従って、配線基板1では、コ
ア配線層8,9、ビルドアップ配線層14,20、ビア
導体12,18、およびスルーホール導体6の相互間に
おける導通を、確実且つ安定して取ることが可能とな
る。尚、裏面側絶縁層11は、コア基板2と同じ樹脂に
同じ無機繊維を含有したものとしたり、前記無機繊維を
含む接着性の樹脂としても良い。また、前記ガラス繊維
には、線径7〜9μmのガラス糸の多数本を格子状に編
み込んだ布状物や、比較的長さの短いガラス糸を不規則
に積層して含有するガラス不織布を用いても良い。
【0018】ここで、以上のような配線基板1の製造方
法を図2〜図4により説明する。図2(A)は、厚みが約
800μmのコア基板2の断面を示し、その表面4と裏
面5とには、厚みが約15μmの銅箔4a,5aが全面
に貼り付けてある。かかるコア基板2における所定の位
置に対し、その厚み方向に沿ってドリルの挿入またはレ
ーザ(炭酸ガスレーザなど)の照射を行う。その結果、図
2(B)に示すように、コア基板2において、その表面4
と裏面5との間を貫通する直径約200μmのスルーホ
ール3が複数穿孔される。次に、各スルーホール3の内
壁に予めPdなどを含むメッキ触媒を付着した後、コア
基板2の全面に対し無電解銅メッキおよび電解銅メッキ
を施す。
【0019】その結果、図2(C)に示すように、各スル
ーホール3の内壁に沿ってスルーホール導体6が形成さ
れる。次に、各スルーホール導体6の内側に、シリカフ
ィラなどの無機フィラを含むエポキシ樹脂からなる充填
樹脂7を形成した後、かかる充填樹脂7を蓋メッキする
ため、コア基板2の表面4および裏面5の全面に図示し
ない銅メッキ層を形成する。この状態で、かかる銅メッ
キ層の上に所定のパターンを有する図示しないエッチン
グレジストを形成した後、かかるレジストの隙間から露
出する上記銅メッキ層および銅箔4a,5aをエッチン
グして除去する公知のサブトラクティブ法を施す。その
結果、図2(C)に示すように、コア基板2の表面4およ
び裏面5には、上記レジストのパターンに倣った所定パ
ターンのコア配線層8,9が形成される。次いで、図2
(D)に示すように、コア基板2の裏面5上(図面下側)
に、エポキシ系樹脂にガラス繊維を含有させた厚みが4
0μmで且つ熱膨張率が30ppm/℃以下の裏面側絶
縁層11を形成する。かかる絶縁層11の表面は、第2
主面13となる。
【0020】図3(A)に示すように、スルーホール導体
6、コア配線層8,9、および裏面側絶縁層11を有す
る一対のコア基板2,2を、それぞれの裏面側絶縁層1
1で対向させると共に、これらの間に離型シート27を
挿入した状態で、図3(A)中の矢印で示すように、一対
のコア基板2,2を互いに接近させる。尚、離型シート
27には、例えば2枚のポリエチレンフイルムの間に熱
可塑性樹脂を介在させた樹脂モディファイドポリエチレ
ン3層構造フィルム(商品名:パコタンプラス)のような
シートが用いられる。そして、図3(B)に示すように、
一対のコア基板2,2を、それぞれの裏面側絶縁層11
が離型シート27を挟んで隣接した状態で拘束する。
尚、一対のコア基板2,2を離型シート27を挟んで積
層し固定する際に、同時に裏面側絶縁層11,11をそ
れぞれの裏面5形成しても良い。次いで、図4(A)に示
すように、一対のコア基板2におけるそれぞれのコア配
線層8を含む表面4に、シリカフィラなどの無機フィラ
を含むエポキシ樹脂からなり厚みが約30μmのビルド
アップ絶縁層10を形成する。
【0021】次に、一対のコア基板2における各ビルド
アップ絶縁層10の所定の位置に対しレーザを照射し
て、図示しない円錐形状のビアホールを形成すると共
に、その底面にコア配線層10を露出させる。かかるビ
アホールを含むそれぞれのビルドアップ絶縁層10の上
に、図示しない銅メッキ層を形成した後、所定のパター
ンを有する図示しないエッチングレジストを形成する。
当該レジストの隙間から露出する銅メッキ層をエッチン
グして除去する公知のサブトラクティブ法を施す。その
結果、図4(B)に示すように、一対のコア基板2におけ
るそれぞれのビルドアップ絶縁層10中にフィルドビア
導体12が、且つそれぞれのビルドアップ絶縁層10の
上に所定パターンのビルドアップ配線層14が形成され
る。
【0022】これ以降は、ビルドアップ配線層14やビ
ルドアップ絶縁層10と共に前記ビルドアップ層BUを
形成する前記ビルドアップ絶縁層16、絶縁層22、ビ
ルドアップ配線層20、およびビア導体18を、公知の
ビルトアップ技術(セミアディティブ法、フルアディテ
ィブ法、サブトラクティブ法、フィルム状樹脂材料のラ
ミネートによる絶縁層の形成、フォトリソグラフィ技
術)により形成する。最後に前記ハンダバンプ(IC接続
端子)26を第1主面24側に形成する。また、ビルド
アップ層BUを有する一対のコア基板2,2を離型シー
ト27から離して分離し、露出した裏面側絶縁層11に
フォトリソグラフィ技術により開口部15を形成した
後、その底部に露出する前記配線17にNiおよびAu
メッキすることにより、前記図1に示した配線基板1を
得ることができる。尚、以上のような図2(A)〜図4
(B)に示した製造工程は、複数のコア基板2(製品単位)
を平面方向に併有する多数個取りの基板(パネル)にて行
っても良い。
【0023】図5は、配線基板1の応用形態の配線基板
1aにおける主要部の断面を示す。配線基板1aは、図
5に示すように、多層基板のコア基板2と、コア基板2
の表面4と裏面5との間を貫通する複数のスルーホール
導体6と、コア基板2の表面4および裏面5に形成した
前記同様のコア配線層8,9と、を備えている。また、
図5に示すように、コア基板2の表面4上方には、前記
同様の複数のビルドアップ絶縁層10,16および絶縁
層22と複数のビルドアップ配線層14,20とを、交
互に積層したビルドアップ層BUが形成される。前記同
様に、コア配線層8、ビルドアップ配線層14,20間
を導通するフィルドビア導体12,18や、最上層の上
記配線層20にはハンダバンプ26が形成されている。
更に、コア基板2の裏面5上(図面下側)には前記同様の
裏面側絶縁層11が形成され、その開口部15の底部に
は前記同様の配線17が位置している。
【0024】コア基板2は、エポキシ系樹脂にガラス繊
維などを含有させた厚みが約400μmで熱膨張率が3
0ppm/℃以下の絶縁層2aと、同じ素材からなり厚
みが約200μmで熱膨張率が30ppm/℃以下の絶
縁層2b,2cと、これらの間に位置する銅メッキから
なる厚み約15μmの配線層25,27とからなる。か
かる多層基板のコア基板2の表面4と裏面5との間を貫
通する直径約200μmで複数のスルーホール3が複数
貫通し、各スルーホール3の内壁に沿って厚み数10μ
mで銅メッキ製のスルーホール導体6が形成される。各
スルーホール導体6の内側には、シリカフィラなどの無
機フィラを含む充填樹脂7が形成されている。また、各
スルーホール導体6は、その中間で配線層25,27と
接続されている。
【0025】以上のような配線基板1aによれば、裏面
側絶縁層11によりビルドアップ層BU側への反りが防
げると共に、コア基板2中の配線層25,27も、スル
ーホール導体6を介してコア配線層8,9やビルドアッ
プ配線層14,20と確実に導通する。このため、多く
の配線層を高密度で有し且つ互いに安定した導通を得る
ことが可能となる。尚、コア基板2は、中央の絶縁層2
aにおける表面21と裏面23とに予め配線層25,2
7を前述したサブトラクティブ法などにより形成し、こ
れらの上に絶縁層2b,2cを形成した後、厚み方向に
前記同様してスルーホール3、スルーホール導体6、お
よび充填樹脂7を形成を形成することにより得られる。
これ以降は、前記図2(D)〜図4(B)の各工程を経るこ
とにより、図5に示すような配線基板1aを得ることが
できる。
【0026】図6は、異なる形態の配線基板30におけ
る主要部を示す断面図である。配線基板30は、図6に
示すように、表面33および裏面38を有するコア基板
31と、コア基板31の表面33と裏面38との間を貫
通する複数のスルーホール導体41と、コア基板31の
表面33および裏面38に形成したコア配線層48,5
3と、を備えている。また、図6に示すように、コア基
板31は、その裏面38に開口する凹部39を有する。
かかるコア基板31は、エポキシ系樹脂にガラス繊維な
どを含有させた厚みが約300μmで熱膨張率が30p
pm/℃以下の絶縁層32と、同じ素材からなり厚みが
約450μmで同じ熱膨張率の絶縁層36とを、同様の
素材からなり厚みが約50μmでほぼ同じ熱膨張率の接
着層(絶縁層:プリプレグ)35を介して積層した多層基
板である。絶縁層32の裏面34と絶縁層36の表面3
7には、接着層35を挟むように配線層43,44が形
成され、これらはスルーホール導体41の中間とそれぞ
れ接続されている。
【0027】図6に示すように、比較的薄肉の絶縁層3
2の中央部で且つ凹部39の真上には、短いスルーホー
ル45と、その内壁に沿って形成したスルーホール導体
46と充填樹脂47とが位置する。各スルーホール導体
46の下端には、凹部39の底面(天井面)に露出する電
子部品接続配線49が形成される。かかる配線49には
Sn−Cu系などの低融点合金からなるハンダ52を介
して、チップコンデンサ(電子部品)50の上端から突出
する電極51が接続され、当該コンデンサ50を凹部3
9内に実装している。また、凹部39を除いたコア基板
31の周辺部には、表面33と裏面38との間を貫通す
る複数の長いスルーホール40と、その内壁に沿ってス
ルーホール導体41および充填樹脂42とが形成され
る。
【0028】尚、チップコンデンサ50は、その両側面
の上端に突出する複数の電極51を図6の前後方向に沿
って有し、例えばチタン酸バリウムを主成分とする誘電
層および内部電極になるNi層を交互に積層したセラミ
ックスコンデンサであって、3.2mm×1.6mm×
0.7mmのサイズを有する。上記コア基板31の表面
33と裏面38には、所定パターンのコア配線層48,
53が形成され、コア配線層48は、スルーホール導体
41,46の上端と接続され、コア配線層53は、スル
ーホール導体41の下端と接続されている。
【0029】図6に示すように、コア基板31の表面3
3上方には、複数のビルドアップ絶縁層54,60およ
び絶縁層64と複数のビルドアップ配線層58,63と
を、交互に積層したビルドアップ層BUが形成される。
上記コア配線層48、ビルドアップ配線層58,63間
を導通するため、上記絶縁層54,60にフィルドビア
導体56,62が形成される。また、最上層の上記配線
層63における所定の位置には、上記絶縁層(ソルダー
レジスト層)64を貫通し且つ第1主面65よりも高く
突出する複数のハンダバンプ66が形成される。かかる
バンプ66は、第1主面65上に実装するICチップ
(半導体素子)68と前記同様に接続される。因みに、ビ
ルドアップ絶縁層54,60や絶縁層64の熱膨張率
は、約65ppm/℃である。尚、ビルドアップ絶縁層
54,60およびビルドアップ配線層58,63は、ビ
ルドアップ層BUを形成する。
【0030】図6に示すように、コア基板31の裏面3
8上(図面下側)で且つ凹部39を除いた位置には、エポ
キシ系樹脂にガラス繊維などを含有させた厚みが約40
μmで熱膨張率が30ppm/℃以下の裏面側絶縁層5
5が形成されている。かかる絶縁層55の所定の位置に
は、その表面である第2主面61側に開口する複数の開
口部57が形成され、その底部にはコア配線層53から
延びて第2主面61側に露出する配線59が位置する。
かかる配線59は、その表面にNiおよびAuメッキが
被覆され、当該配線基板30を搭載する図示しないマザ
ーボードなどのプリント基板との接続端子となる。尚、
配線59にハンダを介して銅系または鉄系合金からなる
図示しないピンを接続しても良い。
【0031】以上のような配線基板30によれば、裏面
側絶縁層55によりビルドアップ層BU側に凹み変形す
る反りが防げると共に、コア基板31中の配線層43,
44はスルーホール導体41を介して、またチップコン
デンサ50はスルーホール導体46を介して、コア配線
層48,53やビルドアップ配線層58,63と確実に
導通できる。このため、多くの配線層や電子部品50を
高密度で有し且つ互いに安定した導通を得ることが可能
となる。
【0032】尚、コア基板31は、比較的薄肉の絶縁層
32の中央部にスルーホール45、スルーホール導体4
6、および充填樹脂47を予め形成し、接着層35を介
して比較的厚肉の絶縁層36を接着することにより、形
成される。この際、凹部39を予め絶縁層36に穿設し
ておき、その内部に仮埋め樹脂などを充填した状態で、
裏面側絶縁層55を形成した後、中央部の裏面側絶縁層
55と上記仮埋め樹脂を除去して凹部39を露出させて
も良い。あるいは、上記接着および裏面側絶縁層55を
形成した後で、絶縁層36の中央部に凹部39を裏面3
8側からルータ加工により穿設しても良い。これ以降
は、前記図2(D)〜図4(B)と同様の工程を経ることに
より、図6に示すような配線基板30を得ることができ
る。
【0033】本発明は、以上に説明した各形態に限定さ
れるものではない。前記コア基板2などの材質は、前記
ガラス繊維または炭素繊維を含むものであれば、エポキ
シ系樹脂の他、ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などを用いても良
い。あるいは、連続気孔を有するPTFEなど3次元網
目構造のフッ素系樹脂にガラス繊維などを含有させた複
合材料などを用いることも可能である。前記スルーホー
ル導体6、コア配線層8、ビルドアップ配線層14など
の材質は、前記Cuの他、Ag、Ni、Ni−Au系な
どにしても良く、あるいは金属のメッキ層を用いず、導
電性樹脂を塗布するなどの方法により形成しても良い。
【0034】更に、前記ビルドアップ絶縁層10,54
などの材質は、前記エポキシ樹脂を主成分とするものの
ほか、同様の耐熱性、パターン成形性などを有するポリ
イミド樹脂、BT樹脂、PPE樹脂、あるいは、連続気
孔を有するPTFEなど3次元網目構造のフッ素系樹脂
にエポキシ樹脂などの樹脂を含浸させた樹脂−樹脂系の
複合材料などを用いることもできる。尚、絶縁層の形成
には、絶縁性の樹脂フィルムを熱圧着する方法のほか、
液状の樹脂をロールコータにより塗布する方法を用いる
こともできる。尚また、絶縁層に混入するガラス繊維ま
たはガラスフィラの組成は、Eガラス、Dガラス、Qガ
ラス、Sガラスの何れか、またはこれらのうちの2種類
以上を併用したものとしても良い。また、ビア導体は、
前記フィルドビア導体12などでなく、内部が完全に導
体で埋まってない逆円錐形状のコンフォーマルビア導体
とすることもできる。あるいは、各ビア導体の軸心をず
らしつつ積み重ねるスタッガードの形態でも良いし、途
中で平面方向に延びる配線層が介在する形態としても良
い。
【0035】更に、前記配線基板30の凹部39に実装
する電子部品は、1つのみでも良い。あるいは、多数の
配線基板(製品単位)30を含む多数個取りの基板(パネ
ル)内における製品単位1個内に、複数の凹部39を形
成し且つ各凹部39内に所要数の電子部品を実装しても
良い。更に、複数のチップ状電子部品を互いの側面間で
予め接着したユニットとし、これを前記凹部39内に実
装することもできる。また、チップ状電子部品には、前
記チップコンデンサ50の他、チップ状のインダクタ、
抵抗、フィルタなどの受動部品や、トランジスタ、半導
体素子、FET、ローノイズアンプ(LNA)などの能動
部品も含まれ、互いに異種の電子部品同士を配線基板3
0の同じ凹部39に併せて実装することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上に説明した本発明の配線基板(請求
項1)によれば、裏面側絶縁層は、コア基板と共に無機
繊維を含有しているので、その熱膨張率が抑制されるた
め、コア基板を挟んで、その表面上方に交互に積層した
複数のビルドアップ絶縁層を含むビルドアップ層の熱収
縮と裏面側絶縁層との熱膨張のバランスが保ち易くな
る。従って、厚み方向に反りを生じないか、極く僅かな
反りに抑制可能とした配線基板とすることができ、コア
配線層、ビルドアップ配線層、およびスルーホール導体
の相互間における導通を確実に取ることが可能となる。
また、請求項2の配線基板によれば、裏面側絶縁層とコ
ア基板との熱膨張率を確実に抑制できるため、配線基板
全体の反りを一層防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線基板の1形態における主要部を示
す断面図。
【図2】(A)〜(D)は図1の配線基板を得るための主な
製造工程を示す概略図。
【図3】(A),(B)は図2(D)に続く主な製造工程を示
す概略図。
【図4】(A),(B)は図3(B)に続く主な製造工程を示
す概略図。
【図5】図1の配線基板の応用形態における主要部を示
す断面図。
【図6】本発明の異なる形態の配線基板における主要部
を示す断面図。
【図7】(A),(B)は従来の配線基板における主要部を
示す断面図。
【符号の説明】
1,1a,30………………………配線基板 2,31………………………………コア基板 4,33………………………………表面 5,38………………………………裏面 6,41………………………………スルーホール導体 8,9,48,53…………………コア配線層 10,16,54,60………………ビルドアップ絶縁層 11,55……………………………裏面側絶縁層 14,20,58,63……………ビルドアップ配線層
フロントページの続き Fターム(参考) 5E346 AA02 AA12 CC04 CC09 CC32 CC37 CC38 DD22 EE06 FF07 FF45 HH11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面および裏面を有し且つ無機繊維を含有
    するコア基板と、 上記コア基板における表面と裏面との間を貫通するスル
    ーホール導体と、 上記コア基板の表面および裏面に形成され且つ上記スル
    ーホール導体と導通するコア配線層と、 上記コア基板の表面上方に形成され且つ上記スルーホー
    ル導体と導通する複数のビルドアップ配線層と、 上記コア基板とビルドアップ配線層との間およびビルド
    アップ配線層同士の間に形成された複数のビルドアップ
    絶縁層と、 上記コア基板の裏面上に直接または上記裏面側のコア配
    線層を介して形成され且つ無機繊維を含有する裏面側絶
    縁層と、を含む、ことを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】前記コア基板および裏面側絶縁層における
    配線基板の厚み方向と直交する方向の熱膨張率が、30
    ppm/℃以下である、ことを特徴とする請求項1に記
    載の配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100473123C (zh) * 2003-05-31 2009-03-25 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 数字广播的数据接收装置及其操作方法
JP2016066733A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 イビデン株式会社 プリント配線板

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