JP2003007363A - 電子機器の回転軸の接地構造 - Google Patents

電子機器の回転軸の接地構造

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JP2003007363A
JP2003007363A JP2001189584A JP2001189584A JP2003007363A JP 2003007363 A JP2003007363 A JP 2003007363A JP 2001189584 A JP2001189584 A JP 2001189584A JP 2001189584 A JP2001189584 A JP 2001189584A JP 2003007363 A JP2003007363 A JP 2003007363A
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rotating shaft
impedance
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Satoshi Sugimoto
聡 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器内の高圧配線に近接し、回転する軸
部材に誘導される不要電流の抑制と、可動接点部の放電
現象により発生する放射ノイズを抑制することである。 【解決手段】 電子機器を構成する導電性筐体と、軸部
材を接続するのに可動接点部材を設け、さらに可動接点
部材にインピーダンスを持たせ、接地することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器内に高圧
配線を備え、高圧配線と近接する導電性の回転軸部材が
ある場合に、高圧配線から誘導電流が原因で発生する放
射ノイズを抑えるための、電子機器の回転軸の接地構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器内に高圧配線が有り、かつその
近接した位置に導電性部材がある場合に、高圧配線から
導電性部材に電流が誘導されやすい。この誘導電流は回
路の誤動作を引き起こすなど、障害になることがある
為、機器筐体の導電性部分と電気的接地を施す。
【0003】さらに、高圧配線に近接する導電性部材
が、回転する軸である場合には、導電性筐体との接地を
するのに、図9に示すように可動性の接点部材を用い
て、回転しても接続が保たれるように施す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように可動接点を用いた接続を行う場合に、接点の摩滅
や機器に振動が与えられてしまった場合に、可動接点部
材の接点が離れ、放電現象が発生する場合がある。放電
現象が発生すると、図10に示すような高電圧のスパイ
クノイズが、回転軸部材、可動接点部、筐体の導電性部
分に生じてしまう。このスパイクノイズには、不特定な
周波数の成分が含まれ、図11に示すように、広帯域に
わたる放射ノイズがランダムに発生しやすくなってしま
う。
【0005】また、軸部材の径や長さに依存して、図1
2のように、ある周波数で電流が半波長の分布を持って
しまうと、放射特性が高まり、ノイズレベルの悪化を招
きやすくなる。
【0006】そこで本発明の目的は、電子機器内の高圧
配線に近接し、回転する軸部材に誘導される不要電流の
抑制と、接点部分の放電現象により発生する放射ノイズ
を抑制することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明では電子機器内で高圧配線の近接す
る回転軸部材の一端と、電子機器筐体の導電性部材と接
続可能にするための可動接点部を設け、さらに、可動接
点部には、フェライトコアが装着する。この時、可動接
点部には、フェライトコアの電気特性に依存するインピ
ーダンスを有する事が可能となるので、回転する軸部材
と機器筐体とは、あるインピーダンスを介して接地する
ことが可能となる。
【0008】以上の構成にすることで、高圧配線から誘
導される、不要な誘導電流を抑制する事や、可動接点部
の接点不良などの原因で発生する放電現象によるスパイ
クノイズを抑制でき、機器の誤動作や放射ノイズの抑制
につながる。
【0009】ここで、接点部に複数の接点構造を持たせ
たり、ブラシ状に接点を形成してもよい。また、複数の
可動接点部材を用い、軸部材の数箇所で接続を行う事に
より、スパイクノイズが発生する頻度を抑制してもよ
い。
【0010】さらに、インピーダンスを持たせるのに、
インピーダンスを有する電気素子などを用いてもよく、
複数の電気素子を組み合わせて、周波数に応じてインピ
ーダンスの調整を可能としてもよい。
【0011】以上のような構成にすることで高圧配線に
近接する回転軸部に誘導する電流による回路の誤動作
や、放電現象により発生する放射ノイズを抑制すること
につながる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第一の実施例)図1は、本発明
による第一の実施例を示すものであり、電子機器内の高
圧配線に近接した回転軸の周辺を示したものである。
【0013】図で、電子機器内に配設されているプリン
ト配線板から、交流高圧電流を伝送するためのケーブル
配線1があり、ケーブル配線1に近接した位置に、回転
する円柱状の軸部材2がある。軸部材2の一端と接続す
るために、可動性のある可動接点部材3を配置する。可
動接点部材3の軸部材2側の接点部分は、図2に示すよ
うに、概ね軸の中心となるように、突起状の接点4が設
けられている。そして可動接点部材には、フェライトコ
ア6を装着する。さらに可動接点部材3と筐体の導電性
部材5とを、ネジ7で締結するなどの方法で接続する事
で、軸部材3と筐体の導電性部材5との電気的接続を行
う。
【0014】以上のように回転する軸部材と筐体の導電
性部材とをあるインピーダンスを介して接地する事がで
き、高圧配線から誘導される不要な電流を抑制できるの
で、電気回路の誤動作を未然に防ぐ事が出来、また回転
する軸部材における放電現象により発生する放射ノイズ
を抑制することにつながる。
【0015】(第二の実施例)図3は、本発明による第
二の実施例を示すものであり、電子機器内の高圧配線に
近接した回転軸の周辺を示したものである。
【0016】図で、交流高圧電流を伝送するためのケー
ブル配線1に近接した位置に、回転する円柱状の軸部材
2がある。軸部材2の両端の底面と接続するために、可
動性のある可動接点部材3及び3’を配置する。可動接
点部材3、3’の軸部材2側の接点部分は、図2に示す
ように、概ね軸の中心となるように、突起状の接点4が
設けられている。そして可動接点部材3、3’には、フ
ェライトコア6を装着する。さらに可動接点部材3、
3’と、コア6を装着する。さらに可動接点部材3、
3’と、筐体の導電性部材5とを、ネジ止めなどの方法
で接続する事で、軸部材3、3’と筐体の導電性部材5
との電気的接続を行う。
【0017】以上のように、回転する軸部材と筐体の導
電性部材とをあるインピーダンスを介して接地する事が
でき、高圧配線から誘導される不要な電流を抑制できる
ので、電気回路の誤動作を未然に防ぐ事が出来、また回
転軸部における放電現象により発生する放射ノイズを抑
制することにつながる。
【0018】(第三の実施例)図4は、本発明による第
三の実施例を示すものであり、電子機器内の高圧配線に
近接した回転軸と筐体の導電性部材との接点付近を示し
たものである。
【0019】図で、回転する軸部材2との接点部分に、
二つに分けられた可動接点を備えた可動接点部材3’を
用い、さらにフェライトコア6を装着する。そして、可
動接点部材3と、筐体の導電性部材5とを、ネジ止めな
どの方法で接続する事で、軸部材3と筐体の導電性部材
5との電気的接続を行う。
【0020】ここで、可動接点部材に二つ以上の接点を
備えてもよく、また、可動接点部材の接点部を、図5に
示すようなブラシ形状の接点8を用いて、回転する軸部
材3の側面部分と接続を行うようにしても良い。
【0021】以上のような構成にすることで、可動接点
部が可動する事によって発生する放電現象の発生を抑制
する事が出来、さらに回転する軸部材と筐体の導電性部
材とをあるインピーダンスを介して接地する事で、高圧
配線から誘導される不要な電流を抑制できるので、電気
回路の誤動作を未然に防ぐ事が出来、また回転軸部にお
ける放電現象により発生する放射ノイズを抑制すること
につながる。
【0022】(第四の実施例)図6は、本発明による第
三の実施例を示すものであり、電子機器内の高圧配線に
近接した回転軸と筐体の導電性部材との接点付近を示し
たものである。
【0023】図で、交流高圧電流を伝送するためのケー
ブル配線1に近接した位置に、回転する円柱状の軸部材
2がある。軸部材2の一端と接続するために、可動性の
ある可動接点部材3を配置する。そして、可動接点部材
3の筐体の導電性部材5側の接点部分に、例えば誘電体
などの絶縁物9で固定されたインダクタンス素子10を
設ける。さらに可動接点部材3とインダクタンス素子1
0、筐体の導電性部材5を半田付けなどの方法で接続を
施す。
【0024】以上のように構成する事で、回転する軸部
材と筐体の導電性部材とをあるインピーダンスを介して
接地する事ができ、かつインピーダンスの調整を可能と
する事が出来るので、高圧配線から誘導電流の抑制や、
また回転軸部における放電現象により発生する放射ノイ
ズを抑制できる。
【0025】ここで図7に示すように複数の電気素子、
例えばインダクタンス素子10と抵抗素子11を直列に
用いて接続したり、図8に示すようなインダクタンス素
子10と抵抗素子11を並列して用いることによって、
接地部分のインピーダンスを周波数に応じて調整可能と
してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
子機器内で高圧配線の近接する回転軸部材の接地構造に
おいて、電子機器筐体の導電性部材と電気的導通を行う
ための可動接点部材を設け、かつ該可動接点部にインピ
ーダンスを持たせて接地する事によって、回転軸部にお
ける放電現象により発生する放射ノイズを抑制すること
につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例を示す図
【図2】 本発明の第一の実施例の可動接点部および軸
部材の接点部分を表わした図
【図3】 本発明の第二の実施例を示す図
【図4】 本発明の第三の実施例を示す図
【図5】 本発明の第三の変形例を示す図
【図6】 本発明の第四の実施例を示す図
【図7】 本発明の第四の変形例を示す図
【図8】 本発明の第四の変形例を示す図
【図9】 本発明の従来例を示す図
【図10】 本発明の従来例を説明する図
【図11】 本発明の従来例を説明する図
【図12】 本発明の従来例を説明する図
【符号の説明】
1 ケーブル配線 2 軸部材 3 可動接点部材 4 突起状の接点 5 筐体の導電性部材 6 フェライトコア 7 ビス 8 ブラシ形状の接点 9 絶縁物 10 インダクタンス素子 11 抵抗素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器内の高圧配線に近接し、回転す
    る金属製の軸部材において、該軸部材の一端と、導電性
    筐体を接続をするための可動接点部を設け、かつ該可動
    接点部にインピーダンスを持たせる事を特徴とする電子
    機器の回転軸の接地構造。
  2. 【請求項2】 可動接点部において、金属製の可動接点
    部にフェライトコアを装着してインピーダンスを持たせ
    る事を特徴とする請求項1記載の電子機器の回転軸の接
    地構造。
  3. 【請求項3】 可動接点部において、周波数によってイ
    ンピーダンスが変化する事を特徴とする請求項1記載の
    電子機器の回転軸の接地構造。
  4. 【請求項4】 可動接点部において、軸部材との接点が
    複数であることを特徴とする請求項1記載の電子機器の
    回転軸の接地構造。
  5. 【請求項5】 インピーダンスを有する可動接点部にお
    いて、金属製の可動接点部と導電性筐体の間に、インピ
    ーダンス素子を介した接続を施し、インピーダンスを有
    する事を特徴とする請求項1記載の電子機器の回転軸の
    接地構造。
  6. 【請求項6】 複数の接点を持つ可動接点部において、
    接点の構造がブラシ状の構造を有する事を特徴とする請
    求項4記載の電子機器の回転軸の接地構造。
JP2001189584A 2001-06-22 2001-06-22 電子機器の回転軸の接地構造 Withdrawn JP2003007363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123786A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Kitagawa Ind Co Ltd コンタクト部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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