JP2003006881A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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JP2003006881A
JP2003006881A JP2001184293A JP2001184293A JP2003006881A JP 2003006881 A JP2003006881 A JP 2003006881A JP 2001184293 A JP2001184293 A JP 2001184293A JP 2001184293 A JP2001184293 A JP 2001184293A JP 2003006881 A JP2003006881 A JP 2003006881A
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objective lens
seek
step motor
pickup base
target
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JP2001184293A
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English (en)
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Kazumasa Kunugi
和正 功刀
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの低消費電力化と共に、回路規模の
縮小化とローコスト化を図ることの可能な光学式情報記
録再生装置を提供する。 【解決手段】 対物レンズを支持したピックアップベー
スをステップモータでシークさせるようにした光学式情
報記録再生装置において、ステップモータの目標速度プ
ロフィール記憶手段12と、該目標速度プロフィール用ア
ドレス発生手段11と、目標速度プロフィール記憶手段の
出力でステップモータ駆動パルスを生成するタイマー13
と、ステップモータ駆動用のPWM回路20のデューティ
切り換えタイミング設定手段16と、該タイミング設定手
段の値と目標速度プロフィール用アドレス発生手段の値
もしくは駆動パルス生成タイマの値との比較一致をとり
PWM回路20のデューティを切り換える手段19とを設
け、ステップモータへの実効的な駆動電圧をピックアッ
プベースの移動速度に応じて切り換えるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−ROMド
ライブ,MDドライブ,光磁気ディスクドライブ等に代
表される光学式情報記録再生装置に関し、特にそのピッ
クアップの制御に必要なシーク制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクドライブにおいて、ピ
ックアップを所望記録トラックにシークするシーク制御
手段は、ピックアップ内の対物レンズ用アクチュエータ
に振れ止めサーボを印加すると共に、ピックアップベー
スを粗シーク用モータにて駆動し、シーク動作を実現し
ている。
【0003】次に、図8にピックアップベースと対物レ
ンズの関係を模式的に示し、従来のシーク制御手段にお
ける制御例を説明する。図8において、101 はディスク
で、102 はレンズアクチュエータであり、該レンズアク
チュエータ102 はピックアップベース105 に機械的に結
合した対物レンズ103 を、まずシーク時においては振れ
止めサーボ制御部107 の指示により制御する。具体的に
は、予め設定された対物レンズ用の加減速目標速度プロ
フィール(目標速度の時系列での変化の様子を示す速度
テーブルであり、記憶手段に登録されている)に沿った
形で、対物レンズ103 をラジアル方向(ディスクの径方
向)にシークさせる速度サーボを実施する。あるいは、
ピックアップベース105 と対物レンズ103 との相対速度
を検出し、速度誤差を用いてレンズ103 の振れを抑制す
る。104 はフォトディテクタ(PD)であり、トラッキ
ングサーボ制御部106 による制御と併せて、シーク終了
後のトラッキングを実現する。対物レンズ103 を機械的
に結合しているピックアップベース105 は、DCモー
タ、ステップモータ、VCM等により駆動されるが、近
年光ディスクドライブの製造コストとの関係から、より
安価なステップモータの採用が広まりつつある。この図
示例では、ステップモータを用いたピックアップベース
の送りについて図示している。110 はステップモータ用
の駆動パルス発生回路であり、該パルス発生回路110 は
所定のプロフィールに合わせた形で、ピックアップベー
ス105 の加減速移動が可能なように、ステップモータの
駆動パルスを発生する。109 はステップモータの励磁パ
ターン発生回路であり、2相励磁駆動、1−2相励磁駆
動、マイクロステップ駆動等に併せた励磁パターンを発
生する。108 はドライバである。
【0004】このような制御例のより具体的な先行例と
しては、特開平10−334624号公報に開示のもの
がある。この公報の開示例では、シーク時において加減
速の運転パターンに沿って、ステップモータのパルスレ
ートを変化させながら、ステップモータ及びこれに結合
したピックアップベースを移動させるようにしている。
更に、ピックアップの現在位置を検出することで、ピッ
クアップベースの移動速度を検出し、レンズとの相対速
度差より振れ止めのサーボを対物レンズに印加してい
る。
【0005】近年、こうしたピックアップの制御装置に
対して、さらなる低消費電力化及び低コスト化が要求さ
れている。まず低消費電力化を考慮した場合、ステップ
モータ等の送りモータへの供給電圧を極力低くすること
が望ましい。このように供給電圧を低くした場合、特に
ステップモータに関していえば、1−2相励磁、あるい
はマイクロステップ駆動等、電気的にモータの回転角度
を得る方式を用いたピックアップベースの送りでは、ト
ルク不足に起因して送り精度が十分に得られない、若し
くはピックアップベースが動作しないとっいた問題があ
った。
【0006】したがって、低電圧駆動でも送り精度を確
保するためには、2相励磁駆動に代表されるような基本
ステップ角に沿ったピックアップベースの送りが必須と
なるが、前記2相励磁駆動は必ず2相に通電するため、
消費電力の増加を招いていた。更に、シーク終了からト
ラッキングに遷移する際、各相への通電量を押さえない
と、ステップモータの振動が対物レンズに伝達されてし
まい、トラッキングへのスムーズな移行が達成されない
といった問題があった。
【0007】次に、ステップモータの振動がトラッキン
グサーボに及ぼす影響を、図9に基づいて定性的に説明
する。ピックアップベースは、ステップ駆動パルスPn-
1 ,Pn に従って、X(Pn-1 ),X(Pn )と変位す
る。この変位は、特にステップモータの駆動周波数が低
域(余剰トルクが存在する周波数領域)において不連続
なものとなる。したがって、ピックアップベースの加速
度として、微視的に変位の2次微分に相当する、d2X/d
t2が存在することになる。特に、該加速度が目標停止位
置近傍に存在する場合、これが対物レンズへの外乱とな
り、その結果図9に示すように、トラッキングサーボが
B波形のように不安定となる。なお、A波形は好ましい
安定波形である。こうした状態は、アクセスタイムを著
しく劣化させる原因になる。
【0008】また低コスト化を考慮した場合、先に述べ
た1−2相励磁、あるいはマイクロステップ駆動等、電
気的にモータの回転角度を得る方式では、それらを実現
するための回路あるいはソフトウェアの規模が増大して
しまい、電装系部品のコストアップにつながってしまう
といった問題があった。
【0009】したがって、送り精度を確保し且つ低消費
電力化を達成すると共に、より安価なピックアップの制
御装置が望まれているのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来例のピックアップ
ベースの制御装置は、機能的に問題はなく、所望の動作
は実現可能なものであり、広く使用されている。しかし
ながら、該制御装置のさらなる特性向上を実現するに
は、以下述べるような課題がある。すなわち、前記特開
平10−334624号公報開示のものに代表される方
式においては、ステップモータの駆動電圧の振幅値をス
テップモータの駆動周波数に応じて可変しているが、シ
ステムの電装系の低電圧化を考慮した場合、振幅電圧に
制限が生じ、十分な特性が得られなくなるという問題点
がある。
【0011】また上記公報開示のものに代表される方式
においては、ステップモータの駆動周波数及び変化率を
測定する手段を設け、この結果をふまえてステップモー
タの駆動電圧を変化させているが、システムの電装系の
さらなる低コスト化を考慮した場合、前記測定手段は電
装系として規模を増加させてしまい、コストダウンの実
現が難しいという問題点がある。
【0012】更に上記公報開示のものに代表される方式
においては、シーク終了からトラッキングへのモード遷
移時に、基本ステップ角に沿った動作(例えば2相励磁
駆動等)から、微少ステップ角に沿った動作に切り換え
ながらスムーズなモード遷移を実現しているが、システ
ムの電装系のさらなる低コスト化を考慮した場合、こう
した基本ステップ角から微少ステップ角への切り換え制
御は、電装系として規模を増加させてしまい、コストダ
ウンの実現が難しいという問題点がある。
【0013】更にまた上記公報開示のものに代表される
方式においては、シーク終了からトラッキングへのモー
ド遷移時に、基本ステップ角に沿った動作(例えば2相
励磁駆動等)から、微少ステップ角に沿った動作に切り
換えながらスムーズなモード遷移を実現しているが、ト
ラッキングへのモード遷移に失敗した際のリカバー手段
に対して有効な手立てがないという問題点がある。
【0014】更にまた、対物レンズの記録トラック横断
時の最小移動距離を基準に考えた場合、ステップモータ
によるピックアップベースの移動は離散的な位置をとら
ざるを得ず、対物レンズが目標トラックにアクセスが完
了しても、ステップモータの駆動動作が完了しないの
で、上位コントローラは該ステップモータの終了を待た
ざるを得ないが、こうした場合、実質的にアクセスタイ
ムを劣化させることになる。また、装置の異常(過電流
検出、対物レンズの合焦位置はずれ等)を上位コントロ
ーラが感知した際に、即座にステップモータを停止する
手段が必要となるという問題点がある。
【0015】本発明は、従来の光学式情報記録再生装置
における上記問題点を解消するためになされたもので、
より特性の優れた、より簡易な構成のピックアップベー
スの送り制御手段を備えた光学式情報記録再生装置を提
供することを目的とし、請求項毎の目的を述べると次の
通りである。
【0016】すなわち、請求項1に係る発明は、システ
ムの低消費電力化を図ると共に、回路規模の縮小化とロ
ーコスト化の可能な光学式情報記録再生装置を提供する
ことを目的とする。請求項2に係る発明は、モード遷移
時において、対物レンズにステップモータ駆動時の不要
な外乱を与えることなくスムーズなトラッキングを実現
できるようにした光学式情報記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。請求項3に係る発明は、モード遷移時
において、トラッキング失敗からのリカバーをスムーズ
に実現できるようにした光学式情報記録再生装置を提供
することを目的とする。請求項4に係る発明は、アクセ
スタイムを向上させ、装置の異常時におけるピックアッ
プベースの動作を速やかに停止できるようにした光学式
情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、記録トラック横断の際、ピ
ックアップベース上の対物レンズ用の目標速度プロフィ
ールに応じて、該ピックアップベース上の対物レンズに
速度サーボをかけると共に、前記対物レンズ用の目標速
度プロフィールに対応するステップモータ駆動パルスの
周期に応じて、ピックアップベースの粗シークを実施す
るシーク制御部を具備した光学式情報記録再生装置にお
いて、上位コントローラと、ステップモータの目標速度
プロフィール記憶手段と、該目標速度プロフィール用の
アドレス発生手段と、前記目標速度プロフィール記憶手
段よりの出力に基づきステップモータ駆動パルスを生成
する駆動パルス生成タイマーと、ステップモータ駆動用
PWM回路のデューティ切り換えタイミング設定手段
と、該タイミング設定手段の値と前記目標速度プロフィ
ール用アドレス発生手段の値、若しくは前記駆動パルス
生成タイマーの値との比較一致を取り前記PWM回路の
デューティを切り換える手段とを備え、ステップモータ
への実効的な駆動電圧をピックアップベースの移動速度
に応じて切り換えるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0018】この請求項1に係る発明の実施の形態とし
ては、図1〜図5に示す実施の形態が対応する。このよ
うに構成した光学式情報記録再生装置においては、ピッ
クアップベースの加速、減速の任意の時間にて、ステッ
プモータ駆動用の実効電圧が切り換えられ、ピックアッ
プベースの移動速度の遅い期間では実効電圧を抑制でき
るため、システムの低消費電力化を実現できる。また、
ステップモータ駆動用の実効電圧の切り換えは、ステッ
プモータ駆動用目標速度プロフィール用アドレス発生手
段の値もしくは、駆動パルス生成タイマーの値を使うの
みで構成可能なので、回路規模を縮小でき、ローコスト
なシステムを実現できる。
【0019】請求項2に係る発明は、記録トラック横断
の際、ピックアップベース上の対物レンズ用の目標速度
プロフィールに応じて、該ピックアップベース上の対物
レンズに速度サーボをかけると共に、前記対物レンズ用
の目標速度プロフィールに対応するステップモータ駆動
パルスの周期に応じて、ピックアップベースの粗シーク
を実施するシーク制御部を具備した光学式情報記録再生
装置において、上位コントローラと、記録トラック横断
本数を検出するカウンタと、前記対物レンズの停止目標
位置より手前の位置を予め設定する準目標トラック本数
設定手段と、前記カウンタと前記準目標トラック本数設
定手段の比較一致を取り、前記ステップモータ駆動パル
スをマスクするマスク手段と、前記比較一致の結果を受
けてステップモータ駆動用PWM回路のデューティを切
り換える手段とを具備し、シーク終了からトラッキング
への状態遷移時において、前記対物レンズに不要な振動
を与えないように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0020】この請求項2に係る発明の実施の形態とし
ては、図1〜図4に示す実施の形態が対応する。このよ
うに構成した光学式情報記録再生装置においては、シー
ク終了からトラッキングへのモード遷移時において、ス
テップモータ駆動パルスをマスクし、また該モード遷移
時において、ステップモータ駆動用の実効電圧を切り換
えるようになっているので、シーク終了からトラッキン
グへのモード遷移時において、対物レンズにステップモ
ータ駆動時の不要な外乱を与えてしまうことなく、スム
ーズなトラッキングを実現できる。
【0021】請求項3に係る発明は、記録トラック横断
の際、ピックアップベース上の対物レンズ用の目標速度
プロフィールに応じて、該ピックアップベース上の対物
レンズに速度サーボをかけると共に、前記対物レンズ用
の目標速度プロフィールに対応するステップモータ駆動
パルスの周期に応じて、ピックアップベースの粗シーク
を実施するシーク制御部を具備した光学式情報記録再生
装置において、上位コントローラと、記録トラック横断
速度を検出する手段と、シーク終了の判別手段と、トラ
ックアクチュエータ用ドライバへの通電を遮断する手段
とを具備し、前記上位コントローラにおいて、シーク終
了時において所定の横断速度検出がされた場合は、シー
クからトラッキングへのモード遷移異常と判定し、前記
通電遮断手段を用いてトラックアクチュエータ用ドライ
バを所定時間オープンにした後、該ドライバを再接続す
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0022】この請求項3に係る発明の実施の形態とし
ては、図6及び図7に示す実施の形態が対応する。この
ように構成した光学式情報記録再生装置においては、シ
ーク終了を監視してトラック横断速度を検出し、検出し
た横断速度値が所定値を上回ったとき、シークからトラ
ッキングへのモード遷移異常と判定し、トラックアクチ
ュエータ用ドライバを遮断し、更に所定時間経過した
後、該ドライバを接続しトラッキングサーボを復活する
ように構成しているので、シーク終了からトラッキング
へのモード遷移時において、トラッキング失敗からのリ
カバーをスムーズに実現できる。
【0023】請求項4に係る発明は、記録トラック横断
の際、ピックアップベース上の対物レンズ用の目標速度
プロフィールに応じて、該ピックアップベース上の対物
レンズに速度サーボをかけると共に、前記対物レンズ用
の目標速度プロフィールに対応するステップモータ駆動
パルスの周期に応じて、ピックアップベースの粗シーク
を実施するシーク制御部を具備した光学式情報記録再生
装置において、上位コントローラと、ステップモータの
目標速度プロフィール記憶手段と、該目標速度プロフィ
ール用のアドレス発生手段と、前記目標速度プロフィー
ル記憶手段よりの出力に基づきステップモータ駆動パル
スを生成する駆動パルス生成タイマーと、記録トラック
横断本数を検出するカウンタと、シーク終了の判別手段
とを具備し、前記シーク終了の判別結果若しくは装置の
異常検出がなされた場合において、前記目標速度プロフ
ィール用アドレス発生手段及び前記駆動パルス生成タイ
マーは初期化されるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0024】この請求項4に係る発明の実施の形態とし
ては、図2に示す実施の形態が対応する。このように構
成した光学式情報記録再生装置においては、シーク終了
を監視して、ステップモータ速度プロフィール用アドレ
ス発生手段を初期化し、またステップモータ用駆動パル
ス生成タイマーを初期化する。そして装置の異常を上位
コントローラが感知したら、ステップモータ速度プロフ
ィール用アドレス発生手段を初期化し、ステップモータ
用駆動パルス生成タイマーを初期化する。したがって、
アクセクタイムを向上させ、装置の異常時におけるピッ
クアップベースの動作を速やかに停止することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る光学式情報記録再生装置の第
1の実施の形態を示すブロック構成図である。この実施
の形態は、請求項1,2及び4に係る発明に対応するも
のである。図1において、1は、対物レンズの位置を検
出するフォトディテクタである。図示はしていないがト
ラッキング時においては、このフォトディテクタ1の出
力結果を基に、トラッキングサーボを実施する。2はト
ラッククロスパルス生成回路であり、トラック横断本数
計測手段8に用いるために、トラックエラー信号を2値
化するものである。3はトラック横断速度計測手段、4
は対物レンズの目標速度プロフィール記憶手段、5はト
ラック横断速度計測手段3及び対物レンズ目標速度プロ
フィール記憶手段4の速度偏差の値に対して、位相補償
を実施する位相補償回路である。6は対物レンズ駆動用
アクチュエータ7のためのドライバーである。以上のフ
ォトディテクタ1〜トラック横断本数計測手段8は、対
物レンズの振れ止めを速度サーボ手段によって実現する
ケースの構成である。
【0026】9は対物レンズ停止位置より手前の準目標
停止位置を、予め設定しておくための準目標停止位置設
定手段である。10はトラック横断本数計測手段8及び準
目標停止位置設定手段9の比較一致をとる比較一致手段
である。比較一致手段10の比較結果はAND回路14に入
力され、駆動パルス生成タイマー13より生成されたステ
ップモータ駆動パルスとのANDをとる。11はステップ
モータ駆動パルス発生用のアドレス発生手段である。12
は目標速度プロフィール記憶手段で、該記憶手段12に
は、駆動パルス周期が予め設定されており、この値を基
に駆動パルス生成タイマー13にて駆動パルスを発生する
ようになっている。
【0027】15は2相励磁発生回路であり、本実施の形
態では2相励磁を例示しているが、基本ステップ角の制
御であれば、特に2相励磁駆動にこだわらない。16はス
テップモータのPWM通電の切り換えタイミングを予め
設定しておくデューティ切り換えタイミング設定手段で
ある。17はデューティ切り換えタイミング設定手段16の
結果とアドレス発生手段11の結果を比較し、PWM通電
期間を切り換える比較一致手段である。また、デューテ
ィ切り換えタイミング設定手段16とトラック横断本数計
測手段8の結果も比較し、シーク終了からトラッキング
への状態遷移時におけるPWM通電期間を切り換える手
段も具備している。18はPWM通電期間のON期間を予
め設定しておくPWMデューティ保持手段である。19は
PWMデューティ切り換え手段であるセレクタである。
20はPWM回路であり、21,22はステップモータの励磁
コイルを示す。23はステップモータであり、図示はして
いないがステップモータ23とピックアップベースは機械
的に結合されているものとする。
【0028】上記図1に示した実施の形態の更に具体的
な構成例を図2に示し、図1に示した実施の形態の動作
を合わせて説明する。なお、図中のハッチングを付した
回路部分は、図示はしていないが上位コントローラとの
アクセスが可能な回路部分である。
【0029】まず、図1に示したアドレス発生手段11と
目標速度プロフィール記憶手段12と駆動パルス生成タイ
マー13に対応する部分の具体的構成並びに動作に関して
説明する。図2において、31はシーク開始用レジスタで
あり、本構成例ではHでシーク開始とする。32はMMA
Xレジスタで、ステップモータの最高速度周期のアドレ
スを予め設定するレジスタである。33はステップモータ
の速度プロフィール40を指し示すポインタであり、該ポ
インタ33は、シーク開始用レジスタ31がLであるときは
0アドレス、すなわち速度プロフィール40のT0(最低
速度周期)を指し示している。シーク開始用レジスタ31
がHになると共に、まずT0がカウンタ46にロードさ
れ、カウンタ46が所定周期にてデクリメントし0になっ
たときに、デコード回路45がHとなる。このデコード回
路45の出力Hにより、AND回路34を介してポインタ33
は1インクリメトされ、T1の周期を再びカウンタ46に
ロードする。この結果、カウンタ46の値は0以外にセッ
トされることで、デコード回路45の出力はLに変わる。
こうした過程を経て、ステップ駆動パルスが励磁パター
ン生成部55に伝達され、ステップモータを駆動する。以
上は加速時の動作である。ポインタ33が、MMAXレジ
スタ32に設定された最高速度周期のアドレスと一致する
と、以降ポインタ33の値は更新されない。図2の図示例
の場合では、T4のアドレス4を指し示すことになる。
したがって、以降T4周期のステップパルスが連続発生
する。以上が最高速度での動作である。
【0030】詳細には図示していないが、カウンタ46は
速度プロフィール40よりロードした値の周期をカウント
する回路と、フルカウント毎に1インクリメントされる
回路を持つ。フルカウント毎に1インクリメントする回
路の結果は、DECSレジスタ47とPALLレジスタ54
との比較一致を、それぞれ比較回路51及び58にてとる。
なお、DECSレジスタ47には減速開始位置が予め設定
されており、PALLレジスタ54にはピックアップベー
スの総移動距離に相当するパルス数が予め設定されてい
る。前記カウンタ46内のフルカウント毎に1インクリメ
ントする回路の結果と、DECSレジスタ47が一致する
と、以降ポインタ33はデコード回路45のデコード結果が
Hとなる毎に、1インクリメントされる。このようにし
て、T4のアドレスまで到達したパルス周期は、やがて
T0の周期まで減速してくる。以上が減速時の動作であ
る。また、前記カウンタ46内のフルカウント毎に1イン
クリメントする回路の結果がPALLレジスタ54と一致
すると、シーク終了と判断して、OR回路59を介してカ
ウンタ46に禁止をかけると共に、シーク開始用レジスタ
31をクリアする。
【0031】次に、請求項1におけるPWM回路のデュ
ーティ切り換え手段に相当する部分の詳細な構成例と、
その動作について説明する。図2において、37は加速時
のPWMデューティ切り換えアドレス値(DCHAN
1)設定用レジスタであり、38は減速時のPWMデュー
ティ切り換えアドレス値(DCHAN2)設定用レジス
タである。それぞれの値は、シーク前に上位コントロー
ラより設定されている。41は加速時においてPWMデュ
ーティを切り換えるための比較回路であり、PWMデュ
ーティ切り換えアドレス値37とポインタ33の比較一致を
得ると、RSフリップフロップ43がHにセットされる。
42は減速時においてPWMデューティを切り換えるため
の比較回路であり、PWMデューティ切り換えアドレス
値38とポインタ33の比較一致を得ると共に、AND回路
を介してRSフリップフロップ43の出力がHのときに、
RSフリップフロップ43がLにリセットされる。このよ
うにしてRSフリップフロップ43の出力S1が得られ
る。
【0032】次に、請求項2におけるPWM回路のデュ
ーティ切り換え手段に相当する部分の詳細な構成例と、
その動作について説明する。36は準目標停止位置(SH
IN)設定用レジスタで、該レジスタ36の値は横断トラ
ック本数計数手段(トラックカウンタ)35との比較一致
を比較回路39でとる。比較回路39で比較一致を検出する
と、RSフリップフロップ44はHにセットされる。な
お、フリップフロップ44はシーク開始前において、シー
ク開始用レジスタ31の出力によりLにリセットされてい
る。このようにしてフリップフロップ44の出力S2が得
られる。
【0033】以上のようにして得られたフリップフロッ
プ43及びフリップフロップ44の出力S1,S2の結果に
基づいて、レジスタ48,49,50に保持されているPWM
デューティ値A,B,Cをセレクタ53で適宜選択し、A
NDゲート56で論理をとった後、PWM回路57に該デュ
ーティ値が供給され、該デューティ値に相当する実効電
圧にてステップモータが駆動される。本構成例における
S1,S2とPWMデューティ値A,B,Cの組み合わ
せは、表1に示す通りである。なお、本構成例ではPW
Mデューティ値を3状態に設定しているが、必要に応じ
て更に多くのPWMデューティ値を設定してもよい。
【0034】
【表1】
【0035】図3に、本実施の形態に基づく動作タイミ
ングを示す。この動作タイミング例では、加速時のPW
Mデューティ切り換えアドレス値(DCHAN1)を
2,減速時のPWMデューティ切り換えアドレス値(D
CHAN2)を2,ステップモータの最高速度周期のア
ドレスMMAXを4,減速開始位置(DECS)を18に
設定している。また、準目標停止位置(SINH)は図
3中に示す位置に設定する。図3のA相、B相は、2相
励磁パターンである。このパターンは微視的には、基準
となるキャリア周波数でH,Lを繰り返すPWM波形に
なっている。A,B各相のHの期間内の、PWM波形が
Hのときにステップモータに通電される。なお、本実施
の形態でのPWM通電量は、以下の関係になっている。
Duty A値>Duty B値>Duty C値
【0036】ステップモータはT0〜T4の期間にて加
速され、T1の終了時点にて加速時のPWMデューティ
切り換えアドレス値(DCHAN1)の結果より、PW
M通電をDuty B値からDuty A値に変更する。ステッ
プモータの速度プロフィール40を指し示すポインタ33が
MMAXに一致したところで、最高速度周期を保持す
る。ステップパルス数が減速開始位置(DECS)に達
したところで、減速状態に移り、T2の終了時点にて減
速時のPWMデューティ切り換えアドレス値(DCHA
N2)の結果より、PWM通電をDuty A値からDuty
B値に変更する。更に、準目標停止位置設定値(SIN
H)と横断トラック数が一致したところでステップパル
スに禁止がかかり、図3中のステップパルスSPLSに
よるピックアップベースの移動は実施されない。
【0037】図3におけるシークからトラッキングへの
遷移状態付近の拡大図を図4に示す。PWMデューティ
値をDuty Cに絞り実効的な通電電圧を落としているた
め、ステップモータの不連続な変位はない。したがっ
て、ピックアップベースの加速度として、変位の2次微
分に相当するd2X/dt2の存在が抑制されることで、対物
レンズへの外乱が減少する。更に、停止目標位置近傍で
のステップパルスSPLSによるピックアップベースの
移動がないことから、シークからトラッキングへの遷移
を著しく安定に実現できる。
【0038】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す
ブロック構成図で、図1に示した第1の実施の形態と同
一の構成要素には同一の符号を付して示している。この
実施の形態では、図1に示した第1の実施の形態におけ
るステップモータ駆動パルス発生用のアドレスの代わり
に、駆動パルス生成タイマ13の出力を見て、PWMデュ
ーティ値を変更するように構成したものである。PWM
デューティは、表1に示したDuty A値とDuty B値に
相当する。
【0039】再び図2に戻って、請求項4に係る発明に
対応する部分の構成について説明する。図2において、
59は前記PALLレジスタ54と前記カウンタ46(フルカ
ウントする毎に1インクリメントする回路)の出力の一
致を見てシーク終了を判別する比較回路58の結果と、装
置に異常が発生した場合、上位コントローラより強制的
にステップモータの停止を指示する入力(装置異常モー
ド指示)の論理をとるOR回路である。図2に示す実施
の形態の場合、該論理の入力のどちらかがHになった場
合、シーク開始用レジスタ31、ポインタ33,カウンタ46
を初期化することで、ステップモータの駆動回路を停止
させる。
【0040】次に、第3の実施の形態を図6に基づいて
説明する。この実施の形態は請求項3に係る発明に対応
するものである。図6において、61は上位コントローラ
である。62はシーク時における対物レンズ駆動用速度サ
ーボ演算手段であり、図1に示した第1の実施の形態に
おけるフォトディテクタ1〜トラック横断本数計測手段
8に相当し、トラック横断速度計測手段62-1を備えてい
る。63はトラッキング時における対物レンズ駆動用の位
置のサーボ演算手段である。64はシーク時におけるピッ
クアップベース、すなわちステップモータの駆動手段で
あり、図1に示した第1の実施の形態における準目標停
止位置設定手段9〜PWM回路20に相当する。なお、こ
のステップモータ駆動手段64においてシーク開始設定手
段64-1とは、図1に示した第1の実施の形態の具体的構
成例を示した図2中のシーク開始用レジスタSMST31
に対応するものである。シーク開始設定手段(SMS
T)64-1は、Hを上位コントローラ61から書き込むこと
でシーク行為を開始し、シークが終了するとLになる。
シーク開始設定手段(SMST)64-1の結果にて、セレ
クタ65がシーク中(SMST=H)は、速度サーボ演算
手段62はシーク時における対物レンズ駆動用速度サーボ
演算手段62の結果を選択し、トラッキング中(SMST
=L)は、セレクタ65はトラッキング時における対物レ
ンズ駆動用の位置のサーボ演算手段63の結果を選択す
る。66はドライバ67への操作量を有効にするか否かのセ
レクタである。このセレクタ67は上位コントローラ61に
より切り換えるようになっている。なお、68はトラック
アクチュエータ、69,70はステップモータの励磁コイ
ル、71はステップモータである。
【0041】このような構成の第3の実施の形態におい
て、上位コントローラ61は図7のフローチャートに示す
制御を実施する。まず、SMST=Hにしてシークを開
始する。シーク実行中、上位コントローラ61はSMST
=Lとなることを監視する。SMST=Lを確認した
後、速度サーボ演算手段62におけるトラック横断速度計
測手段62-1によりトラック横断速度Ve を取得する。ト
ラック横断速度Ve は、図1に示したフォトディテクタ
よりのトラックエラー信号を2値化したパルスの周期を
測定することで得られる。上記トラック横断速度Ve が
所定の速度Vmaxを超えていたら暴走と判断し、トラッ
クドライバ67を遮断する。すなわち、セレクタ66の出力
を0にクリップし、ドライバ67をオープンとする。この
ようにすることによって、対物レンズの暴走を抑制す
る。ドライバ67をオープンとした後、所定期間が経過し
た後に、セレクタ66を切り換えて再び該ドライバ67をオ
ンする。これにより、トラッキング失敗からのリカバリ
ーをスムーズに実現することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1に係る発明によれば、ピックアップベース
の移動速度の遅い期間では実効電圧を抑制できるため、
システムの低消費電力化を実現でき、またステップモー
タ駆動用の実効電圧の切り換えは、ステップモータ駆動
用速度プロフィールもしくは駆動パルス生成タイマーの
値を使うのみで可能なので、回路規模を縮小でき、ロー
コスト化を図ることができる。また請求項2に係る発明
によれば、シーク終了からトラッキングへのモード遷移
時において、対物レンズにステップモータ駆動時の不要
な外乱を与えてしまうことなく、スムーズなトラッキン
グを実現することができる。また請求項3に係る発明に
よれば、シーク終了からトラッキングへのモード遷移時
において、トラッキング失敗からのリカバリーをスムー
ズに実現することができる。また請求項4に係る発明に
よれば、アクセスタイムを向上させ、装置の異常時にお
けるピックアップベースの動作を速やかに停止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学式情報記録再生装置の第1の
実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態の要部の詳細な
構成例を示す図である。
【図3】図1及び図2に示した第1の実施の形態の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】図3におけるシークからトラッキングへの遷移
状態付近を拡大して示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図7】図6に示した第3の実施の形態の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】従来の光学式情報記録再生装置の構成例を示す
ブロック構成図である。
【図9】図8に示した従来例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 フォトディテクタ 2 トラッククロスパルス生成回路 3 トラック横断速度計測手段 4 目標速度プロフィール記憶手段 5 位相補償回路 6 ドライバー 7 対物レンズ駆動用アクチュエータ 8 トラック横断本数計測手段 9 準目標停止位置設定手段 10 比較一致手段 11 ステップモータ駆動パルス発生用のアドレス発生手
段 12 目標速度プロフィール記憶手段 13 駆動パルス生成タイマー 14 AND回路 15 2相励磁発生回路 16 デューティ切り換えタイミング設定手段 17 比較一致手段 18 PWMデューティ保持手段 19 PWMデューティ切り換え手段(セレクタ) 20 PWM回路 21,22 ステップモータの励磁コイル 23 ステップモータ 31 シーク開始用レジスタ 32 MMAXレジスタ 33 ボインタ 34 AND回路 35 横断トラック本数計測手段(トラックカウンタ) 36 準目標停止位置(SINH)設定用レジスタ 37 加速時PWMデューティ切り換えアドレス値(DC
HAN1)設定用レジスタ 38 減速時PWMデューティ切り換えアドレス値(DC
HAN2)設定用レジスタ 39 比較回路 40 ステップモータ速度プロフィール 41 比較回路 42 比較回路 43 RSフリップフロップ 44 RSフリップフロップ 45 デコーダ 46 カウンタ 47 DECSレジスタ 48,49,50 デューテイ値レジスタ 51 比較回路 52 比較回路 53 セレクタ 54 PALLレジスタ 55 励磁パターン 56 ANDゲート 57 PWM回路 58 比較回路 59 OR回路 61 上位コントローラ 62 速度サーボ演算手段 62-1 トラック横断速度計測手段 63 トラッキングサーボ演算手段 64 ステップモータ駆動手段 64-1 シーク開始設定手段 65 セレクタ 66 セレクタ 67 ドライバ 68 トラックアクチュエータ 69,70 ステップモータの励磁コイル 71 ステップモータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録トラック横断の際、ピックアップベ
    ース上の対物レンズ用の目標速度プロフィールに応じ
    て、該ピックアップベース上の対物レンズに速度サーボ
    をかけると共に、前記対物レンズ用の目標速度プロフィ
    ールに対応するステップモータ駆動パルスの周期に応じ
    て、ピックアップベースの粗シークを実施するシーク制
    御部を具備した光学式情報記録再生装置において、上位
    コントローラと、ステップモータの目標速度プロフィー
    ル記憶手段と、該目標速度プロフィール用のアドレス発
    生手段と、前記目標速度プロフィール記憶手段よりの出
    力に基づきステップモータ駆動パルスを生成する駆動パ
    ルス生成タイマーと、ステップモータ駆動用PWM回路
    のデューティ切り換えタイミング設定手段と、該タイミ
    ング設定手段の値と前記目標速度プロフィール用アドレ
    ス発生手段の値、若しくは前記駆動パルス生成タイマー
    の値との比較一致を取り前記PWM回路のデューティを
    切り換える手段とを備え、ステップモータへの実効的な
    駆動電圧をピックアップベースの移動速度に応じて切り
    換えるように構成したことを特徴とする光学式情報記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 記録トラック横断の際、ピックアップベ
    ース上の対物レンズ用の目標速度プロフィールに応じ
    て、該ピックアップベース上の対物レンズに速度サーボ
    をかけると共に、前記対物レンズ用の目標速度プロフィ
    ールに対応するステップモータ駆動パルスの周期に応じ
    て、ピックアップベースの粗シークを実施するシーク制
    御部を具備した光学式情報記録再生装置において、上位
    コントローラと、記録トラック横断本数を検出するカウ
    ンタと、前記対物レンズの停止目標位置より手前の位置
    を予め設定する準目標トラック本数設定手段と、前記カ
    ウンタと前記準目標トラック本数設定手段の比較一致を
    取り、前記ステップモータ駆動パルスをマスクするマス
    ク手段と、前記比較一致の結果を受けてステップモータ
    駆動用PWM回路のデューティを切り換える手段とを具
    備し、シーク終了からトラッキングへの状態遷移時にお
    いて、前記対物レンズに不要な振動を与えないように構
    成したことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 記録トラック横断の際、ピックアップベ
    ース上の対物レンズ用の目標速度プロフィールに応じ
    て、該ピックアップベース上の対物レンズに速度サーボ
    をかけると共に、前記対物レンズ用の目標速度プロフィ
    ールに対応するステップモータ駆動パルスの周期に応じ
    て、ピックアップベースの粗シークを実施するシーク制
    御部を具備した光学式情報記録再生装置において、上位
    コントローラと、記録トラック横断速度を検出する手段
    と、シーク終了の判別手段と、トラックアクチュエータ
    用ドライバへの通電を遮断する手段とを具備し、前記上
    位コントローラにおいて、シーク終了時において所定の
    横断速度検出がされた場合は、シークからトラッキング
    へのモード遷移異常と判定し、前記通電遮断手段を用い
    てトラックアクチュエータ用ドライバを所定時間オープ
    ンにした後、該ドライバを再接続するように構成されて
    いることを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録トラック横断の際、ピックアップベ
    ース上の対物レンズ用の目標速度プロフィールに応じ
    て、該ピックアップベース上の対物レンズに速度サーボ
    をかけると共に、前記対物レンズ用の目標速度プロフィ
    ールに対応するステップモータ駆動パルスの周期に応じ
    て、ピックアップベースの粗シークを実施するシーク制
    御部を具備した光学式情報記録再生装置において、上位
    コントローラと、ステップモータの目標速度プロフィー
    ル記憶手段と、該目標速度プロフィール用のアドレス発
    生手段と、前記目標速度プロフィール記憶手段よりの出
    力に基づきステップモータ駆動パルスを生成する駆動パ
    ルス生成タイマーと、記録トラック横断本数を検出する
    カウンタと、シーク終了の判別手段とを具備し、前記シ
    ーク終了の判別結果若しくは装置の異常検出がなされた
    場合において、前記目標速度プロフィール用アドレス発
    生手段及び前記駆動パルス生成タイマーは初期化される
    ように構成されていることを特徴とする光学式情報記録
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015165443A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 クラリオン株式会社 光ディスク装置、及び制御方法

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