JP2881059B2 - ディスク装置のステッピングモータ駆動方法 - Google Patents
ディスク装置のステッピングモータ駆動方法Info
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Description
駆動によりディスク状記録媒体の径方向に沿って記録再
生ヘッドを移動させるヘッドシークを行なって情報の記
録再生を行なうディスク装置の前記ヘッドシーク用のス
テッピングモータ駆動方法に関するものである。
てFDD(フロッピーディスク装置)が知られている。
FDDの概略構成を図5により説明する。
呼ばれるフレキシブルな磁気ディスク(ディスク状磁気
記録媒体)である。磁気ディスク1はスピンドル2上に
装着され、ディスク駆動モータ3の駆動により回転され
る。また4a、4bは磁気ディスク1に記録、再生を行
なうためのトランスデューサである磁気ヘッドであり、
キャリッジ5に搭載され、磁気ディスク1の両面に圧接
される。キャリッジ5が磁気ディスク1の径方向に沿っ
て矢印a、b方向に移動されることにより、磁気ヘッド
4a、4bが両方向、即ち磁気ディスク1の内周方向、
外周方向に移動され、いわゆるヘッドシークが行なわれ
る。キャリッジ5の駆動はステッピングモータ6により
不図示のリードスクリューやスチールベルトなどを用い
たヘッドシーク機構を介して行なわれる。
のもとに、ディスク駆動モータ3の駆動により磁気ディ
スク1が回転されるとともに、ステッピングモータ6の
駆動によりキャリッジ5がaまたはb方向に移動されて
磁気ヘッド4a、4bが磁気ディスク1上の任意のトラ
ック位置に移動され、そのトラックで記録、再生が行な
われる。
ークのためのステッピングモータ6の駆動方法を図6に
より説明する。図6において、11はホストシステムか
ら1パルスによりステッピングモータ6の1ステップ駆
動を指示するステップ信号、12〜15はステッピング
モータ6のコイルの各相φA〜φDの励磁信号であり、
ハイレベルが励磁状態である。
らのステップ信号11のパルス(S1〜S6)に応じて
相遷移を行うが、1ステップ信号のパルスから次のステ
ップ信号のパルスがくるまでの間そのままの励磁状態が
保持され、最終ステップ(S6)からは、ある一定時間
だけ励磁され、その後、無励磁状態(もしくは保持状
態)とされている。
例では、1ステップ信号のパルスから次のステップ信号
のパルスがくるまでの間そのままの励磁状態が保持され
るので、必要以上の力でシークする場合が多く、特にス
テップ間隔が長い(シークスピードが遅い)場合は、必
要以上になりやすい。そのため、シーク音がうるさくな
ってしまい、ステッピングモータの消費電力も大きいと
いう欠点があった。
装置のヘッドシーク用のステッピングモータ駆動方法に
おいて、上記の欠点を解消し、低騒音化および省電力が
図れる方法を提供することにある。
め本発明によれば、上述したディスク装置のヘッドシー
ク用のステッピングモータ駆動方法において、複数ステ
ップの連続ヘッドシーク時に、ステップ信号の1パルス
に応じた1回のステッピングモータ励磁時間を前記パル
スの周期より短く、ヘッドシークに必要な時間とし、連
続ヘッドシークの終了時には最後の励磁相の再励磁を所
定時間行なうようにした。
1パルスに応じた1回の励磁時間が前記パルスの周期よ
り短く、ヘッドシークに必要な時間だけであるので、必
要以上の力でヘッドシークすることがない。また連続ヘ
ッドシークの終了時に最後の励磁相の再励磁によりトラ
ック位置精度を出すことができる。
る。ここではFDDにおけるヘッドシーク用のステッピ
ングモータ駆動方法の実施例を例示する。FDDの概略
構成は図5で先述したものとする。
動方法でFDDのヘッドシーク用ステッピングモータを
駆動する駆動制御系の構成を示している。
あり、ここではバイポーラ駆動方式のものとする。この
モータ駆動用IC21に対して不図示のホスト側からス
テップ信号11とディレクションイン信号17が入力さ
れる。ディレクションイン信号17はヘッドシークの方
向を示し、ローレベルでディスク内周方向、ハイレベル
で外周方向を示す。モータ駆動用IC21はステップ信
号11に応じて順次、ステッピングモータ6の各相φA
〜φDの励磁信号12〜15を発生し、その励磁順序は
ディレクションイン信号17のレベルに応じて切り換え
られる。励磁信号12〜15に応じて電力制御回路22
によりステッピングモータ6のコイル6a、6bに電流
が印加され、ステッピングモータ6が回転駆動される。
ディレクションイン信号17に応じてステッピングモー
タ6の回転方向が切り換えられ、ヘッドシーク方向が切
り換えられる。
ッピングモータ6の駆動方法を図2のタイミングチャー
トにより説明する。ここでは6ステップの連続シーク動
作を示している。
ローレベル能動のステップ信号11のパルスS1〜S6
の各立ち上がりに応じて各相φA〜φDの励磁信号12
〜15が順次出力され、ステッピング励磁が行われる。
力されると、励磁信号12〜15による各相φA〜φD
の励磁状態は不図示の前相状態からディレクションイン
信号17の信号状態に応じてディスク内周または外周方
向へ移動する相状態となる。
スS1〜S2の周期T0より短い時間T1の間だけで、次
のパルスS2の入力前に再び無励磁状態となる。パルス
S2〜パルスS6でも同様の事が繰り返される。時間T
1は、ヘッドシークに必要な最小限の時間とする。
間に次のステップ信号のパルスがこなければ、パルスS
6を連続シークの最終パルスとみなし、最後の励磁相を
再度、時間T3だけ励磁する。これはトラック位置精度
を出すためである。時間T3は周期T0より長いものとす
る。
号の1パルスに応じたステッピングモータ6の1回の励
磁時間T1が前記パルスの周期T0より短く、ヘッドシー
クに必要な最小限の時間であり、従来のように必要以上
の力でヘッドシークすることがないので、連続シークに
よる騒音を低くおさえることができるとともに、ステッ
ピングモータ6の消費電力も低減できる。また連続シー
クの終りに最後の励磁相を所定時間だけ再励磁するた
め、トラック位置精度も確保できる。
ステッピングモータ駆動方法でヘッドシーク用ステッピ
ングモータを駆動する駆動制御系の構成を示している。
点として、ステッピングモータ6のコイル6a、6bは
センタタップを有するバイファイラ巻線とし、モータ駆
動用IC21はユニポーラ駆動方式かつ1ステップ2相
送りでステッピングモータ6を駆動するものとする。ま
た各相φA〜φDの励磁信号12〜15を電力制御回路
22に入力する信号線のそれぞれにはバッファ23a〜
23dが挿入されている。またモータ駆動用IC21か
ら出力されるステップワンショット信号18に応じて、
トランジスタTrと抵抗R1、R2からなるスイッチング
回路を介し、電力制御回路22に対する電源供給が行な
われる。ステップワンショット信号18はステップ信号
11の各パルスの立上りによりトリガーされて所定時間
だけ能動のローレベルとなる信号である。
ピングモータ6の駆動方法を図4のタイミングチャート
により説明する。
るステップ信号11の1つおきのパルスS1,S3,S
5に応じて、励磁信号12〜15による各相の励磁状態
は2相づつ変化する。パルスS2,S4,S6は付加パ
ルスとなる。ステッピングモータ6への電源供給はステ
ップワンショット信号18によって制御される。
S1が入力されると、それに応じて励磁信号12〜15
による各相φA〜φDの励磁状態は前の状態からディレ
クションイン信号17の示す方向へワンステップ分だけ
相を移す。そのときステップワンショット信号18は時
間T1だけアクティブになり、その間だけステッピング
モータ6のコイル6aないし6bに通電がなされ、実際
に励磁が行なわれる。即ち、パルスS1に応じた1回の
励磁時間は実際には時間T1である。時間T1は第1実施
例と同様にステップ信号11のパルスの周期T0より短
く、ヘッドシークに必要な最小限の励磁時間とする。
1の付加パルスS2が発生し、次の相状態へと遷移す
る。同様のことがパルスS3、パルスS5でも繰り返さ
れる。
付加パルスS6が発生した後、所定時間T2の間、次の
ステップ信号の入力が無かった場合、パルスS6を最終
パルスと見なし、時間T3の間、ステップワンショット
信号18をアクティブにして最後の励磁相の再励磁を行
なう。
例と同様の効果が得られる。なお、第1実施例ではバイ
ポーラ駆動で1ステップ1相送りとしたが、1ステップ
2相送りでも上記と同様の駆動方法を実施できる。また
第2実施例ではユニポーラ駆動で1ステップ2相送りと
したが、1ステップ1相送りでも同様に実施できること
は勿論である。また、以上では保持状態のときは電源オ
フとしたが、保持状態を低い電圧での励磁で行うことも
考えられる。さらに、FDDに限らずステッピングモー
タの駆動によりヘッドシークを行なう他のディスク装置
にも上記のステッピングモータ駆動方法を適用できる。
によれば、ステップ信号のパルスに応じステッピングモ
ータを駆動して記録再生ヘッドをディスク状記録媒体の
径方向に沿って移動するヘッドシークを行なうディスク
装置の前記ヘッドシーク用のステッピングモータ駆動方
法において、複数ステップの連続ヘッドシーク時に、ス
テップ信号の1パルスに応じた1回のステッピングモー
タ励磁時間を前記パルスの周期より短く、ヘッドシーク
に必要な時間とし、連続ヘッドシークの終了時には最後
の励磁相の再励磁を所定時間行なうようにしたので、必
要以上の力でヘッドシークすることがなく、ヘッドシー
クの低騒音化および消費電力の低減が図れるとともに、
連続ヘッドシークの終了時の再励磁によりトラック位置
精度を出すことができるという優れた効果が得られる。
駆動方法でFDDのヘッドシーク用ステッピングモータ
を駆動する駆動制御系の構成を示したブロック図であ
る。
ータの駆動方法を示すタイミングチャート図である。
でヘッドシーク用ステッピングモータを駆動する駆動制
御系の構成を示したブロック図である。
ータの駆動方法を示すタイミングチャート図である。
を示すタイミングチャート図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステップ信号のパルスに応じステッピン
グモータを駆動して記録再生ヘッドをディスク状記録媒
体の径方向に沿って移動するヘッドシークを行なうディ
スク装置の前記ヘッドシーク用のステッピングモータ駆
動方法において、 複数ステップの連続ヘッドシーク時に、ステップ信号の
1パルスに応じた1回のステッピングモータ励磁時間を
前記パルスの周期より短く、ヘッドシークに必要な時間
とし、 連続ヘッドシークの終了時には最後の励磁相の再励磁を
所定時間行なうことを特徴とするディスク装置のステッ
ピングモータ駆動方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1444292A JP2881059B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスク装置のステッピングモータ駆動方法 |
US08/007,174 US5581421A (en) | 1992-01-30 | 1993-01-21 | Method for driving stepping motor for head seek in disk drive device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1444292A JP2881059B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスク装置のステッピングモータ駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210922A JPH05210922A (ja) | 1993-08-20 |
JP2881059B2 true JP2881059B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=11861149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1444292A Expired - Lifetime JP2881059B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | ディスク装置のステッピングモータ駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881059B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1444292A patent/JP2881059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05210922A (ja) | 1993-08-20 |
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