JP3050944B2 - ステップモータの駆動制御装置 - Google Patents

ステップモータの駆動制御装置

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JP3050944B2
JP3050944B2 JP11620591A JP11620591A JP3050944B2 JP 3050944 B2 JP3050944 B2 JP 3050944B2 JP 11620591 A JP11620591 A JP 11620591A JP 11620591 A JP11620591 A JP 11620591A JP 3050944 B2 JP3050944 B2 JP 3050944B2
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稔 北原
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チノン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスクのヘッド駆
動用等に用いるステップモータ駆動制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ステップモータは入力信
号を供給すると所定の角度だけステップ状に回転をし、
1ステップあたり3%程度の角度誤差はあるものの、複
数のステップによってもその角度誤差が累積しないの
で、この性質を利用してフロッピーディスクドライブあ
るいは磁気ディスクドライブのヘッド位置決め制御等に
広く利用されている。
【0003】図4は磁気ディスクのヘッド駆動用として
従来から用いられている4相ステップモータの2相励磁
方式の駆動回路の一例を示す回路図である。コントロー
ルIC10は図示省略したホスト・システムから方向情
報、ステップパルス、ドライブセレクト信号が供給され
ると第1励磁信号PH1から第4励磁信号PH4迄の互
いに位相のずれた4種類の励磁信号を発生する。これら
励磁信号PH1〜4の組み合わせにより、4通りの励磁
相ができ、第1〜第4励磁相が順次繰り返される。各励
磁信号はドライバIC11を介してステップモータ12
の各励磁コイル121〜124に供給され、ステップモ
ータ12を回転させる。なお、ステップパルス1つにつ
きヘッドを1トラック分移動させるのであるが、ここで
は、そのためにステップモータの励磁相切り換えを2回
行っている。
【0004】一方、ヘッドの移動速度については、アク
セス時間の短縮化を目的として、高速移動と低速移動を
適宜切り換える方法が採用されている。図5は目的のト
ラックまでヘッドを一気に移動させる高速動作状態の各
部波形図、図6はトラックを順次読み書きさせる低速動
作状態の各部波形図である。高速制御の場合も低速制御
の場合も、第1励磁相および第3励磁相のときにヘッド
はオントラック状態にあり、第2励磁相および第4励磁
相のときにオフトラック状態(トラックとトラックとの
間にヘッドが位置する状態)にある。したがって、励磁
相が2回切り替わる度に、1トラック分ヘッドが移動す
ることになる。
【0005】図5に示す高速の場合はt=tf のタイミ
ングで第2励磁相から第3励磁相、または第4励磁相か
ら第1励磁相に切り換えてオントラック状態とし、低速
の場合はt=ts のタイミングで同様にオントラック状
態に切り換えている。
【0006】表1は4通りの励磁相における各励磁信号
の状態とロータの移動方向の関係を示している。
【0007】
【表1】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した駆動方法は、
ステップモータを駆動したときに発生するシーク音を低
減するのに有効である。特に、励磁相の切り換えタイミ
ングをステップパルスの中点にするとよい。そのため
に、高速時と低速時のそれぞれ切り換えタイミングを示
すtf およびts が異なっている。しかし、このような
駆動方法においても、ステップモータの特性上、ロータ
が回転を終了したときには最大トルクが発生し、このト
ルクが過剰トルクとなって振動の原因となることがあ
る。この振動がロータ部の固有振動数や、駆動周波数
(ステップパルスの周波数)に同期して共振現象が発生
する。これがヘッドの位置決め機構部へ伝達されるた
め、この駆動方式でもシーク音の発生を完全に抑えるこ
とはできなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のステップモータ駆動制御装置は、ステ
ップモータの励磁相が被駆動体の停止位置に対応するか
否かを判別する第1判別手段と、ステップモータの駆動
速度が高速または低速のいずれであるかを判別する第2
判別手段と、第1判別手段から励磁相が被駆動体の停止
位置に対応することを示す信号を入力し、第2判別手段
からステップモータの駆動速度が低速であることを示す
信号を入力したときに、ステップモータの駆動電圧を定
常電圧よりも低くするステップモータ駆動手段とを備え
ている。
【0010】
【作用】ステップモータ駆動手段は、被駆動体を低速で
移動させて任意の停止位置に到達させる場合には、ステ
ップモータの駆動電圧を定常電圧よりも低くする。それ
以外の状態でステップモータを励磁する場合、すなわ
ち、被駆動体を高速移動させる場合や低速移動で停止位
置と別の停止位置との間に移動させる場合には、駆動電
圧を定常電圧とする。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示す回路図
であり、図示しない回路からドライブセレクト信号、ス
テップ信号、方向信号がコントロールIC10に供給さ
れることによって、そのコントロールIC10は後述す
る位相関係を有する第1励磁信号PH1から第4励磁信
号PH4の4種類の信号を発生し、ドライバIC11を
介してその励磁信号をステップモータ12の対応するコ
イルに供給することによって、そのステップモータ12
が回転するようになっている。
【0012】第1励磁信号PH1、第2励磁信号PH2
はEX−OR回路1に入力され、そのEX−OR回路1
の出力信号はモノマルチ回路2、Dタイプのフリップフ
ロップ3のD入力端子、NOR回路4の一方の入力にそ
れぞれ供給されている。モノマルチ回路1の出力はフリ
ップフロップ3のクロック端子Cに供給され、フリップ
フロップ3のQバー出力はNOR回路4の他方の入力に
供給されている。
【0013】NOR回路4の出力は抵抗5を介してトラ
ンジスタ6のベースに供給され、そのトランジスタ6は
NOR回路4から供給される信号によってオン・オフす
るように制御され、トランジスタ6がオンのとき電源電
圧VCCが殆どそのままステップモータ12に供給され、
トランジスタ6がオフのとき抵抗7を介して電源電圧V
CCがステップモータ12に供給されるので、この時は低
い電圧が供給されるようになっている。なお、トランジ
スタ6のベース・エミッタ間には抵抗8が接続されてお
り、ベース・コレクタ間にはコンデンサ9が接続されて
いる。
【0014】このように構成された回路の各部波形を図
2、図3に示しており、図2は高速動作時の動作波形、
図3は低速動作時の動作波形である。
【0015】高速動作時および低速動作時とも、第1励
磁相から第4励磁相までの4つの励磁状態を繰り返す。
図2に示す高速の場合はt=tf のタイミングで第2励
磁相から第3励磁相に、また第4励磁相から第1励磁相
にそれぞれ切り換えてオントラック状態とし、第3図に
示す低速の場合はt=tsのタイミングで同様にオント
ラック状態に切り換えている。すなわち、高速時、低速
時共に、第1励磁相および第3励磁相のときがオントラ
ックの励磁状態である。
【0016】EX−OR回路1は、オントラックの励磁
状態であるかオフトラックの励磁状態であるかを判定す
る第1の判定回路を構成している。すなわち、両方の入
力が一致していなければHレベルの信号を出力して、励
磁状態がオフトラック状態にあることを示し、両方の入
力が一致していればLレベルの信号を出力して、励磁状
態がオントラックにあることを示している。
【0017】モノマルチ回路2はこの信号の立ち上がり
によってトリガされるように構成され、その動作時間t
osはtf <tos<ts に設定されている。また、このモ
ノマルチ回路2はその設定時間tosの間、Lレベルの信
号を出力するように構成されている。モノマルチ回路2
の出力信号はフリップフロップ3のクロック信号として
供給されるので、その立ち上がりエッジでEX−OR回
路1の出力信号がフリップフロップ3にラッチされる。
【0018】高速動作の例である図2の場合、モノマル
チ回路2の動作時間tosはEX−OR回路1がHレベル
の信号を出力している時間より長く設定されている。こ
のためEX−OR回路1の出力がLレベルとなってから
モノマルチ回路2の出力が立ち上がるので、フリップフ
ロップ3のQバー出力はHレベルの信号を出力する。一
方、低速動作の例である図3の場合、モノマルチ回路2
の動作時間tosはEX−OR回路1が1レベルの信号を
出力している時間より短く設定されている。このためE
X−OR回路1の出力がHレベルの間にモノマルチ回路
2の出力が立ち上がるのでフリップフロップ3はLレベ
ルの信号を出力する。
【0019】このことからEX−OR回路1、モノマル
チ回路2、フリップフロップ3は低速動作状態にある
か、高速動作状態にあるかを判定する第2の判定回路を
構成することになる。
【0020】高速動作時は前述したようにモノマルチ回
路2の出力が立ち上がるとき、D入力端子はLレベルで
あるから、フリップフロップ3の出力はHレベルの信号
を出力している。この状態はモノマルチ回路2が次に立
ち上がるまで継続し、その時もフリップフロップ3はH
レベルの信号を送出するので、フリップフロップ3は高
速動作時、常時Hレベルの信号を送出することになる。
【0021】従って高速動作時にNOR回路4は常時オ
フとなり、Lレベルの信号を送出するのでトランジスタ
6は常時オンとなる。このことはステップモータ12は
常に電源電圧VCCで駆動されることになる。
【0022】一方、低速動作時は前述したようにモノマ
ルチ回路2の出力が立ち上がるとき、D入力端子はHレ
ベルであるから、フリップフロップ3のQバー出力はL
レベルの信号を出力している。この状態はモノマルチ回
路2が次ぎに立ち上がるまで継続し、その時もフリップ
フロップ3はLレベルの信号を送出するので、フリップ
フロップ3は低速動作時、常時Lレベルの信号を送出す
ることになる。
【0023】従って低速動作時にNOR回路4はEX−
OR回路1の出力レベルに支配される図3(i) に示す信
号を出力し、NOR回路4の出力がHレベルの時はトラ
ンジスタ6がオフし、低い電圧がステップモータ12に
供給される。すなわちオントラックの期間、低い電圧が
ステップモータ12に供給されている。
【0024】このことから低速時であってかつオントラ
ック時はステップモータ12が低い電圧で動作する。そ
のため、トルクが小さくなり、シーク音が低減する。
【0025】なお、以上の実施例はヘッドの制御に付い
て説明しているが、この他X−Yステージ、ロボット、
その他の位置決め装置等にも応用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、低速動作
で、かつオントラック時にステップモータに供給する電
圧を低下させたので、シーク音を低減することができる
という効果を有する。また、ヘッドの振動が低減できる
ので、短時間でヘッドをトラックにセットできることに
なり、情報の読み書きが高速化する。さらに、電圧を一
定にして動作させる従来方式と比較すると、電圧を低下
させる分だけ消費電流を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図
【図2】図1の装置の高速動作時における各部波形図
【図3】図1の装置の低速動作時における各部波形図
【図4】従来装置の一例の構成を示す回路図
【図5】図4の装置の高速動作時における各部波形図
【図6】図4の装置の低速動作時における各部波形図
【符号の説明】
1…EX−OR回路 2…モノマルチ回路 3…フリップフロップ 4…NOR回路 5、7、8…抵抗 6…トランジスタ 10…コントロールIC 11…ドライバIC 12…ステップモータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被駆動体の1ステップ分の移動を複数回の
    励磁相切り換えにより達成するステップモータの駆動制
    御装置において、ステップモータの励磁相が被駆動体の
    停止位置に対応するか否かを判別する第1判別手段と、
    ステップモータの駆動速度が高速または低速のいずれで
    あるかを判別する第2判別手段と、第1判別手段から励
    磁相が被駆動体の停止位置に対応することを示す信号を
    入力し、第2判別手段からステップモータの駆動速度が
    低速であることを示す信号を入力したときに、ステップ
    モータの駆動電圧を定常電圧よりも低くするステップモ
    ータ駆動手段と、を備えたことを特徴とするステップモ
    ータの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】被駆動体が磁気ディスクのヘッドであり、
    停止位置が前記磁気ディスクのトラック上であることを
    特徴とする請求項1に記載のステップモータの駆動制御
    装置。
JP11620591A 1991-05-21 1991-05-21 ステップモータの駆動制御装置 Expired - Lifetime JP3050944B2 (ja)

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