JP2911052B2 - 光ディスク装置のアクセス制御方法 - Google Patents
光ディスク装置のアクセス制御方法Info
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- JP2911052B2 JP2911052B2 JP2319442A JP31944290A JP2911052B2 JP 2911052 B2 JP2911052 B2 JP 2911052B2 JP 2319442 A JP2319442 A JP 2319442A JP 31944290 A JP31944290 A JP 31944290A JP 2911052 B2 JP2911052 B2 JP 2911052B2
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- Japan
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- speed
- track
- predetermined
- period
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 高速なランダムアクセスを実現するための光ディスク
装置のアクセス制御方法に関し、 簡単な構成により、コアース制御の移動モードからフ
ァイン制御の追従モードへ安定に突入できるアクセス制
御方法を提供することを目的とし、 目標トラックから所定距離離れた位置から所定トラッ
ク期間、強制的に光スポットの移動速度を減速(又は加
速)のみ、又は一定速度にして該期間での平均速度を測
定し、減速(又は加速)のみにした場合は測定された平
均速度と、平均速度−突入速度換算用の減速(又は加
速)の補正テーブルとを用いて前記所定トラック位置で
の突入速度を求め、一定速度にした場合は測定された平
均速度を該突入速度とする。
装置のアクセス制御方法に関し、 簡単な構成により、コアース制御の移動モードからフ
ァイン制御の追従モードへ安定に突入できるアクセス制
御方法を提供することを目的とし、 目標トラックから所定距離離れた位置から所定トラッ
ク期間、強制的に光スポットの移動速度を減速(又は加
速)のみ、又は一定速度にして該期間での平均速度を測
定し、減速(又は加速)のみにした場合は測定された平
均速度と、平均速度−突入速度換算用の減速(又は加
速)の補正テーブルとを用いて前記所定トラック位置で
の突入速度を求め、一定速度にした場合は測定された平
均速度を該突入速度とする。
本発明は、高速なランダムアクセスを実現するための
光ディスク装置のアクセス制御方法に関する。
光ディスク装置のアクセス制御方法に関する。
光ディスク装置のトラック制御には、目標トラックに
高速で光スポットを移動させる移動モード(コアース制
御)と、移動後に目標トラック上に光スポットを追従保
持する追従モード(ファイン制御)とがあり、特にマイ
クロコンピュータ等を用いたデジタル制御が行なわれ
る。この場合、コアース制御からファイン制御へは安定
に突入することが必要であるが、これを実現するための
制御回路としては簡単な構成であることが望ましい。
高速で光スポットを移動させる移動モード(コアース制
御)と、移動後に目標トラック上に光スポットを追従保
持する追従モード(ファイン制御)とがあり、特にマイ
クロコンピュータ等を用いたデジタル制御が行なわれ
る。この場合、コアース制御からファイン制御へは安定
に突入することが必要であるが、これを実現するための
制御回路としては簡単な構成であることが望ましい。
本出願人は先に、特願平1-64594号(発明の名称「光
ディスク装置のアクセス制御回路」)において、コアー
ス制御からファイン制御へ安定に突入できるアクセス制
御回路を提案した。第5図は該アクセス制御回路の構成
図を示す。同図中、1はボイスコイルモータ(VCM)可
動部、2はコイル、3はベアリングである。可動部1は
ベアリング3によりプリグルーブ付光ディスク4の半径
方向に移動自在に構成されており、コイル2への通電電
流の方向、大きさに応じた方向、速さで移送される。ま
た、5は支持バネで、その一端が可動部1に固定され、
その他端が対物レンズ6に固定されている。7はコイ
ル、8はトラックエラー検出器である。
ディスク装置のアクセス制御回路」)において、コアー
ス制御からファイン制御へ安定に突入できるアクセス制
御回路を提案した。第5図は該アクセス制御回路の構成
図を示す。同図中、1はボイスコイルモータ(VCM)可
動部、2はコイル、3はベアリングである。可動部1は
ベアリング3によりプリグルーブ付光ディスク4の半径
方向に移動自在に構成されており、コイル2への通電電
流の方向、大きさに応じた方向、速さで移送される。ま
た、5は支持バネで、その一端が可動部1に固定され、
その他端が対物レンズ6に固定されている。7はコイ
ル、8はトラックエラー検出器である。
図示しない光源からの光は対物レンズ6により光ディ
スク4上に焦点一致して集光された後、光ディスク4上
で反射されて対物レンズ6を再び透過して受光系に入射
される。この受光系の一部にトラックエラー検出器8が
設けられており、これによりトラックエラーを検出す
る。
スク4上に焦点一致して集光された後、光ディスク4上
で反射されて対物レンズ6を再び透過して受光系に入射
される。この受光系の一部にトラックエラー検出器8が
設けられており、これによりトラックエラーを検出す
る。
対物レンズ6はコイル7への通電電流の方向、大きさ
に応じた変位方向、変位量で光ディスク4の半径方向に
光スポットを駆動制御する。すなわち、コイル7は図示
しない磁気回路と共にトラックアクチュエータを構成し
ている。対物レンズ6,コイル7,トラックエラー検出器8
を含む光学ヘッドは可動部1内に収納されており、可動
部1によりその全体が支持バネ5と一体的に光ディスク
4の半径方向へ移送される。
に応じた変位方向、変位量で光ディスク4の半径方向に
光スポットを駆動制御する。すなわち、コイル7は図示
しない磁気回路と共にトラックアクチュエータを構成し
ている。対物レンズ6,コイル7,トラックエラー検出器8
を含む光学ヘッドは可動部1内に収納されており、可動
部1によりその全体が支持バネ5と一体的に光ディスク
4の半径方向へ移送される。
光ディスク4の予め形成された位置決め用の溝(プリ
グルーブ)からの反射光に基づいて、トラックエラー検
出器8により目標トラックと光スポットとのずれ量を示
すトラックエラー信号が生成される。このトラックエラ
ー信号は誤差検出器9,位相進み回路10及びパワーアンプ
11を順次経てコイル7へ供給され、トラックエラーが零
となるように対物レンズ6を変位制御して前記光スポッ
トを移動させ、目標トラック上を追従させる。上記のト
ラックエラー信号は通常、トラックピッチを周期とする
正弦波状の信号となる。
グルーブ)からの反射光に基づいて、トラックエラー検
出器8により目標トラックと光スポットとのずれ量を示
すトラックエラー信号が生成される。このトラックエラ
ー信号は誤差検出器9,位相進み回路10及びパワーアンプ
11を順次経てコイル7へ供給され、トラックエラーが零
となるように対物レンズ6を変位制御して前記光スポッ
トを移動させ、目標トラック上を追従させる。上記のト
ラックエラー信号は通常、トラックピッチを周期とする
正弦波状の信号となる。
また、光学ヘッド全体を駆動するためのコイル2にト
ラックエラー信号をフィードバックしたのでは必要な制
御帯域が得られないため、通常は、トラックエラー信号
は対物レンズ6だけを駆動変位させるトラックアクチュ
エータのコイル7へフィードバックされる。
ラックエラー信号をフィードバックしたのでは必要な制
御帯域が得られないため、通常は、トラックエラー信号
は対物レンズ6だけを駆動変位させるトラックアクチュ
エータのコイル7へフィードバックされる。
次に前記したコアース制御について説明する。第5図
中、15は制御回路で、外部よりアクセスしたい目標トラ
ックが与えられ、かつ、再生信号中のアドレス信号から
現在トラックが与えられると、両者を減算して移動すべ
きトラック数NTを算出し、それをカウンタ16にプリセッ
トする。そして光学ヘッドが移動を開始すると、誤差検
出器9から取り出されるトラックエラー信号がゼロクロ
スする(この例では1トラック移動する)毎に、そのゼ
ロクロスがゼロクロスディテクタ17により検出される。
この1トラック毎のゼロクロス検出信号(ゼロクロスパ
ルス)はカウンタ16に供給され、これをカウントダウン
させる。
中、15は制御回路で、外部よりアクセスしたい目標トラ
ックが与えられ、かつ、再生信号中のアドレス信号から
現在トラックが与えられると、両者を減算して移動すべ
きトラック数NTを算出し、それをカウンタ16にプリセッ
トする。そして光学ヘッドが移動を開始すると、誤差検
出器9から取り出されるトラックエラー信号がゼロクロ
スする(この例では1トラック移動する)毎に、そのゼ
ロクロスがゼロクロスディテクタ17により検出される。
この1トラック毎のゼロクロス検出信号(ゼロクロスパ
ルス)はカウンタ16に供給され、これをカウントダウン
させる。
速度制御回路18はカウンタ16のカウント値Ncと単位時
間当りのカウント値の減少数とから目標トラックまでの
距離(トラック数)と移動速度(トラック/秒)とを知
り、トラック数に対して予めプログラムされた移動速度
と一致するようにコイル2へフィードバック制御をかけ
る。上記の目標移動速度の設定により、VCM可動部1は
加速後減速され、目標トラックへ到達する。
間当りのカウント値の減少数とから目標トラックまでの
距離(トラック数)と移動速度(トラック/秒)とを知
り、トラック数に対して予めプログラムされた移動速度
と一致するようにコイル2へフィードバック制御をかけ
る。上記の目標移動速度の設定により、VCM可動部1は
加速後減速され、目標トラックへ到達する。
次に、上記目標トラックに到達する動作について説明
する。第5図中、20は微分回路で、コンデンサ,抵抗及
び増幅器よりなる。21はA/Dコンバータで、微分回路20
と共に突入速度検出回路22を構成している。23は判定回
路で、カウンタ16のカウント値Ncが“1"か否かを判定
し、カウンタ16、ゼロクロスディテクタ17、制御回路15
と共に突入位置検知回路28を構成している。24はマイク
ロプロセッサで、加減速パルス発生器25を構成してい
る。
する。第5図中、20は微分回路で、コンデンサ,抵抗及
び増幅器よりなる。21はA/Dコンバータで、微分回路20
と共に突入速度検出回路22を構成している。23は判定回
路で、カウンタ16のカウント値Ncが“1"か否かを判定
し、カウンタ16、ゼロクロスディテクタ17、制御回路15
と共に突入位置検知回路28を構成している。24はマイク
ロプロセッサで、加減速パルス発生器25を構成してい
る。
カウンタ16は目標トラックを示すアドレスと現在トラ
ックを示すアドレスとの差である移動すべきトラック数
NTが、図示しない制御回路によりプリセットされてい
る。カウンタ16のカウント値は前記したように目標トラ
ックまでの残りトラック数を示しており、この残りトラ
ック数が「1」となった時点で判定回路23より突入位置
検知信号が発生出力されてA/Dコンバータ21及びマイク
ロプロセッサ24に夫々供給される。
ックを示すアドレスとの差である移動すべきトラック数
NTが、図示しない制御回路によりプリセットされてい
る。カウンタ16のカウント値は前記したように目標トラ
ックまでの残りトラック数を示しており、この残りトラ
ック数が「1」となった時点で判定回路23より突入位置
検知信号が発生出力されてA/Dコンバータ21及びマイク
ロプロセッサ24に夫々供給される。
一方、誤差検出器9の出力トラックエラー信号は微分
回路20に供給され、ここで微分された後A/Dコンバータ2
1に供給される。ここで、微分回路20の出力微分信号は
残りトラック数が「1」となった時点では、そのときの
光スポットの移動速度に対応した信号レベルを示してい
る。
回路20に供給され、ここで微分された後A/Dコンバータ2
1に供給される。ここで、微分回路20の出力微分信号は
残りトラック数が「1」となった時点では、そのときの
光スポットの移動速度に対応した信号レベルを示してい
る。
そこで、上記の突入位置検知信号の入力時点での上記
微分信号レベルがA/Dコンバータ21によりディジタル値
とされてからマイクロプロセッサ24に取り込まれる。
微分信号レベルがA/Dコンバータ21によりディジタル値
とされてからマイクロプロセッサ24に取り込まれる。
マイクロプロセッサ24は予め突入速度に応じた時間、
加速パルス又は減速パルスを所定のタイミングで出力さ
せるプログラムが内部メモリに格納されており、上記の
入力ディジタル値に対応したプログラムに従ってスイッ
チ26をスイッチング制御する。
加速パルス又は減速パルスを所定のタイミングで出力さ
せるプログラムが内部メモリに格納されており、上記の
入力ディジタル値に対応したプログラムに従ってスイッ
チ26をスイッチング制御する。
スイッチ26は正極性のパルスを加速パルス+aとし
て、また負極性のパルスを減速パルス−aとしてパワー
アンプ11を通してコイル7に供給する。これにより、対
物レンズ6がコイル7の通電電流の方向に応じた方向
で、かつ、通電電流の大きさに応じた変位量で駆動制御
され、光スポットが所定方向へ所定量移動される。その
結果、前記したように光スポットが目標トラック付近に
短時間で到達し、移動速度が略ゼロとなる。しかる後に
マイクロプロセッサ24はスイッチ26を夫々オフとし、ス
イッチ27をオンとして追従モード(ファイン制御)に切
替える。
て、また負極性のパルスを減速パルス−aとしてパワー
アンプ11を通してコイル7に供給する。これにより、対
物レンズ6がコイル7の通電電流の方向に応じた方向
で、かつ、通電電流の大きさに応じた変位量で駆動制御
され、光スポットが所定方向へ所定量移動される。その
結果、前記したように光スポットが目標トラック付近に
短時間で到達し、移動速度が略ゼロとなる。しかる後に
マイクロプロセッサ24はスイッチ26を夫々オフとし、ス
イッチ27をオンとして追従モード(ファイン制御)に切
替える。
第5図に示す制御回路は目標トラックまでの残りトラ
ックが「1」になった時点での突入速度(瞬間速度)を
検出するのに微分回路20を必要とし、回路が大形化する
問題点があった。又、突入速度の検出にタコメータを用
いることも考えられるが、この場合も構成が大形化する
問題点があった。
ックが「1」になった時点での突入速度(瞬間速度)を
検出するのに微分回路20を必要とし、回路が大形化する
問題点があった。又、突入速度の検出にタコメータを用
いることも考えられるが、この場合も構成が大形化する
問題点があった。
又、微分回路等を用いない従来方法として、トラック
エラー信号から光スポットの移動距離を求める一方、タ
イマによってこの移動に要した時間を求め、この移動距
離と時間とから移動速度を求める方法がある。然るに、
この方法で求めた速度は所定トラック通過時点における
突入速度(瞬間速度)ではなく、単なる移動速度(平均
速度)にすぎず、このため、突入速度を得るには補正を
行なわなければならない。この場合、実際には平均速度
測定中も光スポットは加速,減速が繰返され乍ら目標ト
ラックに向かうためにその補正は困難であり、補正の一
手段として例えば平均速度−突入速度換算用の補正用テ
ーブルを使用することも考えられているが、加速及び減
速の各組合せパターンは第6図に示すように多くの種類
があり、この夫々のパターンに応じた多くの補正用テー
ブルを用意しなければならないので構成が大形化する問
題点があった。
エラー信号から光スポットの移動距離を求める一方、タ
イマによってこの移動に要した時間を求め、この移動距
離と時間とから移動速度を求める方法がある。然るに、
この方法で求めた速度は所定トラック通過時点における
突入速度(瞬間速度)ではなく、単なる移動速度(平均
速度)にすぎず、このため、突入速度を得るには補正を
行なわなければならない。この場合、実際には平均速度
測定中も光スポットは加速,減速が繰返され乍ら目標ト
ラックに向かうためにその補正は困難であり、補正の一
手段として例えば平均速度−突入速度換算用の補正用テ
ーブルを使用することも考えられているが、加速及び減
速の各組合せパターンは第6図に示すように多くの種類
があり、この夫々のパターンに応じた多くの補正用テー
ブルを用意しなければならないので構成が大形化する問
題点があった。
本発明は、簡単な構成により、コアース制御の移動モ
ードからファイン制御の追従モードへ安定に突入できる
光ディスク装置のアクセス制御方法を提供することを目
的とする。
ードからファイン制御の追従モードへ安定に突入できる
光ディスク装置のアクセス制御方法を提供することを目
的とする。
第1図は本発明の動作原理説明図を示す。本発明は、
同図(A)に示す如く、目標トラックから所定距離離れ
た所定のトラック期間、強制的に光スポットの移動速度
を減速(又は加速)のみにして該期間での平均速度を測
定し(ステップ110)、該測定された平均速度と、平均
速度−突入速度換算用の減速(又は加速)の補正テーブ
ルを用いて前記所定のトラック期間が終了した次のトラ
ックへの突入速度を求める(ステップ111)。
同図(A)に示す如く、目標トラックから所定距離離れ
た所定のトラック期間、強制的に光スポットの移動速度
を減速(又は加速)のみにして該期間での平均速度を測
定し(ステップ110)、該測定された平均速度と、平均
速度−突入速度換算用の減速(又は加速)の補正テーブ
ルを用いて前記所定のトラック期間が終了した次のトラ
ックへの突入速度を求める(ステップ111)。
又、本発明は、同図(B)に示す如く、目標トラック
から所定距離離れた所定のトラック期間、光スポットの
移動速度を所定のトラック期間の開始時の速度に維持し
て、該所定のトラック期間での平均速度を測定し、該測
定された平均速度を所定トラック期間が終了した次のト
ラックへの突入速度とする(ステップ120)。
から所定距離離れた所定のトラック期間、光スポットの
移動速度を所定のトラック期間の開始時の速度に維持し
て、該所定のトラック期間での平均速度を測定し、該測
定された平均速度を所定トラック期間が終了した次のト
ラックへの突入速度とする(ステップ120)。
従来例は加速及び減速を繰返してアクセスしている期
間に平均速度を測定しているので、加速及び減速の各組
合せパターンに応じた多くの補正テーブルを必要とす
る。本発明方式では、強制的に例えば減速のみにしてこ
の期間に平均速度を求めている。これにより、補正用テ
ーブルとしては減速のみのものでよく、多くの補正テー
ブルを必要とする従来例に比して構成を簡単にできる。
間に平均速度を測定しているので、加速及び減速の各組
合せパターンに応じた多くの補正テーブルを必要とす
る。本発明方式では、強制的に例えば減速のみにしてこ
の期間に平均速度を求めている。これにより、補正用テ
ーブルとしては減速のみのものでよく、多くの補正テー
ブルを必要とする従来例に比して構成を簡単にできる。
第2図は本発明の一実施例を説明する図を示し、同図
中、第5図と同一構成部分には同一番号を付してその説
明を省略する。又、第3図は第2図中マイクロプロセッ
サの動作フローチャートを示す。第2図において、誤差
検出器9の出力トラックエラー信号はゼロクロスディテ
クタ30にて1/2トラック毎にゼロクロスパスとされてカ
ウンタ31に供給され、制御回路15′にて得られる移動す
べきトラック数の2倍のトラック数NT′をカウントダウ
ンさせる。カウンタ31の出力カウント値Ncはタイマ32に
供給され、1/2トラック移動するのに要した時間が求め
られてマイクロプロセッサ33に供給される。
中、第5図と同一構成部分には同一番号を付してその説
明を省略する。又、第3図は第2図中マイクロプロセッ
サの動作フローチャートを示す。第2図において、誤差
検出器9の出力トラックエラー信号はゼロクロスディテ
クタ30にて1/2トラック毎にゼロクロスパスとされてカ
ウンタ31に供給され、制御回路15′にて得られる移動す
べきトラック数の2倍のトラック数NT′をカウントダウ
ンさせる。カウンタ31の出力カウント値Ncはタイマ32に
供給され、1/2トラック移動するのに要した時間が求め
られてマイクロプロセッサ33に供給される。
マイクロプロセッサ33においては、タイマ32で求めら
れた時間と光ディスク4の1/2トラック間の距離とから
光スポットの1/2トラック間の移動平均速度を求め、こ
れが閾値より早い場合は減速、閾値より遅い場合は加速
するための制御信号を速度制御回路34に与え、スイッチ
35は正極性のパルスを加速パルス、又は負極性のパルス
を減速パルスとしてアンプ36を介してコイル2に供給す
る(第3図ステップ100)。これにより、第4図に示す
如く、1/2トラック毎の制御によって加速又は減速が行
なわれて目標トラックに次第に近づく。加速及び減速は
VCMの状態によって決定され、夫々最大加速,最大減速
が行なわれる。なお、減速しすぎて1/2トラック期間が
なかなか終了しない時は時間測定中においても減速から
加速に切換える。このような加速又は減速は、第4図に
示す如く、目標トラックの1 1/2トラック前においてあ
る所定の速度V-1.5に略等しくなるように制御される。
このようにある所定の速度V-1.5を目指す理由は、後述
のように本発明では1 1/2トラック前〜1/2トラック前は
強制的に減速のみを行なわせるため、1 1/2トラック前
における速度があまり低いと1/2トラック前における速
度が負になってしまってその後の制御ができなくなるか
らである。
れた時間と光ディスク4の1/2トラック間の距離とから
光スポットの1/2トラック間の移動平均速度を求め、こ
れが閾値より早い場合は減速、閾値より遅い場合は加速
するための制御信号を速度制御回路34に与え、スイッチ
35は正極性のパルスを加速パルス、又は負極性のパルス
を減速パルスとしてアンプ36を介してコイル2に供給す
る(第3図ステップ100)。これにより、第4図に示す
如く、1/2トラック毎の制御によって加速又は減速が行
なわれて目標トラックに次第に近づく。加速及び減速は
VCMの状態によって決定され、夫々最大加速,最大減速
が行なわれる。なお、減速しすぎて1/2トラック期間が
なかなか終了しない時は時間測定中においても減速から
加速に切換える。このような加速又は減速は、第4図に
示す如く、目標トラックの1 1/2トラック前においてあ
る所定の速度V-1.5に略等しくなるように制御される。
このようにある所定の速度V-1.5を目指す理由は、後述
のように本発明では1 1/2トラック前〜1/2トラック前は
強制的に減速のみを行なわせるため、1 1/2トラック前
における速度があまり低いと1/2トラック前における速
度が負になってしまってその後の制御ができなくなるか
らである。
ここで、カウンタ31のカウント値Ncが3(つまり、目
標トラックの1 1/2トラック前)になると判定回路37に
てこれが検出されて検出信号が出力され、マイクロプロ
セッサ33はこの検出信号によって(第3図ステップ10
1)第3図ステップ100における制御を停止して減速のみ
のための制御信号を速度,制御回路34に与え、スイッチ
35は負極性のパルスを減速パルスとしてコイル2に供給
する(ステップ102)。この減速制御(前述のように最
大減速)は第4図に示す如く、目標トラックの1/2トラ
ック前までの間行なわれる。
標トラックの1 1/2トラック前)になると判定回路37に
てこれが検出されて検出信号が出力され、マイクロプロ
セッサ33はこの検出信号によって(第3図ステップ10
1)第3図ステップ100における制御を停止して減速のみ
のための制御信号を速度,制御回路34に与え、スイッチ
35は負極性のパルスを減速パルスとしてコイル2に供給
する(ステップ102)。この減速制御(前述のように最
大減速)は第4図に示す如く、目標トラックの1/2トラ
ック前までの間行なわれる。
次に、カウンタ31のカウント値Ncが1(つまり、目標
トラックの1/2トラック前)になると判定回路38にてこ
れが検出され、検出信号が出力される。ここで、タイマ
39は、判定回路37による1 1/2トラック前の検出でスタ
ートし、判定回路38による1/2トラック前の検出でスト
ップする。マイクロプロセッサ33は、判定回路38からの
検出信号により(第3図ステップ103)、タイマ39で求
められた、光スポットが1 1/2トラック前から1/2トラッ
ク前までの1トラック移動(前記の減速制御のみによる
移動)に要した時間と光ディスク4の1トラック間の距
離とからこの期間での移動平均速度を求め(ステップ10
4)、予め設定されている減速方向のみの補正テーブル
とステップ104で求めた移動平均速度とから換算を行な
って1/2トラック前における突入速度(瞬間速度)を求
める(ステップ105)。
トラックの1/2トラック前)になると判定回路38にてこ
れが検出され、検出信号が出力される。ここで、タイマ
39は、判定回路37による1 1/2トラック前の検出でスタ
ートし、判定回路38による1/2トラック前の検出でスト
ップする。マイクロプロセッサ33は、判定回路38からの
検出信号により(第3図ステップ103)、タイマ39で求
められた、光スポットが1 1/2トラック前から1/2トラッ
ク前までの1トラック移動(前記の減速制御のみによる
移動)に要した時間と光ディスク4の1トラック間の距
離とからこの期間での移動平均速度を求め(ステップ10
4)、予め設定されている減速方向のみの補正テーブル
とステップ104で求めた移動平均速度とから換算を行な
って1/2トラック前における突入速度(瞬間速度)を求
める(ステップ105)。
補正テーブルは既知の減速のみを行っている場合に
は、1トラック移動に要した時間をt、1トラックの間
の距離をD、減速加速度をα(α<0)とすると、突入
速度Vは、 V=(D/t)+α(t/2) で計算することができる。
は、1トラック移動に要した時間をt、1トラックの間
の距離をD、減速加速度をα(α<0)とすると、突入
速度Vは、 V=(D/t)+α(t/2) で計算することができる。
しかし、前述のように従来例では例えば 1/2トラック前までの期間において実際には1つ(1種
類)には、定まっていない加速及び減速の状態から平均
速度を求め、これと補正テーブルとを用いて突入速度を
求めているので、第6図に示すような多くの加速・減速
のパターンにそれぞれ対応する多くの補正テーブルを必
要とするが、本発明では、1 1/2トラック前〜1/2トラッ
ク前の期間を強制的に減速のみの状態として平均速度を
求めているので突入速度への換算のための補正テーブル
は、第6図に示すような位置に対する速度のパターンの
特性のうち、中央に示すような特性、すなわち、減速制
御だけを行うような特性のテーブルであればよい。従っ
て、従来例に比して補正テーブルを小さくでき、従来例
よりも構成を小形化できる。
類)には、定まっていない加速及び減速の状態から平均
速度を求め、これと補正テーブルとを用いて突入速度を
求めているので、第6図に示すような多くの加速・減速
のパターンにそれぞれ対応する多くの補正テーブルを必
要とするが、本発明では、1 1/2トラック前〜1/2トラッ
ク前の期間を強制的に減速のみの状態として平均速度を
求めているので突入速度への換算のための補正テーブル
は、第6図に示すような位置に対する速度のパターンの
特性のうち、中央に示すような特性、すなわち、減速制
御だけを行うような特性のテーブルであればよい。従っ
て、従来例に比して補正テーブルを小さくでき、従来例
よりも構成を小形化できる。
第3ステップ105で突入速度(ディジタル値)が求め
られると、マイクロプロセッサ33は第5図に示す回路と
同様の制御を行なう(第3図ステップ106)。
られると、マイクロプロセッサ33は第5図に示す回路と
同様の制御を行なう(第3図ステップ106)。
なお、1 1/2トラック前〜1/2トラック前の一方向速度
制御を加速制御としても一種類の補正テーブルで済む
が、このようにすると、1 1/2トラック前の時点の目指
す速度をある程度低くしておかないと1 1/2トラック前
から加速できないことになり、1 1/2トラック前までの
減速によって全体のアクセス時間が長くなり、望ましく
ない。このため、一実施例として、前述のように、1 1/
2トラック前〜1/2トラック前の速度制御を減速制御とす
る。
制御を加速制御としても一種類の補正テーブルで済む
が、このようにすると、1 1/2トラック前の時点の目指
す速度をある程度低くしておかないと1 1/2トラック前
から加速できないことになり、1 1/2トラック前までの
減速によって全体のアクセス時間が長くなり、望ましく
ない。このため、一実施例として、前述のように、1 1/
2トラック前〜1/2トラック前の速度制御を減速制御とす
る。
又、1 1/2トラック前〜1/2トラック前の速度制御を加
速度又は減速度0(つまり、一定速度)になるようにす
れば、アクセス時間は僅かに長くなるが、測定した平均
速度がそのまま突入速度(瞬間速度)になるので、補正
テーブルが不要である。
速度又は減速度0(つまり、一定速度)になるようにす
れば、アクセス時間は僅かに長くなるが、測定した平均
速度がそのまま突入速度(瞬間速度)になるので、補正
テーブルが不要である。
以上説明した如く、本発明によれば、平均速度測定期
間、強制的に減速(又は加速)、又は一定速度にしてい
るので、補正テーブルは一種類もしくは全く不要であ
り、従来の補正テーブルを用いたもの、又は微分回路を
用いて突入速度を求めていたものに比して構成を簡単に
できる。
間、強制的に減速(又は加速)、又は一定速度にしてい
るので、補正テーブルは一種類もしくは全く不要であ
り、従来の補正テーブルを用いたもの、又は微分回路を
用いて突入速度を求めていたものに比して構成を簡単に
できる。
第1図は本発明の動作原理説明図、 第2図は本発明の一実施例を説明する図、 第3図は本発明におけるマイクロプロセッサの動作フロ
ーチャート、 第4図は本発明の動作説明図、 第5図は本出願人が先に提案した制御回路の構成図、 第6図は補正テーブルのパターンを模式的に示す図であ
る。 図において、 1はボイスコイルモータ(VCM)可動部、2,7はコイル、
4は光ディスク、6は対物レンズ、9は誤差検出器、1
5′は制御回路、26,27,35はスイッチ、30はゼロクロス
ディテクタ、31はカウンタ、32,39はタイマ、33はマイ
クロプロセッサ、34は速度制御回路、37はNc=3判定回
路、38はNc=1判定回路 を示す。
ーチャート、 第4図は本発明の動作説明図、 第5図は本出願人が先に提案した制御回路の構成図、 第6図は補正テーブルのパターンを模式的に示す図であ
る。 図において、 1はボイスコイルモータ(VCM)可動部、2,7はコイル、
4は光ディスク、6は対物レンズ、9は誤差検出器、1
5′は制御回路、26,27,35はスイッチ、30はゼロクロス
ディテクタ、31はカウンタ、32,39はタイマ、33はマイ
クロプロセッサ、34は速度制御回路、37はNc=3判定回
路、38はNc=1判定回路 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/085 G11B 21/08
Claims (2)
- 【請求項1】目標トラックから所定距離離れた所定のト
ラック期間における光スポット移動の平均速度を測定
し、該測定された平均速度と、平均速度−突入速度換算
用の補正テーブルとから該所定のトラック期間が終了し
た次のトラックへの突入速度を求め、該突入速度に応じ
て光スポットの移動速度を減速又は加速後減速させるパ
ルスを発生して前記目標トラックをアクセスする光ディ
スク装置のアクセス制御方法において、 前記目標トラックから所定距離離れた所定のトラック期
間、強制的に光スポットの移動速度を減速(又は加速)
のみにして該期間での平均速度を測定し、 該測定された平均速度と、平均速度−突入速度換算用の
減速(又は加速)の補正テーブルとを用いて前記所定の
トラック期間が終了した次のトラックへの突入速度を求
めることを特徴とする光ディスク装置のアクセス制御方
法。 - 【請求項2】目標トラックから所定距離離れた所定のト
ラック期間における光スポット移動の平均速度を測定
し、該測定された平均速度から該所定のトラック期間が
終了した次のトラックへの突入速度を求め、該突入速度
に応じて光スポットの移動速度を減速又は加速後、減速
させるパルスを発生して上記目標トラックをアクセスす
る光ディスク装置のアクセス制御方法において、 上記目標トラックから所定距離離れた所定のトラック期
間、前記光スポットの移動速度を該所定トラック期間の
開始時の速度に維持して、該所定のトラック期間での平
均速度を測定し、 該測定された平均速度を前記所定のトラック期間が終了
した次のトラックへの突入速度とすることを特徴とする
光ディスク装置のアクセス制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319442A JP2911052B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 光ディスク装置のアクセス制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319442A JP2911052B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 光ディスク装置のアクセス制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04188436A JPH04188436A (ja) | 1992-07-07 |
JP2911052B2 true JP2911052B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=18110247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2319442A Expired - Fee Related JP2911052B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 光ディスク装置のアクセス制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911052B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62140246A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Hitachi Ltd | トラツキング制御装置 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP2319442A patent/JP2911052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62140246A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Hitachi Ltd | トラツキング制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04188436A (ja) | 1992-07-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |