JP2003004818A - 半導体集積回路およびテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路およびテスト方法

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JP2003004818A
JP2003004818A JP2001192089A JP2001192089A JP2003004818A JP 2003004818 A JP2003004818 A JP 2003004818A JP 2001192089 A JP2001192089 A JP 2001192089A JP 2001192089 A JP2001192089 A JP 2001192089A JP 2003004818 A JP2003004818 A JP 2003004818A
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Masahiko Hiyouzou
正彦 兵三
Keiichi Sawada
圭一 澤田
Koji Hayano
浩司 早野
Katsushi Asahina
克志 朝比奈
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バウンダリスキャンセルで構成される信号経
路を利用して、テスト出力を適切に導出できるようにす
る。 【解決手段】 バウンダリスキャンセル3で構成される
信号経路としてディレイ素子10を含む信号経路を形成
するテスト用セレクタ9を備え、ディレイ素子10によ
る遅延出力を端子11,12を介して導出することによ
りテスト出力を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
およびテスト方法、特に、半導体集積回路(以下、LS
Iという)の最高動作周波数を推測することを目的に提
案した回路構成およびテスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの動作周波数が著しく増大
している。このため、LSIの最高動作周波数を評価す
るためには同じくテスト可能な周波数の高い高価なテス
タが必要となっており、テストコストが大きくなる問題
点が生じている。最高動作周波数はLSI内部のトラン
ジスタの性能と密接な関係がある。トランジスタの駆動
電流が大きいほど、LSI内部の波形変化に要する時間
が短くなり、より高速な動作が期待できる。例えばトラ
ンジスタのゲートの幅が大きくなるほど、ゲートの長さ
が短くなるほど駆動電流が大きくなる傾向がある。一
方、駆動電流はLSIの製造過程のばらつきによって変
化するため、なんらかの形で評価する必要がある。簡単
にはトランジスタを用いてバッファを構成し、バッファ
の遅延時間を計測することで間接的にトランジスタを評
価する方法が考えられる。短時間の間、複数のLSIを
対象に高価なテスタを用いてLSIの最高動作周波数を
調べておき、前述のバッファの遅延時間との相関関係が
得られれば、それ以降はバッファの遅延時間によってL
SIの最高動作周波数を推測することが可能となる。こ
れらの遅延時間の測定は低速なテスタでしかもウエハ状
態でも実施可能であるため、ウエハの状態にて最終的に
は動作速度不良となるLSIをパッケージに組み立てす
ることなく、判定できるメリットが考えられる。
【0003】図14,図15は従来のLSI回路の内部
構成について示したものである。近年のLSIにおいて
は国際標準であるバウンダリスキャン(IEE114
9.1)が採用される例が極めて多くなってきている。
【0004】図14はバウンダリスキャンが搭載された
LSI:1の回路構成の一部について示したもので、L
SI:1の外部ピンとしてバウンダリスキャン専用のT
DI端子5,TDO端子6が形成されている。LSI:
1のそれぞれの入出力端子はLSI:1の内部でバウン
ダリスキャンセルと呼ばれるセル3に接続されたおり、
それらのセル同士はTDI端子5からTDO端子6に向
かって順次接続され、スキャンパスが構成されている。
【0005】図15は標準的なバウンダリスキャンセル
3の構成を示したものである。図において、11はバウ
ンダリスキャンのfrom_last_cell端子、
12はバウンダリスキャンのto_next_cell
端子、13はバウンダリスキャンのFrom_syst
em_pin端子、14はバウンダリスキャンのTo_
system_logic端子、15はバウンダリスキ
ャンのClock−DR端子、16はバウンダリスキャ
ンのUpdate−DR端子、17 バウンダリスキャ
ンのMode端子、18はセレクタ、19,20はフリ
ップフロップ、21はセレクタである。その動作につい
ては、ここでの説明を省略する。
【0006】この発明は、前述の問題点を解決するため
に、LSI内部にLSI本来の動作に影響を与えない遅
延回路を形成し、その遅延時間を計測することで、LS
Iの最高動作周波数を推測できるようにすることを目的
に提案されたものである。また、LSI内部への遅延回
路の形成箇所については、論理合成や自動配置配線の対
象となるLSI内部のコアロジック領域ではなく、半導
体ベンダがレイアウトレベルで提供することが多い入出
力バッファセル(バウンダリスキャンセルを含む)の領
域が配線長による遅延時間への影響をより少なくできる
ため、より望ましいと考えられる。この場合、半導体ベ
ンダは遅延回路を含んだ形で入出力バッファセルを提供
できることになる。一方、コアロジック領域に遅延回路
を配置する場合、遅延素子や遅延素子間の配線によって
実質的に使用できるコアロジック領域の面積が低下する
などのコアロジック部の設計に与えるインパクトが大き
いといった問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バウンダ
リスキャンセルで構成される信号経路を利用してテスト
出力を適切に導出できる半導体集積回路およびテスト方
法を得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路では、バウンダリスキャンセルで構成される信
号経路として遅延手段を含む信号経路を形成する選択手
段を備え、前記遅延手段による遅延出力を導出すること
によりテスト出力を得るようにしたものである。
【0009】第2の発明に係る半導体集積回路では、バ
ウンダリスキャンセルで構成される信号経路としてリン
グ発振経路を持つ遅延手段を含む信号経路を形成する選
択手段を備え、前記遅延手段による遅延出力を導出する
ことによりテスト出力を得るようにしたものである。
【0010】第3の発明に係る半導体集積回路では、第
1の発明において、バウンダリスキャンセルを有する入
出力バッファセルの中に遅延手段を構成する遅延素子が
形成され、複数の入出力バッファセルにわたってそれぞ
れの遅延素子が配線された信号遅延経路が存在するもの
である。
【0011】第4の発明に係る半導体集積回路では、第
2の発明において、バウンダリスキャンセルを有する入
出力バッファセルの中に遅延手段を構成する遅延素子が
形成され、複数の入出力バッファセルにわたってそれぞ
れの遅延素子が配線されて形成されたリング発振経路が
存在するものである。
【0012】第5の発明に係る半導体集積回路のテスト
方法では、バウンダリスキャンセルで構成される信号経
路として遅延手段を含む信号経路を形成し、前記遅延手
段による遅延出力を導出することによりテスト出力を得
るようにしたものである。
【0013】第6の発明に係る半導体集積回路のテスト
方法では、バウンダリスキャンセルで構成される信号経
路としてリング発振経路により遅延動作を行う信号経路
を形成し、前記遅延動作による遅延出力を導出すること
によりテスト出力を得るようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を図1ないし図4について説明する。図1は
実施の形態1における全体構成を示す平面図である。図
2は実施の形態1におけるバウンダリスキャンセルの回
路構成の一例を示すブロック図である。図3は実施の形
態1におけるディレイ素子の一例を示すブロック図であ
る。図4は実施の形態1における動作を示すタイミング
チャートである。
【0015】図1に、遅延時間を計測するためのLSI
の全体構成の一例を示す。図において、1はLSI、2
はLSI:1の信号入出力端子、3はバウンダリスキャ
ンセル、4は入出力バッファ、5はバウンダリスキャン
セル3のTDI端子、6はバウンダリスキャンセル3の
TDO端子、7はテストモード端子、8は入出力バッフ
ァセルである。
【0016】この構成では、標準的なバウンダリスキャ
ンセルに遅延時間計測を行うかどうかを選択するための
テストモード信号が追加されているところが特徴であ
る。このテストモード信号はLSIの外部ピン、あるい
はLSI内部回路いずれにより選択状態が決定されても
よい。
【0017】図2に、テストパターン信号が追加接続さ
れたバウンダリスキャンセルの回路構成の一例を示す。
図において、3はバウンダリスキャンセル、9はセレク
タ、10はディレイ素子、11はバウンダリスキャンセ
ル3のfrom_last_cell端子、12はバウ
ンダリスキャンセル3のto_next_cell端
子、13はバウンダリスキャンセル3のFrom_sy
stem_pin端子、14はバウンダリスキャンセル
3のTo_system_logic端子、15はバウ
ンダリスキャンセル3のClock−DR端子、16は
バウンダリスキャンセル3のUpdate−DR端子、
17はバウンダリスキャンセル3のMode端子、18
はセレクタ、19,20はフリップフロップ、21はセ
レクタ、22はバウンダリスキャンセル3のShift
−DR端子である。
【0018】標準的なバウンダリスキャンセルの制御に
よりShift−DR端子22を“1”に固定した状態
でテストモード信号を“1”とすることで、from_
last_cell端子11とto_next_cel
l端子12の間にディレイ素子10が挿入された状態と
なる。この状態と図1の構成を合わせて考えると、図1
のTDI端子5に入力した波形がそれぞれのバウンダリ
スキャンセル3を順番に伝播し、最終的にはTDO端子
6から出力されることがわかる。
【0019】図3にディレイ素子10の一例を示す。こ
の例においてはバッファを3ヶ所接続した例について示
したが、別にバッファでなくともよい。例えばバッファ
の後段にRC回路等の負荷回路を配してもよく、どのよ
うなディレイ回路が最適であるかどうかはLSI自体の
回路設計に依存するところが大きいと考えられる。
【0020】図4に遅延時間測定のタイミングチャート
を示す。TDI端子5に入力した波形の変化がTDO端
子6に伝播する時間が遅延時間となる。TDI端子5に
入力した波形の変化タイミングは波形を生成した測定装
置に設定したタイミングを利用することができる。ま
た、TDO端子6から出力される波形の変化タイミング
は測定装置により観測することが可能である。
【0021】この発明による実施の形態1によれば、バ
ウンダリスキャンセル3で構成される信号経路としてデ
ィレイ素子10からなる遅延手段を含む信号経路を形成
するセレクタ9,18からなる選択手段を備え、前記デ
ィレイ素子10からなる遅延手段による遅延出力を導出
することによりテスト出力を得るようにしたので、バウ
ンダリスキャンセルで構成される信号経路を利用してテ
スト出力を適切に導出できる半導体集積回路を得ること
ができる。
【0022】また、この発明による実施の形態1によれ
ば、バウンダリスキャンセル3で構成される信号経路と
してディレイ素子10からなる遅延手段を含む信号経路
を形成し、前記ディレイ素子10からなる遅延手段によ
る遅延出力を導出することによりテスト出力を得るよう
にしたので、バウンダリスキャンセルで構成される信号
経路を利用してテスト出力を適切に導出できるテスト方
法を得ることができる。
【0023】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を図5について説明する。図5は、実施の形態2にお
ける、バウンダリスキャンセルセルの回路構成の一例を
示すブロック図である。この実施の形態2において、こ
こで説明する特有の構成以外の構成については、先に説
明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、
同様の作用を奏するものである。図中、同一または相当
部分については、同一の符号を付けている。
【0024】図5に、図2の変形例を示す。図2ではデ
ィレイ素子10への入力にセレクタ18の出力を接続し
ていたが、図5ではfrom_last_cell端子
11に接続することにより、図2では必要であった標準
的なバウンダリスキャンセルの制御によるShift−
DR端子22の状態固定が必要でなくなるメリットがあ
る。
【0025】実施の形態3.この発明による実施の形態
3を図6について説明する。図6は、実施の形態3にお
ける、バウンダリスキャンセルセルの回路構成の一例を
示すブロック図である。この実施の形態3において、こ
こで説明する特有の構成以外の構成については、先に説
明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、
同様の作用を奏するものである。図中、同一または相当
部分については、同一の符号を付けている。
【0026】図6に、図2の変形例を示す。図2ではデ
ィレイ素子10の入出力を標準的なバウンダリスキャン
セル3の端子であるfrom_last_cell端子
11,to_next_cell端子12と兼用してい
たが、別に兼用しなくともよく、図6では専用の入出力
端子23,24にディレイ素子10を接続した例につい
て示している。この場合、図2に比べて必要な端子数が
1つ増えるものの、図2で必要であったテストパターン
端子7が必要でなくなり、その端子の状態を制御が必要
でなくなるメリットがある。
【0027】実施の形態4.この発明による実施の形態
4を図7および図8について説明する。図7は実施の形
態4における構成を示すブロック図である。図8は実施
の形態4における動作を示すタイミングチャートであ
る。この実施の形態4において、ここで説明する特有の
構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1
における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏する
ものである。図中、同一または相当部分については、同
一の符号を付けている。
【0028】図7に図1から図4の変形例を示す。図1
から図4の構成ではTDI端子5に入力した波形の変化
タイミングは波形を生成した測定装置に設定したタイミ
ングを利用していたが、図7ではこの入力タイミングを
TDO端子から観測できるようにしたものである。具体
的には、TDI端子に接続しているバウンダリスキャン
セル29からディレイ素子10を通過する前の波形を信
号端子25から取り出し、TDO端子に接続しているバ
ウンダリスキャンセル30に形成した信号端子26より
探り込み、信号端子27の状態を“1”にしてTDO端
子から出力させ、測定装置によりタイミング(図8のT
DO出力波形1)を観測できるようにする。またディレ
イ素子10を介した遅延波形は信号端子7の状態を“1
“、信号端子27の状態を“0”にしてTDO端子から
出力させ、測定装置によりタイミング(図8のTDO出
力波形2)を観測できるようにする(TDI端子または
TDO端子以外の信号端子に接続しているバウンダリス
キャンセルの構成は図1から図4の構成例と同じ)。こ
のように構成することで、TDI端子に入力された波形
のタイミングを測定装置の設定値でなく実測することが
できるようになるメリットがある。
【0029】実施の形態5.この発明による実施の形態
5を図9および図10について説明する。図9は実施の
形態5における構成を示すブロック図である。図10は
実施の形態5における動作を示すタイミングチャートで
ある。この実施の形態5において、ここで説明する特有
の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態
1における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏す
るものである。図中、同一または相当部分については、
同一の符号を付けている。
【0030】図9に図1から図4の変形例を示す。図1
から図4の構成ではTDI端子からTDO端子に接続さ
れた各バウンダリスキャンセル内に配置されたディレイ
素子の遅延時間の合計をTDI端子に入力した波形のタ
イミングとTDO端子から出力される波形のタイミング
の差を遅延時間として観測することを求めていたが、図
9は遅延時間ではなく、遅延時間によって定まる周波数
を観測できるように構成した例について示したものであ
る。具体的には、TDI端子に接続しているバウンダリ
スキャンセル30のディレイ素子10の出力を、インバ
ータ33を介して信号端子31から取り出し、TDI端
子につながるバウンダリスキャンセル30に設けた信号
端子32に接続する。TDI端子につながるバウンダリ
スキャンセルのディレイ素子10への入力は、図2では
セレクタ18からであった。ここでは信号端子32に接
続する(TDI端子またはTDO端子以外の信号端子に
接続しているバウンダリスキャンの構成は、図1から図
4の構成例と同じ)。
【0031】このように構成することにより、TDI端
子に接続しているバウンダリスキャンセルのディレイ素
子の出力が他のバウンダリスキャンセルに伝播してい
き、最終的に伝播したTDO端子に接続しているバウン
ダリスキャンセルの中で波形が反転し、その反転波形が
TDI端子に接続しているバウンダリスキャンセルのデ
ィレイ素子の入力に戻ることでリング発振経路が形成さ
れる。
【0032】この発振波形(図10のTDO出力波形)
をTDO端子で観測することで遅延時間を算出すること
が次式(1)により可能である。 (遅延時間)=1÷(発振周波数*2)………(1) また、このように構成することで、図1から図4の構成
で必要であったTDI端子への波形入力が必要でなくな
るメリットがある。
【0033】この発明による実施の形態5によれば、バ
ウンダリスキャンセル29,30で構成される信号経路
としてリング発振経路を持つディレイ素子10からなる
遅延手段を含む信号経路を形成するセレクタ9,18か
らなる選択手段を備え、前記ディレイ素子10からなる
遅延手段による遅延出力を導出することによりテスト出
力を得るようにしたので、バウンダリスキャンセルで構
成される信号経路を利用して、リング発振経路により、
テスト出力を適切に導出できる半導体集積回路を得るこ
とができる。
【0034】また、この発明による実施の形態5によれ
ば、バウンダリスキャンセル29,30で構成される信
号経路としてリング発振経路によりディレイ素子10に
より遅延動作を行う信号経路を形成し、前記遅延動作に
よる遅延出力を導出することによりテスト出力を得るよ
うにしたので、バウンダリスキャンセルで構成される信
号経路を利用して、リング発振経路により、テスト出力
を適切に導出できる半導体集積回路テスト方法を得るこ
とができる。
【0035】実施の形態6.この発明による実施の形態
3を図11および図12について説明する。図11は実
施の形態6におけるバウンダリスキャンセルの回路構成
の一例を示すブロック図である。図12は実施の形態6
における全体構成を示す平面図である。この実施の形態
6において、ここで説明する特有の構成以外の構成につ
いては、先に説明した実施の形態1における構成と同様
の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、
同一または相当部分については、同一の符号を付けてい
る。
【0036】図11,図12は図6の変形例を示す。図
6ではバウンダリスキャンセル3に専用の入出力端子2
3,24にディレイ素子10を接続した例であったが、
図11ではバウンダリスキャンセルではなく、入出力バ
ッファセル8に専用の入出力端子34,35を設けた例
を示している。このように構成することで、バウンダリ
スキャンセルよりも大きなエリアにおいてディレイ素子
10や入出力端子34,35への配線を配置(配線)す
ることが可能となり、設計の自由度が大きくなるメリッ
トがある。
【0037】図12は、図11の入出力バッファセル8
で構成されたLSI:1の回路構成について示したもの
である。
【0038】この発明による実施の形態6によれば、バ
ウンダリスキャンセル3を有する入出力バッファセル8
の中に遅延手段を構成する遅延素子10が形成され、複
数の入出力バッファセル8にわたってそれぞれの遅延素
子10が配線された信号遅延経路が存在するようにした
ので、設計の自由度を比較的大きく確保できる入出力バ
ッファセルの中で構成される信号経路を利用して、テス
ト出力を適切に導出できる半導体集積回路を得ることが
できる。
【0039】実施の形態7.この発明による実施の形態
3を図13について説明する。図13は、実施の形態7
における、バウンダリスキャンセルの回路構成の一例を
示すブロック図である。この実施の形態7において、こ
こで説明する特有の構成以外の構成については、先に説
明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、
同様の作用を奏するものである。図中、同一または相当
部分については、同一の符号を付けている。
【0040】図13は図9,図11の変形例である。図
11での構成において図9と同様にリング発振が可能と
なるようにした例である。この例では、TDO端子に接
続している入出力バッファセル39において、ディレイ
素子10の入力にインバータを挿入し、ディレイ素子の
出力をTDI端子に接続している入出力バッファセル3
8のディレイ素子10の入力に接続してリング発振経路
を構成している。
【0041】このように構成することで、図9と同様、
TDI端子への波形入力が必要でなくなるメリットがあ
る。
【0042】図12は、図11の入出力バッファセルで
構成されたLSIの回路構成について示したものであ
る。
【0043】この発明による実施の形態7によれば、バ
ウンダリスキャンセル3を有する入出力バッファセル3
8,39の中に遅延手段を構成する遅延素子10が形成
され、複数の入出力バッファセルにわたってそれぞれの
遅延素子10が配線されて形成されたリング発振経路が
存在するようにしたので、設計の自由度を比較的大きく
確保できる入出力バッファセルの中で構成される信号経
路を利用して、リング発振経路により、テスト出力を適
切に導出できる半導体集積回路を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】第1の発明によれば、バウンダリスキャ
ンセルで構成される信号経路として遅延手段を含む信号
経路を形成する選択手段を備え、前記遅延手段による遅
延出力を導出することによりテスト出力を得るようにし
たので、バウンダリスキャンセルで構成される信号経路
を利用して、テスト出力を適切に導出できる半導体集積
回路を得ることができる。
【0045】第2の発明によれば、バウンダリスキャン
セルで構成される信号経路としてリング発振経路を持つ
遅延手段を含む信号経路を形成する選択手段を備え、前
記遅延手段による遅延出力を導出することによりテスト
出力を得るようにしたので、バウンダリスキャンセルで
構成される信号経路を利用して、リング発振経路によ
り、テスト出力を適切に導出できる半導体集積回路を得
ることができる。
【0046】第3の発明によれば、バウンダリスキャン
セルを有する入出力バッファセルの中に遅延手段を構成
する遅延素子が形成され、複数の入出力バッファセルに
わたってそれぞれの遅延素子が配線された信号遅延経路
が存在するようにしたので、設計の自由度を比較的大き
く確保できる入出力バッファセルの中で構成される信号
経路を利用して、テスト出力を適切に導出できる半導体
集積回路を得ることができる。、
【0047】第4の発明によれば、第2の発明におい
て、バウンダリスキャンセルを有する入出力バッファセ
ルの中に遅延手段を構成する遅延素子が形成され、複数
の入出力バッファセルにわたってそれぞれの遅延素子が
配線されて形成されたリング発振経路が存在するように
したので、設計の自由度を比較的大きく確保できる入出
力バッファセルの中で構成される信号経路を利用して、
リング発振経路により、テスト出力を適切に導出できる
半導体集積回路を得ることができる。
【0048】第5の発明によれば、バウンダリスキャン
セルで構成される信号経路として遅延手段を含む信号経
路を形成し、前記遅延手段による遅延出力を導出するこ
とによりテスト出力を得るようにしたので、バウンダリ
スキャンセルで構成される信号経路を利用して、テスト
出力を適切に導出できる半導体集積回路のテスト方法を
得ることができる。
【0049】第6の発明によれば、バウンダリスキャン
セルで構成される信号経路としてリング発振経路により
遅延動作を行う信号経路を形成し、前記遅延動作による
遅延出力を導出することによりテスト出力を得るように
したので、バウンダリスキャンセルで構成される信号経
路を利用して、リング発振経路により、テスト出力を適
切に導出できる半導体集積回路のテスト方法を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における全体構
成を示す平面図である。
【図2】 この発明による実施の形態1におけるバウン
ダリスキャンセルの回路構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明による実施の形態1におけるディレ
イ素子の回路構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明による実施の形態1における動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明による実施の形態2におけるバウン
ダリスキャンセルの回路構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明による実施の形態3におけるバウン
ダリスキャンセルの回路構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明による実施の形態4における回路構
成を示すブロック図である。
【図8】 この発明による実施の形態4における動作を
示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明による実施の形態5における回路構
成を示すブロック図である。
【図10】 この発明による実施の形態5における動作
を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明による実施の形態6におけるバウ
ンダリスキャンセルの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 この発明による実施の形態6における全体
構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明による実施の形態7におけるバウ
ンダリスキャンセルの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 従来技術における全体構成を示すブロック
図である。
【図15】 従来技術におけるバウンダリスキャンセル
の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 LSI、2 LSIの信号入出力端子、3 バウン
ダリスキャンセル、4入出力バッファ、5 バウンダリ
スキャンのTDI端子、6 バウンダリスキャンのTD
O端子、7 テストモード端子、8 入出力バッファセ
ル、9 セレクタ、10 ディレイ素子、11 バウン
ダリスキャンのfrom_last_cell端子、1
2 バウンダリスキャンのto_next_cell端
子、13 バウンダリスキャンのFrom_syste
m_pin端子、14 バウンダリスキャンのTo_s
ystem_logic端子、15 バウンダリスキャ
ンのClock−DR端子、16 バウンダリスキャン
のUpdate−DR端子、17 バウンダリスキャン
のMode端子、18 セレクタ、19,20フリップ
フロップ、21 セレクタ、22 バウンダリスキャン
のShift−DR端子、23 ディレイ素子への入力
端子、24 ディレイ素子からの出力端子、25 出力
端子、26 入力端子、27 バイパス切り替え信号入
力端子、28 セレクタ、29 TDI端子に接続して
いるバウンダリスキャンセル、30 TDO端子に接続
しているバウンダリスキャンセル、31 出力端子、3
2入力端子、33 インバータ、34 入力端子、35
出力端子、36 入力端子、37 出力端子、38
TDI端子に接続している入出力バッファセル、39
TDO端子に接続している入出力バッファセル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早野 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 朝比奈 克志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AC15 AD07 AK15 AK21 AK23 4M106 AA01 AC07 5F038 CD08 CD09 DT02 DT03 DT06 DT15 EZ20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バウンダリスキャンセルで構成される信
    号経路として遅延手段を含む信号経路を形成する選択手
    段を備え、前記遅延手段による遅延出力を導出すること
    によりテスト出力を得ることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 バウンダリスキャンセルで構成される信
    号経路としてリング発振経路を持つ遅延手段を含む信号
    経路を形成する選択手段を備え、前記遅延手段による遅
    延出力を導出することによりテスト出力を得ることを特
    徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 バウンダリスキャンセルを有する入出力
    バッファセルの中に遅延手段を構成する遅延素子が形成
    され、複数の入出力バッファセルにわたってそれぞれの
    遅延素子が配線された信号遅延経路が存在することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 バウンダリスキャンセルを有する入出力
    バッファセルの中に遅延手段を構成する遅延素子が形成
    され、複数の入出力バッファセルにわたってそれぞれの
    遅延素子が配線されて形成されたリング発振経路が存在
    することを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】 バウンダリスキャンセルで構成される信
    号経路として遅延手段を含む信号経路を形成し、前記遅
    延手段による遅延出力を導出することによりテスト出力
    を得るようにしたことを特徴とする半導体集積回路のテ
    スト方法。
  6. 【請求項6】 バウンダリスキャンセルで構成される信
    号経路としてリング発振経路により遅延動作を行う信号
    経路を形成し、前記遅延動作による遅延出力を導出する
    ことによりテスト出力を得ることを特徴とする半導体集
    積回路のテスト方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517295A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 集積回路の試験
WO2009050821A1 (ja) * 2007-10-19 2009-04-23 Fujitsu Limited 半導体集積回路装置の動作周波数決定装置および決定方法ならびに決定プログラム

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