JP2003004752A - マイクロチップおよび該マイクロチップを用いる検査装置 - Google Patents

マイクロチップおよび該マイクロチップを用いる検査装置

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JP2003004752A
JP2003004752A JP2001182215A JP2001182215A JP2003004752A JP 2003004752 A JP2003004752 A JP 2003004752A JP 2001182215 A JP2001182215 A JP 2001182215A JP 2001182215 A JP2001182215 A JP 2001182215A JP 2003004752 A JP2003004752 A JP 2003004752A
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reaction
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microchip
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JP2001182215A
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English (en)
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Yasuhiro Santo
康博 山東
Yasuhisa Fujii
泰久 藤井
Shunichi Hayamizu
俊一 速水
Koji Yamamoto
廣治 山元
Shigeo Yamashita
重夫 山下
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査の精度を上げることができるマイクロチ
ップおよび該マイクロチップを用いる検査装置を提供す
る。 【解決手段】 検体を流すことができる微小な流路であ
る検体流路11〜15と、試薬を流すことができる微小
な流路である試薬流路11a〜15a,11b,15b
とが合流流路11c〜15cで合流し、合流流路11c
〜15cの近傍に検体と試薬との反応を検出できるよう
にする反応検出部30を設ける。さらに、検体を流すこ
とができる微小な流路である参照流路16と、参照流路
16の近傍に配置され、検体を検出できるようにする参
照反応検出部30とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロチップお
よび該マイクロチップを用いる検査装置に関する。詳し
くは、検体と試薬との反応を検出するマイクロチップお
よび該マイクロチップを用いる検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、マイクロマシン技術を応用して、
化学分析や合成等の機器・手法を微細化して行うμーT
AS(μ−Total Analysis Syste
m)が注目されている。従来の装置に比べ微細化された
μーTASでは、試料の量が少ない、反応時間が短い、
廃棄物が少ない等のメリットがある。また、医療分野に
使用した場合、検体(例えば、血液)の量を少なくする
ことで患者への負担を軽減でき、試薬の量を少なくする
ことで検査のコストを下げることができる。さらに、検
体・試薬の量が少ないことから、反応時間が大幅に短縮
され、検査の効率化が図れる。このようなことから免疫
学的検査、生化学的検査、遺伝子検査等に、μーTAS
を応用する価値は大きい。時間短縮の利点は得られない
が、検体・試薬量が減るので、血液凝固検査にも応用で
きる。また、環境測定分野等に適用した場合、試薬・有
機溶媒の使用量が少ない、反応時間(測定時間)が少ない
といった利点の他に、装置が小型であるため現場で測定
ができ、検査の即時性が向上する。
【0003】現状のキュベットを用いるような大型ある
いは中型の機器での反応検出方法は、免疫学的検査であ
れば、抗原抗体反応を利用し、標識抗体(発光したり蛍
光を発したりする)を添加することで、蛍光や発光を光
検出器で検出する。生化学検査であれば比色法や比濁法
が用いられている。凝固検査では、散乱光検出が一般的
である。
【0004】一般的に用いられている比色法、比濁法を
利用した分析機器では、感度補正のためにリファレンス
となる光を検出する。この場合、予め濃度等が分かって
いる参照液を用いる。しかし、ノイズの測定を目的とす
るものではなく、また、検体そのものを用いるものでも
ない。
【0005】特開平7−92169号公報には、マイク
ロチップ上の微小流路内で血液凝固時間を測定する装置
が開示されている。この装置では、複数の流路は設けら
れておらず、検査しないダミー流路もない。また、検体
の粘度を検出する流路もない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】抗原抗体反応や酵素反
応を用いて目的の物質を検出する反応系の場合、検体の
量が多い場合は、検出すべき光の量は多い。しかし、検
体の量が減ると、検出すべき光の量は減り、反応を捕ら
えるのが困難になってくる。マイクロチップのような微
小流路内で検査をする場合、検体量が少ないため検出光
が足りなく、検出感度が低下してしまう。また、検出す
べき光以外の光(例えば、反射光や迷光)のノイズの影
響を受け、高感度な検出ができない。
【0007】さらに、検体に人間の血液等を用いる場
合、検体ごとに粘度がさまざまであり、毛細管力やマイ
クロポンプ等で正確な送液ができない。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする技
術的課題は、検査の精度を上げることができるマイクロ
チップおよび該マイクロチップを用いる検査装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、以下の構成のマイクロチップを提
供する。
【0010】マイクロチップは、検体流路と、試薬流路
と、合流流路と、反応検出部と、参照流路と、参照検出
部とを備える。上記検体流路は、その一端に向けて検体
を流すことができる微小な流路である。上記試薬流路
は、上記検体流路の上記一端に接続され、上記検体と反
応する少なくとも一つの試薬を流すことができる微小な
流路である。上記合流流路は、上記検体流路の上記一端
から延在し、合流した上記検体と上記試薬とを流すこと
ができる微小な流路である。上記反応検出部は、上記合
流流路の近傍に配置され、上記検体と上記試薬との反応
を検出できるようにする。上記参照流路は、その一端に
向けて検体を流すことができる微小な流路である。上記
参照検出部は、上記参照流路の近傍に配置され、上記検
体を検出できるようにする。
【0011】上記構成において、検体は検体流路を流
れ、試薬は試薬流路を流れ、検体流路の一端で両者は合
流した後、合流流路内を移動する。検体と試薬は、微小
な合流流路内で極めて短時間で混合する。そして、検体
と試薬とが反応し、その反応を、反応検出部から検出す
ることができる。
【0012】また、検体は、試薬と反応することなく、
参照流路を流れる。参照流路を流れる検体は、参照検出
部から検出することができる。参照検出部からは、試薬
との反応検査以外の目的、例えばノイズ成分の検出や検
体の特性の検出等の目的で、検体を検出することができ
る。
【0013】上記構成によれば、参照検出部からの検出
結果に基づき、反応検出部からの検出結果について反応
検出部でのノイズ成分を除去する補正をしたり、検体の
特性に応じて試薬との混合を制御する等して、検査の精
度を向上することができる。
【0014】なお、上記構成において、「試薬」は、そ
れ自体が直ちに検体と反応することができるもののみな
らず、2以上が混合して初めて検体と反応することがで
きるようになるものをも含む。また、複数の「試薬」を
用いる場合には、例えば試薬流路を枝分かれした構成と
して複数の試薬を流すようにしても、あるいは、検体流
路の一端以外で検体流路に合流する別の微小な流路を設
け、そこからも試薬を流すようにしてもよい。また、検
体流路、試薬流路、又は合流流路の適宜位置で合流する
微小な流路から、洗浄液や、検体や試薬と混合しても反
応しないバッファ液等を流すようにしてもよい。
【0015】また、上記構成において、「反応検出部」
は、例えば合流流路近傍(流路内を含む)の歪みや温
度、電位等を検出することにより、検体と試薬との反応
をそれ自体が直接検出するもの(例えば、圧電素子、熱
電対、導電性を有する部分等)であっても、あるいは、
それ自体は何ら検出するものではないが、マイクロチッ
プの外部から検体と試薬との反応を検出することができ
るようにするもの(例えば、透明な部分)であってもよ
い。
【0016】また、上記構成において、「参照検出部」
は、例えば合流流路近傍(流路内を含む)の歪みや温
度、電位等を検出することにより、検体をそれ自体が直
接検出するもの(例えば、圧電素子、熱電対、導電性を
有する部分等)であっても、あるいは、それ自体は何ら
検出するものではないが、マイクロチップの外部から検
体を検出することができるようにするもの(例えば、透
明な部分)であってもよい。「参照検出部」からは、試
薬との反応検査以外の目的で検体を検出すればよく、例
えば、試薬以外(例えば、希釈液)と混合した状態の検
体を検出してもよい。
【0017】好ましくは、上記参照検出部は、上記反応
検出部から上記検体と上記試薬との反応を検出するとき
のノイズ成分を検出することができるように構成され
る。
【0018】上記構成によれば、反応検出部から検出し
たノイズ成分(例えば、流路からの散乱光)と反応成分
(検体と試薬との反応による成分)との和から、参照検
出部で検出したノイズ成分を差し引き、真の反応成分の
みを検出することができる。これによって、検出限界を
改善することができる。
【0019】例えば、参照検出部は、流路を含めて反応
検出部と同じように構成する。参照検出部からは、反応
検出部と同じ方法で、検体のみを検出する。これによ
り、反応検出部から検体と試薬との反応を検出したとき
のノイズ成分だけを検出することができる。
【0020】したがって、検体と試薬との反応検査の精
度を上げることができる。
【0021】好ましくは、上記参照検出部は、上記参照
流路を流れる上記検体の粘度を検出できるように構成さ
れる。
【0022】上記構成により、検体の粘度が分かれば、
検体に応じて適切な条件で送液を行い、検体と試薬との
反応検査の精度を向上することができる。
【0023】より好ましくは、上記参照検出部は、2組
の光学的検出部を含む。該2組の光学的検出部は、上記
参照流路の流路方向に所定距離離れて配置され、上記参
照流路を流れる上記検体を光学的に検出することができ
るようにする。
【0024】上記構成において、光学的検出部は、受光
量等の光学的変化により、検体が光学的検出部を通過し
たことを検出することができる。例えば、光学的検出部
は、マイクロチップの外部と参照流路との間に光を通す
ことができる透光部である。あるいは、マイクロチップ
内に参照流路に対向して配置された発光部および受光部
である。
【0025】上記構成によれば、一方の光学的検出部か
ら検体の通過を検出した後、他方の光学的検出部から検
体の通過を検出するまでの時間から、参照流路を流れる
検体の流速を求め、流速と粘度との関係に基づいて、検
体の粘度を検出することができる。
【0026】より好ましくは、上記参照検出部は、2組
の電気的検出部を含む。該2組の電気的検出部は、上記
参照流路の流路方向に所定距離離れて配置され、上記参
照流路を流れる上記検体を電気的に検出することができ
るようにする。
【0027】上記構成において、電気的検出部は、電流
値や電圧値等の電気的な変化により、検体が電気的検出
部を通過したことを検出することができる。例えば、電
気的検出部は、参照流路内に対向して配置された電極対
である。
【0028】上記構成によれば、一方の電気的検出部か
ら検体の通過を検出した後、他方の電気的検出部から検
体の通過を検出するまでの時間から、参照流路を流れる
検体の流速を求め、流速と粘度との関係に基づいて、検
体の粘度を検出することができる。
【0029】また、本発明は、上記各構成のマイクロチ
ップを用いる検査装置を提供する。
【0030】検査装置は、複数の上記反応検出部を備え
た上記各構成のマイクロチップが装着される。一つの光
源から、複数の上記反応検出部に光を照射する。
【0031】上記構成によれば、各反応検出部に共通の
光源から光を照射するので、微小な反応検出部に対して
照射位置を高精度に位置決めすることを不要とし、検査
装置の構成を簡単にすることができる。
【0032】すなわち、複数の反応検出部にそれぞれ別
個の光源から光を照射しようとする場合、微小な反応検
出部に対して照射位置を位置決めすることは困難であ
り、また、マイクロチップを用いる検査装置の構成は、
複雑になるが、上記構成によれば、構成を簡単にするこ
とができる。
【0033】好ましくは、上記光源から、上記マイクロ
チップの上記参照検出部にも光が照射される。
【0034】上記構成によれば、参照検出部について
も、共通の光源からの光を用いることができ、検査装置
の構成を簡単にすることができる。
【0035】また、反応検出部と参照検出部とで光源の
バラツキがないので、ノイズ成分を除去するときに誤差
が生じないようにすることができ、検査の精度を上げる
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図1〜図11に基づいて説明する。
【0037】まず、マイクロチップの基本構成につい
て、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0038】図1および図2は、マイクロチップ2の基
本構成例である。
【0039】検体導入口20から血液等の検体を供給す
る。検体導入口20には非常に微小な構造物20aが加
工されており、赤血球等の血球成分が分離される。血球
成分が分離された検体(血漿成分)は、検体流路11,
12,13,14,15を流れる。
【0040】試薬導入口21a〜25a,21b,25
bからは、検査用の試薬を導入する。試薬は、試薬流路
11a,11b,12a,13a,14a,15a,1
5bを流れる。
【0041】検体、試薬は、それぞれマイクロポンプ2
6,28により下流側に送られ、合流流路11c,12
c,13c,14c,15cで合流し反応を始め、その
反応が反応検出部30で検出される。
【0042】図3は、マイクロポンプ26,28の詳細
図である。
【0043】このマイクロポンプは、ディフューザー型
と呼ばれるものである。振動板31aとベース31bと
の間に、両端が流路に接続されたポンプ室32が形成さ
れている。振動板31a上には、PZT38が貼り付け
られている。PZT38に電圧を印加して、振動板31
aを湾曲させ、ポンプ室32の体積を変化させることが
できる。このとき、前後のディフューザー34,36の
流路インピーダンスの差により、液体を、前後のディフ
ューザー34,36のいずれか一方を通って、ポンプ室
32から流出し、又はポンプ室32に流入させることが
できる。
【0044】すなわち、前方のディフューザー36は、
ポンプ室32の圧力変化が急激であっても緩やかであっ
ても層流状態で液体が流れるので、流路インピーダンス
の変化が相対的に小さい。これに対し、後方のディフュ
ーザー34は、流路インピーダンスの変化が相対的に大
きい。すなわち、後方のディフューザー34は、ポンプ
室32の圧力変化が急激な場合には、乱流が発生するた
めに、流路インピーダンスが前方のディフューザー36
よりも大きくなる。一方、ポンプ室32の圧力変化が緩
やかな場合には、乱流が発生しないので、流路インピー
ダンスは前方のディフューザー36よりも小さくなる。
【0045】例えば、ポンプ室32の体積が急激に小さ
くなるときには、矢印39tで示すように、前方のディ
フューザー36から液体が吐出する。ポンプ室32の体
積がゆっくりと元に戻るときには、矢印39bで示すよ
うに、後方のディフューザー34からポンプ室32内に
液体が吸い込まれる。この繰り返しにより、液体は前方
に送り出される。
【0046】逆に、ポンプ室32の体積が緩やかに小さ
くなるとき、矢印39aで示したように、後方のディフ
ューザー34からポンプ室32の液体が吐出する。次
に、ポンプ室32の体積が急激に元に戻るとき、矢印3
9sで示すように、前方のディフューザー34から液体
が吸い込まれる。この繰り返しにより、液体は後方に送
り出される。
【0047】図1および図2に示したように、流路のと
ころどころに撥水バルブと呼ばれる液体の流れを止める
ためのバルブ27,29が設けられている。このバルブ
27,29は、流路壁面にフッ素系の物質をコーティン
グする等して作られる。バルブ27,29で液体を止め
ておき、所望のタイミングでマイクロポンプ26,28
を駆動し、液体を送る。
【0048】外側の2系統の流路11,11a,11
b,11c;15,15a,15b,15cは、2つの
試薬を用いて検査を行うための流路である。内側の3系
統の流路12a,12b;13a,13b;14a,1
4bは、1つの試薬を用いて検査を行うための流路であ
る。各流路の幅200μm、深さ100μm程度であ
る。
【0049】図2に示すように、マイクロチップ2は、
検体導入口20、試薬導入口21a〜25a,21b,
25b、開口21c〜25c等が形成された上基板4
と、流路11〜15等が形成された流路基板6と、反応
検出部30等が形成された下基板8とが積層されたもの
である。
【0050】各基板4,6,8の作成は、シリコンやガ
ラスのドライエッチングやウエットエッチングにより行
う。また。シリコンやニッケルによりチップの型をつく
り、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)やPDMS
(ポリ・ジメチル・シロキサン)等の樹脂で射出成型す
ることで、安価なチップを作成することができる。シリ
コン同士の接合は直接接合、シリコンとガラスの接合に
は陽極接合を用い、樹脂の接合にはエポキシ系の接着剤
等を使う。
【0051】反応検出部30での検出には、主に透過光
や散乱光の変化を用いるが、以下では血液凝固検査にお
ける散乱光について述べる。
【0052】血液凝固検査は、検体と試薬を反応させて
から凝固するまでの時間を測定するものである。検出
は、主に散乱光の変化で行う。
【0053】図4は、流路17の断面図であり、散乱光
の検出方法を示している。光源18には、レーザーやL
EDを用いる。光検出器19には、フォトダイオードや
CCD等を用いる。
【0054】図4において散乱光を検出する際、流路1
7を小さくすればするほど検出光が少なくなる。また、
チップ表面での反射光や流路17の角部17a,17b
のわずかなひずみによる散乱光(例えば、角部17a,
17bからの正反射光)等のノイズ成分との切り分けが
難しい。
【0055】次に、本発明の第1実施形態に係るマイク
ロチップ3について、図5を参照しながら説明する。
【0056】本発明の第1実施形態に係るマイクロチッ
プ3では、検査には関係のない参照流路16(検体だけ
を流す流路)を設け、ノイズ成分のみを検出できるよう
にしている。
【0057】参照流路16には、他の検体流路11〜1
5と同じように検体は流れるが、試薬は流さず、反応は
させない。この参照流路16の反応検出部30aに、他
の合流流路11c〜15cと同じように光を当て、散乱
光や反射光を受光部で捕らえる。
【0058】矢印30a,30bで示すように、反応検
出部30において、合流流路11c〜15cに光を当
て、散乱光や反射光を受光部で捕らえた信号は、反応に
よる成分と、反応に依存しないノイズ成分との和にな
る。一方、矢印30s,30tで示すように、参照反応
検出部30aにおいて、検体のみを流す参照流路16c
に光を当て、散乱光や反射光を受光部で捕らえた信号
は、反応に依存しないノイズ成分のみである。
【0059】この参照流路16から得られた信号は、合
流流路11c〜15cではノイズ成分に相当する。この
ノイズ成分が分かっていれば、合流流路11c〜15c
から得られた信号からノイズ成分を引いて、反応による
成分のみを得ることができる。参照流路16は、実質的
にノイズ成分のみを検出できればよく、必ずしも合流流
路11c〜15cと同じ形状に形成する必要はないが、
同じ形状に形成すれば、構成が簡単になり、ノイズ成分
を除去する信号処理等も容易になる。
【0060】次に、本発明の第2実施形態に係るマイク
ロチップ3aについて、図7〜図9を参照しながら説明
する。
【0061】毛細管力やマイクロポンプを用いて液体を
送る場合、血液のような検体により粘度が違う液体を精
度良く送るのは困難である。血液凝固検査の場合、検体
と試薬が反応してから固まるまでの時間を測定するの
で、反応検出部30に到達する時間にばらつきがある
と、正確な時間の検出ができない。
【0062】そこで、参照流路16内に、流路方向に所
定距離離れて第1および第2検出部16s,16tを設
け、検体の通過を検知することにより、参照流路16を
流れる検体の流速から検体の粘度を検出できるようにす
る。
【0063】例えば図7に示すように、第1および第2
検出部16s,16tに電気的検出部、すなわち電極対
42、44をそれぞれ配置する。電極42,44間に
は、電源46と電流検出器48とを直列に接続し、電極
42,44間を検体が通るときに流れる電流を検出する
ことにより、検体の通過を検知する。これにより、検体
が第1および第2検出部16s,16t間を通過する時
間、すなわち検体の流速が分かる。流速と粘度との間に
は一定の関係があるので、検体の粘度を検出できる。検
体の粘度に応じてポンプ26,28を駆動すれば、高精
度な送液ができる。例えば、粘度が大きい場合は、駆動
電圧を上げ、粘度が小さければ駆動電圧を下げる。
【0064】図8および図9は、第1検出部16s、第
2検出部16tに光学的検出部を設けた例である。
【0065】図8では、第1検出部16s、第2検出部
16tを挟んで、光源52および光検出器54が、それ
ぞれ配置されている。レーザーやLED等の光源52か
ら光56を照射し、透過光58を、フォトダイオードや
CCD等の光検出部54で検出する。
【0066】図9は、散乱光や反射光等を検出する例で
ある。レーザーやLED等の光源62と、フォトダイオ
ードやCCD等の光検出器64とが、それぞれ、第1検
出部16s、第2検出部16tに対向して同じ側に配置
されている。光源62から光66を照射し、反射光68
を光検出部64で検出する。
【0067】なお、第1実施形態と第2実施形態を組み
合わせてもよい。すなわち、参照流路16に対して、参
照反応検出部30aと、第1検出部16s、第2検出部
16tとを設け、ノイズ成分の検出を行うとともに、検
体の粘度を検出するようにしてもよい。
【0068】参照流路16に参照検出部30aを設けて
ノイズ成分を検出するとともに、粘度検出のために参照
流路16の第1および第2検出部16s,16tに電気
的検出部を組み込んだ場合、検査のフローは次のように
なる。
【0069】まず、検体導入口20に検体を、試薬供給
口21a〜25a,21b,25bに試薬を供給する。
【0070】供給された検体は、毛細管力により検体流
路11〜15を流れ、試薬と出会う直前で撥水バルブ2
7により停止する。
【0071】同時に、供給された検体は、参照流路16
を流れる。参照流路16には撥水バルブがないので、検
体は止まることなく流れる。検体が第1検出部16sを
通過したとき、最初の電気信号が送られ、第2検出部1
6tを通過したとき、次の信号が送られる。この2つの
信号に基づいて、第1検出部16sから第2検出部16
tまでの時間が求められ、所定の演算により粘度が求め
られる。粘度の大小により、マイクロポンプ26,28
の駆動電圧が決定される。
【0072】決定された電圧でマイクロポンプ26,2
8を駆動することで、検体と試薬が出会ってから毎回同
じ時間で反応検出部30に到着する。反応検出部30お
よび参照検出部30aでは、例えば、LEDにより照射
し、散乱光をフォトダイオードにより検出する。検査用
の合流流路11c〜15cから得られた値から、ノイズ
検出用の参照流路16で得られた値を差し引くことで、
ノイズ分の値を消すことができる。
【0073】次に、マイクロチップを用いる検査装置の
一例について、図10を参照しながら説明する。
【0074】マイクロチップ70の上方には、光源ユニ
ット72と、試薬を供給するための試薬供給ユニット7
9が配置されている。マイクロチップ70の下方には、
検出ユニット76が配置されるようになっている。
【0075】光源ユニット72には、反応検出部および
参照検出部を介して各流路に光を照射するため、各流路
ごとに個別の光源73を備える。光源ユニット72に
は、光源73からの光を対応する流路にのみ導くため、
中空穴75が設けられている。
【0076】検出ユニット76には、各流路からの光を
受光するため、各流路ごとに個別の受光部78を備え
る。検出ユニット72には、対応する流路からの光のみ
を受光するために、中空穴77が設けられている。
【0077】図10では、各々の流路に対してそれぞれ
個別に光源73を設けているので、個々の光源73につ
いて、微小な流路に対して高精度に位置決めする必要が
ある。また、光源73にバラツキがあると、ノイズ成分
を除去するときに誤差を生じる。
【0078】次に、本発明の第3実施形態に係る検査装
置について、図11を参照しながら説明する。
【0079】検査装置は、一つの光源82の光をコリメ
ーターレンズ83により平行光87とし、マイクロチッ
プ80の複数の流路81に、平行光87を一度に照射す
る。反射光88は、レンズ84により結像する。このと
き、マスク85により不要な光を遮断する。各流路81
の結像位置には、それぞれ受光部86が配置され、各流
路81からの反射光を検出する。
【0080】反射型の構成ではなく、透過型の構成とし
てもよい。すなわち、光源82やコリメーターレンズ8
3を、マイクロチップ80に関して反対側に配置し、点
線で示すように、平行光89を流路81に照射する構成
としてもよい。
【0081】一つの光源を用い、平行光を照射すること
により、検査装置の構成を簡単にすることができる。ま
た、反応検出部と参照検出部とで光源のバラツキが生じ
ないので、ノイズ成分を除去するときの誤差がなくな
り、検査精度を向上することができる。
【0082】以上説明したように、上記各実施形態のマ
イクロチップおよび該マイクロチップを用いた検査装置
は、検査の精度を上げることができる。
【0083】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0084】
【発明の効果】マイクロチップにおける微小流路内での
反応であるので、検体(血液)・試薬の量が極微量でよ
い。液が微量であるので反応が早く検査にかかる時間が
大幅に短縮され、検査の効率化が図られたり、緊急を要
する場合にメリットがある。装置を小型化できること
で、POC(Point Of Care)に適してい
て、家庭内での検査や救急車内等の緊急を要する場合に
も、使用することができる。
【0085】検査用流路以外の流路で測定した、チップ
表面での反射光や流路角部での散乱等によるノイズを検
査用流路からの検査結果にフィードバックすることで、
検査の精度が向上する。また、粘度を測定することによ
り、正確な送液が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マイクロチップの基本構成を示す平面図であ
る。
【図2】 図1のマイクロチップの分解斜視図である。
【図3】 マイクロポンプの断面図である。(a)は平
面断面図、(b)は側面断面図である。
【図4】 流路の拡大断面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係るマイクロチップ
の平面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るマイクロチップ
の平面図である。
【図7】 電気的検出部の要部拡大図である。
【図8】 光学的検出部の要部拡大図である。
【図9】 変形例の光学的検出部の要部拡大図である。
【図10】 マイクロチップを用いる検査装置の斜視図
である。
【図11】 本発明の第3実施形態の検査装置の構成図
である。
【符号の説明】
3,3a マイクロチップ 11,12,13,14,15 検体流路 11a,11b,12a,13a,14a,15a,1
5b 試薬流路 11c,12c,13c,14c,15c 合流流路 16 参照流路 16s 第1検出部(参照検出部) 16s 第1検出部(参照検出部) 30 反応検出部 30a 参照検出部 42,44 電極(電気的検出部) 52 光源(光学的検出部) 54 光検出器(光学的検出部) 62 光源(光学的検出部) 64 光検出器(光学的検出部) 80 マイクロチップ 81 流路 82 光源 86 受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/416 G01N 33/483 A 33/483 C E 33/86 33/86 37/00 101 37/00 101 27/46 336B 336M (72)発明者 速水 俊一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 山元 廣治 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 山下 重夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA10 BB37 CA25 FA04 FA07 FA11 FA34 GC04 GC11 GC18 HA09 JA02 JA07 2G054 AA07 CD04 EA04 EA05 FA08 FA17 FA26 FA33 GA05 GB01 JA08 JA20 2G057 AA01 AA02 AA04 AA14 AB04 AB06 AB07 AC01 BA03 BA05 BB01 BB06 2G058 DA07 DA09 EB00 GA02 GA11 2G059 AA05 BB13 EE01 EE02 GG01 GG02 GG03 JJ11 KK04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端に向けて検体を流すことができ
    る微小な流路である検体流路と、 該検体流路の上記一端に接続され、上記検体と反応する
    少なくとも一つの試薬を流すことができる微小な流路で
    ある試薬流路と、 上記検体流路の上記一端から延在し、合流した上記検体
    と上記試薬とを流すことができる微小な流路である合流
    流路と、 該合流流路の近傍に配置され、上記検体と上記試薬との
    反応を検出できるようにする反応検出部と、 その一端に向けて検体を流すことができる微小な流路で
    ある参照流路と、 該参照流路の近傍に配置され、上記検体を検出できるよ
    うにする参照検出部とを備えたことを特徴とする、マイ
    クロチップ。
  2. 【請求項2】 上記参照検出部は、上記反応検出部から
    上記検体と上記試薬との反応を検出するときのノイズ成
    分を検出することができるように構成されたことを特徴
    とする、マイクロチップ。
  3. 【請求項3】 上記参照検出部は、上記参照流路を流れ
    る上記検体の粘度を検出できるように構成されたことを
    特徴とする、請求項1記載のマイクロチップ。
  4. 【請求項4】 上記参照検出部は、 上記参照流路の流路方向に所定距離離れて配置され、上
    記参照流路を流れる上記検体を光学的に検出することが
    できるようにする2組の光学的検出部を含むことを特徴
    とする、請求項3記載のマイクロチップ。
  5. 【請求項5】 上記参照検出部は、 上記参照流路の流路方向に所定距離離れて配置され、上
    記参照流路を流れる上記検体を電気的に検出することが
    できるようにする2組の電気的検出部を含むことを特徴
    とする、請求項3記載のマイクロチップ。
  6. 【請求項6】 複数の上記反応検出部を備えた請求項1
    〜5のいずれかに記載のマイクロチップが装着され、一
    つの光源から、複数の上記反応検出部に光を照射するこ
    とを特徴とする、検査装置。
  7. 【請求項7】 上記光源から、上記マイクロチップの上
    記参照検出部にも光が照射されることを特徴とする、請
    求項6記載の検査装置。
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