JP2003003916A - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

Info

Publication number
JP2003003916A
JP2003003916A JP2001190332A JP2001190332A JP2003003916A JP 2003003916 A JP2003003916 A JP 2003003916A JP 2001190332 A JP2001190332 A JP 2001190332A JP 2001190332 A JP2001190332 A JP 2001190332A JP 2003003916 A JP2003003916 A JP 2003003916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin case
air cleaner
fixing member
flange
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001190332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4490002B2 (ja
Inventor
Seiji Hayashi
成治 林
Masahiko Katagiri
雅彦 片桐
Naoki Maeno
直樹 前野
Masamichi Itakura
正道 板倉
Tetsuo Ide
哲生 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2001190332A priority Critical patent/JP4490002B2/ja
Publication of JP2003003916A publication Critical patent/JP2003003916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4490002B2 publication Critical patent/JP4490002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレメントを樹脂製ケースの内部に少ない工
数で確実に固定することができ、耐久性に優れたエアク
リーナを提供する 【解決手段】 本発明のエアクリーナは、(1)空気を
導出するめたの開口部21と、フランジ部22とを有
し、フランジ部22に切欠部23が設けられ、その先端
面221に凸部223が形成された樹脂製ケース2、
(2)エレメント、及び(3)円盤部31と、円筒部3
2と、支持部33とを有し、円筒部32の下端面に外方
に向かって固定片321が設けられ、円筒部32の周面
に外方に向かって固定爪322が形成されたエレメント
固定部材3を備える。このエアクリーナでは、エレメン
ト固定部材3の円盤部31と固定片321によって、樹
脂製ケース2の開口部21の周縁部211及びフランジ
部22を挟持することにより、エレメント固定部材3が
樹脂製ケース2に強固に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
搭載されたエンジンに供給される空気の浄化に用いられ
るエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、円筒形のエレメントをケース
本体に収納し、このエレメントの径方向の中心部をボル
トにより固定した構造のエアクリーナが知られている。
例えば、特開平7−19131号公報には、樹脂製ケー
スに設けられた空気導出路の基端部に、環状部と、この
環状部の外周端に延設された筒状部とを有する第1部材
と、一端側が第1部材の環状部に係止され、他端側がエ
レメントの端部に係合され、エレメントを一端側に付勢
する第2部材とが一体に組み付けられ、これによりエレ
メントが固定される構造を備えるエアクリーナが開示さ
れている。
【0003】また、特開平7−4329号公報には、樹
脂製ケースの空気導出路となる開口の周縁端の全周に渡
ってリング状周壁部が設けられ、このリング状周壁部
が、その内周面に配置される第2部材の一端側のリング
状係止部と、外周面に当接される第1部材のリング状ガ
イド部により固定され、第2部材の他端側の付勢部によ
りエレメントが押圧され、これによりエレメントが樹脂
製ケースの内部に固定、保持される構造のエアクリーナ
が開示されている。
【0004】自動車等の車両用エアクリーナは、熱負荷
と振動をともなう厳しい環境において使用されるが、こ
れらの公報に開示されたエアクリーナでは、エレメント
は樹脂製ケースの内部に安定して固定され、品質的に特
に問題はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用環境の厳
しい車両用エアクリーナでは、エレメントが、より確実
に安定して組み付けられたエアクリーナが必要とされて
いる。本発明は、上記の状況に鑑み、なされたものであ
り、エレメントが樹脂製ケースの内部に、より強固に、
確実に固定され、優れた耐久性を有するエアクリーナを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエアクリーナ
は、空気を導出するための開口部と、該開口部の周縁部
から内部に向かって延設されたフランジ部とを有し、該
周縁部から該フランジ部に渡って切欠部が設けられ、該
フランジ部の先端面に凸部が形成された樹脂製ケース、
該樹脂製ケースに収納された空気を濾過するための円筒
形のエレメント、及び上記開口部の上記周縁部の外表面
と当接する円盤部と、該円盤部の内周側に延設され、上
記フランジ部の内周面と当接する円筒部と、該円筒部か
ら上記エレメントの内側空間に向かって延設された支持
部とを有し、該円筒部の先端部に外方に向かって固定片
が設けられ、該円筒部の周面に外方に向かって固定爪が
形成されたエレメント固定部材、を備えるエアクリーナ
であって、上記固定片の一面が上記フランジ部の先端面
に当接し、該固定片の周方向の一方の側端面が上記凸部
に当接し、上記固定爪が上記切欠部に嵌め込まれている
ことを特徴とする。
【0007】上記樹脂製ケースの上記周縁部よりさらに
外方に位置して形成されたアウトレット取付部にアウト
レット部材が接合され、該樹脂製ケースの下端面には底
部キャップが組み付けられ、エアクリーナの全体が構成
されている。また、上記固定片が、上記側端面に向かっ
て上記一面とは反対側に傾斜している。これにより、固
定片をフランジ部の下端面に容易に当接させることがで
きる。更に、上記固定爪が上記円筒部の周方向に突き出
している。これにより、組み付け後のエレメント固定部
材の逆方向への回転をより確実に防止することができ
る。また、上記フランジ部の上記先端面の上記切欠部の
近傍に、逆回転防止用の凸片が形成されている。これに
より、組み付け時にエレメント固定部材を逆方向に回転
させる誤操作をより確実に防止することができる。
【0008】
【作用】自動車等の車両に用いられるエアクリーナは、
エンジン等から発生する熱による熱負荷、及び激しい振
動など、厳しい環境において使用される。従って、エレ
メントが組み付けられるエレメント固定部材を樹脂製ケ
ースに強固に固定する必要がある。本発明のエアクリー
ナでは、エレメント固定部材を樹脂製ケースの開口部の
周方向における所定の位置に挿入した後、特定の方向に
回転させ、エレメント固定部材を樹脂製ケースに取り付
ける。この操作によりエレメント固定部材は樹脂製ケー
スに強固に固定され、このエレメント固定部材に組み付
けられるエレメントが樹脂製ケースの内部に確実に保持
される。尚、本発明のエアクリーナでは、エレメントを
保持する部材を、特に他の固定用部品を必要とすること
なく、且つ少ない工数で樹脂製ケースに組み付けること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアクリーナを図
1乃至図6に基づいて説明する。 (1)エアクリーナの構造 エアクリーナ1は、樹脂製ケース2、この樹脂製ケース
2の開口部21の周縁部211及びフランジ部22に固
定されたエレメント固定部材3、その底部の外周縁が樹
脂製ケース2の開口部21の周縁のアウトレット取付部
24に熱融着されたアウトレット部材4、樹脂製ケース
2の内部に配設され、エレメント固定部材3に組み付け
られている円筒形のエレメント5、及び樹脂製ケース2
の開放された下端面に取り付けられた底部キャップ6を
備える。
【0010】樹脂製ケース2は、上面の中心部に開口部
21を有し、この開口部21の周縁部211には、内部
に向かってフランジ部22が延設されている。また、周
縁部211からフランジ部22に渡って切欠部23が設
けられ、フランジ部22の先端面221の所定の位置
に、エレメント固定部材3の過度の回転を防止するため
の凸部223が形成されている。切欠部23は周方向に
等間隔に3箇所設けられており、凸部223も等間隔に
3箇所形成してもよいが、1箇所で十分である。尚、開
口部21の周縁部211より周方向にさらに外方に位置
して、他の部分より少し高く環状のアウトレット取付部
24が形成されており、このアウトレット取付部24
に、樹脂製のアウトレット部材4の底部の外周縁が熱融
着により接合されている。
【0011】エレメント固定部材3は、通常、金属製で
あり、円盤部31、円盤部31の内周側に延設された円
筒部32、及び円筒部32に一体に延設された、或いは
別体として円筒部32に溶接等により接合された支持部
33を有する。円筒部32の下端部には、外方に向かっ
て周方向の3箇所に等間隔に固定片321が設けられて
いる。円盤部31の下面は樹脂製ケース2の開口部21
の周縁部211の外表面に当接しており、固定片321
の一面(上面)が樹脂製ケース2のフランジ部22の先
端面221に当接している。このように、樹脂製ケース
2の開口部21の周縁部211及びフランジ部22は、
円盤部31と固定片321によって強固に挟持されてお
り、エレメント固定部材3が樹脂製ケース2に確実に固
定されている。
【0012】エレメント固定部材3の支持部33の形状
は特に限定されないが、一般に、その上部側は、円筒の
径方向に相対向する2部分を中心線に平行な2平面で切
断した部分円筒形をなしており、その上端部の径は樹脂
製ケース2の開口部21の直径より少し小さい。更に、
支持部33は、中間部から下部側に向かって徐々に径が
小さくなっており、その底部331の中心部には貫通孔
が設けられ、ボルト332が内側から外側に向かって挿
通されている。このボルトは、その頭部が底部331に
溶接され、一体に固定されている。
【0013】エレメント固定部材3が組み付けられてい
る樹脂製ケース2の内部空間には、エレメント固定部材
3の他、円筒形のエレメント5と、エレメントガイド5
2とが配設されている。エレメント5の長手方向の両端
面には、中心部に樹脂製ケース2の開口部21より少し
径の大きい開口を有する金属製、円環状のエレメント端
板51a、51bが当接され、エレメント5はエレメン
ト端板51a、51bにより挟持されている。また、エ
レメント端板51bには、金属製、円盤形のエレメント
ガイド52が押し付けられており、一方、エレメント端
板51aは、環状シール材53を介して樹脂製ケース2
の開口部21の周縁部211の裏面に押し付けられてお
り、このようにしてエレメント5が固定されている。
【0014】エレメントガイド52は、その中心部に、
エレメント5の内周面の下端部に嵌め込むことができる
大きさの凸状部521を有し、この凸状部521がエレ
メント5の下端部に嵌め込まれ、エレメント5が下端側
から保持されている。尚、エレメントガイド52の凸状
部521の中心部に設けられた貫通孔522からは、エ
レメント固定部材3の支持部33の底部331に接合さ
れたボルト332が突き出しており、このボルト332
にはウイングナット333が螺合されている。
【0015】更に、樹脂製ケース2の開放された下端面
には底部シール材61が装着されており、金属製の底部
キャップ6が、この底部シール材61を介して、樹脂製
ケース2の底部の外周面と、底部キャップ6の周面に設
けられた3組のクランプにより樹脂製ケース2に取り付
けられている。
【0016】(2)エアクリーナを構成するそれぞれの
部材の組み付け 樹脂製ケースへのエレメント固定部材の組み付け 樹脂製ケース2の開口部21からエレメント固定部材3
を、その支持部33を下方にして挿入する。この際、エ
レメント固定部材3の円筒部32の周面に形成された固
定爪322が、樹脂製ケース2のフランジ部22の内周
面の上部に設けられた凹部222に対応するように位置
させて、固定爪322が凹部222に収納されるように
挿入する。このように固定爪322と凹部222の位置
を対応させる必要があるため、樹脂製ケース2の周方向
においてエレメント固定部材3が挿入される位置は特定
される。
【0017】その後、エレメント固定部材3の円筒部3
2の下端部に設けられた固定片321の一面(上面)
が、樹脂製ケース2のフランジ部22の先端面221に
当接されるように、エレメント固定部材3を所定の方向
に回転させる。これによって、エレメント固定部材3が
樹脂製ケース2の開口部21の周縁部211及びフラン
ジ部22に強固に固定される。
【0018】エレメント固定部材3の回転は、図5のよ
うに、固定片321の回転方向の側端面321aが樹脂
製ケース2のフランジ部22の先端面221に形成され
た凸部223に当接するまで行われる。一方、この回転
と同時に、フランジ部22の内周面の上部に設けられた
凹部222に収納されていた固定爪322も回転し、移
動して、樹脂製ケース2の開口部21の周縁部211か
らフランジ部22に渡って設けられた切欠部23に嵌め
込まれる。ここで、エレメント固定部材3が逆方向へ回
転しようとすると、固定爪322の周方向の先端面が切
欠部23の一方の側面に当接し、この逆方向への回転が
防止される。
【0019】このように、エレメント固定部材3の円盤
部31と円筒部32の下端部に外方に向かって設けられ
た固定片321とで、樹脂製ケース2の開口部21の周
縁部211及びフランジ部22を挟持し、且つ固定片3
21と凸部223、及び固定爪322と切欠部23の側
面、で両方向への回転を防止することにより、エレメン
ト固定部材3は樹脂製ケース2に強固に、且つ確実に固
定され、組み付けられる。
【0020】この組み付けの際に、図6のように、フラ
ンジ部22の先端面221に当接される固定片321
を、その側端面321aに向かってフランジ部22の先
端面221とは反対の方向(下方)に傾斜させることが
できる。また、フランジ部22の先端面221を切欠部
23の端面側に向けて傾斜面、或いは円弧面とすること
もできる。更に、エレメント固定部材3の円筒部32の
周面に形成された固定爪322は、円筒部32の周面の
外方に向かって、上方、下方及び周方向の回転方向とは
逆方向のいずれに向かって突き出していてもよいが、通
常は周方向に向かって突き出すように形成される。ま
た、フランジ部22の先端面221の切欠部23の近傍
に組み付け時の逆回転防止用の凸片224を形成するこ
ともできる。
【0021】アウトレット部材、エレメント及び底部
キャップの組み付け エレメント固定部材3が組み付けられた樹脂製ケース2
の開口部21の周縁部211より周方向にさらに外方に
形成されたアウトレット取付部24に、浄化された空気
を導出するための樹脂製のアウトレット部材4の底面の
外周縁を熱融着し、接合することによりアウトレット部
材4を組み付ける。
【0022】その後、両端面が金属製、円環状のエレメ
ント端板51a、51bにより挟持された円筒形のエレ
メント5を、樹脂製ケース2の開放された下端側から挿
入し、このエレメント5の下端部に、金属製、円盤形の
エレメントガイド52の径方向の中心部に形成された凸
状部521を嵌め入み、エレメントガイド52をエレメ
ント端板51bに当接させる。
【0023】次いで、凸状部521の中心部に設けられ
た貫通孔522から突き出したボルト332に、ウイン
グナット333を回転させながら螺合する。これによ
り、エレメント端板51aが環状シール材53を介して
樹脂製ケース2の開口部21の周縁部211の裏面に押
し付けられる。同時に、エレメント端板51bにエレメ
ントガイド52が押し付けられ、エレメント5がエレメ
ント固定部材3に固定される。
【0024】このようにしてエレメント5をエレメント
固定部材3に組み付け、このエレメント固定部材3を樹
脂製ケース2に固定した後、樹脂製ケース2の開放され
た下端面に底部シール材61を装着し、この底部シール
材61を介して金属製の底部キャップ6を当接させ、密
着させる。次いで、樹脂製ケース2と底部キャップ6の
それぞれの外周面に設けられた3組のクランプを係止
し、底部キャップを固定することにより、組み付けが終
了し、エアクリーナ1が得られる。
【0025】(3)実施例の効果 この実施例のエアクリーナ1では、エレメント固定部材
3を樹脂製ケース2に挿入し、僅かに回転させること
で、強固に組み付けることができる。これによって、エ
レメント5そのものを確実に保持することができ、耐久
性の高いエアクリーナ1とすることができる。また、エ
レメント固定部材3の固定片321を特定の方向に傾斜
させることにより、エレメント固定部材3の回転を容易
にすることができる。加えて、フランジ部22の先端面
221を固定片321が接してくる側に向けて傾斜面、
或いは円弧面とすることにより、エレメント固定部材3
の回転開始時に固定片321とフランジ部22の先端面
221とが互いに斜面で接することになり、エレメント
固定部材3の回転がより容易となって、組み付けの作業
性が向上する。
【0026】更に、フランジ部22の先端面221の切
欠部23の近傍に凸片224を形成することにより、組
み付け時の逆方向への回転、即ち、誤操作をより確実に
防止することができる。また、エレメント固定部材3の
固定爪322を、周方向に向かって突き出すように形成
することにより、エレメント固定部材3の回転が容易と
なり、且つ組み付け後の逆方向への回転をより確実に防
止することもできる。
【0027】更に、この実施例では、エレメント固定部
材3の組み付け時の回転方向を誤らないように、樹脂製
ケース2の開口部21の周縁部211に回転方向を矢印
等で表示することもできる。また、この周縁部211と
エレメント固定部材3の円盤部31の外周縁の各々に三
角形等の任意のマーク、或いは切欠きなどを設け、組み
付け時の周方向の相対的な位置関係を表示することもで
きる。
【0028】尚、エレメント固定部材3が受けるボルト
332の軸力は、円盤部31を介して樹脂製ケース2の
開口部21の周縁部211の広い面積に加わることにな
り、エレメント5が及びこのエレメント5が組み付けら
れたエレメント固定部材3が樹脂製ケース2に強固に固
定される。更に、ウイングナット333の回転操作の際
には、エレメント固定部材3につれ回りトルクが作用す
るが、樹脂製ケース2のフランジ部22の先端面221
に形成された凸部223と、エレメント固定部材3の円
筒部32に設けられた固定片321により、樹脂製ケー
ス2とエレメント固定部材3との相対的な回転が防止さ
れる。
【0029】このエアクリーナ1の使用時、エレメント
5が目詰まりし、清掃、或いは取り替えが必要となった
場合は、クランプを外して底部キャップ6を取り外した
後、ウイングナット333を緩めることにより、エレメ
ント5をエレメント固定部材3から容易に取り外すこと
ができる。この場合に、エレメント固定部材3が樹脂製
ケース2に強固に固定されており、緩み等がないため、
エレメント5の取り外し、取り付けを迅速、且つ容易に
行うことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エレメント固定部材を
樹脂製ケースに挿入し、僅かに回転させることで、強固
に組み付けることができ、エレメントそのものを確実に
固定することができ、耐久性の高いエアクリーナとする
ことができる。この際、固定のための他の部材を必要と
することもなく、且つ簡易な操作で容易に組み付けるこ
とができる。また、固定のために樹脂製ケース及びエレ
メント固定部材に設けられた切り欠き部、凸部、固定
片、固定爪等により、組み付け時の誤操作が確実に防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアクリーナの構造を模式的に示す断面図であ
る。
【図2】樹脂製ケースの上部を示す平面図である。
【図3】図2の樹脂製ケースの開口部の周縁を拡大して
示す斜視図である。
【図4】エレメント固定部材の斜視図である。
【図5】図3の樹脂製ケースの開口部の周縁に、図4の
エレメント固定部材を組み付ける際の位置関係を説明す
るための斜視図である。
【図6】エレメント固定部材の円筒部に設けられた固定
片が傾斜している様子を示す一部正面図である。
【符号の説明】
1;エアクリーナ、2;樹脂製ケース、21;開口部、
211;周縁部、22;フランジ部、221;フランジ
部の先端面、222;凹部、223;凸部、224;凸
片、23;切欠部、24;アウトレット取付部、3;エ
レメント固定部材、31;円盤部、32;円筒部、32
1;固定片、322;固定爪、33;支持部、331;
底部、332;ボルト、333;ウイングナット、4;
アウトレット部材、5;エレメント、51a、51b;
エレメント端板、52;エレメントガイド、521;凸
状部、522;貫通孔、53;環状シール材、6;底部
キャップ、61;底部シール材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 雅彦 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 前野 直樹 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 (72)発明者 板倉 正道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 井出 哲生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を導出するための開口部と、該開口
    部の周縁部から内部に向かって延設されたフランジ部と
    を有し、該周縁部から該フランジ部に渡って切欠部が設
    けられ、該フランジ部の先端面に凸部が形成された樹脂
    製ケース、 該樹脂製ケースに収納された空気を濾過するための円筒
    形のエレメント、 及び上記開口部の上記周縁部の外表面と当接する円盤部
    と、該円盤部の内周側に延設され、上記フランジ部の内
    周面と当接する円筒部と、該円筒部から上記エレメント
    の内側空間に向かって延設された支持部とを有し、該円
    筒部の先端部に外方に向かって固定片が設けられ、該円
    筒部の周面に外方に向かって固定爪が形成されたエレメ
    ント固定部材、を備えるエアクリーナであって、 上記固定片の一面が上記フランジ部の先端面に当接し、
    該固定片の周方向の一方の側端面が上記凸部に当接し、
    上記固定爪が上記切欠部に嵌め込まれていることを特徴
    とするエアクリーナ。
  2. 【請求項2】 上記樹脂製ケースの上記周縁部よりさら
    に外方に位置して形成されたアウトレット取付部にアウ
    トレット部材が接合され、該樹脂製ケースの下端面には
    底部キャップが組み付けられている請求項1記載のエア
    クリーナ。
  3. 【請求項3】 上記固定片が、上記側端面に向かって上
    記一面とは反対側に傾斜している請求項1又は2に記載
    のエアクリーナ。
  4. 【請求項4】 上記固定爪が上記円筒部の周方向に突き
    出している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエア
    クリーナ。
  5. 【請求項5】 上記フランジ部の上記先端面の上記切欠
    部の近傍に、逆回転防止用の凸片が形成されている請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
JP2001190332A 2001-06-22 2001-06-22 エアクリーナ Expired - Fee Related JP4490002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190332A JP4490002B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 エアクリーナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190332A JP4490002B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 エアクリーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003003916A true JP2003003916A (ja) 2003-01-08
JP4490002B2 JP4490002B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=19029118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001190332A Expired - Fee Related JP4490002B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 エアクリーナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4490002B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207385A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Wako Filter Technology Kk エアクリーナ
KR101045799B1 (ko) * 2003-08-25 2011-07-04 한라공조주식회사 자동차의 블로워 모터용 레지스터 고정장치

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56146048A (en) * 1980-04-16 1981-11-13 Yamaha Motor Co Ltd Air cieaner
JPH01166258U (ja) * 1988-05-07 1989-11-21
JPH0263064U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11
JPH0530456U (ja) * 1991-09-30 1993-04-23 株式会社土屋製作所 エアクリーナ
JPH0547408U (ja) * 1991-11-29 1993-06-25 豊田紡織株式会社 エアクリーナ
JPH074329A (ja) * 1993-06-15 1995-01-10 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd エアクリーナ
JPH0719131A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd エアクリーナ
JPH0724425U (ja) * 1993-10-14 1995-05-09 豊田紡織株式会社 エアクリーナ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56146048A (en) * 1980-04-16 1981-11-13 Yamaha Motor Co Ltd Air cieaner
JPH01166258U (ja) * 1988-05-07 1989-11-21
JPH0263064U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11
JPH0530456U (ja) * 1991-09-30 1993-04-23 株式会社土屋製作所 エアクリーナ
JPH0547408U (ja) * 1991-11-29 1993-06-25 豊田紡織株式会社 エアクリーナ
JPH074329A (ja) * 1993-06-15 1995-01-10 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd エアクリーナ
JPH0719131A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd エアクリーナ
JPH0724425U (ja) * 1993-10-14 1995-05-09 豊田紡織株式会社 エアクリーナ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101045799B1 (ko) * 2003-08-25 2011-07-04 한라공조주식회사 자동차의 블로워 모터용 레지스터 고정장치
JP2006207385A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Wako Filter Technology Kk エアクリーナ
JP4493509B2 (ja) * 2005-01-25 2010-06-30 和興フィルタテクノロジー株式会社 エアクリーナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4490002B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4730614B2 (ja) 燃料タンク用バルブ装置
US6500335B2 (en) Filter system base module with self-locking cartridge retainer
US20060108782A1 (en) Hole cover for motor vehicle
JP4774538B2 (ja) 燃料ポンプの取付構造
JPS5851485B2 (ja) ジドウシヤノネンリヨウタンクノタメノ チユウユウブコウゾウ
JP5019048B2 (ja) 燃料ポンプの取付構造
JP2011163131A (ja) 燃料供給装置
JP2003182390A (ja) 燃料タンクの開口部に燃料蒸気用ベントバルブを取付ける方法と、その取付構造
JPH08296629A (ja) ボールジョイント
JP4317397B2 (ja) フロート弁装置の製造方法
JP2003003916A (ja) エアクリーナ
JP4129615B2 (ja) 密封装置
JP4175159B2 (ja) キャップ装置
JP2006009611A (ja) 燃料ポンプユニット用フィルタの取付け構造
JPS5921772B2 (ja) 二部材の超音波溶着方法
JP2004345613A (ja) キャップ装置
JP2002310305A (ja) 密封装置
JP4668055B2 (ja) 管状部材の取付構造
EP1686296B1 (en) Lip seal and manufacturing method thereof
JPH07269540A (ja) ファスナ
JPH07100310A (ja) フィルタ装置
JP2731996B2 (ja) ボールジョイント及びその製造方法
JP2567024Y2 (ja) ボス用クリップ
JP2024082379A (ja) 板状部材の取付構造
JP2005104183A (ja) キャップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees