JP2003003779A - ボーリング機を搭載したクローラ式走行体 - Google Patents

ボーリング機を搭載したクローラ式走行体

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JP2003003779A
JP2003003779A JP2001195495A JP2001195495A JP2003003779A JP 2003003779 A JP2003003779 A JP 2003003779A JP 2001195495 A JP2001195495 A JP 2001195495A JP 2001195495 A JP2001195495 A JP 2001195495A JP 2003003779 A JP2003003779 A JP 2003003779A
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JP
Japan
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ring
boring machine
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traveling body
boring
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Application number
JP2001195495A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Umemoto
保博 梅本
Maho Miyahara
万穂 宮原
Jun Shinjo
潤 新庄
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Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した姿勢でボーリング施工を行うことがで
き、またボーリング機の稼働領域も大きくすることがで
きるクローラ式走行体を提供する。 【解決手段】フレーム6の中央部にはリング状支持部1
0が設けられるとともに、2ベースの下面にはリング状
支持部10に旋回自在に支持されるリング状旋回座11
が、その内周によって規定される穴17が開口するよう
に設けられ、ボーリング機20に装着されたドリルロッ
ドがリング状旋回座11の内方を通過可能となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クローラ式走行
体に関し、さらに詳細には、走行体のフレームに旋回自
在に設けられたベースにボーリング機を搭載したクロー
ラ式走行体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば地すべり抑止工や法面保護工の施
工に際しては、杭やアンカーを設置するための多数のボ
ーリング孔が地山斜面に設けられる。このボーリング孔
の施工は、従来、斜面に足場を組み立てて行っていた
が、人手による作業は危険であるため、近年はボーリン
グ機をクローラ式走行体に搭載し、遠隔操作することで
安全性を考慮した施工法が採られている。
【0003】しかしながら、従来のクローラ式走行体で
は、ボーリング位置が走行体の中心部から離間した位置
となるため、安定した姿勢でボーリング施工を行うこと
ができない。また、例えば法面保護ブロックを用いる法
面保護工法のように、保護ブロックを定着させるための
複数のアンカーを打設するために、ある地点で複数のボ
ーリング孔を放射状に施す場合がある。しかしながら、
従来のクローラ式走行体では、放射状ボーリングを施そ
うとするとフレームが邪魔になり、すなわちボーリング
機の稼働領域が狭く、そのため走行体を適宜移動しなけ
ればならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。この発明の目的は、安定した
姿勢でボーリング施工を行うことができ、またボーリン
グ機の稼働領域も広くすることができるボーリング機を
搭載したクローラ式走行体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。すなわ
ち、この発明は、フレームに旋回自在に設けられたベー
スに、ボーリング機が搭載されるクローラ式走行体にお
いて、前記フレームの中央部にはリング状支持部が設け
られるとともに、前記ベースの下面には前記リング状支
持部に旋回自在に支持されるリング状旋回座が、その内
周によって規定される穴が開口するように設けられ、前
記ボーリング機に装着されたドリルロッドが前記リング
状旋回座の内方を通過可能となっていることを特徴とす
るボーリング機を搭載したクローラ式走行体にある。
【0006】より具体的には、前記リング状旋回座は前
記ベースの端部から突出するように設けられている。ま
た、前記ボーリング機のガイドセルが、前記ベース上に
該ベース面と平行に設けられた支持軸に回転支持部材を
介して支持され、前記ガイドセルは前記支持軸の軸線と
平行な面及びその面と直交する面上を回転可能となって
いる。
【0007】この発明によれば、フレーム中央部のリン
グ状支持部に旋回自在に支持されるリング状旋回座が、
その内周によって規定される穴が開口するようにベース
下面に設けられ、ドリルロッドがリング状旋回座の内方
を通過可能となっているので、ボーリング位置を走行体
のほぼ中心部直下とすることができ、安定した姿勢でボ
ーリング施工を行うことができる。また、リング状旋回
座の内方のみならず外方を通してのボーリング施工が可
能となるので、走行体の停止位置でのボーリング機の稼
働領域を広くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照しながら以下に説明する。図1〜図4はこの発明の実
施形態を示し、図1は正面図、図2は側面図、図3は図
1の状態からベースが90度旋回した正面図、図4は図
3のA−A線矢視図である。クローラ式走行体1は、両
側部にクローラ7が設けられたフレーム6と、ベース2
とを備え、このベース2にボーリング機20が搭載され
ている。
【0009】フレーム2の中央部分には、リング状支持
部10が設けられている。ベース2の下面には、リング
状旋回座11がベース2の端部から突出するように固定
されている。このリング状旋回座11がリング状支持部
10に嵌まることにより、ベース2が旋回自在に支持さ
れている。リング状旋回座11が突出する側のベース2
の端部には、リング状旋回座11の内周に沿うほぼ半円
形の切欠部12が形成されている(図4参照)。これに
より、リング状旋回座11は、その内周によって規定さ
れる穴17がほぼ円形状態で開口している。
【0010】この実施形態は斜面での横方向への走行を
可能としたもので、そのため2台のウィンチ3a,3b
がベース2の上に回転自在に設けられている。また、リ
ング状旋回座11が突出する側のベース2の端部上には
支持軸13がベース面と平行に設置されている。この支
持軸13にボーリング機20のガイドセル14が回転支
持部材15を介して支持され、ガイドセル14は支持軸
13の軸線と平行な面及びその面と直交する面上を回転
可能となっている。
【0011】このガイドセル14にドリルヘッド16が
移動自在に設けられている。ドリルヘッド16はリング
状旋回座11の内周によって規定される穴17の直上に
位置し、したがってドリルヘッド16に装着される図示
しないドリルロッドは穴17を通過することが可能であ
る。
【0012】次に上記実施形態のものの斜面での使用状
態について説明する。図5は使用状態を示す平面図、図
6は斜面を鉛直方向に切断した断面図である。ウィンチ
3a,3bから繰り出されたロープ4a,4bは、クロ
ーラ式走行体1の上方において走行方向に間隔を置く立
木8a,8b等の固定手段を介して地山Eに固定され
る。さらに、ロープ4の端部を地山に打ち込んだアンカ
ー5に補助的に固定するようにしてもよい。立木等が無
い場合はアンカー5を堅固なものとし、これを主たる固
定手段とすることもできる。
【0013】なお、クローラ式走行体1、ウィンチ3
a,3b及びボーリング機20等の各機器は、いずれも
油圧で作動するものであり、これらの作動は遠隔操作に
よって制御され、走行体1には作業員が搭乗しない。
【0014】上記構成により、クローラ式走行体1を斜
面Sを横切る方向に走行させ、ボーリングを行う位置に
移動することが可能となる。すなわち、クローラ式走行
体1の自重と、走行力と、ロープ張力(ウィンチ巻き取
り力)の三力のバランスを取りながら該走行体を走行さ
せ、これにより斜面Sを横方向に移動することが可能と
なる。
【0015】その際、ウィンチを2台備えているので、
図3に示す位置X1 −X2 間のみならず、さらにX1
ら右方に、あるいは位置X2 から左方に移動することが
可能となり、大きな移動距離が得られる。移動の際に
は、ウィンチ3a,3bがベース2に回転自在に設けら
れているので、走行体1の移動に伴ってベース2が旋回
するとともに、各ウィンチ3a,3bもベース2に対し
て回転することとなる。したがって、走行体1にはロー
プ4a,4bの張力に基づくモーメントが発生すること
がない。このような効果は、ウィンチ3a,3bをベー
ス2に対して回転自在な構造とすることなく、各ウィン
チにフェアリーダーあるいは転向ローラーを設けること
によっても得ることができる。
【0016】また、走行体1が例えば位置X1 からX2
に向かって移動する場合、ウィンチ3aのロープ張力を
小さくするとともに、ウィンチ3bのロープ張力を大き
くすることにより、小さな走行力で移動することが可能
となる。さらに、斜面Sに立木9等のロープ4aの移動
を阻害する障害物がある場合、他方のロープ4bで走行
体1を支持できるので、ロープの張り替えを容易に行う
ことができる。
【0017】上記のようにしてクローラ式走行体1が斜
面Sを所要位置まで移動し、図6に示すように、斜面S
に対しボーリングが施される。その際、ボーリング孔の
施工はリング状旋回座11の穴17にドリルロッドを通
して行われるので、すなわち走行体1のほぼ中心部直下
でのボーリング施工であるので、走行体の姿勢を安定に
保つことができる。また、リング状旋回座11の内方の
みならず外方を通してのボーリング施工が可能となるの
で、走行体1の停止位置でのボーリング機の稼働領域を
広くすることができる。この結果、走行体1を移動する
ことなく、図7(a),(b)に示すように放射状にボ
ーリングを施工することが可能となる。同図において符
号18は、ドリルロッドを示す。
【0018】上記実施形態は例示にすぎず、この発明は
種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では斜
面でのボーリング施工について説明したが、この発明に
よるボーリング機を搭載したクローラ式走行体は、斜面
に限らず平坦地でも適用できることはいうまでもない。
この場合、当然、ウィンチは不要である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、安定
した姿勢でボーリング施工を行うことができ、またボー
リング機の稼働領域も広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】同実施形態の側面図である。
【図3】図1の状態からベースが90度旋回した状態の
正面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】実施形態のものの使用状態を示す平面図であ
る。
【図6】同使用状態を示す斜面を上下方向に沿って鉛直
方向に切断した断面図である。
【図7】放射状ボーリングの状態を示し、(a)は斜面
を横方向に沿って鉛直方向に切断した断面図、(b)は
斜面を上下方向に沿って鉛直方向に切断した断面図であ
る。
【符号の説明】
1:クローラ式走行体 2:ベース 3a,3b:ウィンチ 4a,4b4a:ロープ 5:アンカー 6:フレーム 8:立木 10:リング状支持部 11:リング状旋回座 12:切欠部 14:ガイドセル 15:回転支持部材 16:ドリルヘッド 17:穴 20:ボーリング機 E:地山 S:斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新庄 潤 東京都中野区中央1丁目29番15号 鉱研工 業株式会社内 Fターム(参考) 2D050 AA01 CA01 CB01 EE14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに旋回自在に設けられたベース
    に、ボーリング機が搭載されるクローラ式走行体におい
    て、 前記フレームの中央部にはリング状支持部が設けられる
    とともに、前記ベースの下面には前記リング状支持部に
    旋回自在に支持されるリング状旋回座が、その内周によ
    って規定される穴が開口するように設けられ、 前記ボーリング機に装着されたドリルロッドが前記リン
    グ状旋回座の内方を通過可能となっていることを特徴と
    するボーリング機を搭載したクローラ式走行体。
  2. 【請求項2】前記リング状旋回座は前記ベースの端部か
    ら突出するように設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のボーリング機を搭載したクローラ式走行体。
  3. 【請求項3】前記ボーリング機のガイドセルが、前記ベ
    ース上に該ベース面と平行に設けられた支持軸に回転支
    持部材を介して支持され、前記ガイドセルは前記支持軸
    の軸線と平行な面及びその面と直交する面上を回転可能
    となっていることを特徴とする請求項1又は2記載のボ
    ーリング機を搭載したクローラ式走行体。
JP2001195495A 2001-06-27 2001-06-27 ボーリング機を搭載したクローラ式走行体 Pending JP2003003779A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185032A (ja) * 2010-02-15 2011-09-22 Toshihito Okamoto ロックボルト形成方法および削孔装置

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