JP2011185032A - ロックボルト形成方法および削孔装置 - Google Patents
ロックボルト形成方法および削孔装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011185032A JP2011185032A JP2010231125A JP2010231125A JP2011185032A JP 2011185032 A JP2011185032 A JP 2011185032A JP 2010231125 A JP2010231125 A JP 2010231125A JP 2010231125 A JP2010231125 A JP 2010231125A JP 2011185032 A JP2011185032 A JP 2011185032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drilling
- hole
- attached
- slope
- lock bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】法面2に自走行またはクレーンで位置させることができる作業台3に回動装置4を介して取付けられたガイドシェル5に、先端部にビット6,7が装着された二重管式削孔機8を備えた削孔装置9を用い、あらかじめ設定された深さのロックボルト用削孔10になるまでビットおよび二重管部分11を戻す作業を行なうことなく押し込み状態で形成する削孔形成工程と、削孔内より二重管部分およびビットを抜き取る抜き取り工程と、削孔内に応力材14を挿入し、セメントやモルタルの定着材15を充填するロックボルト形成工程とでロックボルト16を形成する。
【選択図】図4
Description
従来のロックボルト工法は中空のドリルロッドの先端部にビットが取付けられた削孔機を法面に設置して行なっている。
このため、ロックボルト形成用削孔の形成に時間がかかり、コスト高になるという欠点があった。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)請求項1により、法面に自走行あるいはクレーンで位置させることができる作業台に二重管式削孔機を備えたものを用いているので、ロックボルト形成用削孔部位へ削孔装置を短時間に位置させることができ、ロックボルト形成用削孔の準備作業を短時間にできる。
(2)前記(1)により、二重管式削孔機でロックボルト用削孔を形成するので、従来のように前進、後退を繰返しすることなく所定の深さまでいっきに掘り進んで、ロックボルト用削孔を形成することができる。
したがって、短時間にロックボルト用削孔を形成することができるとともに、二重管式削孔機を用いるので、掘った所が削孔中に崩れるのを防止でき、かつ形成されたロックボルト用削孔より、削孔部分が抜けなくなるのを確実に防止することができる。
(3)前記(1) により、所定の深さまで形成されたロックボルト用削孔より削孔部分を、抜き取り応力材を挿入して定着材を充填するロックボルト形成工程を行なうので、ロックボルト用削孔が崩れる前に応力材や定着材を効率よく充填することができる。
たとえ、ロックボルト用削孔内より、二重管式削孔機の削孔部分を抜き取った後、ロックボルト用削孔が崩れても、崩れたロックボルト用削孔内へ二重管式削孔機の削孔部分を押し込んで、再度削孔して、ロックボルト形成工程を行なうことができる。
したがって、ロックボルト用削孔を気軽に短時間に形成でき、コストの低減を図ることができる。
(4)前記(1)により、二重管式削孔機でロックボルト用削孔を所定の深さまでいっきに掘り進むので、形成されたロックボルト用削孔の外周部に、削孔時の振動が伝わりずらく、また削孔部分と形成されたロックボルト用削孔の内壁面との間の隙間が小さいため、形成されたロックボルト用削孔が掘れずらい状態で削孔形成孔工程を行なうことができる。
(5)請求項2、3、4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、法面に比較的簡単に設置することができる。
(6)請求項5も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(7)請求項6、7も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
上記構成の削孔装置9はウインチ21と、車体9aの無限軌道18、18の駆動により、法面2のロックボルト形成部位へ作業台3を移動させる。
次に、図11ないし図23に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
2:法面、 3、3A:作業台、
4:回動装置、 5:ガイドシェル、
6、7:ビット、 8:二重管式削孔機、
9、9A、9B、9C、9D:削孔装置、
10:ロックボルト用削孔、 11:二重管部分、
12、12A、12B、12C、12D:削孔形成工程、
13:抜き取り工程、 14:応力材、
15:定着材、 16:ロックボルト、
17:ロックボルト形成工程、 18:無限軌道、
19:アンカー、 20:ワイヤー、
21:ウインチ、 22:油圧シリンダー、
23:ブーム、 24:油圧シリンダー、
25:上下移動装置、 26:前後進移動装置、
27:ベース板、 28:ケーシングロッド回転装置、
29:支持部、 30:ケーシングロッド、
31:隙間、 32:インナーロッド、
33:打撃装置、 34:インナーロッド回転装置、
35:透孔、 36:クリーニング装置、
37:作業台本体、 38:脚部材、
39:クレーン、 40:ブーム、
41:ワイヤー、 42:支持台、
43:ボルト、 44:支持部材、
45:枢支ピン、 46:枢支ピン、
47:支持板。
Claims (7)
- 法面に自走行あるいはクレーンで位置させることができる作業台に回動装置を介して取付けられたガイドシェルに、約7mのロックボルト形成用削孔を形成することができる先端部にビットが装着された二重管式削孔機を備えた削孔装置を用い、あらかじめ設定された深さのロックボルト用削孔になるまでビットおよび二重管部分を戻す作業を行なうことなく押し込み状態で形成する削孔形成工程と、この削孔形成工程後に削孔内より二重管部分およびビットを抜き取る抜き取り工程と、この抜き取り工程後に削孔内に応力材を挿入し、セメントやモルタルの定着材を充填するロックボルト形成工程とを含むことを特徴とするロックボルト形成方法。
- 削孔形成工程で使用される削孔装置は法面を無限軌道で自走行できるものであることを特徴とする請求項1記載のロックボルト形成方法。
- 削孔形成工程で使用される削孔装置は作業台の左右部位に取付けられ、かつ該作業台の幅寸法の数倍の幅寸法の法面の上部のアンカーに係止されるワイヤーを備える左右のウインチで法面を上方および左右方向に移動できるものであることを特徴とする請求項1記載のロックボルト形成方法。
- 削孔形成工程で使用される削孔装置はクレーンのブームで吊り下げられるものであることを特徴とする請求項1記載のロックボルト形成方法。
- 法面の所定地に作業台を位置させることができる作業車あるいはクレーンと、この作業車あるいはクレーンに取付けられた作業台に回動装置を介して取付けられた約7mのガイドシェルと、このガイドシェルに前後進装置で前後進可能に取付けられたベース板と、このベース板に後端部が取付けられ、先端部が前記ガイドシェルの先端部に位置し、かつビットが装着された約7mの二重管式削孔機と、この二重管式削孔機のインナーロッドとケーシングロッドの間より前記ビットへ空気あるいはフラッシング用水を供給し、該ビットより空気あるいはフラッシング用水および削孔物とをインナーロッド内を通過させて外部へ排出させる、前記ベース板に取付けられたクリーニング装置とで構成されていることを特徴とする削孔装置。
- 作業車は車体に水平方向に回転あるいは回動するように作業台が取付けられ、かつ車体は無限軌道で法面を走行できるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の削孔装置。
- 作業車はそり状の脚部材が取付けられた作業台と、この作業台の左右部位に取付けられ、引き出されるワイヤーが該作業台の幅寸法より数倍の幅寸法がある法面の上部位置のアンカーに係止される左右のウインチとで構成されていることを特徴とする請求項5記載の削孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010231125A JP5809790B2 (ja) | 2010-02-15 | 2010-10-14 | ロックボルト形成方法および削孔装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010030113 | 2010-02-15 | ||
JP2010030113 | 2010-02-15 | ||
JP2010231125A JP5809790B2 (ja) | 2010-02-15 | 2010-10-14 | ロックボルト形成方法および削孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011185032A true JP2011185032A (ja) | 2011-09-22 |
JP5809790B2 JP5809790B2 (ja) | 2015-11-11 |
Family
ID=44791632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010231125A Active JP5809790B2 (ja) | 2010-02-15 | 2010-10-14 | ロックボルト形成方法および削孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5809790B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194402A (ja) * | 2012-03-17 | 2013-09-30 | Toshihito Okamoto | 地山斜面の安定化工法 |
JP2015057526A (ja) * | 2013-09-14 | 2015-03-26 | 岡本 俊仁 | 地山斜面の安定化工法 |
JP2016008462A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 岡本 俊仁 | 主アンカーの移動検知方法および装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07233691A (ja) * | 1994-02-22 | 1995-09-05 | Sanwa Sangyo Kk | 傾斜面用穿孔機 |
JPH102178A (ja) * | 1996-04-15 | 1998-01-06 | Koken Boring Mach Co Ltd | 二重管掘削工法用インナビット構造 |
JP2001241282A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Dairin:Kk | 傾斜地の穿孔方法及びその装置 |
JP2003003779A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-08 | Koken Boring Mach Co Ltd | ボーリング機を搭載したクローラ式走行体 |
JP2003184499A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Onoda Chemico Co Ltd | 地山補強用大径ロックボルトアンカー |
JP2006322184A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Okabe Co Ltd | 二重管削孔装置の撤去回収方法及びその方法に用いられる二重管削孔装置の撤去回収装置 |
-
2010
- 2010-10-14 JP JP2010231125A patent/JP5809790B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07233691A (ja) * | 1994-02-22 | 1995-09-05 | Sanwa Sangyo Kk | 傾斜面用穿孔機 |
JPH102178A (ja) * | 1996-04-15 | 1998-01-06 | Koken Boring Mach Co Ltd | 二重管掘削工法用インナビット構造 |
JP2001241282A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Dairin:Kk | 傾斜地の穿孔方法及びその装置 |
JP2003003779A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-08 | Koken Boring Mach Co Ltd | ボーリング機を搭載したクローラ式走行体 |
JP2003184499A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Onoda Chemico Co Ltd | 地山補強用大径ロックボルトアンカー |
JP2006322184A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Okabe Co Ltd | 二重管削孔装置の撤去回収方法及びその方法に用いられる二重管削孔装置の撤去回収装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194402A (ja) * | 2012-03-17 | 2013-09-30 | Toshihito Okamoto | 地山斜面の安定化工法 |
JP2015057526A (ja) * | 2013-09-14 | 2015-03-26 | 岡本 俊仁 | 地山斜面の安定化工法 |
JP2016008462A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 岡本 俊仁 | 主アンカーの移動検知方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5809790B2 (ja) | 2015-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5274523B2 (ja) | 掘削機および掘削方法 | |
JP5078511B2 (ja) | アースドリル機を使用した埋込み杭工法 | |
JP5809790B2 (ja) | ロックボルト形成方法および削孔装置 | |
JP5653311B2 (ja) | ロックボルトの形成方法およびロックボルトの形成装置 | |
ITTO20110913A1 (it) | Procedimento per la costruzione di pali di grande diametro e utensile di scavo | |
KR101582166B1 (ko) | 토사와 연암 및 호박돌이 혼재된 연암지층 굴착용 에어해머와 스크류 혼합 굴착비트 | |
JP5430524B2 (ja) | 削孔装置 | |
JP4831511B2 (ja) | 基礎杭の構築方法 | |
JP2001003363A (ja) | 地中埋設杭の破砕処理装置 | |
JP5470364B2 (ja) | 削孔装置および削孔方法 | |
JP4000004B2 (ja) | アースオーガによる立坑の掘削工法および掘削装置 | |
JP5700985B2 (ja) | ロックボルト形成方法および削孔装置 | |
JP2001049990A (ja) | 地盤掘進工法 | |
JP6408795B2 (ja) | 地中障害物の破砕方法及び破砕装置 | |
JP5581076B2 (ja) | 削孔装置 | |
JP2002138474A (ja) | 既設杭の切断・引き抜き工法及びその装置 | |
JP5791871B2 (ja) | 削孔装置 | |
JP3450639B2 (ja) | ロックボルトの打設方法およびロックボルト打設機 | |
JP2005139863A (ja) | 地盤改良体造成工法およびその装置 | |
JP2009510286A (ja) | 地下連続壁を作る装置 | |
JP4450190B2 (ja) | 既設杭の切断撤去方法 | |
JP2003106100A (ja) | セーフティードリル工法及び掘削ビット | |
JP2000328864A (ja) | コンクリート基盤補強用コンクリート杭を構築する削孔用拡径ビット | |
JP2006028920A (ja) | 筒状プレキャストコンクリート部材の施工方法及び装置 | |
JP2005281972A (ja) | リバースサーキュレーションドリル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5809790 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |