JP2743349B2 - 地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法 - Google Patents

地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法

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JP2743349B2 JP8661794A JP8661794A JP2743349B2 JP 2743349 B2 JP2743349 B2 JP 2743349B2 JP 8661794 A JP8661794 A JP 8661794A JP 8661794 A JP8661794 A JP 8661794A JP 2743349 B2 JP2743349 B2 JP 2743349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地中掘削機の排泥ホース
吊下げ方法に係り、特に地中掘削機のカッタで掘削した
土砂を泥水とともに地上に排出する排泥ホースを地中掘
削機の下降量に対応させて送りだす地中掘削機の排泥ホ
ース吊下げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法は、例えば特願平5-69957 号公報に示すように、地中
掘削機をワイヤロープを介してクレーンブームに吊下げ
られ、吊下げられた地中掘削機は下降しながらカッタで
地盤を掘削する。そして、カッタで掘削した土砂は泥水
とともに排泥ホースを介して地上側に排出される。ま
た、地中掘削機には排泥用の排泥ホースが旋回中心から
ずれて連結され、排泥ホースはホイールを介して地上に
導かれる。このホイールはクレーンブームに昇降自在に
吊り下げられ、ホイールを昇降することにより排泥ホー
スがカッタと共に送りだしや引き戻しされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
5-69957 号公報に示す地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の場合、地中掘削機の掘削深度が深くなると、排泥ホ
ースの送り量が長くなるのでホイールの支持位置を高く
する必要がある。従って、クレーンブームが設けられて
いるクローラクレーンの安定性が悪くなるという問題が
ある。また、ホイールの位置が高くなると、泥水を高位
置まで揚げる必要があるので排泥ポンプの容量を大きく
する必要があるという問題がある。
【0004】さらに、排泥ホースは地中掘削機の旋回中
心からずれて連結されているので、地中掘削機をワイヤ
ロープを中心にして旋回することができないという問題
がある。このため、例えば図9に示すようにクローラク
レーン10の配置箇所が限定された場合に、地中掘削機
1がワイヤロープ2を中心にしてθ°旋回することがで
きないと、地中掘削機1で溝孔15のコーナ部を掘削す
ることができないという問題がある。
【0005】また、地中掘削機のカッタを駆動する油圧
ホースを地中掘削機に連結した場合、油圧ホース及び排
泥ホースはそれぞれクレーンブームの右側及び左側に配
置され、油圧ホース及び排泥ホースはそれぞれ剛性が異
なるのでクレーンブームに偏荷重が作用する。従って、
クレーンブームの強度を必要以上に高くする必要がある
という問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、(a)クローラクレーンの安定性の向上を図る
ことができ、(b)排泥ポンプの容量を大きくする必要
がなく、(c)地中掘削機を吊りワイヤロープを中心に
して旋回することができ、(d)クレーンブームに偏荷
重が作用しないようにできる地中掘削機の排泥ホース吊
下げ方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、地中掘削機の先端部に設けられたカッタで
掘削した土砂を孔内に満した泥水とともに地上に排出す
る排泥ホースを地中掘削機に連結し、前記地中掘削機を
ワイヤロープを介してクレーンブーム部材に吊下げると
共に前記排泥ホースを前記地中掘削機の昇降量に対応さ
せて送りだしや引込みを行う地中掘削機の排泥ホース吊
下げ方法において、前記クレーンブーム部材の左右側に
複数の昇降リールを対称に配置するとともに昇降自在に
支持し、該複数の昇降リールの下側に複数の固定リール
を設け、前記複数の固定リールの前方に配設された中間
昇降リールを前記クレーンブーム部材の軸線に沿って昇
降自在に支持し、前記複数の固定リール及び前記複数の
昇降リールに掛けられて折り返した状態に保持された前
記排泥ホースを該中間昇降リールを介して前記地中掘削
機まで案内し、前記複数の昇降リールを昇降させて前記
地中掘削機の昇降動作に対応するように前記排泥ホース
の送りだしや引き込みを行うことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、クレーンブーム部材の左右側
に対称に配置された複数の昇降リールをそれぞれ昇降自
在に支持し、複数の昇降リールの下側に複数の固定リー
ルを設けた。また、複数の固定リールの前方に中間昇降
リールを備え、この中間昇降リールをクレーンブーム部
材の軸線に沿って昇降自在に支持した。さらに、複数の
固定リール及び複数の昇降リールに掛けれて折り返した
状態に保持された排泥ホースを中間昇降リールを介して
地中掘削機まで案内した。そして、複数の昇降リールを
昇降させて地中掘削機の昇降動作に対応するように排泥
ホースの送りだしや引き込みを行う。このように、排泥
ホースを複数の固定リール及び複数の昇降リールに掛け
て折り返した状態に保持することにより、排泥ホースの
送りだし量や引き込み量を増加させることができる。ま
た、複数の昇降リールを吊りワイヤロープの左右側の対
称位置に配置することにより、クレーンブーム部材に対
して左右対称にバランスよく排泥ホースを配置すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る地中掘削
機の排泥ホース吊下げ方法について詳説する。図1は本
発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法に使用さ
れる地中掘削機の吊下げ装置30の側面図、図2はその
正面図である。地中掘削機の吊下げ装置30はクローラ
クレーン本体32を備え、クローラクレーン本体32の
前端部にはブーム部材34が所定の傾斜角度で立設支持
されている。ブーム部材34の上端部にはガイドシーブ
36Aが回動自在に支持され、ガイドシーブ36Aに掛
けられたワイヤロープ38A、38Aの一端部はシーブ
ブロック39、後述するスイベルジョイント部材40を
介して地中掘削機42の上端部中央に連結されている。
また、ワイヤロープ38A、38Aの他端部はドラム4
1、41に巻き付けられ、ドラム41、41はクローラ
クレーン本体32の中央部に支持されている。
【0010】また、ブーム部材34の上端部にはガイド
ローラ36Bが回動自在に支持され、ガイドローラ36
Bに掛けられたキャプタイヤケーブル38Aの一端部は
地中掘削機42の駆動モータ(図示せず)に接続されて
いる。キャプタイヤケーブル38Aの他端部はケーブル
リール44を介して電源に接続され、ケーブルリール4
4はクローラクレーン本体32の後端部に支持されてい
る。これにより、キャプタイヤケーブル38Aを介して
地中掘削機42の駆動モータに電源が供給され、駆動モ
ータが駆動して地中掘削機42のカッタ43A、43B
を回転させる。
【0011】前述したスイベルジョイント部材40は取
付け部40Aと回転部40Bとからなり、取付け部40
Aは地中掘削機42の上端部中央に取り付けられてい
る。また、回転部40Bには吊下げ用ケーブル38、3
8…が連結されている。回転部40Bは取付け部40A
に回動自在に支持され、また、回転部40Bに連通され
た排泥ホース46は取付け部40Aを介して地中掘削機
42の排出管42Aに連通している。これにより、地中
掘削機42は吊下げ用ケーブル38、38…に吊られた
状態で吊下げ用ケーブル38、38…を中心にして旋回
することができる。
【0012】また、地中掘削機の吊下げ装置30は中間
ホースリール48、左側ホースリール58及び右側ホー
スリール66を備えている。中間ホースリール48はブ
ーム部材34の軸線に沿って昇降自在に支持されてい
る。すなわち、中間ホースリール48はワイヤロープ5
0(図3参照)を介してホイスト52に連結され、ワイ
ヤロープ50はローラ51を介してブーム部材34に吊
られている。ホイスト52はクローラクレーン本体32
の支持台54に設けられている。このホイスト52は、
ワイヤロープ50に設定値以上の引張り力が作用すると
ワイヤロープ50を自動的に巻戻し、ワイヤロープ50
に設定値以下の引張り力が作用するとワイヤロープ50
を自動的に巻き取る。そして、ホイスト52がワイヤロ
ープ50を巻戻すと中間ホースリール48が下降し、ホ
イスト52がワイヤロープ50を巻き取ると中間ホース
リール48が上昇する。中間ホースリール48には、ス
イベルジョイント部材40に連通された排泥ホース46
が掛けられ、排泥ホース46は中間ホースリール48を
介して下方に案内される。
【0013】支持台54には中間ガイドローラ56(図
3参照)が回動自在に支持されている。中間ガイドロー
ラ56はブーム部材34の左側に配置され、中間ガイド
ローラ56には、中間ホースリール48を介して下方に
案内された排泥ホース46が掛けられている。排泥ホー
ス46は中間ガイドローラ56を介して上方に案内され
ている。中間ガイドローラ56の上方のブーム部材34
の左側には左側ホースリール58が配置され、この左側
ホースリール58は昇降自在に支持されている。すなわ
ち、左側ホースリール58はワイヤロープ60(図3参
照)を介してホイスト62に連結され、ワイヤロープ6
0はリング61を介してブーム部材34に吊られてい
る。
【0014】ホイスト62はクローラクレーン本体32
の支持台54に設けられている。このホイスト62は、
ワイヤロープ60に設定値以上の引張り力が作用すると
ワイヤロープ60を自動的に巻戻し、ワイヤロープ60
に設定値以下の引張り力が作用するとワイヤロープ60
を自動的に巻き取る。そして、ホイスト62がワイヤロ
ープ60を巻戻すと左側ホースリール58が下降し、ホ
イスト62がワイヤロープ60を巻き取ると左側ホース
リール58が上昇する。左側ホースリール58には、中
間ガイドローラ56を介して上方に案内された排泥ホー
ス46が掛けられ、排泥ホース46は左側ホースリール
58を介して下方に案内される。
【0015】また、支持台54には左側ガイドローラ6
4及び右側ガイドローラ65(図4参照)が回動自在に
支持されている。左側ガイドローラ64はブーム部材3
4の左側に中間ガイドローラ56と同軸上に支持され、
右側ガイドローラ65はブーム部材34の右側に支持さ
れている。左側ガイドローラ64には、左側ホースリー
ル58を介して下方に案内された排泥ホース46が掛け
られ、排泥ホース46は左側ガイドローラ64を介して
右側ガイドローラ65に案内されている。そして、右側
ガイドローラ65には左側ガイドローラ64から案内さ
れた排泥ホース46が掛けられ、排泥ホース46は右側
ガイドローラ65を介して上方に案内されている。
【0016】ブーム部材34の右側に配置された右側ガ
イドローラ65の上方には右側ホースリール66が昇降
自在に支持されている。右側ホースリール66は左側ホ
ースリール58と同軸上に支持され、さらに、右側ホー
スリール66はワイヤロープ68(図3参照)を介して
ホイスト62に連結され、ワイヤロープ68はリング6
1を介してブーム部材34に吊られている。ホイスト6
2は、ワイヤロープ60の場合と同様に、ワイヤロープ
68に設定値以上の引張り力が作用するとワイヤロープ
68を自動的に巻戻し、ワイヤロープ68に設定値以下
の引張り力が作用するとワイヤロープ68を自動的に巻
き取る。
【0017】そして、ホイスト62がワイヤロープ68
を巻戻すと右側ホースリール66が下降し、ホイスト6
2がワイヤロープ68を巻き取ると右側ホースリール6
6が上昇する。この場合、右側ホースリール66は左側
ホースリール58の昇降に同期して昇降する。右側ホー
スリール66には、右側ガイドローラ65を介して上方
に案内された排泥ホース46が掛けられ、排泥ホース4
6は右側ホースリール66を介して下方に案内される。
支持台54の第2のガイドローラ64Bの近傍にはクラ
ンプ部材70が設けられ、クランプ部材70は右側ホー
スリール66を介して下方に案内された排泥ホース46
をクランプする。なお、クランプ部材70でクランプさ
れた排泥ホース46は地上プラント(図示せず)に連通
されている。
【0018】このように、中間ホースリール48をブー
ム部材34の軸線に沿って昇降自在に支持し、さらに、
左側ホースリール58及び右側ホースリール66をそれ
ぞれブーム部材34の左側及び右側に対称に配置した。
従って、それぞれのホースリール48、58、66に排
泥ホース46を掛けた場合に、排泥ホース46がブーム
部材34のの左右にバランスよく配置されるので、ブー
ム部材34に偏荷重が作用しない。さらに、それぞれの
ホースリール48、58、66を昇降自在に支持したこ
とにより、排泥ホース46の送り量を増加することがで
きるので、ブーム部材34の高さを低く抑えることがで
きる。また、左側ホースリール58及び右側ホースリー
ル66をそれぞれブーム部材34の左側及び右側に対称
に配置して、排泥ホース46の送り量を増加させるの
で、昇降可能なホースリールをクローラクレーン本体3
2の前方向に張り出す必要がない。従って、前後方向の
安定性の向上を図ることができる。
【0019】また、中間ホースリール48の下方にはロ
ーラ48A、48Bが回動自在に支持され、中間ガイド
ローラ56の上方にはローラ56A、56Bが回動自在
に支持されている。また、左側ホースリール58の下方
にはローラ58A、58Bが回動自在に支持され、左右
のガイドローラ64、65の近傍にはそれぞれローラ6
4A、65Aが回動自在に支持されている。さらに、右
側ホースリール66の下方にはローラ66A、66Bが
回動自在に支持されている。そして、上述したローラ4
8A、48B、56A、56B、58A、58B、64
A、65A、66A、66Bにはワイヤロープ72が掛
けられている。
【0020】ワイヤロープ72は一端部がスイベルジョ
イント部材40に連結され、他端部が支持台54に連結
されている(図4参照)。そして、ワイヤロープ72は
排泥ホース46に沿って排泥ホース46よりきつく張設
されている。従って、地中掘削機42の自重による引張
り力や地中掘削機42が下降する際に生じる引張り力
は、ワイヤロープ72に作用して排泥ホース46には作
用しない。これにより、排泥ホース46を地中掘削機4
2の自重による引張り力や地中掘削機42が下降する際
に生じる引張り力から保護することができる。
【0021】ところで、図1に示すようにブーム部材3
4にはブラケット80が設けられている。以下、図8に
基づいてブラケット80について説明する。ブラケット
80は断面が略H字型に形成され、ブラケット80の両
端部にはそれぞれ開口穴80A、80Bが形成されてい
る。ブラケット80はブーム部材34の両側部に配置さ
れ、ピン82、82をブラケット80の開口穴80B、
80Bに嵌入することにより、ブーム部材34に一体と
なって組み込まれる。なお、開口穴80B、80Bに嵌
入されたピン82、82はブーム部材34を組みつけ
る。
【0022】すなわち、ピン82、82でブラケット8
0をブーム部材34に組む際に、ピン82、82でブー
ム部材34が組みつけられる。また、ブラケット80の
前端部の開口穴80Aに嵌入されたピン82を介してス
テー部材84の上端部が回動自在に支持され、ステー部
材84の下端部は支持台54(図1参照)に取り付けら
れている。このように、ステー84をブーム部材34に
直接固着しないので、ブーム部材34の変形を防止する
ことができる。
【0023】前記の如く構成された本発明に係る地中掘
削機の排泥ホース吊下げ方法について説明する。先ず、
ワイヤロープ38A、38Aを介してブーム部材34に
吊下げされた地中掘削機42のカッタ43A、43B
を、キャプタイヤケーブル38Bを介して供給された電
源で駆動し、次に、ドラム41、41を作動して地中掘
削機42を下降する。これにより、カッタ43A、43
Bで地盤が掘削される。この状態で、排泥ポンプを駆動
すると掘削された土砂は泥水とともに排泥ホース46を
介して地上プラントに排出される。
【0024】一方、地中掘削機42が下降する際に生じ
る引張り力がワイヤロープ72に作用してワイヤロープ
72に所定値以上の引張り力が作用する。これにより、
中間ホースリール48を支持するワイヤロープ50に設
定値以上の引張り力が作用して、ホイスト52はワイヤ
ロープ50を自動的に巻戻す。従って、中間ホースリー
ル48が下降するので、地中掘削機42の下降に追従し
て排泥ホース46が下方に送りだされる(図5、図6参
照)。
【0025】そして、中間ホースリール48が下端部ま
で下降すると、設定値以上の引張り力がワイヤロープ6
0、68に作用して、ホイスト62はワイヤロープ6
0、68を自動的に巻戻す。これにより、左側ホースリ
ール58及び右側ホースリール66が下降するので、地
中掘削機42の下降に追従して排泥ホース46が下方に
送りだされる(図7参照)。
【0026】前記実施例では中間ホースリール48が下
端部まで下降した後、左側ホースリール58及び右側ホ
ースリール66を下降させる動作について説明したが、
これに限らず、左側ホースリール58及び右側ホースリ
ール66を下降した後、中間ホースリール48を下降さ
せるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る地中掘
削機の排泥ホース吊下げ方法によれば、排泥ホースを複
数の固定リール及び複数の昇降リールに掛けて折り返し
た状態に保持することにより、排泥ホースの送りだし量
や引き込み量を増加させることができるので、クレーン
ブーム部材の高さを低く抑えることができる。従って、
排泥ポンプの小型を図ることができる。また、複数の昇
降リールをワイヤロープの左右側に対称に配置すること
により、クレーンブーム部材に対して左右対称にバラン
スよく排泥ホースを配置することができる。従って、複
数の昇降リールを前方向に張り出さなくても、排泥ホー
スの送りだし量や引き込み量を増加させることができる
ので、前後方向及び左右方向の安定性の向上を図ること
ができ、さらに、クレーンブーム部材に偏荷重が作用す
ることを防止できる。
【0028】また、本発明によれば、複数の固定リール
及び複数の昇降リールに掛けれて折り返した状態に保持
された排泥ホースを中間昇降リールを介して地中掘削機
まで案内した。従って、クレーンブーム部材に対して左
右対称にバランスよく排泥ホースを配置することがで
き、安定性の向上を図ることができる。さらに、本発明
によれば、排泥ホースをスイベルジョイント部材を介し
て地中掘削機の中央に回動自在に支持し、かつ、スイベ
ルジョイント部材にワイヤロープを連結したので、地中
掘削機をワイヤロープを中心にして旋回することができ
る。従って、クレーンブーム部材の配置箇所が限定され
た場合でも地中掘削機を吊りワイヤロープを中心にして
旋回することにより、地中掘削機を掘削位置に最適状態
に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の側面図
【図2】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の正面図
【図3】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の構成を説明した斜視図
【図4】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の構成を説明した斜視図
【図5】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の作用を説明した説明図
【図6】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の作用を説明した説明図
【図7】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法の作用を説明した説明図
【図8】本発明に係る地中掘削機の排泥ホース吊下げ方
法のブーム部材の側面図
【図9】従来の地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法の作
用を説明した説明図
【符号の説明】
30…地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法に使用される
地中掘削機の吊下げ装置 34…ブーム部材 38A…ワイヤロープ 40…スイベルジョイント部材 42…地中掘削機 43A、43B…カッタ 46…排泥ホース 48…中間ホースリール(中間昇降リール) 56、64A、64B…ガイドローラ(固定リール) 58、66…ホースリール(昇降リール)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中掘削機の先端部に設けられたカッタ
    で掘削した土砂を孔内に満した泥水とともに地上に排出
    する排泥ホースを地中掘削機に連結し、前記地中掘削機
    をワイヤロープを介してクレーンブーム部材に吊下げる
    と共に前記排泥ホースを前記地中掘削機の昇降量に対応
    させて送りだしや引込みを行う地中掘削機の排泥ホース
    吊下げ方法において、 前記クレーンブーム部材の左右側に複数の昇降リールを
    対称に配置するとともに昇降自在に支持し、 該複数の昇降リールの下側に複数の固定リールを設け、 前記複数の固定リールの前方に配設された中間昇降リー
    ルを前記クレーンブーム部材の軸線に沿って昇降自在に
    支持し、 前記複数の固定リール及び前記複数の昇降リールに掛け
    られて折り返した状態に保持された前記排泥ホースを該
    中間昇降リールを介して前記地中掘削機まで案内し、前
    記複数の昇降リールを昇降させて前記地中掘削機の昇降
    動作に対応するように前記排泥ホースの送りだしや引き
    込みを行うことを特徴とする地中掘削機の排泥ホース吊
    下げ方法。
  2. 【請求項2】 前記排泥ホースはスイベルジョイント部
    材を介して前記地中掘削機の中央に回動自在に支持さ
    れ、かつ、前記地中掘削機は前記スイベルジョイント部
    材を介して前記ワイヤロープに吊下げられたことを特徴
    とする請求項1の地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法。
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