JP2003003482A - 掘削装置 - Google Patents

掘削装置

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JP2003003482A JP2001188680A JP2001188680A JP2003003482A JP 2003003482 A JP2003003482 A JP 2003003482A JP 2001188680 A JP2001188680 A JP 2001188680A JP 2001188680 A JP2001188680 A JP 2001188680A JP 2003003482 A JP2003003482 A JP 2003003482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削効率の向上が図れる掘削装置を提供する
こと。 【解決手段】 ケーソン2の底部に形成される掘削作業
室3内に走行レール4を設置し、その走行レール4に沿
って走行台車5を走行可能とし、走行台車5に公転フレ
ーム6を回転可能に取り付け、公転フレーム6にショベ
ル7を旋回可能に取り付けるとともに、公転フレーム6
にコンベア20を旋回可能に取り付けて構成されてい
る。コンベア20の移送ベルト23は、前後にスライド
移動可能であり、ショベル7により積み込まれた掘削土
30を後方へ移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニューマチックケ
ーソンなどの施工に用いられる掘削装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ニューマチックケーソンなどの施
工に用いられる掘削装置として、特開平11−3504
98号公報に記載されるように、ケーソンの底部に形成
される掘削作業室の天井に走行レールを設置し、その走
行レールに沿って走行台車を走行可能に取り付け、走行
台車に対し旋回可能にアームを取り付け、アーム先端に
地盤掘削用のショベルを取り付けたものが知られてい
る。この掘削装置によれば、走行台車の走行とアームの
旋回により、ショベルの掘削位置を変えながらケーソン
下方の地盤掘削が行われる。そして、ショベルですくい
上げられた掘削ズリは、アーム旋回又は走行台車の走行
を通じて排土バケットに積み込まれて地上へ排出され
る。
【0003】このような掘削作業において、掘削効率を
高めるため、複数の排土バケットを用いて排土作業を行
うのが望ましい。すなわち、掘削作業室に排土バケット
を配して排土バケットに掘削ズリを積み入れ、排土バケ
ットが満杯になったところで、排土バケットを地上へ引
き上げる。その引き上げの間に他の排土バケットを用い
て積み込みを行い、空の排土バケットを地上から吊り降
ろす。このように、複数の排土バケットを順次交換し掘
削及びズリ積み込みを継続して行うことにより、効率よ
い掘削作業が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
排土バケットを用いて排土作業を行うためには、掘削作
業室内でバケット昇降用ワイヤを空の排土バケットから
ズリを積み込んだ排土バケットへ付け替える作業が必要
となる。この付け替え作業は、通常、掘削作業員により
行われ、自動化することは困難である。従って、上述し
た掘削装置よる掘削にあっては、掘削作業を自動化する
上で、高効率な掘削を行うことが困難である。
【0005】このような不具合を解消するために、掘削
作業室に所定量の掘削土を積み込み可能とした積込み装
置を配置し、排土バケットが地上へ引き上げられ空とな
って掘削作業室へ戻るまでの間に積み込み装置に掘削土
を積み込み、連続して地盤掘削を行うことが考えられ
る。
【0006】しかし、ショベルで土砂を掬うごとにショ
ベルを積み込み装置まで移動させて積み込み装置へ土砂
を投入するとなると、ショベル移動に時間がかかるた
め、掘削効率が十分に上がらない。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点を解
消するためになされたものであって、掘削効率の向上が
図れる掘削装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る掘削装置は、ケーソンの底部に
形成される掘削作業室内で所定の経路に沿って走行する
走行体と、走行体に旋回可能に取り付けられるアーム部
を有しアーム部の先端に地盤掘削を行う掘削部を有する
掘削手段と、走行体に旋回可能に取り付けられる移送ベ
ルトを有し、移送ベルトの長手方向に移送ベルト全体を
スライド移動可能とした掘削土搬送手段とを備えて構成
されている。
【0009】また本発明に係る掘削装置は、前述のアー
ム部及び移送ベルトが走行体に回転可能に取り付けられ
る回転体を介して走行体に取り付けられていることを特
徴とする。
【0010】これらの発明によれば、移送ベルトを旋回
可能として走行体に取り付けたことにより、移送ベルト
を旋回させて掘削部の近くに位置させることができ、掘
削土を移送ベルトに迅速に積み込める。また、移送ベル
トをスライド移動させることにより、複数のコンベアな
ど用いることなく掘削土を地上搬送用の排土バケットの
位置まで迅速に移動させることができ、移送ベルトから
掘削土を直接排土バケットへ積み入れることができる。
従って、地盤の掘削及び掘削土の積み込みが効率良く行
える。
【0011】また、移送ベルト上に掘削土を積み込むご
とに移送ベルトを移送させて、移送ベルト上に所定量の
掘削土を積載することができる。このため、掘削土を入
れた排土バケットを地上へ引き上げ、空にして掘削作業
室へ戻す間、掘削土を移送ベルト上に積載することによ
り、連続して地盤掘削が行え、自動化掘削における高効
率な掘削が実現できる。
【0012】また本発明に係る掘削装置は、ケーソンの
底部に形成される掘削作業室内を所定の経路に沿って走
行する走行体と、走行体に対し回転可能に取り付けられ
る回転体と、回転体の回転中心から所定距離隔てた位置
を中心に旋回可能に取り付けられる掘削手段とを備えて
構成される。
【0013】また本発明に係る掘削装置は、前述の掘削
手段が伸縮可能なアームを備え、そのアームの先端に掘
削部を有していることを特徴とする。
【0014】これらの発明によれば、掘削作業室内を走
行する走行体に回転可能に回転体を取り付け、その回転
体に対し旋回可能に掘削手段を取り付けることにより、
回転体の回転及び掘削手段の旋回により掘削位置を自由
に設定することができ、ケーソンの大きさや形状に合わ
せて掘削が行える。従って、種々のケーソンに対応した
地盤掘削が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
における実施の形態について説明する。尚、各図におい
て同一要素には同一符号を付して説明を省略する。ま
た、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致してい
ない。
【0016】図1に本実施形態に係る掘削装置の側面
図、図1に本実施形態に係る掘削装置の平面図を示す。
図1、2に示すように、本実施形態に係る掘削装置1
は、ニューマチックケーソンの施工に用いられる掘削装
置であり、ケーソン2の底部に形成される掘削作業室3
内に設置されている。
【0017】掘削作業室3の天井3aには走行レール4
が設置され、走行レール4には走行台車5が移動可能に
支持されている。走行レール4は、走行台車5の走行経
路を構成するガイド部材であり、例えば二つのH鋼を並
設して構成される。図2では、直線状の走行レール4が
設けられているが、そのような形状に限られるものでは
なく、円形など曲線状に走行レール4を設ける場合もあ
る。
【0018】走行台車5は、掘削作業室3内を走行する
走行体であり、走行レール4に係合する車輪5aを有
し、走行レール4に沿って走行可能となっている。走行
台車5の走行制御は、ケーソン2の外部に設置される制
御管理室(図示なし)から遠隔操作により行われる。
【0019】走行台車5には、公転フレーム6が回転可
能に取り付けられている。公転フレーム6は、鉛直方向
の公転軸6aを中心に走行台車5に対して回転可能に取
り付けられる回転体であり、例えば、円板状に形成され
る。公転フレーム6の回転制御(公転制御)は、ケーソ
ン2の外部に設置される制御管理室(図示なし)から遠
隔操作により行われる。なお、この公転フレーム6とし
ては、公転軸6aを中心に旋回するアーム状のものを用
いてもよい。
【0020】公転フレーム6には、ショベル7が取り付
けられている。ショベル7は、地盤掘削を行う掘削手段
であり、アーム部8の先端にバケット9を取り付けて構
成されている。バケット9は、地盤掘削を行う掘削部を
構成するものであり、特に岩盤以外の砂質土、砂礫、シ
ルトなどの普通土砂の掘削を行うものである。この掘削
部としては、掘削地盤の地質に応じて岩盤の掘削を行う
岩盤掘削用のものを用いる場合もある。
【0021】アーム部8の基端は、回転盤12を介して
公転フレーム6に回転可能に支持されている。このた
め、その回転軸、即ち自転軸8aを中心にアーム部8を
旋回させることができる。自転軸8aは、公転フレーム
6の公転軸6aから所定距離隔てた位置に設定される。
【0022】アーム部8は、その長手方向へ伸縮可能に
構成され、例えば、テレスコピック機構により伸縮可能
に構成される。また、アーム部8は、その基端が回転盤
12に対し水平軸8bを中心に回転可能に支持されてお
り、俯仰可能となっている。このアーム部8の俯仰によ
り、バケット9を上下方向に移動させる。アーム部8の
俯仰は、アーム部8の中間位置に取り付けられるシリン
ダ10の伸縮により行われる。バケット9は、アーム部
8の先端部分に対し水平軸9aを中心に回転可能に取り
付けられ、俯仰可能となっている。バケット9の俯仰
は、シリンダ11の伸縮により行われる。
【0023】アーム部8の伸縮制御、アーム部8の旋回
制御(自転制御)及びバケット9の俯仰制御は、ケーソ
ン2の外部に設置される制御管理室(図示なし)から遠
隔操作により行われる。
【0024】走行台車5には、公転フレーム6、回転盤
12を介して、コンベア20が回転可能に取り付けられ
ている。コンベア20は、ショベル7の掘削により生じ
る掘削土(掘削ズリ)を搬送する掘削土搬送手段であ
る。コンベア20は、回転盤12に対し旋回軸21aを
中心に旋回自在に取り付けられるアーム21を具備して
いる。
【0025】アーム21には、枠体22を介して移送ベ
ルト23が取り付けられている。移送ベルト23は、帯
体を環状とした無端状ベルトであり、コンベア20の先
端及び後端(基端)に設置されるローラ24、24に巻
回され、回転により上面に積載された掘削土30を移送
する。また、移送ベルト23は、その上面に所定の掘削
土30を積載可能となっている。その掘削土積載量は、
地上へ掘削土30を搬送する排土バケット43の積載量
と同じ又はそれ以上とするのが望ましい。
【0026】アーム21が回転盤12に対し旋回可能と
なっているため、アーム21の旋回により、コンベア2
0をショベル7から独立して旋回させることができる。
【0027】移送ベルト23は、枠体22に対して、ス
ライド移動可能に取り付けられ、かつ、俯仰可能に取り
付けられている。移送ベルト23は、その長手方向、即
ち掘削土搬送方向にその全体をスライド可能に取り付け
られ、掘削土30を積載したまま、その全体が水平移動
する。スライド機構としては、例えば、枠体22とロー
ラ支持部材(図示なし)との間に油圧シリンダを配設
し、その油圧シリンダの伸縮によりローラ支持部材及び
ローラ24とともに移送ベルト23を水平移動させるも
のが用いられる。
【0028】移送ベルト23は、枠体22がアーム21
に対し水平軸22aを中心に回動自在に支持されてお
り、その回動により俯仰可能となっている。その俯仰に
より、移送ベルト23の姿勢角度を変化させることがで
きる。なお、コンベア20の旋回制御(回転制御)、ス
ライド移動制御、俯仰制御及びベルト回転制御は、ケー
ソン2の外部に設置される制御管理室(図示なし)から
遠隔操作により行われる。
【0029】ケーソン2の底版2aには、マンシャフト
41、マテリアルシャフト42が貫通している。マンシ
ャフト41は、マンロックに連通する管体である。マテ
リアルシャフト42は、マテリアルロックに連通する管
体であり、掘削の際に排土バケット43の昇降経路とし
て用いられる。また、ケーソン2底部の掘削作業室3に
は、ケーソン2の外部に設置される加圧装置(図示な
し)により所定の空気圧がかけられている。
【0030】次に、本実施形態に係る掘削装置の動作及
び掘削方法について説明する。
【0031】図1において、掘削する位置に応じて、走
行体5の移動及び公転フレーム6の旋回が行われる。そ
して、掘削位置にバケット9が位置するようにショベル
7のアーム部8を旋回させ俯仰させる。そして、アーム
部8を伸長させてバケット9を地盤内に圧入し、土砂を
すくい上げる。
【0032】その際、図3に示すように、旋回軸21a
を中心にコンベア20を旋回させ(矢印A)、移送ベル
ト23の先端部分をバケット9の近傍に位置させてお
く。これにより、ショベル7を少し旋回させるだけで、
バケット9によりすくい上げた掘削土30を容易に移送
ベルト23上に積み込むことができる。掘削土30を積
み込むごとに移送ベルト23を作動させ(矢印B)、移
送ベルト23の先端側から後端側へ掘削土30を移送し
順次積載していく。
【0033】そして、図4に示すように、移送ベルト2
3上に掘削土30を十分に積載したら、必要に応じて走
行体5の移動及び公転フレーム6の旋回を行った後、移
送ベルト23全体を後方へスライド移動させて後退させ
て(矢印C)、移送ベルト23の後端部分が排土バケッ
ト43の上方位置に来るように移送ベルト23を俯仰さ
せる(矢印D)。そして、移送ベルト23を作動させて
(矢印B)、掘削土30を排土バケット43内に入れて
いく。
【0034】そして、移送ベルト23上の掘削土30を
全て排土バケット43内に入れ終えたら、排土バケット
43を上昇させ、マテリアルシャフト42を通じて地上
へ引き上げる。そして、排土バケット43内の掘削土3
0を地上で排出し空の排土バケット43が掘削作業室3
に戻ってくるまでの間、ショベル7及びコンベア20に
よる地盤掘削及び掘削土積み込みを繰り返して行い、掘
削土30をコンベア20の移送ベルト23上に積み込ん
でおく。そして、空の排土バケット43が掘削作業室3
に降下してきたら、再び排土バケット43に掘削土30
を入れ、地上へ引き上げる。
【0035】以上のように、本実施形態に係る掘削装置
によれば、排土バケット43が地上へ掘削土30を排出
してくる間、地盤掘削を進めつつ掘削土30を移送ベル
ト23上にためておくことにより、マテリアルシャフト
42に対し一つの排土バケット43を用いて掘削土30
の搬送を行う場合でも、連続して地盤掘削が行えるた
め、効率よく掘削が行える。また、複数の排土バケット
43を交換して掘削土排出を行うものではないため、掘
削作業の自動化が実現できる。
【0036】また、移送ベルト23を有するコンベア2
0を旋回可能としたことにより、ショベル7から移送ベ
ルト23への掘削土30の積み込みが迅速に行え、掘削
効率の向上が図れる。更に、移送ベルト23を後方へス
ライド移動可能としたことにより、複数のコンベアを用
いることなく掘削土30を移動できるため、掘削作業室
3に高さ制限がある場合でも、掘削土30の移送が可能
となる。
【0037】また、本実施形態に係る掘削装置によれ
ば、種々のケーソンに対応して掘削が可能であり、汎用
性に優れている。
【0038】例えば、図5に示すように、本実施形態に
係る掘削装置では、走行体5に対し公転フレーム6が旋
回自在に取り付けられ、その公転フレーム6にショベル
7が旋回可能に取り付けられている。このため、公転フ
レーム6及びショベル7を適宜旋回させることにより、
走行体5を移動させなくても、公転軸6aからバケット
9までの距離を半径Rとする円形領域(図5の斜線部)
を全て掘削することができる。
【0039】一方、図6に示すように、走行体105に
直接ショベル107が旋回可能に取り付けられている場
合には、半径R1の円形領域の外縁部分しか掘削でき
ず、その円形領域の内部を掘削することができない。こ
の場合、その内部まで掘削を行おうとすると、ショベル
107の伸縮量を大きくすることが考えられる。しか
し、円形領域全体を掘削することは困難であり、またア
ーム部分の構造が複雑となって装置が大型化し、施工コ
ストの増加を招く。
【0040】また、円形領域の内部を掘削するため、図
7に示すように、円形の走行レール104を設け、ショ
ベル107の旋回半径をRより小さくして、円形範囲を
全て掘削することも考えられる。しかし、図7のような
掘削装置では、半径Rより広い範囲に掘削を行うとする
と、同様な掘削装置を複数設置する必要があり、施工コ
ストが多大なものとなる。
【0041】これに対し、本実施形態に係る掘削装置で
は、走行体5の走行レール4を設けることにより、掘削
装置の設置数を増やすことなく半径Rの円形範囲より広
い範囲の掘削が可能である。このように、本実施形態に
係る掘削装置では、ケーソンの大小に応じて掘削が可能
であり、汎用性に優れている。
【0042】また、本実施形態に係る掘削装置では、走
行体5に対し公転フレーム6が公転軸6aを中心に旋回
自在に取り付けられ、その公転フレーム6に対しショベ
ル7が自転軸8aを中心に旋回可能に取り付けられてい
るため、公転フレーム6及びショベル7を適宜旋回させ
ることにより、バケット9の掘削位置を自由に移動でき
る。従って、矩形範囲や小判型範囲などの掘削も容易に
行え、ケーソンの形状に応じて掘削が可能であり、汎用
性に優れている。
【0043】これに対し、図6に示す掘削装置などで
は、矩形範囲や小判型範囲などの掘削を行うためには、
走行体105を移動させるか、ショベル107のアーム
の伸縮量を増加させる必要があり、施工コストの増大化
を招くこととなる。
【0044】なお、本実施形態では、比較的小規模なケ
ーソンの施工に行う場合について詳述したが、本発明に
係る掘削装置はそのようなものに限られるものではな
く、複数の掘削装置を用いて一つのケーソン施工に係る
掘削を行うものであってもよい。
【0045】例えば、図8に示すように、ケーソン2に
対し直線状の走行レール4を複数並設し、掘削装置1を
直線的に移動可能として掘削を行い、大型ケーソンの施
工に用いてもよい。
【0046】また、図9に示すように、円形の走行レー
ル4を複数配列し、掘削装置1を円周に沿って移動可能
として掘削を行い、大型ケーソンの施工に用いてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
送ベルトを旋回可能として走行体に取り付けたことによ
り、移送ベルトを旋回させて掘削部の近くに位置させる
ことができ、掘削土を移送ベルトに迅速に積み込める。
また、移送ベルトをスライド移動可能としたことによ
り、掘削土を地上搬送用の排土バケットの位置まで迅速
に移動させることができ、移送ベルトから掘削土を直接
排土バケットへ積み入れることができる。従って、地盤
の掘削及び掘削土の積み込みが効率良く行える。
【0048】また、掘削作業室内を走行する走行体に回
転可能に回転体を取り付け、その回転体に対し旋回可能
に掘削手段を取り付けることにより、回転体の回転及び
掘削手段の旋回により掘削位置を自由に設定することが
でき、ケーソンの大きさや形状に合わせて掘削が行え
る。従って、種々のケーソンに対応した地盤掘削が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る掘削装置の説明図であ
る。
【図2】本発明の実施形態に係る掘削装置の説明図であ
る。
【図3】図1の掘削装置の動作及び掘削方法の説明図で
ある。
【図4】図1の掘削装置の動作及び掘削方法の説明図で
ある。
【図5】図1の掘削装置における掘削範囲の説明図であ
る。
【図6】比較例の説明図である。
【図7】比較例の説明図である。
【図8】本実施形態に係る掘削装置の変形例の説明図で
ある。
【図9】本実施形態に係る掘削装置の変形例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…掘削装置、 2…ケーソン、 3…掘削作業室、 4…走行レール、 5…走行台車(走行体)、 6…公転フレーム(回転体)、 6a…公転軸、 7…ショベル(掘削手段)、 8…アーム部、 8a…自転軸 9…バケット(掘削部)、 20…コンベア(掘削土搬送手段)、 23…移送ベルト、 30…掘削土、 43…排土バケット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーソンの底部に形成される掘削作業室
    内で所定の経路に沿って走行する走行体と、 前記走行体に旋回可能に取り付けられるアーム部を有
    し、前記アーム部の先端に地盤掘削を行う掘削部を有す
    る掘削手段と、 前記走行体に旋回可能に取り付けられる移送ベルトを有
    し、前記移送ベルトの長手方向に前記移送ベルト全体を
    スライド移動可能とした掘削土搬送手段と、を備えた掘
    削装置。
  2. 【請求項2】 前記アーム部及び前記移送ベルトは、前
    記走行体に回転可能に取り付けられる回転体を介して、
    前記走行体に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の掘削装置。
  3. 【請求項3】 ケーソンの底部に形成される掘削作業室
    内を所定の経路に沿って走行する走行体と、 前記走行体に対し回転可能に取り付けられる回転体と、 前記回転体の回転中心から所定距離隔てた位置を中心に
    旋回可能に取り付けられる掘削手段と、を備えた掘削装
    置。
  4. 【請求項4】 前記掘削手段は、伸縮可能なアームを備
    え、そのアームの先端に掘削部を有していることを特徴
    とする請求項3に記載の掘削装置。
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