JPH04312694A - トンネルの削孔方法 - Google Patents
トンネルの削孔方法Info
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Landscapes
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ンネルの削孔方法に関する。
TM工法が汎用されている。このNATM工法における
トンネル掘削工法としては、次のようなものがある。
適用される。
50m以上が一般的であり、比較的地山が安定し、早期
にインバート閉合する必要のない場合に用いられる工法
で、上半,下半を交互に掘削する上下半交互併進工法と
がある。
5〜30m程度のものが多く、爆破方式、機械方式のい
ずれも採用されている。
早期にインバートの閉合が必要な場合や膨張性地山に対
して用いられるが、施行例は殆んど無い。
断面で、通常のベンチカット工法では切羽が自立しない
場合に用いられる。
いられ、特に都市トンネルにおいて沈下を抑える場合に
用いられることが多い。他方、ベンチカット工法の特に
上半先進工法においては、掘削機械がわからみると、図
21に示すように、2つの削孔ブームおよび1つのシャ
ージングケージのみをもった2台のドリルジャンボDが
上半盤U上において、トンネル中心を境にして左右に位
置した状態で、チャージングケージにより発破孔および
ロックボルト孔のマーキングを行った後、(A)図のよ
うに、ドリルジャンボDの1つの削孔ブームにてロック
ボルト孔を穿孔し、他方の削孔ブームにて上半の発破孔
の穿孔を行い、(B)図のように、次いで、ドリルジャ
ンボDを所定長さ後退させた状態で、チャージングケー
ジにより、上下にロックボルトを打設し、(C)図のよ
うに、その後、上半にダイナマイトを装薬し、上半を発
破させ、新たな上半切羽を形成し、(D)図のように、
かかる工程後、ドリルジャンボDが下半盤Lに後退した
後、下半において上記の(A)〜(C)の工程を繰り返
し、その後、当初に戻ることを順次繰り返すことによっ
てトンネル掘削を行っている。なお、モルタル吹付は、
1アームの吹付機によって行っているWは風管、Aはロ
ックボルト定着のためのモルタル注入用車両である。
いては、それぞれ次のような問題点がある。(イ)全断
面工法:不安定な地山には適用できない。(ロ)ロング
ベンチカット工法:上下半同時併進工法は、上半,下半
が常時中断することなく進行するため工期の確保という
点では有利であるが、経済性の面では下半掘削の作業員
や機械の増強、上半優先による下半作業の効率低下等コ
ストアップにつながる要因となっている。また、安全面
では上下半の輻輳作業により、重機械、車両との接触、
斜路からの転落、ダンプトラックからのずりこぼれによ
る被災等の危険性も潜在している。作業環境についても
下半発破時の風管への損傷による換気量の不足、上半で
発破、ずり出し、吹付コンクリート等の粉塵作業が繰返
されることによる坑内作業環境の悪化等、問題点も多い
。上下半交互併進工法は常に掘削の切羽が上半か下半か
の1個所である点では、施工性、安全性、作業環境の面
でも優れており、同じ機械や、作業員で施工できる点で
も効率的な方法である。ただし地質が悪化した場合には
トンネル全体の進行が低下するため工期の面で問題とな
る。また、風管,電線,鉄管等の撤去、再布設等の段取
り替えに時間がかかるのも欠点である。(ハ)ショート
ベンチカット工法:爆破方式の場合には機械退避のため
に上下刃への昇降用の斜路を設ける必要があること、ま
た機械方式の場合にはインバートを早期に閉合する必要
が生じた時にその対応に多少時間がかかる欠点がある。 (ニ)ミニベンチカット工法:上下半の平行作業が困難
で施工効率が低下する欠点がある。(ホ)多段ベンチカ
ット工法:多段にすることにより、閉合時期が遅れ変形
が大きくなる場合もある。またベンチ数が増すため作業
が競合する等の問題がある。
半,インバートの平行作業は行わないので工期がかかり
、工費も他の工法より高くなる。
リルジャンボを用いることは、その機械コストの点でき
わめて不利であるとともに、その作業員もほぼ2倍必要
とする。また左右のドリルジャンボ相互が左右において
輻輳する危険性がある。他方で、本出願人は、特開平1
−287394号において、少なくとも2基のチャージ
ングケージおよび少なくとも3基の削孔機を有する削孔
ブームを備えた1台のドリルジャンボを使用して施工能
率を著しく高めることを提案した。しかし、断面が比較
的小さい場合には、先の提案のものをそのまま使用でき
るが、大断面になると、先の提案のものをそのまま適用
できない。
トおよび作業員の削減を達成できるばかりでなく、施工
性が著しく向上するとともに、特に大断面のトンネルに
対して有効に適用できるトンネル削孔方法を提供するこ
とにある。
明の第1の態様は、それぞれ少なくとも2基のチャージ
ングケージおよび少なくとも2基の削孔機を有する削孔
ブームを備えたドリルジャンボを少なくとも2台使用し
: (A)まず切羽下方の短いベンチの手前であり、かつト
ンネルの中心部にドリルジャンボを2台位置させた状態
で; (A1)上半に対して2基のチャージングケージを移動
させながら発破孔およびロックボルト孔のマーキングを
行い、 (A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼働させ
て上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行い、(
B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で;
(B1)2基のチャージングケージを移動させながら上
半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大背
に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔の
穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、(E)他のドリルジャンボまたは少なくとも削
孔ブームおよびチャージングケージを有する機械による
、土平の手前での土平に対する発破孔の穿孔、土平側壁
面に対するロックボルト孔の穿孔、そのロックボルト孔
へのロックボルトの打設、発破孔へのダイナマイトの装
薬の一連の作業を、前記(B2)の工程が終了するまで
に行い、次いで前記(C)の発破の際に、土平の手前か
ら退避して、土平の発破も行い、以後コンクリートの吹
付完了を待って当初の工程に戻ることを繰り返して行う
ことを特徴とするものである。
2基のチャージングケージおよび少なくとも2基の削孔
機を有する削孔ブームを備えたドリルジャンボを少なく
とも2台使用し: (A)まず切羽下方の短いベンチの手前であり、かつト
ンネルの中心部にドリルジャンボを2台位置させた状態
で; (A1)上半に対して2基のチャージングケージを移動
させながら発破孔およびロックボルト孔のマーキングを
行い、 (A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼働させ
て上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行い、(
B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で;
(B1)2基のチャージングケージを移動させながら上
半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大背
に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔の
穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、 (E)前記(C)の発破が終了し、上半および大背での
コンクリート吹付の開始とともに、他のドリルジャンボ
または少なくとも削孔ブームおよびチャージングケージ
を有する機械による、土平の手前での土平に対する発破
孔の穿孔、土平側壁面に対するロックボルト孔の穿孔、
そのロックボルト孔へのロックボルトの打設、発破孔へ
のダイナマイトの装薬、土平の手前から退避した後の土
平の発破、土平側壁面に対するコンクリート吹付の一連
の作業を行い、以後コンクリートの吹付完了を待って当
初の工程に戻ることを繰り返して行うことを特徴とする
ものである。
も2基のチャージングケージおよび少なくとも2基の削
孔機を有する削孔ブームを備えたドリルジャンボを2台
使用し:(A)まず切羽下方の短いベンチの手前であり
、かつトンネルの中心部にドリルジャンボを2台位置さ
せた状態で; (A1)上半に対して2基のチャージングケージを移動
させながら発破孔およびロックボルト孔のマーキングを
行い、 (A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼働させ
て上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行い、(
B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で;
(B1)2基のチャージングケージを移動させながら上
半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大背
に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔の
穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、 (E)前記(C)の発破が終了し、上半および大背での
コンクリート吹付の開始とともに、当該2台のドリルジ
ャンボが土平の手前に移動した状態で、土平に対する発
破孔の穿孔、土平側壁面に対するロックボルト孔の穿孔
、そのロックボルト孔へのロックボルトの打設、発破孔
へのダイナマイトの装薬、土平の手前から退避した後の
土平の発破、土平側壁面に対するコンクリート吹付の一
連の作業を行い、以後コンクリートの吹付完了を待って
当初の工程に戻ることを繰り返して行うことを特徴とす
るものである。
ジ、および少くとも2基、より好ましくは3基の削孔機
を有する削孔ブームを備えた少なくとも2台のドリルジ
ャンボにて作業を行うものであるから、その1台のドリ
ルジャンボと従来1台のドリルジャンボとを比較すると
、1台当りの機械コストは若干上昇するものの、所要の
作業性を基準とした場合には、はるかに機械コストを低
減できるし、必要作業員もほぼ半数で足りる。
て、ベンチカット工法を採用するに当り、2〜7m、通
常3〜4m程度の短いベンチカット工法を特に採用する
とともに、2基のケージおよび3基の削孔ブームを備え
たドリルジャンボを使用することの関係で、上半および
大背で同時または並行的に作業を行うことができ、施工
効率がきわめて高くなる。
ことで、広範囲に対して同時作業が可能となるし、2基
、好ましくは3基の削孔ブームを有することで、1基の
削孔ブームを用いてロックボルト孔の穿孔を行いつつ、
他の削孔ブーム、好適には他の2基の削孔ブームにより
、ドリルジャンボの中心に対して右側および左側の発破
孔の穿孔を行うことができるので、これらの面でも施工
性が向上する。
には後退して退避する以外は、常に一個所で作業するた
め、他の重機、車両などとの輻輳作業による接触事故な
どを防止できるし、上半および大背の同時発破、あるい
は上半、大背および土平の同時発破であるため、粉塵の
暴露時間が短くなり、かつ換気もスムーズになり、抗内
の作業環境が改善され、しかも2個所作業による風管,
電線,鉄管等の発破による損傷、撤去および再布設によ
るムダやロスが全く無くなる。
40m2 以上)に施工に際して、上半と、大背と、土
平とに分割し、上半および大背を並列の2台のドリルジ
ャンボにより施工し、土平を他のドリルジャンボまたは
少なくとも削孔ブームおよびチャージングケージを有す
る機械により施工するようにしたので、上半と下半とに
単に分割する場合に比較して、大背を発破後にずり出し
たときにおいて、なおその両側に土平を残しているので
、より不安定な地盤に対しても、崩壊などを生じること
なくトンネル削孔を行うことができる。しかも、上半お
よび大背での一連の作業に対して、これを追い掛けるよ
うに土平において作業を行うので、上半および大背での
作業と輻輳することがなく作業性が高まる。
する。まず、使用する装置例について説明すると、図4
および図5には本発明に係るドリルジャンボD例が示さ
れている。図面上は2基の削孔ブームしか示されていな
いが、図11および図12にて示されているように、中
央1基および両側に2基、合計で3基有している。
ドリフター1を搭載したガイドシェル2を支持する削孔
ブーム3を台車4の前部に3基備えており、台車4の上
部には左右にスライドレール5L,5Rを敷設して、こ
のスライドレール5L,5R上に2基のチャージングケ
ージ6L,6Rを前後摺動可能に搭載している。このチ
ャージングケージ6L,6Rは、スライドレール5L,
5R上を摺動するスライドヨーク7L,7Rと、下端を
スライドヨーク7L,7Rに俯仰,旋回可能に枢支され
たチャージングブーム8L,8Rと、チャージングブー
ム8L,8Rの他端に枢支されたケージ部9L,9Rと
から構成されている。10L,10Rはチャージングブ
ーム8L,8Rの旋回用シリンダ、11L,11Rはチ
ャージングブーム8L,8Rの俯仰用のシリンダである
。
,6Rが前進した稼働位置と、後退した格納位置にある
とき、その位置を検出するための位置検出器として、リ
ミットスイッチLSFL,LSFR,LSRL,LSR
Rが設けられており、また、スライドヨーク7L,7R
には、チャージングブーム8L,8Rの旋回制限角度を
検出するための角度検出器として、リミットスイッチL
SSL,LSSRが設けられている。
際、ドリルジャンボは切羽付近に設置され、ドリルブー
ムに支持されたガイドシェル上に搭載したドリフタによ
って削孔が行われる。このとき、2基のチャージングケ
ージは共に格納位置まで後退している。削孔が終了する
と、チャージングケージを稼働位置まで前進させて爆薬
の装填を行う。2基のチャージングケージが共に稼働位
置にあるとき又は共に格納位置にあるとき、位置検出器
によってその位置が検出されている。この位置でチャー
ジングブームが内側(相互に近接する方向)へ所定の旋
回制限角度まで旋回されると、角度検出器によって検出
され、前記位置検出器の検出信号とこの角度検出器の検
出信号とに基づき旋回用シリンダの油圧作動回路に設け
られた電磁切換弁が切換えられ、チャージングブームの
旋回が停止されるため、チャージングケージの旋回角度
範囲は制限され相互の干渉が防止される。
みで作業を行うような場合には、一方は稼働位置にあり
、他方は格納位置まで後退させる。この場合には、一方
が稼働位置、他方が格納位置にあることが位置検出器に
よって検出されており、稼働側のチャージングブームが
内側へ旋回され、所定の旋回制限角度を超えて角度検出
器によって検出されても電磁切換弁の切換えは行われず
、旋回用シリンダの全ストローク分の旋回が可能となる
。このとき、他方のチャージングケージは格納位置はで
後退しているため、相互の干渉は生じない。
のトンネルの削孔に際して、図3に示すように、上半X
、大背Y、土平Z、Zについて区分して施工する。さら
に、この場合の施工順序を、図1に示す。この場合、図
6〜図11に示すように、それぞれ少なくとも2基のチ
ャージングケージおよび少なくとも2基、好ましくは図
示のように3基の削孔機を有する削孔ブームを備えたド
リルジャンボを少なくとも2台、より好ましくは図示の
ように3台使用し:(A)まず切羽下方の短い(3〜4
m程度)ベンチ(大背Y)の手前であり、かつトンネル
の中心部にドリルジャンボを2台位置させた状態で(図
6および図9);(A1)目的上断面に対してチャージ
ングケージ9L,9Rを移動させながら上半Xに対して
発破孔およびロックボルト孔のマーキングを行う。 このとき、上半の踏まえ孔および踏まえ助孔を削孔する
ことができる。(A2)その後、チャージングケージ9
L,9Rを一旦後退させて、3基の削孔ブーム3、3、
3を稼働させて上半発破孔および上半ロックボルト孔の
穿孔を並行して行う。このとき、一つの削孔ブームがロ
ックボルト孔を削孔中に、他の削孔ブームが発破孔を削
孔することで、両ブームの競合をさせることで、削孔効
率が高まる。(B)次いでドリルジャンボD、Dを所定
長、たとえば3〜4m後退させた状態で(図7、図8お
よび図10);(B1)2基のチャージングケージ9L
,9Rを移動させながら上半Xにロックボルト20,2
0…を打設するとともに、並行して、土平Z、Zを除く
大背Yに対して、適宜の基数のたとえば3基の削孔ブー
ム3、3、3を稼働させて大背Yの発破孔の穿孔を行う
。なお、上半X中央部分後方のロックボルトの打設につ
いては、ドリルジャンボDの後退前の(A2)工程中に
おいて、穿孔後、速かにケージを移動させて行ってもよ
い。Aはロックボルトの定着のためのモルタル注入用車
両である。(B2)その後、2基のチャージングケージ
9L,9Rを稼働させて上半Xおよび大背Yの発破孔に
ダイナマイトを装薬する。(C)次いで上半Xおよび大
背Yを発破させて、先の切羽を崩して新たな上半切羽お
よび大背切羽を形成する。発破後はずり出しを行う(図
14および図15)。40はホイルローダー、41はダ
ンプトラックである。(D)その後は、図16〜図18
に示すように、吹付台車31、31により1次吹付およ
び2次吹付の吹付コンクリート作業を行う。42は吹付
コンクリート運搬車である。この吹付作業の完了を待っ
て、前記2台のドリルジャンボD、Dが(A)〜(C)
の工程を順次繰り返す。(E)これに対して、他のドリ
ルジャンボDによって、土平Z、Zの手前での土平に対
する発破孔の穿孔、土平Z側壁面に対するロックボルト
孔の穿孔、そのロックボルト孔へのロックボルトの打設
、発破孔へのダイナマイトの装薬の一連の作業を、前記
(B2)の工程が終了するまでに行う。これらの一連の
作業は、一方の土平Zに対して終了したならば、他方の
土平ZにドリルジャンボDを移動させて、同様の一連の
作業を行うことができる。次いで前記(C)の発破の際
に、土平Zの手前から退避して、土平の発破も行い、以
後コンクリートの吹付完了を待って当初の工程に戻るこ
とを繰り返して行う。
、ずり出しは、上半X、大背Y、土平Z、Zについて同
時的に行い、その後上半Xに対する1次吹付が終了した
ならば、土平Z、Zに対する1次吹付を行い、その間上
半Xでは支保工の組立を行い、次いで2次吹付を行い、
この上半Xでの2次吹付の過程で、土平Z、Zの両側壁
に対する支保工の組立を行う。この土平Z、Zの両側壁
に対する支保工の組立が終了すると、2次吹付を行う。 その間、上半Xでの2次吹付が終了したならば、2台の
ドリルジャンボD、Dは大背切羽の手前まで前進して、
以後同様の作業を次の切羽に対して行う。
を持った1台の吹付台車により全断面の吹付を行うこと
ができるが、図17に示すように、2つの吹付アーム3
0L,30Rを持ちそれらが昇降不可能な吹付台車31
にて、より好ましくは大断面であるので、図16、図1
8および図19に示すように、吹付アーム30L,30
Rの取付ヘッド32が昇降する2台の吹付台車31、3
1にて、右半と左半とを同時的に行うのが吹付施工能率
向上の点で好ましい。
ャンボDにより作業を行うようにしているが、別の少な
くとも削孔ブームおよびチャージングケージを有する機
械により行うこともできる。
ャンボを2台のみ使用する場合には、上半Xおよび大背
Yに対する(A)から(B)の工程を経て、前記(C)
の発破が終了したならば、図2および図20に示すよう
に、吹付台車を新大背Yの手前に位置させて、上半Xお
よび大背Yでのコンクリート吹付の開始とともに、当該
ドリルジャンボD、Dを土平Z、Zの手前に移動させ、
その位置での土平Z、Zに対する発破孔の穿孔、土平Z
、Z側壁面に対するロックボルト孔の穿孔、そのロック
ボルト孔へのロックボルトの打設、発破孔へのダイナマ
イトの装薬を行う。その後、土平Zの手前から退避して
土平の発破、およびずり出しを行う。次いで、上半Xお
よび大背Yでの吹付作業の終了を待って、吹付台車31
、31を土平Z、Zに移動させて、土平側壁面に対する
コンクリート吹付および支保工の組立の一連の作業を行
い、以後コンクリートの吹付完了を待って当初の工程に
戻ることを繰り返して行うことができる。
平Z、Zに対する作業に際して、ドリルジャンボDを使
用することなく、これに代えて、少なくとも削孔ブーム
およびチャージングケージを有する機械を用いることも
できる。
半と大背との作業位置が広くなるので、図10、図12
および図13に示すように、3基の削孔機を有する削孔
ブーム3、3、3の取付台3Qをそれぞれ昇降自在とす
るのが好ましい。さらに、必要により、ドリルジャンボ
の台数、チャージングケージおよび削孔ブームの基数を
前記例より増すことも本発明の要旨の範囲内である。
が著しく向上するとともに、機械コストおよび作業員を
低減できるとともに、特に大断面のトンネルに対して適
用した場合、著しく作業能率が高まる。
ローシート。
ローシート。
。
上半に対する作業状態側面図。
る大背手前での作業状態側面図。
図。
ボの配置状態正面図。
ボの配置状態側面図。
る吹付作業状態側面図。
る吹付作業状態正面図。
土平への作業の同時的並行作業状態平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】それぞれ少なくとも2基のチャージングケ
ージおよび少なくとも2基の削孔機を有する削孔ブーム
を備えたドリルジャンボを少なくとも2台使用し:(A
)まず切羽下方の短いベンチの手前であり、かつトンネ
ルの中心部にドリルジャンボを2台位置させた状態で; (A1)上半に対して2基のチャージングケージを移動
させながら発破孔およびロックボルト孔のマーキングを
行い、(A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼
働させて上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行
い、 (B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で
;(B1)2基のチャージングケージを移動させながら
上半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大
背に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔
の穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、(E)他のドリルジャンボまたは少なくとも削
孔ブームおよびチャージングケージを有する機械による
、土平の手前での土平に対する発破孔の穿孔、土平側壁
面に対するロックボルト孔の穿孔、そのロックボルト孔
へのロックボルトの打設、発破孔へのダイナマイトの装
薬の一連の作業を、前記(B2)の工程が終了するまで
に行い、次いで前記(C)の発破の際に、土平の手前か
ら退避して、土平の発破も行い、以後コンクリートの吹
付完了を待って当初の工程に戻ることを繰り返して行う
ことを特徴とするトンネル削孔方法。 - 【請求項2】それぞれ少なくとも2基のチャージングケ
ージおよび少なくとも2基の削孔機を有する削孔ブーム
を備えたドリルジャンボを少なくとも2台使用し:(A
)まず切羽下方の短いベンチの手前であり、かつトンネ
ルの中心部にドリルジャンボを2台位置させた状態で; (A1)上半に対して2基のチャージングケージを移動
させながら発破孔およびロックボルト孔のマーキングを
行い、 (A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼働させ
て上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行い、(
B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で;
(B1)2基のチャージングケージを移動させながら上
半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大背
に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔の
穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、(E)前記(C)の発破が終了し、上半および
大背でのコンクリート吹付の開始とともに、他のドリル
ジャンボまたは少なくとも削孔ブームおよびチャージン
グケージを有する機械による、土平の手前での土平に対
する発破孔の穿孔、土平側壁面に対するロックボルト孔
の穿孔、そのロックボルト孔へのロックボルトの打設、
発破孔へのダイナマイトの装薬、土平の手前から退避し
た後の土平の発破、土平側壁面に対するコンクリート吹
付の一連の作業を行い、以後コンクリートの吹付完了を
待って当初の工程に戻ることを繰り返して行うことを特
徴とするトンネル削孔方法。 - 【請求項3】それぞれ少なくとも2基のチャージングケ
ージおよび少なくとも2基の削孔機を有する削孔ブーム
を備えたドリルジャンボを2台使用し:(A)まず切羽
下方の短いベンチの手前であり、かつトンネルの中心部
にドリルジャンボを2台位置させた状態で;(A1)上
半に対して2基のチャージングケージを移動させながら
発破孔およびロックボルト孔のマーキングを行い、 (A2)その後、少くとも2基の削孔ブームを稼働させ
て上半の発破孔およびロックボルト孔の穿孔を行い、(
B)次いでドリルジャンボを所定長後退させた状態で;
(B1)2基のチャージングケージを移動させながら上
半にロックボルトを打設するとともに、土平を除く大背
に対して2基の削孔ブームを稼働させて大背の発破孔の
穿孔を行い、 (B2)その後、2基のチャージングケージを稼働させ
て上半および大背の発破孔にダイナマイトを装薬し、(
C)次いで上半および大背を発破させて、先の切羽を崩
して新たな上半切羽および大背切羽を形成し、(D)そ
の後はコンクリートの吹付完了を待って、前記2台のド
リルジャンボが(A)〜(C)の工程を順次繰り返すと
ともに、(E)前記(C)の発破が終了し、上半および
大背でのコンクリート吹付の開始とともに、当該2台の
ドリルジャンボが土平の手前に移動した状態で、土平に
対する発破孔の穿孔、土平側壁面に対するロックボルト
孔の穿孔、そのロックボルト孔へのロックボルトの打設
、発破孔へのダイナマイトの装薬、土平の手前から退避
した後の土平の発破、土平側壁面に対するコンクリート
吹付の一連の作業を行い、以後コンクリートの吹付完了
を待って当初の工程に戻ることを繰り返して行うことを
特徴とするトンネル削孔方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7656191A JP2700722B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | トンネルの削孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7656191A JP2700722B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | トンネルの削孔方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04312694A true JPH04312694A (ja) | 1992-11-04 |
JP2700722B2 JP2700722B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13608660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7656191A Expired - Lifetime JP2700722B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | トンネルの削孔方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700722B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100537064B1 (ko) * | 2002-10-16 | 2005-12-16 | 서덕건설 주식회사 | 터널의 하부벤치 발파방법 |
JP2015145571A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | エフティーエス株式会社 | トンネル施工設備及び施工方法 |
JP2018009377A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | 株式会社大林組 | 吹付機及び法枠施工方法 |
JP2018071131A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 前田建設工業株式会社 | 掘削ずり搬出方法 |
JP2020094422A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 株式会社フジタ | トンネル掘削工法 |
CN114485298A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-13 | 广东华晟安全职业评价有限公司 | 一种定向控制光面爆破装置及爆破方法 |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP7656191A patent/JP2700722B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114485298A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-13 | 广东华晟安全职业评价有限公司 | 一种定向控制光面爆破装置及爆破方法 |
CN114485298B (zh) * | 2022-02-09 | 2023-12-12 | 广西金建华爆破工程有限公司 | 一种定向控制光面爆破装置及爆破方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2700722B2 (ja) | 1998-01-21 |
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