JP2018071131A - 掘削ずり搬出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
切羽面及び前記切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、前記切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを前記切羽の近傍から搬出するための掘削ずり搬出方法であって、
少なくとも前記ベンチの前端面に近接する位置に、上部が開口されている有底の複数の函体を、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置する函体配置工程と、
前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を掘削する切羽面掘削工程と、
前記切羽面掘削工程の後に、前記掘削ずりが収容された前記複数の函体を前記切羽の近傍から移動させる函体移動工程と、を備える。
また、掘削ずりは、上部が開口されている有底の複数の函体に収容されて、切羽の近傍から搬出される。そのため、特許文献2に記載されている搬出台板と比較して、一度により大量の掘削ずりを切羽の近傍から搬出できる。
前記切羽面掘削工程の後に、前記複数の函体の上縁よりも上方に堆積した前記掘削ずりを、前記複数の函体のうち前記掘削ずりを収容可能な函体に収容する掘削ずり収容工程をさらに備える。
前記函体配置工程において、前記複数の函体は、前記複数の函体の上縁が前記ベンチの前記前端面の上端部と同じ高さ、又は、前記ベンチの前記前端面の前記上端部より低い高さとなるように配置される。
また、切羽面掘削工程において、掘削ずりが函体の上縁に衝突することによる函体の損傷を軽減することができる。
前記複数の函体の底部には車輪が設けられており、
前記函体配置工程は、ジャッキによって前記車輪を前記トンネルの床部から離間させる離間工程を含む。
前記函体配置工程は、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置される前記複数の函体のうち前記トンネルの周壁に隣接して配置される函体の側面と、前記トンネルの前記周壁との間に、前記函体の前記側面の上縁から前記トンネルの前記周壁に向かって斜め上方に延在する補助板を設置する補助板設置工程を含む。
また、補助板はトンネルの周壁に面する函体の側面の上縁からトンネルの周壁に向かって斜め上方に延在しているので、補助板の上面に載った掘削ずりを、トンネルの周壁に隣接して配置される函体の内部に収容させることができる。
前記切羽面掘削工程は、前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を発破する切羽面発破工程を含む。
また、切羽面を発破する掘削方法は、切羽面を機械によって掘削する掘削方法と比較して、掘削ずりをより遠くにまで飛散させることができるので、一度により大量の掘削ずりを複数の函体の内部に収容させることができる。
前記切羽面発破工程は、前記函体配置工程の後に、前記切羽面に装薬孔を穿孔し、該装薬孔に前記切羽面を発破するための発破材を装薬する発破材装薬工程を含む。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、掘削ずり3は、上部が開口されている有底の複数の函体12a、12bに収容されてから、切羽2の近傍100から搬出される。そのため、特許文献2に記載されている搬出台板と比較して、一度により大量の掘削ずり3を切羽2の近傍100から搬出できる。
また、切羽面掘削工程S2において複数の函体12a、12bの移動が防止されるので、前端面10と函体12aとの間、及び隣接する函体の間が大きく離れてしまうことがない。このため、掘削ずり3がトンネル1の床部11に飛散してしまうことがなく、掘削ずり3を確実に複数の函体12a、12bの内部に収容することができる。
同様に、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される4つの函体12a及び4つの函体12bのうち、最も右側に配置されている函体12a、12bと右側の側壁21bとの間に、該函体12a、12bの右側の側面の上縁16から右側の側壁21bに向かって斜め上方に延在する1枚の補助板24が設けられている。
また、補助板24はトンネル1の側壁21bに面する函体12a、12bの側面の上縁16からトンネル1の側壁21bに向かって斜め上方に延在しているので、補助板24の上面に載った掘削ずり3を、トンネル1の側壁21bに隣接して配置される函体12a、12bの内部に収容できる。
また、切羽面4を発破する掘削方法は、切羽面4を機械によって掘削する掘削方法と比較して、掘削ずり3をより遠くにまで飛散させることができるので、一度により大量の掘削ずり3を複数の函体12a、12bの内部に収容させることができる。
また、切羽面掘削工程S2において生じる掘削ずり3は、切羽2を含む空間内の粉塵濃度を上昇させるため、トンネル1の作業員による切羽2での作業の着手が困難となる場合がある。そこで、バルーンに換気装置を設けて、切羽2を含む空間内の粉塵濃度を下げることで、切羽2において速やかに作業者が作業に着手することができる。
2 切羽
3 掘削ずり
4 切羽面
6 ベンチ
8 上端面
10 前端面
10a 上端部
11 床部
12a,12b,12c 函体
14 索状体
15 牽引車
16 上縁
17 車輪
18 桟橋
20 掘削機
21 周壁
21a 天井壁
21b 側壁
22 ジャッキ
24 補助板
26 横断方向用ジャッキ
28 装薬孔
29 空間部
30 発破材
100 切羽2の近傍
R1 掘削領域
S1 函体配置工程
S2 切羽面掘削工程
S3 掘削ずり収容工程
S4 函体移動工程
Claims (7)
- 切羽面及び前記切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、前記切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを前記切羽の近傍から搬出するための掘削ずり搬出方法であって、
少なくとも前記ベンチの前端面に近接する位置に、上部が開口されている有底の複数の函体を、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置する函体配置工程と、
前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を掘削する切羽面掘削工程と、
前記切羽面掘削工程の後に、前記掘削ずりが収容された前記複数の函体を前記切羽の近傍から移動させる函体移動工程と、を備える掘削ずり搬出方法。 - 前記切羽面掘削工程の後に、前記複数の函体の上縁よりも上方に堆積した前記掘削ずりを、前記複数の函体のうち前記掘削ずりを収容可能な函体に収容する掘削ずり収容工程をさらに備える請求項1に記載の掘削ずり搬出方法。
- 前記函体配置工程において、前記複数の函体は、前記複数の函体の上縁が前記ベンチの前記前端面の上端部と同じ高さ、又は、前記ベンチの前記前端面の前記上端部より低い高さとなるように配置される請求項1又は2に記載の掘削ずり搬出方法。
- 前記複数の函体の底部には車輪が設けられており、
前記函体配置工程は、ジャッキによって前記車輪を前記トンネルの床部から離間させる離間工程を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。 - 前記函体配置工程は、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置される前記複数の函体のうち前記トンネルの周壁に隣接して配置される函体の側面と、前記トンネルの前記周壁との間に、前記函体の前記側面の上縁から前記トンネルの前記周壁に向かって斜め上方に延在する補助板を設置する補助板設置工程を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。
- 前記切羽面掘削工程は、前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を発破する切羽面発破工程を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。
- 前記切羽面発破工程は、前記函体配置工程の後に、前記切羽面に装薬孔を穿孔し、該装薬孔に前記切羽面を発破するための発破材を装薬する発破材装薬工程を含む請求項6に記載の掘削ずり搬出方法。
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JP2016210343A JP6811072B2 (ja) | 2016-10-27 | 2016-10-27 | 掘削ずり搬出方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113187502A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-30 | 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 | 一种钻爆法隧道施工的出渣方法 |
Citations (5)
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JPS60219399A (ja) * | 1984-04-12 | 1985-11-02 | 三輪運輸工業株式会社 | トンネル掘削工事における土砂排出方法 |
JPS61113996A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-31 | 株式会社 大本組 | トンネルの切り羽におけるずりの処理方法とその装置 |
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JPH08170486A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Okumura Corp | トンネル掘削ずり搬出ガントリ |
-
2016
- 2016-10-27 JP JP2016210343A patent/JP6811072B2/ja active Active
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CN113187502A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-30 | 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 | 一种钻爆法隧道施工的出渣方法 |
CN113187502B (zh) * | 2021-04-21 | 2024-04-09 | 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 | 一种钻爆法隧道施工的出渣方法 |
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