JP2018071131A - 掘削ずり搬出方法 - Google Patents

掘削ずり搬出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018071131A
JP2018071131A JP2016210343A JP2016210343A JP2018071131A JP 2018071131 A JP2018071131 A JP 2018071131A JP 2016210343 A JP2016210343 A JP 2016210343A JP 2016210343 A JP2016210343 A JP 2016210343A JP 2018071131 A JP2018071131 A JP 2018071131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
excavation
boxes
box
tunnel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016210343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6811072B2 (ja
Inventor
敏彦 小松
Toshihiko Komatsu
敏彦 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2016210343A priority Critical patent/JP6811072B2/ja
Publication of JP2018071131A publication Critical patent/JP2018071131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6811072B2 publication Critical patent/JP6811072B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

【課題】切羽面及び切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出可能な掘削ずり搬出方法を提供する。【解決手段】掘削ずり搬出方法は、少なくともベンチの前端面に近接する位置に上部が開口されている有底の複数の函体をトンネルの横断方向に互いに隣接させて配置する函体配置工程S1と、函体配置工程によって配置された複数の函体の内部に向かって掘削ずりが飛散するように切羽面を掘削する切羽面掘削工程S2と、切羽面掘削工程の後に掘削ずりが収容された複数の函体を切羽の近傍から移動させる函体移動工程S4と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、切羽面及び切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを切羽の近傍から搬出するための掘削ずり搬出方法に関する。
トンネルの施工において、切羽面が掘削されることで生じた土砂(以降では、掘削ずりという)は、重機によってダンプトラック、ずり鋼車、又はコンベアに積み込まれた後、切羽の近傍から搬出される。
切羽の近傍から掘削ずりが搬出されると、切羽の近傍に作業空間が確保されるので、切羽の近傍において支保工程のような切羽面を掘削する掘削工程より後の工程を着手することができる。そのため、トンネルの施工工期の短縮の観点から、掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出することが好ましい。
例えば、特許文献1には、コンベアを利用して、掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出する技術が開示されている。具体的には、切羽面を発破することで飛散した掘削ずりが届かない程度に切羽から離れた位置に、2つのコンベアを積層して設置し、切羽面を発破した後に一方のコンベアを切羽面に近い位置に移動させる。そして、掘削ずりを重機によって一方のコンベアに載せて他方のコンベアに運ぶことで、掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出し、切羽の近傍における作業空間を確保している。
特開2016−169514号公報 特開平8−13981号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の掘削ずり搬出方法は、切羽面から掘削された掘削ずりを重機によってコンベアに積み込む必要がある。これに対して、特許文献2に開示されている発明では、搬出台板をトンネルの切羽面に近接する位置に配置してから切羽面を発破することで、切羽面を発破すると同時に、発破エネルギを利用して搬出台板上に掘削ずりを載せる技術が開示されている。この特許文献2に開示されている発明によれば、掘削ずりを搬出台板に積み込む時間を短縮できるので、その時間の分だけ掘削ずりを切羽の近傍から搬出するまでの時間を短縮できるとされている。
しかしながら、特許文献2に記載の掘削ずり搬出方法は、小断面トンネルを施工する場合に適用される全断面工法のような掘削工法を前提としている。そのため、中・大断面トンネルを施工する場合に適用される補助ベンチ付き全断面工法のような掘削工法で切羽面を掘削する場合、つまり、切羽面及びベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において切羽面を掘削する場合、については考慮されていない。例えば、特許文献2に記載の掘削ずり搬出方法によって中・大断面トンネルを施工すると、搬出台板によって一度に切羽の近傍から搬出可能な掘削ずりの量は十分ではないため、かえって切羽の近傍から掘削ずりを搬出するのに時間がかかってしまう虞がある。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は上述の問題に鑑みなされたものであり、切羽面及び切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出可能な掘削ずり搬出方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る掘削ずり搬出方法は、
切羽面及び前記切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、前記切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを前記切羽の近傍から搬出するための掘削ずり搬出方法であって、
少なくとも前記ベンチの前端面に近接する位置に、上部が開口されている有底の複数の函体を、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置する函体配置工程と、
前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を掘削する切羽面掘削工程と、
前記切羽面掘削工程の後に、前記掘削ずりが収容された前記複数の函体を前記切羽の近傍から移動させる函体移動工程と、を備える。
上記(1)の方法によれば、函体配置工程において少なくともベンチの前端面に近接する位置に複数の函体が配置された後に、複数の函体の内部に向かって掘削ずりが飛散するように切羽面を掘削する。そのため、切羽面を掘削すると同時に、掘削ずりが複数の函体の内部に収容されるので、トンネルの床部に堆積した掘削ずりを重機によって複数の函体に積み込むような従来の作業を必要としない。よって、切羽面掘削工程の後に、掘削ずりが収容された複数の函体を切羽の近傍から移動させることで、切羽面及び切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出することができる。
また、掘削ずりは、上部が開口されている有底の複数の函体に収容されて、切羽の近傍から搬出される。そのため、特許文献2に記載されている搬出台板と比較して、一度により大量の掘削ずりを切羽の近傍から搬出できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記切羽面掘削工程の後に、前記複数の函体の上縁よりも上方に堆積した前記掘削ずりを、前記複数の函体のうち前記掘削ずりを収容可能な函体に収容する掘削ずり収容工程をさらに備える。
切羽面掘削工程において複数の函体の内部に向かって掘削ずりを飛散させても、掘削ずりが複数の函体の内部に均等に収容されない場合がある。上記(2)の方法によれば、切羽面掘削工程の後に、複数の函体の上縁よりも上方に堆積した掘削ずりを、該掘削ずりを収容可能な函体に収容する。そのため、例えば、複数の函体の内部に掘削ずりを均等に収容することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記函体配置工程において、前記複数の函体は、前記複数の函体の上縁が前記ベンチの前記前端面の上端部と同じ高さ、又は、前記ベンチの前記前端面の前記上端部より低い高さとなるように配置される。
上記(3)の方法によれば、函体配置工程において少なくともベンチの前端面に近接する位置に複数の函体が配置されると、複数の函体の上縁はベンチの前端面の上端部と同じ高さ、又は、ベンチの前端面の上端部より低い高さとなる。よって、切羽面掘削工程において、掘削ずりは複数の函体の上縁に阻害されることなく複数の函体の内部に収容される。
また、切羽面掘削工程において、掘削ずりが函体の上縁に衝突することによる函体の損傷を軽減することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記複数の函体の底部には車輪が設けられており、
前記函体配置工程は、ジャッキによって前記車輪を前記トンネルの床部から離間させる離間工程を含む。
上記(4)の方法によれば、ジャッキによって車輪をトンネルの床部から離間させるので、切羽面掘削工程において、掘削ずりが複数の函体に衝突することによって複数の函体が移動してしまうことを防止することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記函体配置工程は、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置される前記複数の函体のうち前記トンネルの周壁に隣接して配置される函体の側面と、前記トンネルの前記周壁との間に、前記函体の前記側面の上縁から前記トンネルの前記周壁に向かって斜め上方に延在する補助板を設置する補助板設置工程を含む。
上記(5)の方法によれば、トンネルの周壁に隣接して配置される函体とトンネルの周壁との間に形成される空間部の上方を補助板によって覆うので、掘削ずりが空間部を通過して、トンネルの床部に落下することを防止できる。
また、補助板はトンネルの周壁に面する函体の側面の上縁からトンネルの周壁に向かって斜め上方に延在しているので、補助板の上面に載った掘削ずりを、トンネルの周壁に隣接して配置される函体の内部に収容させることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記切羽面掘削工程は、前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を発破する切羽面発破工程を含む。
上記(6)の方法によれば、切羽面を発破することで掘削するとともに、発破エネルギを利用して掘削ずりを複数の函体の内部に向かって飛散させる。そのため、切羽面を発破すると同時に、掘削ずりが複数の函体の内部に収容されるので、トンネルの床部に堆積した掘削ずりを重機によって複数の函体に積み込むような従来の作業を必要としない。
また、切羽面を発破する掘削方法は、切羽面を機械によって掘削する掘削方法と比較して、掘削ずりをより遠くにまで飛散させることができるので、一度により大量の掘削ずりを複数の函体の内部に収容させることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(6)のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法において、
前記切羽面発破工程は、前記函体配置工程の後に、前記切羽面に装薬孔を穿孔し、該装薬孔に前記切羽面を発破するための発破材を装薬する発破材装薬工程を含む。
上記(7)の方法によれば、函体配置工程の後に、発破材装薬工程が行われる。そのため、例えば切羽面に装薬孔を穿孔することで生じるずり(掘削ずり)や、穿孔に伴う振動によって地山が崩れること(肌落ち)で生じるずりを、複数の函体の内部に飛散させて収容することで、トンネルの床部に掘削ずりが飛散することを防止できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、切羽面及び切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを切羽の近傍から速やかに搬出可能な掘削ずり搬出方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る掘削ずり搬出方法の適用対象であるトンネルの内部を概略的に示す縦断面図である。 図1Aの位置Pから切羽を見たときの横断面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削ずり搬出方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る函体配置工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る切羽面掘削工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る函体移動工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る函体移動工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る掘削ずり収容工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る函体配置工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る離間工程を説明するための説明図である。 図8AのA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る補助版設置工程を説明するための説明図である。 図9AのB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係る発破材装薬工程を説明するための説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る掘削ずり搬出方法の適用対象であるトンネルの内部を概略的に示す縦断面図である。図1Bは、図1Aの位置Pから切羽を見たときの横断面図である。
図1A及び図1Bに示すように、本発明の少なくとも一実施形態に係る掘削ずり搬出方法は、切羽面4及び切羽面4から延在するベンチ6からなる切羽2が形成されるトンネル1の施工において、切羽面4が掘削されることで生じる掘削ずり3を切羽2の近傍100から搬出するために用いられる。
図示した実施形態では、図1Bに図示するように、トンネル1の位置Pから切羽2を見たときの横断面形状(トンネル1の位置Pから前方向を見たときの横断面形状)は、馬蹄形状を有している。トンネル1は、床部11と、床部11の両端から上方に向かって延在する2つの側壁21b及び横断方向における左側の側壁21bの一端21baと右側の側壁21bの一端21bbとを接続する円弧形状の天井壁21aを有する逆U字状の周壁21と、からなる。
トンネル1の切羽2は、例えば補助ベンチ付き全断面工法のような掘削工法によって、ベンチ6及びベンチ6よりも上方に位置する切羽面4からなるように形成されている。ベンチ6は、トンネル1の床部11から上方に向かって延在する前端面10と、前端面10の上端部10aから切羽面4に向かって延在するとともに、切羽面4の下端部4aと接続する上端面8と、からなる。また、ベンチ6は、左側の側壁21bから右側の側壁21bに向かって延在している。そして、切羽面4は、前後方向から見た場合に、ベンチ6の上端面8と、2つの側壁21bと、円弧形状の天井壁21aとによって画定される面として形成される。
尚、切羽面4の寸法及びベンチ6の寸法は、施工対象であるトンネル1の断面形状や地山の地質などによって変化するため限定されるものではない。例えば、切羽面4の面積:前端面10の面積=9:1〜7:3となり、上端面8のトンネル1の前後方向の長さが2m〜4mとなるよう切羽2が形成されてもよい。
図1Aの破線で示す切羽2の近傍100は、切羽面4を掘削した後に支保工程のようなその後の工程を着手するために必要とされる領域である。この領域には、重機が移動するための空間や、資材を仮置きするための空間が確保される。特許文献1に記載されているような従来の掘削ずり搬出方法では、切羽面4を掘削することで切羽2に近接した位置に掘削ずり3が堆積するので、堆積した掘削ずり3を重機によってコンベアなどに積み込み、切羽2の近傍100から搬出する必要がある。
図2は、本発明の一実施形態に係る掘削ずり搬出方法のフローチャートである。図3は、本発明の一実施形態に係る函体配置工程を説明するための説明図である。図4は、本発明の一実施形態に係る切羽面掘削工程を説明するための説明図である。(a)は、発破によって切羽面4を掘削した状態を示す。(b)は掘削機20によって切羽面4を掘削した状態を示す。図5Aは、本発明の一実施形態に係る函体移動工程を説明するための説明図である。図5Bは、本発明の一実施形態に係る函体移動工程を説明するための説明図である。
図2に示すように本発明の一実施形態にかかる掘削ずり搬出方法は、函体配置工程S1と、切羽面掘削工程S2と、函体移動工程S4と、を備える。函体配置工程S1の後に切羽面掘削工程S2が行われ、切羽面掘削工程S2の後に函体移動工程S4が行われる。図2に図示した実施形態では、函体移動工程S4によって、掘削ずり3が切羽2の近傍100から搬出されると(本開示の掘削ずり搬出方法による作業が終了すると)、支保工程のようなその後の工程が切羽2の近傍100で着手される。このような掘削ずり搬出方法は、トンネル1の施工が完了するまで繰り返し行われる方法である。
函体配置工程S1では、図3に示すように、少なくともベンチ6の前端面10に近接する位置に、上部が開口されている有底の複数の函体12aは、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される。
図示した実施形態では、函体12a及び函体12bは、トンネル1の前後方向に長手形状を有するとともに、上部が開口されている有底の箱状の構造物である。そして、函体12a、12bの底部には後述する車輪17が設けられている。
本実施形態では、4つの函体12aは、少なくともベンチ6の前端面10に接するように配置される。そして、4つの函体12aは、トンネル1の横断方向に互いに接して配置されるとともに、函体12aの上縁16が切羽面4より下方となるように配置されている。また、4つの函体12bは、4つの函体12aの前後方向における後方側の面に接するように配置される。そして、4つの函体12bは、トンネル1の横断方向に互いに接して配置されるとともに、函体12bの上縁16が切羽面4より下方となるように配置されている。このような函体12a、12bの内、前後方向に沿って直列的に配置されている函体12aと函体12bとは、図示しない連結手段によって互いに連結されている。
ここで、本開示における「近接」とは、物体に接しているという状態だけではなく、物体とは接していないが物体の近くに位置している状態も含まれる。そのため、本発明の効果を奏する限りにおいて(すなわち、掘削ずり3がトンネル1の床部11に飛散する範囲内において)、函体12aが前端面10から離れた位置に配置されても、本開示における「近接」に含まれる。
ここで、本開示における「隣接」とは、隣り合う物体が互いに接しているという状態だけではなく、隣り合う物体が接していない状態も含まれる。そのため、本発明の効果を奏する限りにおいて、例えば、4つの函体12aが互いに離間して配置されても、本開示における「隣接」に含まれる。
尚、複数の函体12a、12bは、トンネル1の横断方向における外側から内側に向かって順番に配置されてもよい。また、函体12bより後方に図示しない函体12cが配置されてもよい。
切羽面掘削工程S2では、図2及び図4に示すように、函体配置工程S1によって配置された複数の函体12a、12bの内部に向かって掘削ずり3が飛散するように、切羽面4を掘削する。
図4の(a)では、後述する切羽面発破工程において切羽面4を発破することによって、掘削領域R1を掘削し、掘削すると同時に切羽面4より後方に向かって掘削ずり3を飛散させている。図4の(b)では、掘削機20によって切羽面4を掘削することによって、掘削領域R1を掘削し、掘削すると同時に切羽面4より後方に向かって掘削ずり3を飛散させている。そして、切羽面4を掘削することで飛散した掘削ずり3は、ベンチ6の上端面8上に堆積するか、又は函体12a、12bの内部に収容される。
図4の(a)を用いて、発破によって切羽面4を掘削する掘削方法について説明する。上述したように、函体配置工程S1において、函体12aは、少なくともベンチ6の前端面10に接するとともに、函体12aの上縁16が切羽面4より下方となるように配置されている。さらに、函体12bは、函体12aの後方側の面に接するとともに、函体12bの上縁16が切羽面4より下方となるように配置されている。このような状態で、切羽面4を発破することによって掘削領域R1を掘削すると、掘削領域R1から掘削された掘削ずり3は、発破エネルギにより、切羽2のベンチ6より後方に配置されている函体12a、12bの内部に向かって飛散する。そして、掘削ずり3は、ベンチ6の上端面8上に堆積するか、又は函体12a、12bの内部に収容される。
尚、発破に使用する火薬の種類や量などを適宜調整することで、掘削ずりの飛散距離やその量などを制御することができる。したがって、例えば、発破に使用する火薬の種類や量などを適宜調整することで、函体12a、12bの内部に掘削ずり3を均等に収容させることができる。
次に、図4の(b)を用いて、掘削機20によって切羽面4を掘削する掘削方法について説明する。まず、函体配置工程S1の後に、函体12bより後方の位置からベンチ6に向かって、函体12a、12bの上方の位置に桟橋18を設置する。そして、掘削機20を、桟橋18によって函体12a、12bの上方を通過させて、切羽面4を掘削可能な位置にまで移動させる。このとき、掘削機20が配置される位置は、桟橋18上であってもよいし、ベンチ6上であってもよい。そして、掘削機20によって切羽面4を掘削する。このような掘削機20による掘削方法は、掘削ずり3を切羽2に近接した位置に落下させる。そのため、掘削機20によって切羽面4を掘削する掘削方法では、発破によって切羽面4を掘削する方法と比較して、切羽2に近接した位置に掘削ずり3が集中的に堆積する。
函体移動工程S4は、図2、図5A及び図5Bに示すように、切羽面掘削工程S2の後に、掘削ずり3が収容された複数の函体12a、12bを切羽2の近傍100から移動させる。
図示した実施形態では、上述したように切羽面掘削工程S2によって、函体12a、12bの内部には、掘削ずり3が収容されている。そして、4つの函体12bのうち、例えば横断方向における最も左側に配置されている函体12bの前後方向における後方側の面にはワイヤのような索状体14が取り付けられており、該索状体14は牽引車15に接続されている。そして、牽引車15を駆動させることで、最も左側に配置されている函体12bと、これに連結されている函体12aとを1列にして、切羽2の近傍100から移動させることができる。そして、該函体12bの切羽2の近傍100からの移動が完了すると、次の函体12b(例えば、最も右側に配置されている函体12b)に索状体14を取り付け、索状体14を牽引車15に接続して、牽引車15を駆動させることで、最も右側に配置されている函体12a、12bを1列にして切羽2の近傍100から移動させる。
尚、上述した実施形態では、最も左側に配置されている函体12a、12bを1列にして切羽2の近傍100から移動させることを例にして、函体移動工程S4を説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、函体12a、12bに収容されている掘削ずり3の重量に応じて、複数の索状体14を用意して、一度に切羽2の近傍100から移動させる函体12a、12bの列数を増やしてもよい。あるいは、索状体14が取付可能であるように函体12aを構成することで、函体12a、12bのそれぞれを個別に切羽2の近傍100から移動させてもよい。
このような本発明の少なくとも一実施形態にかかる掘削ずり搬出方法によれば、函体配置工程S1において少なくともベンチ6の前端面10に近接する位置に複数の函体12aが配置された後に、複数の函体12a、12bの内部に向かって掘削ずり3が飛散するように切羽面4を掘削する。そのため、切羽面4を掘削すると同時に、掘削ずり3が複数の函体12a、12bの内部に収容されるので、掘削ずり3を重機によって複数の函体12a、12bに積み込むような作業を必要としない。よって、切羽面掘削工程S2の後に、掘削ずり3が収容された複数の函体12a、12bを切羽2の近傍100から移動させることで、切羽面4及び切羽面4から延在するベンチ6からなる切羽2が形成されるトンネル1の施工において、掘削ずり3を切羽2の近傍100から速やかに搬出することができる。
また、掘削ずり3は、上部が開口されている有底の複数の函体12a、12bに収容されてから、切羽2の近傍100から搬出される。そのため、特許文献2に記載されている搬出台板と比較して、一度により大量の掘削ずり3を切羽2の近傍100から搬出できる。
図6は、本発明の一実施形態に係る掘削ずり収容工程を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、図2及び図6に示すように、掘削ずり搬出方法は、切羽面掘削工程S2の後に、複数の函体12a、12bの上縁16よりも上方に堆積した掘削ずり3を、複数の函体12a、12bのうち掘削ずり3を収容可能な函体12a、12bに収容する掘削ずり収容工程S3をさらに備える。
切羽面掘削工程S2において、例えば切羽面4を発破した時に、函体12a、12bの内部に掘削ずり3が均等に収容されない場合がある。図6に示した実施形態では、図示しないバックフォーのような重機によって、函体12aの上縁16より上方に堆積した掘削ずり3(掘削ずり3のうち破線で囲われた掘削ずり3´)を、掘削ずり3を収容する余裕のある函体12bの内部に収容する様子を例示している。
尚、上述したように切羽面4を掘削機20によって掘削すると、切羽2に近接した位置に掘削ずり3が堆積しやすいので、切羽面4を発破する場合と比較して、掘削ずり収容工程S3を行うことによる効果が大きくなる。ただし、掘削ずり収容工程S3を行うかどうかは、切羽面4を掘削する掘削工法によって決定されるのではなく、切羽面掘削工程S2の後に、掘削ずり3が函体12a、12bの内部に収容されている状態に基づいて、決定される。
このように、切羽面掘削工程S2において複数の函体12a、12bの内部に向かって掘削ずり3を飛散させても、掘削ずり3が複数の函体12a、12bの内部に均等に収容されない場合がある。このような実施形態によれば、切羽面掘削工程S2の後に、複数の函体12a、12bの上縁16よりも上方に堆積した掘削ずり3を、該掘削ずり3を収容可能な函体12bに収容する。そのため、例えば、複数の函体12a、12bの内部に掘削ずりを均等に収容することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る函体配置工程を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、函体配置工程S1において、複数の函体12a、12bは、複数の函体12a、12bの上縁16がベンチ6の前端面10の上端部10aと同じ高さ、又は、ベンチ6の前端面10の上端部10aより低い高さとなるように配置される。
図示した実施形態では、函体12aの上縁16の高さTaは、ベンチ6の前端面10の上端部10aの高さT1よりも低い。そして、函体12aの上縁16の高さTaは、函体12bの上縁16の高さTbと等しい。
このような実施形態によれば、函体配置工程S1において少なくともベンチ6の前端面10に近接する位置に複数の函体12aが配置されると、複数の函体12a、12bの上縁16はベンチ6の前端面10の上端部10aと同じ高さ、又は、ベンチの前端面10の上端部10aより低い高さとなる。よって、切羽面掘削工程S2において、掘削ずり3は複数の函体12a、12bの上縁16に阻害されることなく複数の函体12a、12bの内部に収容される。
図8Aは、本発明の一実施形態に係る離間工程を説明するための説明図である。図8Bは、図8AのA−A断面図である。
幾つかの実施形態では、図8A及び図8Bに示すように、複数の函体12a、12bの底部には車輪17が設けられている。そして、函体配置工程S1は、ジャッキ22によって車輪17をトンネルの床部11から離間させる離間工程を含む。
図示した実施形態では、ジャッキ22によって、函体12a、12bの底部に設けられた車輪17をトンネル1の床部11から離間させている。1つの函体12a、12bにつき、前後方向に沿って2つのジャッキ22が設けられている。このようなジャッキ22が設けられることで、函体12a、12bの上縁16の高さTa、Tbは上昇するが、ベンチ6の前端面10の上端部10aの高さT1を超えないように調整される。
このような実施形態によれば、ジャッキ22によって車輪17をトンネル1の床部11から離間させるので、切羽面掘削工程S2において、掘削ずり3が複数の函体12a、12bに衝突することによる複数の函体12a、12bの移動を防止できる。
また、切羽面掘削工程S2において複数の函体12a、12bの移動が防止されるので、前端面10と函体12aとの間、及び隣接する函体の間が大きく離れてしまうことがない。このため、掘削ずり3がトンネル1の床部11に飛散してしまうことがなく、掘削ずり3を確実に複数の函体12a、12bの内部に収容することができる。
図9Aは、本発明の一実施形態に係る補助版設置工程を説明するための説明図である。図9Bは、図9AのB−B断面図である。
幾つかの実施形態では、図9A及び図9Bに示すように、函体配置工程S1は、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される複数の函体12a、12bのうちトンネル1の周壁21に隣接して配置される函体12a、12bの側面と、トンネル1の周壁21との間に、函体12a、12bの側面の上縁16からトンネル1の周壁21に向かって斜め上方に延在する補助板24を設置する補助板設置工程を含む。
図示した実施形態では、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される4つの函体12a及び4つの函体12bのうち、横断方向における最も左側に配置されている函体12a、12bと左側の側壁21bとの間に、該函体12a、12bの左側の側面の上縁16から左側の側壁21bに向かって斜め上方に延在する1枚の補助板24が設けられている。
同様に、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される4つの函体12a及び4つの函体12bのうち、最も右側に配置されている函体12a、12bと右側の側壁21bとの間に、該函体12a、12bの右側の側面の上縁16から右側の側壁21bに向かって斜め上方に延在する1枚の補助板24が設けられている。
尚、補助板24は、例えば、函体12a、12bの側面の上縁16に形成される図示しないヒンジ部によって軸支されることで回動可能に構成されてもよいし、函体12a、12bが配置された後に函体12a、12bの側面の上縁16に取り付けられてもよい。また、補助板24は、飛散する掘削ずり3によって破損することがないように、例えば金属などで形成されている。また、補助板24は、天井壁21aに向かうように斜め上方に延在してもよい。
このような実施形態によれば、トンネル1の側壁21bに隣接して配置される函体12a、12bとトンネル1の側壁21bとの間に形成される空間部29の上方を補助板24によって覆うので、掘削ずり3が空間部29を通過して、トンネル1の床部11に落下することを防止できる。
また、補助板24はトンネル1の側壁21bに面する函体12a、12bの側面の上縁16からトンネル1の側壁21bに向かって斜め上方に延在しているので、補助板24の上面に載った掘削ずり3を、トンネル1の側壁21bに隣接して配置される函体12a、12bの内部に収容できる。
幾つかの実施形態では、図9A及び図9Bに示すように、トンネル1の横断方向に互いに隣接させて配置される複数の函体12a、12bのうちトンネル1の周壁21に隣接して配置される函体12a、12bの側面と、トンネル1の周壁21との間に、横断方向用ジャッキ26が設けられる。
このような実施形態によれば、側壁21bと函体12a、12bとの間に横断方向用ジャッキ26が設けられるため、函体12a、12bは横断方向の両側から押圧される。このため、掘削ずり3が複数の函体12a、12bに衝突することによる複数の函体12a、12bの横断方向の移動を防止できる。
幾つかの実施形態では、図4の(a)に示すように、切羽面掘削工程S2は、函体配置工程S1によって配置された複数の函体12a、12bの内部に向かって掘削ずり3が飛散するように、切羽面4を発破する切羽面発破工程を含む。
このような実施形態によれば、切羽面4を発破することで掘削するとともに、発破エネルギを利用して掘削ずり3を複数の函体12a、12bの内部に向かって飛散させる。そのため、切羽面4を発破すると同時に、掘削ずり3が複数の函体12a、12bの内部に収容されるので、トンネル1の床部11に堆積された掘削ずり3を重機によって複数の函体12a、12bに積み込むような従来の作業を必要としない。
また、切羽面4を発破する掘削方法は、切羽面4を機械によって掘削する掘削方法と比較して、掘削ずり3をより遠くにまで飛散させることができるので、一度により大量の掘削ずり3を複数の函体12a、12bの内部に収容させることができる。
尚、切羽面4を発破する前に、函体12a、12bより後方に、図示しないバルーンが設けられてもよい。バルーンを膨張させることで、切羽2を含む空間が閉塞されるため、切羽面4を発破することによって、バルーンより後方に掘削ずり3が飛散してしまうことを防止することができる。
また、切羽面掘削工程S2において生じる掘削ずり3は、切羽2を含む空間内の粉塵濃度を上昇させるため、トンネル1の作業員による切羽2での作業の着手が困難となる場合がある。そこで、バルーンに換気装置を設けて、切羽2を含む空間内の粉塵濃度を下げることで、切羽2において速やかに作業者が作業に着手することができる。
図10は、本発明の一実施形態に係る発破材装薬工程を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、図10に示すように、切羽面発破工程は、函体配置工程S1の後に、切羽面4に装薬孔28を穿孔し、該装薬孔28に切羽面4を発破するための発破材30を装薬する発破材装薬工程を含む。
図示した実施形態では、函体配置工程S1において函体12a、12bが配置された後に、切羽面4に2つの装薬孔28を穿孔し、該装薬孔28に発破材30を装薬している。そして、切羽面4を穿孔して、装薬孔28に発破材30を装薬することで生じたずり(掘削ずり3)や、穿孔に伴う振動によって地山が崩れること(肌落ち)で生じるずりは、切羽面4より後方に向かって飛散して、ベンチ6の上端面8上に堆積するか、又は、函体12aの内部に収容される。
このような実施形態によれば、函体配置工程S1の後に、発破材装薬工程が行われる。そのため、例えば切羽面4に装薬孔28を穿孔することで生じるずり(掘削ずり3)を、複数の函体12a、12bの内部に飛散させて収容することで、トンネル1の床部11に掘削ずり3が飛散することを防止できる。
以上、本発明の一実施形態にかかる掘削ずり搬出方法について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
1 トンネル
2 切羽
3 掘削ずり
4 切羽面
6 ベンチ
8 上端面
10 前端面
10a 上端部
11 床部
12a,12b,12c 函体
14 索状体
15 牽引車
16 上縁
17 車輪
18 桟橋
20 掘削機
21 周壁
21a 天井壁
21b 側壁
22 ジャッキ
24 補助板
26 横断方向用ジャッキ
28 装薬孔
29 空間部
30 発破材
100 切羽2の近傍
R1 掘削領域
S1 函体配置工程
S2 切羽面掘削工程
S3 掘削ずり収容工程
S4 函体移動工程

Claims (7)

  1. 切羽面及び前記切羽面から延在するベンチからなる切羽が形成されるトンネルの施工において、前記切羽面が掘削されることで生じる掘削ずりを前記切羽の近傍から搬出するための掘削ずり搬出方法であって、
    少なくとも前記ベンチの前端面に近接する位置に、上部が開口されている有底の複数の函体を、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置する函体配置工程と、
    前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を掘削する切羽面掘削工程と、
    前記切羽面掘削工程の後に、前記掘削ずりが収容された前記複数の函体を前記切羽の近傍から移動させる函体移動工程と、を備える掘削ずり搬出方法。
  2. 前記切羽面掘削工程の後に、前記複数の函体の上縁よりも上方に堆積した前記掘削ずりを、前記複数の函体のうち前記掘削ずりを収容可能な函体に収容する掘削ずり収容工程をさらに備える請求項1に記載の掘削ずり搬出方法。
  3. 前記函体配置工程において、前記複数の函体は、前記複数の函体の上縁が前記ベンチの前記前端面の上端部と同じ高さ、又は、前記ベンチの前記前端面の前記上端部より低い高さとなるように配置される請求項1又は2に記載の掘削ずり搬出方法。
  4. 前記複数の函体の底部には車輪が設けられており、
    前記函体配置工程は、ジャッキによって前記車輪を前記トンネルの床部から離間させる離間工程を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。
  5. 前記函体配置工程は、前記トンネルの横断方向に互いに隣接させて配置される前記複数の函体のうち前記トンネルの周壁に隣接して配置される函体の側面と、前記トンネルの前記周壁との間に、前記函体の前記側面の上縁から前記トンネルの前記周壁に向かって斜め上方に延在する補助板を設置する補助板設置工程を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。
  6. 前記切羽面掘削工程は、前記函体配置工程によって配置された前記複数の函体の内部に向かって前記掘削ずりが飛散するように、前記切羽面を発破する切羽面発破工程を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の掘削ずり搬出方法。
  7. 前記切羽面発破工程は、前記函体配置工程の後に、前記切羽面に装薬孔を穿孔し、該装薬孔に前記切羽面を発破するための発破材を装薬する発破材装薬工程を含む請求項6に記載の掘削ずり搬出方法。
JP2016210343A 2016-10-27 2016-10-27 掘削ずり搬出方法 Active JP6811072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210343A JP6811072B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 掘削ずり搬出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210343A JP6811072B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 掘削ずり搬出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018071131A true JP2018071131A (ja) 2018-05-10
JP6811072B2 JP6811072B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=62113886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016210343A Active JP6811072B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 掘削ずり搬出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6811072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113187502A (zh) * 2021-04-21 2021-07-30 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 一种钻爆法隧道施工的出渣方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60219399A (ja) * 1984-04-12 1985-11-02 三輪運輸工業株式会社 トンネル掘削工事における土砂排出方法
JPS61113996A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 株式会社 大本組 トンネルの切り羽におけるずりの処理方法とその装置
JPH04312694A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Sato Kogyo Co Ltd トンネルの削孔方法
JPH0813981A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Hazama Gumi Ltd トンネルのずり出し方法
JPH08170486A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Okumura Corp トンネル掘削ずり搬出ガントリ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60219399A (ja) * 1984-04-12 1985-11-02 三輪運輸工業株式会社 トンネル掘削工事における土砂排出方法
JPS61113996A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 株式会社 大本組 トンネルの切り羽におけるずりの処理方法とその装置
JPH04312694A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Sato Kogyo Co Ltd トンネルの削孔方法
JPH0813981A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Hazama Gumi Ltd トンネルのずり出し方法
JPH08170486A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Okumura Corp トンネル掘削ずり搬出ガントリ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113187502A (zh) * 2021-04-21 2021-07-30 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 一种钻爆法隧道施工的出渣方法
CN113187502B (zh) * 2021-04-21 2024-04-09 中铁二院成都勘察设计研究院有限责任公司 一种钻爆法隧道施工的出渣方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6811072B2 (ja) 2021-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101224880B1 (ko) 발파보호대와 대차를 이용한 티비엠 굴착과 확대발파 시공방법 및 관련장치
JP2008095293A (ja) 地下構造物の構築方法
CA2883015C (en) A system for the reduction in applied energy, improved efficiencies and reduced costs in open pit mining
JP6307146B1 (ja) オープンシールド機およびそれを用いた函体設置工法
AU2015100066A4 (en) A System for the Reduction in Applied Energy, Improved Efficiencies and Reduced Costs in Open Pit Mining
JP2018071131A (ja) 掘削ずり搬出方法
KR101357796B1 (ko) 연속식 하역기의 디깅장치
JP6479454B2 (ja) 土砂落下装置
JP3228144U (ja) 荷役車両
WO2020100586A1 (ja) 鉱山採掘システム
JP5528049B2 (ja) トンネル掘削装置
JP3194190B2 (ja) オープンシールド機
JP4563873B2 (ja) クラムシェルバケット
RU2653213C1 (ru) Способ комбинированной разработки месторождений твердых полезных ископаемых
JP4045331B2 (ja) 大深度掘削土搬出装置
JP7264948B2 (ja) オープンシールド機
KR20100065135A (ko) 주름혹 벨트 콘베이어
JP2017014759A (ja) オープンシールド機およびそれを用いた函体設置工法
Krishna et al. Case Study on Dragline
JP3357654B2 (ja) トンネル掘削方法に使用するガントリ
JP2021070962A (ja) 埋め戻し装置および管の埋め戻し方法
RU2365753C1 (ru) Способ выемки полезного ископаемого из целиков
CN113565151A (zh) 一种挖掘机
JPH01295994A (ja) 長大空間の堀削施工法
JP2007170053A (ja) トンネル掘削用斜路装置及びそれを用いたトンネル掘削方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6811072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150