JP3228144U - 荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】牽引車であるバックホウに着脱可能に連結して一体化でき、これにより車両の低コスト化が図れるとともに、荷役工事の作業性が高まって工期も短縮できる荷役車両を提供する。【解決手段】バックホウ14に牽引される荷役車両10の後部に、バックホウ14に掛脱可能な牽引用連結部15を設けた。これにより、荷役車両10とバックホウ14とが一体化される。その結果、荷役車両の自走エンジンが不要となり、荷役作業時には、荷役車両10がバックホウ14と一体的に移動する。荷台11は、床板25、左右一対の側板26および後板27と、荷台の前方に配された荷役用開口aを塞ぐ蓋板とを有し、後板27の車幅方向の中間部の上部には、該後板27の上縁から切欠されて、バックホウ14のアーム19が下方回動した際に、該アーム19の元部が収納されるアーム収納用切欠部33が形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、鉱山やトンネルなどの切羽から鉱石や石炭、ずり等を荷役して搬出するための荷役車両に関する。
従来、鉱山やトンネルなどの切羽から鉱石や石炭、ずり等を荷役して搬出するための荷役車両として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1の荷役車両は自走式の専用ダンプトラクタで、その荷役車両本体には、荷役容器(荷台)を支持する支持フレームが配置されている。この支持フレームは、荷役車両本体の走行方向側の一側が開放され、かつ一対の上向き支持面を有したものである。一方、荷役容器の側壁には、支持フレームの支持面に載置される被支持部が、支持面に対して摺動自在に設けられている。これらの支持面および被支持部は、荷役車両本体の走行方向側の一側に向けて下方に傾斜されている。また、荷役車両本体には、荷役容器を支持面に沿って引き上げる引上げ装置が設けられている。
荷役車両の使用に際しては、まず、荷役車両をトンネルの切羽付近まで走行し、ここで、荷役容器を接地して土砂を積み込む。その後、荷役車両本体を後退し、荷役容器の被支持部と支持フレームの支持面の位置合わせをしてから、引上げ装置を駆動することで、支持フレームの支持面に沿って徐々に荷役車両を本体側に引き上げる。次いで、荷役車両本体を運転し、土砂を排土する位置まで荷役台車を運搬し、そこで荷役容器を回動して排土する。
このように、支持フレームの支持面を傾斜して、荷役容器の被支持部を支持面の傾斜と同様に傾斜させるようにしたため、荷役容器を支持面に支持した状態で、被支持部と支持面とのあいだに隙間が発生せず、その分だけ荷役容器の容量を大きくすることができる。これにより、荷役容器に土砂を多量に積み込むことができ、土砂運搬の効率が高まる。
特開平7−25283号公報
しかしながら、特許文献1の荷役車両では、荷役容器を運搬する荷役車両が、エンジンを搭載した自走式の専用ダンプトラックであった。そのため、荷役車両が大型化し、価格も高騰するとともに、小型トンネルでの使用には不向きであった。また、従来において、トンネル内で土砂を荷役容器に積み込む際には、人手によりこの作業を行っており、作業者にトンネル内での過酷な作業を強いていた。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、従来の自走式のものに代えて、小型トンネルでの荷役作業に適した小型のバックホウに牽引される荷役車両とし、トンネルへの進退およびトンネル内での荷役作業をバックホウと一体的に行うようにすれば、上述した課題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、牽引用のバックホウに着脱可能に連結されて一体化することができ、これにより自走エンジンを不要として車両の低コスト化が図れるとともに、例えば小型トンネル内などでの荷役の作業効率が高まり、工期も短縮することができる荷役車両を提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、荷台の下部に車輪が配されて、バックホウに牽引される荷役車両であって、前記荷役車両の後部に、前記バックホウに掛脱可能な牽引用連結部を設けたことを特徴とする荷役車両である。
荷役される物(荷物)は、バックホウによって荷役が可能なものであれば限定されない。例えば、鉱山やトンネルなどの切羽から鉱石や石炭、ずり等でもよい。
荷台の形状は任意である。例えば、平板状でも、矩形容器状でもよい。
車輪の種類は限定されない。例えば、キャスタなどのゴム車輪でも、金属車輪でもよい。また、車輪の使用数も任意である。例えば、1つでも2つ、4つ以上でもよい。
車輪が複数の場合には、例えば、荷台の両側から突設された左右一対の横長な固定板に、それぞれ軸受を介して取り付けてもよい。
牽引用連結部の構造は任意である。荷台の後部とバックホウとを牽引可能であればよい。
バックホウのサイズは任意である。ただし、例えば、水路用の小型トンネル工事用のものであれば、それに応じた小型のバックホウとなる。
また、請求項2に記載の考案は、前記荷台は、床板、左右一対の側板および後板と、前記荷台の前方に配された荷役用開口を塞ぐ蓋板とを有し、前記後板の車幅方向の中間部の上部には、該後板の上縁から切欠されて、前記バックホウのアームが下方回動した際に、該アームの元部が収納されるアーム収納用切欠部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の荷役車両である。
蓋板の素材は任意である。例えば、鉄、ステンレスなどの金属でも、杉、ラワン(合板)などの木でもよい。
蓋板の取り付け構造は任意である。例えば、抜き取り構造などを採用することができる。
アーム収納用切欠部の形状は任意である。例えば、台形状、コの字状、U字状などでもよい。
請求項3に記載の考案は、前記バックホウは、走行方向の一方側に、油圧シリンダにより上下回動する車幅方向へ長いドーザブレードを有し、該ドーザブレードの車幅方向の中間部の裏側には、前記油圧シリンダのロッドが各先端部間に軸支される左右一対の連結リンクが平行に突設され、前記牽引用連結部は、前記ドーザブレードを収納可能に平行に離反し、かつ対峙する位置にピン孔が対配置された上下一対の連結板と、縦長な連結ピンとを有し、該連結ピンは、前記上側の連結板のピン孔と、前記各連結リンクの先端部を除く部分のあいだに現出した隙間と、前記下側の連結板のピン孔とに、一連に挿通されるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷役車両である。
各連結板の形状は任意である。例えば、台形状、矩形状などでもよい。
各連結板に上下対配置されるピン孔は、各連結板に1つずつも、複数ずつでもよい。
請求項4に記載の考案は、前記バックホウの後部には、前記荷台の後部を吊り上げて、この荷台に積み込まれた荷物をダンプするための吊り環が配されたことを特徴とする請求項2および請求項3に記載の荷役車両である。
吊り環の形状は任意である。例えば、コの字形状でも、半円形状でもよい。
また、吊り環のバックホウの後部における取り付け位置は任意である。
本考案によれば、荷役車両の使用時には、荷役車両とこれの牽引用のバックホウとを、荷役車両の後部に設けた牽引用連結部を介して連結する。これにより、荷役車両とバックホウとを一体化することができる。
その結果、従来は必要であった荷役車両の自走エンジンが不要となり、荷役車両の低コスト化が図れる。しかも、荷役作業時には、荷役車両がバックホウと一体的に移動するため、例えば、小型トンネル内などでの荷役作業でも作業効率が高まり、工期も短縮することができる。
特に、請求項2の本考案によれば、荷台の後板の上部にアーム収納用切欠部を形成したため、この後板が、荷役作業中に上下回動するアームの邪魔にならない。
しかも、荷役用開口が開放された空の荷役車両は、その車両の先端部を、下方回動したアームの先端部のバケットにより、車輪が接地しない高さまで引っ掛け上げ、その後、この状態を維持したままで前進することにより、バックホウの走行時の運転性および走行速度を高めることができる。この荷役車両の先端部の引っ掛け上げを行うためには、上述した荷台の後板のアーム収納用切欠部が必須の構成要素となる。
また、請求項3の本考案によれば、荷役車両とバックホウとを連結する際には、まず、荷役車両の後部に突設した上下一対の連結板のあいだに、バックホウのドーザブレードを差し込む。
その後、荷役車両の後部に突設した上側の連結板のピン孔と、バックホウのドーザブレードの裏側に突設された左右一対の連結リンクのあいだの隙間と、下側の連結板のピン孔とに、一連に縦長な連結ピンを挿通する。
また、荷役車両とバックホウとの連結解除時には、これらから連結ピンを抜き取る。
このような簡単な操作で、この荷役車両を既成のバックホウに、短時間で確実に連結および連結解除することができる。
さらに、請求項4に記載の本考案によれば、荷台に積み込んだ荷物を廃棄する際には、バックホウの後部に設けた吊り環を利用して荷台の後部を吊り上げることで、荷台に積み込まれた荷物を容易にダンプすることができる。
本考案の実施例1に係る荷役車両の使用状態を示す側面図である。 本考案の実施例1に係る荷役車両の側面図である。 本考案の実施例1に係る荷役車両の平面図である。 本考案の実施例1に係る荷役車両の背面図である。 本考案の実施例1に係る荷役車両の車輪を浮かせた前進状態を示す側面図である。 本考案の実施例1に係る荷役車両の吊り上げてのダンプ状態を示す側面図である。
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。なお、ここでは荷役車両がトンネル内で反転できない小型トンネルの切羽付近で、土砂の荷役作業を行う小型サイズの荷役車両を例に説明する。
図1において、10は本考案の実施例1に係る荷役車両で、この荷役車両10は、荷台11の下部に左右一対の車輪12が配されて、水路用の小型トンネル13内で作業を行うための小型のバックホウ14に牽引されるものである。そのため、荷役車両10の後部には、バックホウ14に掛脱可能な牽引用連結部15を有している。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
水路用の小型トンネル13は、高さ1.8m、幅1.6mのものである。
バックホウ14は、この小型トンネル13内で作業が可能なように、全長が2.4m、高さが1.3m、幅が0.7mのものである。
バックホウ14は、操縦席16を有する水平旋回可能なボディ17と、ボディ17の前端部に上下動可能に軸支され、かつ先端部にバケット18が上下動可能に軸支された油圧式のアーム19と、ボディ17の下部にクローラ20を有するシャーシ21と、シャーシ21の前方に配されて、油圧シリンダ22により上下回動する車幅方向へ長いドーザブレード23を有している。
ドーザブレード23の車幅方向の中間部の裏側には、油圧シリンダ22のロッド22aが各先端部間に軸支される左右一対の連結リンク24が平行に突設されている。
図1〜図4に示すように、荷台11は、1立方メートルの土砂を運搬可能な、鋼板製の車長方向へ長い矩形容器状のもので、床板25、左右一対の側板26および後板(後部)27と、荷台11の前方に配された荷役用開口aを塞ぐ蓋板28とを有している。
各側板26は、強度を高めるために下方へ向かうほど徐々に幅広に形成され、かつ各々の前端部が、上方へ向かうほど幅狭となるように傾斜カットされている。
各側板26の前部の外側には、車長方向へ長い左右一対の固定板29が突設され、各固定板29に対応する車輪12の軸受30が固定されている。各固定板29は、前後一対の縦長で平行に離間した補強リブbにより補強されている。
各側板26の車長方向の中間部の上縁には、荷役車両10を現場搬送する図示しないトラックの荷台に積み下ろしするために、左右一対の吊り輪31が配設されている。
各側板26の前端部の内側には、蓋板28を垂直方向へ抜き差しするために、左右一対の縦長なガイドレール32が配設されている。
後板27の車幅方向の中間部の上部には、後板27の上縁から切欠されて、バックホウ14のアーム19が下方回動した際に、アーム19の元部が収納されるアーム収納用切欠部33が形成されている。アーム収納用切欠部33は、アーム19の左右方向への操作性を高めるため、下底より上底が長い台形状を有している。
また、後板27の上部のうち、アーム収納用切欠部33の下縁形成部の内側には、車幅方向へ長い短冊状補強リブcが固着されている。
さらに、荷台11の後コーナーの各上端部には、後板27と対応する側板26との間に、それぞれ補強用の梁枠34が横架されている。
図1、図2および図4に示すように、後板27の車幅方向の中間部の下部には、前記牽引用連結部15が設けられている。
牽引用連結部15は、ドーザブレード23を収納可能に平行に離反した上下一対の連結板35,36と、縦長な連結ピン37とを有している。
各連結板35,36は、平面視して前方へ向かって幅狭な台形状の板である。これらの連結板35,36には、バックホウ14の型式に適応できるように、各先端部と各中央部とに、連結ピン37が挿通されるピン孔38が配設されている。
また、上側の連結板35の上側には、車長方向へ長いコの字形をした吊り環39が、先端部を上側の連結板35の先端から突出した状態で溶接されている。また、この吊り環39の元部は、後板27の上部の外側にも溶接されている。さらに、吊り環39の対峙する左,右の側部は、2対の形状が異なる補強リブdによって補強されている。
連結ピン37は、上端に抜きリング37aが固定されたステンレス製の丸棒で、その長さは、上,下の連結板35,36の離間長さより若干長い。
そのため、この連結ピン37は、上側の連結板35の何れかのピン孔38と、各連結リンク24の先端部を除く部分のあいだに現出した隙間eと、下側の連結板36の対応するピン孔38とに、一連に挿通される。
次に、図1〜図6を参照して、本考案の実施例1に係る荷役車両10の使用方法を説明する。ここでは、荷役車両10がトンネル内で反転できない小型トンネル13の切羽付近での荷役作業を例に説明する。
図1および図3に示すように、荷役車両10の使用時には、まず小型トンネル13の入り口付近で、荷役用開口aが開放された空の荷役車両10と、この牽引用のバックホウ14とを、牽引用連結部15により連結する。
具体的には、荷役車両10の後部に突設した上下一対の連結板35,36のあいだに、バックホウ14のドーザブレード23を差し込む。
その後、上側の連結板35のピン孔38と、バックホウ14のドーザブレード23の裏側に突設された左右一対の連結リンク24のあいだの隙間eと、下側の連結板36のピン孔38とに、上方から一連に連結ピン37を挿通する。これにより、荷役車両10とバックホウ14とが一体化する。
次に、バックホウ14のアーム19を下方回動し、荷役用開口aが開放された空の荷役車両10のうち、床板25の先端部の幅方向の中間部に、この下方回動したアーム19の先端部のバケット18の爪18aを掛止する。
次いで、この状態を維持したまま、アーム19を上方回動して車輪12が接地しない高さまで荷役車両10の後部を引っ掛け上げる(図5を参照)。
このとき、通常であれば、下方回動したアーム19の元部が荷台11の後板27に衝突してこれが邪魔になる。これにより、上述したバケット18が床板25の先端部の幅方向の中間部に達する位置まで、アーム19を下方回動することはできない。
しかしながら、ここでは、後板27にアーム収納用切欠部33を形成して、このアーム19の移動を許容するようにしたため、牽引用連結部15を回動中心にして、車輪12が接地しない高さまで荷役車両10をバケット18によって上方回動させることが可能になった。
その後、この状態を維持してバックホウ14を前進させることで、荷役車両10と一体化したバックホウ14を小型トンネル13内に進入させて行く。
そして、バックホウ14が切羽付近に達しならば、まず、アーム19を下方回動して荷台11の車輪12を接地し、床板25の先端部からバケット18を外す。
次いで、必要によりボディ17を所定方向へ水平旋回させながら、適宜、アーム19を上方回動または下方回動して、バケット18による小型トンネル13の切羽の掘削作業を行うとともに、バケット18により落下した土砂を掬って、この解放された荷役用開口aからの荷台11への荷役作業を行う。
荷台11が土砂でいっぱいになったなら、荷台11の両側板26の前端部に配された左右一対のガイドレール32に上方から蓋板28を差し込み、荷役用開口aを塞ぐ。
その後、バックホウ14を後退させることで、土砂が積み込まれた荷役車両10が小型トンネル13からずり出される。
荷役車両10がトンネル13外に達したなら、荷役車両10とともにバックホウ14を反転して、荷役車両10を土砂の廃棄場まで移動する。
廃棄場では、上側の連結板35のピン孔38と、ドーザブレード23の各連結リンク24のあいだの隙間eと、下側の連結板36のピン孔38とから連結ピン37を引き抜き、荷役車両10とバックホウ14との連結状態を解除する。
その後、荷台11に積み込んだ土砂の廃棄が行われる。具体的には、バックホウ14の後部に設けた吊り環39に、図示しない大型のバックホウのバケットから吊下されたワイヤ下端の掛止フックを吊り環39に掛止し、これを引っ張り上げて荷台11の後部を吊り上げることで、荷台11に積み込まれた土砂を容易にダンプすることができる(図6を参照)。
このように、上述した簡単な操作を行うだけで、牽引車となる既成のバックホウ14に対して、荷役車両10を短時間でかつ確実に、連結または連結解除することができる。その結果、従来車両では必要であった自走用のエンジンが不要となり、荷役車両10の低コスト化も図れる。
また、この荷役車両10は、小型トンネル13の切羽付近での荷役作業時に、荷役車両10をバックホウ14と一体的に移動することができる。そのため、荷役作業の作業効率が高まり、工期の短縮化も図れる。
また、荷台11の後板27の上部には、このようにアーム収納用切欠部33を形成している。これにより、後板27が荷役作業中に上下回動するアーム19の邪魔にならない。
その結果、バケット18の爪18aを掘削歯に利用して行うトンネル13奥での切羽の掘削や、地面に落下した土砂をバケット18により掬って荷台11に投入する荷役作業といった小型トンネル13内でのバックホウ14の作業を支障なく行うことができる。
すなわち、このように後部にアーム収納用切欠部33が形成され、かつ牽引用連結部15を介してバックホウ14と着脱可能に一体的に連結される構造の荷役車両10は、このように切羽付近でバックホウ14を左右方向へ走行させたり、ボディ17を大きく旋回することができないほど狭い小型トンネル13に対して、最適な荷役車両10である。
本考案は、例えば、鉱山やトンネルなどの切羽から鉱石や石炭、ずり等を荷役して搬出する荷役車両の技術として有用である。
10 荷役車両
11 荷台
12 車輪
14 バックホウ
15 牽引用連結部
19 アーム
22 油圧シリンダ
22a ロッド
23 ドーザブレード
24 連結リンク
25 床板
26 側板
27 後板(後部)
33 アーム収納用切欠部
35 上側の連結板
36 下側の連結板
38 ピン孔
39 吊り環
a 荷役用開口


Claims (4)

  1. 荷台の下部に車輪が配されて、バックホウに牽引される荷役車両であって、
    前記荷役車両の後部に、前記バックホウに掛脱可能な牽引用連結部を設けたことを特徴とする荷役車両。
  2. 前記荷台は、床板、左右一対の側板および後板と、前記荷台の前方に配された荷役用開口を塞ぐ蓋板とを有し、
    前記後板の車幅方向の中間部の上部には、該後板の上縁から切欠されて、前記バックホウのアームが下方回動した際に、該アームの元部が収納されるアーム収納用切欠部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の荷役車両。
  3. 前記バックホウは、走行方向の一方側に、油圧シリンダにより上下回動する車幅方向へ長いドーザブレードを有し、
    該ドーザブレードの車幅方向の中間部の裏側には、前記油圧シリンダのロッドが各先端部間に軸支される左右一対の連結リンクが平行に突設され、
    前記牽引用連結部は、前記ドーザブレードを収納可能に平行に離反し、かつ対峙する位置にピン孔が対配置された上下一対の連結板と、縦長な連結ピンとを有し、
    該連結ピンは、前記上側の連結板のピン孔と、前記各連結リンクの先端部を除く部分のあいだに現出した隙間と、前記下側の連結板のピン孔とに、一連に挿通されるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷役車両。
  4. 前記バックホウの後部には、前記荷台の後部を吊り上げて、この荷台に積み込まれた荷物をダンプするための吊り環が配されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の荷役車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102446111B1 (ko) * 2021-09-24 2022-09-21 이귀재 묘지 작업용 중장비

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