JPH1046632A - ショベルローダ - Google Patents
ショベルローダInfo
- Publication number
- JPH1046632A JPH1046632A JP20486496A JP20486496A JPH1046632A JP H1046632 A JPH1046632 A JP H1046632A JP 20486496 A JP20486496 A JP 20486496A JP 20486496 A JP20486496 A JP 20486496A JP H1046632 A JPH1046632 A JP H1046632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift arm
- shovel loader
- mirror
- bucket
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熟練を要することなく容易に運搬車に接近し
積載作業が行えてリフトアームを相対的に長くしなくて
も済むショベルローダを提供する。 【解決手段】 上下方向に揺動可能なリフトアーム2と
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット3とこれらリフトアーム2及びバケッ
ト3をそれぞれ駆動するリフトアームシリンダ及びバケ
ットシリンダとを有するフロント作業機が自走車体1a
の前部に搭載されたショベルローダにおいて、リフトア
ーム2を上方に揺動させて持ち上げた状態で、前輪タイ
ヤ4aの前部及びこの前輪タイヤ4aの前部の前方を映
し出してその像を運転席1bで目視できるように、フロ
ントアンダーミラー5をリフトアーム2の側部に取り付
けるようにした。
積載作業が行えてリフトアームを相対的に長くしなくて
も済むショベルローダを提供する。 【解決手段】 上下方向に揺動可能なリフトアーム2と
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット3とこれらリフトアーム2及びバケッ
ト3をそれぞれ駆動するリフトアームシリンダ及びバケ
ットシリンダとを有するフロント作業機が自走車体1a
の前部に搭載されたショベルローダにおいて、リフトア
ーム2を上方に揺動させて持ち上げた状態で、前輪タイ
ヤ4aの前部及びこの前輪タイヤ4aの前部の前方を映
し出してその像を運転席1bで目視できるように、フロ
ントアンダーミラー5をリフトアーム2の側部に取り付
けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪やクローラの
ような走行体で自走する自走車体を備え、上下方向に揺
動可能なリフトアームとこのリフトアームの前端部に上
下方向に揺動可能に取り付けたバケットとこれらリフト
アーム及びバケットをそれぞれ駆動する駆動手段とを有
するフロント作業機が自走車体の前部に搭載されたショ
ベルローダに関する。
ような走行体で自走する自走車体を備え、上下方向に揺
動可能なリフトアームとこのリフトアームの前端部に上
下方向に揺動可能に取り付けたバケットとこれらリフト
アーム及びバケットをそれぞれ駆動する駆動手段とを有
するフロント作業機が自走車体の前部に搭載されたショ
ベルローダに関する。
【0002】
【従来の技術】ショベルローダは、車輪やクローラーの
走行体で走行する自走車体に土砂等のばら物をすくい上
げるためのフロント作業機を搭載してばら物荷役を行う
産業車両であり、土砂等の掘削や運搬車への積込さらに
は積荷の荷切り等の各種作業を行う。本発明は、こうし
た従来のショベルローダについて、運搬車へのばら物の
積込及び積荷の荷切りのような積載作業を容易に行える
ように改善を加えようとするものである。そこで、本発
明の理解を容易にするため、従来の一般的なショベルロ
ーダの基本的な技術内容を図3を用いて説明する。図3
は、ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行っている状
態を示す従来の一般的なショベルローダの側面図であ
る。
走行体で走行する自走車体に土砂等のばら物をすくい上
げるためのフロント作業機を搭載してばら物荷役を行う
産業車両であり、土砂等の掘削や運搬車への積込さらに
は積荷の荷切り等の各種作業を行う。本発明は、こうし
た従来のショベルローダについて、運搬車へのばら物の
積込及び積荷の荷切りのような積載作業を容易に行える
ように改善を加えようとするものである。そこで、本発
明の理解を容易にするため、従来の一般的なショベルロ
ーダの基本的な技術内容を図3を用いて説明する。図3
は、ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行っている状
態を示す従来の一般的なショベルローダの側面図であ
る。
【0003】図3において、1は前記したばら物荷役を
行う産業車両としてのショベルローダ、1aは走行体で
自走するショベルローダ1の自走車体、1bはこの自走
車体1a上に設置した運転席、2は自走車体1aの前部
に上下方向に揺動可能に取り付けたリフトアーム、3は
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット、4は自走車体1aの走行体をなす車
輪、4aはこの車輪4の前輪タイヤである。ショベルロ
ーダ1は、この例で示すように走行体として車輪4を用
いたもののほか、クローラを用いたものがある。リフト
アーム2及びバケット3は、それぞれ、図示していない
油圧駆動のリフトアームシリンダ及びバケットシリンダ
で上下方向に揺動するように駆動される。ショベルロー
ダ1のフロント作業機は、リフトアーム2、バケット3
及びこれらをそれぞれ駆動するリフトアームシリンダ、
バケットシリンダのような駆動手段などで構成され、自
走車体1aの前部に搭載される。
行う産業車両としてのショベルローダ、1aは走行体で
自走するショベルローダ1の自走車体、1bはこの自走
車体1a上に設置した運転席、2は自走車体1aの前部
に上下方向に揺動可能に取り付けたリフトアーム、3は
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット、4は自走車体1aの走行体をなす車
輪、4aはこの車輪4の前輪タイヤである。ショベルロ
ーダ1は、この例で示すように走行体として車輪4を用
いたもののほか、クローラを用いたものがある。リフト
アーム2及びバケット3は、それぞれ、図示していない
油圧駆動のリフトアームシリンダ及びバケットシリンダ
で上下方向に揺動するように駆動される。ショベルロー
ダ1のフロント作業機は、リフトアーム2、バケット3
及びこれらをそれぞれ駆動するリフトアームシリンダ、
バケットシリンダのような駆動手段などで構成され、自
走車体1aの前部に搭載される。
【0004】ショベルローダ1で作業をする場合、オペ
レータ9が運転室1bで操作レバー等の操作手段を操作
して自走車体1aやフロント作業機を操縦し、土砂等の
ばら物の掘削作業や積載作業等の各種作業を行う。掘削
作業は、バケット3で土砂等をすくい採って取り込む作
業である。また、積載作業は、土砂等をダンプトラック
6等の運搬車へ運んで荷台に積み込んだり、運搬車に積
み込んだ土砂等の積み荷7を荷切りしたりする作業であ
る。このように積載作業は、積込作業と荷切り作業とか
らなるが、このうち荷切り作業は、図3に示すように運
搬車の荷台に積み上げられた土砂等の積み荷7が所定の
高さになるようにその上部を切り取る作業である。
レータ9が運転室1bで操作レバー等の操作手段を操作
して自走車体1aやフロント作業機を操縦し、土砂等の
ばら物の掘削作業や積載作業等の各種作業を行う。掘削
作業は、バケット3で土砂等をすくい採って取り込む作
業である。また、積載作業は、土砂等をダンプトラック
6等の運搬車へ運んで荷台に積み込んだり、運搬車に積
み込んだ土砂等の積み荷7を荷切りしたりする作業であ
る。このように積載作業は、積込作業と荷切り作業とか
らなるが、このうち荷切り作業は、図3に示すように運
搬車の荷台に積み上げられた土砂等の積み荷7が所定の
高さになるようにその上部を切り取る作業である。
【0005】そこで、土砂採取場で荷役を行う場合を例
にとり、こうしたショベルローダ1による作業の実施方
法を具体的に説明する。まず、掘削作業をする場合は、
リフトアーム2を下方へ揺動させた後、必要に応じて自
走車体1aを少しずつ前進させながらバケット3を土砂
の中に押し込み、次いで、バケット3を上方に揺動させ
ながら、土砂をバケット3ですくい上げるようにして掘
削し、バケット3内に取り込む。こうして掘削して取り
込んだ土砂の積込作業をする場合は、ショベルローダ1
をダンプトラック6の近くまで走行させて横付けさせな
がら、リフトアーム2を上方へ揺動させて持ち上げ、ダ
ンプトラック6の荷台の上方位置にもってくる。しかる
後、バケット3を下方へ揺動させて、バケット3内に取
り込んだ土砂をダンプトラック6の荷台に投入する。掘
削土砂をダンプトラック6の荷台に積み込む場合には、
こうした作業を何度も繰り返してその荷台に満遍なく積
み込み、荷台より高く積み上げて行く。この場合におい
て、掘削土砂をダンプトラック6の荷台の奥の方に積み
込むときは、当然、自走車体1aを前進させて前輪タイ
ヤ4aをダンプトラック6にできるだけ接近させること
が必要になる。ダンプトラック6の荷台に積み込んだ土
砂の荷切り作業をする場合は、図3に示すように、リフ
トアーム2を上方へ揺動させて持ち上げた状態におい
て、バケット3を揺動させてその下面が水平になるよう
に調整した後、自走車体1aを漸次前進させながら、荷
台に積み上げられた土砂を高さが一定になるようにバケ
ット3で切り取って行く。ダンプトラック6の荷台に積
み上げられた土砂を切り取る場合には、こうした切り取
り作業を、荷台に沿って位置を変えながら繰り返し、荷
台の全平面にわたって満遍なく切り取る。この場合にお
いても、荷台に積み上げられた土砂の奥の方を切り取る
ときは、当然、自走車体1aを前進させて前輪タイヤ4
aをダンプトラック6にできるだけ接近させることが必
要になる。かくて、荷切り作業も終了し、積載作業が完
了する。
にとり、こうしたショベルローダ1による作業の実施方
法を具体的に説明する。まず、掘削作業をする場合は、
リフトアーム2を下方へ揺動させた後、必要に応じて自
走車体1aを少しずつ前進させながらバケット3を土砂
の中に押し込み、次いで、バケット3を上方に揺動させ
ながら、土砂をバケット3ですくい上げるようにして掘
削し、バケット3内に取り込む。こうして掘削して取り
込んだ土砂の積込作業をする場合は、ショベルローダ1
をダンプトラック6の近くまで走行させて横付けさせな
がら、リフトアーム2を上方へ揺動させて持ち上げ、ダ
ンプトラック6の荷台の上方位置にもってくる。しかる
後、バケット3を下方へ揺動させて、バケット3内に取
り込んだ土砂をダンプトラック6の荷台に投入する。掘
削土砂をダンプトラック6の荷台に積み込む場合には、
こうした作業を何度も繰り返してその荷台に満遍なく積
み込み、荷台より高く積み上げて行く。この場合におい
て、掘削土砂をダンプトラック6の荷台の奥の方に積み
込むときは、当然、自走車体1aを前進させて前輪タイ
ヤ4aをダンプトラック6にできるだけ接近させること
が必要になる。ダンプトラック6の荷台に積み込んだ土
砂の荷切り作業をする場合は、図3に示すように、リフ
トアーム2を上方へ揺動させて持ち上げた状態におい
て、バケット3を揺動させてその下面が水平になるよう
に調整した後、自走車体1aを漸次前進させながら、荷
台に積み上げられた土砂を高さが一定になるようにバケ
ット3で切り取って行く。ダンプトラック6の荷台に積
み上げられた土砂を切り取る場合には、こうした切り取
り作業を、荷台に沿って位置を変えながら繰り返し、荷
台の全平面にわたって満遍なく切り取る。この場合にお
いても、荷台に積み上げられた土砂の奥の方を切り取る
ときは、当然、自走車体1aを前進させて前輪タイヤ4
aをダンプトラック6にできるだけ接近させることが必
要になる。かくて、荷切り作業も終了し、積載作業が完
了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すでに述べたように、
こうした積込作業や荷切り作業等の積載作業を実施する
場合において、掘削土砂等のばら物をダンプトラック6
の荷台の奥の方に積み込んだり、荷台に積み上げられた
積み荷7の奥の方を切り取ったりするときには、自走車
体1aを前進させて前輪タイヤ4aをダンプトラック6
に接近させるようにすることが必要となる。そのために
は、オペレータ9は、前輪タイヤ4aの前部とダンプト
ラック6との間隙8を看視しながら自走車体1aの前輪
タイヤ4aをダンプトラック6に衝突させないようにシ
ョベルローダ1の前進運転を行う必要がある。しかる
に、従来のショベルローダでは、前輪タイヤ4aの前部
とダンプトラック6との間隙8を目視することができな
いため、こうした前進運転は、オペレータ9の勘に頼っ
て行っていた。こうしたことから、ショベルローダでの
積載作業は、高度な操縦技術を必要とし、熟練オペレー
タでなければ時間をかけずに適切に実施するのが困難で
あった。この問題は、熟練オペレータが減少しつつある
現在、解決すべき重要なテーマである。
こうした積込作業や荷切り作業等の積載作業を実施する
場合において、掘削土砂等のばら物をダンプトラック6
の荷台の奥の方に積み込んだり、荷台に積み上げられた
積み荷7の奥の方を切り取ったりするときには、自走車
体1aを前進させて前輪タイヤ4aをダンプトラック6
に接近させるようにすることが必要となる。そのために
は、オペレータ9は、前輪タイヤ4aの前部とダンプト
ラック6との間隙8を看視しながら自走車体1aの前輪
タイヤ4aをダンプトラック6に衝突させないようにシ
ョベルローダ1の前進運転を行う必要がある。しかる
に、従来のショベルローダでは、前輪タイヤ4aの前部
とダンプトラック6との間隙8を目視することができな
いため、こうした前進運転は、オペレータ9の勘に頼っ
て行っていた。こうしたことから、ショベルローダでの
積載作業は、高度な操縦技術を必要とし、熟練オペレー
タでなければ時間をかけずに適切に実施するのが困難で
あった。この問題は、熟練オペレータが減少しつつある
現在、解決すべき重要なテーマである。
【0007】こうした問題に対応するため、従来、リフ
トアーム2が標準型のショベルローダより長い大型のシ
ョベルローダやリフトアーム2だけを特別に長くした特
殊なショベルローダを用いることにより、前輪タイヤ4
aの前部をダンプトラック6に接近させなくても積載作
業が行えるようにしていた。しかしながら、大型のショ
ベルローダを用いると、その購入価格が高くなり、ユー
ザに経済的な負担がかかる。また、リフトアーム2だけ
を特別に長くしたショベルローダを用いると、自走車体
1aのサイズの割にリフトアーム2が相対的に長くなる
ことから、バケット3が前方にオーバハングして土砂等
の掘削時及び積込時におけるバケット3の持ち上げ力が
相対的に低下し、さらには転倒荷重も小さくなるという
問題があった。前輪タイヤ4a等走行体の前部とダンプ
トラック6との間隙8を目視できないことに起因する以
上のような問題は、走行体にクローラを用いたショベル
ローダであっても当然に生じる問題であり、走行体の種
類を問わずショベルローダに共通して生じる問題であ
る。
トアーム2が標準型のショベルローダより長い大型のシ
ョベルローダやリフトアーム2だけを特別に長くした特
殊なショベルローダを用いることにより、前輪タイヤ4
aの前部をダンプトラック6に接近させなくても積載作
業が行えるようにしていた。しかしながら、大型のショ
ベルローダを用いると、その購入価格が高くなり、ユー
ザに経済的な負担がかかる。また、リフトアーム2だけ
を特別に長くしたショベルローダを用いると、自走車体
1aのサイズの割にリフトアーム2が相対的に長くなる
ことから、バケット3が前方にオーバハングして土砂等
の掘削時及び積込時におけるバケット3の持ち上げ力が
相対的に低下し、さらには転倒荷重も小さくなるという
問題があった。前輪タイヤ4a等走行体の前部とダンプ
トラック6との間隙8を目視できないことに起因する以
上のような問題は、走行体にクローラを用いたショベル
ローダであっても当然に生じる問題であり、走行体の種
類を問わずショベルローダに共通して生じる問題であ
る。
【0008】本発明は、従来のショベルローダにみられ
るこうした問題を解消しようとするものであって、その
技術課題は、熟練を要することなく容易に運搬車に接近
し積載作業が行えてリフトアームを相対的に長くしなく
ても済むショベルローダを提供することにある。
るこうした問題を解消しようとするものであって、その
技術課題は、熟練を要することなく容易に運搬車に接近
し積載作業が行えてリフトアームを相対的に長くしなく
ても済むショベルローダを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、運転席が設置され走行体で自走する自走車体を備
え、上下方向に揺動可能なリフトアームとこのリフトア
ームの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケッ
トとこれらリフトアーム及びバケットをそれぞれ駆動す
る駆動手段とを有するフロント作業機が自走車体の前部
に搭載されたショベルローダにおいて、「リフトアーム
を上方に揺動させて持ち上げた状態で走行体前部及びこ
の走行体前部の前方を映し出してその像を運転席で目視
できるようにミラーをリフトアームに取り付けた」こと
により達成される。
題は、運転席が設置され走行体で自走する自走車体を備
え、上下方向に揺動可能なリフトアームとこのリフトア
ームの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケッ
トとこれらリフトアーム及びバケットをそれぞれ駆動す
る駆動手段とを有するフロント作業機が自走車体の前部
に搭載されたショベルローダにおいて、「リフトアーム
を上方に揺動させて持ち上げた状態で走行体前部及びこ
の走行体前部の前方を映し出してその像を運転席で目視
できるようにミラーをリフトアームに取り付けた」こと
により達成される。
【0010】本発明のショベルローダは、以上のような
技術手段を採用しているので、積込作業や荷切り作業等
の積載作業を実施する場合において、ばら物を運搬車の
荷台の奥の方に積み込んだり、荷台に積み上げられた積
み荷の奥の方を切り取ったりするとき、走行体前部やこ
の前部の前方がミラーに映し出され、そのため、オペレ
ータは、運転席でミラーを見ることにより、走行体前部
と運搬車との間隙を把握することができる。その結果、
オペレータは、ミラーに映し出された像を看視しながら
ショベルローダを運搬車に接近させることができて、シ
ョベルローダでの積載作業を、熟練度に関係なく時間を
かけずに適切に進めることができる。また、ミラーは、
リフトアームに取り付けてこれを持ち上げたときに運転
席で目視できるようにしているため、積込作業や荷切り
作業を進める際、ミラーを見ながら、視線をほとんど変
えずに、フロント作業機の動作を見ることができる。
技術手段を採用しているので、積込作業や荷切り作業等
の積載作業を実施する場合において、ばら物を運搬車の
荷台の奥の方に積み込んだり、荷台に積み上げられた積
み荷の奥の方を切り取ったりするとき、走行体前部やこ
の前部の前方がミラーに映し出され、そのため、オペレ
ータは、運転席でミラーを見ることにより、走行体前部
と運搬車との間隙を把握することができる。その結果、
オペレータは、ミラーに映し出された像を看視しながら
ショベルローダを運搬車に接近させることができて、シ
ョベルローダでの積載作業を、熟練度に関係なく時間を
かけずに適切に進めることができる。また、ミラーは、
リフトアームに取り付けてこれを持ち上げたときに運転
席で目視できるようにしているため、積込作業や荷切り
作業を進める際、ミラーを見ながら、視線をほとんど変
えずに、フロント作業機の動作を見ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、リフトアームを上下に揺動させた状態
を示す本発明の具体化例のショベルローダの前方の側面
図、図2は、ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行っ
ている状態を示す本発明の具体化例のショベルローダの
側面図である。本発明の具体化例のショベルローダは、
前述した従来の一般的なショベルローダと同様、運転席
1bが設置され走行体としての車輪4で自走する自走車
体1aを備え、上下方向に揺動可能なリフトアーム2と
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット3とこれらリフトアーム2及びバケッ
ト3をそれぞれ駆動する駆動手段としてのリフトアーム
シリンダ及びバケットシリンダとを有するフロント作業
機が自走車体1aの前部に搭載されていて、基本的な構
造については、従来のものと変わらない。
具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、リフトアームを上下に揺動させた状態
を示す本発明の具体化例のショベルローダの前方の側面
図、図2は、ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行っ
ている状態を示す本発明の具体化例のショベルローダの
側面図である。本発明の具体化例のショベルローダは、
前述した従来の一般的なショベルローダと同様、運転席
1bが設置され走行体としての車輪4で自走する自走車
体1aを備え、上下方向に揺動可能なリフトアーム2と
このリフトアーム2の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたバケット3とこれらリフトアーム2及びバケッ
ト3をそれぞれ駆動する駆動手段としてのリフトアーム
シリンダ及びバケットシリンダとを有するフロント作業
機が自走車体1aの前部に搭載されていて、基本的な構
造については、従来のものと変わらない。
【0012】そこで、図1及び図2を用いて、本発明の
独自の技術内容について述べる。前述したように、積込
作業や荷切り作業等の積載作業をショベルローダで実施
する場合、従来のショベルローダにあっては、自走車体
1aを前進させてダンプトラック6に接近させるに際
し、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との間隙
8を目視できないといった問題があったが、本具体化例
のショベルローダでは、リフトアーム2を上方に揺動さ
せて持ち上げた状態において、前輪タイヤ4aの前部及
びこの前輪タイヤ4aの前部の前方を映し出してその像
を運転席1bで目視できるようにフロントアンダーミラ
ー5をアームリフト2に取り付けることによりこうした
問題を解決した。すなわち、フロントアンダーミラー5
をリフトアーム2に取り付ける場合、リフトアーム2を
荷切り作業が行えるように持ち上げたとき、図2に二本
の矢印で示すように、運転席1bのオペレータ9がフロ
ントアンダーミラー5の像を目視でき、かつ、前輪タイ
ヤ4aの外周前面をフロントアンダーミラー5に映し出
せるように、フロントアンダーミラー5の鏡面を運転席
1b側及び前輪タイヤ4aの双方に向けて取り付ける。
その場合、当然のことながら、前輪タイヤ4aの外周前
面の前方もある程度映し出せるようにて、ショベルロー
ダ1をダンプトラック6に接近させたときに、前輪タイ
ヤ4aの前部とダンプトラック6との間隙8を映し出せ
るようにする。
独自の技術内容について述べる。前述したように、積込
作業や荷切り作業等の積載作業をショベルローダで実施
する場合、従来のショベルローダにあっては、自走車体
1aを前進させてダンプトラック6に接近させるに際
し、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との間隙
8を目視できないといった問題があったが、本具体化例
のショベルローダでは、リフトアーム2を上方に揺動さ
せて持ち上げた状態において、前輪タイヤ4aの前部及
びこの前輪タイヤ4aの前部の前方を映し出してその像
を運転席1bで目視できるようにフロントアンダーミラ
ー5をアームリフト2に取り付けることによりこうした
問題を解決した。すなわち、フロントアンダーミラー5
をリフトアーム2に取り付ける場合、リフトアーム2を
荷切り作業が行えるように持ち上げたとき、図2に二本
の矢印で示すように、運転席1bのオペレータ9がフロ
ントアンダーミラー5の像を目視でき、かつ、前輪タイ
ヤ4aの外周前面をフロントアンダーミラー5に映し出
せるように、フロントアンダーミラー5の鏡面を運転席
1b側及び前輪タイヤ4aの双方に向けて取り付ける。
その場合、当然のことながら、前輪タイヤ4aの外周前
面の前方もある程度映し出せるようにて、ショベルロー
ダ1をダンプトラック6に接近させたときに、前輪タイ
ヤ4aの前部とダンプトラック6との間隙8を映し出せ
るようにする。
【0013】フロントアンダーミラー5は、鏡面の面積
や取り付け状態さえ適切に選定すれば、リフトアーム2
の持ち上げ高さにある程度の差があっても、前輪タイヤ
4aの前部を中心とする広範な領域を映し出してオペレ
ータ9の視野に入れるようにすることができるため、リ
フトアーム2の持ち上げ高さに若干の差がある積込作業
及び荷切り作業の双方の作業を行うのに支障は生じな
い。積載作業のうちの特に荷切り作業は、自走車体1a
を漸次前進させながら進める作業であって、積込作業の
ように自走車体1aを停止してから行える作業ではな
い。そのため、フロントアンダーミラー5をリフトアー
ム2に取り付ける場合は、リフトアーム2を荷切り作業
を行う高さに持ち上げた状態で、前輪タイヤ4aの前部
やその前方の像を運転席1bで目視するのに最適なよう
に取り付けるのが望ましい。このように、フロントアン
ダーミラー5を荷切り作業を行うのに最適なように取り
付けた場合、積込作業を行うときでも、必要なら、リフ
トアーム2を荷切り作業を行う高さにセットし、フロン
トアンダーミラー5を見るのに最適な状態にしてから、
積込作業を行うことができる。すなわち、こうした状態
において、オペレータ9は、フロントアンダーミラー5
を見ながら、自走車体1aを所定位置までダンプトラッ
ク6に接近させて停止し、しかる後、フロント作業機を
操作して積込作業を行うことができる。
や取り付け状態さえ適切に選定すれば、リフトアーム2
の持ち上げ高さにある程度の差があっても、前輪タイヤ
4aの前部を中心とする広範な領域を映し出してオペレ
ータ9の視野に入れるようにすることができるため、リ
フトアーム2の持ち上げ高さに若干の差がある積込作業
及び荷切り作業の双方の作業を行うのに支障は生じな
い。積載作業のうちの特に荷切り作業は、自走車体1a
を漸次前進させながら進める作業であって、積込作業の
ように自走車体1aを停止してから行える作業ではな
い。そのため、フロントアンダーミラー5をリフトアー
ム2に取り付ける場合は、リフトアーム2を荷切り作業
を行う高さに持ち上げた状態で、前輪タイヤ4aの前部
やその前方の像を運転席1bで目視するのに最適なよう
に取り付けるのが望ましい。このように、フロントアン
ダーミラー5を荷切り作業を行うのに最適なように取り
付けた場合、積込作業を行うときでも、必要なら、リフ
トアーム2を荷切り作業を行う高さにセットし、フロン
トアンダーミラー5を見るのに最適な状態にしてから、
積込作業を行うことができる。すなわち、こうした状態
において、オペレータ9は、フロントアンダーミラー5
を見ながら、自走車体1aを所定位置までダンプトラッ
ク6に接近させて停止し、しかる後、フロント作業機を
操作して積込作業を行うことができる。
【0014】フロントアンダーミラー5を具体的な取り
付け方法について述べると、本具体化例では、リフトア
ーム2の側部に突起5aを突設しこの突起5aにフロン
トアンダーミラー5を取り付けるようにした。しかしな
がら、突起5aは、リフトアーム2の上部又は下部に取
り付けてその側方に突出してもよく、要は、リフトアー
ム2の側方にフロントアンダーミラー5を設け得るよう
にすればよい。また、フロントアンダーミラー5は、積
込作業及び荷切り作業のそれぞれの作業を行うのに最適
なようにリフトアーム2の左右の各側方に一個ずつ設け
ることもできる。本具体化例では、このフロントアンダ
ーミラー5に、市販されている既製品のミラーを用いて
いる。市販されている既製品のミラーには、突起物を挟
んで取り付けられるようにしたものや突起物に螺子で取
り付けられるようにしたものがある。本具体化例では、
リフトアーム2の側部に突設した突起5aに、こうした
既製品のミラーを取り付けるようにしたことにより、複
雑なブラケット等を設けることなく、簡単かつ安価に取
り付けることができる。また、すでに販売されたショベ
ルローダや既製のショベルローダに対しても、ユーザの
注文に応じて、大がかりな改修を行うことなく簡単に取
り付けることができる。
付け方法について述べると、本具体化例では、リフトア
ーム2の側部に突起5aを突設しこの突起5aにフロン
トアンダーミラー5を取り付けるようにした。しかしな
がら、突起5aは、リフトアーム2の上部又は下部に取
り付けてその側方に突出してもよく、要は、リフトアー
ム2の側方にフロントアンダーミラー5を設け得るよう
にすればよい。また、フロントアンダーミラー5は、積
込作業及び荷切り作業のそれぞれの作業を行うのに最適
なようにリフトアーム2の左右の各側方に一個ずつ設け
ることもできる。本具体化例では、このフロントアンダ
ーミラー5に、市販されている既製品のミラーを用いて
いる。市販されている既製品のミラーには、突起物を挟
んで取り付けられるようにしたものや突起物に螺子で取
り付けられるようにしたものがある。本具体化例では、
リフトアーム2の側部に突設した突起5aに、こうした
既製品のミラーを取り付けるようにしたことにより、複
雑なブラケット等を設けることなく、簡単かつ安価に取
り付けることができる。また、すでに販売されたショベ
ルローダや既製のショベルローダに対しても、ユーザの
注文に応じて、大がかりな改修を行うことなく簡単に取
り付けることができる。
【0015】本発明の具体化例のショベルローダは、こ
のような技術手段を採用しているので、積込作業や荷切
り作業等の積載作業を実施する場合において、ばら物を
ダンプトラック6の荷台の奥の方に積み込んだり、荷台
に積み上げられた積み荷7の奥の方を切り取ったりする
とき、前輪タイヤ4aの前部やこの前部の前方がフロン
トアンダーミラー5に映し出されるため、運転席1bの
オペレータ9は、フロントアンダーミラー5を見ること
により、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との
間隙8を把握することができる。そのため、オペレータ
9は、フロントアンダーミラー5に映し出された像を看
視しながらショベルローダ1をダンプトラック6に接近
させることができて、ショベルローダ1での積載作業
を、高度な操縦技術がなくても、時間をかけずに適切に
進めることができ、ショベルローダ1の衝突によりダン
プトラック6を破損させる恐れもない。また、フロント
アンダーミラー5は、リフトアーム2に取り付けてこれ
を持ち上げたときに運転席で目視できるようにしている
ため、積込作業や荷切り作業を進める際、フロントアン
ダーミラー5を見ながら、視線をほとんど変えずに、リ
フトアーム2やバケット3の動作を見ることができる。
のような技術手段を採用しているので、積込作業や荷切
り作業等の積載作業を実施する場合において、ばら物を
ダンプトラック6の荷台の奥の方に積み込んだり、荷台
に積み上げられた積み荷7の奥の方を切り取ったりする
とき、前輪タイヤ4aの前部やこの前部の前方がフロン
トアンダーミラー5に映し出されるため、運転席1bの
オペレータ9は、フロントアンダーミラー5を見ること
により、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との
間隙8を把握することができる。そのため、オペレータ
9は、フロントアンダーミラー5に映し出された像を看
視しながらショベルローダ1をダンプトラック6に接近
させることができて、ショベルローダ1での積載作業
を、高度な操縦技術がなくても、時間をかけずに適切に
進めることができ、ショベルローダ1の衝突によりダン
プトラック6を破損させる恐れもない。また、フロント
アンダーミラー5は、リフトアーム2に取り付けてこれ
を持ち上げたときに運転席で目視できるようにしている
ため、積込作業や荷切り作業を進める際、フロントアン
ダーミラー5を見ながら、視線をほとんど変えずに、リ
フトアーム2やバケット3の動作を見ることができる。
【0016】以上の結果、本具体化例によれば、熟練を
要することなく容易にダンプトラック6に接近し積載作
業が行えてリフトアーム2を相対的に長くしなくても済
むショベルローダが得られる。その結果、本具体化例の
ショベルローダでは、積載作業時にリフトアーム2の限
られたリーチを最大限活用できるため、リフトアーム2
を相対的に長くしなくても、積載作業がダンプトラック
6の荷台の隅々にわたって満遍なく行える。しかも、積
載作業を進める際、オペレータ9は、視線をほとんど変
えずに、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との
間隙8及びフロント作業機の動作の両方を看視できるた
め、積載作業が効率的かつ円滑に行え、疲労も少ない。
さらに、フロントアンダーミラー5がその像を運転席1
bで目視できるようにリフトアーム2に取り付けられて
いる結果、フロントアンダーミラー5の鏡面は、図1に
示すように、リフトアーム2を上下何れの位置に揺動さ
せても必然的に後側を向くため、ばら物荷役の作業中に
掘削土砂等のばら物が飛散しても、その鏡面が汚損され
にくい。本具体化例では、前述したように、市販されて
いる既製品のミラーをフロントアンダーミラー5に用い
て、リフトアーム2の側部の突起5aに取り付けるよう
にしたため、簡単かつ安価に取り付けることができ、ま
た、既存のショベルローダに対しても、大がかりな改修
を行うことなく簡単に取り付けることができる。
要することなく容易にダンプトラック6に接近し積載作
業が行えてリフトアーム2を相対的に長くしなくても済
むショベルローダが得られる。その結果、本具体化例の
ショベルローダでは、積載作業時にリフトアーム2の限
られたリーチを最大限活用できるため、リフトアーム2
を相対的に長くしなくても、積載作業がダンプトラック
6の荷台の隅々にわたって満遍なく行える。しかも、積
載作業を進める際、オペレータ9は、視線をほとんど変
えずに、前輪タイヤ4aの前部とダンプトラック6との
間隙8及びフロント作業機の動作の両方を看視できるた
め、積載作業が効率的かつ円滑に行え、疲労も少ない。
さらに、フロントアンダーミラー5がその像を運転席1
bで目視できるようにリフトアーム2に取り付けられて
いる結果、フロントアンダーミラー5の鏡面は、図1に
示すように、リフトアーム2を上下何れの位置に揺動さ
せても必然的に後側を向くため、ばら物荷役の作業中に
掘削土砂等のばら物が飛散しても、その鏡面が汚損され
にくい。本具体化例では、前述したように、市販されて
いる既製品のミラーをフロントアンダーミラー5に用い
て、リフトアーム2の側部の突起5aに取り付けるよう
にしたため、簡単かつ安価に取り付けることができ、ま
た、既存のショベルローダに対しても、大がかりな改修
を行うことなく簡単に取り付けることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、運転席が設置され走行体で自走する自走車体を備
え、上下方向に揺動可能なリフトアームとこのリフトア
ームの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケッ
トとこれらリフトアーム及びバケットをそれぞれ駆動す
る駆動手段とを有するフロント作業機が自走車体の前部
に搭載されたショベルローダにおいて、「リフトアーム
を上方に揺動させて持ち上げた状態で走行体前部及びこ
の走行体前部の前方を映し出してその像を運転席で目視
できるようにミラーをリフトアームに取り付け」るよう
にしたので、本発明によれば、熟練を要することなく容
易に運搬車に接近し積載作業が行えてリフトアームを相
対的に長くしなくても済むショベルローダが得られる。
その結果、本発明のショベルローダでは、積載作業時に
リフトアームの限られたリーチを最大限活用できるた
め、リフトアームを相対的に長くしなくても、積載作業
が運搬車の荷台の隅々にわたって満遍なく行える。しか
も、オペレータは、積載作業を進める際、視線をほとん
ど動かさないで、走行体前部と運搬車との間隙及びフロ
ント作業機の動作の両方を看視できるため、積載作業が
効率的かつ円滑に行え、疲労も少ない。また、ミラー
は、その像を運転席で目視できるようにリフトアームに
取り付けられていて、鏡面が必然的に後向きなるため、
ばら物荷役の作業中にばら物が飛散しても、ミラーの鏡
面が汚損されにくい。
は、運転席が設置され走行体で自走する自走車体を備
え、上下方向に揺動可能なリフトアームとこのリフトア
ームの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケッ
トとこれらリフトアーム及びバケットをそれぞれ駆動す
る駆動手段とを有するフロント作業機が自走車体の前部
に搭載されたショベルローダにおいて、「リフトアーム
を上方に揺動させて持ち上げた状態で走行体前部及びこ
の走行体前部の前方を映し出してその像を運転席で目視
できるようにミラーをリフトアームに取り付け」るよう
にしたので、本発明によれば、熟練を要することなく容
易に運搬車に接近し積載作業が行えてリフトアームを相
対的に長くしなくても済むショベルローダが得られる。
その結果、本発明のショベルローダでは、積載作業時に
リフトアームの限られたリーチを最大限活用できるた
め、リフトアームを相対的に長くしなくても、積載作業
が運搬車の荷台の隅々にわたって満遍なく行える。しか
も、オペレータは、積載作業を進める際、視線をほとん
ど動かさないで、走行体前部と運搬車との間隙及びフロ
ント作業機の動作の両方を看視できるため、積載作業が
効率的かつ円滑に行え、疲労も少ない。また、ミラー
は、その像を運転席で目視できるようにリフトアームに
取り付けられていて、鏡面が必然的に後向きなるため、
ばら物荷役の作業中にばら物が飛散しても、ミラーの鏡
面が汚損されにくい。
【図1】リフトアームを上下に揺動させた状態を示す本
発明の具体化例のショベルローダの前方の側面図であ
る。
発明の具体化例のショベルローダの前方の側面図であ
る。
【図2】ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行ってい
る状態を示す本発明の具体化例のショベルローダの側面
図である。
る状態を示す本発明の具体化例のショベルローダの側面
図である。
【図3】ダンプトラックの積荷の荷切り作業を行ってい
る状態を示す従来の一般的なショベルローダの側面図で
ある。
る状態を示す従来の一般的なショベルローダの側面図で
ある。
1 ショベルローダ 1a 自走車体 1b 運転席 2 リフトアーム 3 バケット 4 車輪 4a 前輪タイヤ 5 フロントアンダーミラー 5a 突起 6 ダンプトラック 7 積み荷 8 前輪タイヤの前部とダンプトラックとの間隙 9 オペレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 運転席が設置され走行体で自走する自走
車体を備え、上下方向に揺動可能なリフトアームとこの
リフトアームの前端部に上下方向に揺動可能に取り付け
たバケットとこれらリフトアーム及びバケットをそれぞ
れ駆動する駆動手段とを有するフロント作業機が自走車
体の前部に搭載されたショベルローダにおいて、リフト
アームを上方に揺動させて持ち上げた状態で走行体前部
及びこの走行体前部の前方を映し出してその像を運転席
で目視できるようにミラーをリフトアームに取り付けた
ことを特徴とするショベルローダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20486496A JPH1046632A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ショベルローダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20486496A JPH1046632A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ショベルローダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046632A true JPH1046632A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16497670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20486496A Pending JPH1046632A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ショベルローダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046632A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7296903B2 (en) * | 2005-02-07 | 2007-11-20 | Iver Peterson | Exterior rearview mirror mechanism for a skid loader |
JPWO2017077723A1 (ja) * | 2016-03-29 | 2017-11-09 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
CN114174596A (zh) * | 2019-09-18 | 2022-03-11 | 住友重机械工业株式会社 | 挖土机 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20486496A patent/JPH1046632A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7296903B2 (en) * | 2005-02-07 | 2007-11-20 | Iver Peterson | Exterior rearview mirror mechanism for a skid loader |
JPWO2017077723A1 (ja) * | 2016-03-29 | 2017-11-09 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
US10590629B2 (en) | 2016-03-29 | 2020-03-17 | Komatsu Ltd. | Working vehicle |
CN114174596A (zh) * | 2019-09-18 | 2022-03-11 | 住友重机械工业株式会社 | 挖土机 |
CN114174596B (zh) * | 2019-09-18 | 2024-03-08 | 住友重机械工业株式会社 | 挖土机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6132163A (en) | Boom arm linkage mechanism | |
US4808061A (en) | Single arm backhoe | |
US5295318A (en) | Backhoe-loader | |
WO2013070323A1 (en) | Material handling machine | |
US3296720A (en) | Grab shovel for tractive vehicles | |
JPH1046632A (ja) | ショベルローダ | |
JP3228144U (ja) | 荷役車両 | |
EP0798162B1 (en) | Self-loading vehicle with loading arm | |
US4051614A (en) | High capacity loader blade | |
US4117610A (en) | Combination bulldozer blade and bucket assembly for earth working equipment | |
JP7349000B1 (ja) | 作業車両 | |
US2881932A (en) | Hoeing-shovel loader | |
JP2602535Y2 (ja) | 自動車荷台への土砂等流状物の積込み装置 | |
CN215165921U (zh) | 一种工程机械装置及多用途工程车 | |
KR0184969B1 (ko) | 다기능 복합 건설중장비 | |
JPH06306889A (ja) | 溝掘り用掘削機 | |
EP0084067A2 (en) | Loader/excavating vehicle | |
RU2091254C1 (ru) | Погрузочно-транспортное средство | |
KR100306911B1 (ko) | 차량용로우더 | |
JPS627715Y2 (ja) | ||
JP2576069Y2 (ja) | クレーン装置付建設車両 | |
JPH0529922Y2 (ja) | ||
US20020100193A1 (en) | Hoe attachment | |
WO1997046764A1 (fr) | Machine de construction | |
US3175312A (en) | Earth working vehicles |