JP2624463B2 - 残置杭の切断装置と取込装置とこれらを具備したトンネル掘進機 - Google Patents

残置杭の切断装置と取込装置とこれらを具備したトンネル掘進機

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JP2624463B2
JP2624463B2 JP16052295A JP16052295A JP2624463B2 JP 2624463 B2 JP2624463 B2 JP 2624463B2 JP 16052295 A JP16052295 A JP 16052295A JP 16052295 A JP16052295 A JP 16052295A JP 2624463 B2 JP2624463 B2 JP 2624463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、地中に残
存する残置杭がトンネル掘進機の掘削範囲に出現した場
合にその残置杭を切断するための切断装置と切断した残
置杭の取込装置とこれらを有するトンネル掘進機に関
し、更に詳しくは、この残置杭をトンネル掘進機の前面
から超高圧ジェット水(以下、ウォータジェットとい
う。)によって切断する切断装置と、その切断した残置
杭を機械本体内へ取込む取込装置と、これらを具備した
トンネル掘進機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地中にトンネルを形成する機
械としてトンネル掘進機(この出願に係る発明では、軟
弱地層を掘削するシールド掘進機、硬岩層を掘削するト
ンネル掘削機、及び複合地層を掘削するトンネル掘進機
等を全て含む。)が多用されており、近年、都市の地下
に鉄道や道路等を設ける、いわゆる地下鉄,地下道等の
施工時に多用されている。
【0003】一方、都市にあっては、限られたスペース
に多くのビルが建設されているため、道路としては高架
道路を設ける場合が多い。このような高架道路を建設す
る場合には、建設工事中に周囲の地盤に土留め杭(形
鋼)や杭を並設した連壁(形鋼+コンクリート)あるい
はPC杭(鉄筋コンクリート)等の仮設杭を打ち込むこ
とによって地盤を安定させてから高架道路を建設してい
る。そして、この打ち込まれた仮設杭は撤去しても建築
物等に影響はないが、通常、工事が完了しても撤去され
ずに残置杭として残存している。
【0004】このような都市の地下にトンネル掘進機に
よって新たなトンネルを形成する場合、トンネル工事の
施工ルート上に残置杭が存在すると判明したとしても、
地上側には既に高架道路等が建設されているために地上
側からの撤去が不可能な場合が多い。そのため、施工ル
ート上に残置杭が存在する場合には、トンネル掘進機側
から残置杭を撤去しなければならなくなる。
【0005】このトンネル掘進機側から残置杭を撤去す
る従来技術としては、例えば薬剤注入等によって切羽面
の地盤を改良して安定させた後、作業員が掘進機の前面
に出てガス切断機等を用いて残置杭を撤去する方法が広
く用いられている。
【0006】しかし、この方法による切断作業は、切羽
面の地盤改良に多くの時間と費用が必要となるととも
に、ガス切断装置による掘進機と切羽面との間の狭い範
囲での作業は非常に作業性が悪く、しかも、切断時には
ガス等を生じるので非常に環境の悪い作業となる。その
ため、残置杭等が掘進機の前面に出現した場合、作業者
が掘進機の前面に出ることなく機械本体内から切断でき
るような装置の開発が望まれている。
【0007】この要望に応じた従来技術として、例え
ば、図13の切断装置を示す一部縦断側面図のような特
開平3−202594号公報記載の発明があり、この発
明では、掘進機51の前部に杭52が出現したときに、
カッタヘッド53の前方に超高圧水噴射用ノズル54を
前後移動部材55による前後移動、左右移動用駆動装置
56と左右移動部材57とによる左右移動、あるいは旋
回移動および昇降移動可能に支持するノズル可動支持装
置58を突出させ、上記ノズル54からウォータジェッ
トを前方に噴射させながら、そのノズル54を旋回や前
進移動等をさせて杭を切断して撤去するものである(従
来例1)。
【0008】また、他の従来技術として特開平6−23
5290号公報や特開平6−235295号公報記載の
発明があり、これらの発明では、シールド工法において
切羽面に合成繊維束のドレーン材が出現した時に、カッ
タヘッドに設けたウォータノズルからウォータジェット
を噴射させてドレーン材を切断し、掘進機の作業を停止
させることなく効率良くドレーン材の切断作業を行おう
とするものである(従来例2)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新たに設け
るトンネルの施工ルートを計画する場合、既設の建築物
等を避けるように計画することは重要であるが、上述し
たように残置杭は切断して撤去しても建築物等に影響が
ないものであるため特に避けるような計画をしない。そ
の上、トンネル掘進機でトンネルを掘削した場合に残置
杭がトンネル掘進機のどの位置に出現するかを正確に判
断するのが極めて難しく、掘削断面の上部のみ又は下部
のみ、あるいは全断面に出現する場合がある。しかも掘
削角度等によって不規則に出現するため、トンネル掘進
機によって残置杭を避けた掘削をすることは極めて困難
である。
【0010】そのため上記従来例1において、トンネル
掘削中に残置杭が出現した場合、この従来例1ではノズ
ル54の移動範囲が狭いので、切断位置や切断する大き
さを状況に応じて任意に選択することが困難であり、切
断および撤去作業に多大な時間と労力を要してしまう。
特に、残置杭の出現本数及び出現回数が多い場合には作
業時間が長引くとともに、掘進機の中心部分にまで残置
杭が出現する場合には切断が不可能な場合もある。しか
も、この従来例1では切断した残置杭を切断破砕屑とし
て掘削土とともに排出する構成であるため、残置杭を排
出可能な大きさにまで小割りする切断に非常に多くの時
間と労力を要してしまう。
【0011】また、上記従来例2においては、合成繊維
束であるドレーン材を切断するために発明されたもので
あるため、ノズルがカッタヘッドの所定位置に固定され
ており、この出願に係る発明が対象とするようなコンク
リート等の残置杭を任意の大きさに切断して除去できる
ものではない。
【0012】この出願に係る発明は上記課題に鑑みて、
トンネル掘進機の前面に出現した残置杭を機械本体側か
ら切断できる切断装置を提供することを一つの目的と
し、その切断装置で切断した残置杭を機械本体内へ取込
むための取込装置を提供することをもう一つの目的と
し、更にこれらの切断装置と取込装置とを具備したトン
ネル掘進機を提供することも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るトンネル掘進機における残置杭の切
断装置は、前面にカッタディスクを有するトンネル掘進
機において、前記カッタディスクの前面にノズルヘッド
を設け、該ノズルヘッドにウォータジェットを噴射する
ウォータジェットノズルを設け、該ノズルヘッドを前記
カッタディスクの半径方向にほぼ半径距離分移動自在に
構成したことを特徴とするものである。
【0014】請求項2に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項1において、ノズルヘッ
ドをカッタディスクフレームに沿ってほぼ半径距離分移
動自在に構成したことを特徴とするものである。
【0015】請求項3に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項1又は請求項2におい
て、半径方向に延びるフレーム内に収容すべくノズルヘ
ッドを盤状に形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項4に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項1〜3のいずれかにおい
て、ウォータジェットノズルをノズルヘッド前面の面内
で移動自在に構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項5に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項1〜4のいずれかにおい
て、ノズルヘッドを円盤状に形成し、該ノズルヘッド前
面の直径方向にウォータジェットノズルを移動自在に構
成したことを特徴とするものである。
【0018】請求項6に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項4又は請求項5におい
て、ノズルヘッド内にガイド溝を凹設してウォータジェ
ットノズルを移動自在に構成したことを特徴とするもの
である。
【0019】請求項7に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、請求項1〜6のいずれかにおいて、
ウォータジェットの噴射角度をカッタディスク外径より
も外側に噴射する外向きと、カッタディスクの前方に噴
射する前向きとに変更するノズル角度調節機構をノズル
ヘッドに設けたことを特徴とするものである。
【0020】請求項8に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項1又は請求項2におい
て、カッタディスクフレーム内にウォータジェットノズ
ルを収容した状態で、該ウォータジェットノズルをノズ
ルヘッドの前面で揺動自在に支持するリンク装置を設け
たことを特徴とするものである。
【0021】請求項9に係るトンネル掘進機における残
置杭の切断装置は、上記請求項8において、ウォータジ
ェットノズルをカッタディスクフレームの前面から突出
させる伸縮機構を設けたことを特徴とするものである。
【0022】請求項10に係るトンネル掘進機における
残置杭の切断装置は、請求項1〜9のいずれかにおい
て、ノズルヘッドをカッタディスクと平行な平面内で少
なくとも180度旋回させる旋回手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0023】請求項11に係るトンネル掘進機における
残置杭の切断装置は、請求項1〜10のいずれかにおい
て、カッタディスクフレームを前面が開放するボックス
状に形成し、該カッタディスクフレーム内の半径方向に
ガイド部材を設け、該ガイド部材に沿って移動するノズ
ルヘッドを該カッタディスクフレーム内の前面に収容し
た状態で設け、該ノズルヘッドをフレーム幅内のカッタ
ディスクと平行な平面内で少なくとも180度の範囲で
旋回自在に構成したことを特徴とするものである。
【0024】請求項12に係るトンネル掘進機における
残置杭の取込装置は、切断した残置杭をつかむ保持手段
と、該保持手段を切羽側へ伸縮させる伸縮手段と、該保
持手段を本体側へ少なくとも180度回動させる回動手
段と、前記保持手段をカッタディスクの半径方向に移動
させる移動手段と、前記保持手段から残置杭を機械本体
内へ取込む移送手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0025】請求項13に係るトンネル掘進機における
残置杭の取込装置は、上記請求項12において、伸縮手
段の伸縮軸心周りに保持手段を少なくとも180度回転
させる駆動機を設けたことを特徴とするものである。
【0026】請求項14に係るトンネル掘進機は、請求
項1〜11のいずれか1項に記載の切断装置を具備する
とともに、請求項12又は請求項13に記載の取込装置
を具備したことを特徴とするものである。
【0027】請求項15に係るトンネル掘進機は、上記
請求項14において、取込装置を切断装置に近接した位
置に設けたことを特徴とするものである。
【0028】請求項16に係るトンネル掘進機は、上記
請求項14又は請求項15において、切断装置をカッタ
ディスクフレームに設け、該カッタディスクフレームと
隣接するカッタディスクフレームとの間のカッタディス
ク面板を取外し可能に構成し、該カッタディスク面板の
機械本体側に取込装置を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0029】
【作用】請求項1〜11に係るトンネル掘進機における
残置杭の切断装置によれば、トンネル掘進機の前部に設
けたカッタディスクを旋回させながら、このカッタディ
スクの前面に設けたノズルヘッドをカッタディスクの半
径方向にほぼ半径距離分移動させれば、このノズルヘッ
ドに設けたウォータジェットノズルから噴射させるウォ
ータジェットによって残置杭を切断することができる。
【0030】特に、請求項2に係る切断装置によれば、
カッタディスクフレームに沿ってノズルヘッドを半径方
向にほぼ半径距離分移動させることができる。
【0031】特に、請求項3に係る切断装置によれば、
盤状に形成したノズルヘッドを半径方向に延びるフレー
ム内に収容することができる。
【0032】特に、請求項4に係る切断装置によれば、
ノズルヘッド前面の面内でウォータジェットノズルを移
動させながら残置杭を切断することができる。
【0033】特に、請求項5に係る切断装置によれば、
円盤状に形成したノズルヘッド前面の直径方向にウォー
タジェットノズルを移動させながら残置杭を切断するこ
とができる。
【0034】特に、請求項6に係る切断装置によれば、
ウォータジェットノズルをノズルヘッド内に凹設したガ
イド溝に沿って移動させることができる。
【0035】特に、請求項7に係る切断装置によれば、
ノズルヘッドに設けた角度調節機構により、カッタディ
スク外径よりも外側にウォータジェットを噴射する外向
きでの残置杭の切断と、カッタディスクの前方にウォー
タジェットを噴射する前向きでの残置杭の切断とに噴射
角度を変更することができる。
【0036】特に、請求項8に係る切断装置によれば、
ノズルヘッドの前面に設けたリンク装置により、カッタ
ディスクフレーム内に収容した状態で揺動自在に支持し
たウォータジェットノズルを揺動させて残置杭を切断す
ることができる。
【0037】特に、請求項9に係る切断装置によれば、
伸縮機構によりウォータジェットノズルをカッタディス
クフレームの前面から突出させて残置杭を切断すること
ができる。
【0038】特に、請求項10に係る切断装置によれ
ば、旋回手段によりノズルヘッドをカッタディスクと平
行な平面内で少なくとも180度旋回させることができ
る。
【0039】特に、請求項11に係る切断装置によれ
ば、前面が開放するボックス状に形成したカッタディス
クフレーム内の前面に収容したノズルヘッドを、カッタ
ディスクフレーム内の半径方向に設けたガイド部材に沿
って移動させることができるとともに、このフレーム幅
内のカッタディスクと平行な平面内で少なくとも180
度の範囲で旋回させることができる。
【0040】請求項12及び請求項13に係るトンネル
掘進機における残置杭の取込装置によれば、伸縮手段に
よって保持手段を切羽側へ伸長して保持手段によって切
断した残置杭をつかみ、伸縮手段によって保持手段を機
械側へ縮め、回動手段によって保持手段を本体側へ少な
くとも180度回動させ、移動手段によって保持手段を
カッタディスクの半径方向に移動させ、移送手段によっ
て保持手段から残置杭を機械本体内へ取込むことができ
る。
【0041】特に、請求項13に係る取込装置によれ
ば、駆動機によって伸縮手段の伸縮軸心周りに保持手段
を強制的に少なくとも180度回転させて残置杭をつか
むことができる。
【0042】請求項14〜16に係るトンネル掘進機に
よれば、請求項1〜11のいずれか1項に記載の切断装
置によって残置杭を切断することができ、この切断した
残置杭は、請求項12又は請求項13に記載の取込装置
によって機械本体内へ取込むことができる。
【0043】特に、請求項15に係るトンネル掘進機に
よれば、切断装置に近接した位置に設けた取込装置によ
って切断作業から取込み作業へと効率的に行うことがで
きる。
【0044】特に、請求項16に係るトンネル掘進機に
よれば、切断装置が設けられたカッタディスクフレーム
と隣接するカッタディスクフレームとの間の取外し可能
に構成されたカッタディスク面板を取外すと、このカッ
タディスク面板の機械本体側に設けられた取込装置が前
面に現れるため、カッタディスク面板を取外した広い開
口部で残置杭の取込み作業が行える。
【0045】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例をトン
ネル掘進機の一例としてシールド掘進機を例にした図面
に基づいて説明する。図1はこの出願に係る発明である
切断装置の第1実施例を具備したトンネル掘進機の一例
を示す図面であり、(a) は側断面図,(b) は一部の正面
図である。図2は図1の切断装置の主要部を示す図面
で、(a) は正面図,(b) は側断面図,(c) は背面図であ
り、図3は図2(b) に示すA−A断面図である。図4は
図1のノズルヘッドが回転した状態を示す正面図であ
る。
【0046】図示するように、トンネル掘進機Tの前部
にはカッタディスクDが設けられており、このカッタデ
ィスクDには所定間隔でカッタディスクフレームDaが
放射状に設けられ、このフレームDaにはカッタビット
Dbが設けられており、フレームDa間にはカッタディ
スク面板Dcが設けられている。このカッタディスクD
は、図示しない駆動装置によって軸受機能を有するギヤ
Tbを駆動することによって機械本体Taの前部で旋回
駆動させられる。なお、Tcはバルクヘッドであり、T
dはカッタチャンバである。
【0047】そして、この第1実施例ではカッタディス
クDのボックス状に形成された1本のフレームDaに切
断装置C1 が設けられており、この切断装置C1 には、
ウォータジェット(例えば、圧力が2000kgf/cm2 〜3000
kgf/cm2 で、研磨材入り) を噴射するウォータジェット
ノズル2を有する円盤状のノズルヘッド1が設けられ、
このノズルヘッド1は、カッタディスクDの半径方向に
ほぼ半径距離分移動できるように構成されている。
【0048】このノズルヘッド1は、切断する残置杭P
の太さに応じて大きさ(外径)が決定されるが、カッタ
ディスクフレームDaを利用すれば、掘削時にカッタデ
ィスクDの前面を塞ぐ新たな半径方向に延びるフレーム
を設けることなくカッタディスクDに具備させることが
できる。また、このノズルヘッド1はフレームDa内に
収容すべく盤状に形成されている。このノズルヘッド1
は他に正方形状や多角形状であってもよく、フレームD
a内に収容できる形状が好ましい。更に、この実施例で
は1本のカッタディスクフレームDaに1個のウォータ
ジェットノズル2を有するノズルヘッド1を設けている
が、このノズルヘッド1を、例えばカッタディスクDの
上下対称位置の2箇所に設けてもよく、複数個を設けれ
ば作業時間の短縮を図ることができる。
【0049】上記ノズルヘッド1は、カッタディスクD
の半径方向に移動させることができるスライド手段Sに
よってほぼ半径距離分移動可能に構成されており、この
実施例では、このスライド手段Sを、フレームDaに形
成したガイド部材3とテレスコピックジャッキ4とによ
って構成している。このテレスコピックジャッキ4の本
体はカッタディスクDに支持され、先端はノズルヘッド
1のケーシング1aに連結されている。従って、ノズル
ヘッド1はテレスコピックジャッキ4によってカッタデ
ィスクフレームDaに設けたガイド部材3に沿ってカッ
タディスクDの半径方向にほぼ半径距離分だけ移動する
ことができる。このように、スライド手段Sの駆動機と
してテレスコピックジャッキ4を採用すると、簡単な構
成で正確にノズルヘッド1をカッタディスクDの半径方
向にほぼ半径距離分移動させることができるが、このス
ライド手段Sは他の手段、例えば送りネジ方式やチェー
ン方式であってもよく、ノズルヘッド1を半径方向にス
ライドさせることができる手段であればよい。なお、こ
れらのスライド手段Sはボックス状に形成されたカッタ
ディスクフレームDa内に設けられており、通常の掘削
時には、このカッタディスクフレームDaのノズルヘッ
ド1前面側にカバーDdを設けることによりフレームD
a内への掘削ズリの混入等を防止して、ノズルヘッド1
やテレスコピックジャッキ4等を保護している。
【0050】また、ノズルヘッド1に設けられているウ
ォータジェットノズル2は、この実施例では、図2(b)
に示すようにノズルヘッド1に対して外向きの角度が設
けられ、ウォータジェットWで残置杭Pをカッタディス
クDの外径よりも外側で切断できるように構成されてい
る。このウォータジェットノズル2は、図示しない例え
ばリンク機構やシリンダを用いたノズル角度調節機構に
よってカッタディスクDとほぼ直角の前向きに変更する
ことができる(後述する図5参照)。このようにウォー
タジェットノズル2の角度を調節することにより、残置
杭Pを斜めに切断したりほぼ直角に切断したりすること
ができる。
【0051】更に、この実施例では、ノズルヘッド1内
にガイド溝5を凹設してウォータジェットノズル2がノ
ズルヘッド1の前面から突出しないように構成されてお
り、このガイド溝5に沿って、例えばノズルヘッド1内
に設けられた送りネジ機構や油圧シリンダ機構等により
ノズルヘッド1前面の面内でウォータジェットノズル2
を移動させることができる。この例では円盤状のノズル
ヘッド1の最大距離である直径方向に移動自在となるよ
うに構成されている。
【0052】その上、この実施例では、ノズルヘッド1
のケーシング1aに旋回手段たる旋回モータ6と歯車機
構7とが設けられており、この旋回モータ6によりノズ
ルヘッド1のみがカッタディスクDと平行な平面内の少
なくとも180度の範囲で旋回可能なように構成されて
いる。なお、この旋回角度が360度であれば、正回転
又は逆回転を任意に行って旋回できるので作業性はより
良好となる。また、ケーシング1aにはウォータジェッ
トを供給するためのホース1b,カプラー1c,及びス
イベルジョイント1dが設けられている。
【0053】従って、第1実施例では、カッタディスク
Dの前面が開放するボックス状に形成されたカッタディ
スクフレームDa内の半径方向にガイド部材3が設けら
れ、このガイド部材3によって円盤状のノズルヘッド1
がフレームDa内の前面に収容された形で半径方向に移
動できることとなり、このノズルヘッド1はボックス状
のフレームDa内で少なくとも180度の範囲(360
度がより好ましい)で旋回自在に構成されている。しか
も、このノズルヘッド1を半径方向に移動させるテレス
コピックジャッキ4もフレームDa内に収容されてい
る。
【0054】以上のように構成された第1実施例の切断
装置C1 によれば、図5の(a) 〜(d) に示すようにして
残置杭Pを切断することができる。
【0055】すなわち、図1に示すように、トンネル掘
進機T前面の掘削する切羽Vに残置杭Pが出現すると、
その残置杭Pの位置に切断装置C1 が位置するようにカ
ッタディスクDを旋回させるとともに、ノズルヘッド1
を半径方向の所定位置(図1においては最上部)に移動
させた後、図5(a) に示すように、残置杭Pの一側方か
ら、この例ではノズルヘッド1内でノズル2をガイド溝
5内で移動させて約半分まで切断する(b) 。そして、ノ
ズルヘッド1を180度回転させるとともにノズル2を
元の位置に戻した後(c) 、ノズル2をガイド溝5内で移
動させて残りを切断する(d) 。
【0056】このように、ウォータジェットノズル2の
ノズルヘッド1内での移動やノズルヘッド1の旋回を、
ノズルヘッド1のカッタディスク半径方向の移動とカッ
タディスクDの旋回とに組合せることにより、ノズル2
を様々な移動条件でカッタディスクD前面のあらゆる位
置にウォータジェットノズル2を位置させて、ウォータ
ジェットWで残置杭Pを任意の大きさで容易に切断する
ことができる。なお、残置杭Pの切断長さは回転角や移
動距離等を選択することにより任意の大きさに設定でき
る。また、ノズルヘッド1が移動できないカッタディス
クDの中心部分における残置杭Pの切断は、カッタディ
スクDの中心部に固定ノズルを設けてカッタディスクD
を回転させることにより切断できる。更に、このように
水(ウォータジェット)を用いて切断した場合、地下水
を含む切羽に影響を及ぼすことなく残置杭の切断作業を
迅速に行うことができる。
【0057】ところで、上記第1実施例の切断装置C1
では、ウォータジェットノズル2をノズルヘッド1内に
凹設したガイド溝5に沿って移動自在に構成するととも
に、ノズルヘッド1自体をケーシング1aに対して少な
くとも180度の範囲で旋回可能に構成することによっ
て残置杭Pの切断を可能にしているが、図6の平面視に
おける断面図に示す第2実施例の切断装置C2 のように
リンク装置Lを用いた揺動機構によってウォータジェッ
トノズル を揺動させても残置杭Pの切断が容易に可能
となる。なお、上述した第1実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明は省略する。
【0058】図示するように、カッタディスクフレーム
Da内に設けられたガイド部材3に沿ってカッタディス
クDの半径方向(図においては紙面に直角方向)にスラ
イドするスライド部31を両側部に有するケーシング3
2が設けられ、このケーシング32の後部にカッタディ
スクフレームDa側に固定されたスライド手段Sたる送
りネジ機構33のネジ軸33aと噛合するブラケット3
2aが設けられている。従って、この送りネジ機構33
によってケーシング32のブラケット32aがネジ軸3
3aに沿ってカッタディスクフレームDa内で半径方向
にスライド可能なように構成されており、上述した第1
実施例と同様にカッタディスクDの半径方向にほぼ半径
距離分移動自在なように構成されている。
【0059】そして、上記スライド部31の内側にはベ
アリング31aを介して円筒状のノズルヘッド34が設
けられており、このノズルヘッド34は、後端に設けら
れたギヤ34aをケーシング32側に設けられた旋回モ
ータ35で駆動することによってケーシング32内で旋
回自在なように構成されている。なお、ノズルヘッド3
4とケーシング32との間にはベアリング31aを保護
するシール部材36が設けられている。32bは後述す
る各ジャッキ等に制御油を供給するためのスイベルジョ
イントであり、3aはこれらに制御油を送るためのカッ
タディスクフレームDa側配管スペースである。
【0060】また、ノズルヘッド34の前面には支持部
材37が設けられており、この支持部材37にはピン3
7aによってノズルガイド38の基部がカッタディスク
フレームDaの幅方向に揺動自在なように設けられてい
る。そして、このノズルガイド38のほぼ中央部に設け
られた受具38aには、ノズルヘッド34に設けられた
ブラケット39に後端が揺動自在に連結された揺動ジャ
ッキ40のピストン40a先端が連結されている。従っ
て、このピストン40aを伸縮させるとノズルガイド3
8がノズルヘッド34の前面で揺動するようなリンク装
置Lが構成されている。
【0061】一方、上記ノズルガイド38の先端にはガ
イド部38bが形成されており、このガイド部38bに
ウォータジェットノズル2を先端に有するノズル部材4
1のガイド軸41aが摺動自在に挿入されている。ま
た、このノズル部材41には、基部がノズルガイド38
に固定された伸長ジャッキ42のピストン42a先端が
連結されている。従って、このピストン42aを伸縮さ
せるとノズル部材41がノズルガイド38から伸長した
り縮小したりするような伸縮機構Mが構成されている。
【0062】以上のように構成された第2実施例の切断
装置C2 によれば、図6に二点鎖線で示すように、揺動
ジャッキ40によってノズルガイド38全体をノズルヘ
ッド34の前面で揺動させ、伸長ジャッキ42によって
ノズル部材41をノズルガイド38から伸長させること
ができ、これらの動作をさせながらウォータジェットノ
ズル2からウォータジェットWを噴射すれば、残置杭P
を容易に切断することができる。また、この第2実施例
によれば、ウォータジェットノズル2を伸縮機構Mで伸
長させることによって大直径の残置杭Pであっても近接
した位置でウォータジェットWを噴射させて切断するこ
とができ、更に、揺動させた状態でノズルヘッド34を
旋回させて残置杭Pを切断することも可能であり、様々
な角度や方向で切断することが可能となる。
【0063】次に、上述した第1実施例の切断装置C1
で切断した残置杭Pを機械本体Ta内に取込む取込装置
を以下に説明する。図7はこの出願に係る発明の取込装
置を具備したトンネル掘進機の一例を示す図面で、(a)
は側断面図,(b) は一部の正面図であり、図8は図7の
取込装置の主要部を示す図面で、(a) は正面図,(b)は
下面図,(c) は側面図である。なお、上述した第1実施
例と同一の構成には同一符号を付して説明は省略する。
また、以下の説明では最上部ブロックの切断残置杭Pa
を取込む例を示す。
【0064】図示するように、取込装置Eは、上述した
切断装置C1 が設けられたカッタディスクフレームDa
に近接するように新たに設けられたガイドレール8上に
設置されており、この取込装置Eは、切断した残置杭P
aをつかむ保持手段Fと、この保持手段Fを切羽側へ伸
縮させる伸縮手段Gと、保持手段Fを本体側へ少なくと
も180度旋回させる旋回手段Hと、保持手段Fをカッ
タディスクDの半径方向に移動させる移動手段Jと、保
持手段Fから切断残置杭Paを機械本体Ta内へ取込む
移送手段Kとを具備したものである。なお、この実施例
ではカッタディスク面板Dcを取外し可能に構成し、こ
のカッタディスク面板Dcの機械本体Ta側に取込装置
Eを設けた例を示している。
【0065】上記保持手段Fは、切断残置杭Paをつか
むつかみ部9と、このつかみ部9を開閉させる油圧ジャ
ッキ9aとから構成されており、この油圧ジャッキ9a
を伸長させることによりつかみ部9の一方の爪9bが残
置杭Paをつかむように構成されている。このつかみ部
9は、伸縮手段Gたる伸縮ジャッキ10によって必要ス
トローク分切羽側へ伸縮可能なように構成されており、
残置杭Paをつかむ時には伸長され、取込む時には縮め
られる。
【0066】また、この実施例では、上記保持手段Fの
つかみ部9を、伸縮手段Gたる伸縮ジャッキ10の伸縮
軸心周りで少なくとも180度回動させる駆動機11を
設けて回動可能に構成している。この回動は、360度
の範囲で回転可能であればカッタディスクDがどの角度
で停止しても容易に切断残置杭Paをつかむ作業が行え
るのでより好ましい。なお、このつかみ部9は自ら常に
水平保持する機能があれば切断残置杭Paをつかむこと
が可能であるが、モータ等のアクチュエータを用いた駆
動機11によって強制的に回転させる機能を設けること
により迅速につかむことが可能となるとともに、切断残
置杭Paが傾斜していてもつかむことが可能となる。
【0067】また、上記つかみ部9でつかんで伸縮ジャ
ッキ10で機械本体Ta側へと移動させられた切断残置
杭Paは、旋回手段Hを構成する回動テーブル12によ
って少なくとも180度回動できるように構成されてい
る。
【0068】この回動テーブル12は、上記ガイドレー
ル8に沿って昇降できるベース部材13に対して回動自
在に支持されており、このベース部材13には回動用モ
ータ14とベース部材13をガイドレール8の任意の位
置に固定するための固定ジャッキ15とが設けられ、上
記回動用モータ14の動力は歯車機構16を介して回動
テーブル12に伝達されるように構成されている。
【0069】そして、この回動テーブル12は、駆動モ
ータ17で駆動されるスプロケット18と噛合したチェ
ーン19により、上記ガイドレール8に沿ってカッタデ
ィスクDの半径方向に移動させられる。この実施例で
は、回動テーブル12に設けられた保持手段Fたるつか
み部9を移動させる手段としてチェーン式を例に説明し
たが、例えばボールネジ式であってもよく、保持手段F
をカッタディスクDの半径方向にほぼ半径距離分移動す
ることができる手段であればよい。
【0070】なお、回動テーブル12はカッタディスク
面板Dcと直角方向の機械本体Ta側へ少なくとも18
0度回動できればよいが、360度の範囲で回動可能で
あればカッタディスクDの中心よりも上方における作業
と下方における作業とを同様に行えるのでより好まし
い。
【0071】また、上記つかみ部9をカッタディスクD
の半径方向に移動させる移動手段Jは、上記旋回手段H
を具備したベース部材13をカッタディスクDのフレー
ムDa間の所定位置に設けたガイドレール8に沿って移
動可能に構成されている。この実施例では、上述した切
断装置C1 が設けられたカッタディスクフレームDaと
その隣接するフレームとの間に新たにガイドレール8を
設けることにより、このフレーム間のカッタディスク面
板Dcを取外した広い開口部Oで容易に切断残置杭Pa
を回転させて取込み作業が行えるようにしているが、こ
のガイドレール8はカッタディスクDのフレームDaに
設けてもよい。
【0072】この実施例では上述したようにカッタディ
スクフレームDaに設けられた切断装置C1 に近接した
所定位置に取込装置Eを設けることにより、切断装置C
1 で切断した残置杭Paを効率的に取込めるようにして
いる。
【0073】また、上記保持手段のつかみ部9から残置
杭Paを切断機械本体Ta内へ取込む移送手段Kは、マ
テリアルロック20が設けられており、このマテリアル
ロック20によって移送台21をカッタチャンバTd内
へ突出させてつかみ部9から残置杭Paを受取り、マテ
リアルロック20内へと移送した後に機械本体Ta内の
圧力に減圧してから取込むように構成されている。
【0074】以上のように構成された取込装置Eによれ
ば、以下のように作用して切断残置杭Paを機械本体T
a内へ取込むことができる。
【0075】すなわち、カッタディスクDを旋回させる
とともに駆動モータ17によりベース部材13を移動さ
せることによって、上述した切断装置C1 により切断し
た残置杭Paの位置へ回動テーブル12とともにつかみ
部9を移動させ、つかみ部9を伸縮ジャッキ10によっ
て伸長するとともに駆動機11でつかみ部9を回動させ
ることによって切断残置杭Paの軸心とほぼ直角方向に
爪9bを調節してつかみ部9内に残置杭Paを位置さ
せ、油圧ジャッキ9aで爪9bを閉じることによって残
置杭Paをつかむ。そして、伸縮ジャッキ10を縮める
とともに回動テーブル12を180度回動させることに
より残置杭PaをカッタチャンバTa内へと取込み、駆
動モータ17でスプロケット18を駆動してチェーン1
9でベース部材13とともにつかみ部9をカッタディス
クDの軸心に向けて半径方向に移動させ、その後、移送
台21に切断残置杭Paを移してマテリアルロック20
を通じて機械本体Ta内へと取込む。
【0076】ところで、上述した構成の切断装置C1
上記取込装置Eとを具備したトンネル掘進機Tによれ
ば、図9(a),(b) 〜図12(a),(b) の正面図と側断面図
に示すような第1工程〜第4工程により残置杭Pの撤去
作業を機械本体Ta側から行うことができる。
【0077】すなわち、カッタディスクDより先行する
検出棒等の検出器で残置杭Pを検出すると、トンネル掘
進機Tによる掘削を停止させる。この場合、トンネル掘
進機Tが、例えば、泥水加圧式シールドであれば、従来
の圧気工法によってカッタチャンバ内を圧縮空気で昇圧
して切羽Vからの湧水を止める必要がある。なお、掘削
地層が軟弱地層であれば薬液注入によって地盤改良を行
った後に残置杭Pの撤去作業を行ってもよいし、硬岩層
であればそのまま次の工程を行ってもよい。これらはト
ンネル掘進機Tの種類と掘削する地層とによって好まし
い方法を用いればよい。そして、地層からの湧水を止め
た後に、例えば、テレビカメラ等で確認しながら以下の
ように作業を進める。
【0078】まず、図9(a),(b) に示すように、ウォー
タジェットを噴射しながらノズルヘッド1の移動とカッ
タディスクDの回転とによって残置杭Pの周辺の土砂を
洗い落とす。そして、図10(a),(b) に示すように、ノ
ズルヘッド1を最上部ブロックとなる切断残置杭Paの
下部側切断位置に設定し、ウォータジェットWを噴射し
ながらカッタディスクDの回転によって残置杭Pを切断
する。この時、最上部の切断残置杭Paの落下防止用に
下部の残置杭Pと仮固定する場合もある。その後、図1
1(a),(b) に示すように、ノズルヘッド1をカッタディ
スクDの最外周部に設定し、ウォータジェットWを噴射
しながらカッタディスクDを回転させることによって、
残置杭Pの最上部ブロックとなる切断残置杭Paを搬出
可能長さに切断する。
【0079】次に、図12(a),(b) に示すように、仮固
定を外して切断した残置杭Paを取込装置Eによってマ
テリアルロック20まで運び込み、機械本体Ta内へと
取込む。そして、この機械本体Ta内へ取込んだ残置杭
Paは、通常の設備である、例えば図示しないコンベア
によってトンネル掘進機後方へと搬出される。
【0080】このようにして最上部ブロックの切断残置
杭Paを切断した残りの残置杭Pを、上部から下部へと
順次所定長さに切断しては機械本体Ta内へと取込んで
搬出する。そして、最後にノズルヘッド1をカッタディ
スクDの最外周部に設定し、ウォータジェットを噴射し
ながらカッタディスクDを回転させることによって、残
置杭Pの最下部ブロックとなる切断残置杭Pbを搬出可
能長さに切断し、取込装置Eによってマテリアルロック
20まで運び込み、機械本体Ta内へと取込んで搬出す
ることによって施工ルート上から残置杭Pを撤去するこ
とができる。
【0081】また、この出願に係る発明による残置杭P
の切断・取込み作業は、カッタチャンバTd内あるいは
バルクヘッドTc後方の機械本体Ta内からの作業のみ
となるため、作業者はカッタディスクDの前面へ出て行
う作業がなくなって、作業環境の良い作業となる。
【0082】なお、上記実施例では、トンネル掘進機T
としてカッタビットDbを有するシールド掘進機を例に
説明したが、ローラカッタを有するトンネル掘削機やこ
れらの複合型トンネル掘進機においてもこの出願に係る
発明によれば同一の作用効果を奏することができる。
【0083】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0084】請求項1〜11に係るトンネル掘進機にお
ける残置杭の切断装置によれば、トンネル掘進機の前部
に設けたカッタディスクを旋回させながら、ノズルヘッ
ドをカッタディスクの半径方向にほぼ半径距離分移動さ
せつつ、ウォータジェットノズルからウォータジェット
を噴射させれば残置杭を切断することができるので、ト
ンネル掘進機前部のどの位置に残置杭が出現しても切断
することが可能であり、また、杭の切断位置を任意に選
択できるとともに切断大きさも任意に選択して切断する
ことができるので、短い作業時間で効率的な残置杭の切
断を行うことが可能となる。しかも、ノズルヘッドを機
械本体内から遠隔操作することにより作業性を向上させ
て容易に残置杭を切断することができるので、大幅な労
力の軽減が可能となる。
【0085】特に、請求項2に係る切断装置によれば、
カッタディスクフレームに沿ってノズルヘッドを半径方
向にほぼ半径距離分移動させることができるので、特別
なフレームを設けることなく正確にノズルヘッドをカッ
タディスクの半径方向に移動させることが可能となる。
【0086】特に、請求項3に係る切断装置によれば、
ノズルヘッドを盤状に形成することにより、半径方向に
延びるフレーム内に収容することができるので、カッタ
ディスクの前面からノズルヘッドが突出しない切断装置
を構成することができる。
【0087】特に、請求項4に係る切断装置によれば、
ノズルヘッド前面の面内でウォータジェットノズルを移
動させながら残置杭を切断することができるので、ウォ
ータジェットノズルの移動条件を増して作業時間と労力
をより軽減することが可能となる。
【0088】特に、請求項5に係る切断装置によれば、
円盤状に形成したノズルヘッド前面の直径方向にウォー
タジェットノズルを移動させながら残置杭を切断するこ
とができるので、ノズルヘッド面内のみでウォータジェ
ットノズルを移動させながら残置杭を切断することが可
能となる。
【0089】特に、請求項6に係る切断装置によれば、
ウォータジェットノズルをノズルヘッド内に凹設したガ
イド溝に沿って移動させることができるので、ウォータ
ジェットノズルがノズルヘッドから突出しない状態でウ
ォータジェットを噴射して残置杭を切断することが可能
となる。
【0090】特に、請求項7に係る切断装置によれば、
カッタディスク外径よりも外側にウォータジェットを噴
射する外向きでの残置杭の切断と、カッタディスクの前
方にウォータジェットを噴射する前向きでの残置杭の切
断とに噴射角度を変更して切断できるので、切断箇所に
よって残置杭を切断する角度を最適に変更することが可
能となる。
【0091】特に、請求項8に係る切断装置によれば、
ノズルヘッドの前面に設けたリンク装置により、ウォー
タジェットノズルを揺動させることのみで残置杭を切断
することが可能となる。
【0092】特に、請求項9に係る切断装置によれば、
伸縮機構によりウォータジェットノズルをカッタディス
クフレームの前面から突出させて残置杭に近接した状態
で切断することができるので、大直径の残置杭でも容易
に切断することが可能となる。
【0093】特に、請求項10に係る切断装置によれ
ば、ノズルヘッドをカッタディスクと平行な平面内で少
なくとも180度旋回させることができるので、更にノ
ズルの移動条件を増して作業時間と労力を軽減すること
が可能となる。
【0094】特に、請求項11に係る切断装置によれ
ば、前面が開放するボックス状に形成したカッタディス
クフレーム内の前面に収容したノズルヘッドを、カッタ
ディスクフレーム内の半径方向に設けたガイド部材に沿
って移動させることができるとともに、このフレーム幅
内で少なくとも180度の範囲で旋回させることができ
るので、カッタディスクから突出せずに様々な移動条件
で残置杭を切断できる切断装置を構成することが可能と
なる。
【0095】請求項12及び請求項13に係るトンネル
掘進機における残置杭の取込装置によれば、任意の切断
位置で任意の大きさの残置杭を取込装置によって取込む
ことができるので、取込装置の能力設定を最適設定する
ことによって残置杭を大きくして切断するための切断時
間短縮を可能とする。しかも、取込装置を機械本体内か
ら遠隔操作すれば作業性を向上させて容易に残置杭を機
械本体内へ取込むことができるので、大幅な労力の軽減
が可能となる。
【0096】特に、請求項13に係る取込装置によれ
ば、伸縮手段の伸縮軸心周りに保持手段を強制的に少な
くとも180度回転させることができるので、残置杭が
掘進機前面のどの位置に出現しても任意の角度で残置杭
をつかむことが容易に可能となる。
【0097】請求項14〜16に係るトンネル掘進機に
よれば、トンネル掘進機前面のどの位置に残置杭が出現
しても切断装置によって切断でき、切断した残置杭は取
込装置によって機械本体内へ取込むことができるため、
残置杭の切断と取込みを短時間で行うことができるトン
ネル掘進機を構成することが可能となる。
【0098】特に、請求項15に係るトンネル掘進機に
よれば、切断装置の近接位置に設けた取込装置によって
より効率的に残置杭の取込み作業ができるので、更に作
業時間の短縮が可能となる。
【0099】特に、請求項16に係るトンネル掘進機に
よれば、切断装置が設けられたカッタディスクフレーム
とその隣接するカッタディスクフレームとの間の広い開
口部で残置杭の容易な取込み作業が行えるので、作業性
の良い残置杭の切断及び取込み作業を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明である切断装置の第1実施
例を具備したトンネル掘進機の一例を示す図面であり、
(a) は側断面図,(b) は一部の正面図である。
【図2】図1の切断装置の主要部を示す図面であり、
(a) は正面図,(b) は側断面図,(c) は背面図である。
【図3】図2に示すA−A断面図である。
【図4】図1のノズルヘッドが回転した状態を示す正面
図である。
【図5】(a) 〜(d) は、図1の切断装置で残置杭を水平
に切断する一例を示す工程図である。
【図6】この出願に係る発明である切断装置の第2実施
例の主要部を示す平面視における断面図である。
【図7】この出願に係る発明の取込装置を具備したトン
ネル掘進機の一例を示す図面であり、(a) は側断面図,
(b) は一部の正面図である。
【図8】図7の取込装置の主要部を示す図面であり、
(a) は正面図,(b) は下面図,(c) は側面図である。
【図9】この出願に係る発明の第1実施例による第1工
程を説明するための図面であり、(a) は正面図,(b) は
側断面図である。
【図10】この出願に係る発明の第1実施例による第2
工程を説明するための図面であり、(a) は正面図,(b)
は側断面図である。
【図11】この出願に係る発明の第1実施例による第3
工程を説明するための図面であり、(a) は正面図,(b)
は側断面図である。
【図12】この出願に係る発明の第1実施例による第4
工程を説明するための図面であり、(a) は正面図,(b)
は側断面図である。
【図13】従来の切断装置を示す一部縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1…ノズルヘッド 1a…ケーシング 1b…ホース 1c…カプラー 1d…スイベルジョイント 2…ウォータジェットノズル 3…ガイド部材 4…テレスコピックジャッキ 5…ガイド溝 6…旋回モータ 7…歯車機構 8…ガイドレール 9…つかみ部 9a…油圧ジャッキ 9b…爪 10…伸縮ジャッキ 11…駆動機 12…回動テーブル 13…ベース部材 14…回動用モータ 15…固定ジャッキ 16…歯車機構 17…駆動モータ 18…スプロケット 19…チェーン 20…マテリアルロック 21…移送台 31…スライド部 31a…ベアリング 32…ケーシング 32a…ブラケット 33…送りネジ機構 33a…ネジ軸 34…ノズルヘッド 34a…ギヤ 35…旋回モータ 36…シール部材 37…支持部材 37a…ピン 38…ノズルガイド 38a…受具 39…ブラケット 40…揺動ジャッキ 40a…ピストン 41…ノズル部材 41a…ガイド軸 42…伸長ジャッキ 42a…ピストン C1,C2 …切断装置 E…取込装置 T…トンネル掘進機 Ta…機械本体 Tb…ギヤ Tc…バルクヘッド Td…カッタチャンバ F…保持手段 G…伸縮手段 H…旋回手段 J…移動手段 K…移送手段 L…リンク装置 M…伸縮機構 S…スライド手段 D…カッタディスク Da…カッタディスクフレーム Db…カッタビット Dc…カッタディスク面板 Dd…カバー O…開口部 P…残置杭 Pa…切断残置杭 V…切羽 W…ウォータジェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹廣 伸佳 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目1番 3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 永井 裕善 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 辻田 京史 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 池本 喜和 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目1番 3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (56)参考文献 特開 平3−55396(JP,A) 特開 昭58−26192(JP,A) 特開 平3−202595(JP,A) 特開 平8−199976(JP,A)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面にカッタディスクを有するトンネル
    掘進機において、前記カッタディスクの前面にノズルヘ
    ッドを設け、該ノズルヘッドにウォータジェットを噴射
    するウォータジェットノズルを設け、該ノズルヘッドを
    前記カッタディスクの半径方向にほぼ半径距離分移動自
    在に構成したことを特徴とするトンネル掘進機における
    残置杭の切断装置。
  2. 【請求項2】 ノズルヘッドをカッタディスクフレーム
    に沿ってほぼ半径距離分移動自在に構成したことを特徴
    とする請求項1記載のトンネル掘進機における残置杭の
    切断装置。
  3. 【請求項3】 半径方向に延びるフレーム内に収容すべ
    くノズルヘッドを盤状に形成したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のトンネル掘進機における残置杭
    の切断装置。
  4. 【請求項4】 ウォータジェットノズルをノズルヘッド
    前面の面内で移動自在に構成したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のトンネル掘進機におけ
    る残置杭の切断装置。
  5. 【請求項5】 ノズルヘッドを円盤状に形成し、該ノズ
    ルヘッド前面の直径方向にウォータジェットノズルを移
    動自在に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載のトンネル掘進機における残置杭の切断
    装置。
  6. 【請求項6】 ノズルヘッド内にガイド溝を凹設してウ
    ォータジェットノズルを移動自在に構成したことを特徴
    とする請求項4又は請求項5記載のトンネル掘進機にお
    ける残置杭の切断装置。
  7. 【請求項7】 ウォータジェットの噴射角度をカッタデ
    ィスク外径よりも外側に噴射する外向きと、カッタディ
    スクの前方に噴射する前向きとに変更するノズル角度調
    節機構をノズルヘッドに設けたことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のトンネル掘進機における
    残置杭の切断装置。
  8. 【請求項8】 カッタディスクフレーム内にウォータジ
    ェットノズルを収容した状態で、該ウォータジェットノ
    ズルをノズルヘッドの前面で揺動自在に支持するリンク
    装置を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のトンネル掘進機における残置杭の切断装置。
  9. 【請求項9】 ウォータジェットノズルをカッタディス
    クフレームの前面から突出させる伸縮機構を設けたこと
    を特徴とする請求項8記載のトンネル掘進機における残
    置杭の切断装置。
  10. 【請求項10】 ノズルヘッドをカッタディスクと平行
    な平面内で少なくとも180度旋回させる旋回手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記
    載のトンネル掘進機における残置杭の切断装置。
  11. 【請求項11】 カッタディスクフレームを前面が開放
    するボックス状に形成し、該カッタディスクフレーム内
    の半径方向にガイド部材を設け、該ガイド部材に沿って
    移動するノズルヘッドを該カッタディスクフレーム内の
    前面に収容した状態で設け、該ノズルヘッドをフレーム
    幅内のカッタディスクと平行な平面内で少なくとも18
    0度の範囲で旋回自在に構成したことを特徴とする請求
    項1〜10のいずれか1項に記載のトンネル掘進機にお
    ける残置杭の切断装置。
  12. 【請求項12】 切断した残置杭をつかむ保持手段と、
    該保持手段を切羽側へ伸縮させる伸縮手段と、該保持手
    段を本体側へ少なくとも180度回動させる回動手段
    と、前記保持手段をカッタディスクの半径方向に移動さ
    せる移動手段と、前記保持手段から残置杭を機械本体内
    へ取込む移送手段とを具備したことを特徴とするトンネ
    ル掘進機における残置杭の取込装置。
  13. 【請求項13】 伸縮手段の伸縮軸心周りに保持手段を
    少なくとも180度回転させる駆動機を設けたことを特
    徴とする請求項12記載のトンネル掘進機における残置
    杭の取込装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の切断装置を具備するとともに、請求項12又は請求項
    13に記載の取込装置を具備したことを特徴とするトン
    ネル掘進機。
  15. 【請求項15】 取込装置を切断装置に近接した位置に
    設けたことを特徴とする請求項14記載のトンネル掘進
    機。
  16. 【請求項16】 切断装置をカッタディスクフレームに
    設け、該カッタディスクフレームと隣接するカッタディ
    スクフレームとの間のカッタディスク面板を取外し可能
    に構成し、該カッタディスク面板の機械本体側に取込装
    置を設けたことを特徴とする請求項14又は請求項15
    記載のトンネル掘進機。
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