JP2003003185A - 潤滑グリース組成物 - Google Patents

潤滑グリース組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い温度域で摩擦係数μの低減に安定した効
果を発揮し、しかも合成樹脂に影響を及ぼすおそれがな
いため、例えば電動式動力舵取装置の減速機等の、合成
樹脂製の部品を用いた装置にも好適に使用することがで
きる、新規な潤滑グリース組成物を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンオキサイド系ワックスを配
合した潤滑グリース組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に自動車の電
動式動力舵取装置(電動式パワーステアリング装置)の
減速機などに好適に使用される潤滑グリース組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車の
電動式動力舵取装置の減速機としては近時、バックラッ
シによる歯打ち音の低減を目的として、例えばポリアミ
ド樹脂などの合成樹脂製のウォームホイールを用いたも
のが一般化しつつある。また上記減速機においては、ハ
ンドルの戻り性を向上するため、また動力伝達効率を向
上するために、低トルク化が必要とされる。
【0003】低トルク化を達成するためには、合成樹脂
製のウォームホイールと金属製のウォームシャフトとの
摩擦面において、摩擦の低減に寄与する潤滑グリース組
成物の役割が重要であり、その組成について種々検討が
なされている。しかし合成樹脂に影響を及ぼすことなし
に、広い温度域で摩擦の低減に安定した効果を発揮しう
る潤滑グリース組成物については、未だ完成されるに至
っていないのが現状である。
【0004】この発明の目的は、広い温度域で摩擦の低
減に安定した効果を発揮し、しかも合成樹脂に影響を及
ぼすおそれがないため、例えば電動式動力舵取装置の減
速機等の、合成樹脂製の部品を用いた装置にも好適に使
用することができる、新規な潤滑グリース組成物を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、基油と増ちょう剤とを含む潤滑グリー
ス組成物であって、ポリエチレンオキサイド系ワックス
を配合したことを特徴とする潤滑グリース組成物であ
る。一般に、潤滑剤の分野において粘度指数向上剤、あ
るいは固体潤滑剤等としてポリマーを添加すると、広い
温度域で摩擦を低減できることが知られている。しかし
通常に使用されるポリマーの多くは耐熱性が不足してお
り、これを潤滑グリース組成物に配合した場合には、特
に高温域で、主鎖や側鎖が切断してラジカルやイオンが
発生し、それが組成物中の他の成分、特に同系のポリマ
ー分子と反応して架橋などを生じやすい。そしてその結
果として、潤滑グリース組成物が硬化してしまう懸念が
ある。
【0006】そこで発明者は、これらの現象の出発点で
ある主鎖や側鎖の切断を生じにくく、しかもポリマー同
様に摩擦を低減する効果を有する成分について検討を行
った。その結果、ポリエチレンオキサイド系のワックス
を使用すればよいとの知見を得た。すなわちポリエチレ
ンオキサイド系ワックスは、例えば通常は分子量が2万
以上であるポリマーよりも分子量が小さいため、特に高
温域で主鎖の切断を生じにくい上、分子量が小さいとい
ってもある程度の分子量を有する長い主鎖を備えた高分
子化合物であるため、ポリマー同様に、広い温度域で、
摩擦を低減する効果を有している。
【0007】このため基油としては、前記のように合成
樹脂に悪影響を及ぼすおそれのあるエステル油を全く使
用しないか、使用するとしても合成樹脂に影響を及ぼさ
ないごく少量の使用に止めることができる。したがって
請求項1の構成によれば、広い温度域で摩擦の低減に安
定した効果を発揮し、しかも合成樹脂に影響を及ぼすお
それがないため、例えば電動式動力舵取装置の減速機等
の、合成樹脂製の部品を用いた装置にも好適に使用する
ことができる、新規な潤滑グリース組成物を提供するこ
とが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を説明する。 〈ポリエチレンオキサイド系ワックス〉ポリエチレンオ
キサイド系ワックスとしては、一般式(1): HO(CH2CH2O)nH (1) で表され、重量平均分子量Mwが600以上、2万未
満、融点がおよそ25〜70℃程度で、かつ常温(23
℃)において軟質ワックス状ないし硬いロウ状を呈する
種々の成分が、いずれも使用可能である。また、2種以
上のポリエチレンオキサイド系ワックスを配合して、そ
の特性を調整したものを使用することもできる。
【0009】特に、重量平均分子量Mwが1000〜1
0000程度のポリエチレンオキサイド系ワックスが好
適に使用される。重量平均分子量Mwが上記の範囲内に
あるポリエチレンオキサイド系ワックスは、前述した、
分子量が小さいため特に高温域で主鎖や側鎖の切断を生
じにくく、しかもポリマー同様に広い温度域で摩擦を低
減する効果に特に優れている。ポリエチレンオキサイド
系ワックスの配合割合は、これに限定されないが、基油
と増ちょう剤との合計量100重量部に対して0.1〜
30重量部であるのが好ましい。
【0010】配合割合が0.1重量部未満では、ポリエ
チレンオキサイド系ワックスを配合したことによる、前
述した、広い温度域で摩擦を低減する効果が十分に発揮
されないおそれがある。一方、配合割合が30重量部を
超える場合には、基油と増ちょう剤とポリエチレンオキ
サイド系ワックスとを配合した混合物が硬くなりすぎ
て、ミリング処理しても均一に混合されにくいため、均
一な潤滑グリース組成物が得られないおそれがある。
【0011】なおこれらの問題を考慮して、広い温度域
で、摩擦の低減に安定した効果を発揮する均一な潤滑グ
リース組成物を得るためには、ポリエチレンオキサイド
系ワックスの配合割合は、上記の範囲内でも特に1〜5
重量部であるのが好ましい。 〈基油および増ちょう剤〉基油および増ちょう剤として
は、前述した動力舵取装置の減速機用等に使用される、
種々の基油と増ちょう剤の組み合わせが、いずれも使用
可能である。
【0012】このうち基油としては、例えば鉱油、エス
テル油、合成炭化水素油、ポリグリコール系合成油、フ
ェニールエーテル系合成油、シリコーン油、フッ素系合
成油等があげられる。これらの基油は、それぞれ1種単
独で使用できる他、2種以上を併用することもできる。
とくにポリ(α−オレフィン)やポリブテンなどの合成
炭化水素油が、基油として好適に使用される。かかる合
成炭化水素油は、エステル油などのように合成樹脂に影
響を及ぼすおそれがなく、広い温度域で、鉱油等に比べ
て安定な状態を維持できるとともに、ポリグリコール系
合成油、シリコーン油等に比べて潤滑性に優れる上、フ
ェニールエーテル系合成油、フッ素系合成油等に比べて
安価であるという利点を有している。
【0013】なおエステル油は、合成樹脂に影響を及ぼ
すおそれがあるので、基油として使用しないのが望まし
いが、合成樹脂に影響を及ぼさないごく少量であれば、
他の基油と併用しても構わない。この発明は、かかる併
用を排除するものではない。増ちょう剤としては、従来
公知の種々の増ちょう剤の中から、使用する基油の種類
に応じて、その基油に最も適した増ちょう剤を選択して
使用するのが好ましい。
【0014】増ちょう剤は、セッケン系と非セッケン系
とに大別される。このうちセッケン系増ちょう剤として
は、アルカリ金属(Li、Na、K)、アルカリ土類金
属(Ca、Sr、Ba)、Al、Zn、Cu、Pbなど
のセッケンがあげられる。セッケンのタイプとしては、
高級脂肪酸の金属塩(金属セッケン型、混合セッケン
型)や、あるいは高級脂肪酸と、低級脂肪酸または二塩
基酸などとのコンプレックス塩(コンプレックス型)が
あげられる。
【0015】セッケン系増ちょう剤の具体例としては、
これに限定されないが、例えば、(I) 炭素数12〜2
4の脂肪族モノカルボン酸、および/または少なくとも
1個のヒドロキシル基を含む炭素数12〜24の脂肪族
モノカルボン酸の、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、もしくはAl塩、(II) 炭素数12〜24の脂肪族
モノカルボン酸、および/または少なくとも1個のヒド
ロキシル基を含む炭素数12〜24の脂肪族モノカルボ
ン酸と、炭素数2〜11の脂肪族モノカルボン酸とのC
aコンプレックス塩、(III) 炭素数12〜24の脂肪
族モノカルボン酸と、炭素数7〜24の芳香族モノカル
ボン酸とのAlコンプレックス塩、(IV) 炭素数12〜
24の脂肪族モノカルボン酸、および/または少なくと
も1個のヒドロキシル基を含む炭素数12〜24の脂肪
族モノカルボン酸と、炭素数2〜12の脂肪族ジカルボ
ン酸またはそのジエステル、炭素数7〜24の芳香族モ
ノカルボン酸またはそのエステル、リン酸エステル類、
およびホウ酸エステル類のうちの少なくとも1種とのL
iコンプレックス塩などがあげられる。
【0016】また非セッケン系増ちょう剤は無機系と有
機系に大別され、このうち無機系の非セッケン系増ちょ
う剤としては、例えばベントナイト、シリカゲル、亜硝
酸ホウ素などがあげられる。 また有機系の非セッケン系増ちょう剤としては、例えば
式(i): R1NHCONHR2NHCONHR1 (i) 〔式中R1は、炭素数6〜24でかつ直鎖状もしくは分
岐状の、飽和または不飽和の、1価の脂肪族炭化水素基
を示し、R2は、炭素数6〜15の、2価の芳香族炭化
水素基を示す。〕で表されるジウレア化合物、上記式
(i)中のR1が炭素数6〜15の1価の芳香族炭化水素基
であるアリルウレア化合物、ポリウレア化合物、フタロ
シアニン化合物、テレフタラメート化合物、インダンス
レン、アメリンなどがあげられる。
【0017】これらの増ちょう剤は、それぞれ1種単独
で使用できる他、2種以上を併用することもできる。前
述したポリ(α−オレフィン)に代表される合成炭化水
素油と組み合わせるのに最も好適な増ちょう剤として
は、前者のセッケン系増ちょう剤のうちLi塩もしくは
Liコンプレックス塩などのLiセッケンがあげられ
る。Liセッケンを合成炭化水素油と組み合わせた潤滑
グリース組成物は、他の金属系セッケンを用いたものに
比べて静摩擦係数μが小さい上、広い温度域でほぼ一定
の粘度を示すなど、安定した特性を有する。このためポ
リエチレンオキサイド系ワックスの配合により、上記の
広い温度域で、摩擦を安定して低減するために有効であ
る。
【0018】基油Oと増ちょう剤Wとの配合割合は、潤
滑グリース組成物に求められるちょう度その他の特性値
や、あるいは基油の粘度等の物性値などに応じて適宜、
設定すれば良い。例えば合成炭化水素油とLiセッケン
との組み合わせにおいては、両者を、重量比O/Wで表
して95/5〜75/25の配合割合で配合するのが好
ましく、92/8〜80/20の配合割合で配合するの
がさらに好ましい。
【0019】〈他の添加剤〉この発明の潤滑グリース組
成物には、上記の各成分の他に、さらに必要に応じて、
例えば酸化防止剤、極圧剤、摩耗防止剤、さび止め剤、
腐食防止剤、構造安定剤、固体潤滑剤などの添加剤を配
合してもよい。各添加剤の配合量は、それぞれ従来と同
程度であればよい。 〈潤滑グリース組成物の製造〉この発明の潤滑グリース
組成物は、従来と同様にして製造することができる。
【0020】例えば増ちょう剤としてセッケンを使用し
た潤滑グリース組成物は、下記の直接ケン化法、または
混合法によって製造される。このうち直接ケン化法で
は、まずセッケン原料としての脂肪酸などを基油中に溶
解する。次にかく拌下、強アルカリである金属水酸化物
を加えて、ケン化反応によってセッケンを合成するとと
もに、加熱して脱水させる。次に、かく拌を続けながら
さらに加熱して、合成したセッケンを基油中に分散もし
くは溶解した後、冷却してゲル化させる。そしてミリン
グ処理することで潤滑グリース組成物が製造される。
【0021】かかる直接ケン化法においてポリエチレン
オキサイド系ワックスその他の添加剤を配合するタイミ
ングは特に限定されない。ただし、ケン化反応への影響
と、ケン化反応によって生成した水の影響を避けるため
には、脱水後の任意の工程で、これらの成分を配合する
のが好ましい。またミリング処理まで完了した潤滑グリ
ースに、さらにその後の工程で、ポリエチレンオキサイ
ド系ワックスその他の添加剤を配合してこの発明の潤滑
グリース組成物とすることもできる。
【0022】一方の混合法では、あらかじめ合成してお
いたセッケンと基油とを加熱下でかく拌、混合して、セ
ッケンを基油中に分散もしくは溶解した後、冷却してゲ
ル化させ、さらにミリング処理することで潤滑グリース
組成物が製造される。かかる混合法においては、セッケ
ンと基油のかく拌、混合工程から、ミリング処理工程ま
での任意の工程で、ポリエチレンオキサイド系ワックス
およびその他の添加剤を配合することができる。また先
の場合と同様に、ミリング処理まで完了した潤滑グリー
スに、さらにその後の工程で、ポリエチレンオキサイド
系ワックスおよびその他の添加剤を配合してこの発明の
潤滑グリース組成物とすることもできる。
【0023】かくして製造されるこの発明の潤滑グリー
ス組成物は、前述したように広い温度域で摩擦の低減に
安定した効果を発揮し、しかも合成樹脂に影響を及ぼす
おそれがないため、例えば電動式動力舵取装置の減速機
等の、合成樹脂製の部品を用いた、比較的低速で駆動さ
れる、低負荷の装置における摩擦面の潤滑に特に好適に
使用される。
【0024】
【実施例】以下にこの発明を、実施例、比較例に基づい
て説明する。 実施例1、比較例1 あらかじめ製造した、基油としてのポリ(α−オレフィ
ン)〔40℃での動粘度が48mm2/s〕と、増ちょ
う剤としてのLiセッケンとを、重量比O/W=88/
12の配合割合で含む潤滑グリース100重量部に、3
重量部のポリエチレンオキサイド系ワックス〔重量平均
分子量Mw:600〕を配合し、均一にかく拌、混合し
て実施例1の潤滑グリース組成物を製造した。またポリ
エチレンオキサイド系ワックスを配合しなかったものを
比較例1とした。
【0025】実施例2、比較例2 あらかじめ製造した、基油としてのポリ(α−オレフィ
ン)〔40℃での動粘度が48mm2/s〕と、増ちょ
う剤としてのウレア系増ちょう剤とを、重量比O/W=
88/12の配合割合で含む潤滑グリース100重量部
に、3重量部のポリエチレンオキサイド系ワックス〔重
量平均分子量Mw:600〕を配合し、均一にかく拌、
混合して実施例2の潤滑グリース組成物を製造した。ま
たポリエチレンオキサイド系ワックスを配合しなかった
ものを比較例2とした。
【0026】そして得られた各実施例、比較例の潤滑グ
リース組成物について、バウデン−レーベン法に準拠し
た摩擦試験機を使用して、下記の手順により、雰囲気温
度25℃、60℃および80℃で、それぞれ静摩擦係数
μを求めた。 〔静摩擦係数μ〕 〈試験片〉試験片としては、前述した自動車の電動式動
力舵取装置の減速機において実際にウォームホイールに
使用するポリアミド樹脂にて形成した、直径φ5の円柱
状試験片と、同じく金属製のウォームシャフトに実際に
使用する機械構造用炭素鋼にて形成した平板状試験片と
を用いた。
【0027】このうちポリアミド樹脂製の円柱状試験片
の、摩擦試験面である端面の面粗さは、実機ウォームホ
イールの、歯面の面粗さと一致するように仕上げた。ま
た同様に平板状試験片の、摩擦試験面である表面の面粗
さは、実機ウォームシャフトの、歯面の面粗さと一致す
るように仕上げた。 〈測定〉測定に際しては、雰囲気温度を前記いずれかの
温度に維持した恒温室中で、まず前記バウデン−レーベ
ン摩擦試験機の、往復動される台盤上に上記平板状試験
片を固定し、その摩擦試験面である表面に潤滑グリース
組成物を塗布した。次いで温度を安定させた後、上記バ
ウデン−レーベン摩擦試験機の保持部に円柱状試験片を
保持させた状態で、当該円柱状試験片の摩擦試験面であ
る端面を、平板状試験片の、潤滑グリース組成物を塗布
した面に、一定の負荷荷重をかけて圧接させた。負荷荷
重は39.2Nとした。
【0028】そしてこの圧接状態で、台盤をすべり速度
1.0mm/秒、摺動幅15mmで往復動させた際に、
保持部に接続した板バネに発生する、摺動方向に沿う方
向の歪み量を歪みゲージで測定して、台盤往復時の起動
トルクと起動後の摺動トルクとを求め、その結果から静
摩擦係数μを算出した。実施例1、比較例1の結果を図
1、実施例2、比較例2の結果を図2に示す。まず図1
より、基油として合成炭化水素油であるポリ(α−オレ
フィン)を使用し、かつ増ちょう剤としてLiセッケン
を使用した系では、ポリエチレンオキサイド系ワックス
を配合することにより、静摩擦係数μを、前記測定温度
範囲の全域でほぼ半減できること、しかも測定温度範囲
の全域でほぼ一定の値にできることがわかった。
【0029】また図2より、基油として合成炭化水素油
であるポリ(α−オレフィン)を使用し、かつ増ちょう
剤としてウレア系増ちょう剤を使用した系では、ポリエ
チレンオキサイド系ワックスを配合することにより、静
摩擦係数μが、これまでは高温になるほど上昇する傾向
を示していたものを、測定温度範囲の全域でより低く、
しかもほぼ一定の値にできることがわかった。そしてこ
のことから、実施例1、2の潤滑グリース組成物は、と
もに熱安定性に優れ、広い温度域で、摩擦を低減する効
果を安定して発揮できることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、実施例1、比較例1の潤滑グリー
ス組成物における、測定温度と静摩擦係数μとの関係を
示すグラフである。
【図2】この発明の、実施例2、比較例2の潤滑グリー
ス組成物における、測定温度と静摩擦係数μとの関係を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C10N 10:02 C10N 10:02 30:10 30:10 40:04 40:04 50:10 50:10 (72)発明者 白井 良昌 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 山崎 聡 神奈川県藤沢市辻堂神台1−4−1 協同 油脂株式會社内 (72)発明者 遠藤 敏明 神奈川県藤沢市辻堂神台1−4−1 協同 油脂株式會社内 Fターム(参考) 4H104 BB17B CA04A CA05A CB14C FA01 LA06 PA03 QA18 RA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基油と増ちょう剤とを含む潤滑グリース組
    成物であって、ポリエチレンオキサイド系ワックスを配
    合したことを特徴とする潤滑グリース組成物。
  2. 【請求項2】ポリエチレンオキサイド系ワックスを、基
    油と増ちょう剤との合計量100重量部に対して0.1
    〜30重量部の配合割合で配合した請求項1記載の潤滑
    グリース組成物。
  3. 【請求項3】増ちょう剤がLiセッケンである請求項1
    記載の潤滑グリース組成物。
  4. 【請求項4】基油が合成炭化水素油である請求項1記載
    の潤滑グリース組成物。
  5. 【請求項5】電動式動力舵取装置の減速機用である請求
    項1記載の潤滑グリース組成物。
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