JP2003002831A - 女性ホルモン異常障害改善剤 - Google Patents

女性ホルモン異常障害改善剤

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Abstract

(57)【要約】 【目的】大豆イソフラボン、テアニン及びローヤルゼリ
ーを含有することを特徴とする女性ホルモン異常障害改
善剤を提供する。 【構成】本発明は大豆イソフラボン及びテアニンを含有
することを特徴とする女性ホルモン異常障害改善剤であ
る。本発明の大豆イソフラボン及びテアニンを含有する
女性ホルモン異常障害改善剤は、大豆イソフラボン、テ
アニンを単独で含有するものより優れた効果を有してい
た。さらに、大豆イソフラボン、テアニン及びローヤル
ゼリーを組み合わせることにより、さらに顕著な女性ホ
ルモン異常障害改善効果を有していた。本発明の形態
は、通常の医薬品、食品などのいずれの形態も採用する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大豆イソフラボン及び
テアニンを含有することを特徴とする女性ホルモン異常
障害改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】女性ホルモン異常障害とは、更年期障
害、月経前症候群、月経困難症、月経前緊張症などが挙
げられ、月経または閉経に伴う急激な女性ホルモンの減
少及びアンバランスが主な原因で引き起こされる障害の
ことをいう。
【0003】更年期障害とは閉経を中心としたその前後
に、不定愁訴と呼ばれる他人にはわからない不快感を伴
うもので、女性ホルモンの減少及び女性ホルモンのバラ
ンスが乱れることによって起こると考えられている。具
体的な症状としては、顔がほてる、のぼせる、頭が痛
い、頭が重い、はきけがする、めまいがする、肩がこ
る、夜中なかなか寝付かれない、腹が張る、尿が近い、
疲れやすい、手足が冷える、動悸がする、汗をかきやす
い、手足がしびれる、腹が痛い、腰が痛い、手足の節々
が痛い、体がむくむなどの身体的症状、イライラする、
無気力になる、不安になる、憂うつになる、怒り易くな
る、涙もろくなるなどの精神的症状、人に会いたくな
い、家に引きこもる、家族や友人へ暴言をはく、仕事に
集中できないなどの社会的症状があるが、女性にとって
それらの症状に対する悩みは深刻である。
【0004】月経前症候群とは月経の2週間から3日前
までに現われる女性特有の不快な症状であり、女性ホル
モンのアンバランスやストレス、食生活などが原因と考
えられているが、その詳細はまだわかっていないのが現
状である。具体的な症状は、更年期障害と類似している
が、乳房が張る、乳房が痛いといった症状もあり、我が
国ではまだ月経前症候群に対する認知度が低く、一人で
悩み苦しむ女性が多い。これら更年期障害、月経前症候
群などの女性ホルモン異常障害の治療法としては、ホル
モン剤の投与、精神安定剤の投与、利尿剤の投与などが
あるが、これらの治療はすべて、副作用があり、治療と
して適切でない。その他、心理療法、運動療法、ストレ
スの解消などが挙げられるが、あらゆる症状に対して有
効な治療方法がないのが現状であるため、安全かつ効果
の高い女性ホルモン異常障害改善剤の開発が望まれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、大豆イソフラボ
ンは単独で更年期障害改善効果があるといわれている
が、その効果は充分でない。また、テアニンは単独でリ
ラックス効果、月経前症候群改善効果について報告され
ているが、更年期障害に対する報告はない。この様な事
情に鑑み、本発明者らは、さらに優れた女性ホルモン異
常障害改善剤を得るべく検討した結果、大豆イソフラボ
ン及びテアニンを組み合わせることにより、顕著な効果
を発揮することを見出した。さらに、大豆イソフラボ
ン、テアニン及びローヤルゼリーを組み合わせることに
より、極めて顕著な効果を発揮することを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は大豆
イソフラボン及びテアニンを含有することを特徴とする
女性ホルモン異常障害改善剤である。
【0007】本発明の大豆イソフラボンは、マメ科大豆
に含まれるフラボノイド化合物をいう。具体的には、ダ
イズイン、ゲニスチン、グリシチン、アセチルダイズイ
ン、アセチルゲニスチン、アセチルグリシチン、マロニ
ルダイズイン、マロニルゲニスチン、マロニルグリシチ
ンなどのフラボノイド配糖体、ならびにそのアグリコン
をいう。これら大豆由来のフラボノイド配糖体及びアグ
リコンは、単独又は2種類以上を組合せて用いることが
できる。本発明の大豆イソフラボンは、大豆より通常の
抽出方法により得ることができる。例えば、水抽出、熱
水抽出、エタノール抽出及び含水エタノール抽出などで
ある。また、抽出物として市販されているものをそのま
ま用いることができる。尚、抽出物は、大豆イソフラボ
ンを含有する限り、精製の程度を問わず、広く利用する
ことができる。
【0008】本発明のテアニンは、L−テアニン(L−
グルタミン酸−γ−モノエチルアミド)をいう。テアニ
ンは、茶の葉、特に玉露に多く含まれるグルタミン酸誘
導体で、茶の旨味成分として知られている。本発明のテ
アニンは、緑茶、ウーロン茶、紅茶などの茶葉から熱水
抽出し、イオン交換クロマトグラフィーなどで精製する
方法で得ることができる。また、グルタミン酸を高圧下
で加熱してピロリドンカルボン酸をつくり、これに無水
モノエチルアミンを加えて高圧下で加熱して合成する方
法で得ることができる。L−テアニンは、食品添加物と
して許可されており、市販の食品添加物テアニンを利用
してもよい。
【0009】ローヤルゼリーとは、ミツバチが女王蜂を
育成するために、その咽頭腺と大顎腺を通じて王台中に
分泌したものである。王台から採集し、ゴミなどを除去
したものを生ローヤルゼリーという。本発明のローヤル
ゼリーは、上記生ローヤルゼリーの他に、生ローヤルゼ
リーの濃縮物、生または濃縮ローヤルゼリーに乳糖、澱
粉などを加えた希釈物、生または濃縮ローヤルゼリーか
ら抽出したエキスあるいはその濃縮物、並びに生または
濃縮ローヤルゼリーから脱タンパクしたもの或はその濃
縮物などのいずれも用いることができる。本発明のロー
ヤルゼリーの量は、生ローヤルゼリーに換算したものを
基準とする。例えば、10gの生ローヤルゼリーから水
分を除去して得た4gの濃縮ローヤルゼリー、並びに1
0gの生ローヤルゼリーを脱タンパク後、濃縮して得た
1gの脱タンパクローヤルゼリー濃縮物は、いずれも1
0gの生ローヤルゼリーとして取り扱う。
【0010】本発明に係わる大豆イソフラボン、テアニ
ン及びローヤルゼリーの重量組成比は特に限定されるも
のではないが、好ましくは重量組成比が大豆イソフラボ
ン量/テアニン量=0.001〜50であり、ローヤル
ゼリーを配合する場合はローヤルゼリーを生ローヤルゼ
リーに換算し、重量組成比が大豆イソフラボン量/テア
ニン量=0.001〜50、大豆イソフラボン量/ロー
ヤルゼリー量=0.001〜50である。さらに好まし
くは、大豆イソフラボン量/テアニン量=0.005〜
10であり、ローヤルゼリーを配合する場合はローヤル
ゼリーを生ローヤルゼリーに換算して大豆イソフラボン
量/テアニン量=0.005〜10、大豆イソフラボン
量/ローヤルゼリー量=0.005〜10である。特に
好ましくは、大豆イソフラボン量/テアニン量=0.0
1〜5であり、ローヤルゼリーを配合する場合はローヤ
ルゼリーを生ローヤルゼリーに換算して大豆イソフラボ
ン量/テアニン量=0.01〜5、大豆イソフラボン量
/ローヤルゼリー量=0.01〜5である。
【0011】本発明に係わる大豆イソフラボン、テアニ
ン及びローヤルゼリーの1日の摂取量は特に限定される
ものではないが、大豆イソフラボンは1日0.1mg〜
10g、テアニンは1日0.1mg〜10g、ローヤル
ゼリーは生ローヤルゼリーに換算して1日0.1mg〜
10g摂取できるように、製剤化することが好ましい。
さらに好ましくは、大豆イソフラボンは1日1〜500
mg、テアニンは1日1〜1,000mg、ローヤルゼ
リーは生ローヤルゼリーに換算して1日1〜1,000
mg摂取できるように、製剤化するとよい。
【0012】本発明に係わる女性ホルモン異常障害改善
剤の形態は特に問わない。例えば、錠剤、顆粒剤、カプ
セル剤、粉末剤、飲料、ガム、チョコレート、飴、麺、
パン、ケーキ、ビスケット、缶詰、レトルト食品、畜肉
食品、水産練食品、マーガリン、バター、マヨネーズな
どの通常の医薬品、食品などの形態を採用することがで
きる。中でも、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、飲料などが
好ましい。
【0013】本発明に係わる女性ホルモン異常障害改善
剤には、発明の効果を損なわない範囲において、生薬、
ビタミン、ミネラル、及びアミノ酸などの栄養強化剤、
乳糖、デンプン、セルロース、マルチトール、及びデキ
ストリンなどの賦形剤、グリセリン脂肪酸エステル及び
ショ糖脂肪酸エステルなどの界面活性剤、ゼラチン、シ
ェラック、及びツェインなどの被膜剤、小麦胚芽油、米
胚芽油、及びサフラワー油などの油脂類、ミツロウ、米
糠ロウ、及びカルナウバロウなどのワックス類、ショ
糖、ブドウ糖、果糖、ステビア、サッカリン、及びスク
ラロースなどの甘味料、並びにクエン酸、リンゴ酸、及
びグルコン酸などの酸味料などを適宜配合することがで
きる。生薬としては、高麗人参、田七人参、エゾウコ
ギ、霊芝、プロポリス、アガリクス、ブルーベリー、イ
チョウ葉、ビフィズス菌などの、漢方薬或は健康食品に
配合されるものを配合することができるが、更年期障害
や月経前症候群に有効とされるザクロ、ブラックコホシ
ュ、チェストツリー、プエラリアミリフィカ、フランス
海岸松樹皮エキス、及びγ−オリザノールなどを用いる
のが好ましい。これらの生薬は、必要に応じて抽出液、
搾汁、及びこれらの濃縮物、並びに生薬の乾燥粉末など
の通常の剤型により配合することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明を詳細に説明するために代表的な
実施例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。実施例に示す配合量は重量%を示す。
【0015】 実施例1 カプセル剤 処方 配合量(%) 1.大豆イソフラボン 15.0 (大豆イソフラボン40%含有の市販大豆抽出物) 2.テアニン(市販の食品添加物L−テアニン) 15.0 3.バレイショデンプン 65.0 4.ショ糖脂肪酸エステル 5.0 (製法)成分1〜4を均一に混合し、2号ハードカプセ
ルに、ハードカプセル充填機にて充填し、内容量250
mgの本発明に係わるカプセル剤を得た。
【0016】 実施例2 カプセル剤 処方 配合量(%) 1.大豆イソフラボン 15.0 (大豆イソフラボン40%含有の市販大豆抽出物) 2.テアニン(市販の食品添加物L−テアニン) 15.0 3.ローヤルゼリー 10.0 (生ローヤルゼリー100gを凍結乾燥して得た35gの濃縮ローヤルゼリー を使用) 4.バレイショデンプン 55.0 5.ショ糖脂肪酸エステル 5.0 (製法)成分1〜5を均一に混合し、2号ハードカプセ
ルに、ハードカプセル充填機にて充填し、内容量250
mgの本発明に係わるカプセル剤を得た。
【0017】比較例1 大豆イソフラボン、テアニン及
びローヤルゼリー未配合のカプセル 実施例2において、大豆イソフラボン、テアニン及びロ
ーヤルゼリーをバレイショデンプンに置き換えたものを
比較例1とした。
【0018】比較例2 テアニン及びローヤルゼリー未
配合のカプセル 実施例2において、テアニン及びローヤルゼリーをバレ
イショデンプンに置き換えたものを比較例2とした。
【0019】比較例3 大豆イソフラボン及びローヤル
ゼリー未配合のカプセル 実施例2において、大豆イソフラボン及びローヤルゼリ
ーをバレイショデンプンに置き換えたものを比較例3と
した。
【0020】 実施例3 錠剤 処方 配合量(%) 1.大豆イソフラボン 20.0 (大豆イソフラボン5%含有の市販大豆抽出物) 2.テアニン(市販の食品添加物L−テアニン) 20.0 3.ローヤルゼリー 10.0 (生ローヤルゼリー100gを凍結乾燥して得た濃縮物35gに、コーンスター チ65gを添加して得た調製ローヤルゼリーを使用) 4.乳糖 47.0 5.ショ糖脂肪酸エステル 3.0 (製法)成分1〜4を流動層造粒機にて造粒後、成分5
を添加し、打錠機により重量300mgの丸型錠剤を得
た。
【0021】 実施例4 顆粒剤 処方 配合量(%) 1.大豆イソフラボン 40.0 (大豆イソフラボン30%含有の市販大豆抽出物) 2.テアニン(市販の食品添加物L−テアニン) 5.0 3.ローヤルゼリー 5.0 (生ローヤルゼリー100gを凍結乾燥して得た35gの濃縮ローヤルゼリーを 使用) 4.セルロース 10.0 5.デキストリン 15.0 6.乳糖 25.0 (製法)成分1〜6を均一に混合した後、押出造粒機に
て造粒し、棚式乾燥機にて70℃、3時間乾燥させて顆
粒剤を得た。
【0022】 実施例5 飲料 処方 配合量(%) 1.大豆イソフラボン 0.05 (大豆イソフラボン80%含有の市販大豆抽出物) 2.テアニン(市販の食品添加物L−テアニン) 0.10 3.ローヤルゼリー 0.10 (生ローヤルゼリー100gを脱タンパク後、濃縮して得た10gの脱タンパク ローヤルゼリー濃縮物を使用) 4.クエン酸 1.00 5.ショ糖 10.00 6.ショ糖脂肪酸エステル 0.50 7.香料 0.20 8.精製水 88.05 (製法)成分1〜7を成分8に分散・溶解し、ホモミキ
サーで均一に混合する。90℃に加熱してガラス瓶に充
填し、100ml入りの瓶飲料を得た。
【0023】
【発明の効果】本発明は、女性ホルモン異常障害改善効
果に優れた医薬品、食品などを提供し得る。以下に実験
例にて、本発明の効果を説明する。
【0024】実験例1 方法:更年期障害の症状を訴えている女性100名を対
象に更年期障害改善効果の検討を行った。女性は20名
ずつ5つのグループに分け、第1グループには比較例
1、第2グループには比較例2、第3グループには比較
例3、第4グループには実施例1、第5グループには実
施例2のカプセルを1日当たり2粒になるように2ヶ月
間摂取し、試験開始時及び終了時における各症状をアン
ケート調査した。更年期障害改善効果試験のアンケート
は、下記の更年期障害アンケート表に従い、その症状を
点数化し、その合計を更年期指数とし、試験開始時と終
了時の更年期指数を比較した。
【0025】症状は、(1)腰や手足が冷える、(2)
夜中なかなか寝付かれない、(3)怒り易く、イライラ
することが多い、(4)心臓の動悸がある、(5)顔が
ほてったり、のぼせたりする、(6)汗をかきやすい、
(7)手足がしびれる、(8)憂うつになることが多
い、(9)頭痛、吐き気、めまいがある、(10)疲れ
やすい、(11)肩こり、腰痛、手足の節々に痛みがあ
る、の11項目について、その症状を程度の応じて点数
化した。症状がない場合は「なし」、症状の自覚はある
が日常生活にはほとんど影響しない場合は「弱」、症状
がひどく、がまんできないことがある場合は「中」、症
状が大変ひどく、日常生活に支障をきたす場合は「強」
とし、更年期障害アンケート表に記載した各項目の点数
にあてはめ、その合計を更年期指数とした。
【0026】
【表1】
【0027】結果:比較例1では更年期指数に変化は見
られなかった。比較例2、3及び実施例1の試験終了時
の更年期指数はいずれも試験開始時より減少したが、実
施例1がより優れており、大豆イソフラボン及びテアニ
ンを併用することにより効果の向上がみられた。ローヤ
ルゼリーを配合した実施例2は、さらに更年期指数の減
少がみられ、大豆イソフラボン、テアニン及びローヤル
ゼリーを併用することにより、さらに顕著な効果の向上
がみられた。
【0028】
【表2】
【0029】実験例2 方法:月経前症候群の症状を訴えている女性100名を
対象に月経前症候群改善効果の検討を行った。女性は2
0名ずつ5つのグループに分け、第1グループには比較
例1、第2グループには比較例2、第3グループには比
較例3、第4グループには実施例1、第5グループには
実施例2のカプセルを1日当たり2粒になるように2ヶ
月間摂取し、試験開始時および終了時における各症状を
アンケート調査した。独自に設定した評価基準に従い、
その症状を点数化し、月経前症候群指数(PMS指数)
とし、試験開始時と終了時のPMS指数を比較した。ア
ンケート内容とPMS指数の求め方を下記に示す。
【0030】症状は、腹部が痛む、腹部が張る、頭が痛
い、肩がこる、めまいがする、食欲が増す、下痢、便
秘、食物の嗜好が変化する、体がむくむ、乳房が痛んだ
り張る、にきびができやすい、肌が荒れる、化粧ののり
が悪くなる、疲れやすい、眠くなる、おりものが増え
る、イライラする、怒りやすい、攻撃的になる、無気力
になる、憂うつになる、弱気になる、涙もろい、気分が
集中できない、能率が低下する、いつも通り仕事ができ
ない、女性であることがいやになる、月経がいやにな
る、他人と口論する、家に引きこもる、一人でいたい、
人付き合いが悪くなるなどの項目について、その症状に
応じて程度を点数化し、症状がない場合は0、症状の自
覚はあるが日常生活にはほとんど影響しない場合は1、
仕事や家事のペースが落ちることがたまにあるが、がま
んできる場合は2、仕事や家事のペースが落ち、がまん
できないことがある場合は3、症状がひどく、仕事や家
事が全く手につかない場合は4、それ以上にひどい場合
は5とした。症状のあるものについてすべて点数化し、
その合計をPMS指数とした。
【0031】結果:比較例1ではPMS指数に変化は見
られなかった。比較例2、3及び実施例1の試験終了時
のPMS指数はいずれも試験開始時より減少したが、実
施例1がより優れており、大豆イソフラボン及びテアニ
ンを併用することにより効果の向上がみられた。ローヤ
ルゼリーを配合した実施例2は、さらにPMS指数の減
少がみられ、大豆イソフラボン、テアニン及びローヤル
ゼリーを併用することにより、さらに顕著な効果の向上
がみられた。
【0032】
【表3】
【0033】実施例3、4及び5についても、実験例1
及び2と同様に試験したところ、優れた更年期障害改善
及び月経前症候群改善が認められた。
【0034】以上、実施例1〜5及び比較例1〜3の更
年期障害改善及び月経前症候群改善試験結果より、大豆
イソフラボン及びテアニンを含有する女性ホルモン異常
障害改善剤は、優れた効果を有することが明らかとなっ
た。さらに、大豆イソフラボン、テアニン及びローヤル
ゼリーを組み合わせることにより、さらに優れた効果を
有することが明らかとなった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 15/08 A61P 15/08 15/12 15/12 43/00 121 43/00 121 (72)発明者 松村 潔 名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード 化粧品株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BA08 MA02 MA03 MA04 NA14 ZA02 ZA81 ZC11 4C087 AA01 AA02 BB22 CA03 MA02 NA14 ZA02 ZA81 ZC11 4C088 AB61 AC04 BA09 BA10 CA03 CA05 CA06 MA02 MA08 NA14 ZA81 ZC02 ZC11 4C206 AA01 AA02 GA01 GA22 MA02 MA03 MA04 NA14 ZA02 ZA81 ZC11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大豆イソフラボン及びテアニンを含有する
    ことを特徴とする女性ホルモン異常障害改善剤。
  2. 【請求項2】大豆イソフラボン、テアニンの重量組成比
    が、大豆イソフラボン量/テアニン量=0.001〜5
    0である請求項1記載の女性ホルモン異常障害改善剤。
  3. 【請求項3】大豆イソフラボン、テアニン及びローヤル
    ゼリーを含有することを特徴とする女性ホルモン異常障
    害改善剤。
  4. 【請求項4】大豆イソフラボン、テアニン、及び生ロー
    ヤルゼリーに換算したローヤルゼリーの重量組成比が大
    豆イソフラボン量/テアニン量=0.001〜50、大
    豆イソフラボン量/ローヤルゼリー量=0.001〜5
    0である請求項3記載の女性ホルモン異常障害改善剤。
  5. 【請求項5】更年期障害改善を目的とする請求項1、
    2、3及び4記載の女性ホルモン異常障害改善剤。
  6. 【請求項6】月経前症候群改善を目的とする請求項1、
    2、3及び4記載の女性ホルモン異常障害改善剤。
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